204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ベネットは会計士 ディーンに投票した。
トレイルは会計士 ディーンに投票した。
ラルフは会計士 ディーンに投票した。
ニコラスは会計士 ディーンに投票した。
ディーンは許婚 ニコラスに投票した。
フィリップは会計士 ディーンに投票した。
ドナルドは会計士 ディーンに投票した。
バーナバスは会計士 ディーンに投票した。
シメオンは会計士 ディーンに投票した。
プリシラは会計士 ディーンに投票した。
ホレーショーは会計士 ディーンに投票した。
ノックスは会計士 ディーンに投票した。
ディーンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
シメオンが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ベネット、トレイル、ラルフ、ニコラス、フィリップ、ドナルド、バーナバス、プリシラ、ホレーショー、ノックスの10名。
|
ー 一階中央奥 ー [保護者の丸太のような腕で運ばれる その間 身じろぐこともせず 眠り続ける 最低限の荷物 数少ない着替え に 着せ替えられても 硬く閉じられた瞼 微かな寝息 只々眠り続ける]
くけっ
[遊び飽きた ルーツ 眠る彼 その頭に ばさり 着地して 突ついた 付着した 欠片 残ったそれを 啄ばむ 狩の後いつもの お裾分け とルーツは思っている*]
(0) 2014/11/19(Wed) 07時半頃
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フィリップは、白々とした光 微か*射し込む*
2014/11/19(Wed) 07時半頃
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― 前日/一階 ―
[フランシス>>2:483が呼び止める声は聞こえなかった。 一階へと降りた先。
血の匂いの元には、シメオンと、フィリップの姿。
彼の傍に駆け寄り]
……君が、心配だったから……
[琥珀を細めて、小さくつぶやく。
たべたくない、と気絶したフィリップを支えることもできず。 ホレーショー>>2:500が抱えていくのを見る。
シメオンたちから少し離れた場所でへたり込み。 温泉から出てきたノックスたちにも気づかないまま]
(1) 2014/11/19(Wed) 08時半頃
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― 前日 ―
[フランシス>>2:517に言われるまま、温泉で傷を洗う。 駆け出したことへの言い訳をすることもなく。
温泉の匂いに、ゆるりと瞳を伏せる]
……うん……
[小さく頷き。 フランシス>>2:519と一緒に三階へと戻った。 ドナルドの様子がどうだったのか見ないままに、休めといわれて。 ことん、と糸が切れるように、眠りにつき。
次、朝日が雲の切れ間から差し込むまで、目覚めない**]
(2) 2014/11/19(Wed) 08時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 08時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 08時半頃
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―3F 個室/眠る前―
[血に酔いそうだと謂っていたドナルドは大丈夫なのか。 糸が切れた様に眠り続けるラルフは大丈夫なのか>>2 小さな頃 そうしていたように、ラルフの髪を撫でる。 ドナルドが眠るなら、同じように、撫でたろう。
自分で「処理」したあとの熱の残滓と気だるさに うっそりと眼を伏せながら、 言い伝えを、フランシスは思い出していた。 長老は「遠吠え」と呼んでいたが 曰く、本能の強い者、かつての「原種」に近い力を持つ者は 離れていても意志の疎通ができるという。
>>1――居間で何かに呼ばれたような様子のラルフと、重なる。 フランシスは悩ましげに眉を寄せた。]
(3) 2014/11/19(Wed) 10時半頃
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[>>2:521騒ぐ鳥を払う時ついた傷があるかもしれないが、 最早意識の外である。 寛げた服の隙間から覗く鳥に引っかかれた傷はもうただの赤い筋。ドナルドの腕についた傷にちらと視線をやればとうに血は止まっていた。――嗚呼、彼の血は、甘かった――と、そんな思考に陥りそうになって首を横に振る。
ドナルドの顔を見た際、己を慰めた時のことを思い 視線を彷徨わせて逸らしたのは、 まだ眠りに落ちる*前のことだ*]
(4) 2014/11/19(Wed) 10時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 10時半頃
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―翌日― [よすぎる耳がもたらす弊害は、昔より多い。 声が出なくなった分、他の音をよく拾うようになって、トレイルはその夜も夢を見ていた。 ぐるぐると回るのは、日の変わる前の出来事
――なら、いい。 ――で、よかった 雪がやんだ後の話 説得を 食べたくない
昨日実際に聞いていない音までも 頭の中にあふれている。 止めて、止めて、やめろ――――!!
叫び、跳ね起きたつもりだった。 相変わらずトレイルに声は無い]
(5) 2014/11/19(Wed) 12時頃
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―ラズベリー/翌朝、3階個室―
[穏やかな眠りの夜を過ごせるわけもなく。>>2:72 断続的な眠りを繰り返す。
今は1人になってしまった腕の中。 口の中に残る愛しい子の血が、唾液に薄まり消えてしまう。肉が、胃液に溶けて消えてしまう。 壊れてしまったのかと思う程穏やかに微笑むトレイルを、縋るように抱き締めた。
温もりと、すぐ傍で香り立つ甘露と。目を閉じても鮮明に蘇る、『食べて』と抱きついた姿と。
――喰われて死んだ、シメオンの姿。]
(6) 2014/11/19(Wed) 12時頃
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[トレイルの一日は、絶望から始まる]
(7) 2014/11/19(Wed) 12時頃
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[浴室の出来事 あれは 衝動をすり替えた肉欲だったのかと 今更知った。
違った――――
無知故に遅れて気付いた情報は 酷くトレイルを傷つけた
食べられずとも、聞ける音 食べられる際には、聞けぬ音 シメオンはきっと、あの音を聞いていない 喰われた彼の様子を思い出す。
あれは、嫌だ なんて、醜い]
(8) 2014/11/19(Wed) 12時半頃
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[己の悲鳴の醜さに、 声を失ったトレイルには 耐えがたい姿
あれが食われた結果 ノックスが見せて 望んだだろう通り
トレイルの身には今 衝動の欠片も残っていない]
(9) 2014/11/19(Wed) 12時半頃
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[それに ――――僕は、
劣等感と嫌悪感、 焦燥は消え 今はただ、諦めが トレイルの心を支配している]
(10) 2014/11/19(Wed) 12時半頃
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[あの、喪失感を知っているのに。
自分が、食べたいと思ってしまう。白と赤とで穢しても。まだ、愛らしい瞳を向けてくれるだろうか。
夢想と現実が混じりあう。 保護者としての表と、卑欲に満ちた裏と。]
………ん。
[下肢の昂りに、目を開けた。熱い吐息を飲み込む。
近くにプラチナブロンドは見えなかった。もう起きてしまったのか。 指はマロンを探す。]
(11) 2014/11/19(Wed) 12時半頃
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[ため息も出ない。
トレイルは、半身起こしたまま 近くをたどる指を掴んで、導いた。 撫ぜてくれる髪でなく、頬へ。
此処にいる、と 伝えるように]
(12) 2014/11/19(Wed) 12時半頃
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ノックスは、トレイルの頬に触れて、微笑み。毎朝のようにおはようのキスを送る。
2014/11/19(Wed) 13時頃
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[寒さで、目が覚めた]
んむ……。
[身を起こすと、肌と服についた赤がぱりぱりと音をたてる。 まだ眠い目で隣を見て]
……おはよ。
[ずいぶんと‘小さくなった’ディーンへ、微笑んで朝の挨拶をした]
(13) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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[彼の手も足も臓物も、お菓子を際限なく食べるみたいに。 噛んで、飲み下して、いくら食べても満ちることなく。 一欠片だって他の人にあげたくなかったから。 ああ、これでもう心配ない。 きっと、すぐに全部食べてあげられる。 思いながら、抱きしめて。
けど、いま抱きしめた体は冷たい]
……ん。
[あれ、って。 なにか、心の中に転がった]
(14) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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[どこかに温かいとこは残ってないかと、なぜか焦りが頭を満たす。 食い破った空っぽの腹を探って、空洞の目を探って、噛み砕いた骨を探って。 それでもどこももう温かいとこはなかった。 音を亡くした心臓をぐちゃりと握りながら、目をまんまるく開く。 手も足も臓物も、すべて失った彼の前。
なにかおかしい。 だって、昨日はあんなにも幸せだったのに。 通じあって、確かめて、満ち足りて。 これでずっと一緒だって]
……ディーン?
[なまえをよぶ。 声は返ってこない。
ただ食道を通しただけなのに]
(15) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 13時頃
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[目玉を、手に握って。 きらきらのそれを眺めながら、なにかとても悪いことが起こった気がしていた。 それでも、いま手の中にあるものがどうしてもほしくって。ほしくって。
噛みつきたい肉厚の白さも、開いた瞳孔も、深い海の色も。 いま手の中にあることが、心を少しなだめた]
……あ。
[けど、これはどうなるんだろう。 腐るの?溶けるの?干からびるの? そんなの、堪えらんない。
幸せが、止めようとしても止めることができないで。 指の隙間からするすると零れていく]
(16) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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どうしよう……。
[出した声は、子供みたいに震えていた]
(17) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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― 翌朝/三階、個室 ―
[眠っている間、優しい手を感じていた。
夢を見ない眠りから、ゆるゆると目覚める。
朝日が、ほんのわずかな間顔を出して。 その光で目覚めるけれど、またしばらくすれば分厚い雲に覆われる]
……いっ……
[起き上がろうとして、腕をついたとき。 肩口が引き連れる痛みに息をのんだ。
悲鳴を上げかけて、抑える。 ドナルドやフランシスはまだ寝ていただろうか]
(18) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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……傷。痛むかい? 熱は?
[そう。いつもの朝とは違うものの、ひとつ。 肩口の生成り色。
少しずつ昨晩の事を思い出す。 縫合しきれなかった傷。 ベッドサイドには短い蝋燭。
解熱の薬を飲ませて寝かせたけれど。]
(19) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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[繰り返される 呪いのようだ。
ちゅ、とたてられた音を 聞きながら微笑んで 周囲を見渡し、ニコラがいないことに眉を下げる。
首を傾いで 肩口から鎖骨の傷をふさぐようにまいた生成り色に触れた。 ゆっくりと首を僅かに振る。 どれが痛みなのか、もうわからない あげていた熱は、冷めた]
(20) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 13時頃
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[どうしたらいいのかわからなかったから、ディーンの残りをかじる。 飲み下して、流し込んで、食道を通して。 喉に噛みついて、死骸に残った血を飲む。 赤いシーツの上に、骨がいくつか散らばっていた。
それは獣に襲われた家畜に見えた]
……さむい。
[ふる、とひとつ震えて。 温もりを求めて、部屋から出る。 ノックスたちはどこだろう。まだ寝てるのかな。
目玉だけは、相変わらず握ったまんま]
(21) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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ー 一階 寝藁の上 ー [優しい 音を 微か 聞いた記憶] [身体を起こす 身体の不調はない 周囲を見渡す 保護者の姿があった 手を伸ばす ホレーショーの胸に触れる 暖かい ーーーー生きている]
………………
(22) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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[するりと 暖かさから 逃れる ままに ゆっくりと 立ち上がり 周囲を歩いた
シメオンの 姿を探すため それは 藁のある空間 その隅にあった
血の色彩はない けれどあるべきもない 彼は そっと藁を手に取り 布団のようにかぶせて
そうすると 血のあとのないシメオンは まるで眠っているようだった そっと 頭を 髪を 手を伸ばして 手櫛で そっと整えた]
…………
[憶えている 鮮明に 唇を強く噛む じっと見つめたまま]
(23) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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フィリップは、ふっと顔を上げる
2014/11/19(Wed) 13時半頃
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[なら良かったと、ノックスは固い枕に頭を戻す。 暫く、頬に首筋にと手を添わせていたが。]
何か食べるものを探しにいこうか。
[このまま閉じ籠って居た方が、安全なのに。]
(24) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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[彼の手は触れられるままにして トレイルはビスケット色に、右の手を伸ばす 手遊びしている間、穏やかな表情で]
……
[食べ物。 流石に何か口にしないと、動けなくなる。 頷いた。 とても、従順に]
(25) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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[謝らない 野生の獣は 餌を得る時謝らないから ここで謝ってしまったら シメオンの死は一体なんなのか? 自己満足 わかってる けれど……
自然の摂理 彼のいのちを請け負って生きる 食物連鎖 だから じっと 食したシメオンを見る 自分はまだ生きている …………生きている以上 生きる]
(26) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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|
― 三階個室 ―
[フランシスが眠っているのを見る。
昨日、心配をかけたことを思い返し。 隠し事がばれただろうかとわずかに瞳がかげる]
……
[フランシスと、ドナルドを見つめて、ため息をひとつこぼした]
(27) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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―ラズベリーレッド/3階廊下―
[トレイルの笑みの違和を口にしなかった。>>25 何が彼を変えたのか、原因の全てが自分にあると思わなかったから。
扉を開いて閉じる音は廊下に響く。
見えたプラチナブロンドに、声をかけた。>>21]
ニコラ!
(28) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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―朝:3F 個室>>27―
……ん、――
[ベッドに中途半端に体を預けていたフランシスは、 息を零し、はたと、幾度か瞬いた]
…… ラルフ、……?おはよう…
[出来るだけ、いつも通りに謂えていると、いいが。 熟睡とは言い難い。眠りが浅くなってしまっているようだ。 ドナルドがまだ寝ているなら起こさないよう気をつけて]
痛む、か……?痛み止め………
[うっそりと体を起こし、薬を差し出す。 土めいたにおいがする苦い丸薬、 子供のころ、嫌がられた記憶ばかり在る。]
……ちゃんと、飲むように。
(29) 2014/11/19(Wed) 14時頃
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[その場で 顔を上げる …………耳を澄ませなくても 吹雪の音 聴こえる
早く 小康状態になって欲しい …………また 耐えられなくなってしまう前に これ以上暖かさを知ってしまう前に
山に 森に 帰りたい]
(30) 2014/11/19(Wed) 14時頃
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ぎゃ!!
[賑やかな音 頭上から聴こえる 彼は腕をかざす そこに 羽音ともに 鮮やか赤 降りる]
…………ルーツ 早く ホレーショーに 慣れてよ…………
[寒さが苦手な ルーツ その背中を撫でながら 彼が まだ 自分から離れないなら 彼の生きていられる温度が 行動限界になってしまうから]
(31) 2014/11/19(Wed) 14時頃
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― 三階/個室 ―
おはよう、フランシス。
[痛み止めの、苦い薬>>29. それをみて、眉をひそめるけれど。 心配をかけてしまっているから、しぶしぶと飲んだ]
――……にが……
[水で流し込んだけれど。 苦さは変わらず。
もう一口、水を飲んでフランシスを見る]
……フランシス、昨日……
[何か気づいたかと、小さく問いかける]
(32) 2014/11/19(Wed) 14時頃
|
|
[赤いペンキが垂れて、廊下に掠れた足跡をつける。 髪も顔も服も真っ赤に汚れていて、お風呂に入んなきゃとどこかぼんやりした頭で思う。
考えることが多すぎて、なにから考えていいのかわかんなかった。 ただ、なにか取り返しのつかないことを取り返しのつかないって分かってながらして、それで]
……のっくす?
[>>28名前を呼ばれた。 何年も何年も聞いてきた声。 振り返って、少しの空白のあと]
……どうしよう……?
[いろんなものがつまったハテナを、ゆっくり投げかけた。
ああ、雲の上を歩いてる夢を見てるみたい]
(33) 2014/11/19(Wed) 14時頃
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|
[いつも通りの、黒の衣服。 全てを塗りつぶす、絶望のいろ。
大きく開いた首回り いつも下げていたチェーンは無い。 そこから覗く生成り色 ゆっくりさすりながら、ノックスに続く。 扉を閉じる音が後ろに
廊下。 久しぶりに見る姿だ。
赤黒く 汚い
ノックスの名を呼ぶニコラ ぼんやりと、彼の音の意味を考える]
(34) 2014/11/19(Wed) 14時頃
|
トレイルは、ノックスを見上げ、それからニコラへ視線を移した。
2014/11/19(Wed) 14時頃
|
―3F 個室>>32―
よろしい
[フランシスは薬を飲む姿に鹿爪らしく謂うも、 相変わらず苦いのが苦手な様子に苦笑する。
ベッドに腰掛けてラルフに相対し、 膝の上で自身の両の手指を組んだ。 気づいたこと――緑の眼を一度閉じて]
……――、…ラルフ、お前が、 …… 「何かに呼ばれているようだ」と 思ったよ。
おれに聞こえない、 なにかに。
(35) 2014/11/19(Wed) 14時頃
|
トレイルは、ニコラスとシメオンの姿が重なって見えた。無表情に彼を見つめ続ける。
2014/11/19(Wed) 14時頃
フィリップは、ゆっくり*白い息を吐いた*
2014/11/19(Wed) 14時頃
|
[ただ、居ないだけではなかった。 血に染まった身。 一番汚れているのは――…。]
ニコラっ
[二度目の呼び掛けは悲痛な叫び。 駆け寄って、正面から抱き締めた。]
……だい、じょうぶ。 どうしたら良いのか、一緒に考えよう?
(36) 2014/11/19(Wed) 14時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 14時頃
|
― 三階/個室 ―
[フランシス>>35をじっとみつめ。
ベッドの上、毛布の端をもてあそぶ。
ドナルドを起こさないよう、小さな声で]
――うん……
俺、昔、からそうだったから……先祖がえり、ってやつ。
[ぽつり、呟いた。 「声」が届く相手は、家族にはいなくて。 理解してくれることもなく。
ただ、人には言わないほうがいいのだと、理解した幼いころ。 それ以来、はじめて、口にだした]
(37) 2014/11/19(Wed) 14時頃
|
|
―― 三階/部屋 ――
[居間と一階から漂う血のにおいにあてられ部屋に逃げ込んだ。 一階からのそれは誰のものかは知れない。 けれど居間で嗅いだにおいはラルフの血だと知っている。 血縁であり共に過ごしてきた彼の血のにおいを嗅いで 喰らいたいという衝動が擡げたことで罪悪感を懐いた。 大事な同行者を傷つけたものを許せないと思いながら その血に己の舌を這わせ啜りたいと思い そんな欲が脳裏に景色として過った。 いつか大事な同行者たちを傷つけてしまうかもしれない。 甘美なる悪夢に嫌悪と高揚を覚えたからこそ 手当ての場に留まらずあの場から立ち去った。
部屋の窓辺に佇むドナルドは ガリ、と爪たてるようにして乱暴に後ろ頭を掻く。 己への憤りを無意識にぶつけるように。]
(38) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
|
[蝶番が微か音を立てて空気の流れを感じる。 フランシスの呼びかけ>>2:519に顔を上げてゆっくりと頷いた。]
――…あァ、おかえり。
[フランシスとラルフの方から漂う微かな硫黄と石鹸のにおい。 肩に掛かる少しの重さと体温にふっと目を細めた。 時間を経たことにより少し落ち着きを取り戻してはいたけれど フランシスからの仄かな甘えは珍しく、ドナルドの鼓動がはやまる。 下ろした利き手が、半ば上がる。 炊事場で抱きとめたように、 彼の背に腕をまわそうとしている己に気付き、動きが止まった。 軽く、拳を握って、耐えるように眉を寄せる。 凭れるフランシスの耳朶、首筋に目が奪われる。]
――――……。
[フランシス、と吐息まじりの掠れる音色が微か漏れた。]
(39) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
|
[ラルフに言葉掛けて部屋を出るフランシスを見送る。 普段ならば彼が何かするなら手伝うというところだったが 自制しきれると思えぬ現状ではそれもままならない。
気をつけて。 無理はするな。
そんな言葉が頭を過ぎるけれど、「ああ」と短い声しか掛けられず。
休むラルフを見守りながらフランシスの帰りを待つうち 磨耗した精神が休息を求め、倒れこむように寝台で眠りに落ちていた。*]
(40) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
|
―3F 個室―
――そ、 か……やっぱり、昨日のは……
[吐息混じり、組んだ手に力を込める。 ドナルドは、まだ眠り続けているようだ。起こさないように、抑えた声。]
先祖返りした同族が使う特殊な「声」 ……「遠吠え」がある、って 長老様から教わってた、けど
[ラルフは時々どこか遠くを見るようだった。 それはきっと、自分が謂うところの「遠吠え」を拾っていたからだったのだろうか――と、フランシスは考えた]
ラルフがそうだったなんて、 ……気付かなかった。
……ごめんな……
(41) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
|
[>>36音が遠い。 抱きしめられて、困った顔でおとなしくしながら、そう思う]
だってね、ごめんなさい、こっちには……あ。 そういえば、あっちにはもっとなにもなかったんだ、
[魔法の忘れたこちら側にはなにもない。 魔法のあるあちらには、もっと。
呟きは独り言のように。 泡のように口からこぼして、それからトレイルをみて、ちょっとザイアクカンで目をそらす。
それから、ノックスの前に握った手を出して]
ねえ、どうしよう。腐っちゃう……。
[とりとめのない言葉は、言いたいことがありすぎてまとまらないときと同じ]
(42) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
|
― 三階/個室 ―
[長老が伝えていることのなかにあるとは思っていなかった。 ただ、そういうものなのだと、理解しているだけで。
でも間違いではないから、ゆるく頷いた]
フランシスが謝ることじゃない…… 俺が、いわなかったから……
――だから、フランシスのせいじゃないし。
[知られるのはよくないことだと、そう思っていたから]
――衝動も、ここにくるまで、こんなに強く感じなかったし…… だから、フランシスのせいじゃ、ない……
[それでも、きっと。
――食べてしまう気が、した**]
(43) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
―3F廊下― [汚れたニコラに近づけない。 トレイルは、視線を逸らされて瞳を細めた。 遠くを見つめるまなざしの先に、二人の姿。
立ち尽くしたまま 両手を胸元まで持ち上げて 箱の形を作る。 それから、卵型にまるく。
ニコラの唇から毀れる ストリンジェンドに近い 羅列
きっと、彼はノックスと同じことをした。 箱の話を、忘れた彼に 思い出させるための仕草は
見えなければ伝わらない]
(44) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
|
|
―3F 個室― [言い伝えは所詮言い伝えでしかない。 ラルフの謂うものと、差異はあろう。 それでも、「それ」と類似したものであろう事が知れただけでもよかった。]
……謂えない、よな、仕方ない…… 秘密にしていたのは、間違いじゃないと、思うよ。
[――知られれば、敵視される。 フランシスがそうでなくても、 周りは先祖がえりを脅威とみなす。 は考える。先祖返りの衝動は、飼いならせるのか。 此処に来るまでは、 好奇心旺盛ながらも上手く距離をとっていた。 きっと皆に愛される大人になるだろうと、そう思っていたのに。]
(45) 2014/11/19(Wed) 15時頃
|
|
昨日の声は、……フィリップ君、だね? 他の誰かの声は、聞こえる?
