225 【突発RP村】最初からクライマックス村4
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……護る?
自分以外の誰を――『護る』というの?
[イスルギの取り戻したその力。>>12>>13 首を傾げ、シルクは仲間達を見遣る。
どんな時でも眼鏡を外さない男。 還ってきた紅き狂犬。 ニールに決意を誓う少年。>>17 包帯の下に怪我と呪怨を隠す少女。>>19
握られる拳。]
(26) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[見上げた空は青が舞っていた。]
(27) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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……これが最終伝説だァ?笑わせるなよ
(28) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[男……いや今はこう言った方がわかりやすいだろう。 【ヤー(※)】ニックは、死の海での戦いで没した 筈であった。]
(……… 本当に、バカな奴だぜ ……■■■■■…… 自分を殺そうとした奴を、命懸けで助ける……なんてな )
[>>11>>15>>20その名を呼ばれれば、自嘲的な笑みが浮かぶ。 男の脳内では、冷たい海が押し寄せる飛沫の音と共に 彼の……そう、死海で姿を消したもう一人の人物の声が木霊していた。
※伝承において最凶最悪の血文字《カーズブラッドワード》を冠した68番目の人物。血平線の最終伝説と称されているが、その素性は謎に包まれている。]
(29) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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――――僕は、知っている。
この青の正体を、知っている。
(*2) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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アオの貴女を―――僕は、知っている。
[黒の茨と青い花。 愛生《アオ》の貴女。]
(*3) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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……ねぇ、みんな。覚えてる? 僕がみんなに言った言葉。
あの始まりの日。僕がみんなの仲間になった日。
[旧懐を払うように首を振った。]
ね? だから―――
(30) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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約束ねえ
……何の事だか。 偶然利害が一致したってだけの話さ。
[>>20とぼけたように答えながらフードを翻し]
じゃなきゃぁ、お前の《蒼》は 俺には眩しすぎる。
[また、真紅を深く被り直して]
(31) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[>>25次に、見据える先には青黒女。 視線をくれる事すら億劫になる程の邪悪さを肌で感じて、尚
男は今、自分が此処にいる意味を思い出す。]
……お前らには、 これから始まる伝説の、生き証人になって貰うぜ。
俺が手を貸してやる、って言ってるんだ。 ありがたく思えよ!!
[一度死んだ筈のこの身体《血》が 今、再び燃え上がる—————……**]
(32) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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――――ばいばい。
[唇は別れの言葉をあっさりと紡ぐ。 黒の茨と青い花。>>24
シルクは女の方を向き、歩み寄る。]
(33) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[背を向けた。
前を行くためではない。 後を任せたからではない。
――決別を示すため。]
………
[『自分以外の誰か』に差し伸べられている手。 足を止めたシルクは身を振り返る。 右の肩に頬をつけるように、かつての仲間達を振り返る。]
(34) 2015/06/02(Tue) 02時半頃
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相変わらず、嘘がヘタ。
[悲しげに眉が寄る。>>31]
伝承は絶対、なんだ――。 始まる伝説なんて、存在しない。
[きっぱりと断言する。 まるで未来を知っているかのように。]
……ねぇ。 今でも、僕は眩しすぎるのかな?
[決別を口にした、こんな今でも。**]
(35) 2015/06/02(Tue) 02時半頃
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あら、踊らないの?
…踊らないなら、踊らせるまでかしら。
[黒で覆われた手は、布か肌か。それすら判別がつかぬ。 細い指で宙をかき混ぜれば新たな青が生まれ、産まれ、落ち、堕ち、その花弁は無数の刃となって襲いかかる。
呪いを紡いだようなその黒はただその場に色濃く存在を落として、じきに全てを覆い尽くす事だろう。 空を哀しみで満たすその名はパピヨンと。 かつては人の側にあったその身を、今は黒で染め上げて、 昔の己と同じ、人の傍にあった存在>>35に手を伸ばす。]
さあ、此方に。 愛してるわ、…シルク。
[そしてまたかちりと、舞台装置の動く音がする。 天上へ至る道の管理者である彼との決別。それは、彼らにとって大きな損失だった事だろう。]
(36) 2015/06/02(Tue) 03時頃
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さあ、踊って。 楽しませて。
皆でフィナーレを歌ってちょうだい!
イスルギ、 貴方も、また歌って? あの時みたいに、愛していると。
[その終りはきっと、男のよく知る女の顔をしていた。**]
(37) 2015/06/02(Tue) 03時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 03時頃
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——————— なん、だと……?
(38) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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[ >>33別れの言葉と共に青黒女の元へと吸い寄せられる者。 男は目を疑った、何故ならば]
冗談はそこまでにしておけよ。 俺は、まだ鮮明に覚えてるぞ……
———あの蒼穹の丘での戦い
お前の兄、クレパスキュールは、 ……その女に殺されたんじゃなかったのかよ!!!?
[真っ直ぐに青黒女を指差して、言う。 あの時の情景が脳裏を過る。飛び散る紅。嗤う声。]
(39) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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— 伝説になる前の事 —
『……アッはははは!!! 目の前で兄を公開処刑するなんてなぁ 最高にえげつねぇ、それでこそパピヨン様。
……さぁ復讐の鬼になれよ、 天上へ至る道の管理者-シルク・ロード-』
[蒼穹の丘での、自身の言葉が蘇る。 ……そう言った時、彼は何と答えたのだったか。]
(40) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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ッ、————っとォ!!
