51 サトーん家。 2
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―土曜日/原とベランダ>>215―
当たり前じゃないすか! 絶対嬉しいとおもいますよお。
看病あるならオレ原先輩の風邪肩代わりしたかったっス。 白子先輩とか甲斐甲斐しそう。
[うんうんと頷きながら、看病してやるという原のリップサービスへ]
おおお、マジです? 絶対忘れないでくださいよお、オレ期待しましたんで。
[と、少し盛り上がった調子でいう。 佐藤家室内にもなんかはしゃいでるなあ、くらいは伝わったかもしれなかった。]
(226) gekonra 2011/05/07(Sat) 21時半頃
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― 土曜ベランダ>>229 ―
そーなんスか?やーでも。猫って。いっつも寝てる感じする。
[鮫島も同様、飼ったことはないが、友人宅のペットと遊んだイメージで喋っている。]
なるほど先輩運動不足だから体壊してんすね……。 走るだと続かねーから、せめて歩くくらいで……。
エッ。バランスボールとか買ってたんすね!?やりそう!
[その件は、鮫島に妙にうけたようで、暫く笑っていた。 地味に買いそうなところがよかったらしい。]
(239) gekonra 2011/05/07(Sat) 22時頃
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そうですよお。彩文先輩んち行ってましたよ。 行ってしかも、オレが飯つくれないからバカにされて帰ってきましたね。
[葱の件である。]
看病いくなら原先輩んちにするんだったかも。
[と、しみじみしていると、風邪を引いたら体を拭いてやろう、と原が面白がりはじめた。]
エッ。 先輩がすか。マジすか。オレは、それは、間違いなく、元気になる。
[なにがどういう風にしてとは言わなかった。]
(240) gekonra 2011/05/07(Sat) 22時頃
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[原の煙草が短くなった。二本目を咥えた原が、顔を突き出してくる。 鮫島はポケットからさっき貰ったライターを取り出し、慣れた様子で煙草に火をつけた。 そして話が料理ベタな彼女の話になると、]
や。いやいやいや。先輩。ないです。一昨日先輩いねーから。
[と、否定しはじめた。そして先日の大蒜事件のいきさつを話し、撮った写メも見せておいた。 大蒜パスタの作り手とその彼氏が、自分達の背後、ガラス戸一枚向こうで修羅場を繰り広げていることなどしらない。]
(241) gekonra 2011/05/07(Sat) 22時半頃
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―― 回想!だよ!佐藤家ニンニク祭りの日>>169 >>237 ――
[白子がワッペンの辺りを引っ張って、見やすくしてくれている。 目のよくない鮫島は、少し体を寄せて、大きい目を細めてから、文字を読んだ。 どうやら、売れ切れだった。]
いいすねそれ。
[文字を読み終えた鮫島は、文字を読むために顔を顰めるのをやめにして、少し笑って褒めた。]
にあう。
(243) gekonra 2011/05/07(Sat) 22時半頃
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―― 回想!だよ!佐藤家ニンニク祭りの日>>169 >>237 ――
[その後は堀井の喪パスタ武勇伝と、白子の高級車武勇伝の話になり、どちらもそれ相応に酷い内容であった。]
柱ああ? ええええええ。 マジ、で、やっちゃったんです? はああああ? エッ。まさか壊れたとかじゃないです?よね? 事故ってはない?ですよね?
いやオレは。いいんですけど。 車とかはアレなら借りたらいいし。 紅太さん泣いてなかったです……?
[鮫島は、*紅太が心配になった。*]
(244) gekonra 2011/05/07(Sat) 22時半頃
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―土曜ベランダ―
あー。先輩寝起き悪いですしね。うん。
[「まあ」に相槌を打って、猫の話は終了する。]
やりそう!!! 一人でずっこけてたんですよね!? あははははは。もの壊してっし。だせえ。
[鮫島はげらげら笑っている。]
(254) gekonra 2011/05/07(Sat) 23時頃
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―土曜ベランダ―
や。まあ。調子悪い時ですから。いいんですけどね。
[鮫島はまた彩文を甘やかしている。]
熱はけっこう出てたっぽいですよ。計ったの見てないですけど。 九度?だって言ってました。
めっちゃ値段リアルじゃないですか。 やっぱただじゃねえんだ。
[鮫島は原のいう二万円に笑っていた。「でも考えとく」と言っていた。]
(256) gekonra 2011/05/07(Sat) 23時頃
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―土曜ベランダ―
[ちなみに鮫島のこの煙草に火をつける動作は、原と初めて煙草を並んで吸った時にはすでに会得されていたものであった。]
ひどくないです?臭くて辛いばっかで味ぜんぜんないですよ。
[笑ってくれる原には言葉もお構いなしだった。鮫島も原も料理はからっきしで、人のことは言えない立場であったが。]
いやいやいや。ほんとに居てくれたらよかったです。 オレの分食べてほしかった、です、あ。
白子先輩?ですかね。
[声が遠いが、今しがたすぐそこの通路に止まった車から、手を振っている人物がみえる。 運転席の胡散臭い美形も片手をあげている。鮫島は、どちら相手ともなく手をふった。]
(257) gekonra 2011/05/07(Sat) 23時頃
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― 土曜ベランダ ―
いやいやいや。 そんな難しいもん簡単とかいって売らないじゃないですか
[原の言い訳は、ますます笑いを誘うばかりだった。]
あーわらう 原先輩運動だめなんすね。意外。
(269) gekonra 2011/05/08(Sun) 00時頃
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さあ。四捨五入して九度かもしれないですけど。
[少し大げさになるのは彩文のいつものパターンらしい。]
えっ。そうですかね。や。甘いとかじゃなくて、一応、先輩なんで。
[甘やかしている事に対してはそう言い訳した。]
タダだと怖いって、そういうもんですか。
[そうですよねえと相槌を打って、原の顔を改めてみて、もう一度頷いておいた。]
(270) gekonra 2011/05/08(Sun) 00時頃
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ああ、ここんちの胃薬って飲みすぎた時とかじゃなくてだったんすね。
[などと穏やかに笑っていたすぐ後だ。原が、うざああああああと叫びだしたのは。]
あれコータさんすか。へえへえ。
[鮫島は原が叫ぶその横で、平良家と原の反応を面白がっていた。 原が時間を確認するに、今は昼らしい。二本目の煙草を原が吸い終わったところだ。鮫島のほうは、途中短くなった一本目を、原の携帯灰皿に入れさせて貰っていて、その後は吸っていない。 戻るかといわれ、鮫島は「うす」と頷いて、ガラス戸を開けた。]
(271) gekonra 2011/05/08(Sun) 00時頃
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―土曜―
[居間に原と戻る。 白子が佐藤家にあがってきて、カルボナーラの話になっていた。 堀井も作るのかと原がはらはらしている。原だけに。]
えええ。とりあえず。美味いのがいいっす。 エクレアもですけど、カルボナーラも楽しみに来てんすよ!
[原につづいて鮫島もはらはらした。 修羅場を知らない白子が、佐藤のエロ本を発見した。 修羅場をしらない鮫島もそれを覗き込んだ。 今度は佐藤が蒸し返されてはらはらするのかもしれないし、既に堀井と和解した後なので、大丈夫なのかもしれない。]
(281) gekonra 2011/05/08(Sun) 00時半頃
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―日曜日 >>-1241―
[さめだもん。と言った顔が、少し赤いのに、鮫島は眼を瞬いた。 最初、意外そうな顔だったのが、はにかんでいたとか。]
(308) gekonra 2011/05/08(Sun) 02時頃
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