[昨日の彼の行動を思えばおのずと答えは出る。 助けに行ったということは「衝動」を感じる――恋しい相手ではないだろう。食いたくないなら、近付かないはずだ。 では、誰が。]
……今は、どう。 ……少しは、落ち着いてる?
[大丈夫そうならば、そっと髪を撫でる。 子供のころそうしたように]
……吹雪が止むまで眠り続けられればいいんだけど、 そうもいかないしな……
[ラルフが眼ざめの際に感じた朝日は もう灰色の雲の向こう側。 吹雪は窓を叩いている。]
(46) 2014/11/19(Wed) 15時頃
|
|
……ニコラ。 これで、もうわかっただろう?
[ごめんなさいを受け入れる頷き。 そうだ。引き留めようと掴んだ手を、離してしまった。 首輪のないうちに本能に溺れる事を、許してしまった。
生きて腕の中に在る喜びと、血臭の不快さが混ざる。]
……そう、か。 こっち側にも、あっち側にも、何もなかったんだね。
[絡まる糸を解くように、言葉をそのまま返していく。 こちら側に、何がないのか。痛みを感じて眉を寄せた。]
……見せて?
[腐るのは何か。きっとあの男の残りだ。嫌悪で吐き気がした。取り上げて、踏み潰したら―――。
ニコルは、ノックスを嫌うのだろうか。]
(47) 2014/11/19(Wed) 15時頃
|
|
[足音は続かない。>>44 別の個室から話し声が聞こえた気がして。 ノックスは2人を階下に促した。
卵を示したトレイルにも手を差し出す。]
……そうだね。新しい魔法が、必要だ。
[宝石箱には魔法が付き物。]
(48) 2014/11/19(Wed) 15時頃
|
|
[トレイルは、ニコラが食べたモノを知らない。 ディーンとプリシラと、ニコラ 最後に見た居間の様子
汚い色 綺麗にしないと
ニコラから視線を外すと トレイルは 促されるまま、階下へ向かう]
(49) 2014/11/19(Wed) 15時頃
|
|
―3F個室― ……―― 何にせよ 食事は、摂らなくちゃいけないし
[ことさら明るく謂って、まだ眠るドナルドのそばに行く。]
……お疲れかな、仕方ない
[赤い髪を撫で、頬に手を添わせる。 ――吐息混じりに呼ばれる名前>>39が蘇る。 眩暈がする。知らず、心音は上がる。 遠く、忘れたと思っていた感覚が形をとりそうで首を横に振った。―ー耳に飾られたカーネリアンは血の雫のようにも見え、ぎくりと体を強張らせた。
(だめだ、おれまで、どうにか、なるわけには――いかない)]
(50) 2014/11/19(Wed) 15時頃
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[ぎゅっと眼を閉じ、それから開く。 それでも、大きな手が寝ぼけて握り返してくるなら、 甘く歯を立ててしまった程度には――]
…ドナルドが起きたら、行こうか。 もう少し、……休んでても いいよ。
[振り払うように謂って、 紛らわすように口ずさんだ歌には、常より熱が、籠る**]
(51) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 15時半頃
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[>>44忘れたわけじゃ、ない]
ディーンは、僕になりたいって言ったの。
[だから叶えてあげた。 そばにはいれなくても、きっと形を変えて一緒にいるんだと思った]
でもいまディーンはどこにいるんだろう。
[朝起きたら、急にそれがわからなくなった。 食んだ肉はただの肉で、ディーンじゃない。 トレイルの言いたいことが、こんなときばっかり分かって頭の中がちかちかする。 寒くって、困った顔でノックスを見た]
……それでも欲しかった。
[急に泣きたくなった。>>47それでも目は乾いたまんま、ノックスの声に素直に頷いて手を開く。
手に乗った眼球は、少し血で汚れて。 それでも、見惚れるほど綺麗]
(52) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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[二階の居間へ向かっていたから ノックスとニコラの声が傍にあったから 三階の、扉を隔てた先で どれほど調子はずれの音が流れようと 幸いにもトレイルが気付く事はなかった。
ディーンを食べたのか
シノワズリがちらとニコラを映した 呆れたようにも見える顔で。 血で汚れた彼 台所、湯を沸かせる場所
ニコラは衝動の制御も出来ない大きな子供だ ノックスに学べばいい きっと、彼と同じになる。
――――疎外感。 同じ衝動を、トレイルは感じたことがない]
(53) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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―― 夢にみる過去 ――
[惹かれあった少女はあまい花のにおいがした。 袖を引かれ誘われた庭木の陰。 少女の話に耳を傾ける。 小鳥が囀るような愉しげな音色。 周りにひとはいない。 声を潜める必要もないのに 内緒話するように耳朶に彼女の声と吐息が掛かる。 少女の名を呼びかけて近い距離を元に戻そうと 座るままの姿勢で重心を後ろにやれば それを引き止めるように伸びた手が肩に掛かる。 くちびるにやわきが触れて熱がまじわる。 意図せず少女に触れた犬歯が彼女に血を流させた。 あまい花のかおりとあまい血のあじ。 未熟な獣の衝動を掻き立てるには十分なものだった。 それでもひとの理性がそれを否としその場から逃げ出した。]
(54) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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―― 夢の続き ――
[ひとり、宿に戻り衝動を押さえ込もうとしたけれどそれはならず ひととしての尊厳まもる為に両親より渡された守り刀を荷から取り出す。 縋るような気持ちで握り締めていたけれど 牙をむいた獣の衝動はやすやすとひいてはくれなかった。 鞘から抜けば刃が鋭く輝く。 刃に映りこんだ己の双眸。 片方の目が餓えた獣のそれのような色にみえて ひとを獲物としてみた目を厭い、その光を失わせて あたたかくぬめる血が己を赤く染めてゆく。 痛みに意識を手放す直前、呼びかける保護者の声を聞いた気がした。]
(55) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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[二人に素直について行って、血の足跡をぺったんぺったんつけながら。 心の中でお話しする。
ねえ、もし昨日に戻れたら食べないかな。 ううん、食べると思う。 だって、彼は食べられることを望んでいて、僕もこれが欲しかった。 月の秘密すべて引き換えにしてもいい、その対の光がどうしても。
けど、シメオンのことを教えてあげたらさ。 もしかしたら、彼はさ]
……。
[それでも欲しかった。
ぺったんぺったんついていた足跡は、そのうち掠れてつかなくなった]
(56) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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―バーミリオン/2階、居間―
[トレイルとニコラと。愛し子を伴い、居間に降りる。 誰も居なくて良かった。
昨日を思い出すから、ソファを動かして位置を変えた。 元より座り心地の悪い椅子。 アレに勝るものはなく、今はノックスが愛し子達の椅子になる。
ペチカに残った灰を掻き出して、手折る細い枝をくべた。部屋はまだ寒い。湯を沸かす準備をトレイルに頼み、水で濡らしたタオルでニコラの顔を、拭ってやる。]
そういえば、……ニコラは? 誰かになりたいと思うことはあるのかい?
[先の話の続きを問う。>>52 トレイルにも聞こえるように。]
………
(57) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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―― 三階/部屋 ――
[眠るドナルドの眉間には皺が縦に刻まれる。 深い眠りにラルフとフランシスの話す声は届かない。 子供の頃のように撫でられる感覚。 頬へと触れる優しいぬくもり>>50に表情がゆるむ。]
――――……、
[フランシス、と音なくくちびるがその名を綴る。 ぬくもりを求めるように伸ばした手が 頬に宛がわれたフランシスの手をさぐりあて軽く握る。 安堵するように、呼吸はゆるやかになるけれど 流れる旋律の>>51熱に心揺さぶられるような心地で徐に隻眼が開く。]
(58) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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[手の上には藍鉄の。黒とも鉄とも角度で色を変えて。 ニコラの指が抉り出したのかと思うと、眼底が疼いた。]
そぅ、欲しかったのか。綺麗なものを何でも欲しがるから。君は。
ダメと、……言ったのに。
[困った子。それでも、 愛しい子。]
(59) 2014/11/19(Wed) 16時頃
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―居間―
[たべられたい 浮かんだ言葉を、笑みで消した。 あの音は、食事の音じゃない。 これは衝動じゃない。
ソファを動かす様子を見て、首を傾ぐ。 火を起こすノックスから、告げられるまま トレイルにも出来る、湯を沸かす作業にうつる。
沸騰するのが待ちきれないから ぬるま湯を深鍋に汲んでペチカの傍へ。
昨日作ったのだろう食事を見つけたが 手はつけなかった]
(60) 2014/11/19(Wed) 16時頃
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[寝ぼけたような眸がじっとフランシスを見詰める。 夢か現かわからぬまま、ドナルドはふっと淡く笑った。 甘い痛みは過去をみた故か、それとも今があるからか。 分からぬままシーツに落ちる手。 それをそのまま支えとし、身体を起こせばギシと寝台が軋む。]
……はよ。 なんか、……寝すぎた。
[眠る間にわずかずれた眼帯を正しい位置に戻し ふあ、とあくびして]
ちゃんと眠れたか?
[と、傍にいたフランシスへと問いかける。]
(61) 2014/11/19(Wed) 16時頃
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[ノックスとニコラの傍にきて、ぺたりと座り 包帯をなぞりながら、首を傾ぐ。
なりたい? 誰かにじゃない 昔の僕になりたい。 声を 音を 取り戻したい
未だ、恋しい、感情を知らない。 執着は、見つけた気がしたけれど。
故に彼の問いかけはわけがわからない]
(62) 2014/11/19(Wed) 16時頃
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トレイルは、ニコラスが何と答えるのだろうと、ぼんやり見つめた。
2014/11/19(Wed) 16時頃
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[彷徨わせた視線がラルフをみつける。]
ラルフも。 ――…具合は?
[痛み止めを飲んだばかりの彼に 案じる心のままに怪我の具合を尋ねる。]
(63) 2014/11/19(Wed) 16時頃
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[>>57おとなしく待っている間、なぜだかノックスはソファを動かしていた。 どこに身を置けばいいのかわかんないからたっていたら、濡れたタオルで顔を拭われる。 乾いた血とまだ濡れた血が、白いタオルを真っ赤に染めた]
なりたいもの……。
[問われた言葉に、きょとんとしてから。 口を開きかけて、閉じて。 首を横に振った。
なりたいものはない。 なりたいものはないけども。
ただ、愛情を独りだけのものにしたい]
……でも綺麗だよ。
[>>59聞き分けない赤ちゃんみたいに呟いて。 腐っちゃうことが怖くって、困った顔で手の中でそれを転がした]
(64) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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―3F個室― [寝ぼけまなこで浮かべる淡い笑みに>>60 フランシスの緑の双眸は微かに揺れた。 ――ずきり、と、痛む。目元に浮かぶ、僅かな朱。 薄く唇が開いて、それから閉じて]
……おは よう、よく寝れたなら よかった。
[挨拶を返す。いつも通り。 落ちた手に、名残惜しさがないとは、謂えないが。]
大丈夫、……寝てるよ。
[眠りは浅いが――とは、謂えない。 流石にフランシスの方が年嵩だ。 彼らの方が回復は早いに違いない。
>>63ラルフを案じる言葉。会話に耳を傾けながら (どうすれば、ふたりを 助けられる) 自身の中にも揺らぎを抱えたまま――思案を巡らせて*いる*]
(65) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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[いつまでも立たせておけないから。 ニコラの汚れた服を脱がせ、自らの膝に乗せた。 分けて貰ったぬるま湯で、髪も指先も目蓋も耳の裏も拭い。最後には足の裏まで。>>60]
あぁ、トレイルにはおかしな質問に聴こえただろう。
分かってる。けれど、君の声は――… 戻らなかったね。
[最後まで食べてしまうつもりで居た。 指で広げられた傷を、舌で、牙で広げた。
それでも、夢の中のように。鳴いてはくれなかった。声を取り戻してはくれなかった。 完全に再現していれば――…>>62]
(66) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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[揺れる緑の双眸にはたと瞬く。 くちびるの動きを自然と隻眼が追う。 何を言いかけたのか分からぬまま挨拶の言葉が フランシス>>65より返り、小さく頷く。]
寝てるならいいけど。 昨日、戻り遅かっただろ。 もうちょい休んだ方がいいンじゃねぇか?
[彼の顔色、血色を窺うように 思案する彼に顔を近づけ覗き込む。]
(67) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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[夢をみたせいかしっとりと汗ばむ肌。 べたつくそれが不快で眉を寄せる。 食事をとる予定らしきフランシスとラルフを見遣り]
メシの前にちょっと湯あびてくる。
[と、声を掛けて立ち上がる。 部屋に置いてあったタオルと 己の鞄から着替えを一組取り出して ドナルドはふらりと一階にある温泉に向かった。]
(68) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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[首を振る様子に安堵し、それでも不安は拭いきれないと知る。>>64]
……お茶を用意したら、箱を持ってくるよ。 それを入れておかなきゃ。
君の「好き」の、結晶だから。
[腐ってきえて、しまうもの。]
(69) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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―居間― [>>64綺麗だと繰り返すニコラの手の中を トレイルは覗き込んだ。
いびつな丸い、固まりは やがてニコラの手の中で、 透明感を失い、朽ちていくんだろう
瞳を細めて、微笑む。
汲んできた湯は真っ赤になった 彼を拭う布も。 ノックスの声>>66 そう、声は戻らない 昨日も、今日も、きっと明日も。 絶望はいつも傍にあるから
トレイルはあきらめる事が随分上手くなった。 癇癪を起す頻度も、昔よりは減った]
(70) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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トレイルは、ノックスがお茶を、というから、そっと腹を抑える仕草。
2014/11/19(Wed) 16時半頃
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[部屋の壁に設えてあった棚に、毛布を見つけた。 まだまだニコラを抱いていたかったけれど。 降ろし、手に取った毛布をトレイルとニコラに放って投げた。]
……ニコラ。 あの男が何処にいるのか……という話だけど、ね。
[色のついた湯をマグカップによそい、2人に同時に差し出しながら。 一度は飲み込んだ言葉を。]
(71) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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[>>66脱がされることも、体を拭かれることも慣れたことだから。 抵抗はなく、おとなしく膝の上。 濡れた体が綺麗に拭われて、お湯は赤く染まる。 足の裏を拭われて、くすぐったさに少し身をよじった]
ん……。
[きゅうと目をつぶって、開ける。 >>69それから、ゆるりと目を開けて]
腐っちゃう……。
[それが一番の心配だと、繰り返していれば。 >>70手の中の宝石を覗いたトレイルが、目を細めて笑う。
なんだかイヤな気分になって、駄々をこねるみたいに低く唸った]
(72) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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ノックスは、トレイルの仕草に炊事場の鍋の蓋を開け回った。ポトフ発見!
2014/11/19(Wed) 17時頃
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―3F個室― [>>67 ドナルドに顔を覗きこまれ、 フランシスはうろたえる。]
……だ、 いじょうぶ。
[いい年をして、どうしてしまったのか。 落ち着け、と自身に言い聞かせていたが――]
――…、ひとりで?
[温泉に行くと謂うドナルドに、心配性が顔を出す>>68
(朦朧としながらも何とか血は流したから、 大丈夫だとは、思うけれど……)
大丈夫だと止められない限りは、 ラルフも伴いついて行こうとするのだ**]
(73) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 17時頃
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[飛んできた毛布を受け取る事に失敗し 頭から被ったトレイルの表情は 幸いにも、ニコラには見えなかったろう。
低く震える音。 そんな声を向けられたのは随分久しぶりだ。
驚いたような悲痛に歪んだ顔は すぐに諦めを浮かべて、微笑み
ゆっくりと息を吐く。 毛布を引きずり、体に巻きなおして ペチカの火が部屋を暖めてくれるのを待った。
腹をさする。 喉も渇いた]
(74) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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[>>71毛布にくるまってみれば、冬のためのそれは暖かく。 ペチカの火も少しずつ部屋を暖めてくれて、やっと少し寒さが遠ざかった。
球を握った手だけは、まだ冷たい]
……。
[マグカップを受け取って。 うん、って相槌も打たないで、中に入った温かなものを口に運ぶ。
聞きたいような、聞きたくないような。 不思議な心地だったから、じっと黙ったまんま。 唇を舐めて、膝を抱えた]
(75) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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[間近にあるフランシスの双眸。 己を映す緑に何処か満足げに目を細める。]
……そ? ならいいけど、無理はダメだからな。
[言い聞かせるように保護者である彼に言葉向けて。 問う声にこくと首肯し]
ガキじゃねぇンだからひとりで行けるって。 ま、湯あびたいなら止めねぇけど?
