204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[そのまま、顔を背け>>165 炊事場の奥、押し込めるようにしてドナルドの胸板を押す。 体重を欠けて、見えないように、奥へ。]
……ダメだ、ドナルド、 見ないで、 見たらダメだ、……
[大人の、あんな姿を見せて、良い影響があろうはずもない。 幼馴染の変貌―フランシスにはそう見えた―に、奥歯を噛み締め、泣きそうなのを堪えるような表情で]
……頼むから……
(177) 2014/11/18(Tue) 00時半頃
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―2F 炊事場― [ドナルドのバリトンは、あやすような響き。 これでは、どちらが保護者か分からない――と、 フランシスは、唇を噛むと共に、遠い記憶に何処か、重なって。 否――重ねているだけでは、なく]
…… 見てない か? ――それなら、 ……いい
[(もしも、お前が……あんな、ふうに、なったら、おれは)
吐息混じりの声が震える。額を胸元に押し当てて、 感じるのはドナルドのにおい、だろうか。 酷く苦しいのは、理由が絡まりあってであり、整理できぬまま。 ――背に腕が回るのに、どきんと耳の奥心音が鳴る。]
ぁ、……ご、めん。とり、みだした
(196) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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―2F 炊事場― ……、―― 焦げたら、大変、だし ね
[>>201 冗談めかした声に、 小さく笑みを、浮かべて視線を上げる]
―― おれ?
[フランシスは緑の眼を、瞬かせる。 一瞬、息が止まったかと思ったのは、何故だ。 満月のときに感じる、背中を逆撫でするような、感覚が]
……ごめ、 ……いや、えっと……――ありがとう、 ……すっかり、大人みたいなこと、謂って。 ……いけない、な 大人なんだから、しっかりしないといけない のに
[自戒の言葉を呟く。鼻先がよるのを感じて少し首を竦めた]
……湯、使ってないから、――その
(212) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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―2F 炊事場― ……なら、いいか。しばらくは、味を変えながら、 ……食べられる、はずだから
[視界に入る隻眼の色、銀の耳飾、カーネリアンの赤。 髪の毛の色も相俟って、よく似合う、とフランシスは思った。赤。 口の中には、もう残っていない味なのに――思い出す。見つめられている。なぜか、落ち着かない]
……、――ぁ、あ。それは、……おれも、……嬉しい、な。 ドナルドに、ラルフに、……ちゃんと、 衝動を、飼いならせるようになって もらって 大人に、なって
[それは願い。そのためなら、なんだって。 (でも、 ふたりで 少し違う 気がするのは、何故―――) 髪に鼻先が埋まる。くすぐったくて、吐息を零し]
……な、
[――目元が熱く、なった。恥ずかしいのだか、よろこぶべきなのか、なんだ、それは、どういう意味だ、と 動揺が表情に現れて]
(236) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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[大切な同行者に、あの状況を見せたくなくて―― 収まったなら離れればよかったのに、離れがたくて、そのまま。 ――ディーンはどうしてしまった か。]
ぁ、ああ、……勿論、そのつもり、だよ……?
[大人になれば、手を離れてしまうだろうと考えていた。 けれど、ドナルドが望むなら―― 一緒に居られる。 躊躇い混じる声は不安のせいだろうかと、撫でようと指先が頬に触れた。 首元、体温を感じられるところ。 ――妙な、衝動が湧いてきそうなことに戸惑う]
っ、……!
[フランシスは震え甘くも聞こえる音で息を飲んだ。 すぐ近くで聞こえる、艶のあるバリトンの、 悩ましげな声。甘く感じる体臭。 ぞくりと、背筋に走るのは――]
(251) 2014/11/18(Tue) 07時半頃
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… っ、な、んて声 出すの さ……
[うろたえが全面に出た声は、内緒話のように息混じり。 肩に額を擦り付けるような動きになる。目元の赤みが増す。 邪なことを、連想しそうだ。
(大人のように、支えようとしてくれているのか) (きっと、そう(だって、そうでなければ――)]
ち がう。……気になる、というか その、いいにおい、だと、思うよ……?
