30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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―食堂―
[声だけは気づいたか、いつもならここの主と化している同級生に 気だるげに言葉を返す]
……ああ、そんなところ…。いまさらながら別の問題を 引き起こさないかと心配しているところだ……。
まあ、あいつのことだし妙なことでもなければ、大丈夫だと思うんだがー。
[気を落ち着かせようと麦茶をごくんと一口飲んでごまかそうとした]
(515) 2010/09/03(Fri) 20時半頃
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─ 自室前廊下 ─
ん?何だ、これは?
[結局二度寝をしたら、案の定寝坊してしまった。 あわて気味に身支度をして部屋を出ようとして、何かが足に当たる。]
……鞄、か。誰のだろう?
[手にとって、首を傾げる。]
(516) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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―食堂― >>515 [朝飲むものはここに入ったときから変わらない。 ミルク多めのカフェオレ、砂糖抜き。 冷たいミルクで少しぬるくなったまぐを啜る。 気だるげな同級生に、緩く首を傾げて]
…別の問題? 何かやらかしたのは、サイラスじゃないんだ?
[トーストが焼けるのを今は待っている。 椅子二つ分、離れた席に座ってマグを啜り]
サイラスが焦るような奴って誰だろね…、珍しい。 …何をしでかしたのかって、訊いていいの?
[同級生とは裏腹、そう慌てた様子でもなく翡翠が見て。]
(517) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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>>514
だから、止めた よ。
[ドアを開けないように、あれでも止めていたことは確か。]
でも、多分、何やっても、先輩入っていったよね。あれだけ不審なのに、怖がってなかった。
だから、もう、いいんだって思ったのもある。
[そう答えて、また啜る。]
トラウマになってないの? じゃ、経験あるんだ。
[ぽそ…と続けて…]
――…
(518) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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ロビンは、どうだろう。 大丈夫だと思うけど……あのあと、すぐに別れたからよくわからない。
でも、ロビンは先輩のことは、そんなんじゃないと思っているし。 下手に聞くより、何事もなかったように振舞ったほうがいいんじゃないかな。
[と、ロビンのことはそう述べて、 また、黙り込む……。]
……そう考えると、 やっぱり、先輩とサイラスに変な噂がたつとしたら、オレからになるのかな。
[何気なく、でも、少し悪戯っぽく笑いかける。]
(519) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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ここでぼけっと突っ立っていても意味はないな。
[正直、あまり食欲はないのだが、食堂にでも行って、誰か持ち主を知っている者を見つけに行った方が良いだろう。
やれやれ、と肩を竦めると、再び歩き出す。]
─ →食堂 ─
(520) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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>>505>>507 [自身の濡れた髪を摘む。]
──…… 日射病になりそうだったから、水で冷やしただけ。 タオルを取りに部屋に戻った方が良いんだろうね。
[タオルを絞る手伝いはロビンに拒まれ、ラルフは僅かに不審そうに首を傾ける。 絞り終えて並べられるタオルは至って普通の品だと思うのだが。どうして、今、洗い忘れていたタオルの洗濯なのだろうと、違和感が残った。 それ以上、追求する事は無いけれど*。]
(521) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/03(Fri) 21時頃
会計士 ディーンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(会計士 ディーンは村を出ました)
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― セシルの部屋 ―
確かに不審だったが サイラスが不審なのは、いつもの事だろう。
[酷い謂いようで、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ]
それに、だ。 私は、アレにそういう対象として見られてるなど 露とも思っていなかった。
嗚呼、一言、襲われると謂ってくれたなら ―――……否、それでも入ったろうな。
[結局は、結果は一緒だったかと、深い溜息を吐く。 ふと、もしかして、己はそう謂う面に関して、思いの外鈍いのだろうかと、驚愕の事実を発見してしまったことで、トラウマ云々には、沈黙しか返せなかった。]
(522) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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そうか、ではロビンに関してはそのように振る舞おう。 ―――……噂にならんことを祈っているよ。 私は後数か月を滞りなく過ごして、此処を出たい。
[悪戯な笑みに、疲れ切ったような貌で言の葉を返した。]
(523) 2010/09/03(Fri) 21時頃
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>>523
滞りなく、か。 ……にしては、
[疲れきった様子をカップのふちに口をつけたまま見上げる。]
アンタ、もう、手遅れじゃない?
[先輩…の呼び名が、気安いものに変わった。 それは、親しげになったともいうけど、己と同格に落ちたね、という意味あい…。]
ねぇ、
いろいろ諦めたってそういうこと?
