43 朱隠し
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[勝丸に触れる。>>41 そこにヒトと同じ熱はあったか、あるいは無かったか。 ふ、と笑みを浮かべる]
[同士であると確かめる意味以上に何かに突き動かされた、 触れてみよう、という意識]
[確かめられれば胸に沸く、満足と、空ろな感情]
(*14) 2011/02/12(Sat) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/12(Sat) 23時頃
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ははっ、何なら2人に倣って俺たちもかくれんぼをしようか?
[照れ笑い>>42に、男は僅かに戸惑って。 冗談めかしてそんな事を言ってみた]
[遊んでくると何処かへと向かう勝丸の背中>>41には、またな、と大きく声をかけた]
(44) 2011/02/12(Sat) 23時頃
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[先客である十二支達の邪魔にならぬよう、供物台の片隅に懐紙を敷いて、買ってきた団子を積み上げる]
山の神──。 もし、居るのであれば。
暫し、話を聞いてくれぬか?
[ふぅっと、心中を整えるように息を吐き]
私は、浅ましい人間だ。 自分を慕うものが、自ら命を絶った時、悲しみや嘆きよりも安堵が先に立ってしまった。
(45) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
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[朝食を終えてから自室へと戻り、文机の前に座る。 連日歩いた事が久しぶりであったせいか、少々足が痛い。 今日は兄様に手紙でも書こうと思い立ち、墨を磨り始めた。]
…………。
[筆を取り、ゆっくり書き始める。 兄様からの手紙を読んで、自分も何か頑張ってみようと考えた事。送って頂いた、ちりめんの端切れがとても役に立った事。 其れで何をこしらえたか、そして其れに対して頂いた言葉がどんなものであったか。 そういった事を書き記し、最後には「お体にお気をつけ下さい」と入れた。]
(46) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
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11の頃から十余年、あの油問屋には世話になったが。 あそこに、もう私の居場所はない。
故に、私は………。 …………。
[言いかけて、首を振り]
いや、軽々しく口にするのは止そう。
(47) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
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―昨夜・供物台― [明之進の返答に>>0:263自分の話が出てくれば去った家でその話が語り継がれていることを知り、余り仲の良くなかった弟を思い出して苦い顔になる。
視線に合わせて見えない左足を窺うも、人間でないものをそれなりに見ているからか特に何も思うことは無く。 むしろ気になるのは何処かに面影を探してしまうその顔……]
しかし、神隠しに会うのと縁を切られるのでは随分意味が違うのではないかと思う。 望んで家を出て行ったかもしれないだろう?
[そんな風に返事をしつつ、言葉をいくつか交わした後去る背中を見送ってから神社の屋根へ消えていった]
(48) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
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ひゃ?!
[邪魔をしないようにとこっそり隅を通ったのに、声をかけられて>>35思わず声が裏返る。]
う、うん、そう、お使い……。 僕、も。 勝丸くんとまた遊びたいな……。
[ 見知らぬ男の視線を感じて>>37、自然、塩をかけられたナメクジのように縮こまる。 その手が難なく勝丸に触れる>>40のを見て、知らず顔が曇った。――避けられた、のを、思い出して。]
(49) 2011/02/13(Sun) 00時頃
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かくれんぼ…?
[華月斎の言葉>>44に一瞬ぽかんとするも、 久々に声をあげて笑う]
ハッハッハ さすがに…そこまで幼少気分には戻れませんよ。
華月斎殿がどうしてもと仰るならお付き合いしますが?
