人狼議事


139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】

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視点:


志乃飛脚 甚六に投票した。
華月斎楽士 ウトに投票した。
甚六肥代取り 置壱に投票した。
雪客座敷守 亀吉に投票した。
団子屋 たまこに投票した。
置壱手妻師 華月斎に投票した。
日向楽士 ウトに投票した。
ウト手妻師 華月斎に投票した。
たまこ座敷守 亀吉に投票した。
亀吉懐刀 朧に投票した。

華月斎を処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。


3日目の夜、魚の跳ねる瑞々しい音が聞こえた。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
志乃が無残な姿で発見された。
亀吉が無残な姿で発見された。


現在の生存者は、華月斎、甚六、雪客、朧、置壱、日向、ウト、たまこの8名


メモを貼った。


楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


メモを貼った。


肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


メモを貼った。


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


メモを貼った。


【人】 手妻師 華月斎

― お散歩中 ―
[蝶と戯れながら、ふらりふらりと宛もなく歩く。]

 さて、何の相談なんやろうな……?

[>>3:228朧の様子から、やはり珍しい事らしく。
 雪客のあの様子から、余程の事なのだろうとは思うが。]

 今、余程の事いうたらなあ。

[祟り神の件、しか思い浮かばない。
 己自身、亀吉と人払いをして話をした身。
 あの様子は、少しばかり気にかかる。]

(0) 2013/08/15(Thu) 00時半頃

【人】 楽士 ウト

―― 翌朝・自邸 ――


―――…♪…♪――♪…――――


[口ずさむのは、昨日聴いた琴の旋律]


――――……ばかたれ……


[なぜ若い彼女らが堕ちねばならなかったのか。

 頬を伝う涙を、止める術が見つからなかった]

(1) 2013/08/15(Thu) 00時半頃

機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


【人】 飛脚 甚六

─朧邸近くの道中─

[祭壇から、たん、と華月の姿を探して跳んだ。
一度、屋敷に寄ってはみたが、日向も華月も不在だった。
木の上を、行き交う者たちの上を跳ぶ。
──と、水神たる朧の屋敷の付近で、その姿を見つけた。
何故か、緊張が走る。
あの結果を見るまでは普通に好意を抱いていた相手だというのに]


──華月。

[少し離れたところに降り立ち、名前を呼ぶ]

(2) 2013/08/15(Thu) 00時半頃

[堕ちたのが自分で良かったと思う。
自分以外の神でなくて――。

そう思う気持ちは本当なのに。]


(離れたくなかった、――)

[今、こんなにも思う。

自分でも気づかぬまま、愛していた。
あの地を、――を。

はらり、と涙が落ちた。]


【人】 手妻師 華月斎


 嗚呼、六さん。
 こんにちは。

[常と変わらぬ笑みを浮かべて]

 ――……どうかしたん?

[緊張したような様子の甚六に、首を傾いで問いかける。
 その様子からは、見たのだろう。
 男が誰に、投じたのかを。]

(3) 2013/08/15(Thu) 01時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 01時頃


楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 01時頃


【人】 飛脚 甚六

[変わらない。何も変わった様子はない。
表面的に伝わってくる感情も、いつもと同じく。
この不安に満ちた高天原では心地良く感じる、それだというのに]

…………昨日、おれに。
誰に投じたのか、忘れたって。
言っただろう。

あれは……本気だったのか。

[尋ねて、どうしたいのかも分からないけれど]

(4) 2013/08/15(Thu) 01時頃

メモを貼った。


【人】 懐刀 朧

[肩に触れた華月の蝶が白い花に変わる。
慎ましやかな白い釣鐘を見て、
それが甘野老であることに気がつき、
微かな自嘲と、確かな感謝の吐息を漏らして]

気を遣わせた、か。
……相変わらず華月は鋭いな。

[軽口と共に去っていった男の背中に小さく呟き
最後の言葉には、微かに首を振っておいた]

(5) 2013/08/15(Thu) 01時頃

【人】 懐刀 朧

[やがて気が緩んだのか、嗚咽を零す雪を見て、
なるたけ優しげな口調で、諭すように告げる]

何に心囚われているのかは解らんが、一度涙を拭くか?
心安らかに、落ち着くかもしれんぞ。

[袂から懐紙を取り出すと、そっと差し出しつつ。
彼女が上手く喋れないとしても、無理に急かすことはせず
そのまま落ち着くまで、暫く待つつもりだった]

(6) 2013/08/15(Thu) 01時頃

【人】 手妻師 華月斎

[>>3:46忘れた、とは一言もいってはいないのだが
 成程、そう受け取っていたのか。
 尋ねられれば神妙な面持ちを向け、]

 ううん。
 ――……忘れる訳ないやろう?

[あっさりと告げ。
 そうして、こんな表情をするのかと
 今にも零れそうになる嗤いを、必死に堪える。]

 何で、いれたか。
 ――理由が知りたい?

[その為に、己を探していたのだろう、と。]

(7) 2013/08/15(Thu) 01時頃

―― 二柱が堕ちた後 ――
[下界に妹を追うように移動術で堕ちた半妖、その寝床に残ったモノ
黒い黒い沢山の妖が集まり一つになったような歪な魑魅魍魎、神格を失った残り粕のそれらは高天原に存在することはもう出来ない。
ゆっくりと時間をかけて在りし日の亀吉のように溶けていく、その様子を見た神はいたのだろうか。


そして、その中から飛び出した――双頭烏
最早闇の中に潜むことは叶わず、弱々しくふらつきながらただ何処かへ羽ばたき誰に目撃されようと見向きもしない]


メモを貼った。


[やがて目的の神へ辿り着く――実りの神、華月の元へ]

[じろりと四つの瞳が睨みつけ、片方の頭の嘴から――闇神の白銀を結わえていた紐を華月の手へ落とす。]

[そして主を失った妖は地に堕ち、どろりと黒い液体に変わり果て消えていった。]

[妹が全てだった筈の闇神が遺した未練――実りの神の余裕を崩してみたい。
それは最早叶うことは無い、妖烏は最期に出来ることをしたのみ*]


メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

え、あ。

[返された言葉に、幾らか面食らった。
あの語感からするに忘れた故の発言だと思い込んでいたけど。
違うのか、と否定されたことに、息を吐く。
離れていた距離を、数歩、縮めて。
問いに対して、頷く]

ああ、知りたい。朝顔さまに投じた理由を。
疑った理由を。
状況もたまこも朝顔さまの潔白を証明してくれてはいるが。

……どうして、他の誰でもなくて。
朝顔さまだったんだ。
日向も朝顔さまに投じてたが……お前が何か言ったのか。

(8) 2013/08/15(Thu) 01時頃

メモを貼った。


[規模は違えど、高天原といた時に同じように、誰かしらに傅かれて過ごす。]

「里の子が狐に憑かれました」

狐狸の類にも階級の上下があれば、上位の者は理を解し、言霊の霊性を知る。
古歌の二、三を詠じてごらんなさい。
それが通じぬ下級の狼藉者であれば、乱暴であっても箒の柄で打ちすえて懲らしめてやらねばならないでしょう。

「田に塩をまき、浄めの儀式をしたのに作物が実りません」

田畑に海水を巻いても実りはないように、里のものと海のものはその性質を違えます。
塩の代わりに、田からとれた米で作った酒を清めに使うように。

[人でなく、神の世で覚えた知識を里人のために役立てる。
毎日何かしら忙しいのに――時々ひどく寂しかった。

月を、見上げる回数が増えた。]


【人】 手妻師 華月斎

[数歩、縮められる距離もそのままに。]

 うん、たまさんの報せはさっき聞いた。
 朝顔さんにいれたんは、
 疑ったから、というよりも――……
 僕が堕ちたくなかったからや。

[正直な、胸の内を話す。]

 なあ、六さん。
 朝顔さんの、札は見た?
 あの神さん、僕にいれてたやろう?
 彼女は、僕を疑って僕に投じたのやと思うか?

[哂ってしまわぬよう、地面へと伏せられた眼は、
 日向の名前がでれば、僅かに陰る。]

(9) 2013/08/15(Thu) 01時頃

【人】 機織り 雪客

[>>6余り言葉を交わした事は無かったが、こんなにもお優しいかただったのかと、またもや閉鎖的な自分を呪う。そっと懐紙を差し出されれば、右手で受け取り涙を拭いた]

あ…りがとう…ございます…

[下級神の自分にこんなにもお優しい朧様。彼の対応に、申し訳なくて、また溢れて出しそうな涙を我慢して]

…これを…

[下手な深呼吸を一つして、左手を外し頬の鱗を露わにした]

これを…見て頂きだく……
何に見えます…でしょうか…?

[息がまだ整わないまま、左手の白い布も解いていく。
朧様は異形の姿を見れば何を思うだろう]

(10) 2013/08/15(Thu) 01時頃

[じっと月を見上げて思う。
過去、祟り神が現れ雲海に人世と神世が隔たれた時にも、それを超えて見通すことが出来る神がいたらしい。
此度その神が存在するかは分からなかったけれど。

縋らずにはいられなかった。]

境の神よ。
この願いが聞き届けられるなら、どうかお伝え下さい。

明は、元気で過ごしておりますと。

……水晶だけでなく、もっと残したいものがあったと。
お伝えください。
…いいえ。
ただ、会いたいのだと。

[我儘だと知りながら。苦い笑みを浮かべて。
そっと言葉を紡いだ。*]


【人】 手妻師 華月斎

[あれは、きっと己に合わせたのだろう。
 彼女が朝顔の名前を記すなど、恐れ多くてできはしない。]

 日向には、――僕が、言うたんや。

[甚六は、先の問いにどう返しただろう。
 そこで一度、返事を待つ。]

(11) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

【人】 飛脚 甚六

堕ちたくない、という気持ちは分からんでもないが。
それが何故朝顔さまへ投じることに……?

[という問いかけの最中に。
そういえば、朝顔の投票先を見ていなかった。
──華月に入れていたのか、あの方は]

疑って入れたのか、そうでないのかは。
おれは、分からんな、あの方の考えることは独特だから。

[伏せられた瞳の色には気付けない]

(12) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

ん……そうか、日向はお前に従うだろうなと思った。
自分から誰かの神の名を書くのは……。

[自分には比較的親しみを持ってくれていたけれど。
朝顔ほどの古い神の名は、確かに日向の意思では書けないだろう]

(13) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 01時半頃


【人】 手妻師 華月斎


 六さん。
 朝顔さんは、前々から僕の事疎ましいと思うてたんを
 僕は知ってる。
 疑って、入れたわけやのうて、
 疎ましいから僕を堕とそうとしたんやろう。

[彼女の本心なんて、己にわかる筈もない。
 けれど、酒宴をしている神々を莫迦にする様は
 甚六ならば知っているだろう。>>1:84]

 私怨で、神を堕とすというならば
 己もその覚悟は有る筈やろう。

[顔を上げ真っ直ぐに、甚六を見詰め言葉を続ける。]

(14) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 01時半頃


【人】 手妻師 華月斎


 もし。
 僕が先に堕ちたら、力の弱いあの子は――……
 日向は、どうなるやろか。

 それこそ妖みたいになってまうんとちゃうやろか。
 そう思ったら、せめて僕が先に堕ちる訳にはいかんから。

[だから、投じたと。
 彼女は己にいれるだろう。
 その考えは外れてはいなかった。]

(15) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

【人】 手妻師 華月斎


 それに――……六さん。
 この方法で祟りを払おう言うたのは、僕とちゃうし
 僕と日向だけが投じたから、彼女が堕ちたのとちゃうやろう?
 六さんの気持ちはわかるけど。
 僕を恨むのは、お門違いや。

[恨みを買っているのかはわからない。
 が、暗に、もう一神。
 朝顔の名を記した者がいただろう?と。*]

(16) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

[涙を拭う雪を見て、唇に微笑を刻む。
水鳥の神である彼女には、属性的に親近感を持ち
また、反物を織る技巧にも一目置いていた。
先達の水神として、出来れば彼女に力を貸してやりたい]

うむ、これは……?
俺には、魚鱗のように見えるが……しかし。

[左手を離した彼女の頬には、虹色の鱗のようなものが見え
するすると外される左手の白い布にもそれはあった。
ありえないと思うその驚きに、息を呑みそうになったが]

いや、そうとはいえ、よく見せてくれたな。
女の顔なのだ、人に見せる勇気も必要だったろうに。

[突如として変化したのか、祟り神の障りか
思い悩んでいたであろう雪に、痛ましげな視線をやり]

それは、この祟り神騒動より、始まったのか。

(17) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 01時半頃


メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

──……恨んでる、わけじゃねーよ。

まあ、朝顔さまとお前が何やらそりが合わなかったのは。
知ってはいるが。

[そんな理由で、疎んじているからという理由で。
祟り神を堕とす為の札を投じるだろうか?
いや投じるな朝顔さまなら、と思い至って変な表情をしたと思う。
でもあの方は下界に堕ちることに興味がなさそうだったし。
覚悟というか……、そう思考を巡らせていると]

日向を置いてはいけないっていう。
華月のその強い気持ちは、……わかるよ。

[だから、移動術を。亀吉と志乃に結んだ移動術を。
華月と日向に結ぼうかどうしようか、迷ったという事実もある。
それは心の中だけで言葉にするが]

(18) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

【人】 飛脚 甚六

──だから、おれは。

最初から、置壱さまを疑ってるって。
昨日も、言っただろ。
まだ話は聞きに行けてねーけど。
つかあんまり会話とかしたくねーんだけど。

[困った顔で華月を見る]

(19) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

メモを貼った。


団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 01時半頃


肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時頃


【人】 手妻師 華月斎


 そう、か。
 わかってくれるか。

[わかって、たまるものか。
 彼が術をかけようとした事など知らず。
 渦巻く感情は裡へと追いやり、情けなく眉を下げ、]

 六さんのお師さんが堕ちてもうたんは申し訳ないと思うよ。
 僕も、まさかほんまに朝顔さんが堕ちるとは思うてなかった。

[時折見せる妙な表情を見せる甚六。
 最初の気迫と緊張感は少し薄れ。
 彼を纏う色は困惑と、行き場のない悲哀のような気がして、
 男は詰まらなさそうにそっと息を吐いた。]

(20) 2013/08/15(Thu) 02時頃

【人】 機織り 雪客

[いつしか流れる涙も乾き、朧様の言葉を聞いていた。
自分を気に掛けてくれる彼の気持ちが>>17痛い程嬉しかった。彼の問いに]

…はい。
崇り神が出たと…報せが来た夜でした…。

[鱗が出現した時の事を掻い摘んで話した>>2:9]

…水鳥神に…鱗など……気色が悪いですね…
……私は…このまま………

[魚になるのでしょうか、とは言葉を続けられずにいた。己の不安をぶつけているだけと分かってはいるが、彼の優しさに甘えてしまう自分が恨めしく、下唇を噛んだ]

(21) 2013/08/15(Thu) 02時頃

【人】 手妻師 華月斎


 壱と話、な。

[>>19甚六の言葉に一つ、頷いて。]

 六さん。
 僕は今、――……古くからおる神さんを、疑ってる。
 朝顔さんから聞いてるかも知らんけど、
 明の、月詠の力は知ってるか?

