124 Acta est fabula.
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[ミルフィの意地っ張りは判っていた心算だったし、 ただ一度――幼馴染の一人が処された時を除いて、 彼女が人前で泣いた姿を見たことも無かった。 故に、口を突いて出てしまった問いにも、 否定だけが返ってくると思っていたのだが――。 揺れる視線を見遣る瞳は、その返答>>18に瞬いていた。]
あぁ、あいつの過保護は、俺も解ってるさ。 先ずは自分のことを労わって、ちゃんと食え、と 言いたいところだが。
[先程彼女から聞いたベネットのこと>>11が思い出され、 ついそう零してしまいながら。 自分にもまた、年嵩故の過保護な面があると 内心、認めたりもしていたが――。]
(24) 2013/06/05(Wed) 02時頃
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[心配させてしまうから、と告げられた答えに やはり重なるのは己自身。それ故に隠していた感傷。 その心もミルフィには判ってしまっていたのだと覚る。]
そうだな。悲しいのは――… 君一人じゃ、ない。皆、誰かをなくしているんだ。
[それでもなお、俺も、とはっきり言えない強がり。 まるで冗談のようにも聞こえてしまった言葉にも、 直ぐには何も言えないままで居たのだが。]
だったら、俺からも。 何時でもこの胸は貸せると言っておくさ。 ――お互い様、ということで。
[漸く、「泣きたい」という言葉を認めて ふっと苦笑いを浮かべたのは、広間の扉を開ける前のこと。]
(25) 2013/06/05(Wed) 02時頃
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でてから、考える、か……。
[うっすらと笑みを浮かべて、お茶を口に運ぶ。 ミルフィとチールーが現れれば、お茶を勧めて]
外、雨が降ってるでしょ? お茶でも飲んで、温まると良いわ。 私、ちょっと一度家に戻ってくる。
[そう言うと、広間を後にしようとして、シメオンもやってくれば頷いた]
テーブルの上に人数分のお茶があるわ。 まだ、そんなに冷めてないと思う。
[シメオンの声は、いつもと同じに聞こえた。今までと、同じ。 平和だった頃の村のことを思い出して、集会場を出る頃には又涙が*滲んだ*]
(26) 2013/06/05(Wed) 02時頃
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― 広間 ―
[扉を開いた時にはもう、ポーカーフェイスに戻していた。 その場に居たシビルにもミッシェルにも、 また前髪越しに此方を見遣るブローリンに対しても、 如何しても拭いきれない表情の固さ。 それがほんの僅かだけ緩んだのは、茶葉の香りに気付いたから。 そしてミッシェル>>26から丁度、それを勧められた。]
あぁ、ありがとう。 じゃあ俺たちも頂くとしようか。
[ミルフィにそう促しながら、己の分の茶器を手に取り、椅子の一つへと。 それから、家に戻ってくる、と告げたミッシェルを見送る際、 彼女の背に小さく呟いたこと。]
――…君も一先ず、持ち直したようで良かった。
[ブローリンと話していた彼女の笑みが 垣間見えた気がしたこともあって、だった。]
(27) 2013/06/05(Wed) 02時半頃
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――ん。身体を冷やす心配ももう無い、な。
[後から来たシメオン>>21の髪と、着替えられた服を一瞥して 安堵滲む息を吐く。 そして、やはり何時も通りに聞こえるその口調にも、 一先ず、その安堵は崩れることは無く――。
ベネットも含め、その場に残っている面々を見渡しながら。 啜る茶の温もりと、少しは日常に近づいたような空気に 幾らかは心身の疲れも取れた――ように、思う。**]
(28) 2013/06/05(Wed) 03時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/05(Wed) 03時頃
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−お茶を入れる前−
すまないね。
[顔を上げ、立ち上がったミッシェル>>10は、 少し重い足取りで厨房へ向かう己の後をついてきた。
湯を沸かすまでの時間。 噂話や他愛ない会話を交わすのに丁度いいはずの間は、 この時はただ、静寂だけが続いていた。
時折ミッシェルから向けられる視線には気づいていたが。 結果的にかわしたのは、茶葉の種類や器の数といった 事務的なものばかり。]
(29) 2013/06/05(Wed) 07時頃
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−広間−
[用意した器を手に取る様>>6>>12を見れば、 自分もひとつ手元に寄せた。]
手伝ってくれてありがとうね。 助かったよ。
[椅子に座るミッシェルに礼を述べた。 ブローリンへと話しかけるのを聞いて>>17、 お茶を入れるのは多少気持ちの切り替えにはなったかと。]
外へ行くならちゃんと傘をさしておいき。
