238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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…………え、………………。
[>>303どくん、と。 脈打つ左腕は、炎より重く、熱を孕んで。
びしり、と。音を立てるかの如く、止まる。]
(306) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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[それは奇しくも、つい先ほど天使へと目覚めた男の特性>>221と、よく似ていた――――]
(307) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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[海神風華・螺旋風
それを打ち消そうと、もう一つの切り札を彼に向けて放っていく。 本来は天使を倒すための力だったのだが。]
(308) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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―――――……リッくん
[>>299神威。 その名を彼に呼ばれた時からだ。 男が男として天に翔ける事が出来たのは]
ありがとう。
[水流は業火を掻き消さんとする勢いで食らいつく。 男はそれを見て――――飛んだ。]
(309) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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神雷!放て!!
[その言葉に、『オスカー』が無数の超電磁砲《レールガン》を放つ。 ビルの電力を撃ち尽くしてしまうかのような力で、目の前の敵を打ち倒すべく放たれる雷撃。
それはまさに、神の雷か。]
(310) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――――――俺の拳は神をも砕く!!!!!
(311) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[ ゴ ゴゴ ゴ ォッ
オ オ―――――!!!]
[大地が割れる。 天から光が降り注ぐ。 “神”をも“威”圧する力が今、此処に具現化される。
男の拳は炎へと神撃しながら 友の水をも拡散させて、その身を削る―――!!!!]
(312) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――――――堕ちろ、天使!!!!!
(313) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 23時頃
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[神威と業火が交錯する。
そして――]
(314) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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あぁ ぁ あ
……………………………、
[>>305過ぎたる癒しが、少女の腕に芽吹く。 大人であれば即座に《落とす》なり、間に合うのかもしれないが。 生憎、少女の小さな体にその衝撃は、負担は、重すぎて。]
(315) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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さて……これで、あと一人。
[貼り付けたような笑みは変わらず、最後の一人に身体を向ける。]
ごめんなさいね……七緒様…… 私、誰が味方で敵か、もうわからないの……
[口では演技を続けながら、足は確実に向かう。]
(316) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[痛みを超えた衝撃に、声も出せぬまま。 少女の瞳から、光が消えた。]
(317) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[――堕ちたのは、白羽の方だった。]
(318) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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だから、七緒様の事も、信じられないのよ……
[ヴォン、と音を立て、ペンライトから光の刃が現れる。 そして、今まで動かなかったのが嘘のような動作で背後へと周り]
ごめんなさいね?
[真っ直ぐに、心臓へと突き立てようと]
(319) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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なあ――――………オースカくん
[>>318天使が堕ちる、その僅か前。 スローモーションで流れる時間の中。
男の呟きは、彼に届いたのだろうか―――]
(320) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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俺達、もし違う出会い方をしてたら
――――……“友達”になれたのかもな。
(321) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[迫る神雷を理眼-リガン-は視た。]
……ぅっ!
来い、風華-フウカ-!
[防御に回る蝶は撃ち抜かれ。 式鬼紙使いの身体にも無数の傷が刻まれていく。
数百条は在ろうかという超電磁砲《レールガン》の全てを回避することなんてできない。 けれど、致命的な場所に来る一撃は見切って、回避した。]
(322) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[天使すら落とす一撃から生き残った。]
(323) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[堕ちていく刹那。
時が止まる様な感覚に囚われていた。 思い出すのは――これまでの事。]
……。
[大須賀の妄念はついに実らなかったのか。 いや、あと少しだったのだ。 そうあと少し――。]
(324) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――そうかも、な。
[堕ちていく最中。
彼の耳にもきっとこちらの言葉は届いたのだろう。]
(325) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――後は、任せる。
なあ……よ。
[最後の力を振り絞って天に祈る。 自身の聖痕――2つの灰色は天に捧げられていくだろう。]
(326) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――後は、任せる。
なあ仰代よ。
(*20) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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……作用で、ございますか。
[嗚呼、彼は、負けたのか。]
(*21) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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このくらい言わなきゃやってられないっしょ。 …目に見えて不利な相手に挑むなんてバカな真似。 [戦闘特化に見える龍山や三黒ですら勝てていない相手に、己が勝てるとは正直ほぼ考えていない。 しかし、殺意なんて込める必要はない。 その代わりに込めるのは覚悟と意地。]
(327) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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オースカ――――――――ッ!!!!!!
[何故手を伸ばそうとしたのだろう。 >>325>>326彼の最期の言葉が聞こえた所為なのか。
だが手は無情にも空を切り 灰色の天使は堕ちてゆくだけだ。
その最期の言葉の意味は 男にはまだ理解出来ないまま―――*]
(328) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[自分の意思で動くことは嫌いであった。 責任も取りたくなければ、そのせいで一人になるのも嫌であったから。
ゆえに、他人を信用する、任せると耳触りの良い言葉だけを紡いで自分は何もしない。 そうすれば、戦況が悪くなれば乗り換えることも、訂正することも容易い。
トンボは風の中をすいすいと流れ、ただ人の世を見つめていく秋の風景の一部。 その名前を家名として持つ女もまた、そのような生き方しかしてこなかった。
そんな生き方を崩そうと、一歩踏み出した結果の今。 それを貫き通す意地と間違っていてもすべてを背負うと決めた覚悟。 それを込めての戦いでもあった。 もちろん、そんな小っ恥ずかしいことは態度には出さないが]
(329) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[散った光の波動には左手のコントロールだけでは防ぐには不十分で。 腹部や、胸の辺りにも数カ所防ぎきれなかった攻撃が風通りをよくしてくれる。 内臓から血の味がせり上がって吐き気がする。
ここでただただ殺されるしかないのかとそう思った刹那、敵に飛び込むボロボロの男>>242を視認する。 その攻撃は、聖女に手傷を僅かな間負わせるも、その後地に沈められる]
ばっ…かはこっちの台詞だわ! 何のためにアタシが手ぇ出したと思ってんの!!
[けほ、と血液混じりの咳をするもそう男に怒鳴り返す。 自分と三黒と百洲、だれが回復したときに真実までたどり着ける可能性があるかは明らかであり、逆に誰を切り捨てるかと問われてもそれは歴然だとそう思った。]
(330) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[だからこその、強行案。 確か聖痕は受け渡しできると、紫藤と胡蝶の件で確信していた。 ならば、と風の力でステップを繰り返すと近づく先は少女の元>>317。]
負担かけるかも、ごめんね。 あとは任せた。
[いっぱいいっぱいの様子の彼女に託すことは気が引けたが、距離的に三黒に託すには間に合わないと、そう判断して彼の信じた彼女に託す。 譲渡の意思を込めて肩を叩けばきちんと譲渡は完了しただろうか。]
(331) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 23時頃
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すまんな。
まあ、多少はダメージを与えておいた。 無傷じゃあ、返さない……さ。
[彼女にも見えただろうか。 灰色の聖痕が天へと捧げられていくのを。]
(*22) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[百洲が受け取りを拒否しても、一度身体を離れた聖痕は自分の元に戻ることはなく。 そのまま、本当にただの人となった己の身体に、光の刃が貫通するのはごく自然なこと]
(332) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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