[以前、甚六と話した時は、明はまだ高天原にいた。
 その時には、疑ってはいなかった面々に思いを馳せる。]

(22) 2013/08/15(Thu) 02時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時頃


【人】 飛脚 甚六

[もう一度あの移動術を使えればよかったのだけど。
あれは途中変な認め方をしてしまった>>1:267から、たぶん。
もう、二度と同じ術で発動できることはないだろう。
──結べば、よかったか。華月と日向を。
首を振る。もう考えても詮無いことだ]

いや、聞けてよかった、あんがとな。
華月が申し訳なく思う必要は、ねーと思う……。

[ざわめいていた感情は、大分落ちてしまった。
明の月詠の力について問われれば、頷いた]

朝顔さまから聞いた。
この前華月が色々祟り神について、教えてくれたあとに。
……だからやっぱり、置壱さまなんじゃねーの?

[古い神々と言われ、やはりその名前を出す]

(23) 2013/08/15(Thu) 02時頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時頃


【人】 肥代取り 置壱

[声をあげて泣く付喪神。>>3:231
どれだけ長い間、自分の考えを放棄してきたのだろう。また、それを強いられる状況にあったのだろう。
己の向ける痛ましげな視線には、きっと気付かれない。

問いに小さく頷く少女。
その姿は、あまりにはかない。]

そうか、つらいか。

つらいと、言えるか。

(24) 2013/08/15(Thu) 02時頃

【人】 肥代取り 置壱

[膝をついてしゃがみこみ、日向の頭上に言葉を降らせた。]

上出来だ。

[満足したような声で。

ふらりと立ち上がり、一度彼女を振り返って微笑むと、それ以上は何も言わずに立ち去った。*]

(25) 2013/08/15(Thu) 02時頃

機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時頃


――前夜:琴音と弦――

[引き摺るような足音を聴いた。
吹き荒ぶ嵐の、赤黒い羽音の群に紛れて。
――琴の音は、確かに先導を果たしたらしい。
弦を爪弾く手を止めて、くすり、笑みが漏れる]

[言葉なら、もう充分に尽くしたろう]
[だから、いつものように、祝福を述べて]

(苦しめてしまいましたか? ごめんなさい)
(護れませんでしたね。救われたのはわたしの方ばかり)

[きっとあなたを忘れない――その約束が、どうか]
[孤独な荒神にとって、蜘蛛の糸となりますよう]
[誰に祈れば分からぬならば、異教の神へとかしこみ申す]

(それでは皆様、御機嫌よう)

      [高く響いた琴の音の、最期の音色は*「お元気で」*]


肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時頃


【人】 手妻師 華月斎

[>>23首を振る様には僅か首を傾けるに止め、]

 六さん。
 恨まれるのはお門違いやけど、
 礼を言われるのも、筋違いやで。
 こういう時やから、な。

[優しげな声音を作り。]

 実は、な。
 ヒナが、昨日泣いて帰ってきて……。
 今朝、もう姿がなくて、こんな書置きが残っててん。

[>>3:89持ち歩いていた紙をそのまま甚六に見せる。]

(26) 2013/08/15(Thu) 02時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


【人】 団子屋 たまこ

―回想・昨日、甚六と別れた後―
[甚六と別れて向かった先は、高天原の端。普段は下界の絶景を望めるのだが今は祟り神の影響か、雲海に阻まれ見ることはできない。
 
 自分に出来る事。
 それは祟り神の被害を受け下界に墜ちてしまったモノに会いに行くことだ。どんな小さなことでもいい。なんでもいいから手がかりが欲しい。
 
 自分にならそれが出来るから。
 根拠はないが、きっと大丈夫だとわかるから、雲海を見ても特に不安は無かった。
 寧ろ揺らめく雲海を見ていると姿も知らぬ祟り神に馬鹿にされているようで腹がたった。

 よしっと、一つ頷いて、丹田に力を込める。自分の中の力が膨れ上がるのがわかる。
 神通力のコントロールは苦手だが、今回は力一杯に地上へ落ちればいいだけだ。そして、何も考えずに力を振るうのは最も得意とすることだ]


わたしを阻みたかったら、その倍は厚くすることね!
  

[高めた力を大雑把に足に流す。そして尋常ではない勢いで地面を蹴り、一本の矢の様に雲海へ飛び込んだ]

(27) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

【人】 手妻師 華月斎


 今、心配でヒナを探してるところやねんけど。
 六さん、これ、どう思う?

[飄々と嘯く。
 己自身が、志乃や亀吉に投じる訳でないのだから、
 これは約束の反故には当たらないだろう。]

 僕が思い当たる古い神は、壱か、ウトか、朧。
 その辺りかとは思うのやけど。
 志乃さんと仲間って、誰なんやろうか……。

[置壱と志乃は、接点があっただろうか。
 そんな事を、問いかける。]

(28) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


【人】 飛脚 甚六

いや、うん……そうか。

[筋違いと言われれば、曖昧に、言葉を返す。
肯定でもなく否定でもなく。
そうして、泣いた日向が残したという書置きを。
見せてもらって、でも、そこに書かれていた内容が]


──…………は? え?
志乃……が、何で…………。

[志乃は潔白が証明されていたのではないのか。
混乱する。確かに彼女は音に愛された神ではあるが]

(29) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

どうって、言われても……突然すぎ、て。

[口元を覆って、俯く。
──自分は祟り神の仲間に術をかけたのか。
それは──、どう影響があるのだろう。
今は考えてもわからない。
ただ亀吉と志乃が離れ離れにならなければいいと。
それしか──あの時はそれしか考えてなかったから]

志乃と置壱さまに、接点は……確かに、なさそうだが。
いや、でも、そんなことを言ったら。
志乃と仲がいいのはウトくらいなんじゃねーの。
志乃は人見知りするし……。

(30) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


【人】 手妻師 華月斎


 やっぱり、そう思うか。

[甚六の紡ぐ言葉は、己の見解とさしてずれはない。
 志乃は潔白が証明されている。
 日向の書置きには、志乃自身が祟り神だとは記されていない。
 庇っているのだろう、誰かを。
 悩むように眉を寄せ、紡ぐ言の葉は途切れに途切れ、]

 それで、今日。
 水鏡見に行ったら、ウトと、志乃さんが、六さんにいれてて。
 僕は、――……六さんの事、信じてる。
 祟りに触られてなんかないって。

[そこだけは、凛と響くような、
 はっきりとした口調で甚六を見詰め]

 だから、――僕は、二人が仲間なんとちゃうかなって思うた。

[本心と、建前とを綯交ぜにして甚六に話す。]

(31) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時半頃


【人】 飛脚 甚六

いや、でも……ここに来る前、ウトと話をしたんだ。
何でおれに札を投じたのかって。
そしたら、明といっしょに文献を漁って。
そんで、華月も言ってた“音と風を借りて”という部分から。
おれを疑ったんだって。
……明もおれに投じてたし、そこは……判断材料に、なるんかな。
どうなんだろう……。

[信じてる、と強い声音で告げられると。
響く、揺れる。その視線に俯く]

信じてくれてあんがと……。
でもちょっと、何か色々突然。知りすぎた。
おれ、ちっと整理して考えてみたいわ。
……すまん、混乱してる。
おれずっと置壱さまが祟られてるんじゃって疑ってたし……。

(32) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

【人】 機織り 雪客

――少し未来・朧邸→祭壇の水鏡――
[朧様の邸を後にした後。女は思考を巡らせていた。そして、気持ちが決まったのか、その脚を社へ向かわせる

水鏡の前に立つ。今でも気持ちは変わらない。
女は札を握った右手を差し出し、そっと開く。投じる前のその顔は、悲しみと祈りの色が見える。

もう会えなくなるかもしれない。
この天界から解放されて、
新しい世界で幸せを見つけられるように。

二つの感情が女の心を占めていた]

・・・これは、追放ではありません。
解放という名の祈りです。

[それは、しっかりとした口調で。しかし、自己満足が渦巻く闇は消えなぬまま。女は手を翻す。
投じられた札には、思いやりの意味を知る神"亀吉"。

幸せを願って止まないつがいのおしどり達が、明日、希望通りの形になってしまう事を、女はまだ知らない]

(33) 2013/08/15(Thu) 03時頃

【人】 手妻師 華月斎


 成程。
 僕はまだウトには直接聞いてへんけど、
 ウトはそういう理由で六さんに投じてたんやな。

[俯いてしまった甚六に、僅か肩を竦め上げる。]

 ――……まあ、僕の憶測やし、まだわからんけどな。
 六さんの言うとおり、壱が祟り神で、
 壱と、志乃さんの間に
 僕らも知らん何かがあるのかもしれへんし。

[喋りすぎたか。
 しかし、これで今日己がウトに投じた事を、
 甚六から怪しまれる事はあるまい、と。]

(34) 2013/08/15(Thu) 03時頃

【人】 手妻師 華月斎


 いきなりいろいろ言うても、混乱してまうよな。
 少なくとも、僕は六さんの事は信じてるから。
 六さんに投じる事は、ないよ。

[少しばかり眉を下げ
 情けなく笑いながら、そっと甚六の肩を叩く。
 其処には信頼の意味を込め。]

 そういえば。
 僕、前に六さんに、
 自分が憑かれてたらどうするかって聞いたけど
 僕やったら、多分――……日向を堕として、
 僕も一緒に堕ちると思うわ。

[笑いながら、戯言のように、本心を告げてしまうのは
 目の前の男があまりにも真っ直ぐだからだろうか。]

(35) 2013/08/15(Thu) 03時頃

【人】 団子屋 たまこ

―回想・昨日、ウトに会ういくらか前―
[霊峰の麓の集落で、自宅へ向けてとぼとぼ歩くたまこの姿]

ハァ…

[無事に地上へ降りれたたまこは、明を探して四方八方を駈けずり回っていた。
 朧の家に水を汲みに行った時、朧と一緒に酒を飲んでるのを目撃したことがあるで顔は知っているし、少しだが会話をしたこともある]

にしたって探す範囲が広すぎるよぉ

[2つの存在が境界を通る時、どの方角に堕ちていったは感じ取れたが、結局方角がわかるだけで堕ちた場所まではわからない]

いきなり前途多難だなぁ。もう今日は投票いって寝よ。

[地上に降りてからは、あても無く地上を走り回った。おかげで体力も精神も消耗している。おまけに行きと帰りの雲海抜けにも結構な力を使っている]

ええい、しっかりしろわたし

[と頬を叩いてみても名案が浮かぶわけでもなく、祭壇へ向けての足取りは重かった]

(36) 2013/08/15(Thu) 03時頃

華月斎は、甚六に、そっと微笑んだ。(促し

2013/08/15(Thu) 03時頃


甚六は、華月斎の笑みに、目を細めた。

2013/08/15(Thu) 03時頃


【人】 飛脚 甚六


──…………。

[日向を堕として、自分も一緒に堕ちる。
その言葉に、やはり彼に術を使えばよかったかと後悔が。
それが本心だと何故か分かるから、何も言えなくて俯く。
肩を、そっと叩かれ。伝わる痛み。顔を上げる。
下がる華月の眉に、どこか痛むように視線を向けた]

ん……すまんな。
でも色々と話してくれてありがとう。

……日向、泣いてたんだったら。
ちゃんと護ってあげてくれ。何があったかは知らねーが。
おれも、絶対に。
華月に、日向に札を投じることだけは、……ねーよ。

[言い切って、かろうじて笑う。
じゃあ、と暇を告げれば、神脚を使ってその場を離れた**]

(37) 2013/08/15(Thu) 03時頃

甚六は、華月斎に別れ際、手を振った。**

2013/08/15(Thu) 03時頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 03時頃


【人】 楽士 ウト

[流石にもう雲海に飛び込ませろなどと暴挙を働くこともなく。…いや、働くほどの気力すらなかったのかもしれない。
のろのろと着物を着付けて、邸を出る。行くあてなど考えていなかった]

(38) 2013/08/15(Thu) 03時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 03時半頃


機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 03時半頃


【人】 団子屋 たまこ

―回想・昨日、祭壇―
[祟り神が誰かなんて分かるはずも、あてもなく、せめて自分の親しい神が追放せれぬようにと、余り関わりの無い名前を札に書いて水鏡に投じた。
 
 後悔しないようにと、昨日誓ったはずなのに、既に後悔しそうだった。何の確証もなく入れたこの一票は、昨日の一票と何が違うのだろうか。
 沈みゆく札を見つめて、明日追放されるのが、祟り神でありますようにと祈ることしか出来なかった]

(39) 2013/08/15(Thu) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

―→ 朧邸 ―
[有り難う、と情けなく眉を垂れたまま微笑んで、
 甚六に手を振り別れれば、
 話も終わっている頃かと朧邸に戻る。]

 朧。
 僕は聞きたい事があったのやけど。
 朧は、以前の騒動の事を覚えてるか?

