21 潮騒人狼伝説
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…………。
[ベネットの言葉を静かに聞く。 抱く感情は表に出さない。ただ、胸を打たれたように目を見開く]
……ありがとう。
[三白眼を細め、緩やかな笑みを作った]
君は少し、休んだ方がいいと思う。 ……いや、あまり一人でいない方が、いいかな、 ……君もきっと、狙われるから。 人狼だと、思われてなくても。
ベネット。生きてよ。
[それだけは本心の言葉。 告げると、静かに厨房を辞そうとする]
(173) 2010/07/22(Thu) 00時頃
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別に、君のためじゃないし。
[ぷいと横を向くような気配でつぶやく。 あくまで、自分の満足のために、ベネットが必要なだけ]
ここは人通りが多そうだから。 あとで洗面台にでも来るといいよ。
[表の声とは大違いの冷めた声で囁いた。 実際に来れば、腕くらい切るだろう]
(*27) 2010/07/22(Thu) 00時頃
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――301号室前――
……世良です。 今、いいですか、
[ベネットの前か後か。夕刻前には、バーナバスの部屋の前に辿り着く。 ドアをノックし、彼の反応を待つ。 彼に疑われていることは知っていた。しかし危険を冒してでも、彼を探るだけの価値はあった。誰もいない廊下で、ドアをじっと見つめる]
……殴り合いレベルになるかもね、
[半ば冗談のように呟くも、目は笑っていない。 扉が開かれれば、いつものどことなく覇気のない表情に戻る。 言うべきは「調査結果」。今度は明確な自信を持って。 探るべきは新たに届いたかもしれないメールのことと、他の者の情報。 何を詰問されても、感情を偽装しつつ、一歩も引かない心算で**]
(178) 2010/07/22(Thu) 00時半頃
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――洗面台――
[急かすような言葉には何も言わず。 持っていたペティナイフで、躊躇なく腕を切る。 真紅が肌からこぼれる様を見る前に、ぐいと手を引かれた。 危うくバランスを崩しそうになり、もう片方の手で流しを掴み、中腰の形になる]
……まるで犬だね、
[呆れたように言うも、体勢はこちらの方が下。 視線にはやや恨めしいものが混じる*]
(*29) 2010/07/22(Thu) 00時半頃
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…………っ、
[予想以上にがっつかれるも、漏れそうになる呻きを何とか堪える。>>*30 周囲にひとけがないことは確認していたから、これはただの意地。 痛みと、気配から伝わる興奮がない交ぜになる感覚に、目眩を覚えた]
……ちょ、
[さらに引き寄せられた。大きく裂けた口が視界を一瞬で埋め、首筋を狙う。ついでに顎まで噛み砕きそうな勢いに見えた。 流しを掴んだ手を離し、首を逸らすも。 ぶち、と顎門が肉をかすめて血がこぼれた。堪えきれない声が漏れる。咄嗟に膝蹴りを繰るも、当たったかどうか。]
……犬なんて言ったら、犬に失礼だった。 掃除、しといてよ。
[ようやく彼が満足すれば、ぜ、と大きく息を吐く。床にこぼれた血痕を指差した。 わずかに欠けた首筋を押さえて、心底恨めしげに睨むと、絆創膏を探しに自室へと戻った]
(*32) 2010/07/22(Thu) 08時頃
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――301号室――
……失礼します。
[部屋に通されれば、軽く頭を下げて中へ。 立ったまま、スケッチブックの中身を見せる]
……深町さんは。 人狼でした。
[その反応は見逃さぬよう、じいと三白眼で彼を見据える。まるで処断を問うように。 絵以外でも、と言われると、す、と眼を細め]
……夢ならば。 理由に事足りると思っているのですか、
(257) 2010/07/22(Thu) 09時半頃
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じゃあ、メールは……、 そうですか。 死者の言葉なら……、同じ、死者のことも分かると思ったのですが。
[明らかな落胆を見せた。鵜呑みにはせず。]
……でも、まだ雨が続いているなら、東條さんは、
[黙り込む。 人狼は二匹。それを知らない彼らが、本当の人狼を処刑したにもかかわらず、それを誤認したらどうなるか。 そんなことを胸中で思いつつ、殺人に後悔するひとの顔を作る]
(259) 2010/07/22(Thu) 09時半頃
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丹波さんの部屋なら、見ましたよ。
[ため息を一つ]
……絵の解釈は多様ありますし、あんなことをする者の意図は汲みたくもありませんが。 ひとつ推測するなら。……ひとを。心底、見下しているのでしょう。
[実際は、そんな意図はまったくなかったが。 彼らの人狼――あるいは人狼に与するものにふさわしそうな人物像を挙げた]
(260) 2010/07/22(Thu) 09時半頃
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……ベネットから聞きました。 部長が、夢を見たそうですね。深町さんが人狼に「怯えている」夢を。 予知夢かもしれない、と。 ……ベネットに伝わっているなら。あなたにも伝わっていると思ったのですが。
[問うことはあれど、彼を疑うような所作はしない。 だって自分は、彼を「人間」と知っているのだから]
