162 絶望と後悔と懺悔と
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[瞳の様子が緩んだのを見て取ると、 頭を撫でられるのをおとなしく受け入れる。>>*64
続く話に一度は首を傾げたものの、 言い直された二度目に、こくりと頷いた。]
うん……
[再び、そっと寝台に座る。 熱い手で巾着と手鏡を包み持って目を閉じた。 これで休んでいるつもりなのだ。 横になると背中が痛む気がしていた]
(*66) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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―回想・キャロライナについて―
[初めて二人でお使いに行く事になった。>>118]
[言動がとろとろしている所為で、壁に穴が開くような やんちゃな遊びにはなかなか追いつけない。 そのせいか、ほんの一時期、男児たちの遊びを ぼんやりとみているだけだった事がある。丁度その頃]
……キャロ君。
[四つ角で急に立ち止まって、先を行く少年を呼び止めた。 明之進の顔はキャロライナが進む方とは明後日を向いている。
視線の先を、茶色い猫がのんびり歩いていた。
早く来ないと置いてくぞ、と一蹴された。
自分より重い方の買い物袋を抱えたにんじん色が遠ざかり、 少し速くした足取りで彼に追い着く。]
(195) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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――キャロ君……帰、ろう?
[当たり前だろ、と言った風に返されたような記憶がある。
後ろを振り返った。やっぱり、早く来いと呼びかけられた。 しばらくうろうろと視線を彷徨わせたが、 最後までキャロライナは明之進を置いて行かなかったし、 日がとっぷりと暮れてから二人でただいまを言った。
因みに養母さんからお小言をもらうのも二人一緒だった。]
……ごめんなさい。
[明之進がぼーっとしてたからだ、と言われ。 ひとのせいにするんじゃありません、と言われ。 キャロライナと養母さんが言葉を飛び交わさせる中間で、 ぺこん、と頭を下げた。
次の日、彼が飴玉をひとつくれて、 それから男児たちの遊びも見ているだけじゃなくなった。*]
(196) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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[任せたまえ、と告げる声は頼もしく思えた。>>*67 それを信じて、じっとして体を休める。]
[次に目を覚ましたのはリカルダだった。 珍しく(自分なりに)ぱっと顔を上げてそちらを見る。 彼女について、最後に見たのは背後に迫る危機だったから]
リッキィ……大丈夫?
[急いだつもりで、彼女のベッドに行こうとした]
(*71) 2014/02/08(Sat) 20時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 20時頃
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――リッキィ。
[枕元につくと、己を呼ぶ声がした。>>*76 長く吐く息が零れた。 閉じた瞼の奥で、瞳が微かに揺らぐのをつぶさに見入る]
……僕たち、「生きている」って。
[直円の言葉を繰り返して伝える。]
リッキィ、大丈夫? 痛い、ところはある……?
(*78) 2014/02/08(Sat) 20時半頃
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―回想・サミュエルについて―
[自分と同じ歳の子が来た、と養母さんから聞いて、 実はちょっと期待していた。 仲良くしてあげて、とも言われていたものの、 明之進が試みた行動が功を奏していたかは今でも不明だ。]
……これは、なに?
