231 獣ノ國 - under the ground -
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さぁてな。そんなに見た目が同じになりたいのなら、あいつらが羽生やしたり、鱗生やしたりしたらいいのによ。あいつら自分はいじらないでこっちをいじってくるンだから、堪ったもンじゃねぇぜ。
[後天性のケモノなんていくらでもいるのだから、その方がずっと楽だろ、とすら思うぐらいで。短絡的に考えれば、嫌がらせをして楽しんでる、としか思えない]
(*9) 2015/07/10(Fri) 16時半頃
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どこで、だぁ? [突然入ってきた声に>>*8反応する。あの場所は他言無用、と入れられるときにいわれたが、要するにそれは針鼠にとって『いいふらせ』と同義てまある]
庭園の奥、猿共がビビって相手出来ない連中を閉じ込める檻でやってンだよ。他でもやってるらしいがな。あっちじゃ他とは違うイカレ女医が見えるぜ。 [秘密棟での女医は別人だ。大脱走なんかあったら、真っ先に殺されるのが目に見えるくらいには]
(*10) 2015/07/10(Fri) 17時頃
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[二人の女医に対する言葉には、何も言い返さない。....きっと、これが普通の反応で。何にも執着しない、私の感覚が異常なんだ。
大浴場に辿り着けば、ジリヤは先に言ってあった通りロッカーの鍵を開け、備品を盗んだ。自分の服可愛さにそれを止められなかった私は、せめてもの抵抗として無言でそのロッカーを閉めて]
ここまで来れば、もう大丈夫かな。マユミ、後はよろしく。
[そう声を掛けると、浴場に入る二人に背を向けて歩きだす。どうにもシャワーという行為が苦手なのは、やはり私が"猫"だからだろうか]
この手じゃ、居ても邪魔なだけだしね。
"猫の手も借りたい"ようになったら、また呼んで。
[さて、いい加減本を返して....あと、薬も貰わないと]**
(48) 2015/07/10(Fri) 17時頃
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ーちょっと前、脱衣所ー
ン、ありがとよ、クラリッサ。起こされなかったら連れてかれてたわ
[さっていくクラリッサに手をヒラヒラと振る]
アタシは結構好きだけどな、その手。きもちいい
[猫の手でも、と言うのに、思ったことを短絡的に言う]
(49) 2015/07/10(Fri) 17時半頃
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……私利私欲? あまりあなたらしくない台詞。
[どちらかというと、この同僚を偽善的な人間と捉えていた。 仕事に中途半端な情を持ち込む男だ、と。 だからこそ、彼の言葉>>41には多少首をひねって。 しかし、深く追及することはしないだろう]
意外とフェミニストなのね。
[傷痕が残るか気にするその姿に、くすりと笑って。 医者としては、自分の傷を心配してほしいのだけれど]
(50) 2015/07/10(Fri) 18時頃
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誰にでもそういうことを言うの、あなたは。
[似合ってる、とノア言われれば>>42。 口を尖らせつつも、少し頬を赤くするだろうか。 ずっと仕事一筋だった。やはりこういう言葉は慣れない]
……あら、たまには意見が合うのね。珍しい。 急ぎましょう。
[この同僚と、仕事の方針が一致するのは稀だった。 そのまま医療室を出る。 庭園に来るまでの間に誰か出会ったならば。 足を止めて話をするだろう**]
(51) 2015/07/10(Fri) 18時頃
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[ 僕に断りもなく、小さな企みを背中に乗せて飛んだ赤鳥は 差し出された腕>>33に素直に乗って くるる、くるる、 思惑通り! フィルに歩み寄る”センセ”に、ご機嫌に喉を鳴らす。
いつもの聡明な彼ならば、瞬時に見抜いて 一笑に付してくれそうな演目なのだけれど 思惑に反して 慮るように肩に添えられた手に 僕はゆるりと頭をあげる。
珍しく焦りを浮かべた夜色の瞳>>34に 少しの申し訳無さと、微かな違和を覚えながら ふる、と大きく首を振り、縋るように彼の袖を握った。]
『 センセ! コッチ! 』
[ 赤い鸚哥が得意げに 2人を先導するかのように 飛んでは 降り 飛んでは 降りる。 女医とノアが居るであろう医務室を避けて、 僕と兄の 思い出のモノなど何もない白い部屋へ――。]
(52) 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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[ 下腹に片手を押し当てて 痛いふりをしながら歩く折 低くした姿勢の先に、光る石。 じぃと見つめた僕の瞳に答えるように、 彼の口から出た「過去」は 少なくとも 僕にはひどく羨ましいものだった。 僕には、唄しかないから。
彼に支えられながら着いた自室は、真っ白な壁と 朝起きたままのヨレたベッドがひとつあるだけ。
”大丈夫”と”ありがとう”を詰めた掌で 彼の胸元を2度叩き 自分を支える力が弱まったなら 冷たいベッドへ腰をおろした。]
……友の形見、 …たいせつなひと、いまは?
