73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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教会の鐘が鳴らされ、聖貨騎士団が到着した。村の名士が応対する中、集まった人々はわけも知らされず、言い知れぬ不安を感じていた……。
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、聖痕者が3人、信仰占師が1人、賢者が1人、降霊者が2人、追従者が1人、魔術師が1人、人狼が2人、擬狼妖精が1人、片想いが1人、鱗魚人が1人いるようだ。
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……あの、わたし。この騒ぎが落ち着いたら此処を出たいんです。 幼馴染から手紙が来たの。お金を貯めたから、遠くで一緒に暮らそうって。
(0) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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なんだよー、俺の評価ってどうなってるわけ?
[モリスの言葉に、つんっと唇を尖らせて。 続く言葉に、一瞬キョトンとしてから笑った。]
お金かけたらさ、そこでサンドウィッチもぐってる奴の 兄さんあたりが怒りそうだから。 俺のとっておきのチョコとかどうよ?
[何がなくとも、きっとそのうちあげようとするだろう。]
(1) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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…別に教えるのはいーけど、それより先に ノックスの場合は指数関数完璧にしなよ。 試験、指数関数のグラフ散々だったんだろ?
[指で作るX軸とY軸で、進みすぎるよりも 不安材料を解消しろとまずは勧める事にした。 ノックスとモリスの会話に口を出すことはせず その代わりに皿の上のホットサンドの 最期の一欠けらを口に放り込んで胃に納める]
ま、とにかく。 教わる教わらないは別として先にクリスマスディナーを 送ってもらうかどうか決めるんだね。 そんじゃ、俺も行く。
[ノックスの顎から手を引くと、 空になったトレイを手に立ち上がった]
(2) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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吹雪は次第に収まり、雲の切れ間からは月が覗くでしょう。
けれどももう此処は、いつもの学園とはほんの少しだけ違う場所になってしまっていました。
(#0) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/23(Fri) 00時半頃
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いいえ。リアルな話、休みの間の仕事がこの雪のせいで無くなったのでカッツカツなんです。
[モリスは真顔でノックスに告げると]
まぁ、ノックス先輩がしょげてるとみんな調子が狂うのはマジだと思うんで、よろしくお願いしますよー。
[モリスは帰ってきたサイラスのサンドイッチに興味を示しつつ、]
そうそう、ちなみに、
(3) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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――抱きつき(からだ)で払うとか、マジでナシっすからね。
[モリスはノックスに凄くいい笑顔を振りまいた。]
(4) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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[ポー…ン
防音室に、鍵盤の音が一つ響く。 今日は随分と沢山の話をしたように思う。 とりわけ薔薇の話。 自分はそういった手のものは信じているわけではないが、相方はそういったものが好きそうだ。 苦笑を零しながら、鍵盤を叩く手はしだいに音をつなげていく]
……。薔薇、ねぇ……。 なんていうか…男子校らしい噂だ。
[ふと見上げた外は嵐が緩みつつある。 このままなら明日は晴れそうだ 一通り、好きな曲目と課題曲を引き続けると、 早めに切り上げ自室へ。この寒さのせいで、少し熱が出たようだから。 薬を飲めばすぐにベッドに潜り込むのだろうけれど*]
(5) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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[毎年、冬になれば必ず風邪を引き込む体質で。 だから、今もそれと同じだと思っていた。
いつもの風邪と違うとわかるのは いつの頃だろう**]
(*0) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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やだなぁ。 抱きつきは、俺がもらう方だもん。 払う方じゃないよー。
[モリスの言い分に、ぶぅっとした顔をした。 そこに深い意味は、ないつもりなのだけれど。
すんっと鼻をならせば、薄く香る薔薇の。 ヴェスパタインの手から落ちた顎は、 香る元を探すように方角をかえる。]
ああ、うん……。
[ヴェスパタインから掛った言葉にも生返事。 アイスブルーが捉えた窓の外には、月。 嗚呼、雪うさぎ作れるかな?と、ふっと思ったことは 口にはでないけれど。]
(6) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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[――――籠の外に出て遊んでいた、一羽の鳥が。]
(*1) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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[甘く香る薔薇の呪いにかけられたのはいつの日か。]
(*2) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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フィリップは、色鮮やかな姿を捕まえるのに専心していてセシルには気づいていない
2011/12/23(Fri) 00時半頃
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[甘い蜜に目が眩み、群がったのが運の尽き。]
(*3) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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[鳥がロバートを襲撃していた。 この鳥の飼い主は一人しか居ない。]
フィル!フィリップ!!! ロバート、大丈夫か。
[正直どうしたら良いか解らず、珍しくオロオロしている。]
(7) 2011/12/23(Fri) 00時半頃
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[棘の呪いに蝕まれ、今宵も誰かを眠りに誘う。]
(*4) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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[薔薇の香りに思い出す。中庭の光景。 自分を見て、微笑んでいた少年。 ノックス自身には、触れあった記憶はないけれど。
知らぬ間に、寝顔を晒したことがあったよう。 談話室の一コマ。長い接吻。
銀の少年にとって、その行為はどんな意味があったのだろう。 ただ、乳白色に近い金の髪を持つ少年の裡に、 密やかに種は植え付けられていて……―――。]
(*5) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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[何処からともなく、聞こえる声は。]
(*6) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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ノックスは、食堂の外の物音に、はっと我に返った。
2011/12/23(Fri) 01時頃
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― 廊下 ―
一体なんなんだこれは。 いきなり人を襲わせるなんて、一体どういう躾をしてるんだ
[やれやれだ。忌々しい鳥の羽やら爪やらで、俺の頭はグチャグチャだ。エサの食い残しや糞なんかが粉末になって一生分降り注いだ気がする。髪をなおしながら肩口も自分で叩き散らす。そして恐る恐る……眼鏡をチェックだ。祈るようにして取り返した眼鏡を確認する。良かった。大した傷はついていないようだ。ホッとして気を緩めたのもつかの間、反射的に沸騰した怒りがつい口を滑らせてしまう。]
眼鏡が無事だったからいいものを…… 壊れたら弁償ものだぞこれは。
[言ってすぐ気付いた。なんてはしたない考えなんだ。たかが眼鏡の一つや二つで弁償を求めるなんて。他に聞いたものがいないか、素早く周囲を確認する。残念ながら、生徒会の役員とあれは、クラスメイトのセシルに見つかっていたようだ。最悪だろ]
ふん……別に、いいけど。
[何が別にいいだか。不機嫌な顔で胡麻化しきれるかどうか]
(8) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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[薔薇の棘に、魅了されし者の声。]
(*7) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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…ん?
