112 燐火硝子に人狼の影.
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――昨夜・→アイリスの個室――
[ルーカス>>17の、メアリー>>18の感想を聞けば、自然と笑みは零れていた。 美味しい、と言ってくれる人々に小さく感謝を述べてから、自分もシチューに口をつけたものだった。 それから、また少しだけ後のこと。暗い廊下で一人きり、その人の部屋の前に立つ。]
アイリスさん――ちょっと良いかい?
[皿を片手にノックするも、返事は無い。 思い切ってドアノブに手を掛ければ、簡単に戸は開いた。 一呼吸してから、そっと声を掛ける。]
一人じゃないと拙いトコで、悪ぃんだけれどよ。 ……アイリスちゃんも、これ、食ってけ。
[テーブルを見下ろしたままの少女には、シチューに口をつけるだけの気力も無いのかもしれない。 それでも、扉の傍にもう一つあった小さなテーブルに皿を置き。部屋から出た。]
(21) 2013/02/05(Tue) 01時半頃
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可哀想に、な。可哀想だ。 あんな自警団のヤツらに担ぎ出された所為で。なァ、
なァ、アイリスちゃん。 なァ、――― ――― 。
[左手指をそっと噛む。尖りきらない人並みの歯が、指の腹に痛みを与える。 知っている。この少女を狩ろうとする者の存在を。 それでも男は何も語ることなく、空き個室の一つで、ひとり夜を越していく。**]
(22) 2013/02/05(Tue) 01時半頃
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[ベッドの上で身じろぎをすれば、背中で聞いた声が蘇る。>>7 ふと、半日以上何も口にしていない事を思い出すが。 何か欲しいと思う事もなく疲れが次第に意識を覆う。
いつしか脚の痛みさえ遠のき。 朝になるまで眠り続けた。**]
(23) 2013/02/05(Tue) 01時半頃
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―― 翌朝・広間 ――
うーす
[朝も早く広間へと降りた男。 どうやら一番乗りだったようだ。 頭を掻きながら未だはっきりしない頭で 昨晩の事を思い出しながら適当な椅子に座る。]
……
[>>19 メモを見つけると それをぼんやり眺めていた。]
(24) 2013/02/05(Tue) 02時頃
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人狼だと思しき者を見つけ次第、 我々の許に引き渡してくれ、か
[昨日の自警団の言葉が頭を過ぎる。 食事についてわざわざメモを残すような そんな温厚な連中から探し引き渡せと言う。 小さく溜息をついた。]
人間がそれで死ぬってんなら それはそれで運命なんだろ わざわざこんな禍根を残すような遣り方をして 一体何になるってんだ……
[見極めるだのなんだのと言っていた女を思い出す。 仮にあれがただのホラ吹きだったのなら。 踊った民衆も、踊らされた民衆も 何をもって結末を迎え入れるのだろう。]
(25) 2013/02/05(Tue) 02時頃
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―翌朝/広間―
[ホレーショーが広間におりて暫くしてから姿を現す。 前日持ち歩いていた外套と帽子は部屋に置いてきていたが 左の手には相変わらず黒檀の杖が握られている]
おはよう、ホレーショ―。
[挨拶をしてから辺りを見回す。 アイリスの姿は広間に無かった]
アイリス嬢は未だのようだね。
[結果を気にするようにぽつと呟く。 痺れを切らし彼女の部屋に赴こうと言い出すのは もう少しだけ、後の話――**]
(26) 2013/02/05(Tue) 04時半頃
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ー 昨夜 ー
[しばらくして運ばれてきた料理>>15。 述べられた口上に笑みを落とす余裕はあっただろうか。]
おいしそう。 ありがとうございます。
[シーシャとメアリー>>18に礼を述べ、 スプーンを手にしてシチューを口に運んだ。 その味に、おいしい、と感想を漏らして、 最初の一口が喉を通れば一皿食べ切っただろう。]
(27) 2013/02/05(Tue) 07時半頃
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おいしかったです、ごちそうさま。
[後片付けについても甘える事にして、 シチューの皿と紅茶のカップを下げた後は、 休む部屋を探しに行く。
主人の趣味か、ドアにはそれぞれ小さなステンドグラスが 少し高めの位置に嵌め込まれていた。 その色合いが違う部屋を見つけて扉を開けば、 そこは書庫のようで、壁に沿った本棚には ぎっしりと本が並べられていた。
惹かれるように中へと入り、本の背表紙を眺める。]
(28) 2013/02/05(Tue) 07時半頃
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[少しの時間を経て部屋から出れば、 アイリスの部屋から出てくるシーシャ>>21を 見かけただろうか。]
……あ。
[距離もあり、気づかなければ声をかける事もなく。 ただ、あそこがアイリスの部屋なのだと。
足はそちらへと赴き、ドアの前で止まる。 飾りのステンドグラスを見上げ、硝子の奥の目を細め。 しばし、迷う。]
(29) 2013/02/05(Tue) 07時半頃
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[シチューで満たされる飢えではなく。 ドアの向こうにある食事を本能が求める。 リヒトを待つか、否か。]
(*6) 2013/02/05(Tue) 07時半頃
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ねえ、リヒトさん。 ……もう、食べてもいいですか?
