142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
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[>>21視線を逸らす彼が何事かを考えているのは青年にも分かった。 ―だからじっと彼が決めるのを待つ。
彼も父親が失踪してしまって、家には待ってくれる人もいない。 けれど父母の死を切っ掛けに屋敷の中に引き籠ってしまった自分と違い、彼は毎日外に出て作物を作っている。 それは彼の強さだと青年は思っていた。]
上がって。 帰ったばかりでろくにもてなせないけれど。
[青年は身を引いてシメオンを家に上げる。 もっとも、家にいた場合であっても、家事が苦手な青年にはろくにもてなす事は出来ないのだが。]
(25) 2013/09/02(Mon) 01時頃
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─ しばらく後: 村長の家・応接間 ─
[それから慌ただしく、ユンの身体は村長の家の地下に運び込まれ、簡単な手当てがされた。 自分がユンにしてもらったのとは大違いの、雑な処置だ。 恩を仇で返したようで、心が軋んだ]
はあ……。
[父である村長には休んで貰い、何かあった時の連絡番として、自主的に起きていることにした。 応接間のソファの上、膝を抱える。
……普段は酒には全く興味がないのだけれど、こういうときはきついのを少し含んでみたくなる]
このまま、何も起こらず、一晩が過ぎれば。
[ユンが犯人で確定ということになるのだろうか。 疑問は残るけれども、理想的な解決ではある……]
(26) 2013/09/02(Mon) 01時頃
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[だが、ざわざわと落ちつかなかった。 いくつか、腑に落ちない点がある]
サイモンは、何故あんなに慌てていたのだろう?
彼は何故、余所者からの夜中の呼び出しに応えたのだろう?
ユンさんは何故、あんな惨いやり方で殺害し、目立つ場所に放置する必要があったのだろう?
ユンさんはどうして、今日サミィ君の家の傍にいたのだろう?
[そして]
……あの赤い石は、何か関係あるのだろうか? ないんだろうか?
(27) 2013/09/02(Mon) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 01時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 01時半頃
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[ライジの言葉>>25に、いや、いつもそうじゃないの?と突っ込みを入れそうになりながら扉をくぐる]
…失礼します。 押しかけたのは僕ですからお構いなく。
[久しぶりに見たライジさんは黒い服を好んでいる所や身長が高いこと、主に背が高いことは前と変わらない。その彼と同じくらいに本の香りで満たされた空気は変わらない。 時が流れる限り、不変のものはないと知っていても変わらないことになんとなく安らぎを覚える]
(28) 2013/09/02(Mon) 01時半頃
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[しばらくもやもやと思考を重ねていたが、答えは出なかった。 ゆっくりと首を振る]
……。
[残酷な犯人は余所者。ユンさんは、こちらの目すら欺くほどの、狡知に長けた悪人。 でも、全ては解決した。後は翌朝、都へ使者をやって、出来るだけ早く引き取ってもらえばいい。 それでいいじゃないか]
(29) 2013/09/02(Mon) 01時半頃
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[……サイモンのあの姿、今思い浮かぶだけでも、身が震え、涙が浮かんだ。
例えどんな理由があったとしても、人をあんなふうに殺すなんて許せない。 サイモンが何故死ななければならなかったのか、どうしても理解できない。お金? そんなつまらない物の為? 命がお金で買えるものならば、いくらだってあげるのに……]
[抱えた膝に顔を押し付け、嗚咽を堪えた。 サイモンは、馬の撫で方を教えてくれた。 勉強が嫌で逃げ出した時に、倉庫に匿ってくれた。 ルカが居なくなって落ち込んでいる時に、そっとウサギの形に剥いた林檎を差し入れてくれた。
けして目立つ人でも秀でた人でもない、どちらかというと陰気だったけど。 それでも、優しい人だった……]
(30) 2013/09/02(Mon) 01時半頃
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[>>28シメオンが内心で突っ込みを入れそうになっている事は露知らず。 青年はシメオンを居間に通す。]
