204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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それに 犬なら 人間とともにありたいって 集うのもよくわかる
嗚呼 そうか きっと犬だからだ きっと何も起きない ここは 犬の群れと人間 ……ーー狼は静かにしていよう
………………的は作っておく
(*42) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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[弓を引き絞る 兎を仕留めた時同様 ルーツは防寒着の前を寛げ そこへ押し込む……防寒のためではなく そうでないと 動き回り 最悪 矢を当ててしまいそうで
…………一本 二本 的に正確に刺さる 人の気配 感じれば手を止めた]
(54) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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間違っても 犬や犬の飼い主を噛んだりしないよう なに 雪がやむまで…………
[集中し研ぎ澄まされるのと 普段に戻るのを 二度ほど 繰り返す]
…………俺たちのこれって しられない方が 良いのかな
俺は 狼だって何回か言ってるけど…… ラルフ 君は違うのだろう?
(*44) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[的に刺さる瞬間 兎の時のような 高揚感はーーーない]
(*46) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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ー 一階 中央奥 ー [聞こえた声 弓を構えていた手腕おろして]
…………これで 食べてるから
[一発屋な保護者の下 普段の糧の一つ 毛皮もそれなりに売れる
淡々と答える けれど視線はラルフに向く 正確には差し出されたスープに
しばし無言 胸元のルーツが ぎゃあぎゃあ騒ぎ始める中 その合間に ぐぅ と確かに腹がなった]
(58) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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ーーーーーーーーー…………
…………飢えたら 互いに何か考えよう 何か 衝動を散らすのを
そう わかった 俺も表向き変えると……人間や犬の中に 混ざるのを拒むのが難しくなる
利害一致 だね
(*47) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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ー 一階 中央奥 ー
…………
[笑われたのに気がつく 一度 視線を落として]
………………かわりに 何か 施される だけは 気がすすまない
[もう一度 視線をスープに戻し ルーツは胸元で首を懸命に伸ばし 暖かな湯気に目を細め
けれど 彼は 代わりの何か が 出るまでは 受け取らぬのか 弓と矢から手を離さない]
(66) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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雪でーーー頭を冷やす とか 厚い雲で月は隠れてる ーーーーきっと なにもないさ
演技はあまり得意じゃないから あれだけど……面倒かける ……生業はまだみについてないのか?
(*49) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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[昨晩は珍しく 保護者の髪を啄ばまず済んだ ルーツの嘴は あわやスープに着きそうで
ふとその嘴の様子に 昨晩 相変わらずの饒舌を思い出す ……受け取られなかった肉 慌ただしい様子 普段のことといえば普段のこと 立ち去る言葉にこくりと頷いたのを思い出す 素直に頷きを見せるのは 保護者相手ぐらい]
[そうして 今 出された交換条件に しばらく考えて ようやく一つ頷く 昨日と今日 二度勧められた食事]
獲物はいない から それの追い方 までは教えられないけど
[それでいいなら と 視線を彷徨わせた果ての提案へ]
(73) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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思い込めば 気持ちも変わる
へぇ 楽器…………人のいるところに ある生業なんだね………… 触ったことないや へぇ
[二回 感心したように 思う 全く音楽とは無縁の世界の住人]
(*51) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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[笑みに軽く顎を引く 頷くにも 後ずさるにも似た仕草]
ーースープもらうし………… そう 使ったことない んだね わかった
[再度の名乗り 交換条件が通ったことに 暫く黙った後]
ーーーーフィリップ
[と 小さく名前を告げて 弓と矢を片手に持ち もう片手でスープと木の匙受け取り
もう一つ頷いて 視線が下がった時 昨日と違いがあるような どうだったか 装飾品に 一度視線を止めて それから顔を上げた]
(85) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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ーーー不思議な感覚
[音楽のことに滲む様々は楽しげは知っていても 祈りは知らない 獣は何かに祈ることがないから 言葉でしっていても 感情に滲むような 本当の祈りを知らない せいぜい知っていて願い]
この感覚 悪くないから そうであるといいね…………
[ふっと笑むような滲む]
(*53) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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フィリップは、ラルフを視線向けたあとまたスープに戻す
2014/11/15(Sat) 23時半頃
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ー 一階中央奥 ー [スープを受け取れば ルーツが嘴を突っ込む のを 手で制しながら 暫く 温泉のある方へ向かう姿をみてから スープにまた視線を戻す
一度藁の上に腰をかけて 一匙スープをすくう
一口口にすれば まだ朝食を食べてない 若い雄である獣は スープをかっこんで
ルーツと奪い合いしつつの朝食は あっという間に平らげられた]
(90) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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[小さくかえるのに頷きと 空腹が満たされて行く感覚]