[なんか話題にされたみたいな気がして、サンドイッチを呑み込みながらノックスの方を見て首をかしげたけど、特に口を挟むほどのことではなくて。]
ごちそうさ…ま………?? あれっ??
[食器を下げに立ち上がろうとして、視界の左側がぐにゃっと歪む。 思わず取り落としたトレー。 陶器が派手な音を立てて、床の上で砕け散った。]
わわ。 ご、ごめ…ん。
[オロオロと狼狽えて、散らばった皿の破片を拾い集めようとした。
中庭の花園に異変が起こったことは、いまだ知らない。]
(9) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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サイラスは、痛ッと小さく声を上げて、指先を口に含んだ。**
2011/12/23(Fri) 01時頃
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まぁ、どちらにせよ現物支給は受け付けませんから、そのつもりでー。
[モリスはノックスに悪戯気味に笑えば、外で起こった物音に視線を向ける。]
(10) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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なん……だろ……。
[さわりと胸がさざめいて、ポツリと裡で想う。 それは知らず、薔薇に連なった音となり、 誰かに聴こえてしまうのだろう。]
(*8) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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…注意力散漫だから 試験で点数落とすんだぞー。
[何かを探しているらしいノックスに 釘を刺しながらトレイと食器を片付けていると。 後ろのほうで陶器の砕け散る音>>9が派手に聞こえた]
…あらら。大丈夫、怪我してない? 迂闊に触っちゃ駄目だよ、手とか切るから。 今、ほうきとか新聞紙とかもってくるから。
[同室の弟がおろおろとしている様に 近づいて声をかけると同時に止めにはいっては見るものの]
(11) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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あれ、ノックス先輩今何か言いました?
[モリスは思わず振り返る。何が起こっているかは到底理解できずに。]
(*9) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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― 廊下 ―
…………ごめん…… でも、ペットでも子供でも、ない。
[好奇の元、眼鏡はロバ何とかと言う、 眼鏡少年に戻った少年の元に。 色鮮やかな姿が、散々羽ばたいた名残ある姿に 人付き合いをしないフィリップも、 さすがに申し訳なさを滲ませ、小さく言葉をこぼす。 続いた言葉は、ロバ何とかの口をついた言葉に反論したが。 色鮮やかなものは、両手で鷲づかみが気に入らないらしく 今度はフィリップの手を啄ばんでいた。] [弁償と言われればそのとおりで。 それには反論できずにいたが、 周囲を見渡し彼が口にした言葉は反対のりを帯びていた。 ……そこではじめて、元生徒会の人間以外にもう一人 いるのに気がつき。 色鮮やかなもので、自身を隠すように その影に入る……入りきらずほとんどはみ出るが]
(12) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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つか、おっと。
[その直後に近くで大きな音がするのが聞こえ。どうやらサイラスが派手に食器を割ってしまったようだ。]
おーい、大丈夫かー? ヴェス先輩、オレ何か手伝いましょうかー?
[インパクトのある長髪の先輩に声をかける。もし手伝うことがあれば、喜んで*手伝うつもりだ*]
(13) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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[ふらり。夜の帳が下りた頃、 空ろげな瞳の、青白い顔をした一人の生徒。 薔薇の一つを手にとって、そぅっとそれにキスを寄せる。
そこには今、誰もいない。 枯れかけた薔薇の一輪へ大事そうに指を這わせ、 まるで蜜を飲むようにまた、何度もキスを寄せ。
雲の切れ目から覗いた月が、呼び起こした花のそれ。生徒自身には、意識はないようで]
(*10) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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…ああ、遅かったかあ。
[指を咥えているサイラスの様子を見ると、間に合わなかったとわかる。 食堂のおばちゃんに救急箱も借りると 箒と新聞紙で可能な限りの破片を片付ける]
うっかりさんだなあ。 ほら、傷の手当てしないと。
[手を出して、と救急箱片手にサイラスに視線を向け]
(14) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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ふん。君は生徒会役員……だった、奴か。 なに、問題ない。 この鳥がいきなり襲いかかってきただけで、 フィリップは何も悪くはないよ。
[嫌みの一つもかましてやる。未だ髪の乱れた姿でスカすのは、聊か格好悪くもあるけども。眼鏡を中指で押し上げると背筋が伸びる]
君でもそうして取り乱すことがあるんだな。 俺もいいものを見られた。
[何か得られるものがないとな。少しは愉快な気持ちになれた]
(15) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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