[混乱のまま、思ったことを謂うがどう伝わるかは分からない。]
―――…… そう、だな ラルフも、呼んで、きて ……休めばきっと 不安や、衝動も。
[収まる。――そう、フランシスは思いたくて、口の中で呟く。 (けれど、いま 胸が ざわつくのは 何でだ)]
(252) 2014/11/18(Tue) 07時半頃
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[フランシスは、我知らず上がった息を熱っぽく吐いた。 落ち着くものも、落ち着かない。]
も、大丈夫、だから……。 ありがとう、……ドナルド。
[これはいけない、とそっと身体を離し 居間の様子を改めて窺う。 ラルフの姿は見当たらず、一人行かせてどれくらい経ったかと気にかかる。ディーンとニコラは、どうしたか。他の少年らが居ないところで、改めて説得は出来ないか、とも考える。醜態を―切実な彼の祈りを―晒したとはいえ、彼は幼馴染、なのだから]
……ラルフも探して、温泉に、はいる?
[先にラルフがフィリップと共に温泉に行っているとは知らずそう尋ねた。]
(253) 2014/11/18(Tue) 07時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 07時半頃
ベネットは、祈るようにアミュレットをそっと握り締めた**
2014/11/18(Tue) 07時半頃
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―炊事場のこと― ……ドナルド これは、……ラルフにも、謂ったこと、なんだけれど ――……その、
[炊事場を出る前、フランシスは、迷った末に やはり伝えておこうと切り出した。 しかし、顔は見られない。仮定のことなのに正体不明の痛みを感じながら、小さな声で。]
今は、そうじゃ、ない、みたいだけど もし、……もしも、 ……衝動が、どうしようも、無くなったら、謂ってほしい
[(嫌かもしれない、だってドナルドは昔、少女と恋に落ちていた)]
欲の、代替えが、できるように ――くちで、なら、して あげられる。
[処理だから、どうか、気にしないでほしいと――眼を合わせられないまま、俯きがちに恥じ入る**]
(264) 2014/11/18(Tue) 10時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 10時頃
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―2F― ……つい、子供扱いが出ることは あるかもしれないけど 一人前になったら、…しないよ
[>>270ドナルドとラルフが一人前になったら、 ちゃんとお祝いをして、プレゼントも渡そう、と そんなことを考えていた保護者だ。 相反する思いを全て汲めているとは謂えないが 理解はしようとそう、思っている。
指先に寄せられる頬に、 手のひら全体を、添わせた。
名前を呼ぶ声はバリトン。 心地よい。]
(288) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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いやじゃ、ないけど。 ……――自覚、しなさい。頼むから……
[>>271不覚にも、ぞくりとしたものを感じてしまったのもあり、 小言のような口調になった。無自覚のままでいられるのも 心配だという思考で、拗ねた様な表情になる。 宥めるように背をなでられれば 心地よさと戸惑いの狭間のような表情。
かつてこんな風に守ろうとしてくれた 大人がいたことを、思い出す。]
(289) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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ラルフには、自分はまだ大丈夫だって、 謂われたんだけど……ね
[苦笑して、眼を伏せた。>>273 フランシスの提案したやり方は他者を支配しているという感覚を得られやすいのだと聞いた。自分で自分を慰めるよりは――きっと、欲を逸らしやすい筈だが、――それ以前の、問題か。]
……、え、ぁ? ……それ は、どう いう……
[予想していなかった答えに顔を上げ、 緑色が見開かれた後瞬き、彷徨う。 もっと、とは――その先も?
――長老がかつて謂った「保護者としての距離」が酷く危うくなっている、気がする。]
(291) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 13時半頃
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―2F― [もっと欲しくなる、――その先は?]
……で も… 他の誰かに させるだなんて、ぃ―――
(――待った、おれは、何を謂って)
[慌てて口元を押さえ、眼をそらした。
(ラルフに謂ったのは、守るために。 (ドナルドは――?守るためは、勿論だ。でも)
ダメだ、考えるな、考えてはいけない――と首を横に振る。 ポトフの皿の方に、手を伸ばして。]
(295) 2014/11/18(Tue) 14時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 14時頃
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―2F― ……ちゃんと、大人扱いするよ。 ピアノ、続けるのかな…?
[未来の話は、不安の裏返しでもある。 どうか続け、揃えたアミュレットの加護よ在れ、とフランシスは願う。]
……破壊力の、自覚。 背筋が、ぞくっと……する、から。
[眸を覗きこまれ、戸惑ったような表情のまま 逸らして、また戻した。
自分にはない声質。 寝ぼけた耳に滑り込んできた低く抑えた声といい 一足飛びに“大人”を感じさせられた心地だった。]
(312) 2014/11/18(Tue) 15時頃
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……過保護、…そう、だよな
[反省の表情を浮かべた。]
あぁ、それは、信じてる、つもりだけど。 ……ドナルド、こういう心配、って、 負担に 感じるか……?