せめて紅茶でも淹れるよ。 ちょっと待っていて。
[そう言い置けば、台所に向かう。
―今度は火傷をしないようにしなければ。 暖炉の火を熾して水を入れた薬缶を掛け、昨日巻いた包帯にちらりと視線をやる。 其処にはもう、火傷の痕は殆ど残っていないだろう。 人ならぬ身は自己治癒力も優れており、軽い火傷なら一晩あればすっかり良くなっている。
ティーポットに茶葉を量り入れると、青年は湯が沸くまでじっとその場で待つ。]
(31) 2013/09/02(Mon) 01時半頃
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[やがて、沸いた湯をティーポットに注ぐ。 濃い紅の水色したこの紅茶は、青年はよくミルクティーにして飲んでいた。 台所に置いたままにしていた書物と血石を包んだ布は居間に持って入る事にする。]
…お待たせ。 シメオンは砂糖とミルクはいるんだったかな。
[盆の上にティーポットとティーカップ。ミルクピッチャーと砂糖の入ったポットを一緒に乗せて運び込みながら、青年は首を緩く傾ける。**]
(32) 2013/09/02(Mon) 02時半頃
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[華美でもないものの、センスよくまとめられた居間。 夕暮れが柔らかく室内を照らし出していた]
ありがとうございます。 じゃあ、座って待っていますね。
[ライジが台所に向かう。先ほどは影になって見えなかったが]
あれ?ライジさん、その包帯――あ、いっちゃった。 やけどしないでくださいよ?
[部屋に置かれた椅子に腰をおろし、背もたれに身を預ける]
(33) 2013/09/02(Mon) 02時半頃
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[バートレット先生と奥さんが生きていた頃、文字を教えてもらったり、頭を撫でてくれたりと色々とお世話になったこと。家族とは違う温かさを貰ったことを思い出す。
その彼らを失って――ライジさんは外に出なくなった。恩返しに何かできないだろうかと悩んで…]
結局、何一つ手助けができてない。 それどころか、こうやって気を使わせているんだよね。 もっと、しっかりしないと…。
[半ば無意識に呟く。こんなこと彼には聞かせられない]
(34) 2013/09/02(Mon) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 03時頃
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[紅茶のいい香りが漂ってきて、茶を上手く淹れるのも一つの才能だよなと思った。 あと、台所から書物が出てくるのがこの人らしい、と]
おかえりなさい。 いれるんで砂糖とミルクの両方を頂けますか。
[ライジからティーカップを受け取り>>32 各容器からミルクたっぷりと砂糖を一匙加える。ミルクを多くいれる理由は猫舌だと気付かれていないはずだ。おそらく。一口飲む]
…おいしい。
[温かい紅茶が山狩りに疲れた身体に染み渡る。 濃い目に淹れられていることもあり、ミルクを加えたのはちょうど良かったようだ。 それからくつろぐこと少し、妙に存在感を主張している血石を包んだ布を指差して問い掛ける。 教会で発見された血石の話は知らない]
ライジさん、何か手に入れたんですか?
[正確には実物あるものを調べるようになったのか?と聞きたかったのだがどっちも同じような質問だろう**]
(35) 2013/09/02(Mon) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 09時頃
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− 村長の家 地下倉庫 (夜) −
[ユンを助けようと乗り込んだ時は紅潮していたものの、その後、家にもどってからはまた沈んだ顔をして思い詰めている様子のベネットを応接間に残して、ユンが捕えられている地下へ向かう。]
お疲れ様。
[二人一組で見張りをしている村人に声をかけて倉庫の前に立った。]
見張りは1時間交代かい。 なら、ひとり、わたしと代わろう。
(36) 2013/09/02(Mon) 10時半頃
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上にいったら、ワンダに言ってホットミルクでも作ってもらうといい。 兄さんにも、眠れるように少しブランデーを垂らしたものをお願いできるかな。
[体よく見張りのひとりを帰すと、残るひとりと退屈しのぎの四方山話を始める。 そうしながら、催眠術をかけて見張りを無力化した。]
我々はずっと話をしている。 いいね?
