1 とある結社の手記:6
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薬屋 サイラスは、キャサリンとマーゴの傍で寛いでいる。**
2010/02/20(Sat) 02時頃
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[不安のあまり、立っているのがやっとの状態だったが、不意に背中にぬくもりを感じる。>>219 振り返れば手の主と視線が合い、それが誰か分かると安心したように微笑んだ。]
ベネットさん、ありがとう。
[小さな声で礼を言ったが、彼には聞こえていただろうか。**]
(232) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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美味しくても、焼いちゃ駄目です。
[ベネットの言葉>>225が冗談だと分っていても、 ぶんぶんと首を横に振る。 庇うように抱こうとしたアーチは、 心なしかベネットを狙おうとしていたかもしれない]
……ゆ、茹でても駄目です。 何だかヘルシーな感じがしますけど、駄目です。
[続いて聞こえてきた薬屋の声にも、首を横に振り。 ついでに自分も少し酷いことを言っている気がするが、 気づいていない]
(233) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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さあな。 サイモンとやらは、疲れている。といった。 戻ってきた奴が、次に何を言い出すのか。
……俺は、それが気になる。
[そしてもうひとつ、気にしていることがある。 視線は黙って窓の外へと向かった。
白と薄墨色に沈んだ雪原、痩せて黒く裸になった木々が 天を掴む指先のように、細い枝を伸ばしている。 その向こう、見えているのは──村長の家。]
ん?ディナーが、どうかしたのか。
[一瞬の物思いに沈んで、思考が途切れる。>>227 押し黙った悪友の様子を怪訝な表情で見遣った。
よもや、悪夢のディナーが想像の中で繰り広げられているなど、知る由もない。]
(234) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 02時頃
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―――……人間。
…人狼。
[去っていく結社員の背中を映し終えた瞳は、 力なく床へと落ち着く]
もし。
もし、この中の誰かが、人狼だって言われたら。 その人は、…………。
[御伽噺の中では、人狼と告発された者は、どうなったか。 顔見知りしかいないメンバーの誰かが、 …いなくなってしまうかもしれないのか。
現実感が無いようで、現実味を帯びた、恐怖]
(235) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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→集会場、外へ─
[赤いマットの上に立って、中から猟銃の柄で扉を叩く。]
──あたしよぅ。開けてくれるかしらぁ。
[中から声をかけると、少し間があって、 がちゃん。と錠が下りる音がした。]
……あらぁ。
[外に出て、たっている仲間を見て、瞬く。]
(@40) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 02時頃
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─集会場、外─
[鍵を受け取って、 取り付けた閂をおろし、 冷たい錠をかける。
──がちゃり。
はっきりした手ごたえと音を確認してから]
ごめんなさぃ? ちょっと待たせすぎちゃったみたいねぇ?
[振り返り──両肘を抱いて、足踏みをしている新米結社員の様子に瞬いてから、くすくすとおかしそうに笑った。]
(@41) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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茹でアーチか、なるほど。 ああ、貰うよ。どうも。
[サイラスの淹れてくれた茶を手にする。>>228 その場に居る者達も、思い思いに手にしただろうか。]
──ヘルシーなら、いいのか?
[カルヴィンの言葉には、思わずくすりと肩を揺らした。]
(236) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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小僧 カルヴィンは、本屋 ベネットの突っ込み>>236に自分の発言の不味さに気づいて、慌てた。
2010/02/20(Sat) 02時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 02時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 02時半頃
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─…いや。
[微かな声。 囁くように小さな声に、僅かに首を振る。>>232
けれど、手が白くなるほどネックレスを握りしめる様子に 視線を落とすと、僅かな時間思案するようにしてその手に手を重ねた。 ぽん、と乗せた手はマーゴ自身に気付かせるように。
今、視線は正面を向き、交わることはないだろうけれども。]
(237) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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無理に疑う必要もないだろ。 …大丈夫だ。
[昨晩、妹に告げたのと同じ言葉。 自らに言い聞かせるように、その言葉の空しさを噛みながら、 それでも間違いなく真となるよう、視線は正面を睨んでいた。
──何を敵とするべきか。分からぬままに。]
(238) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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本屋 ベネットは、小僧 カルヴィンの様子にくつりと肩を揺らした。
2010/02/20(Sat) 02時半頃
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─ 雪道 ─
[此処にくるまでの足跡は完全には消えていなかったが、 それでも、半分ほどは消えかけている。]
そんなに時間かけなくても、よかったんだけどぅ。
ああ。バケツって、 どこかにはあまってるわよねぇ?
