153 unblest blood
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どっちがいい? 見て見ぬふりするのと、誰かにやられたのって訊くのと。
[質問ついでに先ほど吐かれた言葉>>161への問いも投げ、そうして引っ込めるのも面倒になったのでそのままサイラスの頭を撫でた]
アンタがダンピールなら殺す。それだけよ。ま、私にはアンタがそうじゃないかどうかなんて判らないからなー……。
疑ってほしいの、それとも疑ってほしくないの。どっちなのよ。
[>>167くしゃりと笑って言われれば、それだけ返して。 どこかあやす様に、サイラスの頭を撫でた**]
(173) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[>>>158友好的な笑みが返って来れば、眉間に皺が寄った。]
別に、ボクは怒ってないよ。 随分素敵な趣味だとは思うけどね。
[ゆるりと首を傾げてみせ。 取り繕う必要はないが、自分から暗部を見せてやるつもりはない。]
フィリップがいつからそこにいたかなんてボクには分からないよ。 そんな場合じゃなかったからね。
[グロリアの死を認識して慟哭し、激しい憎悪を晒した事を恥じるつもりはない。 煽るような言葉には肩を竦めてみせ。]
―…本人に聞いて素直に真実を答えてくれたら、こんなに楽な事はないよね?
(174) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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―グロリアの部屋―
[フィリップ>>158がクラリッサへと話したことはただ黙って聞いていた。 具体的に彼女とシーシャが何を話していたか知らぬ故もあって、その話は全て理解できるものではない。
ただ、「アンタ達は」と続けた言葉に、はたと瞬いた。 まるで彼自身は何も背負っていないというような。 彼自身は、クラリッサたちとは別物だと言っているような。 尤も、これらはフィリップの真意とは異なるかもしれなかったが――。]
(175) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[ふと聞こえた声に顔を向けた>>166 廊下で声をかけたにも関わらずサイラスに全てを投げた奴]
あれ、この状況で同意が頂けるなんて思ってなかったなァ
[ひとつ、と言われれば足を止め。 彼女の言葉を聞けば意味深に笑う]
……今の状況を見ての通り、空気が読める質じゃなくてね 他人の嗜好を追う、なんてそんなのは俺には出来ない
ただ、俺がダンピールだったとしたら――
(176) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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あんたにも、俺たちにも、……。
[同じようなことは、己自身に掛けられた言葉>>162からも思われた。 けれどそのことははっきりとは口にしないまま。]
次なんてないことは、俺だってとうに知ってる。 でもだからって、慎むべきモンってのはあるだろ。 ……本当にガキだな、あんたってやつは。
[ほんの少しだけ視線に嫌悪の色が籠ったのは、自らが「正直に」生きられぬ故。 その後、心外と返したフィリップにはぱちりと瞬き、小さく唸りを上げた。]
………悪かったな。勘違いして。
[嘲りではないなら何なのか。 その見当はつかなかったし、想像したい類のものでも無かった。]
(177) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[そう言った上で]
―貴方は、怪しい奴の目星はついてるのかい?
[首を傾げながら、フィリップに問い掛けてみる。
どんな返答が返ってくるだろうか。或いは何も語られないか。*]
(178) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[フィリップに対して抱かれたのは、確かな嫌悪と、確かな不可解さと――ひとつの可能性と。
一歩前に出て、その場を去る旨を告げた彼からの問い>>163に]
いや、………そのさ。
[言葉という形で答えは告げぬまま。 黒い瞳を伏せ、口をちいさく開いて。 自分より少し背の低いフィリップの頬を引き寄せようと、右手を伸ばした。]
(179) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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――今のこの現場がそのまま答えなんじゃない?
俺みたいな例外もいるけど……基本的に招待客はグロリアさんに声をかけられて此処にいる 半数以上がグロリアさんと何らかの繋がりを持ってる
対して、その招待客同士の繋がりは薄い おおよそが初対面だ マドカさんとクラリッサさんは面識があったみたいだけど……
――『祭り』を引き起こすのに、これ以上の適任はいないよね?