[昨晩の会話を思い出しながら。]
(524) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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─ →食堂 ─
すみません、どなたかこれの持ち主が誰なのか知ってる人はいませんか?
[ただでさえ長期休暇中で、寮に残る学生は少ない。ましてや、朝食の時間ぎりぎりともなると、ポツリポツリとしか人影がなく。]
「……こいつは、知ってる奴が見つからなかったら、早めに小母さんに預けた方がいいだろうな」
(525) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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ルーカスは、手にした鞄を目の上の高さまで掲げた。
2010/09/03(Fri) 21時半頃
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―食堂―
あ、たいしたことない。おれが少々やらかしたもんで。 それがらみで悪友に頼まれてたことが少々まずくなったってこと。
まあ、万が一、ひょっとしたら、で責任問題になりそうでなー。 大丈夫だとは思うんだがー。
[サイラスと悪友のこの寮内での裏権力は同級生なら知ってるはず。 下級生に対して妙な「可愛がり」をしでかす様な奴は 大概寮内、不良の双璧といわれるこの二人には勝てないのだ。 サイラスのアレな趣味もあって頭も上がらないのが普通なので、 この二人の保護下にある奴(つまりはセシルとか)が安心保障されて いるのは寮内では有名な話。こいつと悪友が絡む話と聞けば寮内大方は 引き下がる―――はずである。]
(526) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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― セシルの部屋 ―
[気安くなった呼び名を注意することはない。 見上げてくる様子を紫に収めながら、珈琲を啜る。 湯気で曇るモノクルの硝子レンズは、まるで己の心のようだと思う。]
滞りなく終えれるはずだったんだかな。 火遊びにしても、サイラスにも 今までばれぬ範囲でしかしていない。
しかし ―――……火遊びを識れば、識らなかった頃には戻れない。
諦めとは、結局はそういうことなのだろうな。
[マグを置き、湯気でなく曇る紫を相手の眼に合わせた。]
(527) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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―食堂―
……何やらかしたの…? たいしたことないんなら、話せると思うけれど。
[ある程度までは話すのに肝心の部分を はぐらかそうとする同級生に臆面もなくそう訊く。 裏権力を知らないわけではなく、サイラスのことも もう一人の同級生のことも知っているけれども。 同室の生徒が卒業してからはどこにも属することなく、 一人でいることの多くなった翡翠の色は、 話すのならきちんと話せと謂わんばかりにサイラスを見て。]
(528) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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―洗面所―>>521
いくら暑いからって、濡れっぱなしで歩いたら廊下が水浸しになりますよ……
[受け答えのどこが不味かったのか。そもそもタオルを洗っていること自体がいけなかったのか。 何とはなしに不審の眼差しで見られていることだけは感じる。 腋の下に厭ーな汗をかきつつ、心臓の踊る時間が過ぎ。 最後にハンカチを洗い終えてやっと下洗いが完了した時にはホッとした。]
じゃあ干してきますね。 また後で……
[逃げたと見られないように、敢えてゆっくりと絞ったタオル類を抱えて洗面所を出た。]
(529) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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>>527
そっか。火遊び……嫌じゃないんだ。 でも、サイラスの件は、こうやって心配してるんだな。
優等生って呼ばれなくなるのは、やっぱり困る?
[コーヒーは椅子に置く。 そして、手短にあったハンカチを持つと、ディーンの貌ににじり寄った。]
ねぇ、アレのあと、世界はどう見えた?
[手を伸ばして、モノクルの曇りを拭き取った。]
(530) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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>>525
…あ、俺の。
[食堂に現れた後輩は、先程起こしに行った生徒。 見覚えのある鞄を掲げられると小さく手を挙げる。 こくり、白に色の近いカフェオレを飲むと喉が鳴って。]
……まさか今起きてきたの? あれだけ起こしたのに。
なんか、夜遊びでもしてた?