(37) 2013/09/02(Mon) 10時半頃
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[ユンを閉じ込めた倉庫の扉には鍵がかかっていたが、吸血鬼の力をもってすれば、そんなものはないに等しい。
音もたてずに中へ侵入する。
暗さもまた、吸血鬼にとって妨げとはならなかった。 縛られ繋ぎ止められたユンが古びた藁布団の上に転がされているのを見やる。]
敷物をくれてやったのはベネットか。 わたしなら、そこの肉釣り鉤にぶら下げておくところだ。
ベネットに感謝するといい。
その機会があれば──な。
(38) 2013/09/02(Mon) 10時半頃
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村人に嬲られた傷など、もうほとんど癒えているじゃないか。 意識は失っていても、人狼の力は失っていないようだ。
しかし、頑健さでは定評のある人狼が、まだ意識を取り戻さないとは──
子を守らんとする"魔女"の猛々しいことよ。
[言いつつ、さして困ってはいない風に手を伸ばして、ユンの精悍な輪郭に触れた。]
(39) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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気高い人狼にとって、 こうしてわたしの為すがままとは、屈辱だろうね?
[歪んだ笑みを浮かべつつ、ユンのたてがみめいた後ろ髪を指で掴む。
優美な手つきで服を脱がすように露にしたユンの首筋へ唇を寄せ、伸びた牙を埋めた。]
(40) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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[殺すことはしない。 昨夜、サイモンを食ったから、それほど飢えてもいない。
ただ、ユンの血とともに記憶を盗む。]
(41) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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ああ、 人狼の血は苦くて濃くて、 癖になりそうだよ。
[意識のない耳元に甘く囁くと、牙を抜いた跡に手をあてて、呪力を行使する。 そうして残された"牙の刻印"は、人狼の治癒力をもってしても消えることはない。
術者を殺すまで。]
これでおまえは、村人の目からは吸血鬼としても怖れられることになる。
[くく、と笑い、紅を宿した唇を舐めた。]
(42) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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[事を終えればユンを無造作に転がして立ち上がり、奪った記憶を探る。]
ああ──、
ライジ・バートレット、
もう一匹の人狼は おまえか。
[ルーカスにとっては師の息子であり、博識な先輩。 だが、もはやその恩を返すことは能わず。]
(43) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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聞いているか、 サミュエル。
ライジは人狼だ。
[さて、どうする? というように情報を投げた後、"声"は歌になって溶けてゆく。]
(*2) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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♪人は誰もが仮面をつけて 惑い歩く 人の世界は仕掛けだらけの パズルの森
何が良くて何が悪くて 何が綺麗で汚い? 燃える水の面に映る 何が本当? 何が嘘?
(*3) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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[ここでの用は済んだ。 ふたたび倉庫を出て、見張りにかけた催眠術を解き、ずっと話をしていたかに思い込ませる。
約束の時間に代わりの見張りがやってくると、場を引き継いで上へ戻った。
ちらと応接間を覗いてベネットの様子を窺っておく。**]
(44) 2013/09/02(Mon) 11時頃
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[>>35シメオンがミルクと砂糖を入れて紅茶を飲む―彼が猫舌という事実は知らない―のを見ながら、青年は目を細める。
自分が本を読んだり文章を書く以外に上手く出来るのは、紅茶を入れる事くらいだ。 他に客人をもてなす為に問題なく出来る事と言えば、調理を必要としない菓子や、刃物を使わずに出せる果物類を出すくらいだが、果物はシメオンのところで買っているから真新しくはないだろう。 彼もきっとサイモンの捜索などに駆り出されていたのだろう。 少しでも安らぎを得られればいい。]
―それは良かった。
[自分も砂糖を一匙とミルクを少々加え、ミルクティーにして口にする。 互いに少し寛いだ雰囲気が広がった後、血石を包んだ布を指さされれば青年は瞬かせ。]
