88 吸血鬼の城 殲滅篇
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[そう告げてゆっくりと身体を離すと、 少し離れたところに戦った時のまま落ちていた剣を、 拾い上げて鞘に収める]
では行こうか。
[すっかりいつもの穏やかな顔に戻って、 再びムパムピスに声を掛けると、 有無を言わさず、彼を両腕で抱きかかえ持ち上げた。
軽く助走をつけると、屋上から跳んで一気に城門の外へ。 そのまま、森の奥深くへと消えてゆく]
(207) el900m 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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[首を落とされてもなお復活を遂げる、 恐ろしい生命力の持ち主。
かの無敵の雄を完全に滅ぼす方法が見つかるまで ここに戻る気はない]
[願わくば、その時が訪れる瞬間もムパムピスと共に――**]
(208) el900m 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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[吸血鬼が常人離れした能力を持つことは知っていたから、 飛ぶことに何も不安はなかった。
ただ、ムパムピス―― マティアスがびっくりして振り落とされないかだけが心配だった。 彼も心配だったのか、ぎゅっとしがみついてくる身体に 安心と、それから頼られていることへの喜びを感じる。
想像以上の速さで、地面が近づく。 風の心地良い冷たさと、近くにマティアスの鼓動。 この素晴らしい時間が、すぐに終わってしまうのが惜しいと思う]
(249) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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「…今、気づきました。 ジェフリー様って、堅実派に見えて意外と… 大胆な行動をされますよね。」
[そうぽつりと零れた言葉に、怪訝そうな表情を向けると、 マティアスは笑いながら独り言だという。 その笑顔につられたのか、 今まで見せたことのない笑顔が自然と浮かんだ]
石橋を渡っているだけでは、 為せぬことだってある――……。
(250) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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ああ、それから、マティアス。 その呼び方はやめてくれ。 ジェフでいいといったろう?
これは、主としての命令だ。 [真名を他の誰にも聞かれないように、 耳元に口を寄せて囁いた。 これが初めての。 そして恐らく最後の命令になるだろう**]
(251) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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― 数日後 ―
[ここはガストンの住処であり、 ジェフリーがハンターとしての修練を積んだ場所でもある。 彼は今、何かを探すように机の引き出しや本棚。 果ては本1冊に至るまで、丹念に調べていた]
全く……。 大体がヘクターが復活するかも知れないと危惧していたのなら、 あなたが永遠に封印する方法を、探して実行していれば、 私が奴の討伐に行く必要もなかったのだ。
無論、マティアスと逢えることも無かっただろうから、 悪いことばかりでもないが……。
[そう口にしたことに気づくと、罪悪感を覚える。 信仰心の篤い彼が、そのまま神の恩寵を受けられていたのなら それこそ喜ばしいことなのだから]
(288) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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[頭を左右に振って、芽生えた物思いを消すと、 再び、探しものをはじめる。
実行はされていなくても、どこかにヘクターを倒す方法があれば、 と僅かな可能性に掛けたのだ]
……ん?
[パラパラと頁を捲っていた本から、ひらりと1枚の紙が落ちた。 拾い上げると、間違いなく師の筆跡のようだ。 何気なく目を走らせていくうちに顔色が変わってゆく]
(289) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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『ジェフリーへ
……俺は、吸血鬼に血を吸われてしまったことがある。
もちろん、俺が、そんじょそこらの吸血鬼に引けをとるはずがない。
といったらわかるだろう。 俺の血を吸った奴の名はヘクター・ロックウェル。 あの最強の吸血鬼様だ。
別に隠す必要もないのかもしれない。 だが……。ほんの少し吸われたというだけでも、 後ろめたいことは事実だ。
だから、こうして手紙という形で告白する。 これは賭けのようなものだ。
――俺はお前にこの告白をみつけて欲しいと思っている
ガストン・ワイルダー』
(290) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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[ややあってくしゃりと手紙を丸めると、ランプの火に翳した。 みるみるうちに手紙は灰になって、後には何も残らない]
……くそっ。
[形見のペンダントを、服の中から取り出して握りしめる。
師がそれを告げられなかった理由はなんとなくわかる。 吸血鬼の牙が食い込んだだけで、神の恩寵を失ったと感じたのだ。 信心深いものなら大多数がそう思うだろう。
そうであれば、ますます負けられなかったのに―― 握り拳を作ると、机をがつんと叩き]
ヘクター……。 どうやらますますお前を倒す理由が出来たな。
[そうひとりごちた。 結局、師の住処ではそれ以上のものは見つからなかった**]
(292) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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