[余計気を使わせていないか――と、そう心配してのこと。 バリトンに混ざる苦味は調律師の聴力が捉え、――視線が合う。]
―――、…っ!
[自分で提案しておいたことだが 続きを紡がれると頬に血も昇ろうもの。 想像した。大きな、――あの手に触れられること。]
ご、めん。…………
[もう、何に対して、謝っているのだか、分からない]
(313) 2014/11/18(Tue) 15時頃
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[他の誰かに――と、そう謂った時に過ったそれは危うい感情。言葉と共に表には出さないよう飲み込んだ。]
……わ、かった。なら、いい。 ……そうだよな、年頃だもんな…始末くらい、する、よな……
[>>304 ぶつぶつ、呟く。 こんなのだから、過保護だと謂われるのだ。 器をかすめ取られ、代わりに乗せられる暖かなポトフ。 2回、瞬いて>>307]
ドナルド、……そっちで、いいのに。
[暖かい方を食べてればよいのに、と 取り換えようとしても叶わず、結局そのまま口に運んだ。 滋味のある味、内側から温まって行った。 扉の方に、不安げな視線を向ける。]
うん。……戻って、来ないな……
(314) 2014/11/18(Tue) 15時頃
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ベネットは、ラルフが衝動を覚えていないか、酷く、不安で。
2014/11/18(Tue) 15時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 15時頃
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―2F居間―
[フランシスは器を机の上に置く。 温泉での流血沙汰は、>>315居間にまでは届かない。]
3階に行ったのかな……
[廊下の方を見てこようかと、 扉に近付いて行ったのは、さてどのタイミングであったか―――]
(317) 2014/11/18(Tue) 15時半頃
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―2F―
そう。……ドナルドの音色、好きだから 弾き続けてくれると 嬉しい。
[フランシスは、夢想する。 此処にもピアノがあればよかったのに、――否、耳がいいあの少年がいるから、難しいか。
ドナルドが低く咽喉を鳴らす音、耳を擽り どきりして、視線を向ける。]
……な、なに。
[大人をからかう笑いかと、 きっ、とドナルドを見るが頬が赤いままでは、締まらない。]
(329) 2014/11/18(Tue) 17時半頃
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うん、……それなら、よかった。 お節介のあまり……謂いたいこと、謂えてなかったらどうしようか、ってさ。
[ノックスに謂われたことを、 フランシスは胸に刻んでいた。]
……――、気にかけてないときなんて、ないよ。
[淡い笑みで、答える。 名前を呼ぶ声。――緑は揺れて、逸らされた。 問いかけがなくて、恐らくは、助かった。]
いや、……ドナルドは悪く、ない。……
[眼帯の近くをそっと撫でる。 旅の間は触れるか触れないかを保ってきたのに――上手く、ストップがかけられなくなっている。]
(330) 2014/11/18(Tue) 17時半頃
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[今も夢に見る――血塗れの少年。 過去の記憶と重なる悪夢。悔恨は深く根付いている。
>>325 ドナルドに尋ねられた際には]
ちょっと……保護者としての 自分の在り方を省みてる……
[フランシスは両手で顔を覆ったまま答えた。 (いや、仮に気づいていたとしていって何かできていたわけでは) 一人反省会だった。]
(331) 2014/11/18(Tue) 18時頃
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[ドナルドは一度炊事場に引っ込んだようだ。>>325 一度炊事場の方をちらと見てから フランシスは手の甲を自分の頬に当て、 残る熱さに溜息をつく。
(……落ち着け、大丈夫、だいじょうぶ。)
胸の中で繰り返した後、 辿りついた扉をそっと押しあけて、 フランシスは誰かいないか当たりを見回した**]
(332) 2014/11/18(Tue) 18時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 18時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 21時半頃
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―2F廊下― [ 喉が、少し、乾く気がしながら――]
――……ラルフ? いないのか?