(180) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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[玄関を飾っていた花ではあるが 手向けとして受け取った花をちらと見る。 土産の品は鞄の奥底に大事にしまわれたまま。]
――――。
[天然石で作られた青薔薇の指輪と時を遡る懐中時計。 針が反時計回りに刻まれるだけの、職人の遊び心が篭る品。 非業の最期を辿り未練で蘇った存在が願うのは――。]
(181) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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そりゃ失敬 ま、長年のご友人の存在感に勝てるなんて思っちゃいないけど
[>>174クラリッサの言葉に肩を竦める。 似た動作を繰り返す彼女にそっと目を細めて]
……そりゃァ、此処で『私はダンピールです』なんて言ったらまず間違いなく殺されるからねェ
でも……望む答えを返す奴もいるかもしれないよ
[怪しい奴の目星、の言葉>>178は首を傾げて]
俺が怪しむとしたら……俺に害意を向けてくる奴、かな
(182) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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そう。なかなか理に適った推察です。 では、繋がりが多かった彼女が死んだ後のお祭りを愉しむダンピールさん像が浮かびあがりますね。
ふふ、"悪趣味"。
["疑っている"という色は言葉に滲ませるが。 それをはっきりとは言葉にしない。]
…………。 あ、坊や、ありがとうございました。
[いつ殺されてもいいと思うがゆえ。 護身用などの武器は持ち合わせていないため、今この手にあるワインボトルしかないわけであるが。 これ以上、引き止めるつもりは女にはない。]
(183) 2013/12/06(Fri) 23時頃
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『ガキだ』って言葉はあんまり好きじゃないけど
それが俺は俺の在りたいように此処にいるって認める言葉なら ……それは褒め言葉にしかならないな
[>>177続いた謝罪の言葉には目を丸くして。 恐らく上辺のものだろう、とは思ったけれど。
つい、吹き出してしまう]
誰に理解されるとも思っちゃいないよ 謝りたくなんかないだろ?こんな奴に
[立ち去る旨を告げれば、ふと手が伸びた>>179]
……え、何……
[そのまま何をされたとしても、呆気にとられて抵抗する間もなかっただろう]
(184) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[>>182肩竦めるフィリップに対して、女の視線が緩む事はない。 似た動作をしている事など気付いておらず。]
まぁね、流石に皆が嘘をつくとは思ってないよ。その可能性を考えた上で話を聞いた方がいいと思っているだけさ。 言っている事が嘘か誠か、分かったら楽なのにね?
[害意を向けて来る奴が…という言葉には目を伏せて。]
――そう。
[ならば彼にとっては自分は怪しい者になるか、などと考えながら。]
(185) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[>>180ジリヤの問い掛けに答えるフィリップの言葉には黙って耳を傾けていたが、 『祭り』という表現には僅かに眉を吊り上げた。
ダンピール側の立場に立ってみた意見といえ、同族の死を、友人の死を宴の始まりのように言われるのは不愉快だった。*]
(186) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[ジリヤの持つ花が目に入れば、僅かに目を瞬かせ。 手向けの花だろうか、とぼんやりと思う。
そしてグロリアに渡すつもりだったお土産の事を思い出し。 一針一針縫い上げたローズマリーとレモンを入れたサシェは、まだ開いてもいない女のトランクの中に今も入っている。]
(187) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[クラリッサ>>169が零した声は聞いていた。 本当に彼女が平気なのかどうか、サミュエルには覚れなかったが――。 一先ずこの時は、上辺だけの「大丈夫」ではない、と思うことにした。
そのクラリッサが、ジリヤが、フィリップに問うのが聞こえる。 その応酬を漠然と耳にしながら、けれどこうして直接言葉にならぬ行為に移るのは、直に「見定める」術を持ってしまった故だろう。]
―――…、
[褒め言葉だなんてさっきの言葉も、噴き出されたことにも、今は構わず。 抵抗の素振りの無いフィリップ>>184の左頬を手で取り、引き寄せ――。 彼のくちびるに、自分のくちびるを、触れる程度に重ねた。]
(188) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[フィリップが出ていくというのなら、女は止めない。
それよりも、早くグロリアを弔ってやらねば、という思いが勝っていた。 彼女の弔いに戻ろうとしたが、サミュエルがその場を去ろうとするフィリップに手を伸ばす>>179のが見えて。]
――…。
[その所作に既視感を覚え、昴とそれを眺めていた。]
(189) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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…………俺も大概、悪趣味だわ。
[くちびるを離し、なお顔が近い状態でそう呟いた。 その後はフィリップを解放する形で、手を離し、さらに一歩離れた。]
(190) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[灰となってしまった彼女が土産の装飾品を身につける事はない。 主となるはずの者をなくした品に新たな主を見つけてやらねばと ぼんやりと思うがそれもまだ先の話。 足元にある鞄から視線を外し、男は廊下へと出る。]
―→廊下―
(191) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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………悪趣味ですね……ホント。
[謎の行動に出た男とそれを受け入れた男をこのボトルで叩き殺すべきなのかと一瞬考えたが、趣味嗜好は人それぞれといったところなので。 軽く素振りする程度にしておいた。]
(192) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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――……
[わずかに唇に触れる感触>>188 終始笑みを崩さなかったフィリップも、さすがにこの行為には表情を消すしかなかった]
……ちょっと 自己完結してないで説明してくれる?
