283 突然キャラソンを歌い出す村2
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― 英語科準備室・昼休み>>281 ―
[準備室の扉が三度叩かれる。 多くの生徒はノックをして声を上げればそのまま入ってくるのだが、この声の主はそうはしなかった。 随分遠慮深いことだと思いながら、食べかけのサンドイッチを机に置き、口の中にあるそれをもぐもぐと飲み込みながら扉まで歩み寄る。口の中がきれいに片付いたところで]
どうれ、なにやつ。
[そう言って扉を開くとお弁当箱を持った女子生徒が頼りなげに立っていた。 意外な来客に少し目を丸くする。]
(283) 2018/09/13(Thu) 18時頃
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おや、伊吹くんじゃないですか! こんにちは。
[それをぱあ、と笑顔で迎える。 そのさまはまるで背景に鬱陶しいまでに小花が舞い散り輝いていただろう。]
これからランチですか? ご用があるなら、よければご一緒にいかがでしょう? 私はお先に頂いていたので食べかけなのですが。
[そう言いながら少し散らかった椅子を正し、 そちらへと促す。 彼女がどこか昼食を食べる場所へ向かうついでに 立ち寄ったという可能性は考えていない。 なぜなら彼はクラウザー剛志。
美しき英会話講師だからだ。]
(284) 2018/09/13(Thu) 18時頃
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[お昼をここで食べるつもりだ>>288と聞けば、 嬉しそうに手を引いて席に招いただろう。 優雅に、かつ紳士的に。 そしてセイカを座らせた席の方へ椅子を向け、 自分のサンドイッチを手に取り、 セイカには「どうぞ」と食事を促す。]
まさかランチをしにきてくれるとは。 先生驚きましたが嬉しいです。
[上機嫌にそう話しかけ、小首をかしげて セイカが何かを話すのを待つ。 そして次に紡がれた言葉には]
実はそうなんですよ。 ここだけの話…明日もイケメンです!
[更に機嫌を良くした。]
(291) 2018/09/13(Thu) 18時半頃
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うふふ、見てください。 先生のサンドイッチ美味しそうでしょう。 私の好物なんですよ。
[そう言って食べかけのサンドイッチを見せびらかす。 セイカが遊びに来たのであれ、なにか用事があって ここに訪れたのであれ、話したいことを話せるように 短い話題を少しずつ与えながら、セイカの緊張が 解けるのを待つことはクラウザーにとって 当たり前の作法だった。
―…何故なら彼は美しき英会話講師クラウザー剛士。 このような超絶美しい存在を目の前にして面と向かって話すとなったとき、緊張するなと言うことは土台無理な話なのである。]
(292) 2018/09/13(Thu) 18時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/13(Thu) 18時半頃
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[素直で可愛い生徒じゃないか、そう思った。>>296 時々昼に訪れるきゃいのきゃいのと 賑やかな女子のグループや 放課後にだらだらと話しかけてくる教師たち、 苦手意識を露わにして接してくる人間もいれば こうして穏やかに会話を楽しめる生徒もいる。
今日の昼休憩はは良い時間になった。]
ふふ。 いつでも遊びに来て下さい? 穴場ですよ。
[実際、晴れの日などは物が少なく日当たりの良いこの部屋は絶好の休憩室だった。 その後は自分のサンドイッチの中身を紹介したり、口をつけていない部分だけ一口切り分けたり。もちろん独身なので当然今日のサンドイッチが手作りであることも、自分の功績として堂々と伝えただろう。]
(301) 2018/09/13(Thu) 19時半頃
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おや、おいしそうですね。 オムライスですかあ。いいですね。 先生も今晩はオムライスにしようかな。
それにしても花咲くんはお料理が得意な上に、 お友達のお弁当まで作って、マメですねえ。 良いお母さんになりそうです。
[そう言ってから、セイカの方を向いて 「娘さんかな?」と笑う。 彼女の緊張がほぐれてきたな、と判れば あとは流れに任せるだけだ。]
(302) 2018/09/13(Thu) 19時半頃
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[そして出てきた話題にサンドイッチにかぶり付こうとしていたのを一旦止めて]
ああ!そのことですか! あれ、あの後わかったんですけど先生の勘違いで… 大騒ぎしてしまって恥ずかしいです。
[と照れた風にぺろり、と小首をかしげて小さく舌を出す。 これは25にもなる成人男性がとって許される仕草ではなかったが、これはこれでありなのではと思わせる圧力がクラウザーにはあった。何故なら彼は以下略なのだ。]
それに、詳しくと言っても女の子に あまり詳しく話すのは憚られますねえ…。
[何しろ御開帳。]
(303) 2018/09/13(Thu) 19時半頃
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[あの出来事の直後なら、クラウザーはセイカを心配して こんこんと注意を訴えただろうが、事情が変わっていた。