[ゆると首を傾げてフランシスとラルフを見る。 ラルフの方は、傷に障りはしないかとも案じてしまうが。 如何するかは彼らの意思に任せる風な物言いで。]
(76) 2014/11/19(Wed) 17時半頃
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トレイルは、マグカップの中身は、まだ減らない
2014/11/19(Wed) 17時半頃
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[たった1日手離していただけで、擽ったさに身を捻る様がとても愛らしい。首筋に歯を立ててしまいたくなる衝動が過ぎるのを待つ。>>72
見つけたポトフ入の鍋をペチカの上に移した。 ぶつぎりの卯肉は――…あぁ、まだ平気だ。 湯と共に肉を加え。温まるのを待つ間に、3階に行ってしまおう。]
……
[毛布にくるまる二人の様子を眺めやってから。]
シメオンと同じところでは、ないかな。
[言葉少なく彼の死を告げ。 すぐに戻ると声をかけて3階に向かう。]
(77) 2014/11/19(Wed) 17時半頃
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―― 温泉 ――
[纏うものを脱ぎ畳んだ上にフランシスからの贈り物を置く。 アミュレット、髪と似た赤の雫がついた耳飾。 守り刀は持ち歩かない。 だからそれは部屋にある鞄の奥底にねむる。
ほどよく締まる身体に手桶で汲んだ温泉の湯をかける。 たちこめる硫黄のにおいは好ましいものではなかったけれど 湯はやわらかくあたたかで汗だけでなく疲れまでも流すよう。
乱れの目立つようになった髪の一房をつまんで 指の腹で擦り合わせるは汚れを気にして。 髪油の香気は己の汗に混じりとけて。]
――…ン。
[ふと保護者のそれを思い出すけれどゆると頭をふって 桶に湯を汲みなおし、それを頭からざばりとかぶる。]
(78) 2014/11/19(Wed) 17時半頃
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[汚れを洗い流してから湯舟につかる。 湯の中で身体ほぐすように腕をぐっと前に伸ばした。 生き返る心地がする。
湯浴みの時はさすがに眼帯も外す。 閉ざされたままの左目。 使わなくなった左目周辺の筋肉は衰えて 意識しなければぴくりとも動かない。
湯舟の壁に背を預け ひっかき傷の残る右腕をその縁にのせる。 心地よさげに目を瞑り、湯のぬくもりにひたるうち 右手の五指が目覚め際に聞いた歌声の旋律をなぞるように踊る。**]
(79) 2014/11/19(Wed) 17時半頃
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―ミモザ/3階―
[売り物の中で一番小さな宝石箱を選び、ニコラの着替えで包む。 他に用意するものを思い付いたら、また戻ってくればよい。
傷薬は要らなかった。 ニコラの体に牙のあとは見付からなかった。 あぁ、けれど。トレイルには。 爪でつけるには不自然な――…。 まるで始めからあったような。]
………あ、の、ガキ。
[髪を掴んで、乱し。けれど。 気を失った様を思い出せば、少しは――…。少しは。]
(80) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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ベネットは、ドナルドの隻眼に 戸惑う自分が映っているのが、見える。
2014/11/19(Wed) 18時頃
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―3F 個室― [>>76近付くと――血ではなく、甘く感じる匂いが在る気がして心音が跳ねる。 どこか満足そうな隻眼と、言い聞かせるような言葉。 これでは、どちらが保護者なのか分からない。]
……そう、だけど、 でも、今は……状況が……
[フランシスは口ごもる。 湯を浴びるというよりは、心配でついて行きたいという状態なのだ。 過保護だという自覚もある。
ラルフの傷に染みるかもしれないし 彼がどうするか、意志を確認してからになりそうだ**]
(81) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 18時頃
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[>>74もっとうんと小さかったころは、ノックスに抱っこされてるトレイルによく唸っていたけども。 大きくなってからはずっとなかったから、少しびっくりさせたのかもしれない。 毛布の下の顔は見えないけども、聞こえるため息]
……うー。
[すっぱいものを食べた時みたいな顔をして、うーってなる。 ザイアクカンと不満とそのほか色々。 >>77膝にぐりぐりと額を押し付けていれば、聞こえた短い声。 兄の声に、顔をあげて。
目をまあるくする]
……そっか。
[分かったことはふたつ。 シメオンがここにいないってことと、ディーンはここにいないってこと。
また額をぐりぐりと押し付けて。 なんだか息が苦しくて、息の仕方を忘れたみたいに深呼吸した]
(82) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[手の中のマグカップ 中身が揺れるのを、見て また顔を上げる。
暖かい 喉が、いたい
――好きの結晶? その、固まりが。
ディーンを、すき?
どうして。 だって、会ったばかりだ]
(83) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[昨日、ディーンに与えるために噛んだべろが、いたい。 昨日は、ちっとも痛くなかったのに。
手の中の宝石を握って、どうしようってまた呟いた。
けど、シメオンがさびしくないのはよかった。 ううん、多分、シメオンに目の前に泣かれないことが、僕はよかったんだと思う。
僕ってば自分のことしか考えらんないの]
(84) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[ノックスの言葉と、ニコラの様子と トレイルは、ぼんやりと >>77ペチカの上でことことと音を立て始めた鍋を見る。
ノックスは直ぐに戻ると言ったのに。
ちらとニコラを見て、瞬いて 不思議そうな顔をして 真呼吸をしていた彼に向き合い 唇から透明な音をこぼす。
好きって、何?
ノックスの話す、箱の話と違う答えが聞けるかどうか]
(85) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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トレイルは、ニコラスの心中知らず、問う。
2014/11/19(Wed) 18時頃
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……バーニィ?
[叩いた部屋の、扉の向こう。 そこに誰が寝ているのか、或いは無人なのか。分からぬままに。
相談をしたかった。 ノックスの知らないことを、彼なら知っていると思った。
『食べたい』のではなく『食べられたい』と思うことは――…良くあることなのか、と。]
(86) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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……いや、出直すよ。
[ニコラの着替えが先だ。 中からの返事に扉を開けぬまま、離れた。
廊下と階段に残る足跡。 少年達に見せるには、きっと衝撃が強い。
拭くために持ってきたタオルでごしと拭っていく。 その分、戻りが遅くなる。>>85]
(87) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[>>85ことこと音をたてる鍋の音を聞きながら。 ぐりぐりと額を膝で擦っていたけども、隣のトレイルが動く感じがして顔を向ける。 不思議そうな顔をしている。
動く唇。 透明な声をじっと見て、ううん、と小さく唸る]
……なんでもできるって思った。 なんでもしてあげたいって思った。
……2人とも不幸でもいいから、自分の物にしたいって思った。
[言葉を並べる。 悩むことも、どもることもなく、ただ頭の中のものをそのまんま出せばよかったから、楽だった]
僕は。 無敵だった。
(88) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[珍しく、ニコルのことばは音として聞き取りやすい。 相変わらず、わかりにくいけれど。
何でも出来る 無敵
それは、ノックスのようにひとときの事だろう? 今は?
そう、視線で問うて 首を傾げる。 マグカップの中で、茶がゆれる]
(89) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[>>89頭を傾ける動き。 ハテナを見せるための仕草。 なんについてのハテナなのか、聞こえなくてもわかる気がした]
……こどもっぽい?
[こちらも首を傾げて、ハテナにハテナで答える]
「無敵」
[ほんの一瞬のバンノーカン。 僕はあのときなんだって出来たし、全部が僕の手の中だった。 彼が僕にすべてを与えてくれた。そして僕が彼にすべてを与えた]
(90) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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[今は]
いまは。 ……こどもだ。
魔法は、12時になったら解けるから。
[マグカップの中のあったかいお茶をひとくち飲んで。 熱くって、怪我している舌が少し焼けた。
ぷう、と吹けば、色つきのさざ波が立った]
(91) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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……それでも欲しかったの。 彼の目だけじゃなくて、全部。
誰かに、
[トレイルを両の目でじいと見て。 マグカップで、口元を隠す]
誰かに、取られる前に。
(92) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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|
[子供っぽい? 問いにはわからないと首を振った。 それから]
[ぽかんとした顔をしていただろう。 ごとん、と音を立てて マグカップは床に落ちた。
落とした当人より、器用に まっすぐ、その中身を零さぬまま。
誰かにとられるまえに]
(93) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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[見透かすように貫く色は、グレー
黒でなく 白でなく
諦める、選択肢は 無かったの?
トレイルにはわからない。 絶望と諦めを繰り返してきたトレイルには 彼の言葉は 意外な]
(94) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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落ちたよ。
[なぜだかすごくきょとんとした顔をした、 きょとんというよりももっと不思議そうな顔をしたトレイル。 彼の手から真っ直ぐ落ちたマグカップを指さして それから、毛布の繭の中から手を伸ばす。
裸の腕が少し寒かった]
はい。
[マグカップを右手で拾って、彼へと差し出す。
まだ、目はまんまるだった。 なんだかおかしいような気がしたけど、僕は首を傾げただけだった]
(95) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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― 三階/個室 ―
うん……
[秘密にしていたことを咎められなくて、ほっと吐息をこぼす。
知られれば、親と同じように拒絶された可能性もあって。 そうならなかったことに安堵した]
――ほかには、いない……
[フィリップの声が聞こえたのを誤魔化す意味はないから素直に頷き。 それ以外の声は聞こえないから、首を振った。
撫でてくる手>>46に瞳を細め]
いまは、落ち着いてる。 でも、いつどうなるか……わからない。
(96) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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|
[いままでは、衝動を感じるほど深入りする前に、人々の前から通り過ぎていたから。 街中で、いろんな人に話しかけていれば、少ない人数を相手にするよりも一人当たり接する時間は短い。
ドナルドのように――誰かに恋をしてしまったら。 きっと、その瞬間に押さえが利かなくなるだろうと、 ドナルドのようにはできないだろうと、わかっていた]
(97) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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[明るく言うフランシス>>50に小さくうなずく。 空腹は、より衝動を高めるだけだとわかっている。
休んでて、というフランシス>>51が歌を歌うのをみる。 ドナルドへの触れ方が、いつもとすこし、違うようにもみえた]
おはよう、ドナルド。
……いたみどめ、飲んだから。
[心配してくれるドナルド>>63に、薬を思い出したかのように苦い顔をした。 肩に巻かれた布を軽くなでる]
(98) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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|
いってらっしゃい? ――俺は、いかない、けど。
[案じる様子>>76にふるりと首を振った。 ドナルドがフランシスへと向ける言葉に、二人の関係が微妙に変わっているような、代わっていないよな、ふしぎな感覚を覚えて瞬く。
こちらを見るフランシス>>81に首を振った。 昨日、湯にはいったことでもあるし。 地に汚れた服も、新しいものに着替えはすんでいる]
――フランシスが、行きたいなら、ドナルドと一緒のほうがいいかも。
[そういって勧めてみたけれど。 過保護な保護者が、いま、自分の傍から離れるかどうかはわからない]
(99) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 19時半頃
|
[指されたマグカップを目線で追う。 手元へ戻ってきたそれを両手で受け取った トレイルは、瞬きを繰り返した。
――――どうして
透明な音は、ゆっくりと。 彼に聞こえるように、一音一音を紡ぐ。
諦めれば 楽なのに。
ことことと、ポトフの鍋が音を立て始めた。 同時に、>>87ノックスの足音]
(100) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時頃
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[ゆっくり、ひとつひとつ。 紡がれた言葉に、今度はこちらがきょとんとするほうだった]
やだ。
[音、ふたつ。 ことことと鍋が鳴く音と、心地よい足音、それから火のはぜる音を切り裂いて。
透明な音を遮って、はっきりと口にした]
なあに、それ。 やだ。
[首を傾ぐと、ぽきりと首が鳴った]
(101) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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―3F個室― ……、昨日、おれ、一応浴びてるから。
[ 遺体を片付けるため、 血塗れになったのを流すため。―― と、伝える気は無いが、惨状を知る者には、見ればすぐわかること]
――……、わかった。
[ 迷いの沈黙の後。 怪我人を一人にはできない、とフランシスは決める ]
……あんまり遅くならないようにな? なにかあったら、すぐ呼んで。
[ 温泉に向かうドナルドの側、 今度は酷く心配そうなフランシスが 言い聞かせるように謂う番だった ]
(102) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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[ ドナルドが温泉に向かった少し後、、 閉めそこね、少しだけ開いた扉の隙間から >>87誰かの足音が聞こえ、フランシスはそっと様子を窺う ]
……ノックス?何して……
[ 何か――拭き取る動作。 それから、鉄錆の微かな匂いに眉を寄せた ]
(103) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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―居間、ペチカ傍― [音がする。 骨の擦れる音。 トレイルの生き方を否定する音と。
>>42 なにもなかった、んだろう?
誰かに取られる前に食べる。 その時は無敵になれる。 でも、魔法はとけて 子供に戻る。
トレイルは聞いた話を頭の中でまとめて頷いた。 再び手渡されたカップの中の茶は、少し冷めかけている]
(104) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時頃
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― 三階/個室 ―
俺は、大丈夫なのに……
[心配性の保護者>>102が、ドナルドに言い聞かせているのを見ながら、ぽつりと呟く。 でていったドナルドを見送り。
一階は片付けられているのだろうか。 ふと気になったけれど、片付いていないのなら、フランシスが一人で生かせるわけもないかと思う。
廊下から、かすかな血の匂いを感じる。 それはノックスが拭っていた時>>87で、フランシス>>103が声をかけるのを聞いた]
……ノックスさん?
[呼ばれた名前に首をかしげ。 外をみる]
(105) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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[しばらくそこに佇んで じっとシメオンを見ていた] [小さく息を吐く ルーツが 髪を啄ばむのをやめる]
……フランシス 居場所 わかる?
[……説得してもらうために フランシス に 力を借りるのが 一番 だと思って] [ディーンに会うのは 怖い けれど……もう知られているだろう マグカップを探して 見つけたら 暫し 人の住まう場所へ 向かうことに 決めた]
(106) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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|
だいじょうぶじゃない。 怪我人なんだから。
[耳聡く聞き止め、 め、と小さく怒る。 理由はもうひとつあって――温泉で ドナルドの肌を見たら、落ち着いて居られるか自身が無い、こと。昨日のように掛け湯だけではなく、そのうち浸かりたいとは思うのだが]
遅かったら、見に行くし……
[ そのように、扉を見やる姿も見せた。
ラルフもまた扉の方へやってくるのに、 場所を開けて。 ]
掃除かな。
(107) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時半頃
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時半頃
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―ローアンバー/3階廊下―
[拭き仕事の最中、背中に乗り込もうとする愛し子の重みがあったのは、昔のこと。
フランシスの呼び掛けに、顔をあげた。>>103 扉からラルフの顔を見えて。>>105 困ったように笑って見せた。]
ニコラがね、歩いて汚してしまったから。 単にそれだけだよ。
[ニコラは生きている。つまり。 俯き、また拭き掃除に向かう。]
(108) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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|
でも欲しかったの。
[たった一回きりの幸せだったと気が付いてしまったけども。 それでも、確かに幸せで。 もう誰にも取られない。 僕の手にはなにもない。他の人にも届かない。
彼の時計を壊してしまった。 もう二度と動かない]
誰にもあげたくなかったの。
[少し寒い。 ぷうっと手に息を吹きかけて、毛布をかぶったまんまトレイルにすり寄った]
(109) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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|
[フランシス>>107にしかられて首をすくめる。 心配されているのはわかるから、それ以上は口にしないまま]
うん……
掃除?
[首をかしげたところで、ノックス>>108の言葉をきいて]
……血の、におい……
[一番、濃く感じるのは、べつの、個室から。 困ったような笑みと、廊下に残る拭われた赤と。
ゆるりと瞬いて首をかしげた]
――ノックスさんは、あのあと、怪我とか。 してない……?
[ふと、不安になって尋ねる]
(110) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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|
―― 温泉 ――
[痛み止めを飲んだ事をラルフから聞いた。 過保護な保護者が案ずるのも道理で 留まる二人と別れてひとりで湯を浴びに来たけれど。 ドナルドと一緒の方が、とフランシスに言ったラルフの言葉の その意味がドナルドには知れず不思議に思う。 遅くならないように、なにかあったら、と そんな言葉を掛ける心配性な彼には「大丈夫だって」と からりとわらってみせたものの、 気付けばそれなりに長湯になってしまっている。 トン、と跳ねる指。 その動きが止まるは脳裏に流れる旋律が終わりを迎えたから。]
――…もうちょっと。 いや、これ以上はのぼせるか。
[すでに身体の芯まであたたまり耳朶は仄かに染まる。]
(111) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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ドナルドは、ベネットに話の続きを促した。
2014/11/19(Wed) 20時半頃
ドナルドは、ラルフに話の続きを促した。
2014/11/19(Wed) 20時半頃
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[怪我をさせてしまった側だけれど。 そうとは言わず。
階段にかかる足。顔を上げても視線は低くなる。]
あぁ、心配ないよ。いたって無事だからね。 君も怪我はないかい?
[包帯巻いた手を上げた。>>110]
(112) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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[すり寄るぬくもりは、ニコラのものだ]
……
[ポトフの、鍋の、ことことと鳴る 音が大きくなってきた]
……――――
[すり寄る彼の肩に頭を預けた。 誰にもあげたくない なら 食べればいいのか。
でも ごくりと喉を鳴らした]
(113) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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トレイルは、足音が増えて、止まった。ちらと視線が一度入口を見た。
2014/11/19(Wed) 20時半頃
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―3F>>108―
[ノックスの困ったような笑い。 こんな状況でなければ、 距離を取れる場所であれば、 もっとノックスとも、ラルフは話が出来たろうに――と、フランシスは苦く思う。彼が同行者に向ける内面を知らぬままだから思えることかもしれないが。]
……汚した?
[謂われ、視線を落とせば廊下の汚れ。 人食いのさだめを背負う族に在れば、 それは薄くなっているとはいえ血液と知れる。 ディーンはニコラと何処かへ向かい。そして]
……まさか。
[ディーンが「食べて欲しい」と謂ったのは聞き取れずに居たが――フランシスが想像する惨状はさほど違いがない。 >>110 血のにおい、と 呟くラルフの様子にちらと心配げな視線を、向けて]
(114) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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ベネットは、口元に手をあて、きつく壁に爪を立てた。
2014/11/19(Wed) 21時頃
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[あのとき、包帯を巻いた手を見る。 それ以外の怪我が増えていない様子>>112に、ほっと吐息をこぼす]
それならよかった……
俺は、ちょっと……たいしたことはない、けど。
[怪我をしなかったと嘘をつくにも、フランシスが傍にいるからできず。
肩口の包帯はシャツのしたに隠れているから、それほど大げさには見えない、と思う]
(115) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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フィリップは、マグカップは 割れた形で見つかり眉を下げた
2014/11/19(Wed) 21時頃
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[ノックスとラルフのやりとりは耳に入れど留まらない。
――濃い、血のにおい。 ニコラが開いたときに篭った空気が漏れ出たのだろう。 駄目だ、あのにおいをさせ続けてはいけない。 早く、消して、しまわないと]
……温泉で、湯を汲んでこよう きれいにしたほうが、……いい な。
[血のにおいに酔わないように ――逃げ場を、せめて、残しておくために。]
(116) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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[目が覚めたのは、ノックの音がする>>86少し前。 寝る前に言った我侭を思い出し、今更恥ずかしくなった。 普段より接触が多い気がして、恥ずかしい反面、嬉しいと思うのも事実だ。
しかし、ノックと共に扉の向こうから聞こえてきた声>>87に、胸がざわついた。 そのざわつきの名前を知らないまま、胸を押さえる。]
……風呂。行ってくる。
[バーナバスが居ればそう告げて、荷物から着替えを出す。 風呂に入れば、この胸のざわつきもすっきりすると、そう思っただけ。
二人が一緒にいるところを、見たくないわけじゃない。 そう自分に言い聞かせて唇を噛む。]
(117) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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ー 一階 ー
…………
[割れてしまった マグカップを 拾い上げる 彼は 辛そうに 眉を下げて
食べる 食べない そんな話は聞いていた けれど シメオンと 時同じくして なんて 思っていなくって
割れた破片 拾い上げて ゆっくりと階段を見上げた]
(118) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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[心配げなフランシス>>114の視線には気づかないまま。
血の匂いに、瞳が揺れる]
……俺は、居間に、いることにする、ね。
[フランシスの手伝いで、血のある場所に向かうのは危険だと思ったから。 そういって、階段を下りる]
(119) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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|
……充分気を付けるんだよ。ラルフ。 彼にだろう?
でないと、フランシスが一番悲しむ。
[誰に負わされた傷か、見当ならつく。 掃除の続きをかってでてくれるフランシスに視線を向け、後は頼むと告げた。]
………
[誰にも――そぅ、誰にも譲りたくない。渡したくない。あげたくなんて――…ないのに。
淡雪の幸福を、選べない。
足は2階の床に着く。 これぐらいで良いだろう。
早く、タオルを棄てて。 手を洗って。二人を抱き締めたい。]
(120) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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ーーー???