[>>190呟かれた言葉に眉を寄せて、視線を突き刺して]
(193) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[口の中に、ふたつの「味」が混じる。 初めに得たいろ――クラリッサからのそれの名残が未だある今は、フィリップから得たもののいろをはっきり覚ることができない。
けれどその「味」をはっきり知り、見定める前に 他の誰かが彼を手に掛けるなら、それを止めるだけの力は 今のサミュエルには、無かった。]
(194) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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――…。
…っ…。
[サミュエルがフィリップと唇を重ねるのを目にすれば、流石に今の女にも動揺が走り。 けれど女はジリヤのように振るう瓶は持ち合わせておらず。]
……サミーは男女構わずにそういう事をするんだね。
[よく分かったよ、と薄く笑う。]
(195) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[「そんなのは嫌」と言う言葉を聞いて>>168、 ピクリと眉が動く。]
マドカは……、 このままずっと永遠に生きたいって思ってるんだな。
ダンピールの存在を気にしながら、 ずっと……。 俺は……、少し疲れたよ。
[恐らく、目の前の女より短い時しか重ねていないだろうに。 マドカがどうしてそう思うのか、興味を惹かれた。]
何の為に……
[ぼそり、素直にこぼれ落ちた。]
(196) 2013/12/06(Fri) 23時半頃
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[口を尖らせて宥める様を>>168、 男の頭に手が伸びる様を>>170、眺めていた。
見た目では男より幼い姿のマドカ。
「触れたい」という思いが、 言語とならないまま胸の内で燻る。
男が語ったの目撃証言を、 素直に呑み込み、男にジリヤの心理について訊ねてくる。
「どっちがいい」と訊ねてくる。
男がダンピールだったなら「殺す」と、 まだ理性の残る男ならば甘美ととる言葉を、紡ぐ唇>>173。
あやすような手は一度死を迎えているのに、温かい。]
(197) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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……貴方たち、グロリアさんの前で何してるんですか? 別に構わないですが、場所は選んだほうがいいかと思いますよ。
[溜め息交じりにそう呟いた。]
…………。
[少年のような男を疑う女は視線をそちらへ向ける。 別に己が生きるため殺すつもりはないが、グロリアへのほんの少しの手向けの意味はあるのかもしれない。]
(198) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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[後ろの方から何かの素振りの音が聞こえてきた気がしたが、振り向くことはしなかった。 自分が何をしでかしたかは判っていたが、その言い訳をすることもなかった。 既に同じ行為をしていたクラリッサならば何かを察するかも、という考えは、この時は抱いていなかった。]
説明、って言われてもな。 「何なんだ、って言われても」上手く返せねぇんだわ。
強いて言うなら、 ………嫌がらせ?
[さっき曖昧に答えてきたフィリップのことば>>162を、今、彼>>193にそっくりそのまま返す形で、ぼそりと答えた。 視線が刺さるのはよくよく感じていたが、それでも言葉を濁すしか、できなかった。]
(199) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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[視界の端、シーシャが出て行くのが見えた>>191。 彼には、男の証言や讒言と取れるような話は届いていただろうか。
頭を撫でられて意識をマドカに戻す。
疑って欲しいか欲しくないか問われれば>>173、]
(あぁ、……そんなこと、どうだっていいから……。)
……喉、渇いた、 ――マドカ嬢。
[熱を帯びた瞳でじぃっと見上げ、手を伸ばす。 疵痕があるその、首筋に触れようと。]
(200) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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おい俺は巻き込まれただけだ
[>>198貴方『たち』の言葉に聞き捨てならず鋭く言葉を返す。 そういう性癖の者を相手にした事がない訳ではないが、自身も『そちら側』と判断されれば否定する]
…………
[気付いているなら口に出せばいいものを。 見つめてくる女の意図は読めないが、『気付いている』という事は分かった。
武器はリビングの鞄の中。 未熟な身体、しかも殺しの熱と同性の口付けに動揺した状態では立て続けに呪詛は放てない。
この場で荒事に持ち込まれるなら、フィリップに抵抗する術はない]
(201) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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−そうだよ。
[>>198女は笑顔を湛えたままジリヤに賛同する。
何故という問い掛けに、サミュエルは嫌がらせという返答はしていたが、場所は弁えるべきだと。]
(202) 2013/12/07(Sat) 00時頃
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