クラウザーはその変質者… もとい、おもんと互いの利益のために協力関係を結んだのだ。 これ以上噂が広まるということはない程に広まっている 可能性は否めないが、変質者騒ぎは間違いであった、 という情報を流しておくのは悪くないだろう。
慕ってくれている(!?!?!?)生徒を利用するように なるのは心苦しいが。 更に具体的な質問があれば、なにか答えるのかも しれないがそれがなければ煙に巻くだろう。]
(304) 2018/09/13(Thu) 19時半頃
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― 英語科準備室/昼休み ―
[オムライスを作る際の卵の包み方のコツなど、 身振りを交えてお話してみたり、少し緊張が解けて 素直に会話に乗ってきてくれる様子はとても可愛らしく、 昨日は件の変質者と喧嘩ばかりしてきたので とても和やかな気持ちになる。
そういえばこのセイカ。 昨日の朝は随分と心もとなさそうな顔をしていたので 気晴らしにでも、とお茶に招待したのけれど、 この様子ならもう大丈夫なのかもしれない。 それでも遊びに来てもらえたら、やはり嬉しいものだ。
「ペットです。」とは言わなくて正解だったかもしれない。>>311 それを言えば過剰に心配されてしまっただろう。]
(320) 2018/09/13(Thu) 20時半頃
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[セイカのちょろさをすんなりと受け入れるこの教師もまた、ある種ちょろいのかもしれない。 このちょろさ、当然のものだと思っているのである。 何故なら彼略]
(321) 2018/09/13(Thu) 20時半頃
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新聞部の彼には一応注意はしたのですけど、 どの程度伝わっているやら。 …困りましたねえ。
[そう言って首をかしげる。
しかし「変質者なんていなかったんですね!」と 確信を得るセイカには、その語尾を食い気味に]
伊吹くん! いいですか?世の中に変質者は一人じゃありません。 ちゃんと気をつけなくては…
[そう言ってセイカのおでこを人差し指で]
いけませんよ?
[ツン☆と小突き、ウィンクをした。]
先生とのお約束です♡
(323) 2018/09/13(Thu) 21時頃
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[会話の合間に食べ進めていたサンドイッチがすっかりなくなると、セイカの前に紅茶を差し出す。やすい茶葉ではあるが先日のハズレ茶葉ではないので安心して欲しい。
そして続く質問には、頬杖をつき、にっこりと微笑みを浮かべて じい…っとセイカを見つめ返す。]
……首なし騎士、ですか。 最近その話で持ちきりですから… もしかしたら本当に…
近くにいるのかもしれませんねえ〜?
[と、演技がかった様子で脅しかけるように、 にぃ、と口角を上げる。]
あはは! でも…そうですねえ。
(324) 2018/09/13(Thu) 21時頃
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先生がそうだったら、伊吹くんはどうします?
[そう言うとまた、ふふ。と冗談めかして笑った。**]
(325) 2018/09/13(Thu) 21時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/13(Thu) 21時頃
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/*
了解ですー!一応襲撃セットしておきました! 今の所特に襲いたいという希望はないかな? 麗亜確かに襲っておいてあげた方が やりやすいかなとも思うので。
とりあえず自PCだと現状あまり襲撃の理由がないけど、 もしそこまで届かなさそうなら魔女のお使いとかで どうとでもなるので仰ってくださいね。 パスにしといたほうが良さそうなら戻します。
レンを襲うならヨスガに任せたい気もしているので その辺りはおまかせしますよ!
私も麗亜とレンが半狼だと思っているので 二人共何か用意してそうなのでどうなるかは見てみたい…!
(*25) 2018/09/13(Thu) 22時頃
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― 英語科準備室/昼休み ―
[セイカの様子>>335を見てそれにまたくす、と笑い返す。 ごくごく自然に出た表情だった。]
[だって可愛いじゃないか、こんなに素直に信じて。 なんにも疑っていない。 幼気な子供を騙しているのは気がとがめたが、 自分が上手に人間に馴染めていると 言ってくれているようだ。]
(364) 2018/09/13(Thu) 22時半頃
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[さて、楽しいランチタイムもセイカが紅茶を飲み干せば そろそろ幕を下ろす準備にかかる。 弁当箱を片付けて準備室を出ようとする セイカを呼びとめ、もう一つだけ。]
伊吹くん!
明日の体育祭、頑張りましょうね。
[そう言って小さく手を振った。]
(365) 2018/09/13(Thu) 22時半頃
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ああ、よかった!