[指差した緑色の苗。 野菜を丹精する手つきを見ているのが興味深かったのを 今でも覚えている。>>194 身の上話も、そこで聞いた]
(200) 2014/02/08(Sat) 21時頃
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お母さん、が……病気で。
[死というものをきちんと理解したのは、もっと後からで]
お父さん――? は、いない。
[父というものの存在を知ったのも、孤児院に来てからだ。]
お母さんは、きれいで、優しい……かった。
[母のことを、少しずつ過去形に出来るようにもなった。]
……、……
[そこで懐に手を置き、少し考える。 父というものの存在を知って、思い出したのは この形見の手鏡を見つめて、母が誰かを呼んでいたこと*]
(201) 2014/02/08(Sat) 21時頃
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明之進は、アヤワスカ達のことが脳裏をよぎった。
2014/02/08(Sat) 21時頃
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[リッキィは痛そうな顔をする。>>*83 動いている指に、そっと手を添えて握った。 こちらの手はまだ熱いままだが、彼女はどうだろう。
泣き出してくちゃくちゃになってしまうから、 少し迷って、着物の袖で拭ってみるものの、 続いた問いには答えられない。]
――――あ……絢矢、は
[解らない、と、唇が戦慄いた。]
……ごめん、なさい。
(*85) 2014/02/08(Sat) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 21時半頃
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[その沈黙を破ったのは、理依が駆け戻ったこと。>>*82 何事かと視線を向けると、出て行った時とは真逆の 凍りついた蒼白の顔になって見える。]
理依君……
[そちらへ体が傾きかけて、リカルダを振り返る。 しばし二人の間で視線を彷徨わせて、 少女の指を、きゅっと握った。]
(*86) 2014/02/08(Sat) 21時半頃
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[理依が戻って来た直後。 急にぶるっと震えて、扉に視線を固定した。
そうすると、ひとりでに扉が開く。 否、向こうから開かれて、白面金糸の男が姿を現す。 続いて控え立つ黒髪の少女もか。
それは過日の――]
――――……
(*90) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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[皆を睥睨する視線。
手を繋ぐリカルダは、きっと怪我をしている事に思い至る。 声にならない悲鳴があった。
もう一度、指を握り返して、そっと位置をずれ、 自分の体で少女を隠すことを試みた。
表情はやはり、感情のない霧ではあったが、 ずきずきと――薬でも切れたのか、痛みは増している。]
(*98) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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―回想・円について―
[何かある毎、少年が取り出す縮緬の巾着に 小さな女の子が興味を示したのは、 染付の色柄がきれいだったから、なのだと思う。]
だめだよ。大事、だから……
[下から伸びる手が届かないように腕を高く上げると、 ちょっとだけ、ちょっとだけ、とねだる声が響いた。]
……ちょっと、だけだよ。
[締めた口紐は自分の指に絡めたまま、触らせてあげた。 その絹地の上等さを少年が知っている訳もないが、 こんなに手触りの優しいものは、他にめったにないと思う。 もし取り上げられたら正直泣いてしまう。]
(226) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
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[巾着の中身が何なのか、外で口にしてはいけない、 決して誰かに見られてはいけないと、 母にかたく言い遺されていた。 だから、巾着の事を知っている子はけっこういたが、 孤児院に来てから、中身を取り出した事はなかった]
でも、
[ふくふくと笑う円の顔を見ながら思った。 もう、ここが家で、皆が家族なのだろうかと。]
みんなには、見せても、いいのかな……
[ぽつりと呟いて、窓の外に向けて首を傾ける。 その答えをくれる人がここに来る事はないけれど、 いつか、それも許されると思えるようになるだろうか。*]
(227) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 22時半頃
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……――永遠。
[端麗な発音から最も耳に残る言葉を自然と零す。>>*102
自分達が置かれていた室内は決して暗くはなかったが、 トルドヴィンを名乗る者が現れ、その容顔を見れば まるで内側に月影を含んでいるように思えるのは、 彼が支配する者だからだろうか。]
(*107) 2014/02/08(Sat) 23時頃
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明之進は、ミナカタはまた怪我をしていないだろうかと考える。
2014/02/08(Sat) 23時頃
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[重たく瞬きをした次の瞬間には、月影はそこにない。>>*109 だが、首を傾げる必要もなく、くるりと首を巡らせた。 零瑠のすぐ前に居る。
――ここに来て、初めに見せつけたものは牙]
……や、
[少年が声を上げた時には、吸血鬼にとっては 欠伸が出るほどの間を経ていることだろうが、 片手にリカルダの指、もう片手に巾着と鏡を確と握り。]
めて――
(*112) 2014/02/08(Sat) 23時半頃
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[目の前で引き裂かれた幼子。炎が渦を巻いた死の赤。 急激に脳裏に蘇って、表情が使途不明の微笑で凍る。
視界を染め変えて思ったのは、同じように 零瑠が殺されてしまう、という事だった。
リカルダの寝台の傍から膝を立ち上がらせようとして、 上手く行かずにほたりと絨毯に手をついた。
ビリッと肩から背に痛みが走っても、 まだ頭がぼうっとして、ゆらゆらと霞が揺れている。]
(*120) 2014/02/08(Sat) 23時半頃
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―回想・零瑠について―
――ひいらぎは、どんな冬?