[そんな切り出しで尋ねたのは、甚六に話したのと同じような。
 明の力を知ってた者が祟り神ではないのか、ということ。
 男が朧を信じているという事。
 明とウト、二人と酒を酌み交わしたという話は聞いていたから
 己がウトを疑っているという事だけは伏せ。
 彼がどう思っているかを尋ねたろう。]

(40) 2013/08/15(Thu) 03時半頃

――前夜:都落ち、支度――

[件の足音が向かうより、少し前。
旅支度を整えるような気軽さで、鼻歌交じりに微笑んで]

あまり動きづらいお着物は、きっと駄目ね
どこに落ちるか分からないのだから

そうだわ、お兄さまにもお気に入りの服に着替……
いえ、お兄さまは男の方だから気にしないかしら
そもそも、わたしが堕ちるなんて言った、ら……

……困っちゃうわね、もう。
甚六さまが後から落ちてくることがあったら、
文句の一つでも申し上げておかないと。

[とはいえそんな呟きは、勿論本気なんかじゃなくて。
まあいいや、なんて笑って、難しい悩みは頭からポイ!]



[桃色のオシドリと、紅色の椿。
並べて見比べ、どちらがいいかと首をひねり]

……この帯揚げには、やっぱり紅色ね

[袖を通せなかった桃色を名残惜しく思いながらも、
紅の椿に桜色の帯揚げを、選んで揃えて、くるり一回転]

日向ちゃんのお花も、持っていきたいけれど……
地上では、花はすぐ萎れてしまうというものね

[押し花にしておけば良かったと後悔すれど、時遅く。
後で悔やむから後悔、とはよく言ったものだと苦笑して]

――……よし! 志乃は準備万端です!

[どっからでもおいでなさいな、黒い方! 志乃は元気よ!
――そんな風に笑ってみせた、*最後の夜*]


【人】 手妻師 華月斎

― 夜半:華月邸 ―
[宵闇が、高天原全てを覆う頃自室にて。
 日向は居たとしても、深く深く、眠っていただろう。

 視界の角、ひらり、宙を白いものが舞う。
 季節外れの雪と見紛うたけれど
 部屋を舞うはいつもの蝶でも花弁でもなく、
 神々の名の記された、無数の紙切れ。]

 へえ。今日は僕が選ばれたんや?

[初めてみる、神降ろしの儀。
 発した言葉が合図だったかのように、
 札は見る間に列となり男の周りに浮かび、廻る 廻る。]

 ――……くっ、痛っ……

[刺すような、激しい痛みに胸を抑え、眉を寄せる。
 是程苦痛を、伴うのは
 己の神力を使い、抗っているからだろう。]

(41) 2013/08/15(Thu) 04時頃

メモを貼った。


【人】 手妻師 華月斎

[……――パンッ]

[何かが弾けるような音と共に、札は部屋の壁際へと飛ばされ
 元の場所へと戻るように、すうと消えていった。
 胸を抑えたまま、床に手をつき
 荒い呼吸をどうにか整える。]

 はあっ、はあ……、まあ。
 伊達に永く、この座におらんわ。

[吐いた悪態は、誰に向けてのものか。
 神力を、かなり消耗してしまったのが己でわかる。
 次はきっと、抗えないだろう。
 未だ痛む胸を抑えたまま、はあと一つ、ため息を零す。]

(42) 2013/08/15(Thu) 04時頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 04時頃


団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 04時頃


【人】 団子屋 たまこ

―回想・昨日、ウト訪問―
[帰って寝ようと思っていたのに、厨房に広がる団子の香りに抗えず、自棄糞気味に団子を作って食べていると、入口の方から声がする>>241。はーいと顔をだすと、そこにいたのはウトだった]

いらっしゃい、かまどのおねーさん。どうしたの?

[と聞けば、どうやら甚六が貼ってくれた御触れのに関係した話しらしい]

(まさかおねーさんがくるとはね。まぁ、火の系統の神様だし、案外と喧嘩っ早いのかも)

[やれやれと袖をまくりながら考えていると、想像と違う質問が飛んできて、一瞬硬直してしまう]

う、うん。行けるよ。今日確かめて来たから間違いないよ。

[なんで知ってるんだろうと思ったが、きっとわたしが境界の神だッたのを知っていたんだろうと自己完結。目の前のおねーさんも、結構な古株だと思い出す。
 何よりも、真剣にお願いするその姿に邪なものなど感じれるはずもなく]

うん、わかった。ただ、わたしが先にいなくなっても恨まないでね?後その場合勝手に部屋に上がって取ってて

[軽口を交えながら]

(43) 2013/08/15(Thu) 04時頃

【人】 団子屋 たまこ

地上にいっても持っていたいだなんて、よっぽど大切なんですね。

[その箱を見つめるウトの顔を眩しそうに眺めた。
 約束の童歌を共に歌えば、次に聞こえてくるのは二人の笑い声だったか]

(44) 2013/08/15(Thu) 04時頃

【人】 手妻師 華月斎

[胸の痛みは未だ、取れぬまま。
 気を紛らわせようと煙管を咥え蝶としばらく戯れていれば
 宵も白々明ける頃、弱々しい、一羽の烏が翔んできた。]

 ――……お前、亀吉の、とこのやろう?

[そんな事を語りかけるも、言葉を返す術を持たぬのか、
 じろりと睨みつけてくる烏の四ツ目は、
 此方の醜態を嘲笑っているようにも見えて。]

(45) 2013/08/15(Thu) 04時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[くすりと笑み、其方へ手を伸ばすと、嘴から紐が一つ。
 手の中に落ち、烏はどろりと溶ける。]

 虫ならぬ、烏の報せってか。
 嗚呼、ほんま、使われへん奴ばっかりやなぁ。

[毒を吐き、嘲笑うのは、お互いの醜態か。
 手の中の紐を、ぎゅっと握る。
 舞っていた蝶が戯れのように黒に触れ、
 ふわっと花となって咲き出ずる。
 浮かび現れ出てたのは、白い白い、月下美人。
 宵闇の中でしか咲かないその花は、烏が消えると共に、
 はらり 枯れ、堕ちていった。**]

(46) 2013/08/15(Thu) 04時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 04時半頃


【人】 肥代取り 置壱

―翌朝 ボロ小屋にて―

おっ……おお?

[桃をつけた水を使い、葦で肌を払っていたら。
汚れが落ちた。
全てと言うわけではない。だが、大半は落ちた。

小屋から出て、うんと体を伸ばす。
体力も戻ってきた。
調子のよいまま小屋の周囲を箒で掃き清め、出かけることにする。]

(47) 2013/08/15(Thu) 08時頃

【人】 肥代取り 置壱

[数日前と比べると、何だか人影が少ない気もする。
気のせいではないのだろう、と思う。

ぶらぶらと散歩をしているうち、大樹の付近で前方からよく見知った相手が現れたことに気づき、へらりと笑って手を振った。]

よお、ウトー。
ってお前、なんか弱ってんな。
どうした。どっか痛いのか?

(48) 2013/08/15(Thu) 08時頃

肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 08時頃


肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 08時頃


【人】 楽士 ウト

―― 大樹のあたり ――
[宛てもなくさ迷えば、大樹のもとまでやってきたろうか。ぼんやりと見上げて、それからまた視線を戻すとそこには愛してやまない浄の神の姿が]

置壱……
うん、志乃ちゃんがね。いなくなっちゃったから…

[寄ってきたその男の胸にこつんと額をあずけながら弱々しく呟く。そしてまた微かに漂う桃の香りに、うっとりと目を閉じて]

置壱少し綺麗になった?
良かったわぁ……

[と、へにゃりと笑った]

(49) 2013/08/15(Thu) 10時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 10時半頃


――下界のどこか――

[歌を聴いた気がした。
最早かつての「耳」など持たぬ、
日々死に脅かされる平凡な人の身なのに]

……その曲は、
そんなに悲しそうに奏でるものではございませんよ

[歌を聴いた気がした。
気のせいに違いないのだけれど。

すすり泣くような旋律が、何故だか無性に*愛おしかった*]


【人】 肥代取り 置壱

志乃……。ああ。

[数日前に、彼女たちが話していた姿を朧と見ていたことを思い出す。
ウトの額が己の胸に預けられると、肩をビクリと震わせたが、逃げはせず]

うぉ、

[間抜けな声を上げ、迷いつつも右手で彼女の背をさすった。]

こんなこと言いたかねぇけど、志乃は少なからず祟り神の影響を受けていたらしい。

だから、俺の汚れも落ちた。

[志乃が居なくなることによって。
まさか彼女の兄が半妖であったことも少なからず影響してるなど、知るよしもない。]

ところで、朧と仲良くしてるみたいじゃねえか。
あれか、もう『言った』のか?ん?

[にやにやしながら、多少強引に話題をすり替える。]

(50) 2013/08/15(Thu) 11時頃

メモを貼った。


子守り 日向は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 12時頃


子守り 日向は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 12時頃


―下界―
[人の世の時の流れと、神の世の時の流れは果たして同じなのだろうか。
神であった時には、あまり気にかからなかったことを考えながら、里に建てられた祠を清める。

火の神の祠の燭台に灯りをともし、米や水を供える。
田畑の神の祠には、酒と米を。
水の神の祠には、酒と干した鮎を。]

…。

[きっと、祟り神の騒動が治まれば彼らが地上に降りてくることもあるだろう、と。
自分で自分を慰めて、次の祠へと向かう。

まだ、朝顔が追放されたことも、
志乃と亀吉が落ちたことも、
知らない。*]


【人】 楽士 ウト

そう、だったの……

[置壱に告げられた言葉は衝撃を受けたけれど]

そっかあ。それであんたも綺麗になれたのねぇ。
うん。良かったよ。

[さすられる背中に安心しながらも、愛おしそうに額を擦り寄せた。
祟り神の影響を受けていたのなら、いっそ堕天したほうが幸せだったかもしれない、そう思えたから。そう、思わせてくれたから]

(やっぱり置壱は優しいなぁ…大好き)

[しかし無理矢理すり替えられた話題(勿論そんなこと気付く女ではない)には、ばっと顔を上げて]

馬鹿ぁ!言えるわけないでしょーが!
多分…ずっと言えないと思うわ……

[困ったように笑って、先程まで撫でてくれていた右手をにぎにぎと握りこみながら]

(51) 2013/08/15(Thu) 12時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 12時半頃


メモを貼った。


楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 12時半頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 12時半頃


メモを貼った。


子守り 日向は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 13時頃


【人】 飛脚 甚六

─夜半のこと─

[それは──突然だった。
亀吉と志乃に掛けた術が発動した気配。
漆黒を纏う空を見上げて、睨む。状況を、位置を探る。
発動したのは、亀吉の方か。
ということは志乃に何かあったのだ。
華月から聞いた内容を思い出す──志乃は祟り神の仲間だと。
日向が言っていたと聞いた。
この情報は、他に誰が共有しているのだろう。
華月のことだから吹聴していることもないと思うが。
──志乃が札に選ばれ堕ちたのだろうか。
それに亀吉が引っ張られて術が発動したのだろうか。
考えながら、術の発動した場所へと降り立つ。兄妹の屋敷だ]

誰か! すんません、こんな夜中に……!
亀吉に、そして志乃に会いたいんで中へ通してくれませんか!

[家人に告げ、失礼を承知で屋敷に上がらせてもらう。
屋敷内がざわめく。亀吉の部屋へと案内をしてもらい──]

(52) 2013/08/15(Thu) 13時頃

【人】 肥代取り 置壱

[額をすりよせられ、思わず苦笑を浮かべてしまう。
立ち話もあれかと思い、ウトを促して二人ならんで大樹の側に座り込む。

ぱっと顔をあげた彼女に馬鹿と罵られ、心外だとしかめ面を作る。]

お前いつまでその調子でいるつもりだよ。
朧はどっか抜けてる上に大雑把なんだから、はっきり言わねえと。
俺だっていつまでもお前のお守りをしてるわけにゃいかねえぞ。

[困らせているのはわかっているが、いつ誰がいなくなるのか分からない状況下では忠告せずにいられない。
右手を握りこまれ、ため息をついた。
あたたかい。]

(53) 2013/08/15(Thu) 13時頃

【人】 飛脚 甚六



──……亀吉?

[黒く、歪な──これは、何だ。溶けてゆくそれは、人型ではなく。
確かに彼は闇を司るけれど、これは──闇神の眷属というより]

妖……お前、妖だったのか……?
だからあれ程までに、志乃を、志乃の傍を──。

[これで、良かったのだろうか。本当に。
志乃のいない高天原で神として存在し続けるより。
堕ちるなら共にと、あれほど強く願っていたこの果敢なき妖は。
しあわせで、いるだろうか。下界に堕ちて。
しあわせでいてくれるだろうか。願うことしか出来ないけれど]

(54) 2013/08/15(Thu) 13時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 13時半頃


【人】 飛脚 甚六

[溶けてゆくその中から飛び出した、双頭烏。
見慣れないその姿に、昨夜の見慣れない鳥の影を思い出す。
ああ──これ、だったのだ。そう腑に落ちる。
弱々しくどこかへ飛んでゆくのを、でも、後を追う気はしない。
今は、溶けてゆくこの黒く黒い蠢くものたちを見届けたかった。
──おれが風と音に愛された神だからか。
どこからか琴の音が届いた気がした]

…………。

[目を瞑る。術を使ったことを後悔するのではなく。
願う。ただ、ふたりが、しあわせでいてくれと。
部屋の外で屋敷のものたちが騒ぎ出すのを遠く感じながら。
魑魅魍魎が消えてゆくのを、言葉もなく見守った*]

(55) 2013/08/15(Thu) 13時半頃

――下界:山道――

「もし、お嬢さん。どこのお武家の娘さんかね」

[問いかける声に、ふと目を覚ました。
ぼんやりと滲む視界にあったのは、頭を丸めた尼僧の姿]

……兄が、……兄をご覧になりませんでしたか、
背丈はわたしより頭半分ほど大きくて、銀の髪をした……

[堕ちた女神が、仏門に入った女人に拾われるなど。
これ以上なく愉快な巡り合わせではないかと、
不謹慎ながら心は浮き足立つようで。

はて、兄のことを、尼僧は知っていたろうか。
「堕ちた」場所は、そう遠くないはずだけれど]



「それにしても、見事な着物だこと」

[兄を探している時だったか、
兄妹揃って保護された後だったか。
ぽつりと呟いた尼僧の言葉に、嬉しくなって]

……天にまします機織女たちの御女神が
縁を織ってお作りになったようでございましょう?

