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…っ……
[青年の悲鳴が耳に届いたのはその折。
彼が何をされているかはわからないが、私のせいで彼が余計に苦しめられているように思えて。
咄嗟にやめてと舞台へと叫んだ。
青年から返ってきた言葉は何とか耳に届く。
その言葉にまた胸が軋んで、壊れそうになる。
手が自由なら、襟元をぎゅっと握り締めただろう。]
ぅ、ぁあ……っく、…ああぁ…
[次第に嗚咽が漏れて。
零れ落ちる涙は止まらない。
そこに落とされる、蜘蛛の糸。>>*19
それが金目の青年に何度も向けられた言葉という事は知らなかった。
だから。]
【人】 長老の孫 マーゴ―回想― (129) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[なんとなく分かっていたはずなのに、なのに、 (130) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
【人】 小僧 カルヴィン……お願いやおねだり、ってあんまりしたことがないんだ。 (131) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
……もう、さからい ません、から
[この男の優しさは偽り。]
おねがい、…します
[そんな事わかっていたのに。]
―――かれを、たすけて…くださ、…
[それでも助けを請わずにいられなかった。
言い終えて瞳を閉じるのと同時。
またひとつ、雫がこぼれおちた。]
メモを貼った。
【人】 修道女 ツェツィーリヤ[白い貌を染める赤い色。 (132) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
メモを貼った。
【人】 若者 テッド[聞こえないけれど、少女が客と何か話をしているのが解った。 (133) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン …――お願いの仕方次第では、ね? (134) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス― 客席 ― (135) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
【人】 道化師 ネイサン定刻ですネ! (136) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
[叩かれた太腿、苛立ちを隠さないままそこに乗る。
いっそ泡のついたこの手でも男の口に突っ込んでやろうかとは、思うだけ。
石鹸を手にとって、濃い泡を更に。
自分に塗ればいいのか、それとも男に塗ればいいのか。
迷ったけれど、男に塗っておくことにした。
胸、と言われてどうしようかと考えて、それでも先程のが正しいというなら
仕方ないから上半身を男の上に伏せる。
なだらかではない胸は、泡のせいで酷く滑る。
それだけでも嫌なのに]
…っ
[泡よりも、男の肌を走る傷のほうが厄介だった。
まるで、指先で軽く遊ばれているみたいで、
時々動きがぎこちなかったり、止まったり]
【人】 修道女 ツェツィーリヤ[そのまま決まってしまったことに、きょとんと意外そうな顔をした。 (137) 2010/04/09(Fri) 23時半頃 |
[弾力の足りない身体が男の胸の上で滑る。
傷のある身が青年の胸の飾りに与えるのは
捏ね回すのとはまた違った刺激。
時折動きが固まるのをくすくすと笑いながら、
男は足を彼の太腿の間に滑り込ませる]
ああ、気にせず続けていいよ?
[動くたびに軽く刺激してやりながら
寛いだ様子で泡が広がっていく胸元で
彼の反応を観察していた]
【人】 小僧 カルヴィン仕方……? (138) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
【人】 若者 テッド[何か、またアナウンスがあった。 (139) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
【人】 道化師 ネイサンヨロシイのですよ。 (140) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
【人】 良家の娘 グロリア[舞台で、彼女の意図と反することが言われているとは知らない。 (141) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
メモを貼った。
[妙に滑るのは泡のせい。動きが止まるのは、肌の凹凸のせい。
柔らかさなんてかけらもないのに、こんなことをさせて何が楽しいのか。
笑う男は随分と楽しそうに見えた]
──ッ
[足の間に滑り込む足。後ろに下がりづらい。
どう考えても故意だ。それが苛立ちの原因。
微かに上がり始めた体温を、隠すものもない。
それでも、許可が下りるまではどうにか続けようと]
【人】 小僧 カルヴィン[紳士の呟きに、ああ矢張り、と頭の奥で思った。 (142) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
[其処だけ弾力を感じる皺袋を刺激してやりながら
男は欠伸を一つ]
終わったら起こして。
ちゃんと全部洗うんだよ?
