199 Halloween † rose
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お、女役? 俺やったこと無い。
[シーシャのスパルタでは確か男役だったはずだ。 女役のシーシャに引き摺り回される結果になった。
ワルツのステップを思い出すのに必死だったが、 少ない言葉の中で、 リードするように支えられた手と腰、緩やかな音楽と足運びに 自然と頬が緩んだ。]
へへ……優しいじゃん。
[シーシャが見ていたらスパルタが再開しそうな程 拙いステップだったとは思う。 だがキリシマのカバーのお陰で踊っている風体は保てたか。]
(291) 2014/10/24(Fri) 03時頃
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…俺は、静かに眠れるのが一番だ。
[>>288毎朝祭りの騒がしさで起こされるなんて、考えただけでも頭が痛い。
楽しそうな顔を一瞥して、咥えた煙草をもみ消した。]
(@72) 2014/10/24(Fri) 03時頃
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適当に合わせりゃいいさ。
[>>291全くの素人かと思っていたが、どうやら思っていたより踊れるようだ。 引きずらぬ程度に強引にステップを踏んで、ついて来るのを確認すれば少し歩幅を広げて。
随分昔にもこうしてヒトと踊っていた気がする。 それは確か、自分もヒトであった頃の記憶のようだが。]
言ったろ。 今日は機嫌がいい。
[自分が男役を買って出た時点で教える気はサラサラ無いのだが、結果として教える様な形になっていることには気付かぬまま。 次は回るぞ。 力を抜け。 腕が落ちてる。 呟く言葉はリードを取って、まあ、それなりに見れるダンスにはなっていただろう。]
(@73) 2014/10/24(Fri) 03時頃
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静かな朝も良いけど、なんか寂しいじゃん。
[お互いの性格も環境も感覚も違うから仕方ないかも知れないが、 静かな朝は味気ないと思ってしまう。]
まぁ俺は寝言が煩いからよく怒られてる方だけど。
[それ以上の追求はせずに、フロアに滑り出した事で 足元に意識は集中して]
(292) 2014/10/24(Fri) 03時頃
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て、適当言う割にしっかり口に出してるって。
[余程機嫌が良かったのだろう。 ゆっくりとしたステップだけでなく、短い指導が度々入る。 その都度背筋を伸ばして、腕に力を入れたり抜いたりと 昨日に引き続き筋肉痛になりそうな予感に捕らわれながらも 口元の笑は変わらないだろう。]
もし、明日が合ったら。 明日は来ないのか?
[気難しいと思われていた薬屋がパーティーに参加した上に、 ダンスまで披露している事に気付いて 周囲には目を丸くしている者もいた。 こんな風に見られるのでは明日が合っても、 彼はもう来ないかも知れない。 その想像が少し寂しくて、踊りながら訊いてみた。]
(293) 2014/10/24(Fri) 03時半頃
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来るか来ないかは無理強いはしないけど。 明日も合ったら、またお菓子貰いに行くから。 薬はいらない。
[今日と言う明日がループするのか判らないが、 また続くのなら、今日とは少し違う明日にしようと決意する。 薬は貰うつもりは無いが、お菓子は貰うと宣言して 珍しい夜を感謝と共に過ごしていった**]
(294) 2014/10/24(Fri) 03時半頃
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黙ってろ。ペースを上げられたいか。
[>>293笑んで無駄口を叩くパートナーを引きずるようにリードして。 腹の立つ言動が多いなら、本当に実際に引きずって見せようか。
舌でも噛めばいいと、ぐるり大きなターンをしてみる。 勿論、事前申告は無い。]
(@74) 2014/10/24(Fri) 04時頃
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明日は――…
[視線を周囲にめぐらせば何時の間にか注目を集めていたようで、何やら軽い人集も出来ていた。思わず握った手に力がこもる。 今夜のパーティーには、元凶らしいものは見られない。 まさかあの阿保面悪魔や猫が元凶ではあるまい。悪魔は兎も角、猫にそこまで強い力は感じなかった。
普段の店主であれば嫌がるであろう、此方を見つめる好奇の視線も今日限り。 ハロウィンは恐らく明日も来る。そんな予感がする。 皆の記憶は薄れ、再び巻き戻りの朝が来るに違いない。]
…明日は、機嫌が良かったら。な。 そのうちカボチャに顔も描いてくれ。
[店で留守番を務めているのっぺらぼうの生首。ハロウィンが続くのならば、彼にも顔を与えてやらなければ。 ただし、掘って明かりを灯してはジャックオランタンになってしまう。 魔を払う、善霊の為の明かりは自分には些か強すぎる。軽く顔を描いて、飾りとして機能してくれれば、それでいいだろう。]
(@75) 2014/10/24(Fri) 04時頃
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…薬はもうやらん。 ボランティアじゃないんだ。あれっきりだぞ。
[>>294なら、明日も菓子を買わなければ。 忌々しいと言いつつもしっかり楽しんでいる自分に気付いて、薄く笑みを零した。]
(@76) 2014/10/24(Fri) 04時頃
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[死人は本来、睡眠を必要としない。 疲れも空腹も感じない。 夜中踊り明かしても叶わないが、パートナーがダウンするのならば解放して、自分も疲れたような演技をしてみせよう。 人間らしく。
新品のスーツは、紫煙の香りが強く浸みていた。
ハロウィンの夜は更け、人々は祭の余韻を胸に家路につく。 しかし、再び昇る朝日は、昨日と同じカボチャ色。**]
(@77) 2014/10/24(Fri) 04時頃
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[二度目のハロウィンの町並みを、僕はまるで、夢の中にでも迷い込んだような錯覚を持って、歩いていた。
黒に近い藍色の着物。 狐面を手に、ホテルの前で出会った子供にお菓子を配るまで、同じ。 残念ながら、ドナルドさんとシーシャさんには、会うことはなかったけれど。]
(295) 2014/10/24(Fri) 04時半頃
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[同じようでいて同じではない。 二日目のハロウィンの景色は、去年と今年の差異を僕に思い出させた。
去年。 僕は、大学の卒業旅行に、友人とこの街を訪れた。 何もかもが輝いて見えていたあの頃は、ほんの一年前なのだと、心は信じきれずにいる。]
………うん。
[異国の街並みを通り抜け、時折遠い空を見上げながら、街の外れまで辿り着いた僕は]
出会った人達にとって、良い人…でいられたかな?
[独り言を、呟いた。]
(296) 2014/10/24(Fri) 04時半頃
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[甘いお菓子と愉快な悪戯に満たされたこの街に、僕は日常を忘れに来たんだ。
親のコネで何不自由ない暮らしをしながら、誰もが羨む地位に立ち、人を蹴落とす仕事に慣れた毎日を。
友人さえも見捨てた僕は――
冷えきった感情に苛まれる僕は、ここには居ない。**]
(297) 2014/10/24(Fri) 04時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/10/24(Fri) 05時頃
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