[ゆるりと、*笑んだ*]


メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

─そうして、夜明け頃の祭壇で─

[いつもなら伝達神をと呼ばれて跳ぶのだが。
亀吉と志乃のことを報告しに、夜明けとともに祭壇へ向かう。
祟り神を追放するま繰り返される追放劇を。
志乃が選ばれたのではないかと予想していたそれは、しかし]

──……華月、が?
いや確かにあいつは古い神ではあるけれど……。

いや、でも、志乃も堕ちているんです。
──では、志乃は祟り神に襲われたのだと…………?

[志乃は祟り神の仲間ではなかったのか?
状況がわからなくて思考は混乱してゆくけれど。
だが、事実だけは告げて、触れを出していかなければ]

それと……闇神亀吉が、おれの術で志乃の後を追いました。
……勝手に、すんません。

(56) 2013/08/15(Thu) 13時半頃

【人】 飛脚 甚六

[報告に色々と言われたり疑問を投げかけられたりもするけれど。
疑惑を集めても構わない、移動術について説明をした。
そして聞かされる。華月の追放は、しかし、行われなかったのだと。
札の力が──弾かれたのだと。
強い意志で跳ね返されたのだと。
祟り神さえも強制的に堕とす札の力なのに、と。
聞かされて、また、考えねばならないことが増える]

……わかりました。
おれは、だた、事実を伝達してきます。

[祭壇には“闇神 亀吉、伝達神 甚六の術にて志乃の後を追う”と。
その触れを書き置いて、二柱がこの高天原から居なくなったと。
そう伝達して回るだろう*]

(57) 2013/08/15(Thu) 13時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 14時頃


【人】 子守り 日向

―昨夜・兄妹邸前―
〔これほどに激しく感情を露わにしたのはいつぶりだろう。
向けられる憐憫の視線も、触れられた愛憐の手にも気付くことはなく。>>24>>25
声が、涙が、枯れるまで泣き喚いた。

やがて辺りは闇を孕み、
今宵も聞こえてきた祟り神の声に耳を塞ぐ。もうこれ以上、聞きたくはない。〕

――…?
お志乃ちゃん…?

〔仲間割れ、というわけではない。
祟り神は少女を縛る自身を呪い、自由をと。音神は須くそれを受け入れ。
じょぎり―
鈍い音がして、彼女を縛り付ける琴線を断ち切った。〕

(58) 2013/08/15(Thu) 14時頃

―― 前夜:堕天前のこと ――
[予感していたのかもしれない。
それはきっと、偵察に出した烏が二夜続けての妹の外出を告げてきたこともあるのだろう。
ふらつき屋敷に帰り志乃を呼べど、それを聞いて現れたであろう彼女に日向の話を教えることは無く。]

……どうかな、雪客様に作っていただいた反物。

似合う、かい?

[只、そう笑いかけ何も言うことは無かった]


【人】 子守り 日向

〔夜半の高天原に響く琴の音。
音神が最期に呟いた名は、琴の音に紛れ、日向の耳には届かない。
気高き少女は最期のそのときまで、己の身を悲観も憂慮もせず、ただ皆の、祟り神の安寧を祈り墜ちていった。〕

ただ、あなたが安らかにあることを…

〔立ち上がり、志乃の面影を追って歩き出す。
後に亀吉の訃報を聞けば、微笑んで、二柱の未来を祈った。〕

(59) 2013/08/15(Thu) 14時頃

[もう間に合わないからこそだろうか
何かが、自分に似ていて、決定的に違う不浄の存在が近くにいるの感じていた
まだ目覚めたばかりの妖にそれを傷つける術は無く、傷つけられることも無く。]

……すまないね、志乃。

[諦めたように呟き、彼女の部屋へ向かうことは無かくただ術が発動するのを待った。
あの実りの神は約束を結んですぐ己に訪れた結末を知ればなんと思うだろう、嘲笑うだろうか……ぼんやり思いを馳せて


やがてどこからか風が吹き、それは闇神を下界へと――]

お前、なにを……

[運ぶ前に現れた妖烏が、しゅるりと主の髪紐を解いた。
最後に聴いた鳴き声は、どこか凛としていて

未練を、神として、妖としての力を遺し堕ちていった*]


【人】 楽士 ウト

[促されるまま大樹の根本に座り込む。未だに繋がれたままの手を嬉しく思いながら、けれどいつまでもお守りは出来ない、と言われ]

わかってるわよぅ。
いつまでも置壱に甘えてちゃ駄目ってことくらい…

[ズキンと傷む胸。まるで別れを暗示させるような物言いに、とうとう耐えられなくなって抱きついた]

置壱!置壱!
おいてっちゃやだ!
あんたが居なくなるときは私も一緒がいい!

[駄々っ子のように泣きじゃくって、またかの神様を困らせるのだろう。
昔から変わらない。
こうして相談にのってもらいながら、彼に甘えるという行為がどれだけ幸せなことであるのか、今の女には痛いほどわかる]

(60) 2013/08/15(Thu) 14時半頃

―― とある寺院:閉ざされた部屋 ――
春の匂いも芽吹く花も……

[暗闇に響く酷く下手な琴の音と、歌声]

……い人よ、離れ顔なんて…日もすりゃ………忘れてしまった
…染み付いて…えないのは……の匂い……。

[銀髪の少年とも青年とも取れる容貌の男がその寺院に保護されたのは数日前のこと。
彼は何も語らず、与えられた琴と共に暗く閉ざした部屋に籠っているそうな*]


メモを貼った。


―下界:山道―

――忠告、ありがと。

[夜半、ニタニタ厭らしい笑みを浮かべながら己を取り囲む男達。
こんな時間に一人で居たら危ない、という。

溜息ひとつ、生ぬるい風が頬を撫ぜる。]

…わかったから、そこ、退いてくれないかしら?

[主犯格らしき男に言いいつつ、人数と獲物を把握する。]

三人、か…

[長く伸びた髪がさらさら揺れる。
下界では外見が多少変化し、高天原に居た頃よりは大人びる。
これは神であったときからそうであった。]


【人】 肥代取り 置壱

っだ!
あのな、 ……ウト?

[抱き付かれて驚きに目を丸く開き、変な声をあげてしまう。
さすがに引き離そうと彼女の両肩に手をかけるが、泣きじゃくられると、弱い。]

なあ、それ、本気じゃねえだろ?

[舌打ち。
両手に力を込めて、

押し倒す。

彼女が逃げられぬように手首を掴んで。]

俺と、一緒にか?

[耳元で囁く。]

……何をされるとしても?

(61) 2013/08/15(Thu) 15時頃

メモを貼った。


…こういう時、やっぱり力がないのは不便よね。

[懐刀に手を伸ばしながら、独りごちる。
と、その時。]


『はいはーい、君達ィ。
僕様の土地で勝手なことして、
タダで済むとか思ってないよねェ?』


[そんな間延びた声が辺りに響いた。]


――――――…

『…誰だか知らないけどォ。』

[地面に転がる気絶した暴漢達を足で脇に避けながら、
男は言う。]

『こんな時間にこんなとこウロついてたら、
襲われても文句言えないよォ?』

[月夜に光る、銀の髪。
赤い瞳がこちらを見つめる。]

その台詞、そいつと同じだわ。

[けれど、助けて貰っておいて、この言い草である。]

…大体、好きでウロついてた訳じゃないし。
今迄居た場所を出なきゃいけなくなって、気付いたらここに居たんだから。


[軽い調子で話せば、家出かと問われ。]

違うわ、追い出されたの。

[苦笑して、肩を竦めた。]


―――――…気持ち悪いんだけど。

『ちょ…、それどういう意味ィ?』

[じろじろとこちらを見る男にそう告げれば、流石に相手も苦笑を浮かべ。

その後、男から"稀人"と呼ばれる来訪者のことを聞く。
最近、この先の村にも、と明のことも知るだろうか。
そうして、己はと言えば、何の因果がこの銀髪の、変わり者の屋敷で過ごすことになるのである*]


【人】 懐刀 朧

……気味が悪いなどと自ら申すものではない。
案ずるな、そのようなことは誰も思わんだろう。
むしろ、祟り神の影響を受けた雪を、皆で労わるはずだ。
ふむ……。そうだとすれば。

[甚六との遣り取りは知らずとも、そう思う。
>>21雪の話を聞き、暫し記憶を探り
古き我が身の脳漿に、どこか思い当たるふしは無いか。
祟り神が出て、水鳥に鱗が生える、このような事態は。
下唇を噛む彼女を見ると、やがてあることを思いついた]

住古の昔、
朝霧が煙るようにかかり、銀泥のような夜露の滴を
薄っすらと化粧刷毛で刷いたかのような美しい湖があった。

[篠笛でもあれば、上手く聴かせてやるのだが、と苦笑して]

(62) 2013/08/15(Thu) 15時半頃

【人】 懐刀 朧

其処には多くの水鳥が棲んでいたが、ある時、祟り神が現れた。
その時の祟り神は何を思ったのか、
湖壁を蹴り裂いて水を流し、その湖を干上がらせようとしたのだ。

今考えれば、干拓する事によってその地に田も作れる。
実りを増やそうとしたのかもしれんし、
大雨などによる水害の規模を抑えようとしたのかもしれん。

[戯言と思って、聞き流すよう促しながら]

ただ、困り果てたのは、
その時湖底に棲んでいた一匹の幼龍よ。

一方、水鳥といえば、水が無くなろうが羽根がある。
飛んで新たな棲みかを探せばよいのだ。
面倒はあろうが、差し迫った問題とは申せまい。

(63) 2013/08/15(Thu) 15時半頃

【人】 懐刀 朧

だがな、水鳥達は去らなかった。

暗い水の底に潜み、何処にも行けず
陽の下で水飛沫を上げる鳥達をただ見上げていた、
力無き幼い龍を憐れんでくれたのかもしれん。

湖水は徐々に干上がる、そうすると
徐々にその水鳥達に鱗が生えてきたのだ。

祟り神が、水鳥に業を煮やしたのかもしれん、
早く去らないと呼吸が出来なくなるぞと
つまり、一種の恫喝だな。
それともあれは、もしかすると水鳥の意思だったのか。

しかし、そんなことを許せば、
やがては水の中でしか生きられなくなる。

[龍は慌てたのだろうな、と薄く唇を持ち上げる]

(64) 2013/08/15(Thu) 15時半頃

【人】 懐刀 朧

[なんと言ったか、そう]

湖の全ては望まず、また今それを望む力は無い。
ただ、我が身の遷座を以って、
ここより、僅かばかりの安住の地を求め、
我を憐れんでくれたものへ、その美しき羽根を還さん。

[唇を結ぶと、つまらん話をしたな、と微笑して]

昔話にもこうあるのだ。
その鱗が何であれ、気に病むな。
このたびの祟り神騒動が終われば、きっと元通りになろう。
それに雪には、助けてくれる神が沢山おるではないか。

[その中には、特別な相手もおるだろう、と
相手をからかうような調子で付け加えて]

元気を出せよ。魚になどさせぬ。

[袂に手を入れて、大丈夫だと言わんばかりに頷いた]

(65) 2013/08/15(Thu) 15時半頃

【人】 懐刀 朧

[華月が来るころには、話も終わっていた。
恐らく祟り神の話だとは見当がついていたが、果たして]

昔も同じようなことがあったな。
全てとは言い難いが、ある程度は記憶に残っている。
明が力を振るえることを知り、真っ先に除いた
よって祟り神は事前に明のことを承知していたものだと、
華月は、そのように言いたいのだな。

[瞑目し、じっと華月の話を聞いていたが、やがて]

無論、俺は知っていた。
というより、明が特別な水を求めたので気がついた。

[その後にウトがやってきて酒宴が始まった事
明がウトには知られたくなさそうだった事などを話し
実は、と自らの不調の顛末と明の水晶の事も話した]

水の不調から、たまこだと一時思ったのだが……。
よく考えれば、どうも違う気もする。

(66) 2013/08/15(Thu) 16時半頃

【人】 楽士 ウト

おき、い……ち……

[いきなり天地がひっくり返って目をしばたかせれば、間近に迫る男の顔。やがて耳元に囁かれる言葉と吐息。掴まれた置壱の手が常よりも熱い。
早鐘を打つ胸と羞恥に上気する頬と対照的に眸からは静かに涙が伝っていった]


(―――置壱を、傷付けてしまった。)


[彼の優しさにどっかりあぐらをかいていた罰が当たったのだ。女はきゅっと目を瞑ったあと、ゆっくり開いて]

ごめんねぇ…
私は、あんたの望むものをあげられないと思う。

けど、あんたが堕ちるなら私も一緒に堕ちたいってのは
ほんとうだよ……

[精一杯、置壱の眸を見つめながら。情けなく震える声はこの際無視して]

(67) 2013/08/15(Thu) 16時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 16時半頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 16時半頃


機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 17時頃


――山中の寺院――

[銀髪の、と尼僧に告げれば伝わったろうか。
暗闇を愛し暗闇に愛された兄は、人となってもやはり、
相変わらず闇に閉ざされた部屋で過ごしているらしく。
困った兄でごめんなさい、と苦笑を返し、山道を往く。

そんな行き倒れの兄と自分を見捨てぬヒトの心根が、
嬉しくも胸に沁みて、嗚呼、人の世はこんなにも――]

……お兄さま、お迎えに参りましたよ。
いつまで闇ばかり見つめておられるのです?
志乃は闇にはおりませぬ。留まるつもりもありませぬ。

[陰鬱さを吹き飛ばすように、笑って、笑って、]

さあ、参りましょう、お兄さま。
引きこもっていては勿体のうございますよ。

[だって、人の世はこんなにも美しいのだから]



視えぬのならば手を引きましょう。
望まれますれば唄いましょう。
恐るるならば、

[はしたないかしら? がっかりされるかしら?
だけれど、これが本当の志乃だから]

――……叱って差し上げますわ!

[微笑み、強く*手を引いた*]


メモを貼った。


【人】 手妻師 華月斎

― 昨日:朧邸 ―
[朧から、酒宴の時期を聞いて一つ頷く。]

 僕はその酒宴のあった翌日に、
 明のとこに用事があって行ったんやけど、
 その時もウトがおった。

[ウトが、明の力を知る機会があったのでは、と。
 そのまま、日向の書き置きの事、
 己がウトか――或いは
 置壱を疑っている事を告げる。]

 朧が、不調?
 騒動が起きてから、か?

[眉根を寄せ、暫し考え込み。]

 たまさんやなかったら――……誰やと思う?