[苦笑交じりに華月斎を見る]
(50) 2011/02/13(Sun) 00時頃
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[縮こまる小さなからだ>>49を見れば、 怖がらせてしまっただろうか、と困惑気味に視線を外した。 表情が曇った、曇らせてしまったのには、気付くことはなく]
[声を上げて笑う一平太>>50に、初めは少し驚いて。 けれどすぐに、つられる様に笑う]
……はははっ。 いいや、俺が悪かった。冗談だ。
さあ、祭なんだ、遊ばなければ損だぞ。
[一平太を祭の喧騒へと誘うように、先に歩を踏み出して]
けれど、そうだな…… もしも次にはぐれたならば、今度は探そうか。
[そう言って振り返り、*笑った*]
(51) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
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華月斎は、一平太とは、どれくらいかを共に過ごして別れた*だろうか*
2011/02/13(Sun) 00時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 00時半頃
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春松、怖がらなくてもいい。 華月斎殿は僕の友だ。
[縮こまる春松>>49に笑顔で声をかけ、背中をポンと叩く]
連日お遣いか…酒屋にとっては書き入れ時だしな。 お疲れ様。
[ねぎらいの言葉をかける]
(52) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
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[手紙を折り畳みながら、ふと昨夜の事を思い出す。どこか藤の香り漂う男が言っていた事を。>>48]
自ら望んで……か。
[父から少し話に聞いてはいたものの、当時何があったのか詳しくは知らず。 神隠しとは、「連れて行かれるもの」だと思っていただけに、男からその話を聞いた時は「望んで…?」と首を傾げてしまった。 今更だが、それについてもう少し詳しく尋ねてみても良かったな…と思う。]
(53) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 00時半頃
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―屋根の上― [祭りで賑わう辺りを見下ろしている、恐らくここならアヤカシ以外には見つかるまい。
ぼんやりと午前中の日差しを浴びてしばらく過ごし、ふと供物台の前に先日の男が居る>>45のを見かける]
(54) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
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ともだ……ち、
[ 会ったばかりだから、と、華月斎の呟き>>37に思案していると、勝丸が屈託なく肯定する。 顔が思わず綻んだ。]
そう、です。 勝丸くんと、僕は、友達。です。
[ 自分でも口にして、それを確定するように。 口元が綻ぶ。 何となく直視できずにいたら、背中にぽんと掌の感触。>>52]
あっ……ええと、すみません。 ご無礼を……。
(55) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
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[ ぴょこりと頭を下げた。 影に酒樽が映って。 一平太の言葉と共に、自分の「立場」を思い出す。]
ありがとう、ございます。 お仕事ですから。 じゃあ、僕、行きますね。
[ 笑顔で会釈をして再び歩き出し。 「友達」と簡単に遊ぶ事も儘ならぬ己の身を意識してしまわぬよう、春松は石段の模様を見る事に集中した。]
(56) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
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[>>51春松を見送り、華月斎の言葉には]
そう…だね、愉しみますか。
[華月斎のあとを追いかける…が、大柄で身のこなしも軽い華月斎にはついて行けず…あっという間に見失う]
あぁ…ま、いずれ会えるでしょう。
[一平太は無理に追うことはしなかった]
(57) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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[いつまでもこうしていても仕方がない。 折角の祭りなのだから、そろそろ向こうへ戻ろうかと立ち上がり]
…………もしも。
[躊躇いがちに、口を開く]
もしも、この世から消え去りたいと願ったならば。 その想いは、聞き届けられるものなのだろうか……。
(58) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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[神隠しという事以前に。 自ら望んで家を出て行くなど、家に対してそれなりの執着を持っていた自分には思い至らぬ事だった。 同じ母親から生まれた弟が度々拗ねる程度には自分と兄は仲が良かったし、病弱な兄に店は継げぬだろうと父が言っているのを聞けば、妾腹の子ではあるが、いずれは自分が店を継いで兄を一生養ってやるのだと思っていた。
そう、 「身体の弱い可哀想」な兄様を、「自分が養ってやる」という、驕った考えを幼い頃からずっと持っていたのだ。 ……自分は決して、心優しい人間などではない。]
(59) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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[──それでも兄の目には、病弱な兄に付き合って家の中で大人しい遊びばかりを一緒にしていた明之進は優しい弟として映っていたらしい。 片輪になった腹違いの弟を兄が今でも気にかけてくれる事が、足を失った明之進にとって心の支えであった。]
父だけでなく……もし兄様にまで見捨てられたら、俺はとても耐えられぬだろうな……。
[そんな事は決して無いと、思いたかったが。**]
(60) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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[大きくネコのように伸びをしてから神社の裏手にふわりと居りる。 目的が無い訳では無いが積極的になる理由も――まだ、ないと思っているので寝ぼけた頭のままゆるゆると何処かへ寝なおそうと歩き出した]