[がっつくようではしたないとは思うものの、 発した声には焦れた響きが混じっていただろう。
狩ってもらう食事を楽しみにする部分もあったが。 リヒトが手が離せないようなら、 己の手で食事を始めるかもしれない。]
(*7) 2013/02/05(Tue) 08時頃
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[ーーそれからしばらくの後。 空き部屋を探して中へと入れば、 眼鏡と髪留めを外してベッドへと横たわり、 体を少し丸めるようにして眠っただろう。]
(30) 2013/02/05(Tue) 08時頃
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[これは未だ眠らない昨夜のこと。 リヒト>>*5から返ってきたこえに返したのはただ小さな嘆息。]
そ、っか。
[「まさか」、と。そんなこえも聞こえてきた。 ミドルに対しはっきりとサリスと名乗った男は、この時、それ以上何も言わなかった。]
(*8) 2013/02/05(Tue) 08時頃
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[―――の、だけれど。]
(*9) 2013/02/05(Tue) 08時頃
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ー 翌朝 ー
[髪を縛り眼鏡をかけると、広間へと向かう。]
おはようございます。
[先に広間にいた人達へと挨拶を向け。 何か動きがあるまで、昨夜と同じ位置に座り、 机の木目を眺めながら何事か考えているだろう。**]
(31) 2013/02/05(Tue) 08時頃
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[もう人々の寝静まってしまっただろう、深い夜のこと。]
…………は、
[左の肩口、古傷の場所がじくりと痛む。 この夜はとりわけ酷く苦しく、上手く眠ることができないでいた。]
あんたの、気紛れ、で、 こんな、苦しい、思い、 ッぐ、あ……
[あの時の獣の言葉>>*3>>*4は、曖昧な意識の中で、確かに届いていた。 今、夢とも現ともつかない心地で零すこえは、あの時の少年のように惨めに震えた声のいろ。]
(*10) 2013/02/05(Tue) 08時頃
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[何時かの言葉>>*2が、痛みと共にぶり返す。 サリスはそれでも人のまま。リヒトと、「人狼」と同じになれているとは未だ思えない。 けれど、見殺しにするという形で。更にミドル>>29にアイリスの居場所を意図せず教えるという形で。人狼に与している。 それに、人狼が力を得れば、あんな憎らしい自警団なんかだって――。
娘が狩られるその現場に、サリスが現れることは無かった。 男が皆の前に姿を見せるのは、朝になってからのこと。**]
(*11) 2013/02/05(Tue) 08時頃
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─ 朝・自室 ─
[目覚めてから、暫くは薄暗い天井を見上げていた。 起き上がり足首に巻いたままの乾いたタオルを退ける。 腫れはなく、痛みが酷くなった様子もない。
サイドテーブルの、水が残り少なくなったグラス。 殺風景な部屋。 それらをなんとなしに見渡した後。]
…腹が減った。
[呟く。]
(32) 2013/02/05(Tue) 09時頃
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[ふと、アイリスの事を思う。 何らかの答えは出ただろうか。 集会所内の気配は、早朝のせいか静かだ。
やがて身体を起こし、床に脚を下ろす。 それから少し考えて。 何か腹に入れるべきだろうと思い至る。
── 調理場。
昨夜、食事の支度をしていたようだ。 あそこに行けば何かあるだろうか。]
(33) 2013/02/05(Tue) 09時頃
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…行ってみるか。
[脚の痛みを伺うようにそろそろと立ち上がると。 ドアを開き、廊下を見渡してから壁を伝って歩き出した。**]
(34) 2013/02/05(Tue) 09時頃
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―翌朝/アイリスの部屋―
[ホレーショ―に声をかけアイリスの部屋に向かう。 扉を叩き返事を待つが中からの反応は無かった。 再度扉を叩けば、弾みで微かに開かれたその隙間。 其処から漂うのは、鉄さびにも似た匂い]
――…っ。
[ぐ、と小さく呻くような音が喉から零れた。 ホレーショ―へと視線を向けてから 覚悟を決めるようにして、その扉をあけた]
(35) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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[部屋からは先程とは比べ物にならぬ噎せ返るような血の匂い。 窓辺からさしこむ陽の光に照らされるのは 喉を潰され獣の爪や牙により無残に果てたアイリスの姿と 彼女を囲むように散らされた、血の花だった。 時間がたち色硝子のような鮮やかさは失われてきていた、が]
くっ、……僕は自警団に知らせてくる。
[柳眉を寄せて、踵を返した。 そうしてアイリスの死が自警団により集会所の皆に知らされる**]
(36) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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―昨夜/アイリスの部屋―