[静かな声で尋ねかけた。**]

(68) 2013/08/15(Thu) 17時頃

華月斎は、日向の書き置きについては内密に、と念を押し。

2013/08/15(Thu) 17時頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 17時半頃


【人】 肥代取り 置壱

[朱をおびる頬、こぼれる涙。
彼女の眸に映る己の姿。]

くっ

……ぷ、ははははははは!

[大きな笑い声をたてて、ウトの上から退いた。
彼女のとなりに草の音を鳴らしながら仰向けに寝転がり、大樹の葉の間から空を透かす。]

すまねえ、まさかそこまで驚かれるたぁ思ってなかった!
あはははははは!

[こんなに笑うのは何百年ぶりだ、と笑い涙を拭った。]

(69) 2013/08/15(Thu) 18時頃

【人】 肥代取り 置壱

俺は、ウトと堕ちるのなんざ、まっぴら御免だね。

[立ち上がり、身に付いた草を払う。
立てるかと問いながら、ウトに片手を伸ばす。
その手が取られようが取られまいが、へらりといつもの笑みを浮かべた。]

お前になんか、何にも望めやしねえよ!
危なっかしくてな!

[彼女から離れたあと、遠くから叫ぶ本心。
笑顔で。**]

(70) 2013/08/15(Thu) 18時頃

肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 18時頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 18時頃


【人】 団子屋 たまこ

―回想・昨日、ウトと別れた後―
[押し入れから葛籠を取り出すと、その蓋を開ける。
 大事な物を入れておく葛籠に、ウトから預かった。箱を置く。
 湧き上がる好奇心に抗えず、悪いと思いながらも箱の蓋に手をかけ、蓋を外す]

…?

[中には何も入っておらず]

…箱だけ?

[首をかしげるのであった]

(71) 2013/08/15(Thu) 18時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 18時半頃


【人】 飛脚 甚六

─祭壇─

[方々への伝達を終えて、もう一度水鏡に戻ってきた。
浮かび上がる前夜の札を覗き込む]

…………。

[華月はウトを疑っていると言っていた。
日向は──やはり、華月に追従しているのだろう。
前日はおれに投じていたウトが華月の名を書いていた。
──古い神を疑う、ということは。
明の月詠の力を、知っていたから変更したのか。
他に古い神に投じているのは、置壱]

……だから、やっぱり、置壱さまなんじゃねーの。

[視界が狭まっているのは否定できない。息を吐いた。
言葉にするのは簡単だが。もう少し、落ち着いて考えたい。
華月から聞いたこと、日向のことも──]

(72) 2013/08/15(Thu) 18時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 19時半頃


【人】 子守り 日向

>>1:76
それはもう、ずっとずっと昔の記憶。
長い間親から子へと大切にされた、鞠の記憶。
太陽と月の光を浴びて少しずつその身に妖力を蓄え「私」は目覚めた。
そして皮肉にも、目覚めた瞬間に私は自らの運命を悟った。
――そこは豊穣祭の供物の中。
私をもらい受けた少女の供養のためか、あるいは旧い鞠の妖力を信じてのことかは分からない。
ただ、棄てられ消えていく恐怖に、私が身を震わせて泣いていたとき〕

『行くとこないんやったら、僕のとこおいで?』

〔そうして差し伸べられた手をどうして取らずにいられようか。
恐る恐る動かした指ごと身体を引かれ。太陽のような笑みを向けてくださる、あの方のようになりたい、と私は。
嗚呼、〕

華月様に会いたいなぁ…

(73) 2013/08/15(Thu) 20時半頃

【人】 子守り 日向

〔昨夜は結局、邸には戻らず。志乃が残した音を探して夜通し歩き続けた。
すべてを、祟り神をも愛そうとしたあの気高き少女は。自分は。
何故ここに存在するのか。〕

あら…?
あれは甚六君…?

〔方々を飛び回る伝達神は、その小さな呼びかけに気付いただろうか。
泪痕の残る顔を拭うことも忘れ、もう一度、彼の名を呼ぶ。〕

(74) 2013/08/15(Thu) 20時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 20時半頃


【人】 子守り 日向

〔呼びかけに応えてくれただろう伝達神が、傍に降り立つその間さえ惜しく。
挨拶もなく、問うた。〕

甚六君、教えて
甚六君はどうしてここにいるの?
神様って、なんなのかな?

(75) 2013/08/15(Thu) 20時半頃

【人】 飛脚 甚六

─山のふもとで─

[祭壇のある社から降り、伝達の仕事へと戻り駆け回る。
そこで、ふ、と名前を呼ばれた気配に足を停めた。視線を向ける。
弱った雰囲気の漂う、ちいさな姿]

日向。

[と、降り立つ。足が着く前に質問が飛んでくる。
それに応えるために顔を同じ高さにして、日向の前にしゃがむ。
泣いたと分かる目や頬に気付いて。けれど。
いつもと同じように、わしゃわしゃと頭を撫でようと]

神ってなんなんだろーなあ。そんな難しいこと考えたことねーよ。
おれがここにいるのは、そうだな。
……誰かの役に立ちたいからだろうな。
道祖神の信仰を依り処にして神になったおれは、さ。
安全を、情報を、伝わることを、そういうのを願われているから。

(76) 2013/08/15(Thu) 20時半頃

【人】 団子屋 たまこ

―茶屋―
[今日もまた祟り神の被害が出たらしい。
 何かしなければとは思うのだけど、昨日の失敗を考えると気が重い。どうしようかた団子を作っていると、急に瓶に入った水が光りだす]

え、え?何に何?

[思わず覗き込め水面に映るの昨日散々探し求めた顔で。
 こちらを見上げて何かを祈る明の姿だった]

!!

[今確かに地上と天界が繋がったのをこの瓶から感じる。
 しかし徐々に光が弱まり、それに比例して映像がぼやけていく]

ちょ、ちょっと待って!

[改めて意識を瓶に集中する。明の気を、明がいる土地の気を掴むために。
 やがて光は収まり、瓶の水はただたまこの顔を写すだけで]

間に合った…明さんのいる場所がわかった!

(77) 2013/08/15(Thu) 21時頃

【人】 団子屋 たまこ

[こうしちゃいられないと、作った団子を風呂敷に押し込んで、それを片手に駆け出す。
 目指すは高天原の端。
 そしてその先の地上へ]

(78) 2013/08/15(Thu) 21時頃

【人】 子守り 日向

誰かの、役に……

〔突然の詰問に訝しむこともなく教えてくれた言葉を、口の中で繰り返す。
彼の言うそのままに、すべての人のために生きる力も心持ちも自分にはないけれど、その言葉はすっと日向の身体に染み渡る。〕

そうか…
そう、なんだ…

〔ならば私は。
思い浮かぶ姿に、愛しい主に。すべてを。
紫煙をくゆらせ笑う男を思い浮かべ。日向は少女のそれではない、女性の笑みで頷いた。〕

(79) 2013/08/15(Thu) 21時頃

機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 21時頃


団子屋 たまこは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 21時頃


【人】 子守り 日向

ところで甚六君!
撫ですぎ!痛いよぉ!

〔女性の微笑みから一変、頬を膨らませて睨む。〕

甚六君、ありがとね!
私、これから華月様を探しに行かなきゃ!

〔そう言って手を振り、駆け出そうと〕

(80) 2013/08/15(Thu) 21時頃

【人】 飛脚 甚六

[自分の言葉は何かしら日向に響いたらしい。
大人びた笑みを浮かべる様、しかし撫でる掌から伝うのは。
先程までの悲壮さではなく、雪客から感じたような。
いつくしみ、あたたかいそれは。
頬を膨らませて睨んでくる日向に目を細める]

おお、何かの役に立ったなら本望だ。おれこそあんがとな。
華月を探しに行くって。

そういやその華月が探していたぞ。昨日。
……日向お前帰ってなかったのか?
書置きが──残されてたって。心配していた。

[駆け出そうとする日向の手を反射で繋ぎとめ。
泪の痕の残る目元を、払われなければ右袖で拭うけれど]

(81) 2013/08/15(Thu) 21時頃

【人】 子守り 日向

〔顔を拭われる手はそのままに、〕

えっ、華月様が?!
あ、私きのう帰ってなくて…
って!置き手紙!!

〔今の今まですっかりその存在を忘れていた。
自分が祟り神にあてられたときのために残した保険。さっそく見つけられてしまったのかと頭を抱える。
事実とはいえ、親友志乃を貶める内容のそれは、見てもらいたくなかったのが本音だ。
つくづく、自分は華月に隠し事ができない。〕

(82) 2013/08/15(Thu) 21時半頃

【人】 飛脚 甚六

[泪を拭ったら、そっと前髪を撫でる]

あー、その、な。
おれもお前を心配してる華月から、その手紙の内容を。
教えて、もらったんだけどさ。

どうしてそれが分かったのかとか、聞いてもいいもんなんかな。
言いたくないなら、無理に聞き出そうとは思わねーんだけど。
志乃が祟り神の手によって堕ちているのが、よく分からん。

日向……お前は、誰にも、何もされてないか?

[そのことを知っている事実によって。
明のように、祟り神から何かされるのではないかと]

(83) 2013/08/15(Thu) 21時半頃

メモを貼った。


【人】 子守り 日向

〔前髪を撫でられ。「心配してる」の言葉に気持ちよさそうに目を細める。〕

あの書き置きは、ほんとだよ?
雷門様が殺された夜から、祟り神の声が聞こえるの
祟り神に呼応する、お志乃ちゃんの声も…

〔姿を見たわけではない。声だけ。
信じられないかな?と眉を少し下げて甚六の顔を窺う。彼がどんな表情で返しても、続けて〕

お志乃ちゃんは、祟り神の手によって自由になったの
すべてを甘んじて受け入れて、自ら墜ちていった…

あ、私は大丈夫よ?
大丈夫じゃなくても、…うん、大丈夫

〔あの方が傍に居てくださるから。〕

(84) 2013/08/15(Thu) 21時半頃

メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

声、声か……まさかとは、思うが。

[祟り神が蠢いているであろう夜中に、独りで出歩いているのかと。
言葉にはしなかったが、顔色を窺う日向には心配そうな表情を向ける。
なんという、恐いもの知らずの付喪神。
普通の神なら、闇神ではない限り闇の中で徘徊など──]

危ないことをしてるんじゃないなら、いいんだが。
あんまり……危険なことはするなよ?
華月も心配するだろ。っつか現に心配してるだろ。

自由、か……祟り神は志乃を自由にしたかったのか。
そうか、受け入れて、堕ちたのか……。

[ならば下界でしあわせでいてくれるだろうか。
大丈夫、と繰り返す日向の肩をぽんぽんと軽く叩く]

あんがとな、引きとめて悪かった。
そういや日向、お前、そのことを華月とおれ以外の誰かに。
話したり、したか?

(85) 2013/08/15(Thu) 22時頃

メモを貼った。


【人】 子守り 日向

〔甚六が複雑そうな表情を浮かべるが、その心中を察することはできず。
散歩は昔からの日課、「危ないこと」をしている自覚はまるでなく、首を傾げる。
「華月も心配するだろ」という台詞には、少し嬉しそうに笑って〕

はーい、気をつけマス

〔と間延びした声で答え。
「誰かに話したのか」という問いに〕

まさか!
ほんとは、まだ華月様にだって言うつもりはなかったんだよ?

(86) 2013/08/15(Thu) 22時頃

【人】 機織り 雪客

[>>62誰も思わない、そうなのか。皆、自分を見る目は変わらないというのか。その言葉は女の心に落ち着きを取り戻させつつあった。
そして思案の間があり、朧様は語り始めた>>63。女は静かに聞いている。一字一句聞き漏らさないように。
それは、遥か昔の美しい湖。祟り神と一匹の幼龍と水鳥の話。途中、苦笑する朧様に釣られて、口元が自然に綻ぶ。
祟り神の恫喝か、はたまた自らの意思か、水鳥に鱗が生えたとあう。>>64>>65私の場合は、自分の意思とは別だと思う。ならば、祟り神の脅しなのか。祟り神の目的はなんなのだろうか。

つまらん話をしたなと言われ、いいえと首を振る。続く言葉。”気に病むな”と、”元通りになる”、”助けてくれる神は沢山いる”。女は嬉しさの余り、また涙を流した]

(87) 2013/08/15(Thu) 22時頃

――???――

[それは天上を追われた時のことだったか、
それとも地上へ降りたって何度目かの夜だったか。

判然としない記憶だけれど、確かに聴いた黒い声。>>*0
群がる羽音にも、這いずる恨み言にも邪魔されず。
するりと届いた別れの言葉は、涙声ではないようで。]

……ふふ。ようございました。

(涙は、もっと大切な時の為に。
もっと、大切なひとの為に、取っておいて下さいな)

(だって、もう手は届かないのですから。
志乃のせいで、志乃の為に、独りで泣かれてしまうのは
――……志乃も、悲しゅうございますわ)

[ホッと微笑み、目蓋の裏は、黒に沈んで*溶けてゆく*]


【人】 飛脚 甚六

[笑う、その伝わる感情が心地良い。
間延びした返事に笑って]

くっそ日向お前かわいいなあ。
笑ってろよ、お前が笑ってるとおれも嬉しいからさ。

[出逢ったとき、何故泣いていたのかは聞かないでおこう。
そう思いながら手を離す。解答を聞いて立ち上がる]

そうか、だよな、まあ気をつけろよ。
だれがどこで聞いてるかもわかんねーしさ。

[言いながら視線を巡らす。人影はないけれど]

あんがとな、話してくれて。

(88) 2013/08/15(Thu) 22時頃

会えるものならば、他に何も望まない……

[はた、と歌声と琴の音が止む
見開かれた、堕ちた際に視力を得た双眸が宙に向けられ――そこに、白い花が闇の中はらり枯れ堕ちていく幻を視た気がした。]

……。

[悲しげに目を伏せる。
闇の中の銀髪は堕ちたことで高天原に残る神々に願われているように幸せになれるとは、思えていない。
何も無ければ、祟り神が訪れなければ穏やかに志乃と共に暮らしていられた筈なのだから。
これは己が最愛の妹を守れなかった結末なのだから。]


【人】 子守り 日向

〔私も甚六君が笑っていると嬉しい。
その言葉は、少しばかり気恥ずかしくて飲み込んだ。

「誰がどこで聞いてるか分からない」の台詞には、それはまさに自分のことだと、居心地が悪そうに目を逸らし。〕

うん!私も、甚六君と話せて良かった!
またね、甚六君ね!

