54 CERが降り続く戦場
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知恵が付いたつもりで君臨なんぞしてるから、自分が陥れられた事に気付かない。
魔界戦争を起こせばコキュートスまで封じられる。 契約すれがそいつごと布石にされる。
終焉《オレ》を楽しませる事も役立つ事も出来ないモノは…さっさと終わらせるに限る。
[鋭い光の宿った視線を正面から受けても動じることなくそう聞いた]
(303) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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……《栄光》…いや、やめよう。 グロリアは、グロリアではなくなる事を望んでいた。 2000年前…魔界戦争の後、私が私に封じられた後の事は知らない。
だが…彼女は疲れていた。世界の安定のため、自分という存在を求め続けられる。彼女は世界という舞台を安定させるための装置だった。
グロリアは、何者でもなく、ただの1人として生きることを望んでいた。 ……笑うと笑顔が太陽の……少し違うかな。 向日葵のようだったよ。 閉ざされし聖地でいた頃は、2人で他愛もない話をするのが好きだった。いろいろな事を毎日2人で話し合った。あそこにはなんでも……思い出がいくらでもあった。
好きな人もいたんだ…そう聞いたっけな。 誰なのかは結局わからなかったけれど…
[私と同じように]
[―――――だけど。私はもう1つ知っている]
(304) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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自然は好きだよー。動物も、人も大好きさ。 博愛なのは多分当たってる。でもね。 僕は“正義の味方”なんかじゃない。
[ふるりと首を振った>>301]
世界の滅びを願うような者が正義と呼ばれないことくらいは知っているよ?『諦めない力』なんて、僕の中にはない。傍観に慣れすぎたせいだね。
悪い奴が博愛主義者でも、別にいいじゃないか。
[はぁ、と息が荒くなりながら]
(305) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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言ったはずだ。この槍は既に混沌を断ち割る槍…と。
[そう言いながらも。槍を構えたまま。『槍』は全てを断つ。それでもなぜか詠唱を中断することはない]
……だけど。
(306) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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お前は…… どうして《過去の栄光》ポーチュラカが、お前の前に現れたのか、考えた事はないのか……?
(307) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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なぁに、彼…いや、彼女、か。 彼女が自由気ままなのは、今に始まったことじゃあない。
[店主の言葉>>302にはおかしそうに笑いながら同意して、続く言葉に、しばらく闇を見つめていたが、ふとその力を弱める]
そうか…。 まぁ、こちらとしても…できるなら君と事を構えたくは無い。 順序良く片付けて行くのが吉…急がば回れ、というやつか…。
[またいつものように冗談めかして笑うと、腕組をして考え始める]
ふむ…そのデートのお誘い…受けるか否か…。
(308) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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答えろ、アーディアス!!お前はなぜ”裏切った”――――
(309) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/12(Sun) 03時頃
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るせえ、他に手があるんならとっくに使ってんだよ。
[それは男には《混沌》しかないと明かすようなものだが。]
――…其処まで知っててお前は栄光に何もしなかったのか。 ”装置”だって、わかっててよ……とんだ《秩序》だ。
[吐き捨てるように言う。 ”風”の結界も長くは続くものではないのだろう。 >>299焦り滲ませる声にやっぱりこいつは何処か矛盾してる。 そんなことを思ったりはしたが…
......... C h a o s M o d e O n - L i n e ......... 〔〔 悲 色 の 涙 発 動 〕〕
術式を発動させフィリッパへと混沌の太陽を落とそうとする前、 >>307フィリッパからの問いが聞こえれば]
(310) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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なん…だと……、……
[術式《ChaosMode》は発動されぬまま、軍人は押し黙った。 >>309ぐらりと、揺れる―――…それは、呼び起こされる
古い記憶《アーディアス》**]
(311) 2011/06/12(Sun) 03時頃
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ピッパは、その答えが紡がれるのを妨害する素振りはない**
2011/06/12(Sun) 03時半頃
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[問いの間、攻撃の手は止めてくれているらしい。>>301 すぐにでも結界を張れるようにはしておきながらも、警戒は怠らない**]
(んー?アーディアス…アーディアス… あ、もしかして。焔君がそんな名前じゃなかったっけ? すっかり忘れてたなんて言ったら、怒られるかなー)
(312) 2011/06/12(Sun) 03時半頃
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…いや、やめておこう。
[たっぷり数秒、問いかけ>>303の回答を考える]
それは多分、私の役目ではない。 今は君のことを確認できただけで良しとするさ。 …だが、時が来たら…そのときは…。
[彼の誘いにはその場では乗らないことにしたようだ。 そして、今でないにせよ、役目は変わらない、ということを目で語りかけた**]
(313) 2011/06/12(Sun) 03時半頃