[階段 人の住むところ どうしてか そちらからも 血の気配 眉をしかめて
……も ルーツが 早く上に と言うように 彼に足蹴り一つ ルーツは すっかり 上の温度に馴染んでしまって]
(121) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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―― 温泉 ――
[湯気で白く煙る視界。 ぴちゃん、と天井から滴る雫。 血のにおいは遠くうちに宿る獣も今は静か。]
――…はぁ。
[ずっとずっと堕ちきらぬように自制して。 自制し続けていれば近しい者を傷つけずに済む。 けれど、本能のままに、とうちなる獣の囁きが聞こえる気がして]
厄介な血、だよなァ。
[ぼやくように呟いて立ち上がれば ざば、と身体に纏わる湯が音立てて落ちた。]
(122) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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フィリップは、上に行くほど濃くなる匂いに困惑が隠せない
2014/11/19(Wed) 21時頃
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―ローアンバー/2階居間―
[そういえば。顔を合わせないと言ったのに、ラルフと会ってしまった。もう収まったのだろうかとゆるり考え。]
待たせてしまったかい? ……ただいま。
[毛布の繭2つ。炊事場の水でタオルを濯ぎ、棄てる。 念入りに手を洗い流してから、毛布ごと二人を抱き締めた。]
………
[目を閉じる。愛しい香り。 鍋の音に邪魔される。]
(123) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
[>>113肩に乗る軽い重さ。 温もりが心地よい。
こっちは暖かくて、あっちは冷たい。 それでもあっちは幸せだった。
今は。
悲しくてどうしようもなく悲しくて 虚しくて
幸せじゃない満足じゃない嬉しさじゃない、なにか。 なにかどろりとしたものに、体がすっぽり包まれていた。
多分それは 愛に似ている]
……? よしよし。
[なにかを考えているような顔をしたトレイルの頭を、撫でておいた]
(124) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
―3F― 居間、……人が居るんだよな? ……うん、ラルフ、あたたかいところに、急いで。
[ぽん、と背中を撫でる。>>119 声が、聞こえるのはフィリップだけならば――他の者がいるのはまだ大丈夫、だと 思いたかった。]
……ん。
[>>120 ノックスに頷き、階段を足早に降りる。 >>117 プリシラが向かうのとは、すれ違いになった。]
(125) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
―2F→1Fへ―
…!?
[階段を駆け降りている途中、 赤い鳥の羽が見えて>>121 ぎょっとし、立ち止まる。 しかし、その先、フィリップの姿を見とめれば]
駄目!……上に来ちゃ 駄目だ…!
[制止の声を、かけた。]
(126) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
――俺は、大丈夫だよ……
[ノックス>>120の言葉に、小さく首を振った。
もう会わないといわれたけれど、どうしたって顔をあわせるから。 なんでもないふりをしている。
……いまだって、そう、できるならば。 そんな思いは奥底に沈めて]
(127) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
― 二階/廊下―
[背中を撫でるフランシス>>125にうなずいたけれど。
ノックスが居間に入るのを見て、廊下でためらっている。
プリシラも階段を下りていったのが見えるけれど、声をかけることはないまま。 フランシス>>126が制止する声がきこえて、瞬いた]
(128) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
―ペチカ傍― [>>124ニコラに頭を撫でられるのが、久しぶりで 忘れられたわけではなかったのかと、瞳を細める。 満たされないのは、この先もずっと。 望みを見つけて、希望を見つけて でも 求めるものは手に入らないから 絶望して、諦めて、生きる。
その予定だ。
ノックスが>>123帰ってきて 毛布ごと二人で抱きしめられて ああ、もういいか と、息を吐いた。
ごとごとと、鍋が不穏な音に変わっている]
(129) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
ーーーー…………
[降りてきたのは 奇しくも探していた人 ルーツに早く進めと また蹴られるが 静止の声もあり 彼は 見上げて一つ頷いた]
…………あなたに 会いたかった
[割れた マグカップを手に]
(130) 2014/11/19(Wed) 21時頃
|
|
―1Fと2Fの間の階段―
[ラルフの心の機微を、フランシスはきちんと理解はできておらず。 居間の前で躊躇っているのを、焦っていて分からずにいた。 理由を説明する前に、フィリップが口を開く>>130]
……おれ に?どうして…?
(131) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
ー 二階に続く階段 ー [ぎゃあ ぎゃあと 耳元で ルーツは騒ぐ それでも 彼を置いて 本鳥だけ 上へ向かわないのは ルーツなりの情か]
[フランシスの 疑問に こくり と頷く]
…………ラルフの 説得を 手伝って欲しい から [静かに 感情を込めず 口にする 衝動の時とは違う また 別の寒さを感じる]
(132) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
ん? ぎゃああぁっ!
[みっともない悲鳴が出た。>>129]
ニコラ、これ!
[卵形の宝石箱と、着替えを押し付けてから立ち上がる。 鍋から煙。焦げているかもと蓋に手を伸ばし。]
熱っ!
[ノックスの手から離れた蓋が、床の上に落ちた。]
(133) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
フィリップは、居間から変な悲鳴が聞こえてきて視線をそちらへ向ける
2014/11/19(Wed) 21時半頃
ラルフは、ノックスの悲鳴にはっとして
2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
―ペチカ傍― [慌てたノックスが立ち上がる姿。 潰れた悲鳴。 滅多に聞かない音に驚いて、 両手で耳を押さえてすくみ上って
避けるのを忘れた。 熱せられた蓋が 二人の方へ転がってくる]
(134) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
[>>129なにか消えちゃいそうな感じが、トレイルからはよくする。 けどなんて訊けばいいのかわかんないし、聞いてもきっと聞こえない。
だから、ただ念入りに頭を撫でて]
おかえり。
[>>123毛布ごと二人、抱きしめられて。 身を捻って、おかえりを言う。
目を閉じる彼をぼんやり眺めながら。 今日、まだ笑ってないことに気が付いた。
手の中の目玉を、そうっと転がす]
お鍋。
[指さす音の方向。 ごとごと。]
(135) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
[そっと扉を開け廊下に誰も居ないことを確認してから部屋を出る。 漂う、昨日しなかった匂いに眉を寄せ、しかしその原因までは思い当たらない。 階段を下り、一度居間の方を見たが、そのまま階段を下りた。
彼ら>>126とは違う階段を使ったのはたまたまだったが、そのまま一階に着いて、またどこかからする匂いに首を傾げる。]
……気のせいか。
[呟き、温泉の扉をくぐった。 そこに、先客の服が畳まれ置かれていることに気付かないまま服を脱ぐ。
身に着けているシルバーのお守り。 温泉では酸化して黒くなる場合もある為迷ったが、そのままつけて入ることにした。
先客がいると気付いたのは、湯気の向こうからお湯の音がした時>>122。]
(136) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
― 二階/居間―
――なにが、あったの?
[ためらっていた居間の中へと足を踏み入れる。
トレイルと、ニコラ。
血の匂いが強いのは、ニコラで。 ちらりと彼をみるけれど。
悲鳴を上げたノックスのほうへと、すぐに視線を向けた]
(137) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
―1Fと2Fの間の階段―
[とん、 とんと階段を2段降りて、止まる。 じ、と孔雀石のような色をした眼を、見据え]
……ラルフの、説得?
[聞き捨てならない理由だ。表情の真剣さが増す。]
詳しく、説明してもらえるかな。 ……先祖がえりのことは、……聞いてるから。
[声を潜め、続きを待とうとしたとき――>>133 素っ頓狂な悲鳴が上がった]
(138) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
[悲鳴があがった>>133]
ん。
[慌てた様子で箱を渡して、鍋に走り寄るノックスをぼんやり見送って。 手の中の卵型、ぱちんと開く]
……。
[小さな、丸い宝石箱の中。 まだ輝きを失っていない宝玉を、そうっと入れる。
きらきら綺麗]
あー……。
[がらんがらんと大きな音がして、お鍋の蓋が床に転がったのが見えた。 ぱちんと宝石箱を閉じて、大丈夫?って首を傾げる]
(139) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
―前日― [頑是ない養い子の我儘とも呼べぬ我儘に>>2:515、笑みを浮かべて頷いた。]
暖かい抱き枕があるんなら大歓迎だ。
[そう言って抱きかかえた体は男よりも随分細い。
思えば男が恋をして駆け落ち同然に最初の旅の同族達から離れたのは、プリシラよりもまだ幼い歳だ。 その時の男と比べても細っこくて少年の名残が色濃いプリシラへ、牙を突き立てたい欲求はあれど、むやみに泣かせたいわけではない。]
(140) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
[>>134ごろごろと転がってくる蓋を見ても、なんだかまだぼんやりしていて。 トレイルは固まっちゃってて、僕もぼんやりしていて。
ただ、トレイルが危ないなって思って、卵を持った手と反対の手を伸ばす]
あつっ、い
[じゅ、と音がした。 眉を顰めて、それから>>137ラルフのハテナになんと答えたものかと小首を傾いだ]
(141) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
[内側で爪を研ぐ獣の衝動は、大小の波となり男を襲うけれど。 それを飼い馴らすことに、とうに身は馴染んでいた。
否、あるいは既に一つのものとなっていたのか。
牙に、爪に、悩みながらそれを在る物として受け入れて。 人の心と獣の心を併せて、生きる術へと変えていく。
疲れないわけではない。 けれど、抱きしめた養い子の命を、存在を、尊いと思うのは人の心で、守る存在だと決めたのは獣の心で。
人と獣の両方で愛していた。*]
(142) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
[真剣な表情を見上げる 階段の下]
ーーーー…………
[そう もう知っているのか と 孔雀石は納得しながら こくり 頷いたけれど
…………悲鳴に どうしよう と 言うように 視線彷徨わせて]
(143) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
―― 温泉 ――
[眼帯なく前髪は下されて以前会った時と風貌は少し変わる。 湯殿から出ようと出口に目を向けた時 湯気の向こうに人影>>136が見えた。 流血沙汰があったことは知るが惨状は知らない。 だから、知る者よりは少しばかり警戒心は薄く。]
……ン。
[目を細めてピントをあわせれば誰かわかり]
プリシラ、か。
[覚えていた名を紡いで]
もう出る。 邪魔したな。
[短い言葉を掛けて出入り口へと歩む。]
(144) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
[熱い熱いと手を振っていたが、視界の端で転がっていく鍋の蓋。
その先は――…>>134>>139]
っ!
[手を伸ばすよりも脚を伸ばす方が早いからと、滑りこむ。 ――が、蓋はニコラに掴まれて止まる。]
(145) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
―ペチカの傍― [気付いたのは、別の音で。 びくりとまた、身を竦めて 今度はニコラを見た]
……!
[火にかけ続けた鍋の蓋 火傷は、冷やさないと、と ラルフの問いに首を傾いでいる ニコラの手に、 随分冷えたマグカップの中身をぶちまけた]
(146) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
トレイルは、茶が鍋にもかかったようで、じゅっと派手な音をたてたのを聞いた。
2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
―1Fと2Fの間の階段→2F廊下―
………!? ごめん、ちょっと、待ってて。
……居間くらいなら大丈夫かもしれないけど、 3階にだけは、行っちゃいけないから。
[フィリップにそう謂って、少しだけ戻り居間の方へ声をかける]
ラルフ、何事だい!?
(147) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
|
― 二階/居間入り口傍 ―
[なにか不穏な音がした。
痛みを訴える声>>141と、茶をかけるトレイルの姿。 その手元にある鍋のふたと、ノックスがいる位置をみて]
火傷した?
[近寄らない。 近寄る危険は冒せないから、居間の入り口から、 心配そうに声をかける。
駆け込んできたフランシス>>147に、振り向いて]
鍋のふたが、熱くなってたみたい。
(148) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
|
ベネットは、居間を見渡し、転がるなべのふたを見た。これはこれで別ベクトルの惨事だ。
2014/11/19(Wed) 22時頃
|
いたた……
[ラルフが見たのは、スライディング失敗のノックスの姿。
おかえりと言ってくれたニコラの手に火傷を負わせてしまった、ノックスの。]
ニコラ、トレイルっ!!
[じゅっと音が続き、焦燥に身を起こした]
(149) 2014/11/19(Wed) 22時頃
|
|
[ラルフの後からフランシス。 思わず眉を寄せる。
騒音をまき散らしにきたのか。 ノックスへ、理不尽な苛立ち。
落ち着こうと、傷口をいじる。 状況を素早く理解してくれたラルフ>>148に 頷いて]
(150) 2014/11/19(Wed) 22時頃
|
|
[温泉の独特な匂いに、先程まで感じた匂いを一時的に忘れる。]
あ、うん……。 えっと……ドナルド、だっけ。
[曖昧な記憶から相手の名前を引き出し、ぎこちなく笑う。
どうしよう、二人きりになるなと言われたのに。 でもここで引き返したらどう思われるだろう。
そんな考えが頭を過ぎって、入り口付近で固まっていた。]
あ、そうなんだ。
[もう出るという言葉に>>144、ほっとしたように息を吐き、場所を開ける。 貧相な自分の身体と違い、引き締まったその身体にすこし羨ましいと思う。]
(151) 2014/11/19(Wed) 22時頃
|
|
[身を起こすノックスには、 トレイルの方は無事である旨を伝えるため
首を傾いで微笑む。
ああ、喉が渇いた ああ、おなかがすいた
満たされない]
(152) 2014/11/19(Wed) 22時頃
|
|
ーーー…………
[フランシスの言葉に こくこくと 血の匂い 原因がもしかして三階? 発散し切ったばかりで 今も血の匂い 当てられていないとはいえ……
フランシスの言いつけに従い その場で壁に寄りかかる
ルーツがぎゃあぎゃあと 髪を啄ばむ]
(153) 2014/11/19(Wed) 22時頃
|
フィリップは、ルーツをなだめようとその背を撫でている
2014/11/19(Wed) 22時頃
|
あぁあ、……鍋か……なんだ…よかった……
[>>148 ラルフに教わり、はああ、と盛大に溜息を吐いた。 >>150トレイルに一瞬 睨まれた様に思えて 僅かに身を退いた。それが、理不尽だとしても。 眉を少し寄せつつ、自分の出る幕はないかと、階段の方へと戻る、前。]
……念のため、気をつけて。
[ラルフに、そう謂った。 ――謂われなくても、わかってはいるだろうけれども。]
(154) 2014/11/19(Wed) 22時頃
|
|
[ノックス>>149が倒れているように見えて、わずかに動揺するけれど。 すぐにニコラたちへと近づく様子に、大丈夫そうだと思う。
トレイル>>150のうなずきを見て]
……外から雪、もってこようか。
[冷やすのなら、居間にある水よりも有効だろうと思う。
ノックスが二人を大事にする姿をみたくないという思いもあって、問いかけた]
(155) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ベネットは、鍋、よく考えればあまりよくない気もするが。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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[指が少し焼けた。
赤くなった指、舐める前にトレイルにマグカップの中身をかけられて。 ぴりぴりした痛みに眉を寄せて、ううんと小さく唸った。 それから、目の前。ノックスの姿を見て。]
ノックス、大丈夫?
[>>149こけちゃった兄を見て、心配に眉を寄せる。 >>148ラルフの声が聞こえて、おはようと言う前にうんうんと頷いてから。 大丈夫だよって手を見せる。
じんじんした痛み。 少し遠く]
(156) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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―― 温泉 ――
[プリシラより紡がれた名に頷く。]
そうそう。
[覚えていてくれた事を喜ぶように 右目とくちびるが柔からな弧を描いた。 彼が立ち止まった理由は知れないけれど 己のことを警戒しているのやもと思えば 長居するは迷惑だろうと歩みははやくなった。]
いい湯だった。 ゆっくり入れるといいな。
[声を掛けてちらとプリシラに目を向ければ 己よりも大分線の細い肢体が目にとまる。 自身は裸身晒すを何とも思わないのだが 懐いてしまった感想のせいで気まずげに視線が揺れて]
(157) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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……じゃ。
[引っ掻き傷のある右手を軽く掲げて 擦れ違いざまに声掛け湯殿を出る。]
(158) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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火傷…… やけど!?
[騒音の原因主は、ラルフの声にはっとする。>>148>>150
慌てふためくノックスの視線の先、トレイルは無事だと微笑む。>>152 ニコラは大丈夫だと言うけれど。>>156>>155]
ラルフ! あぁ、雪を!
[ニコラの手首を掴みながら、声は悲鳴のよう。]
(159) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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―2F/1Fの階段―
鍋の蓋だったよ。
[フィリップの待つほうの階段へ戻り、 端的に状況を説明した。 シメオンを喰ったのは、彼だろう。本能が強い先祖がえりを――血のにおいに近づけてはいけないと気を遣いながら。しかし、相変わらずこの鳥は苦手だった。]
……すっごい鳥騒いでるんだけど 大丈夫……?
[階下、まだ居るであろうドナルドも気がかりで 下のほうへも、ちらと視線をやる]
(160) 2014/11/19(Wed) 22時頃
|
フィリップは、時折賑やかな上を見る
2014/11/19(Wed) 22時頃
ベネットは、苦手すぎてルーツを名前で呼ぶのを個人的に拒んでいる。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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―ペチカ傍― [フランシスの姿は直ぐに消える。 鳥の声が聞こえて、眉を顰めた。
ラルフの提案>>155 なるほど、と思いながら]
――――
[ちらりとニコラ>>156を見る。 そこまで大きな火傷ではなさそうだ。 息を吐く。 安堵と、もう一つ]
(161) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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……うん、大丈夫だよ。
[心配するフランシス>>154にはゆっくりとうなずく。 取り乱したノックス>>159の様子に、わずか瞳を細めて]
じゃあ、とってくる。
[雪を入れる器をとりに、一度炊事場へと向かい。 器を手にして一階へと向かう。
フランシスが下へと向かった様子だから、途中姿を見るかもしれないとは思ったけれど]
……フィリップ?
[フィリップと一緒にいるのには、驚いたように瞬いた]
(162) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ん…………
[上を見ていれば 待っていた姿 どうやら 微笑ましい 範疇の事件 …………なのだろうと 判断つく]
ーーーーーあ
[フランシスがルーツを苦手だと知らず 素早く 彼は 自分の耳 ルーツに近い方を塞いだ]
(163) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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くけーーーーーーーーっ!!
[様式美の猛り狂い]
…………ルーツ 鳥って言うと怒る でも 何時ものこと
[と 塞げなかった方 大きい音に 耳が痛むが …………フランシスは 大丈夫だろうか?]
(164) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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―夜明け前― [ぎし、と雪の重みでどこかが軋む。 小さな音に意識が起き上がるのは昔の名残。
まだ腕の中のプリシラが眠っていることに安堵して、ゆっくりと獣は瞳を見開く。
薄く立ち昇る血の匂いにどこかのバカが何をしでかした、と眉を顰めるも、まさか臓腑を食い荒らされて息絶えたとまでは思わない。 意識はまだ、眠りの淵に捕らわれかけている。
血の匂いに穏やかならざる胸騒ぎを覚えることが不愉快で、傍で眠る仔狼の唇を食むようにして触れた。
吐息の零れる唇へと触れて、噛みつく以上に穏やかな気持ちになることに安らぐ。
抱きしめなおした温もりと眠りを妨げる声が>>86、次の目覚めの合図だった。]
(165) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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[すぐに、音が襲ってくる。 トレイルは毛布をかぶって蹲った。
耳が痛い。 聞きたくない。
聞きたくない、もう音なんて いらない]
(166) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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あ…………ラルフ…………
[ 見上げた先 これから フランシスに 説得をお願いしたい 当人が現れて
嬉しい気持ちと 困った気持ち 二つがないまぜになって]
(167) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ラルフは、ベネットの傍を通りかかったときに、鳥の声。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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[器を持っているから、耳をふさぐことができなくて。 耳が痛かった。
少しばかりなみだ目になりつつ、フィリップを見やり]
……よかった。
[その姿を目にしてほっとする。
わかってはいたけれど、やはり見たことによる安堵は、大きい]
上で雪が必要だから、取ってくるね。
[それはフランシスに告げる言葉で。 二人の傍を通り過ぎる]
(168) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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――――っぅわ!!
[>>164 そういえば そんなことを 初めて会ったときにも謂われた気がしたが手遅れ。
調律師の耳には激しすぎる音。 ぎくりと肩を震わせて屈み、耳を塞いだ折、足を踏み外し 皮肉にもいつかのトレイルのように がたがたがたん、と 音を立てて 滑った。]
(169) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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[転んだ拍子に腰を打ったけれど、大丈夫だと頷く。>>156
じんと掌が痛みを訴えても、優先させるは愛し子たちの安否。]
ニコラ、ニコラ……
[居間の外から鳥の鳴き声。 毛布を被るトレイルの、丸まった背を撫でるしかなかった。]
[赤くなった指]
(170) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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……いったた……
[階段は半ばより下、しりもちをついた形で >>168 ラルフの言葉に、非常に恥ずかしそうに苦笑して]
あぁ、うん、いって、らっしゃい。
(171) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ベネットは、ラルフに、気をつけて、と声をかけて。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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大丈夫?