〔手を振って、今度こそ華月様へ向かって駆け出した。〕

(89) 2013/08/15(Thu) 22時頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 22時半頃


メモを貼った。


嗚呼、志乃……

君は何故、笑っていられるんだい。

[迎えに来た彼女の笑う声は、叱ると言う言葉は自分の知らない女性(ひと)のようで。
その、一目でも見られることを願っていた姿を見るのが恐ろしくて目を瞑った。
暗闇から解放されど、心は未だその中に]

いけないよ。
僕は分からない。君がそんな風に笑える理由が

[手を引かれど拒むように緩く首を振るだけ
細く不安げに呟く様は高天原での兄妹と立場が反転したかのように]


【人】 機織り 雪客

……………ありがとうございます………。

[特別な相手と言われれば、直ぐに思い浮かぶのは彼の笑顔で、頬が赤く染まった。恥ずかしくて顔を伏せれば、朧様の声が降り直ぐに顔を上げた。大丈夫だと言われているような頷きを見て、涙を懐紙で拭う]

……はい。…私は………もう、隠しません。
この布は、皆を信じられなかった、私の弱さ。

[女は、巻かれた白い布を解いていく。右手、首元。そして、鱗のある頬で笑ってみせた]

運命を受け入れようと思います。
これは諦めではなく、…元に戻れると信じて。

[呼吸さえ忘れていたように、息をはは一つ吸い]

そう思わせて頂いて……
………本当にありがとうございます。

[戻れる確証は無いが、昔話の水鳥が自分であるなら、朧様の言った通り、きっと元に戻れると、心からそう思える。むしろ、こちら側の方が、幾分幸せだ]

(90) 2013/08/15(Thu) 22時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 22時半頃


【人】 懐刀 朧

その時もウトがいたのか。

[>>68華月の言葉に、少し考えてみる。
確かに、ウトが明の力を知る機会があったのかもしれず]

ただ、あまり根拠の無い俺の憶測ですまないが。
屋敷に行き、明の力を知ったときウトは心底驚いていた。
あの火の女がそのような演技をしたとは、俺には思えぬ。

[自分に見せた、明を失ったときのウトの振る舞い。
一つずつ思い出しても、それが嘘だったとは思いたくない。
志乃が祟り神に関与しているという書置きの件には眉を上げて。
それを書いた人物の名を明かさなかった華月に、ただ頷いた]

ふむ、志乃がな………。それと、置壱か?

[出先を無闇矢鱈に問い詰めても、恐らく華月は言うまい。
あえてそれを伏せたということは、言う気が無いのだろう。
心に浮かぶ想像先はあれど、問い詰めることはしなかった]

(91) 2013/08/15(Thu) 22時半頃

【人】 懐刀 朧

[長い付き合いである置壱の名前が出れば、
昨日、志乃の屋敷の前で出会ったことを思い出す。
あの時は、日向と話していたのだったか]

置壱が祟り神だとすれば、
聞けば、あっさりと話してくれそうな気がするな。

……ただ、気になったことと言えば、
この前会った時より、随分と汚れていたな。
長い付き合いだが、あそこまでの姿は初めて見た。
驚いて、声を掛けようと思ったのだが。

[当時を思い出し志乃の屋敷の出来事を話す。
そして、誰との問いにそのままの流れで首を捻り]

志乃が繋がっていた祟り神とすれば、見当もつかぬ。
しかし、華月の言うように……存外置壱やも知れず。

[どこか遠くを見つめる眼差しで呟き、華月と別れた]

(92) 2013/08/15(Thu) 22時半頃

メモを貼った。


―下界・住居―
[月様、と呼ばれた先代らしき稀人の記録に目を通す。
口伝のおとぎ話の他に、長者の屋敷の蔵にいくつか書き残されていた。

――曰く、ある日突然あらわれて、人々に知恵を授け、祭祀を正しくした。
時々風変りな客人がおとずれていたようだが、彼らの持ち込む知恵や土産は村人の生活を豊かにするものばかりであったので、最初は警戒していた村人も次第に打ち解けた。]

祟り神の騒動が終わったあとのことでしょうか。

[当時はまだ一人で下界に降りることが許されていなかった明と違って、月神の知己の神々は度々月神に会いにこの地に降りてきていたようだ。]


【人】 飛脚 甚六



…………はは。

[またね、と言って駆け出す日向の背に手を振り返す。
鞠のように跳るのが似合う少女には、やはり笑顔がいい。
どうしてここにいるの、神様ってなんなの、と。
不安げに、もどかしそうに訊いてきた姿もいとしくはあるが]

華月が大事にするのも分かるなー。

[札の効力さえ弾いたと聞いた。それは、日向の為なのではないか。
もし自分が先に堕ちたら>>15と言っていた。
その為に自分に投じる朝顔を警戒して札を投じるほどに。
左袖に潜む白蛇を、布の上からそっと撫でる]

(93) 2013/08/15(Thu) 22時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 22時半頃


【人】 楽士 ウト

なっ・・・・・・!

[私の一生懸命をこの男は!と、先ほどとは違う意味で顔を紅くしながら]

笑わなくったっていいじゃないのよう!
置壱の意地悪ぅ!!

[けれどこんなにも豪快に笑う置壱の姿はなんだか新鮮で。>>69
気付けば女も一緒になって笑っていた]

(94) 2013/08/15(Thu) 22時半頃

[何故、と問われれば、眉を垂れ。
笑みに苦いものが混ざったろうか――やはり、と]

……お兄さまは、

[本当は、何度も喉から出かかった言葉。
神の身ゆえに、そして兄の心の儚さに気付いたゆえに、
口にはすまいと思ってきたそれを、]

お兄さまは。お兄さまは。
一度だって”志乃”を見て下さったことがありましたか?
一度だって、誰かを愛して下さったことがありましたか?

お兄さま、志乃を見て下さい
志乃は綺麗なんかじゃないのです
志乃はか弱くも、優しくもないのです

ずっとずっとお兄さまは、志乃を傍に置いていたのに
ずっとずっと、志乃を見て下さらなかった


肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 22時半頃


【人】 機織り 雪客

(華月様………)

[いや、彼の事だ。こちらの様子を見ているが如く、直ぐに参るだろうと納得し]

では、失礼致します。
華月様によろしくお伝え下さい。

[来た時とは比べものにならない程、女の声ははっきりしていた。もう一度お礼を告げて、その場を後にした]

(95) 2013/08/15(Thu) 22時半頃

【人】 懐刀 朧

[屋敷で目が覚めた。
志乃が落ちたこと、後を追うように亀吉が居なくなった事。
追放者が華月に決まったことなどを知らせで知った。
が、風の噂で知ったところによると、華月は踏み止まったらしい。
大した男だ、と感嘆の念を禁じ得なかった]

………まだ、祟り神は去っていない。

[ぽつりと呟くと、家を出た。
向かった先は、置壱が住まいとする小屋。
辿り着けば戸を叩き、名前を呼んだ]

置壱。

[さて、居るのかどうか。
居なければ、探しにいくつもりで]

―屋敷から置壱の小屋へ―

(96) 2013/08/15(Thu) 23時頃

【人】 子守り 日向

〔華月邸へ向かいながら、甚六の言葉、祟り神のことを考える。
志乃が慈しみ愛した、祟り神。
その危険が華月や自分に及ぶのかと思うと、恐ろしくはあれど。願うのは〕

たすけてあげたい、な…

〔祟り神に、解放を。
そのために自分ができることは何か、考え。
華月邸へ向かう足を止め、祭壇へ駆け出した。〕

(97) 2013/08/15(Thu) 23時頃

[当時の風習や、客人たちが持ち込んだとされる習慣も、しっかりと根付いていて。]

だから、稀人への信仰が篤いのですね。

[明を拾って面倒を見ていた老爺はこの地の長老格であり、老婆は祈祷師だと言っていた。
長老の語る話にも、祈祷師の行う儀式にも、月に属する神しかそうと分からないように、さりげなく高天原での儀式や術が取り込まれていた。

夜空で月の周りを巡る星の読み解き方。
月から見た、神たちのもてなし法。
実際に高天原でやっていた通りに行ったのであれば、それは人界においても恙なく通用したことだろう。]


肥代取り 置壱は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時頃


機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時頃


【人】 楽士 ウト

[ウトと堕ちるなんざまっぴら御免だといわれれば>>70]

どうしてよ。失礼しちゃうわっ

[と、その手を取りながら笑う。へらりと笑う置壱はいつもの彼に見えた。
じゃな、と去っていくその背中を柔らかく微笑んで見送れば、遠くから叫ばれる愛しい言葉]

・・・・・ばあーーか。

[零れおちた言葉に相反する想いを乗せて。
女は暫し、大樹に背を預け空を眺めて居た**]

(98) 2013/08/15(Thu) 23時頃

[膝の上に巻物を広げて、過去の記述をすっかりと読みふけっている。

だから、高天原より神が一人降りてきたことに、すぐには気づかなかった。
すでにこの身は神でなく、ただの人なのだ。]


楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時頃


【人】 肥代取り 置壱

[祭壇を掃き清め、桃の実をもいだ。
それから遠回りをしつつ小屋に戻ると]

うおっ、朧。
なんだなんだ。

[小屋の前で立つ友人の背に声をかける。]

(99) 2013/08/15(Thu) 23時頃

……。

[己の知らない妹の語る言葉をただ呆然と聞いていた。
理解すれば、自分がしてきたことを思えば唇は震え]

……すまない。

[ただ涙を溢すことしか、出来ずに。]


【人】 懐刀 朧

おう、外に居たのか。

[背中より掛けられた声に反応して、振り向く。
手には奉納された酒を持っていた。
が、振り返って置壱の姿を見ると、少し驚いた様子で]

昨日見たときは何事かと思ったが、綺麗になっているな。

[そう呟いた]

(100) 2013/08/15(Thu) 23時頃


独りにしないと言ったのに。
我が儘を、言えと仰ったのはお兄さまなのに。

志乃がどんなに愛しても、
お兄さまが愛しているのは暗闇ばかり
志乃の奏でる音ばかり、弱々しいこの器ばかり!

……我が儘なんて、言えるわけが、なかった!

[爆発するような勢いで、一息、それだけ言い切れば。
兄の苦手な火の神の姿を、ふと思い出して微笑んだろうか。
影響されたのか、元からこんな性格なのか、
自分でも分からないけれど――兄は、良くは思うまい。

掌の中にある、少し冷たい兄の手を、包むように握って]

笑う理由が分からない? 簡単なことなのに。


は、甚六の姿を見たような気がして、空を仰いだ。

2013/08/15(Thu) 23時頃


【人】 楽士 ウト

―― 大樹 → 祭壇 ――
[しばらくぼーっと大樹の葉が揺れるのを見つめながら、先程のやり取りを思い出す]

(置壱、ひょろっひょろのがりっがりのくせして…)

[力強く掴まれた手首をさする。思い出すとまだドキドキと鼓動が速くなり頬に熱が集まる]

置壱のくせにいぃぃーーー!!

[キーーッと頭を抱えながら叫んで]

忘れよ忘れよ!!

[と力いっぱい立ち上がり、ずんずんと祭壇へ向かった。札を投じる人間は変わらない。
上が決めた掟を捻じ曲げて残りたかった理由は、あの小さな付喪神か。だとしても、そこまで残りたいと願うそれは崇り神の怨念ととれなくもないから。
ごめんとは言わない。私がやっていることはきっと彼のやっていることと変わらないから]

(101) 2013/08/15(Thu) 23時頃

は、気のせいだった、と向き直る。

2013/08/15(Thu) 23時頃


【人】 手妻師 華月斎

― 昨日:朧邸 ―

 僕はこの騒動が起きてから、
 あらかたの神さんには会うてきた。
 誰一人、名乗り出るもんなんておらんかったよ。

 ……聞けばすぐに言うてくれるやろうか?
 なぁ、朧。
 何で明が真っ先に狙われたんか、
 もう少し、考えた方がええと思うで?

[書き置きの主について、深く尋ねてこなかった。
 己があえて伏せた事を察せたなら
 それぐらいはわかるだろうに。
 その浅慮さを嘲笑うは内心だけに止め。]

 ……気ぃつけてな。

[それだけ言い残し、彼と別れたろう。] 

(102) 2013/08/15(Thu) 23時頃

ウトは、朧の池の鯉を見たいな…と呟いた(促し

2013/08/15(Thu) 23時頃


ウトは、甚六は今日も伝達頑張ってるのかな、と空を仰いで(促し

2013/08/15(Thu) 23時頃


【人】 子守り 日向

―祭壇―
〔既に二度も訪れたその場所に、各神の投票先が公開されていたことを初めて知る。
きのうの自分の投票先がウトであることも。〕

華月様はウト様を疑っておられるのね…

〔豪快かつ可憐な女神。
ウトについての知識はその程度だが。
誰に投票すればいいのか、自分には情報が少なすぎると下唇を噛む。〕

お志乃ちゃんの投票先は…
甚六君ね
ということは、彼はないだろうけど…

〔わからない。しかし自分よりも流れを読む華月が、ウトが怪しいと思うならば。
彼女の名前を水に沈める。
きのうまでとは違う。自らの意志で。〕

(103) 2013/08/15(Thu) 23時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時頃


【人】 楽士 ウト

あら、日向ちゃん。
こんにちは。

[その可憐な後ろ姿に声を掛ければ]

(104) 2013/08/15(Thu) 23時頃

[震え、涙を流す兄の背を。
嫌がられないのであれば、そっと抱きしめて]

志乃は、お兄さまの妹で幸せだから

お兄さまが志乃を見て下さらなくても、
たとえ志乃を愛して下さらなくても、
他のお兄さまなど要らないのです

神でなくなろうとも、人の身になろうとも、
輪廻転生があるのなら、またお兄さまの妹に生まれたい

人は、それが叶うの
永遠の命などなくとも、何度も何度も会えるの
術なんかなくたって、またお兄さまの妹になれるの

参りましょう、と言ったのはね。
……志乃が美しいと、愛おしいと思った世界を、
お兄さまにも愛してほしい、それだけ。


楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時頃



[それからちょっとだけ、身を離して首を傾げ]

……お兄さまは、志乃が要らぬと申されますか?