[さり。さり。さり。と並んで歩いていく。 いくつかの確認事項を聞いている途中で
「──どうでしたか。」と、酷く潜められた声で、 新米の結社員が、たずねた。]
(@42) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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……じゃ、間を取って蒸しアーチだな。
[既に出発地点を間違えている。 サイラスを見遣れば、どんな反応が返るのやら。 真剣に思い悩むらしい少年に、冗談だと笑いかけ──]
『バカベネット!!バーカバーカ!!!』
……うわっ!!?!! 馬鹿はお前だろ、このバカトリ!!
[アーチの反撃に、ぶんぶんと腕を振るった。**]
(239) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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[近くに人影はみえず、声を潜めるにふさわしい理由はない。
けれど、ローズマリーを見上げる視線は落ち着かず── むしろ──はっきりと、怯えが伺えた。
くす、と、猟銃を持つ女は笑う。]
とりあえず、──今、襲ってくる子はいなかったわよぅ。
[笑う音は、雪に飲み込まれる。
「そう、ですか……」と、安堵と不安が入り混じった声で、若い結社員は俯いた。その顔には、『あの中に入るのが怖い』と、そう書いてある。]
(@43) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 02時半頃
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[その彼の反応を、 ──とても、普通の反応だ。と、ローズマリーは思う。]
……、
サイモンも、あなたくらい慎重でいてくれたら、 もぅちょっとは、安心なんだけどねぇ。
[食料と暖を備えた、この村に設営した結社員用の場所に向かいつつ、女は、そうぼやいた。猫背の新米結社員が不思議そうに見上げてくるのに、視線を合わせて笑う**。]
(@44) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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あの人だって、あぶなぃってことぐらい、 わかってるハズなんだけどぅ──
[サイモンの占いの力は、彼曰く──対象の近くにいないと発動しないものらしく。ローズマリーからすれば、馬鹿で無防備な所業だと思っているのだけれど、一晩は同じ屋内にいないと、相手が人狼だか人間だかの判別がつかないらしい。
また、彼の占いの力は、 一日二日かけて貯めるようになっているものなのか、 占いを使える状況にならないと、 ──同じ占い師が近くにいても、判断が難しいらしい。
"向こう"に、こちらの手を明かすつもりはなかったから、 中で話は、はっきりしなかったけれど。]
(@45) 2010/02/20(Sat) 02時半頃
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……危ない、ってぇ、 いつも、いってあげてるのにぃ、 ぜぇんぜぇん、聞かないんだものぅ。
[サイモンには、サイモンなりの──信念だとか、使命感だとか。そんなものがあるのかもしれなかった。陰気な男は、相棒の女にも、あまり自分のことを話してはくれないから、それは、女の推測だったけれど。
「…はぁ…」と、気の抜けたような 隣の若い結社員の返事は、 冷気に触れて、真っ白い息に変わった。**]
(@46) 2010/02/20(Sat) 03時頃
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…あ。そうだ、ベネットさん。
[くつりとベネットが肩を揺らせば、何となくバツが悪くって。 話を逸らすように、顔を上げる。 けれどその内容は元々彼に伝えようと思っていたこと]
読みやすい本、持ってきていませんか? 色々考えてしまって、何だか、寝つきが悪くて…。 ベッドの中で、何か読もうかなって、思うんですが――…。
[本屋で本好きな彼なら、何か持って来ていないかと。 尋ねかけて「蒸しアーチ>>239」の結論に目を丸くする]
(240) 2010/02/20(Sat) 03時頃
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蒸すのは難しいと思います。アーチ、暴れると思いますし。
[物凄く真面目な顔で告げた言葉は、 ひょっとすると一番酷いかもしれなかった]
って、だから、喧嘩は駄目ですって…!