[夜闇に紛れるようにして男はアイリスの部屋を訪れる。 扉の鍵は掛かってはいなかった。 音立てぬよう扉を開けて中へと身を滑り込ませる。 後ろ手に扉を閉め、明かりを消すのは念のため。 男は気配を殺し獲物の傍へ忍び寄る]
アイリス、――見極める者よ。
[まどろむ彼女を現に呼び戻すように掛けられる声。 彼女の意識が覚めるのはややしてからだった]
おはよう。お邪魔してるよ。
[其処にあるのが当然であるかのように男は女の傍らで微笑む]
(*12) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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[来訪者の存在にアイリスが驚くのも当然の事。 彼女が息を吸い込む気配に、男の手が動いた。 悲鳴があがる前に開かれたその口を塞ぐ]
まだ夜更けだ。 他の者の眠りを妨げてはいけないよ。
[窘めるように年下の娘に言い聞かせる]
見極める手間を省きに来た。 ――…私が、キミたちの探す者だ。
[に、と口の端を持ち上げて男は人狼であると告げた]
(*13) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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[驚きに見開かれたアイリスの眸に映り込む男の顔。 人であったその姿は金色の毛並みに覆われてゆく。 人とも獣とも言い切れぬ姿は物語の中の人狼そのもの。 完全な獣の姿にも変じられるがリヒトは態とその姿を見せつける]
力があると自警団に知られねば こんな事に巻き込まれる事も無かっただろうに。 ――…災難だったな。
[災難の一言で済ませるには酷い未来。 彼女の命運を握る人狼は冷えた声音で彼女に囁きかけた。 裂けた赤い口許からは生暖かな息がこぼれその耳朶に触れる]
処刑などされて堪るか。
[低い呟きを聞けたのはアイリスのみ]
(*14) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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[恐怖に顔を引き攣らせるアイリスを横目に見遣り 口塞いだまま、もう片方の手でとらえた腕に力を込める。 鋭い爪が彼女の肌を裂き、その肉に食い込んだ。 逃れようと藻掻いた彼女の手が人狼の鼻先を掠める]
逃がさない。 暴れれば余計に痛い思いをするだけだ。
[諦めろと慈悲なき声が落ちる]
キミの命が我らの生きる糧となる。
[そう紡いだ口が大きく開かれて女の白い喉へと寄せられた]
(*15) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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[硬い何かを噛み砕く鈍い音が獣の耳に響く。 断末魔の叫びが宛てがわれたままの手に消えて]
――…。
[間もなく意識を失い息を引き取る気配がその掌に感じられる。 事切れた女の肢体がくずおれる前に 人狼は彼女の口許から手を外しその腰を抱きとめた。 咥えたその喉から迸る血潮が人狼の口腔を満たしてゆく。 甘く芳しい女の血は芳醇な葡萄酒よりも人狼を酔わせるよう。 コクリと上下する喉骨。 一口では飲みきれぬ赤が床に散り 月明かりの下、何よりも鮮やかな花を咲かせた]
(*16) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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[彼女の首筋から人狼の牙が引き抜かれる。 男の腕に余る細い腰を支えながら 赤く彩られた床にアイリスを横たえた]
ミドル、待たせたな。 狩りは滞り無く済んだ、食餌の時間だ。
[リヒトと名乗る人狼は漸くミドルとサリスに意識を向ける]
今の内に腹を満たして力を蓄えておくといい。 見極める者が屠られたとあれば 自警団の警戒も更に厳しくなるだろう。
[自警団は元より解放する気はなかっただろうが 容疑者として集められた者たちも 半信半疑であった人狼がいると知り変化があるだろうと思う**]
(*17) 2013/02/05(Tue) 10時頃
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[昨夜聞こえた嘆息と短い応え>>*8 もう会うこともないだろうと思っていた相手との再会を 受け止めた獣の心中は複雑なものだった。 己の聲を聞き言葉を交わす彼を仲間と思う反面 牙を持たぬままである事を仄かに残念に思う]
――…嗚呼。
[染まりきらぬならば喰ってしまおうか。 あの時聞いた声と血の味は好ましいものだったはず。 アイリスを手に掛けた張本人は何食わぬ顔で自警団に 彼女の死を伝えながら、ひそやかにわらう**]
(*18) 2013/02/05(Tue) 11時頃
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―― 早朝・自室にて ――
……ん、
[白んできた外の気配に、重い瞼を緩々と持ち上げる。 とても疲れていた筈だったのに 昨日は結局、殆ど眠る事などできなかった。 ――部屋へと入り、本当に一人になった途端。 不安は、押し寄せて来たのだ。]
……これから、どうなるのかな。
[考えないようにと思えば思う程、 思考はその事だけに支配されてしまうのだ。 ベッドの中で小さく蹲る様に横にはなったけれども 当然、深い眠りへと落ちる事は無く。]
(37) 2013/02/05(Tue) 13時半頃
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