[階段を滑った様子には、さすがにあわてて。 しりもちをついたフランシス>>171を、足を止めて見上げた。
階段を下りている途中だったから。 フランシスと近ければ巻き込まれていたかも知れず。
痛みはそれほどではない様子に心配そうな視線を向けたまま]
……フランシスも、気をつけて。
[ひとつ頷いて、玄関へと向かう]
(172) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[段々と起きてくる人たちの声で、音が増えていく。 先っぽから、付け根まで。 浅く焼けた指の皮膚を眺めていれば、慌てた声が響いた>>159]
ノックス、大丈夫だよ。ノックス。
[平坦な声で言うけども、多分聞こえてないだろう。 悲鳴みたいな声を出してラルフの名前を呼ぶ彼を、少し困った顔で見て。 片手に宝石箱を握ったまんま、おとなしく手首を掴まれておく。
>>164ぼうっと辺りを見ていたら、大きな声がさらに響いて。 きぃんって耳がした、後。 >>166となりのトレイルがとうとう心を閉ざした]
……ユニーク。
[朝からみんなにぎやかだ]
(173) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[毛布をかぶって耳を抑えたのに 床から>>169振動が伝わる。
いい加減にしてくれ。
ぼろぼろと生理的な涙をこぼしながら 丸まった背を震わせている。
撫でる手が、なければ 恐らくプツリと理性の糸を切っていたことだろう。 煮えた鍋の中身 ふんわりと漂う香りは毛布の外]
(174) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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ーーーーーありがと
[案じてくれている 言葉に 微かはにかんで ルーツは相変わらず猛ってるが
そうなんだ と思いながら ラルフを見送り フランシスに向きなおろうとして
フランシスが降ってきた]
…………!!
[ルーツが飛び上がる 目の前少し上で フランシスは尻餅をついていて ルーツを頭に着地させながら 彼は フランシスに手を差し出す]
(175) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[こんな時でも腹はすくのか。 そう思ったトレイルの傍で
>>173ニコラの感想が、閉じた耳の間から くぐもって聞こえた]
(176) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[頷き>>157に、間違っていないと安心して息を吐く。
上で見かけた時とは違い、下ろされた髪と眼帯のない顔。 柔らかな笑みを浮かべる顔に、僅か警戒心が緩んだ。]
うん、ありがと。
……あのさ。
[バーナバスが言うには、この小屋にいる皆が同族らしい。 ということは、彼もまたそうなのだろう。 それを確認しようと声を掛けたが、確認したところでどうしようというのか。]
(177) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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何食ったらそんななるんだ? ……やっぱなんでもない。
[誤魔化そうとして口から出た言葉は、間の抜けたもの。 頭を振って、出て行くドナルド>>158を見送った。]
(178) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[はにかむフィリップ>>175に笑みを返し。
フランシスを助け起こそうとしているのが見えたから、フィリップに任せて玄関を開ける。
だいぶ、雪の重みであけにくくなった扉を開ければ。 冷たい雪が吹き込んできて]
わぷ……っ
[一気に押し寄せる冷気にぞくりと震える。 外に出るまでもなく、かなりの雪が玄関の外に積もっている。 雪よけも一応あっただろうけれど、あまり意味はなしていないようで。
手を伸ばして、器に雪を詰め込んだ。 あっというまに、指先が冷たく、赤くなる]
(179) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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―3F・個室― [扉を叩く音と、昔馴染みの声に目を覚ます。>>86 既に起きていたプリシラが、表現し難い表情で声のする方を見つめていた。>>117 今起きたと告げれば、出直すと言われ>>87声は遠ざかる。]
分かった。後でな。
[眠気混じりに扉の向こうへと答えた。]
(180) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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―1F/2Fの階段少し下―
……だいじょうぶ。
[ラルフに答えながらも流石に恥ずかしい。>>172 ついた手を軽くすりむいた程度だ。 気をつけるよ、と頷いて。 フィリップも驚かせてしまったようだ>>175]
……ごめん。
[申し訳なさそうに謂って、差し出された手を取る。 ラルフにとっての友人なのだろう、と そう、思って。]
(181) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[プリシラの内心には気がつかないまま、彼が風呂へ行くと言えば>>117少し表情を歪める。]
あんまり長居はすんなよ。
[昨日だって、ほんの少しの間だから、と。そう思って離れたのがそもそもの間違いだった。 二度目はごめんだ。]
(182) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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うん…… うん……
[鍋の蓋如きが、ニコラを怪我させて。 あぁ、きっと自分の頬は冷たいのではなかろうか。
唇を寄せて――はっと我にかえり、頬にくっつけてみた。 慌て過ぎて、行動もおかしい。]
……あぁ、駄目だ。困った。
ユニーク? ……ぷ、ははっ
[ニコラの言い方が、選んだ言葉がツボに入り、笑い出す。余計な力が抜けて、少しだけ冷静になれた。]
(183) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
|
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[プリシラとすれ違うその時>>177 向けられた礼の言葉に笑みを深くする。 ひとと話すのは楽しい。 こうしたささやかな会話でも嬉しいと思う。 前置きの後、暫し間があく。 何かと思い待っていれば思わぬ問いかけ>>178に瞬いた。]
好き嫌いなく出されたものは全部平らげる。 なんて、な。
[何でもないと言われたけれどそんな応えを向けて別れ]
(184) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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ー 一階と二階をつなぐ階段 ー [引いた手は そこまで重くない 綺麗な緑の目と保護者に比べ華奢な体 狩猟で鍛えた腕は 軽く引き起こす]
…………ルーツの せい?
[落っこちてきたタイミング 申し訳なさそうに フランシスを見て]
どこで 話そう……?
(185) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[笑っているのは、ノックスだ。 毛布の中から、頭を出した
ニコラをみて ノックスをみた]
(186) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[衣服を置いた場所まで行き タオルで髪と身体につく水気を拭き取る。 遠く鳥の声が聞こえた気がして首を傾げた。]
――…相変わらず。
[元気、というべきか、騒がしい、と称するべきか。 苦笑を漏らして着替えを纏う。 眼帯とアミュレット、耳飾りを身につけるが 髪を整える為のものを忘れて 未だ湿り気を帯びる髪は無造作に下したまま タオルと汚れた衣服を持って階段へと向かう。]
(187) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
|
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― 一階/玄関 ―
[器に、雪を山盛りに詰めて。 その冷たさで指先が痛む。
外の吹雪はいまだ収まる様子を見せず、吹き付ける雪で髪が白くなり]
――まだ、当分無理そう……
[どこか、安堵のにじむ声で呟く。 吹雪のそら、厚い雲に覆われているのを見上げ。
器を床においてから扉を閉める]
(188) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[少女について書かれた文章には続きがある。
禁断の赤い果実――欲望の実を食べた少女は、
街を追われることになる。
実を食べたものは皆魔物になってしまうと信じられていたからだ。
友人達にも、両親にも責め立てられ、しかし愛しい人がいる街から離れたくなかった少女は、街の中を逃げまどう。
逃げ切れなくてもいい、せめて最後に愛しい少年に会えたら
――少女の願いが通じたのか、少女の前に少年が現れた。
「僕はずっと君を見ていた」
少年は、少女にそう告げる。
少女が少年を見ていたように少年もまた、少女を見ていたのだ。
「だからせめて君が魔物になってしまう前に、
綺麗なままで終わらせてあげたいんだ」
少年は手にしていた槍で少女の腹を刺し貫く。
少女は、最後に少女に会えた喜びと、想いが通じていたことの嬉しさの中で息絶える。
それが、少女の結末。]
[少女は幸せな最期を迎えた。
――では、自分はどうなのだろう?]
|
―→2F居間― [扉を開けて階段を下りる。 小さく、鼻を聞かせて。昨日にはなかった匂いを嗅ぐ。 昔よく嗅いだ血の匂い。
目を凝らせば、木目とは異なる赤茶けた染みが薄く残っていた。>>87
隠蔽のお粗末さは明らかに手慣れていない。 要するに、大多数には予想外の何かが起こっている。
そんなことを考えているうちに、階下から賑やかどころではない声と音とが聞こえて、思わず顔をしかめた。]
(189) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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……ラルフもすぐに戻るだろうから、 そうしたらご飯を食べて上に上がろう?
[蓑虫のような姿。 全てを拒絶する様。
優しく、やさしく撫でて、 心を落ち着かせる。
トレイル。君には僕の手が必要なんだよと、諭すかのように。]
おや、亀の子みたいだよ。
[にこと笑って額を合わせた。ニコラとトレイルと。 大丈夫、笑えている。]
(190) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[救いは、そう簡単には訪れないらしい。
ただの肉の塊となり果てた自らの死体を見下ろして、ディーンは小さく息を吐く。
彼に食べられたことも、その所為で命が潰えたことも自分の選択の結果だ。構いはしない。しかし、何故死して尚自分がこの場にいるのかがディーンには理解できない。自分の選択の結末を見届けろ、ということなのだろうか。]
――……。
[何にせよ、自分の身体に用は無い。
これはニコラにあげたものだ。
ディーンは部屋を出て廊下に向かう。
拭かれた痕跡がありながらも、まだうっすらと血の跡が残っている階段を降りていく。足音はしない。]
|
―1F/2Fの階段少し下― ……ちょっと、大きい音は、苦手で……。
[鳥の話題に触れないように、言葉を選ぶ>>185]
わ、……、…力、強いんだなぁ……
[野生の獣めいているのは行動だけではないらしい。]
3階が使えれば一番、よかったんだろうけれど。 聞かれたく、ないよな?……1階……?あぁ、でも、待って
[血のにおいのこと、伝えなければ――と、階下を見る>>187]
――ドナルド!
(191) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[トレイルの繭がふるふる震えている。 その下にある弟の姿を透かして見ようとしてみたが、やっぱり修行が足りない。 撫でられている毛布の塊を眺めていれば、慌ててるノックスに手を引き寄せられて>>183]
うん?
[唇に一旦寄せられて。その後、頬にくっつけられた。 冷えた頬に熱を持った指をつけて、よしよしと撫でておく。
いつも通り過保護な兄は、いつもより少し混乱している。 やっぱり、あれかなあって。昨日のことのせいかなあって。 思うけど、仕方ないよねって気分。 なにかおかしなことがあったのだろうか。ノックスは急に笑い出して。けど、あわてるのが止まったのはよかった。
ちょっと前のトレイルみたいに、ディーンみたいに。 笑うノックスの前、いつもみたいに一緒に笑うことはしない]
……大丈夫?
[>>186トレイルが出てきたのを見て、首を傾いだ]
(192) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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― 二階へ ―
[扉を閉めたあと、二階へと戻る。
ドナルドを呼ぶフランシスの声が聞こえたけれど。
上で待っているだろうから、いまはフランシスたちがいるのとは違う階段を使って]
あ、おはよう。
[朝とはいっても、日が昇ってからそれなりに時間はたっている。
そんな挨拶を、バーナバスに向けながら、居間へと入り]
お待たせ。
[亀のようなトレイルとか、なにか笑ってるノックスとか。 それを見ているニコラといった少しふしぎな様子に瞳を瞬かせながら、 雪の入った器を差し出した]
(193) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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―― 一階/階段傍 ――
[吹き込む風の冷たさにふると震える。 風のもとを辿れば玄関の方にはラルフが居た。 何をしているのかと声かけようとするけれど 呼ぶフランシスの声が聞こえて視線がはずれる。]
――… フランシス?
[声のした方を見上げればフランシスと鳥、もとい ルーツと飼い主のフィリップの姿認める。]
(194) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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―ペチカの傍―
[ゆっくりと毛布をかぶっていた身体を起こして トレイルは、まず>>192ニコラに頷いた。 騒音が去れば、頭痛は収まる。 キィンとなる耳の奥 まだ不快感はぬぐえていない。
>>190ノックスを見た。 微笑む様子は、日常を思い起こさせる。 ご飯を食べて、上に そうだ、雪がやむまでじっと大人しくしていれば きっと こんな騒動は終わる。
眉を寄せて、それでも口元には笑みを浮かべた。 忘れよう、諦めよう、全部元通りに
喉が渇いて じわじわと傷口が痛むけれど]
(195) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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そう…………
[力が強い と言われると首を傾げる 山で力仕事は保護者の 俊敏さは彼の領分と仕事をわけていたから
比較対象が間違っているのは 気がついていない]
上……血の匂い するから?
[聞かれたくない に こくこくと頷く 三階……使えない理由 それくらいしかなくて ただ 多くを尋ねるより先に]
………………
[山小屋 着いた時も見かけた ラルフの同行者]
(196) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
トレイルは、鍋の方にむけて指を刺した。
2014/11/19(Wed) 23時頃
ドナルドは、再び玄関の方に目を向けた時にはラルフの姿はなく。
2014/11/19(Wed) 23時頃
|
[ラルフの声だ。 トレイルの眉がぴくりと反応して
瞬き、視線を投げた。 挨拶をかけた主は誰だろう トレイルの位置からはまだ、見えない。
雪のしろが、みえる]
(197) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
ドナルドは、フィリップと視線あえば、はたり片目が瞬く。
2014/11/19(Wed) 23時頃
ラルフは、ニコラスに、これでひやして、と雪を示す。
2014/11/19(Wed) 23時頃
|
―1F/2Fの階段少し下― 本当に、強いよ?……叶わないだろうな、おれじゃ――
[それは、危険度の再認識でもあった。]
……うん、血のにおいが する。……多分――
[ディーン、と呟くとき、沈痛な面持ち。>>196]
――、……ぁ、
[>>194髪を下ろしているドナルドに、ぱちり、と一度目を瞬かす。 髪を撫で付けていることの方が多かったから、少し、驚いて、其れも似合う――と、思いながら]
……温泉、どうだった? ええ、と……3階、……今、行くと、 まずいかもしれない、から。……個室のほう、 扉を閉めれば……大丈夫かもしれないけど。
[すぐにでも流すつもりだったが、フィリップと話をせねば、ならない。]
(198) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時頃
|
[落ち着こうとした。落ち着けたと思った。なのに――… ニコラが笑わない。今日は、いつ見た?>>192
戻ってきた、のに。もう以前とは違う。 時間をかければ忘れるだろうか。どうすれば、忘れてくれるだろうか。
心が悲鳴を――あげて、息苦しさに耐えた。
トレイルは微笑み向けてくれたのに。>>195]
(199) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
|
[ドナルドは少し年上だろうか。 歳の近い相手と話すのもやはり楽しいが、バーナバスに気をつけろと言われていて。 複雑な気持ちのまま、困ったように眉を下げる。
しかしなんでもないと言ったのに、返事>>184があって。 はにかむように笑った。]
(200) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
|
少し 鍛えれば すぐつく
[普段から身につけている ナイフで 服の裾を 細く切り裂き 紐を作る そうしながら 再認識されていると しらずに 敵わない に きょとんと返し
片手で器用に作った紐で ルーツの嘴を 短時間 抑えるための …………その手が止まる]
ディーン…………?
[割れたマグカップ 落としかける ドナルド には 会釈するも ディーンのことで 頭がいっぱいになる]
(201) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
|
[階段の下から見上げる姿勢でフランシスの声を聞く。 問いかけにはふっと表情緩めて]
いい湯だった。 さっぱりしてきた。
[と、声を返す。 続く言葉からは不穏な状況を感じ取り]
――…三階、か。
[眠る前に血の匂いがしたのは一階。 そういえば此処から血臭は薄れていた。 片付けた者が目の前にいるとも知らず]
わかった。 ありがと、フランシス。
[礼の言葉を向けてその場に留まり少し考える風。]
(202) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
|
[>>195やっぱりうるさかったのかな。 出てきたトレイルは口は笑ってるけど、眉は顰めていた。 >>190いつもみたいに、なにもなかったみたいに。 全部いつも通りみたいに笑うノックスは、なにか知らない人みたいに見えた。
違うな、変わったのはきっと僕だ。
いままで世界はノックスとトレイルと、あとはほんの少しの何かだけで。 それはきっとトレイルも一緒で。ノックスもそうしようとしていて。 それなのに、僕はいま、彼ら以外のものを見ているんだから]
ありがとう。
[>>193かけられた声。ラルフの声。 渡された雪の器を受け取って、お礼を言う。
毛布に包まれた身体。 動けば、生臭さが微かに香る。 ディーンの匂いだ]
(203) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
|
……おかえり、ラルフ。
じゃあ僕は、鍋を……
[二人から手を離して、立ち上がった。 ふらつきたたらを踏む。]
……ラルフ? 髪。 吹雪の中、ニコラの為にありがとう、ね。
[髪に残った白い雪を、指で払った。 そうして蓋を拾い上げて鍋の元へ。]
………
[しかめっ面。]
(204) 2014/11/19(Wed) 23時頃
|
フィリップは、ドナルドを見上げて またマグカップに視線を落とす
2014/11/19(Wed) 23時頃
[死体の前にいる人は、藁に包まれた物をじっと見ていた。
―――食べられたのだ、とわかった。
でも、この人は誰だっけ。
悲しそうな目をした、若草色の髪をしたこの人は、誰だっけ]
………名前、なぁに
[眠るような、赤に濡れた金髪の、自分。
知っているのに、わからない。
問いかけても当然、答えは返ってこない]
|
―ペチカ傍― [火の音が聞こえる程には、周囲の騒ぎが収まっていた。 毛布はもう、いらない。 その場に置いて、立ち上がる。
雪のやりとりをしている彼等が気付いたかどうか 知らないが 少しバランスを崩したノックス>>204を見て 大丈夫かと その様子を覗き込みに向かったのだ]
(205) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
|
|
―1F― [階下に降りて見えたのは血に濡れた亡骸で、フィリップがそうしたのだと理解した。物言わぬ屍は自分が言葉を交わした相手ではないけれどまだ温かく。 フィリップをしばらく見降ろして、言葉少なに口を開く。]
お前。……呼べって……
[かぶりを振って、このままにしておけないという気持ちはあるけれど、その先は言葉にならず。 腕の中に抱いたまま眠り、目覚める頃にはもうその姿は自分の前からは消えている**]
(206) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
|
― 2階・居間 ―
[血の足跡が消されていても、彼の居場所はすぐに分かった。
恐らく、彼がずっと持っていると約束してくれた自分の瞳があるからだろうとディーンは推測する。
物音も無くすり抜けるように居間に入る。
ペチカの温かみは感じられない。]
――……ニコラ。
[ずっと一緒だと約束をした。
吸い寄せられるかのようにニコラの傍に立ち、柔らかな日の色の髪に唇を落とす。
そういえば、全てをあげるとも約束した。
今のこの――幽霊ともいうべき自分は、どのようにして彼にあげれば良いのだろう。]
[自分の全てを捨て、愛しい者に全てを与えたディーンには、
他に傍にいるべき相手はいない。
大切なもの――大切だったものは、昔馴染みに託してきた。
本当はあったかもしれない傍にいる資格すらも、捨ててきた。
ベネットならば彼を正しく守ってくれるだろうと信じていた。
彼の命ももう失われているのだとは、まだ、知らない。]
|
――どう、いたしまして。
[ニコラ>>203が動いたとき。 漂った香りに、息を呑む。
三階の、血の匂い。 ノックスがしていたこと。
それを思って、ゆるりと瞬き]
っ――、あ、ありがと……
[血に気をとられていて、ノックス>>204の動きに気づかなかった。 雪を払うしぐさに、そわり、落ち着かなくて。 離れたことがほっとしたような、残念なような。
トレイルが、その背を追ったのを見て視線をそらす]
(207) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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ん……? あぁ、トレイル。
これ、底の方が焦げてる、よねぇ。
[苦く笑いながら、それでも器に元ポトフを入れていく。>>205 1、2、3、4杯…… 終わった。
器と匙をセットにして、まずは目の前のトレイルに差し出した。]
(208) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[置いてきたもの、ひとつ。
それが名前。
顔をあげて、振り返った。
一歩踏み出すごとに、少しずつ何かが毀れていく。
少しずつ身体が、軽くなっていく。
意識せずとも―――
意識とは、なんだろう]
なん、だっけ
[生きているうちに諦めたものから、ひとつずつ、毀れていく]
|
[底の方は、おそらく。 頷きながら、ノックスが用意する器の数をかぞえ 違和感に瞬き、受け取る前に振り返った。
視線をそらすラルフがいる。 四つ目の、違和感の、存在。
口元が歪む。 目を細め、微笑みを作った。
差し出された器へと視線を戻し、両手で受け取る。 中身をぶちまけたマグカップは、床に転がったままだ]
(209) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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ー 一階 ー [保護者はどうしているだろうか? 昨晩かけられた言葉 横にも縦にも 首は触れず まったく 呼んでいないわけでもなく>>2:362 けれど 声に出して 強く求めたわけでもなく
エヴァンズ一族というだけで 厄介ごとを 押し付けられてしまった人
だから 保護者が人里に行く時 森に残る時 もう 死んだことにして 戻らなくていいよ と 何度言っても 戻ってくる ーーーーーーー変な人
信じている けれどーーーー]
(210) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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トレイルは、ラルフの傍まで、器を持ったままゆっくりと近づいていく。
2014/11/19(Wed) 23時半頃
|
[視線をそらしていたから。 トレイルの笑みにも気づかなくて。
近づいてくる足音に、首をかしげて視線を戻す]
……トレイル?
