85 私達しか、居ませんでした。
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……
[ベンチに歩み寄ると手で灰を軽く払い、座した 雑誌を一ページずつ捲り流し読みする こんな世界でも最低限の基盤は揺らがない 人が居ればその分、生活を維持しようと動くから]
あ、可愛い
[不意にページを彩る何着かの洋服も 降り注ぐ灰の中で息をする華のような、日常。 そっと、物欲しげにページを指で撫ぜた。]
(55) 2012/04/11(Wed) 01時頃
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似合わない、かな 着てみたい
[服を着るというより着られている そんな自分を想像して小さく笑った 多分こんな可愛いものは似合わないけれど]
いいな……
[夢を見る、その瞬間に感じるささやかな幸せ。 雑誌を閉じるとそっと立ち上がり*歩き出した*]
(56) 2012/04/11(Wed) 01時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2012/04/11(Wed) 01時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2012/04/11(Wed) 07時頃
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[ダーラの話をなんとはなし流し聞いて。 埋葬という言葉に、ようやっと反応らしい反応がかえる]
・・・おねえ、ちゃん。
[くるりめぐらせた視線が箱をとらえる。 起き上がって手を伸ばそうと――]
あ、クラリッサさん・・・・。 ごめんなさい・・・。
[つながれた手に意識の焦点が現実にあう。 つながれた手をじっとみつめて、そっと手を引き戻して、口をつくのは感謝ではなく謝罪の言葉]
ダーラさん…。
[ダーラと箱を交互に見やり、そっと手を差し出した。
ぎゅっと箱を抱きしめる]
(57) 2012/04/11(Wed) 07時頃
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[少しばかり二人と言葉をかわしたろうか。
きゅっと唇をかみしめると、二人の顔を交互にみやる]
・・・ありがとう、ございます。
[もう大丈夫ですから、と告げる言葉は去勢とたやすくしれるもの]
家に、かえります・・・・。
[ふらつく足取り。 扉の前、ふいにクラリッサをふりかえり]
エマを、つくってくれる?
[どんな反応がかえったろう。 冗談だというようにゆがんだ笑みでごまかして]
(58) 2012/04/11(Wed) 07時半頃
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[ダーラをみやり、箱に目をおとした。 再びダーラに目をやると、首をかしげて]
ダーラさん、あのカップ。 ・・・・一個もらっても、いい?
[ダーラの返事を待って外へと踏み出したなら、フードをかぶるのも忘れていて、髪にはらはらと灰がふる。
フードに手をやり、ふいと考えると、フードから手を離してそのまま歩きだした――**]
(59) 2012/04/11(Wed) 07時半頃
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[エマの箱と申請書などを渡し、必要なら追加で申請するように伝え]
私にできることなら、なんでも協力するわ。
[ソフィアからカップが欲しいと言われれば]
わかった。今日は家でおやすみなさいな。 明日ここに持ってくるわ。
[と、ゆっくり休むようにと言った。埋葬の日時が決まれば教えて欲しいということも伝えて]
……私は、帰るわ。また明日来るから。
[クラリッサとソフィアを見遣り、店を出た。]
(60) 2012/04/11(Wed) 08時半頃
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ダーラは、足はなんとなく公園の方向へ…――**
2012/04/11(Wed) 09時頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/04/11(Wed) 09時頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/04/11(Wed) 09時頃
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BlueRoseの副作用。 そう言った方が幾らかは伝わりやすいかしら。
[実際の、生の長さまでは測れない。 ただ、副作用として侵食して、 心身ともにぼろぼろになっていくのを感じる。]
きっとお婆ちゃんになるまでなんて生きられない。 あと何年?あと何ヶ月?あと何日?
[弱く微笑んで、グロリアをぐっと引き寄せた]
だから「今」を感じていたいの。
(61) 2012/04/11(Wed) 10時頃
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グロリアが、好き…… 愛してる。
[引き寄せたまま、吐息がかかる距離、耳元で囁いて。 甘い言の葉は彼女だけに届くように。]
だから、おねがい
[体調の所為か少し苦しそうな吐息を漏らしながら そっと視線を合わせると きゅう、と身体の奥が甘い痺れに侵されるのを感じながら]
……最期まで、傍に、いて。
[それが今生の最後の願いだとでも謂うように 声を絞り出した**]
(62) 2012/04/11(Wed) 10時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/04/11(Wed) 10時半頃
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――回想・出勤前、自宅から墓地へと――
[火照る身体を静めたい一心で、訪れた墓地。 欲望、渇望、――求める儘、]
ヨーランダさん。
[ナイフを彼女に振りかぶる。 ヨーランダは驚いた表情を浮かべたが、 ふっと冷たいかんばせをして、 私を、軽蔑した]
……貴女は黙って殺されれば、それでいい
[殺めたいの?幸せを壊したいの?と彼女は問う。 そのとおりだと頷いた。]
(*0) 2012/04/11(Wed) 10時半頃
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[ヨーランダはくるりと手を回して、 イリスに「魔法」を掛ける。 罪と咎に苛まれながら生きていく魔法。
「赤い世界」
同胞の声が頭を過ぎった。 そう、全て赤に染まってしまえば其れで良かったのに。 なのに、ヨーランダの「魔法」は、 心までも白に染めてしまう―――]
(*1) 2012/04/11(Wed) 10時半頃
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ぁぁあああ!!!!
