197 獣ノ國
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ゆい…… そんなところ。
["唯我独尊">>224の方が荒々しい印象だと思いつつ。大まかな意味では合ってるかと思い直せば、とりあえず顔を相手から少し引きつつ、頷いてみせた。 角に引っかけるのは、物だけで充分。無事に空を掻く角を気持ちだけでも見ようと、鳶色がじとりと細められる。]
(毎日……)
[あれは――そう、プロポーズの言葉だったか。 合わせ向けられた悪戯っぽい笑みを、冗談の証なのだと解釈すれば、意外気に目を瞬かせた後。肩を竦めて、小さく微笑む。]
未来の恋人サンにとっといたら? 毎日ご飯作ってください、…って頼まれる日ぐらいに。
[敬語を抜いた方が自然、という言葉には曖昧に頷く。 使い慣れている、という意味では正しい。少しだけ縮まったような距離は、好ましい。 だが、言われてしまえば、少しだけ捻くれたくなるのが心情で。]
(275) 2014/10/04(Sat) 12時頃
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[とん、とブーツ越しに蹄を軽く鳴らして立ち上がり。ゆらりと少し首を傾け、広まった身長差を僅かに埋めつつ、見下ろす。]
……お誘いはいつか。一回でいいですけど。 良い食事覚えて、今の生活に戻れなくなったら、困るんで。
ありがと、 …ございます。
[――少しだけ、いつもの日常だと思えました。 傾げた首を元に戻し、両頬をマフラーにしっかり埋め直しては、やわやわと唇だけを動かす。敬語の方が、少しだけ頬に優しい事を知った。]
…それじゃ、買出し行かないといけないんで、
["もしかして吉サンも獣ですか"。そう尋ねる事は、とうとう無かった。言葉を終えれば、向き直って会釈を一つし、最後に相手の瞳へ視線を当てる。]
―― また。
[特に気を引き留められるような事がなければ、そのまま踵を返して、商店街へと足を向けた。*]
(276) 2014/10/04(Sat) 12時頃
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―ルーカスの家―
[この人>>213>>214>>215はとことん自分を語る気は無いのだろうか。 当社比、衝撃的な出会いを経たというのに相手について知り得る情報と言ったら"彼の友人が大学講師"だということと"サボテン"の世話をしていること。]
あら、人には言えないようなお仕事なのかしら。聞かない方がいい? 最近ネットで科学塔のお話が出たものだから……貴方が科学者だったのなら色々と聞きたい事が、あった、かも……
[思い出すのは、…が参加しているスレッドの内容。まだ…にとってはおとぎ話の範疇でしかない、人と獣の狭間に置かれた人達の話。]
おとぎ話は私も大好きよ。貴方の友人にも詳しい話を聞いてみたいくらいに。 でもね、最近はこの辺りでもおとぎ話のような噂が流れてるから……今はそっちの方に興味があるかしら。どの学問の範疇に入るかは分からないけど。
[朗らかな笑顔。これは、安心しても良いのだろうか。 背中越しの質問には、首を傾げて「いいえ、聞いたことはないわ。たまに講義にお邪魔する時、そんな話を聞いたことがあるだけ。」と首を横に振った。]
(277) 2014/10/04(Sat) 12時半頃
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[男が部屋に戻っている間、チラリと携帯を見やる。
今朝からだいぶ進んだログを追うのは大変そうで輪に入ることは半ば諦める。せめて自分の持ち得る情報と、これから食事に行く自慢を冗談めかして書き込んでみようか。
あ、あと、先ほど出会った透明な青年>>166>>167についても少々。 なんだかこういう書き込みは緊張した。まぁ文字だけという点では、手紙とコレも似ているかもしれないと思えば……。]
(278) 2014/10/04(Sat) 12時半頃
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[そして、男がキーを持って降りてきたのなら端末の明かりを落として、四輪の箱に乗り込んだだろう。*]
(279) 2014/10/04(Sat) 12時半頃
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―ルーカスの自宅→大学前―
[ミラー越しに男の口端が上がるのを見つつ、しばらくして大学に着いただろう。
さて降りようとした矢先、相手が扉を開く。差し伸べられたのは相手のスラリとした手で、つい、先程の不思議な感覚を思い出した。 一瞬たじろぐ。無下にするのも気が引けて、自分の指先を相手の指先に重ねた。]
え、ええ、カフェテラスで…
[相変わらず不思議な感覚が拭えないけれど、気がつかない振りでカフェテリアまで歩を進めただろうか。
そこで見知った大学教師>>268と女子大生らしき姿>>250。更にその向こう側につい数時前に出会ったばかりの青年>>265の姿を確認すれば、そこから程遠くない席に座ろうとするだろう。]
さっき、車内で携帯を見ていたわよね。貴方も掲示板をやっているの?