[なれば、わたしは去りましょう――笑んで、告げた**]


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時頃


【人】 飛脚 甚六

─→丘─

[樹のふもとに立つ。幹に左掌を押し当てて。
逞しく聳える枝を見上げて、眩しさに目を眇める]

……朝顔さま。

[小さく、名前を呼ぶ。もうここにはいない、彼女の。
弱くなっている訳ではない。
祟り神の来訪による疑心暗鬼や不安、悲しみ。そしていつくしみ。
考えを、整理したくて]

(105) 2013/08/15(Thu) 23時頃

【人】 子守り 日向

〔儀式を終え、改めて札を眺め気付く。
同数の票の行方。
追放者と書かれた、華月の名前〕

えっ…――?

〔息が、止まる。
ばくばくと心臓が遅れて高鳴り。何も考えられない。〕

華月、様が…?
どうしてどうしてどうして!!!!

〔もたつく足を何とか動かし、邸へ走り出す。〕

(106) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

【人】 肥代取り 置壱

ぶっ……。
いや、お陰さまでな。
音の神が堕ちたせいだと思うぜ。

[背にしょっていた籠を下ろすと、小屋の裏側から長椅子を持ってくる。
そこに座り、お前も座れと椅子を叩いた。
朧の手の中の酒には、もちろんご相伴に預かるつもり。]

逆にお前は年取っちまったみたいに見えるぜ。
具合でも悪いのか?

(107) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


【人】 子守り 日向

〔祭壇を出たところで、つい先刻、自分が名を記した女神―ウトと鉢合う。
投票のこと、祟り神のこと、今はそれよりも〕

……あ、ウト、様
華月様が、華月、あ、ああああ……

〔優しくかけられた声に耐えきれず、涙が頬を伝う。〕

(108) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


【人】 機織り 雪客

ーー三日目・祭壇ーー
[札を投下した後。お触れを見つけ、そこには”朝顔は潔白”の文字が。たまこにそんな能力があるとは知らなかったと思いながら。今度会った時に尋ねてみよう。
すると、名前の書かれた札を見つける。これは昨日のかと。ならば。亀吉に知れたかもしれない。彼はこれを見て何を思っただろうか。裏切りなど感じただろうか。もし、彼に問われれば、包み隠さず素直な気持ちを告げようと決意する。女は社を後にした]

(109) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


【人】 楽士 ウト

[ただならぬ様子で駆けて来る少女は、ぽろぽろと涙を流しながら、主の名前をうわごとのように呟いている]

ああ、こらこら。落ちつきなさい。

[そっと胸に抱きこんで、幼子にするようにぽんぽんと背を叩いてやる]

(110) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

ああ、華月から聞いたぞ。
志乃は祟り神と関わりがあったそうだな。
それゆえにか。

美姫だったが、それより琴の音が素晴らしかった。

[長椅子を勧められれば、
笑いながら置壱の隣へ、躊躇い無く腰を下ろす。
手に持った酒を二人の間に置くと、飲め、と勧めた]

うむ、何ほどの事も無いのだが、実は少し調子が悪い。
置壱には言ってなかったが、水が濁り始めている。

[明の術に使う水が、本調子では無かったと告白し
自らも、一度、酒盃を傾けた]

(111) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

メモを貼った。


機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


【人】 子守り 日向

〔ウトの胸で優しくあやされながらも、女神は目にも入らず。考えるのは愛しき主のことばかり。
華月様は華月様はどうして――〕

華月様が、追放されるなんて、そんな、私は私は…

〔震える声で譫言のように呟き続ける。〕

(112) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 団子屋 たまこ

[気を辿って降り立った人界の里。土地の気から、今度は目当ての人物気を探す。
 特に苦もなく探し出せば、その気は里の中の大きな屋敷から感じられて]

こんにちはー!

[声を張り上げ屋敷に入っていく。
 明に会えたなら、何故襲われたのか、何か知らないか、とにかくなんでもいいから話を聞こうと胸に決めた]

(113) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

【人】 肥代取り 置壱

そういや、昨日ウトといたな。
あれは琴を聞きに来てたのか。

[袂から杯を取りだし、にやりと笑みながら手酌で酒を注ぐ。
調子が悪いと言う言葉には、ぴくりと眉をはねあげて]

水が……。
ふん、お前も少し、障っちまったってことか。

[祟り神に。]

……つらいか?

[水が濁り始めたなどと告白するなど、神の力が衰えていると言っているのと同然だ。
朧の心中を伺うように、問うた。]

(114) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

【人】 楽士 ウト

しっかりなさい。

[少し常よりもきつい言葉で肩を掴み、顔をこちらに向けさせる]

あんた、それでも神でしょうが。
もっと自分の足で立ちなさい。

[煮えたぎるマグマの様な低い声で諭すと、ふっと表情を緩めて]

華月ちゃんは今日、追放されてなんかないわ。
安心なさい。
ただ、かなり力を使ったようだから
邸に引き籠ってるだろうけどね。

(115) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

[爆発するような勢いに母に叱られる子のように肩を震わせ下を向く
包み込むように己の手を握る妹のそれは、暖かった。けれど]

……君も、僕のことを何も知らない。

[震える声で呟く。
背を抱き自分の妹に生まれ幸せだからだと言う志乃の言葉を素直に受け入れられない。
自分が思っていたよりずっと強い彼女には、きっと弱々しく儚い兄にでも見えているのだろう。]

……だからそんなことが言えるんだ。

[祟り神がいなくなれど兄がいれば高天原は平和にならなかったであろうことを、知らずにいるから。
妖でありながら平然とあの場所に存在していことを、自分達の為に彼女との揃いの着物で男神を誑かしに向かっていたことも。
火の女神の名を水鏡に投じることに躊躇など一欠片も無かったことも。]


[元気な声で訪う神の姿に、目を見開く。]

…私の客人です。

[あれは誰かとざわめく屋敷の者にそう言って、どうにか二人にしてもらうだろう。]


メモを貼った。


[自分の寝起きしてる場所へ女性を通すのは少々はばかられる気もして、庭の見える座敷へ案内するように望めばそれは聞き入れられたか。]

……お団子屋さん。どうして?
もう祟り神の騒ぎは収束したのですか?

[朝顔が追放されたことも。
志乃と亀吉が堕ちたこともしらないまま、そんなことを尋ねたろう。]


メモを貼った。


【人】 手妻師 華月斎

― 自邸→祭壇 ―
[昨夜、朧邸を後にして、方々日向を探し回れど、
 結局見つける事ができず屋敷に戻るも、
 一晩が是程長いとは思わなかった。
 神名の札、そして烏という意想外な来訪者のお陰様で
 徒労の色は濃く。胸の痛みは、取れぬまま。
 
 けれど、これだけはせねばと
 痛む身体を上げ、祭壇へと向かう。]

 ……おるけどな。

[>>115引きこもり宣言をされた、その後ろに。]

(116) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

【人】 機織り 雪客

ーー三日目・我が邸ーー
[帰路に着けば、出迎えた邸の者達に驚愕の表情。無理もない、隠していた姿を、見られている]

案ずるな。これは、祟り神の障り。
じき治る。

[邸の者達が益々増えてくる。しかし皆、女の姿より、立ち居振る舞いに興味は移行しているようだった。確かに、このように大勢の前で話す事も、皆の目を見る事、皆に届くようにと張る声も、彼らにとっては、初めて見るものだろうから。
朧様の言葉を思い出す。私は何も見ていなかった。自分の事しか見ていなかったのだと。今までの自分を嘆いた]

皆、ご苦労。今日はもう休め。
私も…少し、疲れた。

[と言えば、一人の女中が部屋までの共をかってでる。部屋まで、共を付けるのも初めてだった。皆驚いていたが、一番驚いていたのは、女自身だった。
部屋に着き、女中にご苦労と告げれば、嬉しそうに下がっていった。一人にになれば、息を吐いた。
少しずつ変わっている自分に気付く。これも、みな朧様が導きが、なければ。それに、皆が居てくれなかったら、この様にはなるまいと、合点がいった]

(117) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


[たまこがかつて境界の神であったことは、覚えておらず。
彼女の姿に懐かしさと嬉しさを感じながら、他の神の姿が見えないことに一抹の寂しさを感じていた。

それも。彼女が境界の神だと知れば変わることだったが。]


【人】 楽士 ウト

ひゃあぁっ!?

[いきなり背後から掛けられた声>>116に心底驚きながら]

突然現れるんじゃないわよ!
あーもうっ 心臓に悪いなあ!

[ぎゃーすか文句を垂れてやった]

(118) 2013/08/15(Thu) 23時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2013/08/16(Fri) 00時頃


[襲われた時のことはよく覚えていない。
ただ、鏡の異変の気づき意識を失う間際にせめて朧にだけでもその異変を、と白兎を放ち――。]

(否、あれは――本当に意識を失う間際だったのか?)


[ならば教えてあげよう。
兄だと慕っていたモノの汚れた正体を]

……要らぬと言うのは君のほうだろうね。

[目を開き、笑む妹へにっこりと笑いかける。]

お前のお兄さまはね、妖だったんだ。生まれた時から。

[結われず降りたままの、志乃の美しい黒髪とは違う異質な銀髪に指先を絡める]

僕がいれば祟り神が堕とされても高天原に平穏など訪れなかった。それを分かっていても堕ちる気なんか無かったよ。
だって僕は君以外の神など、どうでもよかったのだから。
その為に、華月様を誘惑だってしたさ。……ああ、失敗と言える結果だったけどね。

[くすくすと笑い。]

やっぱりお前は優しい子だよ、汚い僕の妹とは思えないぐらいにね。


【人】 子守り 日向

〔頬を両手で挟まれ、ウトとしっかり目がかち合う。
「しっかりしなさい」という常にはない力強い言葉に、涙としゃくりが一瞬止まった。

「それでも神か」と言われ、自分を取り戻す。
そうだ自分は。
つい先刻、正しく神として生きようと決意したではないか。
心の痛みが消えたわけではないけれど。

しかし続く言葉「追放されてはいない」と聞き、〕

えっ……
あ、華月様は、そっか…
良かった、華月様は……
そっか…

……う、うわあああああん!!!!

〔また涙が溢れる。〕

(119) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 懐刀 朧

桃か。

[鼻腔を、微かに甘い芳香が擽る。
置壱の下ろした籠の中身を想像して、そちらへ視線をやり]

うむ、どうやらそのようだな。
何せこの身になってから初めての事だ。
我が身の不明を恥じる……明には悪いことをした。

[障った、との置壱の言葉を肯定して、軽く肩を竦め]

俺の本心を言えば、そうだな、少し複雑だぞ。
人を羨んだことはある。
人に近づくのも、実はそれほど抵抗は無い。
だがな、俺の根源を辿り束ねれば神だと、それが一番前に来る。
我が身は、捧げ奉る人の祈りで出来ている。
その責務を果たせぬやもしれぬ、力の減退は当然辛い。

[それを蔑ろにはしたくないのだ、と心中を置壱に吐露した]

(120) 2013/08/16(Fri) 00時頃

[泣くような、唄うような声を聞いたように思う。
その前に、自分は何かを聞いていたのではないか。

それゆえに、最期だと理解して――。

ぐらり、と揺らぐ視界に。額に手を当てた。]


境の神――。
私は非力です。
二度目の術は、発動しなかった。

[得体のしれない靄に阻まれて。
だが、それが朧の影響だとは微塵も思っていない。]


【人】 団子屋 たまこ

[堕ちた神がその後どうなるかは分からなかったが、目の前の明が元気に暮らせているのを見て少し安堵する]

それがまだ終わってないんです。

[追放された朝顔のこと、新たに犠牲になった志乃、それを追って堕天した亀吉。とにかく明が堕ちてからの、知ってる限りのことを話した。
 そして、自分が、現在唯一地上と天界を行き来できる存在であることも]

だからここに来たんです。祟り神の被害者に直接会えるのはわたしだけですから。
だから明さん!なんでもいいんです!知ってることを教えてくださ!

(121) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 機織り 雪客

[ふと、手の鱗を見れば。指の間に、透明な膜が少しだけ垣間見えた]

…ふむ…水掻きか。

[上等だ。暫くは反物も織れなくなるかもしれない。それはとても悲しく寂しい事だが、今嘆くより元に戻れる時の希望の方が、心安らかだ。

祟り神。何故生まれたのか。何を思うのか。そればかり考えながら、女は眠りに着いた。

三日目了]

(122) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎


 相も、変わらず……元気ですこと。

[>>118五月蝿い声に、そっと両の手で耳を塞いだ。
 >>119そうして泣きじゃくる日向の姿を見付けると、
 顔をくしゃりと歪め、腕の中にかき抱いたろう。]

 ヒナ、おいで。
 ……こんなとこにおったんか、よかった。

[亀吉と志乃が堕ちた事は報せで聞いていた。
 日向の名前がなかった事に安堵はしていたものの
 無事な姿を見れた事に、ようやく胸を撫で下ろす。]

(123) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 子守り 日向

ああああ!!!!
華月様ああ!!
うう、ばか!ばか!華月様のばか!!

〔ひょっこりと現れた主の姿を見れば、飛び付いて。
少し体制が崩れた華月に、泣いたり叩いたり忙しい。
華月とウトの話が続く間も、暫くうわんうわんと泣きじゃくった。〕

(124) 2013/08/16(Fri) 00時頃

メモを貼った。


二度目の術は――手毬の付喪神を。
実りの神の元に使える小さき神を占いました。
けれど、それは予想外の力に阻まれて「視」ることはできなかった。

…それを依頼したのは実りの神です。
あの方の真意がどこにあったのか。今の私には知る術がありません。

[彼の神が祟り神であったなら、時間稼ぎに付喪神を差し出しただけとも。
明が本当に占術を使えるのか鎌をかけただけかもしれない。]

けれど…あの方が、小さき神を大事になさっていること、偽りはないと思います。


【人】 楽士 ウト

そんなに大事なら、お互いを紐ででも括ってなさいな。

[こんなにも歪んでいただろうか、この男は。それとも自分が気付かなかっただけなのか。これも崇り神の影響か?まさか。そんな感想を抱く]

札を投じに来たの?
まあ、ここに来る理由なんかそれしかないか。

[胸の中に抱いていた日向を解放してやれば]

じゃ、もういっていいかな?