[>>36刃となって襲い来る無数の花弁。 その美しさにも気を取られず、男はそれを避ける。 避ける。また避ける。さながら踊らされるように舞う男。
……が、次の瞬間、
ザ シュ ゥ ッ ……
その身体は刃から>>19包帯娘を庇うように立っていた。]
(41) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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は、はっ…… ぼーっとしてんじゃねぇ お前を殺すのは、俺だ…… !
……だから、その前に死んだら容赦しねえ!!
[ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 イスルギのように次元を超えて誰かを護るなどと 神域の守護者たる大層な事が出来る訳でもない……
ただ、以前の男とは違う力の使い方を知っただけだ**]
(42) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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[ああ、よく覚えて居る。 確かに今まで幾度となく、彼らと争いを繰り返してきた。 だが蒼穹の丘>>39での戦い。 それは、己の本体が初めて彼らの元に姿を現した時でもあったか。
ただ自分は証明して見せただけ。 崇高なる存在である筈の管理者の殺害。それさえも、己はやってのける事が出来るのだと。
窟へ下る裂け目の管理者 クレパスキュール
そう呼ばれていた男の抜け殻は女の手に堕ち、今は黒の茨の内に沈む。
ダンスのパートナーは、多い方がずっといい。 それはまるで、去った愛しい人を探し求めるように。]
(43) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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…残念だわ。 昔はあんなに沢山可愛がってあげたのに、 今はちっとも可愛くない。
[かつては自分の元>>40にあった赤いフードを切り裂いて、弧を描いていた女のルージュは、やっとその型を大きく崩した。 ああ、彼の内なる力もあの赤も、気に入りの色であったというのに。]
今は、そちらのお嬢さんにご執着かしら。 そうね、
(44) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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その力は、魅力的だものねえ?
[世の力の書き換えを行える程の適正者。 それは、世界を切り取らんとする己の天敵ともいえる存在だった。 それでも放っておいたのは、覚醒の可能性数値が低すぎたため。 かつては眠ったままだった。 でも、今は? 今はきっと片鱗をのぞかせて、今度こそ娘は己と、己の力と向き合う>>19のであろう。]
殺せと命じた相手に情が沸くだなんて、 私は、貴方の事を随分と過大評価していたのね。
[赤い飼い犬の首輪は外れてしまった。 彼にはそれなりの信頼を寄せて居たつもりであったものの、裏切られるとは、まあつまりそういう事なのだろう。
ひらり ひらり ひらり
青は徐々にその速度も数も増して、踊る男を切り裂き続ける。]
(45) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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[己の元から去る者は多い。 だからこそ、多くの者を抜け殻にして傍に置いていたのだ。 それでも服従するしか思考を持たぬ繰り人形はつまらないのだと、一握りの手駒だけはそのままに。 対峙する赤も、気に入りの駒であった。 筈だった。]
…――、まあいいわ。 大好きな友達と一緒に、 まとめて始末してあげましょう。
貴方には、がっかりよ。
[そう言い放つが早いか、舞う青の群れは急速に形を変える。 青で構成された異形の塊。それらを嗾けると、女は舞台装置の調整を始める。
開いた胸元に刻まれるのは、黒い黒い、開いたような蝶のタトゥー。 蝶になれなかった女は切り取った世界を踏み台に、その存在を昇華させる事だろう。**]
(46) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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[ええ、そう。 貴方は知っている。
私の生み出し続けるこの青が、何の色かを知っている。 空≪天上≫を見つめ続ける貴方は、この色を知っている。]
(*4) 2015/06/02(Tue) 11時頃
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[そう、この青はきっと、かつての――…**]
(*5) 2015/06/02(Tue) 11時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 11時頃
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……アンタは言ったよな、アンタに仕える代わりに 俺を呪縛から解き放って、普通の身体に戻してくれるって。
[遠い昔。禁忌を破り、男は血の呪いを受けた。 呪いは、男に人並み外れた力を与えたが それからというもの、何を飲んでも何を食べても 鉄《血》の味しかしない、感じる事が出来ない身体になってしまった。]
―――――だから俺は、
[男の願いを叶える代わりと、力を女に差し出した筈だった―――]
(47) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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[――――…… 約束を破られ、見殺しにされるあの日までは]
(48) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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だから、これはただの俺の憂さ晴らしさ!!!
こいつらに力を貸して それで、アンタを斃す事が出来たら
……俺の最高の伝説として、自伝に書き綴ってやるさ。
[挑戦的な笑みを浮かべる男。 その傷口からぽたり、と落ちる紅は 男の熱い気に浮かされ、じゅぅ……と蒸発していく。]
(49) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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ああそうだ。 こいつは、アンタに対抗する唯一の手段かもしれない。
……だから、それまでは死なれちゃ困るんだよ。
[まあこれが終わったら、この力は俺の為に利用させてもらうが、 と付け加えてから、包帯女の方を見やる。
利害が一致しただけで、男は仲間になった覚えなどないのだから。]
(50) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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雑魚共は任せろ!!!
お前たちは、早く、アイツを
……世界の崩壊を止めろォオ―――――!!!
[尤も、その前にかつての仲間だった者も立ちはだかるかもしれないが。 男は血が唸るまま、>>46青の異形にブラッド・キックを食らわせた*]
(51) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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