3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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ピアノ、
…聴こえる
……兄さん
(*74) 2010/03/01(Mon) 14時半頃
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― 南棟1F廊下 ― [びくりと怯えたように震える手、 指先を握りこむ。]
…、な んだ。 …――見てただろ、 切り裂かれたくなかったら、 離れ――、 ……
[離れない。頤に触れられ、 戸惑ったような薄紫の双眸は濃紺を、映す]
…… ――ドナ …ルド?
[名前を呼ぶ声。 唇が唇に、触れる。 ――眼を、見開いた]
(274) 2010/03/01(Mon) 15時頃
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―南棟1F廊下― [状況を認識するまで――幾許かの 間]
ッ… ―― !!
[傷つける指先を握りこんだ手で、 ドナルドの肩を押しのけようと、手を突っ張った。]
な、なに…、
なに、す …る…、…!
[顔は赤かったろう、 表情は困惑戸惑いの色濃い。]
(277) 2010/03/01(Mon) 15時頃
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― 南棟1F廊下 ―
――な、なに…、 そ、ういう 問題じゃ、ない だろ…
[赤い顔のまま、薄紫の双眸は彷徨った。 視線をそらす]
……、……――いみが わから、 ない
[――でも 逃げなかったのは。]
……、なんで おまえが 困ってる…
[遠く誰かの足音。漸く、ちらとだけ濃紺を、見た。]
(288) 2010/03/01(Mon) 15時半頃
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― 南棟1F廊下 ― [“セシル”ではなく。 “セシル・シェリー” 学校生活の通りだった。だから、余計に違和感がある。]
――な、仲いい、って、 … なんで、そう
[指先、を 見止めた一瞬。 それも一瞬。
僅か浮んだ表情の意味は分からず。>>286 職員室に貼られた貼り紙も中の有様も知らない故 スティーブンを止めることも、できなかった。]
(292) 2010/03/01(Mon) 15時半頃
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― 南棟1F廊下>>290― [スティーブンが職員室へと姿を消して、後。 続いた言葉に、薄紫を見開く。]
…、―……、そんな、わけ
[ない、と謂いかけて、濃紺の前、口籠もる。]
…、え――、あ、ああ…、
[立て続け重ね重ねて謂れ、止める間もなく ドナルドは踵を返してしまった。 何処か途方に暮れたような、そんな表情を浮かべ立ち尽くすこと暫し。
ふらり、と購買部へとシャツを拝借しに向かう。 布を傷つけないよう布を選んだ後
――鉱石の指先で口元に*触れた*。]
(293) 2010/03/01(Mon) 15時半頃
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…、
…――
… ごめん
…、
(*78) 2010/03/01(Mon) 15時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/01(Mon) 15時半頃
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――…、バーニィ
(*81) 2010/03/01(Mon) 16時頃
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[乾いた笑い声] [――疵をつけたのは自分]
…ピアノ
聴こえた
のが、
綺麗で
……兄さんを、 ……思い出した。
[届かない。]
……――……あれは、…アトラナート先生?
(*82) 2010/03/01(Mon) 16時頃
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――――…、
捨てた?
[――――ずっと、欲しくとも手には、]
…どうして。
(*85) 2010/03/01(Mon) 16時半頃
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――……、
… ――…どうして。
[違う響きの同じ言葉。――羨望。嫉妬も、混じる]
俺?
――……、おれは……
…、…――
(*87) 2010/03/01(Mon) 16時半頃
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…、――…
[ピアノを弾いていたという、化学教師の] [ピアノを弾いていたという、音楽教師の]
……
すき だったから 。
…、……でも
今は、…わからない。
(*88) 2010/03/01(Mon) 16時半頃
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――……、っ…それは。
[無様にしがみついて、今も。それは何故。]
……、……――ピアノ…
(――此処から抜け出したら、ピアノを弾いて下さい。)
でも。俺の手は。
(お似合いだ、臆病者)
[何処かで、嘲笑う声が 聴こえた気がした]
(*92) 2010/03/01(Mon) 17時頃
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[――後には、暫し。 沈黙が *降りる*]
(*93) 2010/03/01(Mon) 17時頃
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―購買部― [唇から手を離し、シャツをもうひとつ。 ドナルドのものを、と手にした。]
――…ミッシェル?
[人影を見つけて、声をかけた。>>280 入れ違い、すれ違いで、此処で漸く逢う形か。 血まみれの姿に驚かれたかもしれないが]
……ケイトの手がかりが、ひとつ。 …1983年の4月に、制服が変わってた。 …ケイトが着てた制服は、27年以上前のものだ。
[と、日誌から得た情報を伝える。>>#16]
かなり古い情報を見ないといけない。 俺は、…生徒会室で、名簿を見ようと思っている。
(306) 2010/03/01(Mon) 17時半頃
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[それから、ふと 付け加えたのは]
――…そうだ、職員室にも、 それに関する資料は…あるだろうか。
[少し、間があって]
…スティーブンス先生が、入っていったが。
[――ミッシェルは、 職員室の異常を知っているだろうか。 聴けば、薄紫の眸を大きく見開く*だろう*]
(307) 2010/03/01(Mon) 17時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/01(Mon) 17時半頃
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――…かえれない。
ケイト…、を見つけないと 或いは そう ――鬼が、送らないと
[《――友達をつれてきて》]
……、…――?
