人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 営利政府 トレイル

―ある日―

[『柊』はどんな冬か。>>243
 絵本を開き、吹雪の絵を見せた。
 こんなものが来たら、鬼でなくとも逃げてしまいそうだけど。

 ――と、前置きした上で、棘の話をした。
 雨の日に『おかあさん』の所に行こうとしていた明之進に。
 きっと何処にも行けないのだと、憶測は口に出せなかった。
 手にしていたものを見て、自分も懐刀を大事にしていると鞘を見せたこともあった。

 別の、代わりのものを探せるようになれば良いと思って、色々と質問を投げ掛けていた成果であろう。]

人間には痛くないよ。鬼じゃないんだし。
だから、大丈夫。

[表情が崩せないかと髪をやや乱雑に撫でた後、脇腹を擽ったのは昔のこと。
 何故、そんな事を気遣わしげに問うのか。当時は分からなかった。**]

(260) 2014/02/09(Sun) 01時半頃

【赤】 営利政府 トレイル

[――今も。

 明之進の問うた意味の、どれ程が零瑠に伝わっていたかは分からない。
 未だ人と鬼の狭間に居る雛に、刺さる棘の傷みは『始めだけ』。

 こうして家族に牙を見せても。

 リカルダの、引き留めるような声に振り向けずに居るのも。

 ―――抗えずに居るのも。]

(*157) 2014/02/09(Sun) 01時半頃

【赤】 営利政府 トレイル

[目視に入る赤雫は、夢の続きを見ている様。
 親から餌を与えられるまま、その中指を口に含む。

 金平糖よりも羊羮よりも。
 甘いあまい、味がした。

 強く吸い、傷口へと舌を這わせ。]

 ―――も、足り…

(*158) 2014/02/09(Sun) 02時頃

【赤】 営利政府 トレイル

[水を飲んでも、生えた牙が血を啜っても、この渇きを満たしてはくれなかったのに。
 どうかしてる! 叫ぶような理性すら注ぎ込まれた力が捩じ伏せようとする。]

とる……とる、ど……さ

[縋る様に囀り、指の先を辿って左の肩口に噛み付いた。
 腋下から腕を回して縋り付き、渇きを潤す甘美な味に伏せた睫毛と喉を震わせる。]

(*159) 2014/02/09(Sun) 02時頃

【赤】 営利政府 トレイル

[明之進の背の、傷口に沈まんとする指は止まっていた。

 自ら離せないのは、世界を変える為ではない。

 迷子にならないように。居なくならないように。
 安心出来るように。

 繋いだ手を、触れた指を離さないのは―――…
 零瑠にとっての『日常』だからだ。]

(*164) 2014/02/09(Sun) 02時頃

【赤】 営利政府 トレイル

ん…ン――

[全身に始祖の血が巡る悦に、脳が焼かれそうだ。初めての食事は最高の食事でもあった。]

…ぷ、は ――――― ぁ

[頭を撫でる手に、肌から離れた唇が満足げに幸せそうに弧を描く。

 引き離されたことで牙が肉から抜かれた。
 
 夢中で求めていたせいで、赤子の様にトルドヴィンの肌と己の口元を、そして白の服の胸元を紅く汚して居たことに気付いたのは、二つ穴から新しい血が溢れて零れるのを見た後で。

 視界に入る紅色。
 同時に零瑠は意識を手離した。*]

(*167) 2014/02/09(Sun) 02時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 02時半頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 02時半頃


【人】 営利政府 トレイル

― ゆ め ―

[寒さで目を覚ます。まだ夜だから寝ていないといけないのに、瞼を下ろしても眠気はやってこなかった。
 懐を押さえて懐剣の在るを確かめてから身を起こす。

 布団から出て一歩。足の裏から伝わる畳の冷たさに身を抱いた。
 吐き出す息は白く、火鉢に残る僅かな熱を蝋燭に移して明かりを作る。障子と雨戸を開けた庭もまた、一面真白く眩かった。

 桜の枝は白を乗せて重みでしなり、雪の塊を落とす。夜闇の中、はらはらと降る白雪は桜花のようで美しい。心奪われ、淡い炎が消えるまで縁側に座って見ていた。

 猫のような泣き声が聞こえ、男児はその方を見遣る。新しい母の腹は大きくなっていたが、産まれるには早い。だからあれは秋に使用人の一人が産んだ赤子の泣き声。]

(289) 2014/02/09(Sun) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[医者の見立てでは女の子だという。妹が出来るのだ。男児は『兄』になるのだ。

 名前は『菖蒲』。男でも女でも『あやめ』。腹の上から何度も呼び掛けた。耳を押し付けて鼓動を聞き、腹越しに蹴られたこともあった。

 赤みの強い紫色を思い描き、視線を庭に戻す。
 春になったら―――…今度は花を植えようと思った。誕生日祝いに、名前の花を。]

(290) 2014/02/09(Sun) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[――けれど。


 女童が生まれる前に、
 男児の姿は屋敷から消えていた。**]

(291) 2014/02/09(Sun) 02時半頃

【赤】 営利政府 トレイル




  [誕生日祝いに。花を――…。]


 

(*176) 2014/02/09(Sun) 03時頃

【赤】 営利政府 トレイル

[始祖による誕生日祝いは、零瑠に鮮血の花を齎した。

 次に目を覚ましたとき、鏡に映る瞳から革色が消えていた。
 腹が減っても用意されるのはパンでも白米でもなく、血。

 目前で人間の首から採取される様を見て、零瑠はまた気を失った。]

嫌だ!

