46 監獄病院弐 〜堕天使たちの集中治療〜
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ドナルド! 今日がお前の命日だ!
2011/03/17(Thu) 03時頃
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― 五階 ―
[ドナルドとタバサ。そしてタバサの弟のアダムのために、新たな部屋が用意される。 その部屋の雰囲気を一言で表すならば、″ステージ″という言葉が一番しっくりとくるだろうか。
部屋の中央に設けられた壇上。そしてそれを取り囲むように並べられた豪奢な椅子の数々。 そのどれもに、お互い顔を隠す様に仮面を付けた様々な男女が、 今から始まるだろうショーを今か今かと待ち続けていた]
(*0) 2011/03/17(Thu) 09時頃
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二年ぶりのショーの開幕に御集まり戴きましてありがとうございます。 さてさて。 今日の演目は美しい姉と、事故で顔を失い包帯で身を包む弟の″美女と野獣″と、 父親に愛され過ぎてしまったが故の悲劇――白雪姫ならぬ″白雪王子″となっております。
勿論。演目が終われば、後は皆さま方のお好きに。
[ぱんぱん、と。手を打てば最初に運ばれてきたのは美女と野獣の二人]
(*1) 2011/03/17(Thu) 09時頃
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[チャールズとアダムの二人がかりで、散々嬲られ犯されたタバサは、ぐったりと力を失っていただろうか。 それとも逃れられぬ地獄の始まりに、諦観の様相だったか。
ステージの中央に寝かせられたアダムの前に、連れてこさせられる]
(*2) 2011/03/17(Thu) 09時頃
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[どうすればいいのか戸惑う彼女に、女はそっと囁く]
何も怖がる必要なんて、ないのよ。 此処に居る方々は、みな紳士淑女の皆さまですもの。
私の前で見せて呉れたように、またあの素敵なダンスを二人で踊ればいいの。 そのダンスを気に入って下されば、 貴女達が共に在れるように、幾らでも援助して下さるわ。
[謂いながら、毒花の香りのボトルの蓋を開く。 途端濃厚に、濃密に広がる甘い淫香に。 むくりと力を持つアダムの雄が、ダンスの誘いとばかりに姉へとその牙を向けるだろう]
(*3) 2011/03/17(Thu) 09時頃
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[うぅ、と。 呻く弟の声は、未だなのかと催促するように姉へと向けられる]
ほら。アダムくんが待っているわ。
[淫香の滴をアダムの雄に。 そしてタバサへと数滴たらして。彼女の細い手を彼の張り裂けそうなほど脈打つ怒張へといざなった]
(*4) 2011/03/17(Thu) 09時頃
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[姉の手が触れるだけで。 どびゅ…っとアダムの雄からは白い精が飛び出し、タバサの顔を白く染めた。
それを見る観客たちの顔には、仮面越しにも判るほどに下卑た笑みが浮かぶ。 早く禁忌のダンスを見せろと、その内の一人が叫ぶだろうか]
まずはアダムくんの此処を。綺麗にしてあげましょうね。
[貴女の唇と舌で。 そう謂い、アダムの雄へと顔を埋めるように背を押した*]
(*5) 2011/03/17(Thu) 09時半頃
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[続いて催されるドナルド主演のステージでは、 分娩台を模したようなベッドに手足を戒められた隻眼の男が運ばれてくる。 強い薬の影響で、萎えることを許されない其処は、痛々しいほどに赤黒く屹立したまま、その根元を射精出来ない様に縛られている]
此方は父親と息子の歪んだ愛がテーマでございます。 長年の夢が叶ったご感想をお聞かせ下さい、お父様?
[ドナルドの後孔に今にもむしゃぶりつかん勢いで、鼻息を荒くしている壮年の男――父親に、下卑た問いを投げる]
(*6) 2011/03/17(Thu) 09時半頃
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「ゆ、ゆ、ゆめのようだ。 どなるどを…愛する息子と一つになれるなど、あんたに相談して良かったよ。グロリアさん」
[理性を失い、ぎらぎらとした顔で。己が慾をさらけ出す父親。 先日ドナルドの病室に訪れた際に告げた、父親から相談を受けたというのは、本当の事だった。 ただしその内容は、全く違うもの。 父親の胸の裡に潜む歪んだ獣欲を叶えるための相談だったと知る者は、誰もいない]
(*7) 2011/03/17(Thu) 09時半頃
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それは良かった。 では長年の夢、今こそ現実となさって?