…どうしたんだ
(*96) 2010/03/01(Mon) 18時半頃
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―購買部>>318>>320 →職員室前 ― [ミッシェルが手にしていたリボンには首を傾ぐが それ以上は追求せず。]
――…、巻き込まれた方は いい迷惑だけどな。
……――金庫?嗚呼、そうか… それこそ、名簿じゃないのか。 図書館か、…記録はあるんだろうかな。
[――そこで。危険地帯である、と聞く。 どういうことだ、という表情で]
…普通に、入って、…行ってたぞ? …、――…っ
[眉を顰め、見るは職員室の方。 シャツを2つ、抱えたまま駆けて行った。]
(330) 2010/03/01(Mon) 19時頃
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―職員室前― [ミッシェルは、着いて来たろうか。 扉を叩く。中から厭な空気が漂う。 開けてはいけない。でも]
…先生?先生、居ますか。
[呼びかける。
赤い髪の男の、教師の、お節介が伝染った。 ――何度目か、そう思った。]
今すぐ、此処から出て下さい。 …早く!!
[声はあるか。握りしめた手を、鉱石の指先が裂いた。]
(333) 2010/03/01(Mon) 19時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/01(Mon) 19時半頃
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――顔?
[どうも して ない]
[聴こえる 聴こえるけれど、
いまは]
(*101) 2010/03/01(Mon) 19時半頃
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―職員室前― [扉に耳を当てて、聴覚を研ぎ澄ました。 ――才能を疑いながらも鍛えてきたそれは、 向こう側の不穏な音を聞きとる。]
……ッ…、
[がらり、扉を開く。 そこに蠢いていた――スライム状の生物の隙間から、]
っ、…な…!
[――がたり、ひときわ大きな音。南棟の1階、 聞くものは聞くだろう。
何かないか、手近に掴んだもの。 ポットに入っていた珈琲を、ぶちまけた。 転がるビー玉が、視界の端、映る]
(342) 2010/03/01(Mon) 19時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/01(Mon) 19時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/01(Mon) 20時頃
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―職員室―
…――、っ …
[は、と息を吐いた。 嗚呼。本当に、お節介が伝染って いる。]
っ… なに、耄(ほう)けたこと、 謂ってるん ですか。
早く。出て下さい。…早く。
[ずるりと背後で動く闇色の粘液のような物体から逃げるように扉を示して外へと出る。職員室から誰も居なくなったのならば、しっかりと、閉じてしまう。]
(354) 2010/03/01(Mon) 20時頃
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―職員室前廊下―
―――っ、…は
[もう一度、肩を上下させて息を吐く]
…… 、… なんとかな
[ミッシェルに視線を呉れて、 そう謂った。 スティーブンを、見て]
……ひとに説教しといて何してる… ……莫迦じゃ ないのか
[言葉は少し 誰かに似る。 手に抱き締めたは二枚のシャツ]
(367) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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[なにしてるは]
[俺だ]
[鬼は]
[―――鬼は。]
……あかい、はな?
[ようやく、こちら側に、耳を澄まして]
(*107) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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―職員室前廊下―
[珈琲の匂いが失われた日常をなぞって消える。 スティーブンを睨むように、怒ったように見ていた。]
――――…行く。
[謂うと、踵を返した。]
休むなら、保健室行ってください。
[それだけ、肩越し投げ掛けた。 ―――謂わない、 忘れられたと思ったときの恐れなど。 ―――謂ってなどやらない。]
(377) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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…ほんとう、 ばかばっかりだ。
[ミッシェルに同意するように、 小さく呟いた。]
―北棟へ―
(379) 2010/03/01(Mon) 20時半頃
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―南棟1F渡り廊下→北棟生徒会室―
[―――わからなかった。 お節介の伝染や、安堵や、焦燥や、―――、 ――、――落ちたビー玉。山吹色――紺色――鬼は。赤。黒。]
……俺は、
[鉱石結晶の手に、 ひび割れたビー玉。 眉を寄せて握りしめる。
足早に向かえば、生徒会室が見えてくる。 美術室での騒ぎは、知らず。]
(387) 2010/03/01(Mon) 21時頃
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――― 花、
…はな?
[姿の見えない彼らはどうしているか。 人から離れていく手を見、思う]
(*112) 2010/03/01(Mon) 21時頃
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―北棟:生徒会室―
[生徒会室の扉を開く。 其処に先に行った赤毛の姿はあったろうか。 奇妙に沈む影を踏み、ファイルを指先で辿る。]
…1983年より、前。
[呟いた。]
(409) 2010/03/01(Mon) 21時半頃
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――…嗚呼。
(*114) 2010/03/01(Mon) 22時頃
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