もしそれが本当なら。勘違いでなければ。ただの夢でなければ。 部長が、嘘を吐いてることになります。
[重苦しく、告げた]
(262) 2010/07/22(Thu) 09時半頃
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……玩具。 あれが、ですか、
[嫌悪感を無表情に宿しながら、半分はずれ、と胸中でつぶやく。 愉しいのは確かだけれど、違う。きっと、彼らには理解出来ない。理解してもらう必要もない]
……どちらにしろ。 獣の思うことを理解しようとしても。こちらが狂うだけだと思います。
(264) 2010/07/22(Thu) 10時頃
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……それを聞いて、安心しました。 本当に。本当に、ただの夢であることを願いますけど。
[ちっとも安心してない胸中を、わずかに口元を緩めて隠す]
……証拠、ですか。 ……物的証拠は、相手も警戒してるでしょうから、なかなか難しいでしょうね。 ただ探る、ことくらいしか。 でも、やってみます。
[耳元に顔が近づくと、うざったさを押し隠し]
……そうですね。 もう、間違いたくない。
(266) 2010/07/22(Thu) 10時頃
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人狼――人でないものなら、身体の伸縮くらい、できそうなものですが。
[バーナバスの推理には懐疑を返す。 煙草から伸びる紫煙を見ながら、思考を働かせる]
……人狼が、二匹。 あまり考えたくないことですね。考えなければ、いけませんが。
[面倒なことに気づかれたかもしれない。 胸中で舌打ちしつつ、表情は変えない。]
……ありがとうございます。 貴重なお時間を取らせて、すみません。
……コーチもたまには、下に降りてもいいと思いますよ。 話し合いは、皆でした方がいいと思いますから、
[最後にそう付け加えると、ふたたび頭を下げて部屋を出た]
(270) 2010/07/22(Thu) 10時頃
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……二匹。 二匹、ねえ。
[部屋を辞すと、ひとり呟く。 そして自分以外のひとには聞こえない声を、囁きに乗せた]
君達、いい加減に協力したら、
[無理だと思うけど。 そう付け加えた言葉は、囁きにはしなかった**]
(272) 2010/07/22(Thu) 10時半頃
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……犬、 僕が、
[心底嫌そうな気配を飛ばす]
……ああ、でも。 もう、喰べることに関しては、抵抗はないんだ。 それはよかった、
(*34) 2010/07/22(Thu) 12時半頃
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コーチが邪魔なのは同意するけど。 ……部長が君の夢を見ないかの方が、心配になってきたよ。 今日見た可能性だって、残ってるし。
僕は無理だけど。君やミッシェルなら、部長から直接話、聞けないかな。 ついでに信用も稼ぐといい。
[そこまで言って、先刻のボリスやバーナバスの態度を思い出し、面倒そうな気配が漏れる]
……皆、口が固くなってきたな。 情報収集と弁解の余地がないのは困るんだけど。 どうしようかな、
(*38) 2010/07/22(Thu) 13時頃
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……は、 ……忠犬、ね、 人狼になった癖して、目は悪いんだ、
[嘲りの伴った声で吐き捨てる]
ケダモノになった君のことは、嫌いじゃないけど。 そういう物言いは大嫌いだ、
(*40) 2010/07/22(Thu) 13時半頃
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だって。 君はひとじゃないだろう、
[鼻で笑う。 人狼とひとが対等だとは、到底思っていない。 あちらからは非常食程度の認識でも別にいい。 ただ、こちらの感情を決めつけられるのが気に障っただけ。]
僕に忠義なんてあったら、ベネットは僕を近くに置かないだろ、
(*42) 2010/07/22(Thu) 14時頃
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――ロビー――
[バーナバスの部屋から戻り、自室でしばし過ごした後。 人が集まりそうなロビーへと移動する。 ベネットがまだ横になっていたなら、その顔をじっと覗き込み]
…………、
[何事か呟いた後、その隣のソファに座る。 スケッチブックを膝の上に置き、手持ちぶさたに鉛筆をくるくると回しながら、思考を巡らせる]
(333) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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……、
[レティーシャの姿を見かけると、軽く頭を下げた。 問いかけには小さく頷いてみる]
……聖野先輩は。 僕らが怖くないんですか、
[近くに座る彼女へと身体を向けて。 こちらを見て謝った彼女を思い出し>>21、おずおずと、問いかけた]
(335) 2010/07/22(Thu) 21時半頃
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…………。
ありがとう、ございます、
[目を瞬かせた後、感謝を告げた。 ほんの少しだけ、口元に笑みを作る]
……でも、今日もまた。誰かを。