[友からの呼びかけ>>*22に心底安堵する。]
いいえ、ありがとうございますゆかりくん。 それだけ判れば十分です。
…しかし、『鉄血一瓶』、『恋歌』、『雪女の涙』
そして、『九尾塚体育祭の優勝トロフィー』ですか…
(*26) 2018/09/13(Thu) 22時半頃
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[ううん、と悩む声があり。]
幸い明日は体育祭です。 ……何てタイミングですか。まったく。
[その声色には笑いが含まれていた。]
(*27) 2018/09/13(Thu) 22時半頃
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/* 理由は『雪女の涙』があるのか…! なるほど巧みだわ…!!!
(*28) 2018/09/13(Thu) 22時半頃
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>>282
[彼は、どのくらい待っていたのだろう。 悠々とランチタイムを過ごし、セイカを見送った後、 そこに公翔の姿がまだあれば「おまたせしました」 と言わんばかりに準備室へ招き入れただろう。]
(384) 2018/09/13(Thu) 23時頃
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/* あ〜〜〜なるほどそういえば接触感染! ということは色々理由立てやすい感じがしますね。 みんななんて親切設計なんだ…ありがとう…!
うんうん、レンは今いい感じに回避フラグ立っているので こうなると避けて良さそうだなと思いますねえ! あとはつづりがどう出るかなのかな〜 楽しい
ヨスガ死亡フラグほんとに?! 多方面のやり取りまだかなり遊べそうだなと思ってるので 意外だけれどそろそろぼくも風呂敷をしまい始めねばならないな…!
赤初めてやるので色々不慣れですみません!胸お借りします
(*30) 2018/09/13(Thu) 23時半頃
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― 英語科準備室 ―
いらっしゃい西くん。 すみません、お待たせしましたか?
[そう微笑んで椅子を引く。>>429 公翔を席に促せば自分も椅子に座った。]
いやあ、西くんがこんな風に訪ねていらっしゃるとは。 意外な展開で先生嬉しいです。 …どうかしましたか?
(460) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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[先程の生徒とは打って変わって、 緊張の様子がないので用件をすぐに聞けそうだ。 そして過去の取材>>431については 浮かれて少し口が滑る。]
ええ、ええ。 覚えていますよ! 以前君の記事を書かせていただきました。 当時から君は才気溢れる若者でした。 ふふ、私のお気に入りの記事なのですよ。
(461) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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[…それから本題に移る。
聞くに、『常世倶楽部』とやらの魔術書に対する情報収集の依頼のようだ。]
?
常世倶楽部。…常世倶楽部ですか。 なにか聞き覚えのあるような…。 ………ああっ!
[道理で聞き覚えがあると思った。 いや、実際には見覚えか。 耳にしたときには気づかなかったが 文字で見てようやく気付く。
以前クラウザーの元にも同じ送り主から 郵便が届いたことがあったのだ。 よくわからん新興宗教のカタログかなにかだと思い、 封も開けずに捨てたのを一人後悔する。]
(462) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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[そして始まる公翔とモブオールスターズのムジーク。 クラウザーは椅子に座ったまま。 雷鳴が鳴り、照らされるその本と公翔を 微動だにせずに眺めている。
そして外に稲妻が走った瞬間、 逆光でその輪郭が浮かび上がり、影はムジークを背景に、 魔導書《グリモワール》に手を伸ばす…]
(463) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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♪〜
[そして1枚、また1枚とページをめくる。]
♪〜 ♪〜
[魔導書を読む手は止まらない。]
………
(464) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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[いつの間にか音楽は止み、部屋にも灯りが戻っていた。 そして今度は英語科準備室の時間が止まり、 得体の知れない強い照明がクラウザーを照らす。
そう、今この僅かな瞬間、準備室は"あちら側"になる…──]
(465) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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「禁断の魔導書〜常世倶楽部〜(Achira edit)」 歌:あちらの住人feat.クラウザー剛志
♪ (グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [英語科準備室の全てが白く染まる。]
(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [クラウザーがくるりとターンして指を鳴らすと幕は降り、 再び上がれば、そこはあちらの世界。 魔導書は小鳥のようにクラウザーの周囲を舞い踊る…]
(466) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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♪ 鮮烈なまでに 手招かれ (常世へ 誘う) 迷いこむは 禁断の花園 (崇めよ 称えよ)
これは光か闇なのか (未知なる 感情) 未だ知り得ぬ摂理 (これが 尊さ?)
魔導書はどこへ誘う (希望も絶望もないまぜに) 異世界への扉は開かれた (私の行路の 鍵を手に入れた)
(467) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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♪ (グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [雨露に濡れた百合の花が開いて、また閉じる]
(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [クラウザーが背を向け歩き出すと再び幕が下り、 幕が上がるとそこはいつもどおりの準備室。]
[魔術書のページを閉じると、終奏はフェードアウト… ……そして時は動き出す。]
(468) 2018/09/14(Fri) 01時頃
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