(*55) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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ー 一階中央奥 ー [スープの入った器はすぐ空になって 戻るまでの間に 弓矢に触れたことない ……の言葉に 鏃に薄布を巻いて 藁ならこれでも刺さるだろうと]
ん…………
[教えると言っても 言葉は少ない 実演して見せて 渡す 手が止まるところ……弓の持ち方から 声に出さないまま静かに]
暇な時 練習すれば身につく
[と ある程度の後口にして]
(95) 2014/11/16(Sun) 00時頃
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ん…………その方がいい そうじゃないと 違和感だろうし
[笑みの滲むは感じても まさか腹が満たされるにとは思わず 不思議そうな気配滲んだまま]
こう…………もつ で…………こう
[思考で告げれば口には出ない 表向きは変わらないように]
(*57) 2014/11/16(Sun) 00時頃
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ー 一階中央奥 ー [手先は器用なようだ と 弓や矢の扱う様子 その指先に視線を注ぎ
最初は何処かにぶつかる前に落ちていた矢が 壁にぶつかり跳ね返された矢が 次第に藁に刺さって行く様子に
こくりと頷きつつ 時折 また 藁的で遊び始めるルーツを ひっぺはがす……自分以上に初心者の 弓矢の練習では ルーツが危険だ]
スープの分だし
[礼にはゆるく首を振って 戻された 一式に視線を落とせば 戻る姿を目で追うことなく 自分の練習に戻るため ラルフの温度がある弓を握った]
(108) 2014/11/16(Sun) 00時半頃
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ああ 万が一…………あるのかな? ちょっと 想像つかない
手先 楽器使うから器用かな 悪くないと思うよ …………ん 周りの犬や人間で変な様子ないようにも気をつけて
(*59) 2014/11/16(Sun) 00時半頃
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ー 一階中央奥 ー [足元にスープの器おいて 先ほど鏃に布を巻いたままの弓で 自分の練習も さらに行う
一回 二回………… 矢はぶれることなく 藁の的へと吸い込まれて]
(111) 2014/11/16(Sun) 00時半頃
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ーーーー……ふぅ
[野を駆け 獲物を追い回すほどでなくても 練習もしばらく続ければ それなりの運動になり 防寒具を途中で脱いで 尚 汗が伝う
何度か的に刺さった弓を回収する合間にクールダウンを試みても 募るばかりで
ちらと肉をしまって冷やしてある桶を見る]
ルーツ ちょっとここにいて
[まぁ 遊びに行っても良いのだけれど ただ 外は相当な吹雪 一回目雪をすくったように 人がいるとは限らない
ルーツを地面におろし 防寒着を羽織って 適当な桶を物色してから入り口へ向かう]
(118) 2014/11/16(Sun) 01時頃
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ー 一階玄関 ー
…………
[ドアノブに手をかけ息を詰める ひんやりとした触り心地 はっ と短く息を吐く ……前に触れた時より冷たく この差は?と 首を傾げながら 戸を開ける
昨日より重いのは 吹き付ける風が強いからか 蝶番や戸口が凍り始めたのか 体重を扉に預けて押し開ける
…………運動で火照った身体が 瞬時に冷やされ小さくくしゃみをする]
(133) 2014/11/16(Sun) 01時半頃
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寒っ
汗は拭ってから行くべきだった
(*60) 2014/11/16(Sun) 01時半頃
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[ルーツは荷のところに置いてきたから 寒さに怒らせる心配も とち狂って吹雪の中 羽ばたいてしまう心配も必要なく 溶けた分の補充 そのための雪を詰めて行く
時折手に息を吐きかけて 時間がわからぬほど 厚い雲で覆われ 真っ白に吹雪く世界
後で湯に浸かろう そうと思う 上はもっと温かいのだろう けれど あれらは人間の そうして人間に従順な犬のもの 獣で有る自分には不必要な ーーーーその差はしょうがないもの]
(139) 2014/11/16(Sun) 01時半頃
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間違いを犯さないために
間違いで 衝動のままに食べないために
(*61) 2014/11/16(Sun) 01時半頃
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人を食べると言うことは
いや今はダメだ 思い出すな
(*62) 2014/11/16(Sun) 02時頃
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[魚は魚であることを嘆かないだろう 鳥は鳥であることを嘆かないだろう
獣である母も嘆くことはなかった 最期の最期まで…………知っている 命がなくなる瞬間まで 未だ刻まれている
重くなった桶を持って 扉を閉じれば内側は十分暖かい
芯まで冷えたのをもどすために 湯にまでつかれるんだから そう思えば 足は早歩きに おくものをおいて そして 水分を拭うための古い布を持って 少し寒さに急いでいたから 人の気配 注意するのを忘れていた]
(143) 2014/11/16(Sun) 02時頃
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[足取りが早足程度になるころ 先ほどの思考とは打って変わって 気がはやる そわそわとした心地滲む]
(*63) 2014/11/16(Sun) 02時頃
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ー 一階温泉 ー [扉が閉まっているのも 注意しなければ 人の気配を感づけない状況だった 彼も彼で 先ほどのまま ルーツを置いていて 賑やかさの欠片もない状況だった
ので 扉を閉めて 防寒具を置き 上着を捲り上げた段階で ようやっと 人影に気がついた]
……………………ーー
[孔雀石が丸くなる 上着を捲り上げた中途半端な格好で
…………トレイルはもっと驚いただろうか? 彼は前に見た黒と生成り色ではなかった]
(149) 2014/11/16(Sun) 02時頃
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[思考は驚愕に包まれる]
(*64) 2014/11/16(Sun) 02時頃
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ー 一階温泉 ー [湧き出る湯特有の臭い 立ち上る湯気 ぼんやりと霞んだ視界で もう 冷たい水は必要ない表情が見える
あいた口 咄嗟に両の手で耳を塞ぐ ルーツが猛る際の反射神経の賜物]
…………???
[けれど音は続かなかった 届いたのは大きな水音だけ
中途半端にまくれた上着を直す余裕なく 白い軌跡を描いて落ちた身体に驚いて 服のまま湯の中に入り]
…………トレイル???
(155) 2014/11/16(Sun) 02時半頃
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