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なんだ、つまらん。折角面白くなりそうなのに。
[冥府への道への招待をあっさり断られ、つまらなさそうに口を尖らせる]
俺の存在を確認したところで《雨》が止む訳でも《終焉》が止まる訳でもないがな。
[《雨》を降らしている一因である事は告げず、獣は次の犠牲者を求めて旅立とうとしていた**]
(314) 2011/06/12(Sun) 04時頃
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―CERが降り続く戦場にて―
[その黒と赤の雨が降ってきた時、風纏う青年は自分の周りに風のヴェールを被せた。多分これは、触れてはいけない災いだろうという直感が働いた。特に自分は、と。>>4:517 それは、危険を感じる、生物の本能だったのかもしれない]
[目の前の女性が、運命《フォルトゥーナ》と一体化している事には、まだ青年は気づいていない。微妙に清浄な気を感じてはいるが、正体が何であろうと、敵対する存在であるのには変わらない故、正体を探ろうという気も起きなかった。
その為、警戒をするのみであったが]
……………………え。
(315) 2011/06/12(Sun) 07時頃
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[突如その場に割り込んできた、カオスティック・イヴィル・レインが齎した悪魔。それは――陽《アキラ》の姿をしていて。]
なん、で。君は……僕が、殺し………
[呆然と呟いた。
だから。偽のアキラが振り上げた禍々しい爪への反応が、遅れた]
(316) 2011/06/12(Sun) 07時頃
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[左肩に振り下ろされた爪が、皮膚を破り、肉を裂いた。そのままの勢いで弾き飛ばされ、地面に叩きつけられる。
…と。覆っていた風のヴェールが消えて、雨が青年を打つ――]
ぐ、ぎ、が、あ、、、
[憎悪と嘆きの雨は、罪を背負った青年の心を襲う。『罪悪感』を抱いていた殺人者。それが重く膨れ上がり……]
ち、が、ああするしか、なか……った、、
[片手で顔を覆う。伸びた犬歯をギリっと噛む。まるで、体内で暴れる悪魔を外に出さぬよう、耐えているかのようだ。片手から垣間見える片目は、紅く染まっていた――**]
(317) 2011/06/12(Sun) 07時頃
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ー 蝕《デーフェクトゥス》 −
[栄光《グロリア》の手で創られ、獣を主とする場《デーフェクトゥス》
全ての世界と全ての記憶の欠片を集めて創られたその場《デーフェクトゥス》は確かに潜み続ける獣が動かずに全てを知る事が出来るようにとしたモノ。
だがもう一つ…それは栄光《グロリア》が遺した《バックアップ》としてのモノ。
もしも《終焉》の途中で獣が姿を消したなら…蝕に集められた世界と記憶の欠片はその場から流れだし…記憶を元に《修復》を始める。
命あるモノ全ての敵《闇》である、獣もしくは万物の闇<ユニヴァース・ダークネス>と呼ばれるモノの《終焉》のその《再生(サキ)》を果たして栄光《グロリア》は気付いていたか。
獣の真の役割を知るモノは…《万物の記憶》のみ…。 今は獣すら…行方《サイセイ》を欠けさせたまま。
欠けた場は記憶の欠片をまだ集積し続けていた**]
(318) 2011/06/12(Sun) 12時半頃
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ゴドウィンは、ヤニクも最後に消滅すべき存在だと思っている。
2011/06/12(Sun) 13時頃
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――すまない、ネル。
[>>213 放たれた銃弾は、しかし《法》を解くと、向きを変え悪魔の身体を穿った。 ネルの姿を留められなくなった悪魔は霧散し、闇へと帰す。
次々に襲い来る《ネル》を紫の瞳だけで捉えると、冥王と呼ばれていた者は紫《死》の霧を放ちながら、《契約者》に呟いた。]
(319) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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『元々、吾も獣《ベースティア》に創られし存在《モノ》 死気も腐気も、元は獣に植えつけられた気《モノ》
"望む者《ニード》"よ。もしお前が全ての《終焉》を望むならば 吾の気《チカラ》を全て、獣に還せばいい。
(320) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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『獣にお前《吾》の全てを"喰わせろ"。』
(321) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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― 回想:《契約者》 ―
[人の過去。
それは宇宙の、あるいは神代の物語の中では一瞬の出来事。
万物の記録《ユニヴァースレコード》にも刻まれない、 取るに足らない一雫。]
(322) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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[中央都市ノイに《雨》が降り始めたのは、数年前。 静かに降り続く雨は、人を獣に変えた。
"「殺し合い」「惨殺」「暴動」「自然災害」「人災」"
[《雨》は慈悲もなく全てを奪った。 神と等しき存在の所業に、人に為す術はなく。 枯れる事なき悲《ヒ》の雨は、血に塗れた地に堕ちる。
奪い奪われた者の恨み、嘆きは都市を覆い 雨は陽を閉ざし、救いの虹さえ拒んだ。
復讐の連鎖は終わることは無い――]
(323) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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[男は、まだ少年の面差しを残していた年の頃だった。
《Rebirth》に起き始めた異変の原因調査は始まったばかりで手掛かりもなく、無意味に調査に時間ばかりを費やす日々。 しかし、命に変えてでも、世界に秩序と希望を取り戻す事こそ、己の使命と疑っておらず。
彼女が、不安そうな眼差しで街を見ていた事にも気付かなかった。]
(324) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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レナ――!!