[何と無く聞いたのは自分も参加しているチャットの話。 会話の最中、花屋と本屋への用事を思い出せば慌ただしく席を立つ事になるだろうが。]
(280) 2014/10/04(Sat) 12時半頃
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ふーむ。
[PDAで開きっぱなしの掲示板を確認。 獣人を飼うか飼わないかという話で興味を惹いたのは、 お試しで一日飼育してみたらどうかというもの。 今まさに日給で彼女を雇っているのだから似たようなものだが
此処の精算は職員用のICカードで済ませはしたが、 思い出したように財布を取り出し、 前言した額面を抜くと、そのままスザンナに渡す]
スザンナ君、 飼育の話だが、試しに一日飼われてみるというのはどうだ。 君にとって、家族と呼べる程気を置かない間柄になれるかが 俺自身、まだ想像がつかないのだよ。
[一日過ごしてみて、尚も求められるなら 飼ってもいいかと思う程度には脳が柔軟になってはいた。 彼女の答えを待っている間、見知った顔ふたつに出会う>>280]
(281) 2014/10/04(Sat) 13時頃
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― 商店街 石段 ―
[学生は携帯を弄って居た手を止めました。冷めてしまったパンは殊更食欲も失せ、半分出して居たそれを袋に落として袋口を折りました。そしてひとつ、息を吐くと、何処からか聞いたことのある声が鼓膜を敲くのです>>265 学生は顔を、伏せて居たまぶたを上げてそちらを見ました]
…ティソくん。
[その姿は、先程ネット上の板で話題が出て居た彼の姿でした。別段そのネット上の彼と、目前の彼が同一人物かは分かりかねるけれど、学生は或る事を尋ねなければ、と、使命感に駆られる反面、いつもと違うその目元に口元に微笑を浮かべたまま首を傾げてみせました。]
(282) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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…?眼鏡、買ったんだ。…似合うね。
[少しだけ寄せられた眉は何の為でしょうか。学生は不思議そうにその瞳を見返すけれど、特に反応に真意を見出すことは出来なかった気もします。学生は足に力を入れる立ち上がりました。その刹那に、立ち眩みさえ起こしそうになりながら、よろけた足はひとつ前へ踏み出し体を支え。学生は頬に手をあて、彼を見上げて続けるのです。]
(283) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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[声のトーンを些か落とし、続きを話そう。]
子は親を選べないというし、動物も飼い主を選べない。
とはいえ、君が獣人であっても変わらず俺の教え子だ。 君を完全な動物と見るのは――無理だ。 今こうやって話していても、人として見てるのは変わらない
[そこで話を切り上げ、食事を終える。 携帯灰皿の蓋を開け、ボックスパッケージの煙草を手に取る。 一本の紙巻を口に銜え、火を灯した。 なんとなく何時もと違う風味に感じてしまうのは何故だろうか*]
(284) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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ねえ、ティソくん。あなた、獣人なの?
[それは単刀直入に、隠すこともせず、学生は問います。色素の薄い人に会ったと騒がれた時に浮かべたのは彼の姿。そして視力が悪そうだという情報と、何故か今日になって使われている眼鏡とは情報が合致。学生は、好奇心半分、信頼半分に声を投げたのでした。 それに対して彼がどう反応してくるか、ただ良い方にしか思考は伸ばされておらずに、好奇心は真直ぐに彼へと充てがわれるのです。]
(285) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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―回想・少し前の商店街― [男の――ヤニクと名乗った相手の、予想もしていなかった言葉>>271に僅かに目を見開く。]
獣の声を聞けない獣――? 未完成な獣――?
[確認するようにゆっくりと、けれども他の人間には聞こえないように抑えた音量で繰り返す。 頭にあったのは、仲間に出会えたという淡い期待。 そして、彼の言葉を信じてよい物か。という疑念。 二つの相反する思いを抱えて言葉を続ける。]
その言葉を信じてもいいのですか?