[ 顎を上げ 薄暗い部屋で濃紺に染まった目で問いかける。 (死んでしまった?)とは 言えずに はて。 僕のたいせつなひと は 。]
(53) 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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『 コイビト? コイビト? 』
[ 相変わらずの ”兄さん” は 僕の言葉を追うようにしゃべりだす。 空気を読んだ上で無視をするから 本当にタチが悪い。
ぼくのほんとうのにいさんだったら……
にいさんだったら、 何て言っただろうか。 **]
(54) 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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―― 第一棟・広間 ――
―――後退るなんて、寂しいですね。
[ 男は喉を鳴らした。全く、寂しいなど思ってはいない。 ただ揶揄うように笑っては、その姿>>30をじとりと見据えた。
面体の奥、彼がどのような表情をしているかなど、面白可笑しく勝手に想像を膨らませながら。 ―――ああ、気まずいような、嫌な、顔でもしていたら面白いのに。 男は彼が後退るのにも気に掛けずに、大きく歩を進めてその目前へと歩んだ。 …もしかしたら、また彼に距離を広げられたかもしれないが。
管理人になった後、彼に傷付けられた事は幾許か。 衣服の下、鋭利な肌に。香りに錯乱した彼の手に掛かっては、また錯乱させる香を零したことさえ、…あったような気がする。
――何処まで擦れたら、自分は召すことが出来るのか。
凶暴とケチ付けられる種族を得た彼の、…鮫肌に思いを馳せては、男はその面体の奥を覗き込むように背を屈めた。 ]
(55) 2015/07/10(Fri) 19時頃
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「先生」とは。…また違うような気もしますが。
――これから何方へ行かれるのですか、モスキート君。
[ 慣れない敬称には、揺れる髪と共に首を傾げて見せ。困ったように笑みを――と雖も、所詮薄ら笑いにしか見えないのだろうが――浮かべる。 視線の詳しい行き先など知らずに、ただ漠然と胸元に顔を向けられているのが解れば、「気になりますか」と十字架模様を引っ張り声を投げ。
……その足元がまだ動きを見せれば、目を細めてそこを見遣ったことだろう。 まるでその仕草を咎めるように 。]
……泳ぐ必要が無いのです、 ――私は歩けますから。
[ 投げられた声には、 ドヤ顔じみて返してみせたことだろう 。]
(56) 2015/07/10(Fri) 19時頃
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だって、あの人は私たちを“なおそう”としているんでしょう? あの人にとって、人間が正常で、私たちは異常。 それなら、異常な方を正常な方に合わせようと思うのは、仕方ないことだわ。
[ジリヤの言葉>>*9にはそう返す。私が理解できないのは、そこじゃない。どうして人間が正常で、私たちが異常と判断されるのか、ということだ。数の暴力としか思えない。 そして勝手に異常と判断して、勝手に“なおそう”とするのは余計なお世話だということだ]
どこで……。
[新たな声の質問>>*8に、ふと、そういえば知らない、と考えた。 だって私は、そんな実験とやらに興味はないし、縁もなかった。だから実験とやらが行われている場所にも興味がなかったのだけれど]
(*11) 2015/07/10(Fri) 19時頃
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庭園の奥に、そんな場所が。
[ジリヤの回答>>*10に思わず呟く。 私にとって、第二棟の終点は第二図書館で、まさか庭より奥に別の施設があるなんて、思ってもみなかったから]
ジリヤ、時々姿が見えないと思っていたけれど、もしかして、そこにいたの?