[冬の木と書く、と教わった直後に返した言葉がそれだ。 正確には柊は木である。冬ではない。 刺があるから鬼が嫌って寄り付かないのだと言う。]
とげとげ……
[まだ幼い両の掌を見た。そして零瑠を見上げた。]
…………鬼じゃなか、ったら、大丈夫?
[感情のない黒檀と小さな声だった。*]
(243) 2014/02/09(Sun) 00時頃
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零、瑠君――……っ
[立て、なかった。 手と膝で這って彼の傍に向かい出すのも牙が離れてからだ。
あえかに開いた口から熱に弱った息を吐いて、 零瑠に取り縋ってその顔を見ようとした。]
(*125) 2014/02/09(Sun) 00時頃
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……零、……――
[「生きている」、と零瑠は答えた。>>*129 だが、直円に言われた時のそれとは違い、 とろりとした声は明之進の表情を緩ませない。
――だって、目の色が違う。>>*127
下から顔を覗き込むと、口の中が見えた。]
(*135) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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[熱を持った背中が痛む。多分、無理に動いて傷に響いた。 自分では見えぬ傷口が開いて、血が滲む図を想像する。
水を干しても潤わないと言う零瑠。>>*138 諦観してこちらを振り返る直円。>>*137
柊は鬼を刺す木だという――]
……零瑠君、
痛く、ない?
[年長の零瑠には何度も看病されていた。 頭を撫でる手も、安心させる笑顔も知っている。 微かに首を傾げて尋ねた。>>*140]
(*144) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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[横合いから、真弓に呼ばれる声がした。>>*142 だがそちらを振り向けなかった。
零瑠が零瑠のままでいる、しるしを何処かに探している。
鬼でなければ痛くない。 革色の瞳も、あかく刺してしまわないで済む。
もし、彼が痛むそぶりを見せたなら、 自分はすぐに彼から離れないといけない。 そうしたら二度と触ってはいけない。
けれど、鬼じゃなかったら。 血を怖がる家族が自分にしてくれたように、 頭を撫でたって、大丈夫だと手を繋いであげたって]
(*148) 2014/02/09(Sun) 01時頃
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[――平気だよ、と、優しい声が欲しかった。>>207
部屋に降る雨はそこに有りて無き希望の]
――ッう!
[僅かだが、唇を噛み刺された。>>*152 傷という単純な刺激には、単純に生物としての苦痛を示す。
駄目だ。もう――駄目なんだ。
ようやく、手に拒むための力を、未練がましい弱さを込めた。 背に回った指が傷に圧を掛ける。]
(*153) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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―回想・周について―
[周の声を聞いて、使途不明の微笑とともに頷く。>>241 ここに来たばかりの頃、周は怖そうな子だったが、 つい最近、外の子供が円たちに悪さをするのを 追い払ってくれたのだと、人づてに聞いていた。
ただ、手はこっそり巾着を包み隠そうとしていたりする。 続きの言葉に、動きを止めて彼を見つめた]
……袋。
[手の中の巾着を見下ろす。 多分、訂正された。この場合はお母さんの事である。 くるりと向こうへ行く背中に、きゅっと裾を掴む。]
(263) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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周君は、お母さんが、いない……の?