[震える声で尋ねるも。 先に本屋で出会った時の、彼の言葉>>272を思い起こせば。 『友達になることができれば』と、頷いたことを思えば]
私はカリュクス―――飛べないカナリアです。
[それだけ伝えて、カフェへと歩き始めただろう。]
(286) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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[教育・研究成果を還元する為に、と称して この大学では月一回のペースで公開講座を実施している。
いわば、セールスに繋げるマーケティングの一環というやつで。 教員の給料は生徒から巻き上げる金に比例する。 生徒の数は多いに越したことなど無いのだ
男の専門とする民俗学は窮めて社会貢献に準じてはいないが 猿にも解る前提論の掲示と、多岐に渡る仮説発展を試み 前衛的な主張が混じる講義は、学者達の支持よりも 一般受けで強く評価されている様子。
―――例えば、友人の隣に佇んでいる配達員の彼女とか*]
(287) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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―そして現在・公園近くの商店街― [白いコートと赤いフードと、対照的な二つを交互に見詰めて。 問いかけ>>273にはそっと首を左右に。]
いいえ……たぶん知らないと思います。
[天候が悪いとはいえ、この季節に白のコートは何よりも目立つ。 もし知り合いが着ていたならば、目に留まるだろう。と幾分優しく聞こえる声音に返答して]
獣に興味が―――。 あの、人間の間には獣の話はだいぶ広まっているのですか?
[それならば、他人ごとではいられない。と少し身を乗り出して 連絡先を。との言葉に思案したものの。]
知らない相手から突然連絡があったら 不審に思われてしまうかもしれないです。 あ、あの……。私が届けに行ってもいいですか?
[続いた言葉に、こくりと息をのみながら静かに―――頷いた。]
(288) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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――現在/公園付近→?(図書館方面)――
[――既知の先輩と別れたのはいつ頃で、どこでの事だったのか。変わらず頭上に厚く層を連ねる雲に陽の位置も見えなければ、時間にも見当が付かず。 思う様相手と歩んできたのであれば、濃い色を落とす地面を眺め、薄笑いを傾けた。 ここがどこかも、今が何時かも。これから行くあても戻る道の予測も付かなければ。]
――、―…。
[ 小さく満足げに、ため息のような声を漏らす。当初忘れ物をしていたのだという事すら頭から抜け落ちていた。気まぐれに開いた端末に映るサイトの文面に、小さく咽せ込んでは幾つか文字を打ちこみ、閉じかける。]
、?
[ 通知を切っていれば、画面に表示される新着の印にようやく気が付く。 ――映るのは二つ、以前連絡先を交わした相手の>>192.>>263文面に目を通せば。緩く傾いた視界のままに、その場で返信画面を開いた。]
(289) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 13時半頃
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[提案と共に差し出された紙幣五枚。教授の視線を追えば>>265昨日友人となった少年や、>>280見知っているらしい人影。声を落としたのを考えれば、知られたくないらしい。……まあ、そういう類の契約を声高に言い触らす人に契約を持ちかけたつもりはなかったから、ある意味当然と言えるのかもしれないけれど]
一日お試し、いいかもね でもセンセイ? 知られたくないのなら、人目があるような場所でお金を渡すのは感心しないわ
[苦笑と共に言いながらも、紙幣を受け取り、本当にいいのかと確認するように瞳を見つめる。 自分は良いけれど、飼い主になるかもしれないこの人には、後悔をさせたくないというのは、犬としての主への忠誠心か、女としての恋心か。 考えるまでも無いと思考を止め、くすりと笑みを深めて]
先生が後悔しないで迎えてくれるというのなら、そうね 今夜のご飯はししゃもが良いわ
[一日よろしくお願いしますという思いを込めて、夕飯のリクエストを。唐突に出てきたししゃもは、今日になって見つけた掲示板で話題になっていたから。 もしも同じ掲示板を見ているものがいたら、もしかしたらわかってしまうかもしれないな、なんて]
(290) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 14時頃
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[ヤニクと名乗った彼の腕に抱えられた白いコート。 気付かれぬよう、こっそりと。 けれどもしっかりと、もう一度見つめる。