[どたばた騒ぎを見守りつつ、けれど何だかんだで 少しだけ気が楽になるのを感じたのだった]
(241) 2010/02/20(Sat) 03時頃
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[しばらくして、結社員の話>>@35を思い出す。 人狼と会ったことがあるらしいサイラスの方へ視線を向けた。 話を聞いて見たいと思った。 けれど、傍にいるマーゴの顔色が優れないように思えて、 彼女の気を休める為にも後にした方が良いのかなと考える。
代わりに、そっと立ち上がって]
フィリップさん。マーゴさんも、手紙を出したいみたいなんです。 だから、アーチを飛ばすのを もう少しだけ待って貰っても良いですか?
[すみません、と頭を下げつつお願いした。 それから、マーゴの傍へと歩み寄って]
(242) 2010/02/20(Sat) 03時頃
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マーゴさん、大丈夫、ですか……?
[おずおずと、声を掛ける。 ベネットのおかげで、 彼女の具合も大分良くなっていたかもしれないけれど]
便箋、此方で選んで持って来てみました。 良かったら、貰ってください。
[差し出す便箋には、青々と広がる空が描かれている。 少年が一番好きな絵柄の便箋。 これを見て、少しでも彼女が元気になってくれれば良いのだけれど]
空、って。何処とでも繋がっているんです。 皆おんなじ空を見ているんだと思うと、 寂しさも、小さくなります。
[頼りない笑顔を浮かべつつ、緩く首を傾けた**]
(243) 2010/02/20(Sat) 03時頃
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……ヤニクさん、聞きましたか? サイラスさんは人狼と会ったことがあるみたいです。
うーん……。
[探るような丸い瞳をひっそりと薬屋へ向けて、 一度大きく瞬いた**]
(*22) 2010/02/20(Sat) 03時頃
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―二階のピッパ部屋―
人狼……かあ……
[ベッドの上。料理のレシピを胸に乗せながら、考え事を巡らせる]
「占い師」がいる以上…勘違いや間違いだったとしても… もし、狼だ、と言われてしまったら……本当は人間だとしても、殺されるの…かな。
[寝返りをうち、ローズマリーの持っている猟銃を思い浮かべた。銃は、殺意の象徴だ]
……皆、死んでほしくは、ないなぁ。年下の子ばかりだし…待ってる家族がいる、だろうし……
[自分は女性の中で一番年上で、唯一の家族もいなくなった。]
…だからって、死にたくもないけどね。
(244) 2010/02/20(Sat) 04時頃
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―広間―
[やがて、料理のレシピを片手に、階下へと降りてきた。集会所に誰かが居れば、適当にひらひらと手を振って。ふと、コルクボードを見れば、ウェーズリーとサイラスから、調査希望の意見を求められていた。
メモを見ながら、しばらく思案していたが、やがて]
『今の所、特に怪しい人は見つからない。 だから、私を調査対象の実験にしてくれてもいい。 後で怪しく見える人が居れば、その人をお願いするかもしれない。
Pippa=Curtis』
[そうメモに書付け、書名と共にコルクボードに留めた]
(245) 2010/02/20(Sat) 04時頃
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…よし。
それじゃあ、晩ご飯の準備だ! 今日はねー、リンゴとポテトのグラタンに決定だよ!
[切り替えるように笑顔で振り返った。
…ちなみに、リンゴとポテトのグラタンは、レシピによれば意外とあう組み合わせ、らしい。
だが彼女の場合…時々砂糖と塩を間違えたり、色合いが悪いからとブルーベリージャムを少々混ぜてみたり、大胆なアレンジと称し、意外すぎる調味料を入れたりする。大体8割がそういったもので、残り2割が普通の料理になっているか否かだ。
リンゴのはずなのに紫色の物体が出てくるか、見た目だけは普通の料理が出てくるかは…神のみぞ知る。**]
(246) 2010/02/20(Sat) 04時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 04時頃
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あ、野菜も必要だよねー…
うん、野菜スープも作ろうかな。
[数十分後、やたらとべったりねっとりした緑色のスープも一緒に食卓に並ぶ事となった。きっと、健康には良い。**]
(247) 2010/02/20(Sat) 04時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 04時半頃
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―回想・了―
[心象の差は、信用の差にあらず。 ただ、より信じたいという気持ちは募っている。 結社員の言葉>>@33には、何も言い返せなかった。]
……ありがと。
[運ばれたジャスミンティ>>228に礼を言い、カップに口をつける。 サイラスの心遣いは、微かに喉を刺激していた紫煙と、同時に不安をも取り払ってくれて]
茹でアーチは酷いよ。 アーチは食べ物じゃないもん。
[笑えるほどの余裕を取り戻していた。*]
―回想・了―
(248) 2010/02/20(Sat) 07時半頃
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−回想・広間−
いやいやドナルドさん。 あなたのお御足があまりに長かったので。つい。 醜男のしがない嫉妬とご容赦くだされ。
[さして体格の変わらないドナルドに胸ぐらを掴まれながら、相変わらずにやにやと笑ってわざとらしい台詞を口に乗せる。意味などないといことが伝わっただろう。やがて解放されれば、ドナルドの後を追うように、自らも広間を後にした。]
(249) 2010/02/20(Sat) 12時頃
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ほう…。 だが残念ながら、俺はサイラスに疑われたことが一度も無いな。 飽きるほど会っているはずだが…。
[集会場の階段をのぼりながら、広間に居るカルヴィンの声を聞いた。 困惑と愉悦の混じり合った忍び笑いが囁きに漏れる。]
まあいい。 あの二人の真贋はもう少し様子を見よう。それよりも… それよりも…居るだろう。本物の、俺達の敵が。
(*23) 2010/02/20(Sat) 12時半頃
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−回想・広間−
[ソファに座わり、物語の続きを思い出そうとするもなかなか思い出せないままで。 眉間に少し皺を寄せて考え続ける。 聞こえてくる話声をぼーっと聞いていれば、兄と視線が合う。 にこりと笑って、ソファから立ち上がり、そのまま自室へと。]
占い師が出てきてどうしたんだっけ? あの本…持ってくれば良かったな。
[窓際でぼんやり雪の降り積もる風景をしばらく眺めていた。**]
(250) 2010/02/20(Sat) 12時半頃
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本物の、敵――――…。
[相手の言葉を繰り返し、長く息を吐く。
視線が流れた先は鉄格子の嵌められた窓の外。 頭に思い描くのは、此処にはいない結社員の男の姿]
………サイモン、さん。
(*24) 2010/02/20(Sat) 12時半頃
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[二日後までには戻ると言っていた結社の占い師の男。 当然結社の信頼は厚く、 彼に正体を見抜かれてしまえば、もはや―――]
…………。
[だから「その前に」と。
それは既に今朝の時点で、 去り行く男の背を見つめながら考えていたことで。 だって、僕は、……まだ、死にたくない、から…]
ヤニクさん。
ヤニクさんは人を食べたこと、あるんですよね。 どんな、気持ちだったんですか?
悲しい? それとも―――…何も、感じない?
(*25) 2010/02/20(Sat) 13時頃
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