[その言葉をスタートの合図とするように、父親はムリヤリ開かれた両脚の内側へと身を躍らせる。 不浄の窄まりへ顔を近づけると、くんと匂いを一つ嗅いで。 恍惚の表情で「どなるどのにおい」と呟くと、口を大きく開き、窄まりを覆うように吸いついた]
(*8) 2011/03/17(Thu) 09時半頃
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[じゅる……じゅちゅる……。
後孔を舐めしゃぶる音が室内に広がる。 腸内洗浄をしていない為、父親の口内には苦い味が広がるが、彼はそんな事お構いなしに。その甘露を美味しそうに口に含み嚥下する。 皺の一つ一つを舌先で伸ばす様になぞったり、窄まりの中へと舌を潜らせたり。 暫くはそんな愛撫が、ドナルドへと続けられるだろう]
(*9) 2011/03/17(Thu) 09時半頃
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― 五階 ―
[運ばれてきたイケニエ達のステージを眺めつつ、 今日は誰を堕としめようか。
女は手元のリストを見詰めて。 愉しげに表情を綻ばせた*]
(3) 2011/03/17(Thu) 09時半頃
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― 五階 ―
[PHSを取り出し、チャールズへと電話を掛ける。 彼が電話に出たなら]
ジョンソンですか? 此方は……ええ、順調ですよ。皆さま悦んで下さっています。
それでジェルマン姉弟と、ドナルド・デッカーですが、 ヨアヒムの名前で辞令を出しておきますので、 後はそちらで対処していただけますか。
昨日の件はこれでチャラと謂う事で。
[と、三人もの人が消えた後始末の相談]
(8) 2011/03/17(Thu) 10時半頃
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― 朝・イリスの病室 ―
[こんこん、とドアを叩く。 一日中おこなれるだろう二年ぶりの宴を中座し、訪れたのは可愛い子猫の部屋]
起きていて? 入るわよ。
[有無を言わさず中へと入り、先日と同じようにベッドサイドの椅子へと腰掛けた]
(12) 2011/03/17(Thu) 10時半頃
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グロリアは、イリスが戻ってくるまで、ゆっくりと待っている。
2011/03/17(Thu) 11時頃
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[イリスが何処からか戻ってくれば、顔を上げる。 扉を閉めたのを確認して、ベッドに座るのを待ってから。 脚を組み直して見詰めて]
もう連絡が行っているでしょうけれど、 一仕事終えたから休みに来ただけよ。
[あふ、と眠たげな欠伸を一つ]
少し、膝を貸しなさい。
[と、柔らかな足に頭を預けた]
(17) 2011/03/17(Thu) 11時頃
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[柔らかな膝の温もりの心地好さに、眸を閉じる。 どうせ休憩を取るならば、久方ぶりに手元に戻ってきた子猫の傍が良いと思うのは、少し疲れているからだろうか]
……なに?
[なにか、呟くのを聞いて。薄く眸を開く]
(19) 2011/03/17(Thu) 11時半頃
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[顔の下の脚がもじもじと動くのを見れば、 彼女の異変を察したように、薄く笑う]
……構わないわよ、ここでしても。 みられるの、好きでしょう?
[ゆっくりと顔を起こし、椅子に座りなおして。 サイドテーブルに置かれている花瓶を渡った]
(21) 2011/03/17(Thu) 11時半頃
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[意識を取り戻したドナルドに、父親はその表情を歓喜に変えて。 一層熱心に、窄まりの中を穿つ舌を懸命に動かし、味わうか。
女はドナルドの隣に立ち、その耳元に]
お父様のたってのお願いなの。 ぼうやの初めては、自分にって。
[それに、と周りを見るように促し]
皆さまも。ぼうやとお父様が仲良くするのを、 微笑ましく見ていらっしゃるわ。
[下卑た顔でにやにやと見詰める無数の眸が、ステージの上の親子を取り囲んでいた]
(*10) 2011/03/17(Thu) 11時半頃
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そんな……? 嬉しいでしょう。ずっと弟さんとこうしていられるの。 こうしているだけで良いの。
[タバサの鎖骨に垂らした毒花の蜜を指で伸ばしながら。 囁く言葉は、罪へと導く魔女の呪い]
それに狂っていると謂うのなら。 それはきっと貴女の方よ、タバサ。
[実の弟の通じる姉の何処が狂っていないのか。 女は囁く。彼女に残った心を砕くために]
(*11) 2011/03/17(Thu) 12時頃
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[弟のものを口に含む其の姿に、観客たちの歓声があがる。 その様に、女は満足げに微笑みを浮かべた]
[弟は漸く待ち焦がれた粘膜の温かさに、ふるりと射精こそはしないものの、苦い先汁を先端に滲ませる。 僅かに動く腰がもっと、と強請る様にタバサの口を犯す]
「う……。お、でぇちゃ……]
[唸り声を出す事しか出来なかった唇が、タバサを呼んで。 包帯の下のぎらつく眸が、早く欲しい。繋がりたい。 あの優しい温もりで満たされたいと、訴えていた]
(*12) 2011/03/17(Thu) 12時頃
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[背もたれに背中を預けて、 赤くなり花瓶の前で下着をずらす様を見詰めている。
ちゃんと粗相をする時の口上を口にできたのには、 讃辞であり、褒美だというようににっこりと微笑んだ]
あらあら。 緊張しているのかしら? 出さないと身体に悪いわ。手伝って、あげましょうか?