[そもそも、私は普段はこんな時間には起きていない。他の人たちとは活動時間の違う夜行性。その上、人と関わるのがあまり好きじゃない。 私のそんな生態ゆえに姿を見かけないのだとばかり思っていたけれど、それだけではなかったのかもしれない。 そうだ、そもそも、ジリヤは人間と面と向かっていがみ合っている分、目立つはずなのだ]
(*12) 2015/07/10(Fri) 19時頃
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― 第一棟 医療室 → 第二棟 庭園 ―
……ノア。 今回のことで。あまりあなたを責める気はないけれど。
[庭園へ向かう道すがら、そう声をかけるだろうか。 自分には自分の信じる考えがあるように、 彼にも彼なりの考えがあって行動しているのは分かる]
いまいち、私はあなたが良く分からないわ。
[悔しいけれど、この同僚の才能は認めていた。 同じ方向性で、研究に打ち込めば。あるいは。 そんな感情が思わず口をついて出た。 ヒトにも動物にもなれない中途半端な存在である“彼ら”。 そんな“彼ら”が幸せなはずがないと、彼女は信じていた]
(57) 2015/07/10(Fri) 19時半頃
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[彼女はこの同僚の行動ひとつひとつが、理解できない。 中途半端な同情は偽善だと断じる彼女は、 やはり自身が偽善的であるという矛盾に気付けない]
―――どうして。あなたはここにいるの?
[率直な、疑問だった。以前からその思いを抱いていた。 もしもノアの表情が曇ったのならば。「ごめんなさい、無遠慮だったわ」と話を打ち切って、曖昧な笑みでも浮かべようか。 ノアが何らかの言葉を紡いだなら、黙ってそれを聞いただろう。 そうこうしているうちに、庭園が見えてくるだろうか**]
(58) 2015/07/10(Fri) 19時半頃
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[クラリッサによろしくされてしまった>>48けれど、さて、私は何をしたらいいのだろう。 己のことを「邪魔」と言うのには「そんなことはないわ」と言ったけれど、別に引き止めることもしなかった]
自由って、そんなにいいものなのね。
[浴槽に浸かりながら、脱衣所での会話>>46を思い出して、呟く。 私はここしか知らない。ここに来る前のことを覚えていない。だから、自由がどんなものかを知らない。 なぜか懐中時計は“大切なもの”という気がするから、大切なものを持っていた私は、それなりに幸せだったんじゃないかと思うのだけれど、想像の範疇を出ないのだ]
なるほどね。 背中の傷は大丈夫?
[器用に髪を洗う様子>>47に、相槌を打つ。よろしくされてしまったけれど、やっぱり私の出る幕はなさそう。 ジリヤの髪は不便なこともあるけれど、そこは伊達に18年も付き合っていない。洗い方も利用法もばっちりなのだろう。……怪我をしない対処法はまだのようだけれど]
(59) 2015/07/10(Fri) 19時半頃
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私?
[質問を返される>>47と瞬いた。後ろを向いて、少しばさばさと翼を動かしてみる。私の首は、人間より少しばかり良く回るのだ。 鳥籠の中では役に立たない私の翼]
だって、梟はわざわざ入浴したりしないでしょう?
[せいぜい水浴びするくらいだと思う]
だから、翼はそんなに念入りに洗ったりしてないの。
[熱いシャワーをかけて、乾かした後、少し念入りに整えるだけ。洗うことよりも、洗ってからの方を気にしている。多分こういうのを羽繕いというのだろう。生憎私には、脂肪を塗る嘴はないけれど]
(60) 2015/07/10(Fri) 19時半頃
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あー、そりゃそーか。傲慢な猿共だ
[言われてみれば、確かにそうだ。そう信じていたら異常に正常を近づけるわけがない。]
あぁ、結構な間な。要するに独房だよ。猿共の手に負えない獣を入れておくな。基本一人で過ごさせられる。飯のときもな。設備もひどい。…錆び臭くないシャワーを浴びたのは久しぶりだよ。 檻に閉じ込めてなんとか安心しようとしてンだよ。ンで、好き放題だ。イカレ女医、暴れても怪しげな薬投与して来やがる。 [秘密棟で悲鳴が聞こえる時は、大体女医が実験をやっている。壁がボロいから近くの部屋でやってるなら女医の声も微かに聞こえるのだ]
(*13) 2015/07/10(Fri) 19時半頃
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[浴槽で茹るのに飽きて、上がった後、髪と体を洗った。 その後翼に熱いシャワーをかける。やっぱり私の翼は水をよく弾いた。脂肪を塗ったりしていないのにお利口な私の翼。 ばさばさと羽ばたけば、水滴を振り落としてしまう]
背中を洗うくらい手伝いましょうか。
[傷のあるジリヤの背中。クラリッサによろしくお願いされたことを思い出せば、珍しくそんなことを申し出てみたけれど、ジリヤはどうしただろう。 どちらにしても、入浴を済ませば、ふわ、と私の口からはあくびが漏れた。 懐中時計を見れば、こんな時間まで起きていたのは初めてかもしれない、という時刻]