[首を振り、頑なに食事を拒んだ時もあった。
 あんなに血がだめだったのに。
 今ではそれが『生きる』為に必要だなんて。]

(*178) 2014/02/09(Sun) 03時半頃

【赤】 営利政府 トレイル

[―――なら、死んだ方が良い!

 ……とは言えなかった。
 吸血鬼たちを、人間たちを見たら、そんなこと。]

(*181) 2014/02/09(Sun) 03時半頃

【赤】 営利政府 トレイル

刺だから駄目って、なに?
明に触ったら駄目なの?

……どうして、明は、前みたいに俺の頭を撫でなくなったんだ?

[新しく生まれ変わった日の事を、後日明之進に問うことは出来ただろうか。>>*169
 あの雨の日、傘は手離さなかったが、彼の手はそのままだった。気を失ってからの事を、見ていた子がこそりと教えてくれたのだ。]

(*182) 2014/02/09(Sun) 03時半頃

【赤】 営利政府 トレイル

[ハンガーストライキも長くはもたない。
 そんな時は、家族に、あるいは始祖に頼る事になる。

 ゆるゆると時が流れていくうちに、
 流血で倒れる事は無くなった。**]

(*184) 2014/02/09(Sun) 04時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 04時頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 22時半頃


【人】 営利政府 トレイル

―『希望』―

あんごおにーたん。

『れい』って、どんな漢字があるの?

[孤児院に来たばかりの男児には、問われても答える名前がなかった。言葉を失い、記憶を失い、瞳からも生気を失っていた。

 自分の名前を決めようと思い立ったのは、孤児院での生活に慣れて言葉を話せるようになってから。
 『いる』にしようか、それとも『れいる』にしようか。迷いあぐねている時に、安吾の姿を見かけた。

 今日もまた子供たちに文字を、漢字を教えている。だから尋ねて、『零』を選んだ。]

(435) 2014/02/09(Sun) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[安吾のしてきた事をひとつ、引き継いだ。書き散らした半紙の、広告の裏の。楽しげな声。]

 ……リッキィのその願いは叶うよ。
 絢矢は外に出るのを渋る――というか、誰かの『おかえり』を待ってるから。

 うん、リッキィに叶えて欲しい。願っていて欲しい。俺も願えば足りるよ。


 君は――…『希望』だから。

(436) 2014/02/09(Sun) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[君は、君達は。
 自分以外の家族を差す。零瑠の願いは自己の過去に向けられたものだから。希望になり得るのは、そう、リカルダのような子。

 明之進が2枚の『希望』を重ねる。]

……明の、希望は何だろうね?

[手習いの字の様に。
 増えていけば良いのに。]

(437) 2014/02/09(Sun) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[『希望』『希望』『希望』。



 重ね連なる文字の中に、1枚だけ、


   『冀望』が―――…。**]

(438) 2014/02/09(Sun) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

― 現実 ―

[世話をする者の居なくなった桜の木々は、雷で焼かれたり強い風で枝が折れたり病にかかったりと、ほとんどが枯れてしまった。

 そうして、年々桜花の量が減っていく。

 菖蒲の花は、背丈の長い草に日光を阻まれ、小さな花を咲かすしかない。

 そうして、年々咲く花の数が減っていく。


 この屋敷に住む者が『桜庭』と呼ばれていたことを、今も知る人は―――減っていく。**]

(442) 2014/02/09(Sun) 23時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 23時頃


【赤】 営利政府 トレイル

――5年後――

[扉の前で脇に挟んだものは学生帽。
 視界を塞ぐ為に『兄』から与えられたもの。
 名残惜しい訳ではない。
 ただ、体が成長するにつれ、隙間がなくなっていくから手離せ難かった。


 開く扉。歩を進め、ブーツの踵を揃えて理依の隣に立つ。]

………。

(*267) 2014/02/09(Sun) 23時頃

【赤】 営利政府 トレイル

[マントの下、腰から下げるのは刀身の短い日本刀。
 懐剣は鍔のないせいで柄握る手まで血に濡れてしまうからと、
 新しい武器を求めたのはいつの頃だったか。

 初陣と聞いて、声援と鼓舞に背を伸ばし表情をこわばらせる。

 いつか来る日が来ただけのこと。]

―――御意。

[言葉と態度が示すのは従順。
 ゆるゆると微笑み浮かべて頭を垂れる。
 灰みの僅かに残る紅は、何を顕すか、知られる前に帽子をり、余計な事を言うなと視線で理依を咎める。]

(*275) 2014/02/09(Sun) 23時半頃

【赤】 営利政府 トレイル

[律儀な返答を最後まで聞いてから、零瑠は扉に向かう。
 一度足を止め]


 ――柊。

[5年前の誕生日から変えた名で明之進を呼ぶ。]

(*281) 2014/02/09(Sun) 23時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/10(Mon) 00時頃


【赤】 営利政府 トレイル

背面を任せても、よいかな?

[自由にというのなら、方面を同じくしないかと尋ねる。>>*283

(*287) 2014/02/10(Mon) 00時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:トレイル 解除する

生存者
(5人 75促)

トレイル
55回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
裏方
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.093 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび