32 ABSOLUTELY CHRONO LIMIT―絶対時空極限―
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヨーランダが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ミッシェル、ベネット、ドナルド、ソフィア、ヴェラ、ミケ、テッド、カリュクス、ラルフ、サイラス、カルヴィン、トニーの12名。
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―何かが起きる前:時計塔頂上―
――……霧の深夜の大観覧車<<ミスティブラック・カーニバル>>
["黒"のトランプ。が宙に舞う。風に乗る者>>363に、時計塔に。 向かってくる異形、その全てに向かって行き。
ずぶり。
切り裂くでなく、その身体へと入り込む。]
"――…… 暴 れ ま わ れ"
[カード<<クロ>>に命じる。異形の身の内、侵入したカード。 その中を食い尽くすかのように、 切り裂き、暴れまわる。
ばたり、ばたりと。 自身と"お嬢さん"に向かっていた"異形"達は、 のたうち苦しみながら、その動きを止めていった。]
(0) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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[>>1:367 案の定手を引いてはくれなかったので、そのままひょいっと立ち上がる]
いーよ。 やっちゃって。 破滅の兆し《トルメンタ・アルシオン》なら、とうに超えたって、わかってんだろ?
へえ、ベネットでもボランティア《慈善活動》すんだ。 つい先刻、オイタしたのも叱らないんだな?
[ふふ、と笑いながら、>>1:368 ベネットの闇《混沌》の腕が空間を裂くのを眺めていた
ビギィぃ バギ ミジミジ バリ ズガシャア
無理にこじ開けられた空間は、周囲に時空の歪を振りまき。 時計台周囲。左右上下の法則が壊れ、ワームホールや、いるはずのないモノたちの蔓延る無法地帯と化す
それに構わず、ベネットの手を引き大時計《グランド・クロノス》の中へと軽い足取りで進んだ。 中へと入ると手を離し、一人予言者《ヨーランダ》の傍へ]
(1) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時頃
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―時計塔―
[映像《VISION》が呼び出す異形。 その意味を知らない己はその疎ましさに地面を踏む。]
______......うぜぇ。
[そのまま水柱は空へと昇り、時計塔のへ近づこうと。 直後、違和感に気付いて近くの民家の屋根に飛び移った。]
____...なんだ??
[空を見上げて、それから息を飲む。 時空が不安定なことには気付いていたが。 それ以外の何か別の干渉。 大時計《グランド・クロノス》の針が歪むのが見える。]
これ____...マズくねぇか...?
[遠くに見える船の姿。]
(2) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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――!
[歪曲する空間《ラ・ディストリク・エスパシオ》
飛び出る異形に一瞬たじろぐが先程の猫を彷彿とさせる奇術師が現れ、そしてその術で異形を内から斬り裂いて行く]
……ありがとう、と言うべきなのかしら、ね。これは。
(3) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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―→骨董屋付近―
[ばらばらと零れるようにやってくる異形をなぎ倒す。 しかし振る腕の力は、数刻前よりは弱い。 それはヒビの入ったコアが神経を繋ぐのに時間がかかっていることの現れに他ならない。]
ちっ…これで飛んだら負担かけちまいそうだな。 しばらくは、地に足つけてやるしかないな。
[異形の湧く場所へと一歩一歩近づけば感じる力が大きくなっていく。 他に、誰かが力を使っているのだということは容易に知れる。]
へ、お手並拝見といこうじゃねえの。
[へへ、と薄笑いをしつつそこへ近づいて物陰に身を潜めた。 骨董屋の傍で対峙している者達に端末を向け、 データがあればと覗きこむ。]
(4) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時頃
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[ ≪checking surge…… Clear:3 Unlnown:1≫
解析の結果に顔を顰める。Unknownってどういうことだ、と。 存在が明らかになったのは、未来与えし恩恵の御子《アーシストチャイルド》と希望の魂を抱くもの<<エスペランサ・アニムス>>、それから―]
不死者の始祖…か。どいつもこいつも厄介だが。 あのお邪魔ムシ2号はなにもんだ?
[視線はUnknownと示された青年へと。 見たところ、彼が異形を放つ元であるのはま違いないようだが。]
ったく、厄介もんが雁首揃えてどうしてあれを止めない―?
[一体どういうことだ?と物陰から様子を窺う。]
(5) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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―雑貨屋ベネット―
[空間を引き裂く気配。 『ベネット』の残滓の濃い店内にもその気配は伝わる。]
紅茶でいいかな? 砂糖とミルクは?
["店番"はそんな事、気にせぬ風。 こん、とパイプで机を叩けば。 すぐに可憐なアンティークドールがティーセットを持ってくる。]
(6) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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[涙する少女。 『トニー』と『ゾーイ』の関係は わかるようでわからないように曖昧で。 それでも嘆きだけは伝わるから。]
なかないで。
[優しく抱擁を。 >>1:*117 向けられた問には]
…苦しい、の、かな。
[主と居る、ソレは幸せだと、そう思うけれど…]
(*0) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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[>>1:*144 向けられる微笑みを見上げ]
生きやすい、世界…。
[今の世界。 主以外はどうでもいい、ただの檻。 主の周りさえ、醜い欲が集まる、世界。]
嗚呼。 掃除は、しなくちゃ。
[今の世界<<ル・モンド>>には、汚いモノが多すぎる。]
(*1) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
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冗談キツイぜ_____...ッ、おい引き返せッ!!!!!
[こちらへ向かう船。 それは己たちの愛船『マリアントジョイフル号』。 海を滑る姿は人魚のように美しいとも言われた船。 舵がきかないのかその航路は不安定だ。]
___ッ!!!!!な、なんだッ?!
[不安定な次元がさらに歪み。 上下、左右、方向という法則≪ルール≫が破壊されていく。 突如表れたる黒海≪ワームホール≫に船は飲まれていく。]
おいッ!!!! ざいけんなッ、テメェらきばれっ、そっち行くから!!
[けれど、船を飲み込む黒い渦は。 その勢いを弱めることはなかった。]
(7) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
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―街道―
[男を包む無《/dev/null》は、誤解を恐れずに喩えるならばゴミ箱である。 従って、投げられた剣>>1:362は、無《/dev/null》にそのまま飲み込まれたのか、端末《ナユ》が弾いたのか定かではないが、男には届かない]
――て る…
殺
いやだ 殺したく でも殺し
[端末《ナユ》が映すのは絶望。男が見た、景色《記憶》]
(8) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
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閉め出すなんて、ひでぇな、ヨーランダ。
…わりぃ。アタシ、お前の期待には添えねぇわ。 記憶操作されながらだったけどさ。 お前と学校通ったの、あれはあれで、楽しかったんだぜ。
[ヨーランダの傍に歩み寄り、先ほどと同じように手をとり、耳元で囁く]
アタシには。 アンタやあのコみたいに、研究所《ドック》の連中が喜ぶような力は、何もなかった。アタシにあるのは―――毀す力だけ。 だから―――アタシはアタシなりのやり方で。 この世界にケリをつけてやる。
[ヨーランダの頬に接吻をひとつ落とすと。
ブチッ ブチブチブチブチブチッ
彼女の命を繋いでいた、生命維持装置の管を全て引きちぎった]
(9) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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殺し 憎い 殺して 一緒に死
[昨日出会った人間《もの》が、今日物言わぬ死体《もの》になっている絶望。 家族と呼べる者の顔を知らぬ絶望。 10分先に自分が死んでいるかもしれない絶望。 少しでもまともな身体と思考が残っているうちに死に方を考え、実行する絶望。
それは、闇。憎み、疎み、蔑み、怒ることでしか紛らわせない、悪夢。 仕方ないと受け入れるにはあまりに理不尽な現実《REAL》]
(10) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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― 骨董屋『ベネット』 ―
ソフィア…、やっぱりしらない。
[ソフィアがソファに腰掛けると、トニーはソファの隅に寄って様子を伺う。 くんくん、匂いを探るとふわりといい匂いがした。]
ベネットともだち、…わるいやつ、ちがうのか。
[少しだけ警戒を緩める。 『ベネット』が彼女を”許可”した事は事実。 しかし、トニーにとって害があるかどうかはまた別の話。 完全に警戒は解かない。]
(11) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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マリア_____ッ!!!!! (マリア―――――ッ!!!!!)
[船の名前を叫ぶ。 それと同時に思い浮かぶのは船員≪クルー≫たちの顔。 唇が切れそうなくらい噛みながらボウガンの矢を放つがそれは届かない。 そのまま、船は時空の彼方へ消え去った。]
_________ッ!!!!!!!!! なに、やってんだ......、なに、っ、してっ...。
[また違う種類の異形が。 空から、地から堕ちてくる。
唇を噛み、そして拳を強く握る。 その手に血が滲むのに*気付かないぐらい。*]
(12) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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[もう一方の剣>>1:362は異形を貫くことなく、反対側の壁に突き刺さる。 異形そのものは、剣が到達する前に波動によって崩れ去ったようだった。>>1:364]
…剣を無駄に手放しただけだったか…。
[余計な真似をした、と言わんばかりに苦笑するが、 すぐに、もう一人の青年の方へと視線を移した。>>328]
物理無効の防壁か…それもかなり強力な…。 今の私では力ずくでは無理か…。 魔力の塊をぶつけて気を失わせてみるか…?
[小さな溜息を加えて、そちらを観察しながら、視線をカリュクスたちへ]
カリュクス、それから、そっちのHelの子、無事か? たいしたもんだな、娘さんよ。
(13) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
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はぁ……ぁ、は、ぅ……
[強いチカラを使った反動を受け、その場に座り込む。 肩で息を繰り返す中、腕の中の赤子の様子を見る。
庇ったつもりだが、強い反動は受けていないだろうか。 無意識の内にかなりのチカラを引き出したが 彼自身が使うよりはかなり楽とはいえ大丈夫だろうか。]
ぬし、さま…大丈夫……です、か…?
[問い掛けも、力ない様子で。 嗚呼、先ほど誰かに、呼ばれたような…?]
(だれ…)
[>>1:362 音の方向を見やり、居たのは。]
やみの、おう……――
(14) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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[呼吸器をはずす。 預言者―――否、神造人間として生み出された、ミッシェルの姉ヨーランダは、薄らと目を開け、生気を失いしわがれた唇を僅かにうごかす。
” ”―――…]
………。 ねえ、さん。
―――…さようなら。
[遺言に応える事無く。 別れのみを返す。
事切れ、だらりと折れそうに細い腕が力を失うのを見届けると、両手をその華奢な屍に翳した]
…凍柱華葬《セルクレイル・デラ・グラス》
[手から迸る冷気が、ヨーランダの死体を凍りつかせていく]
(15) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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[>>13 思考が鈍っていたところにかけられた声に ハッと意識を戻す。 軽く震える足を叱咤して立ち上がり。]
っ…平気。 それより、問題は…アレ。
[気力で立ち上がったことは見えているかもしれないが 虚勢を張る。
そして、より問題であるのがアレ…テッドであることは 真実であって。 物理無効の球の先に、先ほどの波動は届いただろうか?]
(16) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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―――…!
[空間を引き裂く気配に、トニーはぶるりと身震いした。 警戒を帯びていた表情は心配そうな顔に戻り、そわそわし始める。 そして、お客のオーダーを聞くベネと窓の間を視線が往復。 わかりやすい心配の先は、先ほど助けてくれと頼んだ彼の事だった。]
(17) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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[この時、トニーはまだ知らなかった。 人の心配をしている場合では無い事を。 破滅へのCOUNT DOWNは、トニーが思うより限りなく0に近い状態だという事を。
かち かち
透明な音は身体の奥で密やかに奏でられ続ける。 覚醒《崩壊》の刻まで、あと――――*]
(18) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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―side 『ベネット』 歪み生じる大時計《グランド・クロノス》―
『破滅の兆し《トルメンタ・アルシオン》をまさか我に起させるとは。 誇れ、女。
オイタ? ……記憶に無いな。』
[『ベネット』は忘れたのではない。 過ぎ去ってしまえば『オイタ』とすら認識しなくなる。
異形なる爬虫類の咆哮。 太古の巨大な昆虫の羽音。 歩く途中から上下逆さになる道に混乱の悲鳴。
手を引かれ進むにつれ。 灰色の泡が膨れては弾ける。]
(19) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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[ パリ … パリンッ
完全に凍りついたヨーランダの遺体は、液体窒素で固めた薔薇が衝撃を受けて崩れ去るように、氷の欠片となって砕け散った]
お疲れ様。 ゆっくり休んでくれ。
[自らの手で誘った姉妹の死に、女は涙ひとつ零さない。 僅か、唇を噛んだのみ。
そして、大時計《グランド・クロノス》の『要』の歯車たるヨーランダの”身体”が滅した時。
―――時計塔《グランド・ソロール》は、崩壊を始めた]
(20) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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[ミッシェルが預言者Yolandaの生命維持装置の管を引きちぎる。
ごぷり 『ベネット』に別離への興味は無く。 忌まわしい泡立つ音を立て。]
『……時期に此処『Skuld《未来》』も崩れる。 あの人間の望み通りとなるとは。 面白い。』
[密やかに哂う。]
(21) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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― 骨董屋店内 ― [空間を引き裂く気配に一瞬、呼吸が止まる。 身体の中に生まれた激痛にふるりと震え、頭を振った]
…あ、紅茶で構わないよ。 ミルクたっぷりで。
[息をそっと吐くと『店番』に向かって微笑む。 トニーがソファの近くにやって来れば(>>11)、手を伸ばしてくしゃりと髪を撫でた**]
(22) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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―回想 side:Judah 不吉なる始祖との契約―
[ ぞり…――
銀のナイフで切り裂いた両手首。 止め処無く滴り落ちる赤は円陣を描き。 其の中央。
闇《混沌》は其処に喚ばれ出でた。]
(23) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/17(Fri) 00時半頃
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『人間如きが我の安らかなる眠りを妨げ何用だ。』
[空間自体を揺らがす其れの"声"。 一瞬の後に周囲は其れの領域を化し、周囲を覆う闇が濃くなる。 圧倒的な気配《プレッシャー》を前に、其れの召喚者Judah《ユダ》は血を失い真っ白になりつつある拳を握る。]
私の望みは――…。 来たるべき緩やかなる破滅《ミライ》の回避。
停滞し、真綿で縊られる様に世界が破滅《ミライ》を迎えるくらいならば。 一度、世界を無へと。 私は盲目の世界《アンダカ》の向こうの完全なる世界を目指す。
その為に、私は――友《Michelle》の"死"を願う。
(24) 2010/09/17(Fri) 00時半頃
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