[引き絞り出すように言葉を続けると、その笑みはすぐに消した。 結果を問われると、膝の上のスケッチブックを開き]
……深町さんは、人狼でした。 今日もまた、僕は、殺さなければいけません、
(337) 2010/07/22(Thu) 21時半頃
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……僕も。 疑った時期は、ありました。 でも、
[傍らのベネットを一瞥した後、ふたたびレティーシャへと視線を戻す。 真剣な眼差しで彼女を見据え]
今は、確信しています。
……演技でないとしたら。 たとえば、……仲間が亡くなってショックを受けていたとしたら。 どうなりますか、
[人狼が二匹以上いる可能性。 それにはあまり触れたくなかったけれど、あえて踏み込む]
(339) 2010/07/22(Thu) 22時頃
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……ミッシェル、 どうするの、
[そっと呟いたのは、先程囁きに乗った断片的な言葉について。 ミッシェルが嫌いではないのは本当だし、人狼が人間に殺されるのは、あまり見たくない。 それでも、優先順位というものはあったが。 返答は何となく予想出来たから、何も返らなくてもそのまま引いただろう]
(*45) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
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……僕も、考えたくないです。
[首を振るレティーシャに共感するように、目を伏せた後]
でも、考えないといけません。
[はっきりとした口調で、告げる]
牧野さんと、風見先輩、ですか、
[理由を静かに聞く。 そこで生まれた感情はこぼさぬまま、レティーシャから視線を外さない。 しばし考え込むように黙り込んで]
牧野さんは、僕も冷静すぎる点が気になってはいます。 ……風、という話も不可解ですね。
(342) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
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……でも、その話を比較するなら。 風見先輩の方が、怪しいですね。
[静かな声で告げた]
深町さんが、演技上手な人狼か。 人狼が3匹以上も存在するなら。 風見先輩も疑いの域に入ると思います。
[告げる声は心なしか大きく。 その場に近づいてくるものがいれば、耳に入るほど]
(343) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
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……君は、この方がいいんだろ、
[密かに目を閉じるベネットに視線を向け、彼だけに囁きをこぼす。 別に忠誠は誓っていないが。 ――優先順位というものは、ある。]
(*47) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
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……すみません、混乱させて。
[レティーシャの様子に、若干申し訳なさそうに言った後]
……ともかく。僕が確実に言えるのは。 深町さんが人狼だということです。
[はっきりとした声で、告げた]
……石田さん、
[途中でボリスの姿を認めると、声を掛けて見やる。 先刻会った彼の所作を思い出しつつ、思考を巡らす]
(348) 2010/07/22(Thu) 23時頃
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[顔を顰められても、少し寂しげに目を伏せるだけ]
……今、聖野先輩と会話して。 風見先輩が怪しい、という話になったんです。
[論理をかいつまんで説明した>>339>>342>>343]
(351) 2010/07/22(Thu) 23時頃
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……ベネット、 まだ、寝てた方が良いよ、
[彼が眠るソファに身を乗り出すと、心配そうに言う。 リンダの指摘が耳に入ると、そちらを向いて]
……「なら」なんて、言ってませんよ。
[憮然とした声で告げた]
……深町さんと東條さんが人狼か。 深町さんが演技上手な人狼で、東條さんは人間か。 その二択、です。
(357) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
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……すみません。
[ため息を吐くボリスに、申し訳なさそうに謝る]
……足跡、ですか。 ……そんな分かりやすい証拠があったら、どんなにいいか。
[彼らは賢しく用心深い。 それに、自分もその辺りの確認はしている。証拠を残していない自信はあった]
(360) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
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……コーチが狂い人?
そもそも、狂い人とは何ですか。 そして、どうしてそうなるんですか。
[じ、と探るような目をリンダに向けた]
(363) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
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