[言葉が話せない相手に問いかけるけれど。 言いたいことを読み取れるかどうか、不安をおぼえて、じっとみる]
(211) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[両手で持った器を、傍まで来たラルフの前で持ち上げてみせる。
湯気の立つ器の中身を覗き込んで、それからラルフを見て 眉を下げると、首を傾いでみせた。
トレイルの透明な声は、彼に聞こえているか。 意図が伝わるかは、わからない]
(212) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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―1F/2Fの階段少し下― そう、……ディーン、が
[小さく謂う、フランシスの表情は沈んでいる。 フィリップの様子に、仲がよかっただろうか――と、疑問符浮かべる。
ドナルドの方に意識を向けたから、>>202 フィリップがディーンのことで 頭がいっぱいとは思わず]
そう、……よかった。 ……落ち着いたら、おれも浸かろうかな……
[そ、と濡れた髪に指先を伸ばしたのはつい――触れたくなって]
湯冷め、しないようにな。
(213) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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―1Fへ―
……フィリップ君?
[>>210考え事をしているらしい少年に、そ、と声をかける。]
(214) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時半頃
フィ、 リップ
[違う、と思った。
いや、違わない。
それは確かに彼の名前で――― でも]
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…………ニコラ?
[聞いていた話 フランシスからの頷き 思い浮かぶ 犬 ……けど 狼だった 本当に食べてしまうなら
それでも 本人たちの合意の上 ならば しょうのないこと と 割れてしまった マグカップ手に 思い切る
その間に フランシスとドナルドの話 聞こえる……彼は 即席の轡 ルーツの嘴にはめて 調整を 待っている間にする]
(215) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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[ポトフの入った器。 温かな湯気が立つそれを見て。
中身を覗き込むしぐさと、こちらを見る様子。
考えるように首をかしげた]
ええっと……
……もしかして、俺に?
[もってきたのかと、瞳を瞬かせる。 トレイルとはいつもすれ違っていた気がして。
温泉での、あのしぐさの意味も、よくわかっていなかったから。 いまも間違っているかもしれないと思いながら問いかけた]
(216) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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あ…………えっと 貯蔵庫…………
[轡をルーツにはめながら 当然抵抗で散々蹴られたが どうやら二人の親密な会話は終わり 今度は 彼が 考え事で またせたか 慌てて 場所 口にした]
(217) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[隣にあった温もりが離れる>>205 雪に指をくっつけながら、トレイルの行く方向を目で追って。 >>207なぜか緊張した気配に、ふいと視線を上げた。 少し考えてから。 思いあたり、すん、と自分の肩に鼻をくっつけて嗅いでみる。一晩中ディーンのそばにいたから、慣れてしまってよくわからない。 鼻が感じるのは、毛布のカビ臭さだけ。
指で雪を握って、離して]
4つ。
[>>208ふと、こちらも気が付いた違和感。 首を傾いだけど、なぜ4つなのか僕はしらない。
卵の中に収まった球体。雪で冷やせば、少しでも腐るのを止められるだろうか。 すぐに視線をノックスから離して、宝石箱を眺める。 ねえねえとノックスにまとわりついて理由を問うことはなく、ただ手の中のそれがいまの世界の中心だった。
>>209視界の端、見えたトレイルの口元。 ふ、と視線を上げて。小首を傾いで、また雪を握った]
(218) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[二階に続く階段を見上げた。
その途中、あのあたりで、涙を零した"記憶"があった。
もう靴音はしない。
段が軋む音もしない。
暖かさに包まれていた、昨日。
腰を下ろしていた段に手で触れて、
そしてそのまま、さらに上へ]
|
[どうして彼なんだろう。 彼も彼も どうしてどうしてどうして
思いはあれど、諦めもあって 声は二度と戻らないから、 俺に、と言われてトレイルは頷いて
彼の頭上に届くように、 器を持った両手を上げながら背伸びして]
(219) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[湯気の出る中身を、ゆっくりと、傾けていく]
(220) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[ディーン、と名が二人より聞こえる。 山小屋に辿りついたばかりの頃、 あたたかな場所へと誘うシメオンとその保護者と出会った。 今日は二人の姿をみていない。 けれどひとを避けるようにあったドナルドは それが何を意味するかまだ分からずにいる。 フランシスの声>>213に軽く頷き]
――…久しぶりに背中でも流してやろっか?
[軽い口調で言い遣り、 伸ばされた指先が髪に触れればくすぐったげに目を細めた。]
気をつける。 けど、フランシスも。
[気をつけて、と続けようとするも、何に、とまでははっきりせぬまま]
(221) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[トレイル>>219が頷くのに、ゆるく瞬く。
それから、小さく笑みを浮かべて]
――?
[礼を言って受けとろうとしたら、器の位置が、違う。 背伸びをするトレイル、高い位置の器]
トレイル……?
[問いかけと、器が傾くのは同時で]
(222) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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|
――――あっっ!
[そこが焦げ付くほどに煮立ったポトフの、汁。 それを被った熱さに、顔をおさえて、うずくまる。
髪についていた雪など、当のむかしにきえてしまって、いた]
(223) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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フィリップは、ベネットとドナルドの親密さをぼんやり見てる
2014/11/20(Thu) 00時頃
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[居間に近付いたバーナバスにも、焦げの混じった臭いが届いただろうか。
水を加えてかさ増ししたけれど、4杯が限界。 トレイルにも確かめたが、やはり焦がしてしまった。]
……ニコラ。ニコラの分もよそったから、早く着替えるんだよ。
[毛布を纏ったままの彼に声をかける。 視線はすぐに逸らされて。手の内に卵を収めて。
昔の自分と不意に重なり、それもまた胸を締め付けるのだ。]
(224) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
フィリップは、突然階段を登り始める
2014/11/20(Thu) 00時頃
|
…………少し行ってくる
[踵を返して 血の匂いする階段 フランシスの返答も待たず 一段飛ばしで駆け上がる
ルーツに相変わらず蹴飛ばされながらも]
(225) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
[貯蔵庫、とフィリップの声が聞こえる。 声した方を見遣れば彼もこちらを見ていたよう。]
ルーツ、だったか。 昨日はやたら暴れて大変だったぞ。
[右手首に残る淡いひっかき傷を軽く掲げてみせて]
仲いいなら、さ。 ちゃあんと一緒にいてやれよ。 ルーツも、その方が落ち着くだろ。 現に、今日は、お前さんがいるから暴れてねぇみてぇだし。
[に、と笑い掛けて鳥と飼い主を交互に見遣る。]
(226) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
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―1F/2Fの階段― ひさし、ぶりだね。 ……そうだな、それも、悪くない、かも
[>>221 背中を流す、なんて本当にひさしぶりだ。 眼を少し細める。 気をつけるよ、と謂うものの―――]
わかった、貯蔵庫…… ぇ、あれ、 フィリップくん…?
[突然階段を上り始めたフィリップに、 フランシスは驚いて疑問符を、浮かべた。]
(227) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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|
[ぐらぐらに煮立ったものは水で薄められていたようだけれど。 それでも、被るには熱すぎるもので、
ポトフの、溶けた具材が肌をたどる熱さに、とっさに手で払うけれど。 玄関で冷えた肌には、厳しい温度差だった]
……っ、なに、なんで……
[痛みを堪えて、呟く]
(228) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
―居間― [ラルフの頭の上で、中身を全部ひっくり返して 空になった器は、そのままうずくまる彼の上に落とした。
ゆっくりしゃがんで、両手を伸ばす。 ラルフの身体を抱きしめるには、少し短い両手。 ちゃんと彼の背までまわると良いが。
微笑みを浮かべて、首を傾げて 声なき声を紡ぐけれど きっと彼には聞こえない]
(229) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
ベネットは、フィリップが軽やかに駆け上がるのを、きょとんとして見送ってしまう。
2014/11/20(Thu) 00時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 00時頃
|
[同じ場所にいるのに、ラルフの分だけよそわないのは実に大人げない。それに、約束もある。 ……元々あったものに肉を入れただけだが。
焦がした鍋をペチカから降ろし、床に置いた瞬間。 悲鳴がした。
何事かと立ち上がる。ぐきと腰が痛みを訴えたが。 目の前の光景に、まず目を疑った。]
トレイル!? ラルフっ!
(230) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
[ニコラが大事に抱えているもの。
それが自分の眼球だと、すぐに気付いた。
彼は言った通りに、大事にしてくれている。
いずれは腐り落ちていくけれど、せめてそれまでは、彼の手の中にあって欲しいと願うばかりだ。
居間に起こる出来事の全てを視界に収めながら、ディーンが意識するのは彼の周りのことに限られる。
ニコラの横に並ぶように立ちながら、ディーンはそっと指先で明るい金の髪に触れていた。]
…………?
[何かの動く気配がする。
人の足音とはまた異なる――ずっと前から慣れ親しんだ気配だ。]
|
ーーーーごめん
[ドナルドが気の良さそうな笑顔 向けてくれる ラルフの同行者 ラルフの言うとおりいい人そう 眼帯 衝動に耐えた証とも
謝罪はルーツの代わり ルーツは轡をつけられて暴れているけど
いまは ”聞こえた”そのことが気になって 上へ急ぐ]
(231) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
[一人になり、ゆっくりと息を吐く。 長居はするなと言われていたが>>182、のろのろと身体を洗う。
バーナバスを「バーニィ」と呼ぶノックスとのことを思い出してもやもやした。 暖かな腕の中で、心地好い気分だったのにと。 何故こんな風に思うのか分からない。]
(232) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
[君が これ以上 僕から奪っていこうとするのなら
これくらい、受け止めてくれるよね?]
(233) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
ラルフは、トレイルが紡ぐ声は聞こえず。腕が回るのに、うすらと瞳を開く。
2014/11/20(Thu) 00時頃
|
[抱きしめて、撫でてやる。 幼いころから、ずっとノックスがしてきたように。
この腕は、彼の腕ではない。 ラルフの目の前には、トレイル。
酷く歪んだ笑みを浮かべて 光を失った瞳を細めている]
(234) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
ー 居間 ー [駆け上がって息が切れるほど 弱くはない 駆け込んで開けた扉 何があったのか 周囲を一瞥する]
ラルフ…………!?
[トレイルがラルフを抱きしめている? 何かあったのか?それをトレイルが介抱している]
(235) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
[謝罪の言葉残し駆けあがるフィリップにきょととして 残されたフランシスをちらと見る。]
――…此処、寒いし、上、行く?
(236) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
―1F/2Fの階段―
な、ん…… ぇ?
[すっかり取り残されて、 困った挙句ドナルドの方を見た。丁度、眼が合う>>236]
う、うん。……参った な、……
[湯を汲みに来たのに、出来事が重なって、これだった。]
(237) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
[とっさに瞑った瞳には、かかっていないけれど、 落ちる雫がにじんでいたい。
ぼやける視界で、目の前にあったのは――]
っっ――、なん、で……
とれい、る……どうして……
[行われたことと、今、撫でている手。 それがわからなくて、 ゆがんだ笑みにおびえながら問いかける]
(238) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
[服が、包帯代わりの布が、汚れてしまう。 べたついた手触り。 冷えた身体にかけた、熱は 彼にとってどれほど効果があったろう。
ノックスがまず自分の名前を呼んだことに安堵し フィリップがラルフの名を呼んだことに微笑む]
(239) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
[二階に着くころには、もう前をかけていった彼の名前は忘れてしまった。
もう呼ぶことはないだろうから、問題ないだろう。
大きく開いた扉。
ラルフ、という"名前"が聞こえた。
顔が浮かんで――すぐに消えた。
此処には入りたくなかったような、気がする。
俯けば、入り口入ってすぐの場所、
誰かの足にけられたのか、隅のほうに
何かの、包みが見えた]
ドナルドは、フランシスに襲い掛かる鳥の印象が強すぎて暴れる現状でも大人しくみえたようだった。
2014/11/20(Thu) 00時頃
――……シメオン?
[まさか、そんなはずはない。
思い浮かんだ名前を口にしてから、ディーンは瞼を伏せる。
しかし、他に慣れた気配だなんて思うものがあるだろうか。
自らの欲望を認めるまで――自分の「太陽」を見つけるまで、
ディーンの一番近くにいたのは、彼だ。
勘違いであって欲しい。
死して尚身勝手なことを願い、ディーンは重い溜息をついた。**]
|
[わけがわからない] [床に落ちている器 蹲るラルフに抱きしめるトレイル 混乱した風 のラルフ 二人 固まってるそばにしゃがみ込む]
何が…………?
[その位置で 事情を知っていそうなノックスを見た]
(240) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
[どうして、だって。 瞬きひとつ。
ちらとニコラを見た。 教えてくれて、ありがとう。 誰かに取られる前に、食べてしまいたい そんな勝手な理屈が通るなら
奪われる前に、食べてしまいたい そんな理屈も通ってしかるべき。
どく、と胸が高鳴る。 絶望を抱え日常を望んでいるのに きっと、それが叶わないと本能が知っていた。
だって、望んだものは、皆手に入らない]
(241) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
|
冷やすもの…………
[”聞こえた”ことに周囲を見渡す]
(242) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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[唐突な行為と、熱い痛みに混乱している。
それなのに、トレイルが撫でてくるのが、わからなくて。
ノックスが呼ぶ、トレイルの名前が聞こえ。 フィリップの、呼び声も、聞こえて]
――っぅ、……いた、い、 から、はなれ……
[髪や顔にかかったものは、痛くてあついけれど、火傷というほどではなく。 けれど、汁を吸った服が、そこに触れる肌が。 なによりも肩口の、傷が――熱を持ったように、痛む]
(243) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
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[床に転がる器。ノックスの側からはトレイルの背しか見えないが、どんな事態が起きたのかは分かる。
咄嗟に服を脱いで水桶に浸す。 それを持って、トレイルとラルフに駆け寄った。]
二人とも、無事――… ラルフ!
トレイルは離れて! 君まで火傷してしまうっ
[無事には見えず、トレイルの肩を掴み、離そうと試みる。濡らした服でラルフの頭を覆うために。]
(244) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[何かあったラルフを介抱しようとして 抱きしめているなら 申し訳ないのだけれど そっと トレイルの 黒い上着を引く]
トレイル……一度 はなしてあげて ラルフ
[トレイルが起こしたこと知らない トレイルが考えていることも トレイルがかかえる絶望の全容を]
(245) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[触れ合うことで ずきずきと、痛むのは鎖骨から広がる傷 どくどくと、高鳴る鼓動は胸に
ぎゅうと抱きしめて、肩口に顔を埋める。 手が熱いのは、撒いた汁がかかった所為だ。 彼が傷を負ったらしいそこに、顔を埋めて 歯をを立てた。
美味そうな元ポトフの汁のにおいがする。 >>244肩を掴まれた。 ラルフの背に回した手に少し力を込めて、抵抗する]
(246) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
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[フランシスの応え>>227に頷く。 周囲が気付くほど親密さが増す今を深く考えることなく、 昔のままの感覚で掛けた言葉だった。
参った、というフランシス>>237に首を傾げる。]
参ったって、何が?
[考えてもわからぬから直接彼へと聞く事にした。]
(247) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[上着をひかれた。 トレイルの背は、震えている]
(248) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[>>224ノックスの声に、こくんと頷いたけども。 動こうとはしないで、雪を握って、離すのを繰り返していた。
手の中の大事なもの。 それについての心の片づけが、まだできてない。
握って、開いて、握って >>219足音]
……あ。
[あ、と思った]
(249) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
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[ゆっくりと注がれる熱い液体。 続いて、器が落ちる大きな音がした。 それを見ながらふと、トレイルのマロン色を引っ張ったときのことを思い出した。 寝ているとこを邪魔して、ご飯も横取りして、何回も何回も……。
トレイルの口が動く。 修行が足りない。聞こえない。
それでもなんとなく、彼の感情は]
……トレイル。
[ラルフを掴まえ、笑う彼に声をかける。 >>241視線が合う。
そこで、今日初めて笑えた]
汚れるよ。
[笑いながら、ラルフの心配じゃなくてトレイルの心配を]
(250) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
[知らない"名前"が聞こえて、顔をあげた。
誰、だったろうか。「友達」の頭を撫でている、人。
目が合った気がしたけれど、そんなはずはない。
そんなはずは、ない。
ゆっくりと首を振ると、その場にしゃがみこんだ。
転がっている包みに手を伸ばす。
触れ―――られなかった]
|
[ノックスがトレイルを引くのをみる 火傷?なにがあったのか?わからないけど 離したほうがいいこと 把握して
震えている その背から手を離すのは 躊躇われる けど…………一度そっと撫でてから 彼はトレイルの黒い服から手を離し ラルフをノックスとは 反対の方向にだきながら引き離そうと]
(251) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[トレイルが考えていることはわからず。 熱い汁を吸った服が、肌を傷める感覚に、眉を寄せて。
脱いでしまいたいのに、トレイルの腕が邪魔をする]
い――っ! ……とれいるっ、やめ……っ
[フィリップの声も、ノックスの声も。 聞こえているはずなのに。
噛み付かれる痛みに、身をよじる。 トレイルを突き飛ばそうとして――]
(252) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
フィリップは、奇しくも二人とも一度噛んだことがある共通点には気がつかない
2014/11/20(Thu) 00時半頃
……駄目、だなぁ
[何も出来やしない。
溜息,ついてー―空気は震えなかったけれどー―そのままこの暖かいだろう場所を出ようと背を向けて、
一度、振り返った。
目は合っただろうか。
そんなはずは、ないけれど]
|
[ラルフの頭にはノックスがかけた 上着があったし 喧騒に何があったか細かく把握出来ない だから トレイルのとった行動は気がつけない]
ラルフ 落ち着いて……ラルフ 今離すから…………
[身体をひねるラルフ その身体を強く抱きとめようと トレイルから引き剥がそうと]
(253) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 00時半頃
フィリップは、トレイルに話の続きを促した。
2014/11/20(Thu) 00時半頃
[上を目指す。
欠片を拾いに、新たな記憶を零しながら、上へ。
いつの間にやら靴も忘れて裸足だったけれど
床の冷たさから感じる痛みも忘れてしまった。
それでも右足は引きずって、階段を上る**]
フィリップは、ラルフに話の続きを促した。
2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
[>>252突き飛ばすラルフの腕の力と >>251一度背をなぞった手が離れた先で起こす力 >>244肩を掴むノックスの力
普通の少年でないトレイルには、叶わない力の差。 引きはがされる 最後まで、彼の肩を噛む力は弱めなかった。
熱い。 汚い。
ニコラの心配する声>>250が聞こえる]
(254) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
―1F/2Fの階段―
ぁ、いや、その…… 3階をね…温泉の湯で、掃除しようかと思ってたのと、
[ドナルドに、困ったような顔をしながら答える。 これは、できれば先にやってしまいたいことで。 もう一つは―――]
……フィリップ君に話があるといわれてたんだけど。 用事が出来たみたい、だから ――後で、改めて、聞くことに、する。
[2階からの騒ぎが届くには、少々距離が、あった。]
(255) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[居間で起こっている騒ぎはここまで届かない。
胸のざわつきと共に、温泉の匂いで忘れていた匂いを思い出す。 廊下と、風呂に入る前に嗅いだ匂い。
自分の中の、深くにある何かを刺激する匂い。
頭からお湯を被っても、頭を占める考えが流されることはない。]
(256) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
ベネットは、温泉で、湯を貰ってこよう、と呟いて、降りて行く。「声」のこと、思考から抜け落ちていて。
2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
[居間に姿を見せたのはフィリップだった。>>240 彼には言いたいことが沢山あったが、今はその時ではない。
抵抗するトレイルの名を強く呼ぶ。 彼の手にも熱い液体がかかっているから。
肩口に噛み付いてるから。]
トレイル! いい子だから、離れるんだ!