[家へ戻ると聞こえれば一言声をかけたろう。]
(30) 2013/06/05(Wed) 07時半頃
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[こちらへ頭を傾けたブローリン>>15の肩に、 可愛らしく真似をして見せてくれていた小さな影はない。 その軽さを一番感じているのはブローリン自身だろう。]
好きに飲んでおくれ。
[ただ一言告げて、肩から視線を外した。
広間へと入ってきた者達に ミッシェルがお茶を勧めるのを聞きながら、 ゆっくりと自分の器を傾ける。 シメオンの声>21には、器を彼の方へ差し出したか。
家へ戻るミッシェルを見送る眼差しに、 外を一人歩かせる不安はない。 今この村に危険はないーー それは、多くの犠牲の上に築かれた平和。**]
(31) 2013/06/05(Wed) 07時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/05(Wed) 09時頃
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―広間―
[ミシェルが広間の中のお茶の事を言うのに、サンキュと手を挙げて答える]
外、ぬかるんでるから気をつけろよ。
[ミッシェルが外に向かうのを見ればそんな一言も投げかけて。 チールーからかけられた声には、肩を竦めてみせた]
おかげさまで。 あぁ、ありがとう。
[シビルが差し出してくれた器を受け取る。 一口飲むと、はぁっと温かい息が落ちた。]
(32) 2013/06/05(Wed) 17時頃
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雨が止んだら、持ってくもん集めないとな。 あんたらも出てくだろ。 ここじゃ、何もねーし。
[声の調子は確認めいて。両手の中でカップをもてあそぶ。 いつもは手元にあったナイフはない。 先程、家だった場所に捨ててきた。 それでも大丈夫だ、安全だ。人狼はいない。 いちいち頭で確認してしまうのは、仕方がないとあきらめは付いていた。**]
(33) 2013/06/05(Wed) 17時頃
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[何気ない会話は日常を呼び戻す。 話をしていたミッシェルに笑みが戻る>>26と同じくして、男の口端もほんの少し固さが和らいだ。 騒動の最中ではこんな風に会話するなど考えられなかった。 本当に終わったのだと、改めて実感出来る。
師のことはショックだったが、それを引き摺ってばかりも居られない。 この先へ進んでいくために、心強く在らねば]
(34) 2013/06/05(Wed) 18時半頃
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[ややあって続々と生存者達が広間へと集まってくる。 もうこれだけしか居ないのだと、再確認するように前髪の奥から視線を向けた。 チールーの表情>>27は未だ固さを感じるもの。 騒動の最中は不気味に思いもしたが、今ならば致し方ないと考えることも出来る。 全てが終わってまだ間もない時なのだから。
周りの会話をぼんやりと聞いているうちにミッシェルは家へ戻ると言って席を立ち。 それに対しての声かけは他の者がしていたために、男は無言のまま見送るだけとなった。 風邪を引いてしまうのさえ気をつければ、何てことは無い道中となるはず。 それ以上かける言葉が見つからなかったと言うのが正しい。
確認めいたシメオンの言葉>>33には、顔をそちらへと向けて頷いてみせる。 男の中では出て行く以外の選択肢は無かったため、否定する要素は一切無かった]
(35) 2013/06/05(Wed) 18時半頃
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[獣の仔は吼えた。 渇きを癒したい、腹を満たしたいと]
[獣の仔は啼いた。 思うままに身体が動かないことを]
(*4) 2013/06/05(Wed) 19時頃
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[自覚無き故に男《人》はその力を知らず。 自覚無き故に男《獣》はその力を揮えない。
箍が、本能が限界を迎えるその時まで。 男《獣》は男《人》の中でもがき苦しむ。
獣の仔が苦しみ抜いた先に起きる出来事。 自らに起きるその未来を、自覚無き男は知る由も無かった]
(*5) 2013/06/05(Wed) 19時頃
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ああ、ここに留まる理由もないからね。
[シメオン>>33の声に頷く。 ここまで人狼に荒らされた場所だ。 再び人で賑わうとしたら、ずっと後の時代のことだろう。 何より生まれ故郷であるはずのこの地に、 これ以上留まりたいとは思えなかったから。]
……シメオン、あんたは、
[どこか当てはあるのか、と。 聞きかけた言葉は半ばで止めた。**]
(36) 2013/06/05(Wed) 20時頃
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[広間からでる前に、シビルに傘のことを言われて少し笑む]