[首を傾げて問う]

(125) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎


 ひ、ヒナ、
 ちょ、ちょい待ち、痛い痛い痛い、

[泣きじゃくりながら、痛む胸を叩かれる。
 けれど口からは軽く笑いが零れ
 日向の温かさが伝わり、
 その痛みさえも今は少し、心地良く感じる。]

 ちょ、ちょっと、ウトさん。
 うちの子いじめんといてくれはりますか?

[日向が何故泣いているのかわからないが
 日向の頭を撫でながら、
 取り敢えず、目の前の女神にそんな文句を垂れ返す。]

(126) 2013/08/16(Fri) 00時頃

[朝顔、亀吉、志乃。
その身に起きたことを知れば、そっと目を伏せた。]

境の神。
私が祟り神を「視」ることが出来ると知っているのは古い神です。
――先代の月神がそうであったから。
竜の君には、私から打ち明けました。占術に必要なのは彼の神のお清めになった水が不可欠であったため。
火守の神は――私が占術をつかうと確信された様子は無かった。
実りの神は、言葉にはなさらなかったけれど、どこか確信がおありのようだった。
浄の神は――騒動の最中お会いしていないのです。

[疑いを向けるには、いずれも心痛む相手ばかり。
それでも、言わずにはいられまい。]


日向は、わーん!わーん!

2013/08/16(Fri) 00時頃


私は、このいずれかに祟り神が潜んでいると思っております。


【人】 機織り 雪客

ーー四日目・朝ーー
[明くる朝。何日振りに深い眠りだったか。女は身支度を整え櫛を差している時。女中が襖の外から、自分を呼ぶ。何だと声を掛ければ。
華月様が追放をまのがれた事、志乃が堕天させられた事。亀吉様が甚六の術により志乃の後を追った事、を知った]

……そうか。二人はいったのか。

[ここではない世界に。もう二人の顔は見れないのは寂しいが、ただただ彼らの幸せを願う。
そして華月様。何故、追放をまのがれたのか。聞いたところで、教えてくれるだろうか。色々考えなければならない事があるうだ。]

(127) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 肥代取り 置壱

ああ、そうそう。
今もいできたばかりだぜ。

[桃のことを言われ、ぽんと膝を手で打ってから一度盃をあけ、籠から取り出してそのまま渡す。]

明がいなくなったのは、お前のせいって決まってんのか?
背負いすぎる必要はねえだろが。

[自分でも桃にかぶりつきながら、朧の様子を伺う。
そうして心中を語られれば]

お前は繊細なんだか大雑把なんだか、たまに分かんねーわ。
肩張りすぎんなよ。

[にたりと笑って、彼の肩に手を置く。]

俺らもずいぶん古いんだ。
それに、朧は十分すぎるほど守ってきただろう。
今日の酒も、良い酒だな。
華月も呼べばよかった。

(128) 2013/08/16(Fri) 00時頃

日向は、ばか!ばか!(ぽかぽか)

2013/08/16(Fri) 00時頃


【人】 楽士 ウト

(泣いたもん勝ちみたいでピーピー泣くおなごって嫌いなのよね)

[自分もそんな女の一人だからなお憎たらしい。そんなことを思いながら。
しかしま、自分の想い人が追放されていたかもしれないなどと思ったら、きっと自分もこの手毬のように取り乱して泣き喚くのだろうなと思えば、みっともないと口に出してまで咎める気にはなれなかった]

…いじめてないわよ。失礼ね。

[ちゃっかり悪者扱いしてくる主人を睨み返しつつ]

(129) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 肥代取り 置壱

なあ、朧。

[風が吹く。
葉のそよぐ音が届く。]

お前、もう、休んでもいいんじゃねえ?

(130) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎


 嗚呼、ウト待って。
 僕は君に、聞きたい事があるのやけど。

[>>125問われれば呼び止める。]

 ウトは――……何で六さん疑ってたん?

[人伝に、聞いた事は伏せて尋ね、
 そうして、水鏡を覗き込んで見ただろう。
 己に誰が、投じたのかを。]

 へえ。
 そんで今は、僕を疑ってる、って?
 ……何でやろう。

[ぽかぽかと叩かれ、微かに痛みに眉を寄せながら。]

(131) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 楽士 ウト

―― 少し先の未来 ――

さて…

[水鏡を覗きこめば、浮かび上がる昨夜の投票]

あらあら、私追放されるとこだったのねぇ。

[ふふ、とまるで他人事のように笑って、昨日と変わらずそこに華月の名を記して沈める]

――――…朧さんに逢いたい。

[邸の鯉を見にきたと口実を作って、逢いに行ってもいいだろうか。否、別に逢えずとも構わない。
とにかくあの方の気に触れていたいそんなことを思いながら]

(132) 2013/08/16(Fri) 00時頃

人の身となり、疑いをもち、それでも、――皆に会いたいと愚かなことを願う私を許してください。

[言いたいことはいくつもあれど、言葉にはならなかった。]

もし、どなたかにお会いしたら……明は本当は水晶など残すのでなく、もっと皆と一緒にいたかったのだとお伝えください。

それと、こちらでも皆さまへのお供えは怠っていませんよ。

[既に日課のようになった祠への備えがもし自分からだと知れれば、いくらか喜んでくれるだろうか。
出来ればそれも伝えてほしいと、境の神に願った。]


[もっと引き留めていたかったが。
彼女から伝わる情報を心待ちにしている神も多いだろう。]

境の神よ……地上の、私の穢れに触れる前に、どうかお帰りください。

[懐かしい高天原の気配を、そっと天に送り返す心の準備をした。]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 楽士 ウト

「祟り神はまず音と風を借りて依り代を探す」。
明と一緒に文献をあさった日に、明が教えてくれたの。
だから単純に甚六なんじゃないかって思ったわ。

[なぜ今僕を疑う?と聞かれれば]

朧さんに聞いたんだけど。
明は先代の月神様がやっていたような月詠ができたらしいの。
それを知ってて明を襲ったのなら、崇り神は古い神の中にいると思った。

そして明が堕ちた日、貴方は明に逢いに来てた。
だから崇り神は貴方かと思ったのよ。

[真っ直ぐ、彼の眸を見つめながら。正直に事実だけを述べていく]

そしてそんなにぼろぼろになりながらも追放されることを拒んだ。
……その子の為?

(133) 2013/08/16(Fri) 00時頃

無論、明は、境の神の必要とあらばいつでも、お答えいたしましょう。

[かつては同等にも近しくあった神へ、そっと跪く。
それが今の、神と人の距離。]

さあ、お早く。

[促す。
本意ではなく。]


[知らない。だからそんなことが言える。
そうだろう。その通りなのだろう。
唯一無二の兄妹と言いながら、知らぬことが多すぎた]

[続く、兄の告白に。]

……それだけ?
それだけで、汚れていると申されますの?

生まれなど、性質など、
お兄さまの力でどうにかなるものでもないでしょう。
お兄さまの男性関係がどうであれ、
それは志乃が口を出すことでもありません。
志乃の為だと言うのなら、尚更どうして責められましょう?

汚れていると言うのなら、志乃の方こそ。
隠すつもりもありませんでした。
言い出す機会がなかっただけのこと。


【人】 懐刀 朧

……確かに関係しているかどうかは解らんな。

[礼を言って桃を受け取り、置壱と同じように齧りながら]

置壱よ、そうは言うがな、俺だって色々と考えているのだぞ。
それに、置壱に繊細だと言われたくは無い。

[お前こそ繊細ではないかと
そう言わんばかりの口調で返して、小さく笑い]

まあ、肩の力を抜く必要はあるな。
華月はくるかな? そう言えば、あいつは言ったのだ。

[聞いても答える筈は無いと。
置壱が肩に手を置くのを見て、やがて笑みが鮮やかに]

なあ、置壱。お前が祟り神なのか。

(134) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 団子屋 たまこ

[明の話を聞いて何よりも驚いたのは、彼が月詠を行っていたということで]

それで明さんが早くに堕とされたのなら、やはりその中の誰かかもしれませんね…

[上がった名前のどれも面識のある神々で、その中の誰かを選んで札を入れなければならないと思うとやっぱり辛くて。
 その後の明の言葉には]

会いたいて思うことは愚かなことじゃないですよ。そこに許しを請うことなんて無いんです。

[身を乗り出して明の手を掴み]

絶対に伝えます。それに、大好きな人からのお供え物は、やっぱり嬉しいと思いますから。
騒動が終わったら、また、今度はみんなで遊びに来ますから!

[出来るかぎりの笑顔で。明を安心させたくて]

(135) 2013/08/16(Fri) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎


 嗚呼、成程。
 僕も同じ理由で疑ってるよ、ウトのこと。
 じゃあ、お互い様やな。

[にこやかな微笑みを向け。]

 ウト。
 天之返し矢の話は知ってるか?
 邪心を持たねば矢に当たらず、邪心を持ったらば矢に当たる。
 僕は邪心は持ってへんかった。
 当たらんかった矢は――……さて何処に、飛ぶのやろうな?

[そんな、昔話を一つ。
 そうして目の前で、ウトの名前を記し、投じたろう。]

(136) 2013/08/16(Fri) 00時半頃

【人】 団子屋 たまこ

穢れてなんていませんよ

[握った手を見て笑いながら。寂しそうな明に、]

じゃ、また!

[再開を約束して、天界へと昇っていった]

(137) 2013/08/16(Fri) 00時半頃


志乃はずっと、祟り神の音を聴いておりました。
憑かれ給うた彼の神の孤独と共にありました。

罪過に嘆き苦しむ様を見て、愛おしいと思いますれば。
その手を取って守ろうと。子のように、友のように。

”誰も皆、綺麗なんかじゃない”
”綺麗じゃなきゃ、いけないはずなんてない”

――彼の方にも、申し上げた言葉でございます。


軽蔑なさいましたか、お兄さま。
ご覧下さいまし。志乃の手は、汚れておりますか?

[つと離れ、掌を突き出して、じっと見据えて*]


[たまこの力強い言葉にそっと微笑む。
彼女のこんなところはウトによく似ている気がした。

そういえば、自分が占術を正しく行えなかったせいで朧に迷惑がかかってはいないだろうか。

案じることは多かったが、もう時間がなかった。]

さあ、境の神よ。
今宵はお別れです。

[たまこの笑顔に答えるように、精一杯の強がりで笑顔を浮かべてみせた。]


【人】 楽士 ウト

[眸も口もにっこりと弧を描いて]

そうね。お互い様。
恨みっこなしだわ。

[華月の語る昔話には瞼を伏せて]

…私、難しいことは忘れるようにしているの。

[とだけ返しておいた]

(138) 2013/08/16(Fri) 00時半頃

……それだけ?

志乃、自分が何を言ってるのか分かっているのか
高天原に妖がいた、それがお前の兄だった。そう言ってるんだよ

[信じられないと目を丸く、そこに映る志乃はどんな表情をしていたのだろう
男性関係、には若干噎せた。……あれはあくまで目的の為に行なったわけなのだが、おまけに相手が理解していたか微妙なのだが。]

……言ってみなさい。

[彼女もまた何かを意図せずとも隠していたというのなら、それを聞こう]


【人】 肥代取り 置壱

何で俺に言われたくねーんだよ。
どう聞いても誉めことばだろが。
俺は言われたくねえけどな。

[口を尖らせて言い返し、ぷ、と小さく吹き出した。
華月の話になり、あいつは言ったのだと切り出す朧に首をかしげて言葉を待つが。

苦笑を浮かべる。]

誰が祟り神なのかは、お前がやられる間際にわかるだろ。
お前なら、祟り神の顔を見られる余裕くらいあるだろが。

そんなの、聞くだけ野暮ってやつだねえ。

[朧の空いた酒盃に、なみなみ酒を注いでやりながら。
己の盃にも酒を注ぎ、彼のと打ち合わせて小さな音を鳴らした。]

(139) 2013/08/16(Fri) 00時半頃

【人】 団子屋 たまこ

[雲海を突き抜け、その勢いのまま朧の邸宅へと突っ込んだ]

朧さーん!いますかー!

[伝えなければならない、明が無事に地上でも暮らしていけていることを
 水晶なんか残さなくて、皆と一緒にいたかったと寂しげに語る明の思いを。
 日課のごとくみんなの祠にお供え物をしている彼気持ちを]

[もしも会えたなら、とりとめなく、想いのままに明のことを話したかもしれない]

(140) 2013/08/16(Fri) 00時半頃

[神の世界を離れてはじめて。
たまこが無遠慮に包んでくれた手のぬくもりに、安堵した。]

(ああ、会いたい――)

[裏腹に。募る、希求。]


機織り 雪客は、メモを貼った。

2013/08/16(Fri) 00時半頃


【人】 機織り 雪客

[女は、両の掌を見つめる]

…暫くは、織れないな。

[と行って機織りの部屋へ向かう。 私の反物を痛く気に入ってくれた彼女に、私からせめてもの 贈り物だ。 機織りを前にして、椅子に座り、そっと目を閉じる。あの愛 らしい顔を思い浮かべて]

…うん、それにしようか。

[我が子と遊びの算段をつけるうに、優しく微笑んだ。する と、幾つもの色の糸巻きが宙に浮かび、揺れる。
しゅるっ──たん、たん、
──しゅるっ──たん、たん、
と、みるみる内にそれが、姿を現していく。そして]

………ふう……。
…うん、いい子だ。

[優しく撫でつけた。それは、
────勿忘草色に、紫の蘭を幾つも咲かせた]

……気に入ってくれれば、良いが。

(141) 2013/08/16(Fri) 00時半頃

【人】 懐刀 朧

[休んでもいいのではないか、
その言葉には答えられなかった。
交差する言葉。風が頬を撫でて、葉擦れの音が心地良い。
汚れをうつしては、と口癖のように言っていた置壱が、
今、自分の肩に手を載せている]

全て背負わなくてもいいのだぞ。
今日の酒代に、重荷の半分ぐらいは置いていけ。

[杯を合わせ、これも野暮か、と注がれた酒を飲む。
桃を食い、最後の一滴を酒盃から飲み干し、吐息をつく]

美味かった。

(142) 2013/08/16(Fri) 00時半頃

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