……ふぁー。あのまま寝ていればよかったかな。
[ぐるりと回った供物台の前にはまだあの男は居るだろうか? そんなことを頭の片隅で考えながら大きなあくびをひとつした**]
(61) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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ふぁーあ。 まだ、眠いや。
[寝ぼけてどこか、うっかり人間を通り過ぎてしまわなければ良いのだが**]
(*15) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 01時頃
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………他力本願も甚だしいな。
[自ら命を絶つなど、おそろしくてとても出来ない。 しかし、己の価値を見出せない……存在する意味を無くしてしまった……捨ててしまった。 そんな己の愚かさに嘆息し、踵を返したところで、探していた男の姿>>61をそこに見つけ、驚き、目を見開いた]
……ぁ、っ。
[慌ててひとつ頭を下げる。 先程の話は──聞かれてしまったろうか]
(62) 2011/02/13(Sun) 01時半頃
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あ、その……。 先日は、どうも、世話になった。 おかげで、凍死せずにすんだようだ。
[動揺を押し隠すように、つとめて明るく礼を言う。 藤之助がアヤカシであることをまだ知らぬ為、あの日、自分を仮宿に運んでくれたのは、彼であると信じているようだ]
昨夜は取り込んでいるようだったので、言えず終いだったが。 ──有難う。
[漸く、礼を言えた。 その安堵からか、それとも漂う藤の香のためか、それとも……。
表情が和らいだ**]
(63) 2011/02/13(Sun) 01時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 01時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 01時半頃
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―祭り会場―
んー。やっぱ、朝は暇やねえ。
[ふぁ、と欠伸をひとつ。祭りとはいえ、朝っぱらから甘い飴を買い求める客はあまりいない。時々、寒さしのぎに飴湯を買っていく客もいるが、今日に至ってはそれも少ない]
ちょっと店置いて、どっか行こかなー。 折角のお祭りやもんね。
[さて、どこへ行こうか。屋台の横の木箱に腰掛ながら、のんびり考えている]
(64) 2011/02/13(Sun) 02時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 02時半頃
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まぁ、油売ってないで、早うお供え物作らな、いう話やけどねえ。
[昨夜作っていた飴の花の事を思い出し。>>10>>11 けれど、仕事づくしで、気分を変えたいのも本音だ]
その辺ぶらぶらしてみよか。 なんやおもろいもん売ってへんかなー。
[どれ、と立ち上がり。売り上げを懐に仕舞ってから、店を空けた]
(65) 2011/02/13(Sun) 03時頃
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―祭り会場:屋台の通り―
[少し歩いても、どこまでも屋台が並んでいる。金魚すくい、くじびき、五平餅、お面屋、団子にうどんにそば。玩具の屋台もあった]
玩具で遊ぶ年でもないしねえ…あん。
[ふと。石畳の上に、風車が一つ落ちているのを見つけて]
おばちゃん。これ落ちとったよー。
[拾い上げて玩具の屋台の主に渡そうとするも、通行人に踏まれたのか一部が汚れて凹んでおり。屋台のおばさんは「使えないねえ」と残念そうに首を振る]
…ううん、それやったら俺買うたるで。 ちょっと修理したら使えそうやしな。 あ、まけてな?不良品やもん。
(66) 2011/02/13(Sun) 03時頃
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[ほとんどタダ同然の値段でその風車を貰い受け、礼を言って歩きだす。風車の凹んだ箇所を、反対側から押して膨らませ…]
かざぐるまなんて久しぶりやね。 何かこう、久々に祭りを楽しんでる気がするわー。
[子どもの頃好きだった祭りは、いつからか純粋な楽しみではなく、単に仕事が忙しくなる時期になっていた。それが大人になるという事でもあるけれど]
ま、俺の飴に喜んでくれる人がおるっちゅうんは、充分楽しくて幸せやねんけどな。
おや、回たわー。
[からからから。汚れた風車は、どこかぎこちなく、それでもきちんと回りだす]
(67) 2011/02/13(Sun) 03時半頃
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…冬のかざぐるまて、回ったら寒いなあ。
[もちろん、風車を回しているのは北風なので、同時に頬に冷たさも感じる。風がやむと共に止まったのを見れば、息をふうっと吹きかける。
からから。からから。]
…全然回らんまま、捨てられるか、ばらされるんかも悲しいやんね。
[そんな理由で、思わず買ってしまった風車。]
(68) 2011/02/13(Sun) 03時半頃
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[時折、北風で回る風車と一緒に、しばらく屋台の間をぶらぶらして。
午後からはいつも通り、飴細工を売る仕事へと戻るだろう**]
(69) 2011/02/13(Sun) 03時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/13(Sun) 03時半頃
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― 里 ― ……くぁ。 [目覚めれば既に昼の刻近く。 木の根に腰掛け、幹に寄り掛かり。 気怠げに煙管を銜える。] [灯は、点いていない。 忘れたのだ。 ついで、昨日の寒さもとんと忘れており。] ――寒いの。 [呟きは白い息に混じり、消える。]
(70) 2011/02/13(Sun) 04時半頃
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ひとのこ、か。 ――目星いもなんも、 [くつり、笑みが浮かんだ。 よくもまあ、飽きもせずに。 毎年のようにおんなじ事を、尋ねてくるものだ。]
(71) 2011/02/13(Sun) 05時頃
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