[ポケットから取り出したのは、昨夜チャールズの部屋に出向いた時に、 なんとなく気に行って手に取ったライターだった。 それで火を付け炙る様に、イリスの秘所へと近づける。
緊張して暴行が縮こまっているのなら、 炎の熱で温めればでてくるだろうと、浮かぶ笑みは酷く酷薄なモノ]
(23) 2011/03/17(Thu) 12時頃
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早く出して火を消さないと、 イリスの可愛い可愛い花園が火事になってしまうわよ。
[炎は未だ、触れる寸前の所で熱を発しているだけ。 それをゆらゆらと揺らし、少しずつ近づけたり遠ざけたりを繰り返す]
(24) 2011/03/17(Thu) 12時頃
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[父親の愛撫に咆哮を上げるドナルドを、観客たちは冷静に。 だけど愉悦を滲ませて見詰めている。
父親はその咆哮すら愛しいというように、 窄まりを指でほぐし、前立腺を掻くように中でくの字に曲げたりしながら、 ドナルドの腸液等で濡れた唇を、戒められた赤黒い熱へと寄せていく]
「こんなに大きくして……。 そんなに父さんの指が気持ちいいのかい?」
[すっかり蕩け切った顔で浮かべるのは、至高を手にしたものだけが浮かべる事の出来る笑み。 射精の出来ない先端を愛しそうに口接けて。 下から上へと、犬の様に舌を這わせていく]
(*13) 2011/03/17(Thu) 12時頃
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「ああ、今助けるとも。 すぐにお父さんが、お前の辛さを解放してあげるからね」
[助けを求める声も、父親には愛撫をねだる声と変わらない。 ねっとりとドナルドのそれを舐りながら、 するりと戒める紐を解き放ち、来たる射精に備えて根元まですっぽりと咥えるのだった]
(*14) 2011/03/17(Thu) 12時半頃
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[切羽詰まった声を上げて、まるで潮でも噴くように放射線を描く黄金水。 それを避けようともせずに、濡らすままにして。 粗相をする子猫を愉しげに見詰め、くつくつと笑う]
あらあらどうたら随分と沢山我慢していたのね。 私の腕もベッドもびしょ濡れになってしまったわ。
この侭じゃ何も出来ないわね。どうすればいいかしら?
[雫が垂れる手をイリスへと見せた]
(27) 2011/03/17(Thu) 12時半頃
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[ちろちろと舐める舌に、汚れた己が手を清めさせる。 吐息がくすぐったく感じるも、もう片方の手は優しく髪を撫でて]
美味しい?
[等と、揶揄するように口にする]
ちゃんとできたご褒美は、指と舌。どちらが良い? 此処……綺麗にしておかないと、ね。
[小水以外の粘つく蜜に濡れる花園を指で撫でて、 指に絡む二つの味が混ざり合った淫水を見せつけるように一舐め]
(34) 2011/03/17(Thu) 13時頃
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そう? その割にはとても美味しそうに舐めていたけれど。
[イリスの舌で清められた手を翳す。 イリスの香りが濃厚にする指先をちゅっと口付けて。
ご褒美のリクエストに応えるべく、濡れたベッドにイリスに横たえるように命じ、足を広げさせた]
少し赤くなってるわね。痛い…?
[炙ったせいで赤くなった所を生ぬるい舌でぴちゃりと舐める。 それはまるで火傷の軟膏の代わりと謂うように、舌に乗せた唾液を塗りこめるような動き]
(37) 2011/03/17(Thu) 13時頃
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[大きく反らされる背が、姉弟のダンスの一幕が終わった事を告げる。 この禁断のダンスに観客たちは満足したのか、皆一様に新たな宴の始まりを悦ぶように拍手と歓声を送った。
タバサの下のアダムにも何らかの薬物が投与されているのか、 果てても尚その雄が力を失う事はなく。 新たな快楽を求めて、腰を揺らしていた]
(*17) 2011/03/17(Thu) 13時半頃
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[拍手に搔き消えた呟きは誰の耳にも届かない。 だけど、悪夢はまだ終わらない。
これは序章にしか過ぎないのだから―――]
皆様方にご満足いただけた様で、大変恐悦ですわ。 では長らくお待たせいたしました。 この美女と野獣をお好きなように、お愉しみ下さいませ。
[その言葉を皮切りに、一斉に二人へと群がる観客たち。 幾つもの手が、慾が、二人を襲う]
(*18) 2011/03/17(Thu) 13時半頃
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[息子の迸りを味わい嚥下すれば、 次はこちらだというように、後孔から今まで慣らしていた指を引き抜いた。
ゆさゆさと息子ほどではないとはいえ、剛直と呼んでしかるべきそれを、濡らしもせずに宛がって]
「どなるど……父さんと一つになろう。 昔の様に一緒に遊んで……、仲良かったころの様に……」
[慾に塗れた顔で嗤い、今まで穿たれた事のないその孔へとぐっと腰を沈めるのだった」
(*19) 2011/03/17(Thu) 13時半頃
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