[悲鳴に混じる懇願。引き剥がされたその身を受け止めて抱き締める。]
(257) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[ノックス>>244がかけてくれた布で視界が覆われる。 その冷たさが、熱を持った肌にはちょうどいいけれど。
噛み付かれた傷口>>254が、そのまま、 ひきはが、されて――]
(258) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[引き剥がせた トレイルの頭が ラルフの肩口 最後まで離れなかった
そこにあるのは 彼がつけた傷跡 火傷という 声が聞こえていたけれど 実際は肩口 内側から赤は滲み]
ーーーーーートレイル……どうして??
[ラルフに衝動を?噛み付く行為に それしか思い浮かばない トレイルの視線から庇うように ラルフを抱きしめる]
(259) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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あああ―――!!!
[ぶち、と、引きちぎられた、感覚。 激痛に、叫ぶ。
フィリップ>>253がなだめる声は聞こえたけれど。 赤い血が流れ出て、ただ、痛みにうめく。]
(260) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[ノックスに抱きしめられた>>257まま 汚れのついたトレイルはニコラを見ていた。
心配してくれて、ありがとう
微笑んで、真っ赤に染まった唇が形どる いつものお礼の仕方。 その笑みが、深まって ついには肩を震わせながら笑い出した。 両手で腹を押さえて 声はなく、漏れるのは空気ばかり
大音量で響いたラルフの叫びに 恍惚とした表情を向けて]
(261) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[ニコラの笑い声がとても不似合いだった ノックスにいいたいこと あるのはこちらも 保護者がいながら どう言う事態? けれど いまは]
………………っ
[昨晩発散したばかりとはいえ 鮮血流れれば 目眩 けれど ラルフの絶叫に 頭を振って
ラルフの上着をナイフで割いた やけど 熱いものがし見ている可能性 そして 自分がつけた傷口 上書きされて悪化したそれ その状況を確認し 止血するため]
(262) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[ぺろりと、舌なめずりをしてみせた]
(263) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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ふ、
[ノックスの慌てる声が、変におかしくって。 くすくす笑いながら、毛布に口を押し付ける。 笑う息で、毛布が少し温まった。
引き剥がされるトレイルが可哀想。 目を細めて、そう思いながら見ていた。
離れる体、散る赤色。 そうして、手を伸ばせば掴めそうなくらい鮮やかな、悲鳴>>260
トレイルは耳が痛くないだろうか。 あんな近くで大声をあげられて]
トレイル、大丈夫?
[やっぱり、トレイルが可哀想だった]
(264) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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フィリップは、ルーツに轡つけておいてよかったと思う
2014/11/20(Thu) 00時半頃
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―1F/2Fの階段―
……っ!?
[>>260叫びは、先ほどのノックスと同じように 流石に此処まで届く。]
ドナルド、
[短く名を呼ぶと、階段を駆け上がった。 体力のあまりない身、フィリップとは違って息が上がる。 ドナルドにも追い抜かれてしまうかも知れないが]
(265) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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……い、ぅ……
[苦痛に、うめく。 フィリップ>>259に抱きしめられて、庇われる。
縋るように、フィリップの服を掴み。 ポトフの汁で汚れた服が、赤に染まっていく。
トレイルが何を思って、行ったのかなんて、わからないまま。 ただ、激痛になにも考えられないまま。 フィリップ>>262が手当てしてくれることすら、痛みにかすんで理解が追いつかない]
(266) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[フランシスの言葉にちらと上を見る。 三階は血のにおいがするはずで ならばそれを片す為か、と思い彼を見る。]
他の場所もフランシスが片付けた? 昨日、血のにおいがここらからしたのに 今は、ほとんどにおわなくなってる。
[温泉、と彼が言えばはたと瞬き]
俺と入れ違いにプリシラが入ってったから。
[多分まだいるはず、とそのことを伝えおく。 けど、ラルフの悲鳴が届き、 名を呼ぶフランシスに頷き、階段を駆け上がる。]
(267) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[目の前で散る赤の雫。ラルフの血が香り立つ。 悲鳴を辛うじて飲み込んだ。]
ラルフ、ごめん。うちのトレイルが……いや、それよりもフィリップ、その濡れた服で拭ってやってくれ。
早く!それと雪はニコラのとこに、あるからっ。
[良いね?と確かめる声をかけ、ノックスはトレイルの軽い身を抱え上げ、炊事場の水瓶の方へ運ぶ。
トレイルは笑っていた。だからノックスの混乱が増す。]
(268) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[ドナルドに尋ねられ、>>267 そうだ、と頷く。 「血のにおいがすると、落ち着かないだろうから」 ――と、プリシラの件について頷く。 答えられたのは、其処までで。
居間の扉を叩き開くと、 鮮やかな血のにおいと蹲るラルフ、フィリップ、 声なき声で哄笑するトレイルが在って]
――ラルフ!!
[上がった息も構わず呼ぶ名前は半ば悲鳴。駆け寄って、ポトフのにおいが服よりするを知る。]
(269) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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[>>261いつものお礼の仕方。 それに、くすくす笑いながら、うんって頷いて。 赤い赤い口元]
ほら、汚れた。
[って、口元を指差す。
トレイルがたてる、透明な笑い声。 それが僕には聞こえないのが残念だ。 きっと素晴らしく綺麗な音に違いないのに。 ダイヤモンドのように透明でキラキラしていて、水時計よりも澄んだ、そんな音色に違いない。 そうして、いま。 それに詰まった感情も、きっと素晴らしく綺麗。
ねえトレイル、いま考えてることはなあに? きっとどろどろした、腐って膨らんだものだろう?
小首を傾いで。 笑うのはやめなかった]
(270) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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[ぞっとした][何故笑うのか]
ーーーーーーーーー………………
[獣とも違う 何かが ニコラとトレイル ラルフのが服を掴んでくれる 腕の力だけ 現実のように思えて][眩暈がする] [いや いまはそれより] [轡を作って裾のちぎれた上着は さらに短くなる 身体 止血すべき箇所を縛り上げて 赤い 迸る 目眩がする 甘い 甘美な いけない…………いまは処置しなければ]
拭うより脱がす!止血! それより連れて行って!ふたりを!!
[ノックスにそう返した けれど ノックスの声に混乱を認めて それが 少し安堵した]
(271) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
ベネットは、眩暈がする。鮮やかな、甘い、血のにおい―――
2014/11/20(Thu) 01時頃
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v[トレイルの、聞こえないはずの笑い声が聞こえた気がした。 ノックスの服が外れて、トレイル>>261>>263が見える]
――っ
[ポトフの汁がついた服が、肌から離れる。 触れていた箇所は、赤く、火傷になっていて。
肩口の傷は、肉が削げて、赤い血が流れ出たまま。 止血のための布も、紅に染まる]
ぃ…り、っぷ……
[ただただ、痛みに耐えるように名を呼び。
フランシスの、声が聞こえて、琥珀がその姿を探した]
(272) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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あ……どうしよ、う……。
[熱を持ち始めたそこに戸惑う。 衝動を知らなくとも、自分で処理をしたことがないわけではない。 でも今、頭を占めていたことを思うと、戸惑いしかない。
深呼吸を繰り返し、お湯に浸かった。 ずるすると頭まで沈む。
外の音は聞こえない。]
(273) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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フィリップは、フランシスに止血に使える清潔な布を尋ねる
2014/11/20(Thu) 01時頃
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[血の味が口の中にある。 舌でなめて飲みこんで、喉に違和感 眉を顰めて、ニコラに手を伸ばした。
>>264大丈夫? そう心配してくれたから。 今度の笑みは、嬉しさを帯びている。
諦めと絶望と 欲しいもの、したいこと 全部叶わないならせめて――
ノックスに抱え上げられ>>268 >>270汚れたと言われた口元をまたぺろりと舐めて
トレイルは嗤う。 あれほど嫌悪していた騒音が、 こんなに高揚させてくれるなんて、知らなかった]
(274) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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ベネットは、無理しないで、と血に酔う姿を思い、ドナルドの方を見た。
2014/11/20(Thu) 01時頃
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[声のした方へ向かえば居間の惨状が目に入る。]
ラルフ……っ!? なんでこんな事になってやがる。
[思わず駆け寄って低く唸るは ラルフを傷つけた者を意識して]
(275) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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トレイルは、ドナルドが駆け付けたころには、ノックスに抱えられて炊事場>>268だ。
2014/11/20(Thu) 01時頃
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[噛み付いたのが衝動故か。
つまりそれは、トレイルまで別の男に奪われてしまうことを意味して。 けれど、笑うから――…衝動とは別のものかと、考えが追い付かない。
この場で動かないニコラを見て、今日初めて笑っているニコラを見て。
何となく、噛み付いた理由に、器を傾けた理由に思い至り。すぅと静かな風が吹くように感じた。
水桶の水を赤くなった手の甲にかけて、 口元を拭ってやって、ぎうと抱き締めた。]
……トレイル。トレイル
[いけない。此処から移動させる方が、先だ。>>271]
(276) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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ーーーラルフ…………っ
[フランシスの声がして 次いで姿が見えた 現実が増えて 彼は安堵する] [ルーツは騒音と喧騒におっかなびっくり頭の上]
ーーーーーー縫うか 焼かないと かも……
[追加の布が欲しい 削げた肉に 縫うか 焼き取るか ……山の中なら後者が多いが と かんがえることで 血の匂いから逃避する ……衝動発散したばかりでも……きつい]
(277) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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[雪の詰まった器を持って。 毛布にくるまったまんま、ずりずりと移動する。 相変わらず、着替えはしていないから。 素足の足が、ぺたぺたと音をたてた]
びっくりしたね。
[混乱した様子のフィリップ。 びっくりしたね、と。あのときトレイルとフィリップと話したときそっくりそのまんま、言ってあげた。 それから、ラルフに]
大丈夫?
[って聞いておく。 だって、さっきラルフは僕を心配してくれたから。お返し。
そうして、雪の器を彼の前に置いて。 トレイルとノックスの後を、ずりずりとついていった]
(278) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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ニコラスは、ドナルドが入ってきたのを、ちらりとだけ見て。
2014/11/20(Thu) 01時頃
ニコラスは、ノックスの後を、ずりずりぺたぺたとついていく。
2014/11/20(Thu) 01時頃
トレイルは、プリシラの髪の色はもっと鮮やかだったかなと、手についた赤をかざして思い浮かべた。
2014/11/20(Thu) 01時頃
ラルフは、ドナルドの声にも、その姿をさがした。
2014/11/20(Thu) 01時頃
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[ラルフの傷口から流れる赤が甘く馨しく獣の部分を揺さぶる。 ゴク、と喉骨が上下した。 けれどダメだとひとの理性が止める。 フランシスの視線に気付けば、ゆるく頷くけれど
二コラの声音とトレイルの笑みから温度差を感じて ギリ、と奥歯を噛みしめる。]
(279) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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わからないーーーー
[実際よくわからない トレイルが元凶らしきまではわかるけれど 実際はみていないこと 憶測で言うわけにもいかず ドナルドに首を振り 火傷で 赤くなった肌 眉を下げて けれど まずは止血]
…………びっくり なんてものじゃない
[ニコラの変わらぬ口調に 彼の顔が歪んだ…………ニコラがわからない 三階の血の匂い ディーンのものだと ………ニコラは食ったのだろうか?いつもと変わらないのに]
(280) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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……フィリップ……
[痛み訴えるように、名を呼び。 フランシスやドナルドを見て、少し、安心する。
噛み千切られた傷口は、ポトフの汁が触れていたこともあり。 空気に触れるだけでも、いたくて。 鼓動が脈打つたびに、血が流れている気がした]
――っ、……
[ニコラの案じる言葉に、声を返すことができず。 トレイルへとかけていた言葉は、断片的に聞こえていて。 おびえたように視線をそらす]
(281) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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―炊事場側―
[愉快だ。 困惑した音の響き、それから悲鳴 思い出すと笑みが止まらない。 丁度入れ違ったドナルドに見られたかどうかは定かでないが。
生殖器官喪失故の情緒不安定は、今に始まったことではないが、此処まで顕著に表れるのは、周囲の影響もあるかもしれない。
>>276赤くなった手はじんじんと痛むが、大した事はない。 食べそこなった食事はもう、残っていないだろう 自業自得。
何度も名を呼ぶノックスに、階下を指差した。 ここは煩いね、と >>278ついてきたニコラにぱくぱくと口を動かしてみる]
(282) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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[哄笑するトレイルを睨むような余裕もなく、 琥珀が覗くと>>272 フランシスは今にも泣きそうな顔をして、 ――しっかりしろと首を横に振る。 抉れた肉の断面が生々しい。渇きが、咽喉を、焼くようで。]
――清潔な布、ある、取ってくる ドナルド、水、炊事場から…!傷を洗って!
[謂い置いて、走っていく。 3階、荷物を取りに行くために。]
(283) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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其処まで深い、か。 縫うも焼くも――… 嗚呼、痛み止めが残っているなら耐えきれるか……?
[フィリップの言葉に険しい表情。 わからない、なる応えには浅く頷く。 彼は先に辿りついたけれど 階段駆けあがったあの時の様子からして 何かを察知してからのことだろうと見当がつく]
(284) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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[声が増える。炊事場からトレイルを抱えて姿を見せた。
ラルフは愛おしい子だ。それは血の匂いからも分かる。 けれど、どうしたって比重は2人に傾く。 あの日、ニコラを鞭から庇った時から。トレイルを拾った時から。傍にいた。
だから、腕に抱えるのは……]
ラルフ、痛いよね? ごめん、後で薬を持っていく。
[この場は3人に任せれば良いと顔を見て頷いて、ニコラを伴い1階へと急ぐ。トレイルの指差す通りに。]
(285) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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[階下の騒ぎの中、さっと視線を走らせて男は連れの姿のないことを確かめる。
いったい何の騒ぎだ、と。 騒ぎばかりがおきすぎる、とため息を吐き出しながら**]
(286) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[外の音が聞こえにくい、貯蔵庫、温泉 冷たい方か、温かい方
事情を知らない人>>273に会う可能性 すっかり抜け落ちている]
(287) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ラルフ……大丈夫 もう大丈夫
[名を呼ぶラルフに 優しく声を掛ける 両手は止血や 処置で離せない フランシスの指示と行動に お願いと こくこく頷き]
……抉れてる……焼く……のが はやい……とは思うけど…… うん 痛み止め……あるなら使って
[アルコールと焚き火 そしてナイフ 狩猟生活での応急処置に 果たしてそうでないラルフの気が持つか?] [噛みちぎられたのが 自分ならよかったのに ノックスの声 苛つく 酷く]
ーーーいいから 二人を遠くへやって
[特にトレイルをーーー遠くへ]
(288) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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―3Fから→居間―
[漂う血のにおいも今は構わずに、 荷物を引っつかんで、降りてくる。 薬や、包帯や、旅の治療道具が入ったもの。
>>286途中でバーナバスにぶつかり、ごめんなさい、と謂うもそこそこに。]
――っ、はあ、 はぁ…は、
これ、……使って、痛み止め、あるから
[まだ使っていない肌着も含まれる布の束。]
……焼き方、は、おれ 詳しくない フィリップ、わかる?お願い、…できる?
[必死で、縋るような表情だ。]
(289) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[>>280前に話したときとおんなじことを僕は言っただけなのに。フィリップはどうしてそんな顔をするんだろう。 ラルフは心配してあげたのに、どうしてなにも言わないんだろう。
わからないから、首を傾げて。 毛布をひらひらさせながら、ノックスたちの後に続く。 >>279途中、睨まれた気がしてびっくりした。 昨日は楽しく話してたのに]
うるさい?
[>>282追い付いたトレイルとノックス。 彼がこのガチャガチャに我慢できないんじゃないかって思ってたから、当てずっぽうで訊いてみる。
下を指差す仕草。間違ってはないみたい。 頷いて、大事そうにトレイルを抱えるノックスの後をまた、ついていった]
(290) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[フランシス>>283の、ドナルド>>284の顔を見て、安堵に少し、力が抜ける。
ノックス>>285の声に、視線を向けるけれど。 その腕にいるトレイルを見たくなくて、フィリップの影に隠れた]
……っ、……
[頭から被ったポトフは、冷え始めているけれど、まだ熱を持っていて。 額から、右ほほにかけて、じんじんと痛む。
傷口を焼く、という話に青ざめながら]
……そ、れしか、 ないなら…… それで、い……から……
[耐えられると、ドナルド>>284に頷いて見せるけれど。 優しいフィリップの声に、こわい、と唇が動く]
(291) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[薄手の布にニコラが置いていった雪を包み、 赤みを帯びた額と頬をなぞるように冷やす。
――また、眼を離していたせいだ。
悔しさに泣きそうになるのを、 奥歯を噛み締めて堪える。]
(292) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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―アッシュローズ/1階―
[階段を下り、貯蔵庫とは別の――温泉のある扉の方へと向かった。 何せニコラは着替えていない。ノックスも随分薄着になった。
トレイルを藁の上に置いて、髪を撫でる。 落ち着いたかどうか、顔を覗きこんで。]
……ここなら、静かだ。
[うるさい音は遠くにある。>>290]
(293) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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トレイルは、ニコラス>>290が声を聴いてくれた事がまた嬉しくて、階下についてもずっと微笑んでいた。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[フランシスに言われて頷く。 炊事場で桶に水を汲みすぐにラルフの許に戻るのは 彼のことが心配でならないから。]
――…ラルフ。 痛むだろうから、舌かまねぇように歯、食いしばれ。
[濡らした布を患部に触れぬ上で握り 滴る水で肩の傷を洗い流す。]
(294) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ノックスは、トレイルの髪は、スープと血の匂いが混ざっていた。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
ニコラスは、フィリップのきつい言い方に、困った顔を少しする。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[漏れる息が泡となって水面に浮かんでいく。
目の前が滲む気がしたが、それはお湯の中だからだ。 息が苦しくなって、水面に顔を出すと指先に何かが当たった。 何だろうと拾い上げる。]
……指輪?
[誰のものだろうかと首を傾げる。 先程まで居たドナルドのものか、それとも別の誰かか。
それを持って、湯あたりする前に湯から上がった。]
(295) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ありがとうーーー 俺やホレーショーのやり方でいいなら
[フランシスにそう言って頷き一つ 保護者でも痛みに脂汗 あれを と思うが 血が止まらない] [火傷の処置は ドナルドに任せることにする]
…………見ないでいいから 爪立てていいからーーーー
[ラルフの無事な肩口その腕をとって 背中に回させる 訴える唇に 軽く口付けてから 額を合わせて笑った ……何故そうしたのか彼自身わからぬまま]
[ラルフの視界にナイフが入らないよう 確認してから 暖炉でナイフの刃を焼いた 一思いに押し当てた刃の下 焦げる匂いが部屋に広がる ナイフ持たぬ腕は ラルフをきつく抱きしめる]
(296) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[ひやりとした冷たさ>>292に、瞳を閉じる。
ドナルド>>294に小さく頷いて]
―――ぁっ!
[冷たい水が流れる。 傷口から血が流れて、えぐれた肉が見える。
赤くなった火傷が冷える痛みと、傷に触れる痛みに、堪えきれずに悲鳴が上がり]
(297) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[フィリップ>>296の背に、右腕を回して。
軽く触れる口付けに、ゆるりと、琥珀がフィリップを見つめた。 向けられた笑みをみて、ほっとしたように笑みを返す]
ん……
[こくりと頷き、瞳を閉じる。 ナイフは見えないけれど、熱を持ったものが近づくのを感じて――]
(298) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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――――っっ!