[父は知らなかったが、母はとても優しかったから、 ――少年の記憶ではそうだったから、 周が母を知らない事はとても寂しいと思った。
そうした内面の思いはいつも表れない顔であった。 外の子供には気味が悪いと陰口される無色の笑み。
周も外から来たばかりだから、同じように感じるだろうか。 しかし、同じ孤児院の家族には好かれたいとも思った。]
お母、さんはね、優しくて、頭を撫でてくれる、よ。 ここに、住んでいる皆と……同じ、温かいんだよ。
[結果、周の頭を撫でようと試みた。 身長差で可哀想な事になったのは否めない。*]
(264) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 02時頃
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[離れた零瑠が始祖の吸血鬼に取り縋り、>>*158 あれほど忌避した血を貪る様を見ているしか出来ず、 直円とリカルダの心が折れる音も聞いた。>>*155>>*161]
真弓ちゃ……
[始祖が少女達の元に向かう。>>*166 振り返って、もう動くだけの気力がなかった。
傍らの家族は手を離さない。>>*164]
……零瑠君。 とげだから、駄目だよ。
[自分で告げて、使途不明の笑みに涙が滲んだ。 絵本で見た、笠や蓑に吹き付ける雪を払うように、 小さく体を揺すった]
(*169) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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[ぐずぐずと手の甲で涙を拭く。 零瑠はやはり血を見た所為か倒れてしまった。>>*167 手を伸ばしかけ、踏み止まる。触れてはいけない。]
……、……
[家族に手が届かないことが、 この短い日にちで何度あっただろうか――]
(*172) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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―回想・零瑠について―
[帝都は雪が少ない方だから、吹雪の絵に震え上がった。>>260 けれど、この一面の雪も、春になったらすっかり解けて 水になって花が咲くのだという。
零瑠が見せてくれた細い棒に、これは何かと尋ねたら これが春に咲く桜だと教えてくれた。 母と暮らしていた頃、出かけた時に遠目にした 薄紅色のもくもくしたものとは違う気がしたが、 彼が言うなら、そうなのだろう。 大事にしていると聞いて、近しい気持ちが湧いた。]
……大丈夫。
[ほっと息をついたら、髪をくしゃくしゃと撫でられた。 それから、擽られたら珍しく悲鳴を上げてのたうった。 子供特有のしなやかな体は妙な方向に反ったり捩ったり、 顔も、笑みがひきつれて妙な事になっていた。*]
(298) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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―回想・リカルダと零瑠について―
…………あめ。
[部屋の中に降っていた。>>207>>282 幾度も書いて散らされた『希望』の二文字。 右手と左手に一枚ずつ拾った。どちらが書いたか解る。]
僕、これ、……好きだな。
[感情ない顔で呟いて、両方の紙を大事に重ねた。 丁寧に畳んでしまっておくつもりだった。 駄目だと言われたら――諦めるけど
きっとそれも炎の渦に消えた。*]
(300) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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…………家族に
[悠然と投げかけられた声に、遅く反応した。>>*179 傷ついた口の中に、気持ち悪い味がしている。
永遠という言葉を聞いた時、 ――斃れるまで敷かれた道をゆくだけの景色は 脳裏に結ばれていたのだから]
家族にさわれないのは、――いやです。
[そして、頭を垂れた。 従属の証とは少し違う。体力の限界を超えたのだった。]
(*183) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 04時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 15時頃
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―回想・サミュエルについて―
[黙って首を横に振ると、食堂に微妙な空気が流れた。 これまで好き嫌いをした事がなかった子供が、 初めて何かを食べる事を拒絶した。
サミュエルが作った野菜が初めて食卓に載った日の事である]
……、……
[態度の変化に、好き嫌いを窘める声よりも なんで? と疑問視する声が多く上がった。 だから言った。]
かわいそう
[小さな畑を手入れして育てた事を知っていた。 知ったから、今まで食べて来たその他の全部が そうやって、誰かが大事にしてきたもののように思えた*]
(346) 2014/02/09(Sun) 15時半頃
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