[翡翠を細めて、ルーカスにそう笑ってから 傍に居るサイラスをちらりと見る。 人が増えたので、無理に話さなくてもいいというしるし。 それがなくとも、話したかはわからないけれど。]
(531) 2010/09/03(Fri) 21時半頃
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― セシルの部屋 ―
今回の件は、サイラスが悪いだろう。 少なくとも、お前にバレるようなことをした。
―――……火遊びは秘め事だから、佳い。
それに、確かに《優等生》でなくなるのは困る。
[困ると謂った時に、左眼を気にする仕草を。 優等生であるのも、火遊びを覚えてしまったのも、この左眼に理由があると識っているのは、ディーン本人のみ。
と、曇る視界に近寄る影。一瞬身を引きかけて、けれど怪訝な表情を浮かべてセシルがするに任せ]
―――……何も変わらないさ。おそらくな。 ただ、徐々に曇って見えて行くだけ。 そして、それを望まないのに、望んでしまうだけだ。
[根本的なものは何も変わらないと、質問に薄く微笑んだ。]
(532) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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―食堂― [あーと天井を仰ぎ見る仕草。ちょっと口を滑らせたなと思うのは 言うまでもなく]
…皆まで言うと余計まずいことになりそうなんでな。察してくれ。
[>>531にうん、と軽く頷いた]
(533) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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―廊下― [洗濯物を抱えてとてててと廊下を早足で歩くのは、少しでも遠ざかりたかったから。
……ラルフとふたりきりだったあの空間、自分が懼れていたのは、彼に良からぬことをされはしまいかという被害妄想、
そして何より、
自分の妄想が妄想と知りつつ、現実になってしまうこと。]
(534) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/03(Fri) 22時頃
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……、 …これ、貸しにしとくね。
[>>533同級生の姿に何も思い浮かばないわけではないけれど。 そう謂って、それ以上をこの場所では詮索はしない。]
(535) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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『(>>531)あ、俺の』
[声のした方を見ると、上級生が二人。手を挙げているところをみると、この忘れ物の持ち主はフィリップのようだ。]
先輩の鞄なんですか、これ。
何でまた、僕の部屋の前なんかに?
[歩み寄って、鞄を本来の所有者に手渡す。問いかけは、自分への問いで返された。]
夜遊びって……。変な時間に目が覚めたもんだから、寝坊しただけですよ。
[苦笑いしつつ答える。]
(536) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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>>536
うん、俺の。
一度家に帰ろうと思ってさ、 荷物まとめてたんだけれど…、… ちょっと色々あって…戻ってあそこに置き忘れてた。 ごめん。ありがと… …また、一度部屋に戻らなきゃ。
[戻ってから後のことは少し説明が面倒で、 色々という便利な言葉を使って省く。 手渡された鞄は少し重みがあって。 また一度あの部屋に戻ることを考えると 少しだけうんざりしてしまって小さな溜息が出た。]
随分と眠り込んでたみたいだから。 変な時間、幽霊の気配でも感じた?
[苦笑いには翡翠を細めて。マグの中を空にする。]
(537) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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>>532
そう
そうだね。望まないけど…触れられたら、反応しちゃう? だって、触れられるのは、気持ちいいからね。 でも、だから、
そんなに簡単に触れちゃいけないこともわかる。
[モノクルを拭いた布はまた椅子に戻して…。]
一方的に秘密握ってるのって、結局はあまりよくないよね。 それとも、オレのこと、そんなに信じられる?
(538) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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[フィリップの連れにチラリと視線を投げると]
……お邪魔なようなら外しますよ。
[どちらにともなく、訊ねてみる。]
(539) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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[>>535同級生の言葉に、ごくりと麦茶を飲み干す。微かに喉に、額に汗が伝う。 もう一度首をかくりと振って]
ああ、そうして貰えると助かる。 何か、頼み事、困り事あるなら引き受けるけどな。
(540) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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[これ以上余計な詮索を受けたくなかったから、物干し場ではなく自分の部屋の窓辺で乾かすことにした。 今日も天気が良いから、夕方までには粗方乾いていることだろう。
窓枠に掛けたり、風で飛ばないよう重石を置いたり。 何とか数枚のタオルを干し終わると、妙な疲労感が溜まっているのを感じる。 喉が渇いたことでもあるし、気分転換も兼ねて、飲み物を取りに食堂に向かった。]
(541) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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ロビンは、とっててとっててとまた移動。
2010/09/03(Fri) 22時頃
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…そういえばさ。 サイラスは、あの編入生と仲良いの? ……どんな奴とか、わかる? あんまり話したこと、ないからさ。
[>>540空になったマグを片付けようと席を立つと、 同級生に問いかけるのは隻眼の後輩のこと。 ルーカスではなくサイラスに訊いたのは、 単純に見た目的にも合いそうだったから。 不良っぽそうという、ただそれだけの理由で。]
…うん。 頼みごととかはないから、代わりの何かは考えとく。 本当に珍しいね、そんな姿…。
[>>539ルーカスの言葉には不思議そうに瞬いてから、 その必要はないと緩く首を横に振る。]
(542) 2010/09/03(Fri) 22時頃
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