ええ。 濡れて風邪を引くわけにも行かないし。
[チールーの呟きに少し振り返って広間を出た。 シメオンの気をつけて、と言う声にはうん、と頷いて]
――雨、まだ強いんだ。
[傘を差して、自宅の方へと向かう]
(37) 2013/06/05(Wed) 20時半頃
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[雨音が傘を叩く。 歩いてそれほど掛からないところに、ミッシェルの家はあった。 小さく出た看板は父親手製のもの。
扉は蝶番が外れていたものを、修理だけはして貰った跡がある。 修理をしてくれたダンも、今はもういない]
ここを出ていく時は、この看板はもっていきたいな。
[父親の形見は工具を持っていこうと思っていた。 何かを持ち出すとしても、たくさんは持って行けないだろうから、と。
家の中に入ると、まだ誰かの住んでいた匂いがする。 キッチンの一部には、まだ血痕が残っていた。
赤黒く変色したそれは、母親のもの。 父親は、仕事場で倒れていた。 腹を食われ、絶命した姿で見つかったけれど、顔は綺麗なまま]
(38) 2013/06/05(Wed) 21時半頃
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[雨は相変わらず屋根を叩き続けている。 いつ止むとも知れない空を窓から見上げた。 雷雨とならないだけマシだろう]
………………
[窓辺の壁に凭れかかりながら、男の耳は雨音と、広間での会話を拾っていた。 やることも思いつかず、やりたいことはやること叶わず。 何か手伝えと言われるなら是の意を示して従うが、何か思い立つまではしばらくぼんやりとしたまま]
(39) 2013/06/05(Wed) 21時半頃
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[広間に辿り着く前に向けられたチールーの言葉>>24。 ベネットを思うと困ったような笑みが浮かんだ。]
言ってやってよ。 あなたの言う事ならちゃんときくかもしれない。
[ミルフィが言い聞かせようとしても逆に案じられて うやむやになってばかりで効果は薄く。 ならば同じく過保護で世話焼きのチールーなら なんとかしてくれるのではと期待が過る。]
(40) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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[戯れめいた言葉に少しばかりの沈黙の後、 認める言葉>>25が聞こえた。]
――ん。
[意地をはるでなく短く受ける言葉を返し]
ほんと、お互い様ね。
[泣きたいという感情だけでなく 素直に弱さ見せられぬ在り方を思い小さく頷いた。 苦笑うチール―により開かれた扉を潜り 広間へと足を踏み入れる。]
(41) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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―広間―
[ベネットの姿を確認しなんでもないと言う風に微笑を向けた。 人数分用意されていたお茶を礼の言葉と共に取り、口に運ぶ。 シメオンが戻り、これで全員、と思うのも束の間。 ミッシェルが外に出るのを見送り]
ベネット。
[彼の顔をじっと見つめるのは顔色を確かめるため]
ちゃんと眠れてる? 食事もそこそこで眠れないとか 森を抜ける前に倒れちゃうんだから。
[ミルフィこそ、と返すベネットに思わず視線が揺れる。]
(42) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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[最初に窓辺に腰を下ろしてから、 どれくらいの時広間にいたのだろう。 強くもならないが弱くもならずに途切れない雨は、 村を捨てていく住民達を引き止めているようにも思えた。]
…………。
[空となった器を机上へと戻し、 窓際に残してあった道具を手にすると広間を出る。
足を向ける先は、自宅ではなく仮宿としている集会所の一室だ。
人狼と告げられた夫が処刑間際に逃げた先は自宅で―― ――そんな、隠れたとも言えない場所で。
そこで事切れた男の命の臭いが染み付いた自宅には、 未だ足を踏み入れられずにいた。]
(43) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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[家の中を一回りしてから、自室へと入った。 それほど荒らされていない部屋は、いなかったために部屋には入らなかったのだろう、と思う。
服を着替えてから、自分の道具を鞄に入れて、作りかけだった時計も仕舞い込んだ]
戻った方が、良いよね。
[そのまま家にいたい気もしたが、準備をしてから家を出た。 特に荒らされてなければ、それで良い]