記憶にある母親。 大好きだったその人が、着ていたものと似ている気がして。
違うとわかっているのに。 もういないと知っているのに。
だから―――届けようと言ったのも きっとそのせい。
そして、緩やかに意識は母との時間。 遠い過去へと流れ行く。]
(291) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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□集え獣人 20xx年 10月2日 ss:ft >>*72カナリア 安心してよ 女の子に乱暴するつもりはないから ああ、もちろん、男の子にもね 特にカナリアとイルカはいじめたくないって思ってるし あと、>>*75 つ 【ファンタジー系マント】 長いのも短いのもあるよ
>>*76鼬 ここで助けを求めてもらえれば、いつでも助ける範囲で助けたいと思ってるし、できないことはないと思うんだけど お互い助け合ったり、相談したり。そういうことは、やっぱりネットだと難しいのかな
>>*77イルカ 眼鏡購入おめでとう。誤字なんて見てないよ、うん ああ、確かに 理解して、認めてくれる人がいるというのは……うん、嬉しい物だね 安心できる場所になる人がいれば、一人でも立てるだろうし
(*81) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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>>*80蜘蛛 えぇ、カペリンの提案、間違ってないかしっかり調べてからしたのに。 そういえばカペリンはオスのお腹に卵を注射して子持ちシシャモとして売ってるとか言う話もあるよね
>>科学者 ちょっとした質問なんだけど この國から出るのは厳しい審査があるけどさ、それは獣人をこの國から出さないため? そうじゃないのなら、出られる方法はあるかどうか 聞かせてほしいな
(*82) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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―少し前・商店街―
[少女の透き通った輪郭に浮かび上がる感情>>286に男は口を噤む。
問いかけには小さく頷き、男は自身の頭上を指差す。]
――…猫かと思ってたんだけど、狼なんだ。 さっきからかって犬歯を見せたら怖がらせてしまったよ。
[飄々と男は言いのけたつもりではあった。だが刹那、眉を下げる。苦笑。そんな表現が似合う笑みをきっと彼女に向けたのは男の無意識。
「信じてもいいのですか?」抑えられた声色での問いかけに男は沈黙を守る。曖昧に笑みを浮かべて相手の反応を待つ。
嘴から奏でられる囀りを耳にすれば、狼は]
――そう。よろしく、カリュクス。
[それだけ告げて共にカフェへと歩を進めただろう。]
(292) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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―そして現在・公園近くの商店街―
[役者の存在を知らないという少女>>288には、そうかと一言。
身を乗り出して尋ねられれば、男は穏やかな口振りで彼女に告げる。]
――結構ね。目撃条件や、そう。知人が獣かもしれないなんて話も出てる。
[「少し待ってね」一言断りながら男は端末を弄る。そして情報を元に彼女へと問いかけた。]
鳶色の瞳を持った獣と、透けるような肌に水色のシャツ、敬語を使っている獣。 またシェパードの獣。
――彼らは君の知り合い?
君のことを知人かもしれないと言っている人もいるようだけど、特別危害を加えようとしている人は今のところ見つからない。
[ゆっくりと静かに抑えた声で少女にだけ聞こえるように狼は囁く。]
(293) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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後払いだと忘れそうな気がするんでね。
俺が君に買い物を頼んだと言い訳すればおかしいことは無いさ 札面も見えない距離だしな
[>>290人目ある場所で金を渡すのは、と指摘され 道理だと笑いつつ、適当に言い誤魔化しておく。 受け取った相手から不安そうな色を灯す視線を受ければ、 仕舞うのを促すように頷いて。 有り体に謂わば、信を預けるだけの価値があるかどうか 飼う側の一存だけで決めたくないというのが、何よりの本音。]
(294) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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…これは差し支えがなければ。
君たちは、君はどうして獣になっていたんだい?