私、部屋に戻るわね。
[手を上げる代わりに、ぱたりと一度羽ばたいてみせたのは、単なる気まぐれ。 そして、私は大浴場を後にした]
(61) 2015/07/10(Fri) 20時頃
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マユミは、ジリヤの白衣姿が女医に見つかったら、またひと悶着あるんでしょうね…と考えながら、廊下をゆっくりと歩いていく。
2015/07/10(Fri) 20時頃
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独房。
[ジリヤの言葉>>*13を反芻する。 考えてみれば、物騒な実験をやっているのだ。物騒な場所があってもおかしくはなかった。 けれど、その存在を予想するのと、実際にあると確認するのでは、やっぱり受ける衝撃は違うらしい。 暴れても怪しい薬を投与されて。それでもジリヤは暴れ続けるのだろう。抗い続けるのだろう]
ジリヤは、強いわ。
[愚かだとは思う。けれど、自分にはない強さがあることも間違いないと思う]
私、ここを出られるとは思っていないの。 だけど、もしここから出られる獣がいるとすれば、それはジリヤのように抗い続ける人なんだと思うわ。
(*14) 2015/07/10(Fri) 20時頃
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ああ、どこにだって行けるし、何だって出来るかは別にして試せる。世界の果てをいくら目指しても、終わりが見えねえ。必ずどっかに知らない事がある。自由ってだけで、人生退屈しねぇし、どんな驚きもも、自分が選び取ったモンだから生きてるって実感につながる。
[自由は、ハリネズミにとって何よりも大事だ。だって、それより大事なものは手に入らないのだから]
傷は…まぁ、大丈夫だ。こンくらい。
[沁みるが、これくらいは慣れてるし、他に対処法があるわけでもなし。実際、問題は何もない]
ああ、そうか、そりゃそうだな… あー、この髪も洗わなくて済むなら楽なのによ。 [鳥は羽を洗わない>>60と言われれば確かにそうだ。髪の毛はハリネズミのように鋭いが、人の髪のようにほおっておくと脂でベタつく。嫌なところが混ざってしまった、とは思う。]
(62) 2015/07/10(Fri) 20時頃
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ン、…ああ、頼む。流石に、背中の傷に石鹸が沁みるのは、嫌だ。
[出来る、と言いかけたが、背中に傷があるのを思い出す。 傷を確認しながら洗うのは、少しもどかしい。洗ってもらうと自分も上がって。]
すまねーな。こんな時間まで付き合わせて。
[相手が夜行性だと考えれば、こんな時間まで付き合わせてしまった事は申し訳ない。感謝と謝罪を不器用にぶつけて見送った]
(63) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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―第一棟・廊下―
[ジリヤからの謝罪>>63には、「私が勝手にしたことだから」と返した。 どういう風の吹き回しかと自分でも思うけれど、気が向いた。ただそれだけだ]
世界の果てを目指しても、終わりが見えない……。
[ジリヤに聞いた自由の話>>62を思い出して、呟く。 私はこの鳥籠の中しか知らない。覚えていない。 見知らぬ自由な外の世界は、私には途方のないものに思えた。 私はこの鳥籠に、閉じ込められているけれど。 人間たちは、閉じ込められているわけじゃない。 選んで、ここにいる。その意味がわからない。 それだけでも、相容れない存在なのだと思う]
(64) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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…強くねーよ。従うより抗うほうが楽ってだけだ。アタシには
[自由への執着、それで立っているから、だから、従うなんて、ありえない。抗う他に道がない、という事も、あるのだ。あの反抗には]
…アタシも出れねーとは思うけどよ。諦めねーよ。諦めねー自由だけは、持ち続けるんだ。アタシは
[外に出たい、自由を得たい。それに向かって抗い続けるのが、抗う事自体が、彼女の「生」を、形作っている]
(*15) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[ ざわ。ざわ。耳に届く「飼われる側」の声に、僕はすぅと息を吐いた。 口元の機械を通して、混ざった音が外に流れる。
実験を知らない、場所を知らない獣人>>*8>>*12 実験そのものをされる獣人>>*10
実験自体、僕は口うるさくするつもりはなかった。獣から人へ。また、獣から人へ。―――なれるなら、それで良いじゃないか 。 だって、そうしたら古の――鶴が紡いだ物語の、終止符も。きっと打たれる事は――― ]
………?