(45) 2013/09/02(Mon) 12時半頃
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…あぁ、これは教会で見つかったものだよ。 何かの手掛かりになるかもしれないと思って預かったんだ。
[言うべきだろうか。 青年は鉄色の瞳を揺らめかせる。 シメオンは人間であり、大事な昔馴染みだ。 吸血鬼から守らなければ…。
そっと息をついてから、布を解いて血石を彼に見せる。 彼にはその石はどのように映っただろう。]
ルビーでもカーネリアンでも、ガーネットでもないと思う。 ―僕は、こんなに血のように紅い石は知らない。 宝石なんかではなく、もっと禍々しい…異質な感じを受ける。
[それは獣の本能が告げるもの。 今も血石を前にして、警鐘を鳴らしていた。]
(46) 2013/09/02(Mon) 12時半頃
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− 村長の家・応接間 −
ルカが交代に? そう……気を遣ってくれてるのかな。 うん、次の交代までゆっくりして。
[村人を見送り、ソファで少し微睡む。 そういえばこんなに血が苦手になったのは、いつからだっけ……。 あの時もこんな暑い夏で、]
(いや、違う。 僕は見ていない)
[人狼の「狩り」 なんて、 絶対に見ていない、 見ていない、 見ていなかった]
(47) 2013/09/02(Mon) 12時半頃
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[続く話を聞いて、シメオンはどう思っただろう。 この血石は、吸血鬼の残した…吸血鬼が確かにいるという物証。 自分の中では繋がっているのだが。]
君はサイモンを襲ったのは何だと思ってる? …僕は、人間の仕業ではないと思っているよ。
[サイモンの死体の状況を聞いて、人狼の仕業に見せかけて恐怖を煽ろうとするような悪意を感じた。 吸血鬼の事を知らない…けれど、人狼の存在を知る者が見ればそう思うだろう。
もし人狼の仕業なら、もっと上手くやる。 精々、死体を見つからないように処理して、失踪に見せかける程度はするだろう。 人間にしてもそうだ。罪をわざわざ明るみにする必要はない。
其処から導いた答えは吸血鬼による偽装というもの。 恐らく、人狼…自分達をこの村から排除する為の。 けれどサミュエルがした事とは考えたくなかった。
シメオンがサイモンの死体の状況を知らないのなら、簡単に説明をして。]
(48) 2013/09/02(Mon) 12時半頃
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(だって、ばーとれっとせんせいが 人狼は味方だっていってた)
[だから、きっと良い関係を築いて、 村は発展して、 皆が幸せになれる]
(先生がそう言うのだから、間違いない)
[返り血に染まったライジなんて、 けして見たことはない]**
(49) 2013/09/02(Mon) 12時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 12時半頃
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人間であれば、人狼の仕業のように偽装する必要はない。 彼の遺体を発見される場所に残したのもそうだ。 隠そうとするのが普通の心理だと思う。
人狼であれば、彼の身体を喰らうだろう。 ―そういうものだと書物にはある。 只の獣でもそうだろう。 けれど、彼の遺体にはそんな形跡はなかったと聞いている。
それでは何故、村人が人狼と思うような偽装をサイモンの遺体に行ったのか。 ―サイモンの一件は、人狼を炙り出して、村から追い出したい存在の仕業だと思う。
[あくまで人間の立場として、自分の考えを開示し、じっとシメオンの反応を窺う。]
(50) 2013/09/02(Mon) 12時半頃
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―吸血鬼と人狼は、同じように人間を襲う存在だけれど互いに対立するらしい。 もしこの村に元々人狼が隠れ住んでいて…新たに吸血鬼が入って来たのだとすれば、先にいた人狼を炙り出して蹴落とそうとするのは考えられなくもない。
肉を食う人狼が血を吸う吸血鬼の仕業と偽装する事は恐らく難しいだろうから…僕はそう考えているよ。
その場合、サイモンは運悪くそれに巻き込まれてしまった、という事になる。
[そこまで言った時、シメオンはどんな顔をしていただろう。 青年は彼の瞳をじっと見つめ。]
(51) 2013/09/02(Mon) 13時頃
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―シメオン。 もし君の知っている人の中に自分の身を害するかもしれない者がいたとしたら、君はどうする?
[それは自分にも返ってくる問いでもあるのだが。]
僕は君を、君たちを守りたい。 村の人たちが魔物に害されるのなんて見たくないんだ。 …だから、僕の話を信じて。 自分たちの身を護って欲しいんだ。
[ひょっとしたら、既に自分の‘考え’は村人の思考とは外れてしまっているかもしれない。 けれど祈るように、縋るように、シメオンに訴える。**]
(52) 2013/09/02(Mon) 13時頃
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