[それからのことはよく覚えていない。 動かなくなったヨーランダがそこにいて。 私は血まみれだったから、墓守の家の浴室で血を落とした。
その頃からだろうか。 体調が厭に、悪くなったのは。
ヨーランダは墓地の主として、時には魔女などと噂されていたけれど だとしたらこれは魔女の魔法なのだろうか。
身体が酷く重く、状態が悪化して、道端で気を失うに至ってしまった*]
(*2) 2012/04/11(Wed) 10時半頃
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―公園― [なんとなく自宅に帰りたくなくて足が公園のほうへ と、こちらに向かうケイトの姿>>56]
あら…ケイトじゃないの。お仕事は終わり?
[思わず話しかける。そこで会話があっただろうか? もしケイトが都合が悪くなければ、 今日は休業の自宅でお茶でもどうかと*誘うだろう*]
(63) 2012/04/11(Wed) 12時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/04/11(Wed) 12時頃
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副作用…は、わかるわ。
[死亡届を見ていれば、嫌でも実感させられる。 20代、30代で華となる人は少なくない。 塀の外がどうなのかは知らないけれども、 Blue Roseを投与されている人は きっと外の人よりも平均したら早いんだろう]
だけどイリス、貴女そんなに…酷いの?
[そうは見えなかった、けれど。 他人に弱みを見せたがらない彼女だから、 そうは感じさせないように過ごしていたのだろう。 なぜ、もっと早くに。 そう、唇をかんだとき、すい、と身体が引き寄せられ 耳元で甘く囁かれて さっと頬が熱くなった]
(64) 2012/04/11(Wed) 13時頃
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イリス… 私も。 愛してるわ、イリス。
[そうして、視線をあわせて]
当たり前じゃない。 離れてくれって言われたって、貴女を話したりしないわ。 だからお願い。
生きて。 一日でも長く。 私のそばに、いて頂戴。
[彼女の願いに応えるように 強く、強く抱きしめた]
(65) 2012/04/11(Wed) 13時頃
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[手を放し、すまなそうにするソフィアへ。 首を横に振りながら。]
……謝らないで。 エマを亡くして辛いんだもの。
[その死を悲しむ時間は、彼女には必要なもの。 気丈な振る舞いをしていたとしても。 まだ癒えるには早過ぎる。]
(66) 2012/04/11(Wed) 15時半頃
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[エマを作ってくれるかの問いに。 ソフィアの悲しみの深さを想像するも。 どう答えたらいいのか。]
……ごめんなさい。 それが出来るのは……神様だけかしら。
[冗談めかしてはいたのだが。 冗談で返してはいけないような気がして。 自分がどれだけ心血を注いで作り上げたとしても。 いくら、娘と思っていたところで。 生身の人ではないまがい物でしかない。]
……ごめんなさい。
[他に答えようはなく。 無力なのだと。痛感するばかり。]
(67) 2012/04/11(Wed) 16時頃
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[家への道……をたどることなく、歩を進める。
思い返すのはクラリッサの言葉。 謝らせてしまったことへのかすかな痛み]
・・・・・・・・神様はきっと人間嫌いだね。
[人にLiliumをもたらした――。
白華の舞うこの地は、くすんでいて、灰よけが手放せなくて、あまいあまい香りに毒されるよう。
そんな不便さに慣れてしまえば、人の寿命が短いのさえ、慣れはしなくても日常で]
・・・・ひどいな。
[死は近くて、遠いものだと思っていた今朝までの自分が]
(68) 2012/04/11(Wed) 20時半頃
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[道すがら声をかけてくるものたちには、大丈夫、となんども、なんども、繰り返し。
さらなる疲労をかかえてたどり着いたのは、エマの好きだった泉]
・・・ばいばい。
[ひとつかみの灰を取り出す。
さらりさらりと風に乗せよう。
好きなところへ行けるように]
(69) 2012/04/11(Wed) 20時半頃
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ソフィアは、近くの岩、灰を払って腰をおろす。――しばし、うつつのゆめにまどろもうか*
2012/04/11(Wed) 20時半頃
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[ソフィア、ダーラと別れ。 傘をさして向かうは、工房そばの路地。
降り積もる花を踏みしめ。 靴底からのめり込むような感触を味わう。
昨日の彼女はいるだろうか。 ただ、顔を見て話しがしたい。 今はそれだけ。]
(70) 2012/04/11(Wed) 23時頃
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