[ 僕は首を傾げた。 ごちりと機械の端が、マイクに当たって音が弾けた。
むかしむかしの物語…って、なんだっけ。
『「 異物 」を処理することが無ければ、良いんだよ。』――と、 誰かは言っていた ?
こきりと僕の首が鳴いた。…最近、運動不足かなあ。 湿った肌を撫でると、少しだけかさついた。 ノイズの混じる思考はキライだ。ふるりと首を振る。]
(*16) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[ 怯えるように引いた一歩>>0:190は まるで伸ばされた彼の手>>18を拒絶でもするようで それは、あながち間違いでもないのだけれど
”同じ”と言った ”同じ”奇異なるもの同士ならば 拒絶がどれだけ痛いものかも知っているから 握りしめられた指先は 僕の胸に微かな後悔を生む。
「ごめん」 そう言いたいのに 喉はこくりと鳴ることしかできず
僕は胸の内に ある種の恐ろしさを抱えたまま 「いっしょ」だと繰り返す手へ、蒼碧のそれを重ねた。
明るい光差す庭の中で ひやりと湿度を保つ手は ”ヒト”のそれとも確かに遠くて もしかしたら 僕の名は誰かから聞いたのだろうか、と 彼の手へ視線を落としながら 思案していた。]
(65) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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こわいなあ………。
[ 僕は何も知らないふりして、態とらしく声を出した。 まるで抑揚も見えない声だった。 …耳の奥でざわざわと、先程鸚哥の弟と話したときに、凪いだ幻聴の一端が聴こえた気がした 。
その雑音をも振り払って、僕は運動した後に図書館にでも行こうと思った。 僕の知らない、いや知ってた気もする、物語。 クエスチョン。]
―――ここから出られたら、どうするの?
[ 直近、聞こえた声色>>*14に。 僕は何気なく問うた。僕の声が 聞こえたかどうかは、わからない。
お外の世界。 ひろいひろい、箱舟なんて目じゃない、遠い世界。
漆黒に塗られた、永久に続く宙のキャンパス。 流れるきらめきは、遠い星の欠片? 手元の水面に映る月に、この身を投げた、―――むかしのきおく。
ぎりり、いつの間にか握り締めていた手のひらに、爪の後が微かに残っていた。 ]**
(*17) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[ ―――それだから、ひどくびっくりしたんだ。 ]
[ 謎解きのように「名を知る理由」を僕に問う姿に 夢の狭間へ誘うような「鍵」をちらつかせる言葉に
( それじゃあ まるで… きみは )
僕等は ヒトではないから”管理”されている のだと 半ばあきらめていた何かを根底から覆すような ひとつの仮定が 太陽の無い空から降る。
既に乾ききった唇は震えて 浅い息が ひぅ、と空気を切った。
僕の目は、玉蟲のように定まらぬ瞳>>20に縛られ 含みを持って閉じられた口元が また 笑った気がして
重ねたままの蒼い手が 彼から跳ねるように逃げた。]
(66) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[ 逃げ出した手を胸元に抱える。 抱えていないと 朧の中に見えた人影も 赤い鸚哥も どちらも見えなくなってしまいそうだ。
「何」と問うた僕に 彼は十分すぎる答えを残し、
最後に 「 なんてね 」 と>>21 全てを反故にするようで 全てがほんとうだと言うような こどものような笑みに 僕は ]
……………っ、
[ 素直に こわい と思う。
彼が取った距離を広げるように 2歩 3歩 大きな爪が後退りながら 地面をえぐる。
ひら、と両手を翻し 彼に背を向けて。 背後から引き留められる事がなければ、 走る事に向いていない脚で 逃げ出すことだろう。*]
(67) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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[ ( こわい こわい こわい ) ( いかなくちゃ 兄さんのところに )
( 今すぐ走って 馬車を追いかけなくちゃ ) ( どうして僕には 兄さんには )
( 追う為の 逃げ出す為の、翼が無いのだろう )
僕と同じ姿の兄だけが人間に連れ去られた日 僕だけが 雨が打つ地面に捨て置かれた日
記憶に蓋をした程の ふたつの恐怖に比べたら
彼の笑顔は まだまだかわいいもの、だけど 。**]
(68) 2015/07/10(Fri) 20時半頃
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