[ 廊下には、人影はなく。 透明感のある声で、やや控え目にラルフを呼ぶ。 ]
(351) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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―2F― ……さむ
[冷えた空気に、フランシスは己を抱く。 (ドナルドの腕の中は、あたたかかったのに) 眩暈がするようだ。――それどころでは、無いのに。
>>344 ドナルドが、被保護者の有り様を考えているとは知らないで。]
……ちょっと、廊下の方、 見てくるから。
[ ドナルドに声を掛け、足を 踏み出す。 足音が聞こえた気がして、顔を向けた>>367]
(370) 2014/11/18(Tue) 22時半頃
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―2F― [ 反対側の階段にシメオンがいることには、 気付けないで。ラルフが居たことにほっと息を吐く ]
ああ、ラルフ、よかった。
――ホレーショ? 中に、座ってるかと、思うけど。
[ ――自覚の薄かった、傾く感情の影響もある。 血の匂いを捉えて――呼び止めた。 彼は、すでにホレーショーに、声をかけていた。]
……待って、ラルフ。 その、手の下、見せてくれ
(386) 2014/11/18(Tue) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 23時頃
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……ッ――!
[ ホレーショーと何事か話していた、後。 振り向いたラルフの肩口に 滲む赤が見えてフランシスは厳しい表情でラルフの腕を掴む。 傷を隠す腕を、ずらそうとして。――傷口を見 ]
――噛み痕……!!
[ フランシスは息を飲むが、 直ちに迷いなく自身の服の袖を咥え、引き裂いた。 簡易包帯にする為だ。荷物を取りに行く時間も惜しいという気持ちからの行動だ。 其れを用いて腕を縛り、止血する。
血の匂いが濃い。 奥歯を、噛みしめる。 ]
ドナルド、水、水がほしい 傷口を洗わないと、 荷物に、入ってた、はず――
(396) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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[ 言葉は断片的で、それだけ焦って居た。 誰に、とか、何故、とか、聞くより前に ラルフの傷の、手当てを―― と、逸る]
……座って。血は足りてる?
[尋ねながら、噛みちぎられているわけではないと知る。 躊躇いのようなものが其処に見えた気がして余計にやるせない。 腹が満たされて居て、幸いであった。 治療に集中できる、はず。本能を引っ掻く、血の匂い。]
(401) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 00時頃
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ありがとう。 ――っん!
[ ドナルドに感謝を告げて、 余った布地を水にひたして傷口を洗うために 牙で布地に空いた穴に細い指を引っ掛け、爪も支えに力を込め、 裂いた。肉が覗き、痛々しい傷は――しかし、人喰いに酷く毒だ]
――だいじょうぶじゃない。
[叱咤するような声は、しかし、震えている。 傷を洗い、乾燥させないこと。 傷の絶えない一族の知恵。 特に若いころ自傷で耐えて居たフランシスには馴染み深い。]
……くすり、取ってこないと
(411) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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……ドナルド、―― ……、わかった。
[ 気遣わしげな、 それでいて酷く不安そうな表情が過るのは一瞬。 ]
……しばらく、離れてて。 なにかあったら、すぐ、呼ぶんだよ。
(414) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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[ ホレーショーに声をかける余裕もなく、 人差し指の背を噛み締める。 ]
(416) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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ベネットは、ドナルドへの影響を気にしながら、手当てを続けた。
2014/11/19(Wed) 00時頃
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―2F居間―
……――だめ、だったら、 ほんとに、謂うんだよ……?
[>>418 くぐもるドナルドの声に、 フランシスはそう、謂って。 薬を取りに行かなければならない、でもラルフを一人には出来ない。ドナルドを残すのには血に酔う不安がありすぎる。]
…確か、此処に…
[傷口を乾かさないようにすると傷跡が残りにくい。 先人たちの知恵だ。炊事場の方、油紙で傷を覆って、 切り傷などに塗る軟膏を緩衝とすれば、いいはず]
(428) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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……確かに、噛み千切られているようなことは なかった、けど
[傷を覆う布を擦りながら、最後にきつく縛る。 ドナルドとラルフの会話を聞けば――ホレーショーが向かったこともあり、あたりはつく。]
(でも、ラルフは謂わなかった。 庇おうとしている) (傷も、躊躇っているみたいな痕跡がある) (――ころしたく、なかった、からだ)
[思えば思うほどやるせない。 一体何が切欠になってしまったのか。]
……気をつけて、ドナルド お願いだから、……むりは、しないでくれ
[外に行かせるのも不安だが、血のにおいが充満する此処に留めおくのも、酷だが]
(430) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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