["その日"栄光《グロリア》を祀っていた小さな聖堂は、 獣と化した暴徒の手に堕ちた。
敬虔な修道女《シスター》であり、 誰よりも秩序を重んじた彼女(レナ)は、 最期まで暴徒《かれら》の心を取り戻そうと 言の葉を紡ごうとしたという。
かつて、《栄光》が《獣》にしたとされるように。
しかし、言葉は届くこと無く彼女は殺され 聖堂には火を放たれた。]
(325) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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彼女を独りにしなければよかった。 俺は、間に合わなかった。 俺は、"助ける事ができなかった"。
紅蓮の炎の中、血に塗れ息絶えた彼女《Lena》の骸を ただ――抱くことしかできなかった。
[後悔と自責と、恨み、嘆き――
"その日"、少年の中で、"正"と"悪"は反転する。]
(326) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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『ヒトが冥獄摩天楼(こんな所)まで――吾に何用だ。』
『愚かな。 如何なる理由があっても 一度冥府に堕ちた者を地に戻す事はできぬ。』
『律法(サダメ)を……秩序(ルール)を破るというのか』
『くっ――それほどまでに"あの娘"が大切か? 面白い。ならば条件がある。』
『"《栄光》の失墜と、《獣》の解放"』
『いいだろう――ならばお前の《真名》をもって吾を《契約》するがいい、人の子よ!』
(327) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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[死者《Lena》の黄泉還りを望んだ者《Need》は
"その日"より契約者《Deen》と成った。]
(328) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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― 現在:蝕《デーフェクトゥス》 ―
[呼ばれるように、男はそこに姿を現す。 目の前には、《獣》の姿をした―― 《闇》]
俺が望むのは――世界の反転《Rebirth》
秩序ではなく、混沌を。 希望《虹》ではなく、絶望《雨》を。 光ではなく、闇を。 再生でなく、終焉を。
(329) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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獣《ベースティア》!! 俺と最後の《契約》を果たせ!
(330) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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さぞかしがっかりしたろうな?
どんなに足掻いても、反転《Rebirth》させても 超上位種《エルダーロード》より更に高次元存在…… " " の掌の上。 俺にはもう、世界に虹《キボウ》を見る事ができない。
最期の《契約》だ。 お前を満足させられなかったなら命を差し出す。 俺に、終焉《ポストレーレム》を与えろ。
秩序も、再生も、希望も、混沌も、破壊も、終焉も―― 俺はもう興味がないんだよ。
[絶望を、嘆きを湛えた"声"で、彼は吐き出すように呟いた。]
(*84) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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− 終焉《ポストレーレム》は安らぎを −
[《記録》と別れ、獣は気紛れに蝕へと戻っていた。 少し戻らぬ間に、蝕は多くの《記憶》の欠片を集積させていた。
それは《雨》の犠牲者の嘆き、苦痛、悔恨、そして絶望。 闇の色が一層濃くなるその場に、解放者が現れた>>329>>330]
……哀れな…擦り切れた命よ…。
[解放者の《表》の破滅への《渇望》と全てに疲れ果てた《赤》い《絶望》
同時に響く二つの《望み》に獣は静かに笑んだ]
もう少し楽しませてくれると思ったんだが。 もういい。 期待した俺がまずかっただけだ。 それより疲れたんだろう。ゆっくり休むがいい。 お前《冥王》の心臓も俺が貰ってやろう。
(331) 2011/06/12(Sun) 17時半頃
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