(44) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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[それから集会場に戻る時にも傘を差して。まだ雨は降っていて止みそうにない。 あまり濡れないように、集会場への道を急いだ。
集会場の玄関まではいると、傘を閉じて雨粒を払う。
みんなを埋めた場所を見に行こうかと思ったけれど、見に行けば又涙がにじみそうで]
(45) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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[しばらくしてシビルもまた広間を出て行き>>43、机には空になった器が増えていく]
…………
[男は机に近付き空の器をトレイへと纏める。 他にも飲み終わったものがあれば、同様に集め片付けようと]
───…… 飯は
[食えるかと、言葉を端折ってミルフィ>>42やベネット達に問いかけた。 元より自炊していた身、集会場にある材料はそう多くは無いが、空腹を紛らわす程度のものは作れるだろう]
(46) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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[シメオン>>32に肩を竦められた時は、そんな彼に対してか 己のいわゆる過保護さに対してか、小さな溜息を。 その彼が続けたこと>>33に、チールーが答えたのは ブローリンの頷きや、シビルの返答を確かめた後。]
あぁ。出立までには俺も一度、 荷を纏めてこないと、な――…
[と言っても、騒動の前から家族の居なかった男が 手荷物を取りに行く先は、埃を被った実家では無く 亡き想い人の――クラリッサの家。 この時独り暮らしの女の家に、帰郷して直ぐに招かれたのも、 人狼に与していた者として、思うところあった故だろう。]
(47) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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私のことはいいの。
[反論の言葉がすぐに浮かばず話を打ち切ろうとした。 幼馴染に対して隠し事はしても偽りはしない。 しないように、心掛けていた。 本心を隠したまま、ミルフィはベネットを案じる。]
生きているんだから――… 自分のことも大事にしてよ。
[絞りだすように訴えられた声を聞き、ベネットは肩を竦める。 器を片付けるブローリンの言葉>>46にはっとして]
……食べる。 用意するなら私達の分もお願いしていい?
[端折られた言葉はニュアンスで何となく汲み取り 料理するのに手慣れた彼にそれを願う。]
(48) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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[集会所を出る際に少しだけ振り返ってきたミッシェル。 返答無いその表情ははっきりとは見えなかったが――。 特にそれ以上何をいう事も無く見送っていた。 他の者が彼女に掛けた声も聞いて居たから、 雨には注意するだろう、と思ったこともある。
そんな男は、粗方茶を飲み下したところで、 今一度、ベネットに視線を向けた。]
――…ベネット。 はっきり言うが、今の君の顔色は良く無い。 君に倒れられても、俺が運んでやることは出来るが――。
[ミルフィ>>42に言い返す彼に、割り込む形で告げたのは 先程の彼女の困ったような笑み>>40を思い出しながら。]
だから、君を大切に思うミルフィの言う通り。 先ずは己のことを気遣え。
(49) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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あぁ
[願う声>>48に短く諾を返し、男は集めた空の器が載ったトレイを持ち上げる。 作れてスープとパンケーキもどきだろうが、無いよりはマシだろう。 バターやジャムの類は残っていただろうか。 ひとまず全員分用意をしておこうと思案しながら、片付けついで簡単な食事を作ることにした]
(50) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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……人ひとり抱えて森を抜ける、とか。 チール―への負担が大きすぎるでしょ。
[出来るというチール―の言葉を聞いて瞬く。 大切に思う、と彼が言葉を続ければ ミルフィの視線が無意識に逸れた。]
幼馴染、だから。 心配するのは当たり前だもの。
[ぽつりと小さく声が漏れる。 チールーのいうようにベネットを大切に思っている。 けれど同時に複雑な思いも抱いていた。 もう一人の幼馴染が処されたあの日からそれは消えない。]
(51) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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