[目を閉じ、口元に笑みを浮かべたまま
青年の行為の先を促す。
浮かぶ表情が男が本当に眠ったわけで無いと教えている。
何処まで泡姫の真似事が出来るか、試しているのだった]
【人】 小僧 カルヴィン僕はそこの男(ひと)みたいに、拷問には長いこと堪えられないし……、 (143) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[道化師のアナウンス。 (144) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
【人】 小僧 カルヴィン[道化の声に、弾かれたように顔を上げる。 (145) 2010/04/10(Sat) 00時頃 |
― 回想軸・道化の部屋 ―
[男が股の間に顔を寄せると咄嗟に脚を閉じそうになったが、
じゃらと鎖の音がすれば思考は冷えて、行動には移されない。
じっと灰青は一点を見詰めて。
その視線に羞恥心と恐怖心を募らせたのも一瞬の事。
卑猥な音と共に、ぬるりとしたものが身体に入ってくる感覚。
それには身体を揺らして短い悲鳴を上げた。]
―――…ッん、 んんっ、…!
[加えて忠告があって、口から落ちそうになったものを再度指で押し込まれた。
苦しそうな声を漏らし、男の舌がまた下腹部へと落ちればぎゅっと目を瞑る。]
……ッ
[欠伸。事もあろうに。
性への刺激も何もかもをひっくり返す、苛立ち。
いっそ男を踏みつぶして起こしてやろうかと思ったが、
さっさと終わらせたくてそれが今は勝った。
それにしても全部胸で洗えとでもいうのだろうか。
文句を言われないうちにさっさと済ましてしまうに限る。
体が渇いてきて泡の効率が悪くなればまた泡だてて。
こっぢが変に意識するからいけないのだと割り切って、
胸から下腿へ、爪先へとゆっくり体を滑らせた]
〜〜〜―――ッ!
[くにくにと男の舌が動く度に小刻みに身体が跳ね、軽く歯が当たると大きく仰け反りそうになる。
足枷の錘が落ちてしまわないよう、すんでのところでそれを耐えて。
叫ぶ事も出来ない故に、ただ上を向いて声にならない声を上げた。]
(いやだ、いや…っ、きもちわるい)
[身体は反応しても、それが数刻前の情事と変わらない行為だとしても。
心は閉じたまま、嫌悪感を訴え続けていた。
やがて男が口を離せば、その顔に漆黒を丸めた。
男の口の周囲が紅く染まって、その紅が何であるかを想像するのは容易い。
カッと顔に熱が集まったが男は気にせず私の口の中のものを
取り出して手にすると]
―――っや…!
[ぐっと先程まで舌を差し込んでいた場所へと押し込んだ。
次に男が手にしたのは。
太めの針と――――]
…な、にする……気…
[問いかけてはみるものの、先程の言葉>>4:*7から想像は大方できていて。
彼はどうやら本気で実行しようとしているようだ。
その姿には、顔に集まっていた熱も瞬時に冷える程の恐怖を覚えた。]
[男の下半身には反応が無い。
幾らか弾力のある其処は彼が身体を滑らせると嫌でも存在を感じさせる質量。
当然其処も放置すれば男の仕置きが飛ぶのは理解出来るだろう。
全て洗えと命じてある]
――…
[腕枕をしたまま、褐色を開いて肌を合わせている青年を見遣る。
随分言う事を聞くようになってしまった。
次は何をすれば堪えるだろう。
欠けさせず壊していくのは、難しいものだ]
【人】 良家の息子 ルーカス― 客席 ― (146) 2010/04/10(Sat) 00時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス一先ず、どうかな、No.1の代わりに、あの子の相手を。 (147) 2010/04/10(Sat) 00時半頃 |
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