[随分と踏み込んだ話題であることは男も自覚していた。 それゆえに少しでも相手が躊躇う素振りを見せればそれ以上は言及することはせずに、白いコートを頷く彼女の腕に抱かせるようにして渡そうとする。
それが彼女の母親を思わせる色であることなど、男は知らずに>>291]
なら、君にお願いしようかな。
カリュクス、君は自分を飛べないカナリアだと言うけれど、美しい囀りを奏でるための舌がある。
それに、たとえ君が空を飛べなかったとしても、足がある。
空を望むのなら、足を使って高いところを眺めることも出来る。
(295) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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――だから、行っておいで。
[「彼には僕からも連絡しておくよ」そう付け足して男は、確かに役者が消えた方角である公園奥を指差す。
そして、分かったことがあったら連絡して。 そう告げて男自身の連絡先も彼女へと渡せば、受け取って貰えただろうか。]
(296) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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― 回想 カフェ店内 ―
[困惑の音を浮かべた声色>>267に、学生は少しだけ笑ってしまいました。マカロンが無いことについての感想に、横で肯定された>>266のを頭の片隅に添えれば、いずれ、なんて洒落た思惑さえ張り巡らします。]
獣人、かあ…
[お茶会に並べられるそれは、存外早く来ました。学生は角の一席を取ると、彼に先に座すことを促したけれど、果たして彼はそれをどう取ったのだったでしょうか。 学生は席に腰を据えひとくち、ガムシロップを二つ入れたアイスティーに口を付けるのです。こくり、飲み物は咽喉を通り枯らしかけたそこを潤します。グレープフルーツジュース、あったら良かったのに。学生はまたひとつ、叶えられなかった事に内心落胆の息を吐きました。]
(297) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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ねえ、シメオン君は、私が獣人だったら、どうする?
逃げる?逆に、追い払う?
はたまた、心臓をくり抜いちゃうかな。
[透明のグラスを置いて学生は尋ねます。変わらぬ笑みを浮かべ、彼に尋ねます。最後の言葉の最後には、自分の胸のあたりをとんとんと叩いてもみたでしょうけれど。 噂話に便乗した悪趣味な質問とは解っているけれど、学生は口を止めませんでした。片手間にフォークでケーキを突ついて、彼の出方を窺います。それはまるで、余裕そうな雰囲気を持ちながら、つんつん、つんつん。ケーキを虐げるのです。行儀が悪いと、怒られることだってあったかもしれません。]
それとも、お家に飼ってくれるのかな。
[学生は、いたずらに笑いました。]
(298) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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□Re:集え獣人 20xx年10月2日 k:l 羽根を切られた白カナリア
どうしよう……。 人間の間で、獣のうわさが広まっているらしいです。 危害を加えようとしている人は今のところいないらしい――ですが。
(*83) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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柳葉魚ぉ? …益々猫じみてるな、君は本当に犬なのか?
[思いも寄らない要望に、一度目を瞬かせ。 しかしまあ、酒肴にも悪くないしどちらかと謂えば好物の類]
承知した。 どうせ食うなら雄がいいよなぁ
定番の一夜干しでも良いし、鮮魚もいい 新鮮なヤツを捌いて昆布締めにしたヤツがまた、旨いんだ。
[カペリンをししゃもと称しているかは解らないが、 10月〜11月しか漁期も無いことを思えば、 生で食べられる時期なんてごく限られている。
携帯を操作し、知り合いづての料亭に一本電話をいれておく。 二つ返事で可が返って来たので夕食時のお楽しみとしよう。]
(299) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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―回想・カフェテリア→眼鏡屋―
ええ、本当に……不思議ね。 ちゃんと見た目通り、優しいから安心して。
[お返しとばかりに返された言葉>>256>>257を、余韻を残す笑い声に交えて茶化す。
触れた肌は乾燥しているようにも感じたけれど、見た目に反して温かい。]
そうよねぇ、見るからに……
[日差しに弱そう、というのは男性に言うには失礼だ。下唇を噛んだのを見たのも相まって、言葉尻を中途半端に切る。]
肌が弱いのなら、この国の科学者に直談判するのもいいかもしれない。 あの人たち色々やってるらしいから、貴方を包み込むドームくらいは作れそうよ。
[冗談のつもりで紡がれた言葉に、青年は何を感じるだろうか。
彼が閉鎖感に不安を覚えていた事に気がつくのは、もしかしたら眼鏡で彼がヘルメットを外した時かもしれない。その時には、「ごめんなさい、次はもう少し優しく運転する」と申し訳なさそうに謝罪するだろう。]
(300) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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また眼鏡が壊れたらいつでも連絡ちょうだい。 貴方の「脚」くらいにならなれるから。
[お節介にも押し付けたメモには…のフルネームと電話番号。 それを受け取っても受け取らずとも…は手を振ってその場を後に、時計の家へと向かうのだ。*]
(301) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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