[声にならない悲鳴が、あがる。 じゅう、と焼ける音が聞こえた。
フィリップに縋る手は、きつく握り締められて。 それでも、いま、与えられる痛みは怖くないから、縋りついたまま。
焼ける匂い、痛み、体が震えるのを止められず]
(299) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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―1F 藁の上― [ニコラの姿がある。手をつなぎたいなと伸ばしつつ ノックスが>>293温泉の扉に向かうのを見ていた。
彼が抱くのは、トレイルとニコラだけでいい。 今まで通り、これからも 食事のにおいが混じった空気に鼻をすんと鳴らす
結局、あの場でラルフを食べる事は叶わなかった。 衝動が生まれたわけではなかったから 彼に立てたのは、牙ではなくただの歯 それでも今度は彼に奪われずに済んだろうか。
胸元のリングを握りしめようとした 無意識の手の動き そこにあったモノは、忘れた筈なのに。
>>295水音は、目の前の 扉の向こう]
(300) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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|
[フィリップとラルフの様子に心がざわめく。 ずっと一緒に旅をして何でも知っていると思っていた。 けれどラルフの知らぬ面、その関係性を垣間見て動揺する。
にくの焼けるにおいがして。 柳眉寄せるまま、 濡らした布をナイフ持つフィリップの手へと差し出す。]
(301) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間―
……頼む。
[今、任せられるのは彼しか居ない。 >>296 フィリップがラルフに取った行動には 一瞬どきりとしたが――今は、其れについて言及するときではなくて。 気がかりなのは、ドナルドもだ。 血に酔っていないだろうか、――と。]
……っ
[焼いたナイフが傷に押し当てられる音とにおい。 痛々しさを直視できずに、眼を逸らしてしまった。]
(302) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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|
[湯から上がって、のろのろと服を着る。 湯にはあたる前に上がった。 それでも何かにのぼせたような気分だ。 付けたままだったシルバーのお守りは、酸化して黒くなっている。]
あー。やっぱ後で磨かないとだな。
[呟いて、拾った指輪を手にしたまま扉に手をかける。]
(303) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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|
[傷口を洗うだけで悲鳴をあげる その声 刺激されなかったと言ったら嘘になる
けれど見つめ返す琥珀と 笑顔の 確かにしがみつく腕の強さと]
………………ラルフーーー
[二回押し当てないでいいように 皮膚から白い煙が上がる その名を呼んで 処置が終わるまで
カラン と落ちたナイフの音が 終了の音 ナイフ握っていた手で そっとラルフの頭を優しくなでる]
すごい がんばったね …………もう大丈夫 もう…………大丈夫
(304) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[ふるえる身体をたださすった これで少なくても失血死はありえないから そこは安堵しながらも ラルフの肩に 消えない傷跡を作ってしまったこと その傷のはじめは自分であることが悔しい] [差し出されたドナルドからのぬれた布で 手にとって そっと拭った]
(305) 2014/11/20(Thu) 02時頃
|
|
[二人に断って貯蔵庫に向かう。 防寒用にはなるだろうと布を持ってすぐに出るが、 湯場の扉が開いていくのが見えた。>>303
2階に居なかったのは誰だ? は、と息を飲み。見えた赤髪の少年に安堵した。
あの子は無害だと、思うからだ。]
プリシラ。……おや、1人かい?
[名を呼びながら傍に寄る。]
(306) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[フランシスとドナルドに見られることへ 意識が無かった そも 彼自身に自覚が無かった 衝動は 対象関係なく現れ 自分の感情の 詳細 よくわからぬままに ただ 怖がるラルフを安心させたかったから]
ーーー終わった
[目をそらしているフランシスに声をかけて 血の匂いに肉の焼ける匂い 意識すると 目眩が強くなる]
(307) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間― [ドナルドの動揺知らず ラルフに――否、動けないだろうから、 フィリップに渡すのは苦い丸薬だ]
……痛み止め。 これ、飲ませてあげ て
(308) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷を焼く痛み。
体が勝手に震えるほどの激痛に、気を失いたくても、失えない。 ただ、抱きしめる力の強さに、支えられて]
……ふぃり、っぷ……
[焼かれた傷が引きつる感覚。 優しい手の、動きと、声に。
かすれた声で、名前を呼び。 ほっと、安堵の笑みを見せる]
……あ、りが、と……
[いまは肌の感覚がおかしくて。 濡れた布の冷たさもわからないまま。 ドナルドやフランシスにも、視線を向けて、だいじょうぶ、とささやく]
(309) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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ーーーうん
[フランシスからは痛み止めを渡される 焼いて塞いだ傷口に そっと濡れた布かけて 受け取った]
ラルフーーーーー
[かすれた声に視線を戻す 笑顔がそこにあって 彼も 嬉しそうに笑う]
ラルフががんばったから …………薬 飲める?
[フランシスやドナルドにも 気を配る その姿に目を細めつつ尋ねる]
(310) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[ドナルドの動揺にも、フランシスの心配にも気づかず。
フィリップに縋った手は、強張ったままで。
嬉しそうなフィリップに、ようやく終わったと、力が抜けて。
薬を差し出されて頷くものの、強張った手は動かない]
……飲める、けど……
[左は、焼かれた傷が痛くてうごかせない。 右手は、強張ったまま。 しばらく、飲めそうにないと、困ったように眉をよせた]
(311) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[扉を開け、そこにいる人物たちに首を傾げる。 居間の方が暖かいのに、どうしてこんなところにいるのだろうと。
傍に寄ってきたノックス>>306に、なんだかまた胸がざわついて、顔が見れずに目を逸らす。]
……一人だけど。
[だって、ノックスがバーナバスを呼び出していたから。 そんなことは言えずに、顔を見ないまま頷いた。]
(312) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―1F 藁の上― [ニコラと二人で待つ藁の上。 笑いもようやく収まって、少しお腹が痛いと 片手でさする。
扉の開く音に顔を上げると、プリシラがいた。 居間から逃げ出したあの時以来見ていない。
彼が持つものは、まだ気付かない。 少し微笑んで、瞳を細める。 プリシラの髪は、やっぱり鮮やかな色をしていて ふと鳥のいろとどちらが――などと思考に余裕が生まれる。
ひら、と手を振ってみた。 気づいてくれなくては、逃げ出す前に差しのべた手と同じように、無駄になるけれども]
(313) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―― 居間 ――
[空の手をぎゅっと握る。]
――…大丈夫、って。 こういう時は痛いって言っていい。 我慢、とか、しなくていいから。
[ラルフの囁きに泣きそうにゆがむ顔。]
薬飲んだら、部屋まで運ぶ。 看病するにしても 此処じゃラルフもゆっくり休めないだろ。
(314) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間― フィリップくん、……ありが とう……
[詰めていた息を、吐いて。]
……よくがんばった。 ……えらいよ、ラルフ。
[ラルフの頭を一度撫でてから、邪魔にならないよう離す。 ドナルドの泣きそうな顔を見て、>>314 ずきりと胸が痛い。]
……3階、扉を閉めれば大丈夫だと、思うから。 フィリップくんは……大丈夫…?
(315) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[目を逸らされた。その理由が分からないから苦笑する。>>312]
そう、バーニィは居ないのか。なら、もう少しここでゆっくりした方が良いかもね。2階も3階も血の匂いがするから……。
[生成りの布の1枚は毛布を剥いだニコルの体に巻き付け、1枚は自分に羽織り、1枚はナイフを使って引き裂いて、包帯を作る。]
ほら……二人とも、火傷した方の手を出して。 トレイルは昨日のも、取り換えた方が良いかな……。
(316) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ドナルドの提案に頷く 体力の消耗も激しいはず 血もだいぶ失われた いまは安静にすべき
だけど すぐには飲む動作が できそうもないラルフ]
んー…………
[転がっている器と ドナルドが持ってきた 桶が目に入った ラルフを抱えたまま 片手で一口分 ポトフの器に水をすくえば まず 彼は渡された丸薬口に含んで 水も含む]
ーーーーん
[そのまま ラルフの唇を塞いだ 舌で丸薬を ラルフの口内へ押し込み ラルフの喉が 動くまで口付ける]
(317) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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―1Fわらのうえ― [手を振りつかれて、ゆっくりおろす。 火傷をしたその手は、風を感じても少し痛い。 でもきっと、蓋を止めたニコラの方がもっと痛い。
二人並んで、ノックスの手当を受けた。 少し楽しい。 不謹慎。 楽しそうに笑う]
(318) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、ぱちん、と眼を瞬かせた。さっきとは違う理由で眼を逸らす。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ラルフを褒めて頭を撫でるフランシスに 目を細めたのはつい先ほど
いまはフランシスの問いに 口の端し 零れた水を指で拭いつつ こくりと頷く
目眩はかなり強いが 昨日発散したばかりだからか 明確に衝動が形になることもなく]
ーーーーこの薬 苦い
[かなり眉を下げてそうのたまった]
(319) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ラルフの怪我の処置はフィリップによりなされたが 彼を傷つける者がこの山小屋に居ると思えば安心は出来ない。 警戒するように、気がたつ獣のように、 ぴり、とした空気を時折他に向ける。
憤りを感じていた。 我を忘れずにいるのは向けるべき確かな方向が定まらぬせい。 そして、ラルフとフランシスの二人が優しくあるお蔭。]
(320) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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……に、…苦い分よく、効くから。
[フィリップに、そろりと視線を戻して。]
……ラルフ、……いける? 上、行こうか。
(321) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ドナルドとフランシスに、笑みを返していたら]
――ん、ぅ……っ
[フィリップが口移しで飲ませてくる。 入り込んでくる舌が苦い薬を押し込んで。 苦しげな吐息をこぼして、こくり、と喉をならし。 飲み終わり、意識を失った**]
(322) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、謂ってから、意識を失っていることに、気づいて。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[目を逸らした先、手を振られた>>313。 手の中で指輪が転がる。 微笑みに瞬いて、軽く頭を下げた。]
……え?血の匂いって何? なんかあったの?
[バーニィと呼ぶその言い方にまた胸がざわつくが、言われた内容が気になって聞き返す。 火傷、という単語も聞こえた。
一人になるなと言われていて、ここには他に三人がいる。 大人も一緒にいるから、バーナバスの言いつけを守るのなら、ここにいたほうが良いのかもしれない。 迷いながらも、手当ての様子を眺めている。]
(323) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[声掛けるフランシス、意識失うラルフ。 交互に見遣り、ラルフの傍らで膝を折る。]
――…暫く借りるぞ。
[付き添うフィリップに声を掛けてから ラルフの方へと両手を伸ばし]
(324) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ラルフを傷口に障らぬように気遣いながら抱き上げて]
三階、あの部屋でいいンだよな。
[寝泊まりするその部屋を示して フランシスとフィリップに確認して 振動伝えぬように気にしながら ラルフを三階の個室に運び込み 彼が使っていた寝台にそっと寝かせる。]
(325) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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効くなら
[フランシスの言葉に そっかと 納得一つ返しながら 腕の中 気を失ってしまったラルフ その口の端しそっと指で拭う しばらく その姿 じっと見つめていた]
[ドナルドの声に我に返る こくりと頷く 自分は大柄な身体ではないから 安定して傷に触りなくはこぶには ドナルドにたくすべきと 頭では理解してる けど]
ーーーーうん
[しばらくの躊躇の後 伸ばされた腕に ラルフを預ける 空っぽになった腕が寒かった]
(326) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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フィリップは、ラルフの血で濡れた服 着替えは残っていない気がしたが
2014/11/20(Thu) 02時半頃
フィリップは、今は そのままの姿でラルフを運ぶ*ドナルドについて行く*
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[プリシラは、まだ何も知らないのかもしれない。 ディーンのこと シメオンのこと
転がる鍋蓋をとめたこと 醜い感情をぶちまけたこと
ふと、彼が握った形の手が気になって 包帯を巻いてもらいながら、ぱくぱくと口を開く。 視線の先を見れば、意図に気付いてもらえるかもしれないと思いながら]
(327) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[フィリップの応え>>326に「いいこだ」なんて声を返して ラルフを寝台に無事寝かせシーツと毛布を掛けてから フィリップへと場所を譲る。
ふら、と窓辺に足を向けて 遠目にラルフの寝顔を見遣り息を吐いた。]
(328) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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―3Fの個室へ―
……そう、あの部屋に、おねがい。
[>>325 ドナルドに願って、行く前。 フィリップの方に向き直り、頭を下げる。]
……ほんとに、ありがとうな。
[そうして、向かった3Fの部屋。ラルフの寝息が乱れていないのを確かめる。持って来た濡れた布を、額においた]
(329) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[何があったのか、気にするのは当然だろう。 血の匂いの原因は愛し子達。だから答えは簡潔に。]
うちのトレイルがラルフに怪我を負わせてしまってね。 それで、どたばたさせてる。
火傷は――…鍋のせいだね。 元はと言えば、あぁ……全部、僕のせい、か。
[困り顔。フィリップの視線の険、正しすぎて可笑しくなる。]
(330) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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―3Fの個室―
[ラルフの髪をひと撫でして、 フィリップがラルフの傍につきたそうだと見て 窓辺に佇むドナルドの方、歩み寄って]
……ドナルドも、……がんばったね ありがとう
[そ、と髪を撫でようとした]
(331) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[ノックスとニコラが話すなら トレイルは静かに微笑みながら聞くだけ。
全部――――トレイルは否定しない。 元をたどってゆけば、行きつく場所は同じだ]
(332) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[完璧ではなくとも昨晩の痕跡は消され、それに気付くほど敏くはなかった。 ただそこに残っていた匂いだけに、違和感を覚えただけだ。 その違和感が熱を覚えさせていたとまでは、自分自身気付かない。]
そうなんだ。 なんで……。
[理由を問おうとして、彼もまた同じ一族だったと思い出して首を振った。 おそらく衝動に駆られたのだろうと。]
(333) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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ん?
[口を動かすトレイルに首を傾げる。 声が出ないことは知っている、つまり何か言いたいのだろうとまでは分かるが、何が言いたいのか分からない。 視線>>327に気付けば、ああ、と頷いた。]
さっき、風呂で拾ったんだ。 だれかの落し物かなって。
[握っていた手を開き、指輪を見せる。]
(334) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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―― 三階/個室 ――
[牙とは言えぬ犬歯が疼く。 怒りのままに敵を喰らい尽してしまいたい。 憎しみゆえの衝動でもその血肉はこの腹を満たしてくれるだろう。 うちに眠る獰猛な獣が囁き惑わせる。]
――…嗚呼。
[昔、舌で覚えたあの血の甘さが忘れられない。 今も鼻腔を擽る甘い血のにおいが――]
(335) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[歩み寄る気配、掛けられた声。 フランシス>>331へと隻眼を向ける。]
いや、それをいうならフランシスも。 ――…、ラルフが生きててくれて、良かった。
[ぽつ、と呟き、髪撫でるその手のぬくもりに目を細める。]
(336) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[ただ包帯を巻いただけなのに。布を1枚で傷口を守る。そんな存在にずっとなりたかった。今もなれているのだろうか。
手当てが終わると当たり前のように、2人を後ろから抱きしめた。膝に乗ってと頼んだら、きいてくれるだろうか。]
ねぇ、トレイル? もしかして――…僕のせい、かな。 ラルフの分も用意したから、怒ってしまった?
[起因はそれしか思い当たらない。それなら珍しい怒り方をする。愛しい温もりを静かに受け入れていた。**]
(337) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[プリシラの掌のうえを見て、 トレイルは、瞬き首を傾いだ。
あんな色の指輪だったろうか
肩を竦めた。 知らない指輪だ、と]
(338) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[指輪をさして、それから 手当をした自分の手を広げて見せて
プリシラの手を、その指輪が入りそうな指を 人差し指でさした。
拾ったなら、キミのモノだろう 磨いたら 君がつけるといいよ
トレイルの音のない声は、聞こえないなら ニコラがきっと、通訳してくれると信じてる]
(339) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[そんなジェスチャーをしていると 手当を終えたノックスに後ろから襲われた。>>337 暖かいなと、身を預ける トレイルは、すなおに片膝の上に座る]
――――
[ラルフの分も用意したから? 怒っている? あれは、違う。 けれど、醜い固まりはもう投げつけて残っていない。
ゆっくりと息を吐いて、ノックスに微笑みかけた。 眉を下げて。 表情に込めた答えは、伝わるかどうか**]
(340) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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[喰いたい、なんて誰にも言えない。 フランシスに向ける視線に熱が籠るけれど]
……今は、危ないから。
(341) 2014/11/20(Thu) 03時半頃
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ドナルドは、フランシスにそう囁いて困ったように目を伏せる。**
2014/11/20(Thu) 03時半頃
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― 3階/個室 ― [小さく、困ったような笑みを浮かべる。 髪を撫で、そのまま、頬に。 ――ドナルドは怒っていた。 衝動が起こりやしないかと気がかりで。]
うん ……本当に ……よかった。
[一度気が抜けたことで、ゆらり、と緑の眼が揺れる。 隠すように伏せて、重く息を吐く]
(342) 2014/11/20(Thu) 03時半頃
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[首を傾げるトレイルは心当たりがないようだ>>338。 二人にも指輪を見せ、心当たりがないか確認する。
トレイルの声>>339は聞こえないが、言いたいことはなんとなくでしかわからない。 通訳をしてくれたなら、正しく伝わったかもしれないが。]
まあ、磨くくらいなら俺も出来るから、磨いてから持ち主探すよ。
[黒く酸化したお守りを磨くついでに、この指輪も磨く心算はあるが、自分のものにする気はない。 自分が身に着けるものは、保護者から貰ったものだけだ。]
誰のかわかんないけどさ。可哀相じゃん。
[忘れられた指輪が可哀相だと呟いて。
手当てが終わり、ノックスが二人を抱き締めたのを見てからそこを離れた>>337。
胸のざわつきは消えていない。]
(343) 2014/11/20(Thu) 03時半頃
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― 3階/個室 ― [フランシスにも怒りがないわけでは、ないが。 ただ、守ることを優先したいと考えるのが――違うところか。
伏せた眼を、そっと、覗き込んだ。篭る熱に、胸の内が、騒ぐ。]
…… そんなときこそ、 …おれがいなくて、どうするの
[止められるように、“傍に”。 実際には力の差、体格の差もあり不可能に近いだろうけれど――。 それでも、離れない。
ドナルドの肩口に額を寄せる**]
(344) 2014/11/20(Thu) 03時半頃
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[一人になるなと言われていたけれど、部屋に戻るなら良いだろう。 もしバーナバスが居なくても、自分が風呂に居なければすぐに戻ってきてくれるはずだ。 そう思いながら階段を上り、二階に着く。
居間の前を通る時、確かに血の匂いがした。 新しい血の匂い。
胸のざわつきが大きくなり、風呂に置いてきたはずの熱を思い出す。]
なん……で、だよ。
[奇しくも、血の匂いを追いかけるような形で階段を駆け上がり、部屋に飛び込む。 そこにバーナバスの姿はなく、寝台に潜り込んだ。]
(345) 2014/11/20(Thu) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 03時半頃
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[胸を押さえるが、動悸は治まらない。 部屋では血の匂いはしないが、代わりに一緒に寝ていたバーナバスの匂いが残っていた。]
……なんで?
[熱を増した中心に、息を吐く。 自分でも分からない。
泣きそうになりながら、そっとそこに手を伸ばす。
始めはゆっくりと刺激していた手の動きが、次第に早くなる。 バーナバスが来るかもしれない。 どうしようと思いながらも、刺激する手は止まらない。
濡れた音が耳に響く。]
ん……ふ……。
[枕を噛み、声を殺しながら手を動かす。]
(346) 2014/11/20(Thu) 04時頃
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[早く、早くしないと戻ってきてしまう。
滲む涙と涎で枕が汚れる。 それでも、焦りで中々熱を開放できずに居た。**]
(347) 2014/11/20(Thu) 04時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 04時頃
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ー →三階 ー [大柄な身体が ラルフを繊細に運んで行く >>328 ドナルドの言葉 孔雀石が丸くなる どうしていいかわからず ラルフに視線を落とす
散らばるナイフや 綺麗な布 水が入った桶を持つ その時 >>329 フランシスの言葉 それにも 孔雀石が丸くなって 二度 頭をゆるく降り 頭上にいる ルーツに動くなと足蹴にされた]
(348) 2014/11/20(Thu) 08時半頃
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ー 三階個室 ー [フランシスとドナルドに遠慮し 一歩引いた位置から ラルフを見ていた が ドナルドは窓辺に フランシスも ラルフのひたいに布をあて ドナルドの方へ行く
だから 今は ラルフが眠る寝台脇に佇む
一度 互いに労う二人を見た後 ラルフに視線を戻し 持ってきた桶や 道具をおいて そっと指先を伸ばした 髪を指先でなで 額の布が ぬるめば 変えて 汗が滲むなら拭う ラルフの身に 先ほどの血の香り 残るけれど くら と目眩は起こるたびに 嫌でも 己は獣だと思い知らされる]
[ラルフの容体や 自分の不甲斐なさに意識が向き トレイルに対しての 攻撃性は……頭から抜け落ちてた …………どうしても トレイルが綴った あの言葉 思い出すと 怒りを向けることも出来なくて]
(349) 2014/11/20(Thu) 08時半頃
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[離れ難い でも言わなくちゃ ーーーラルフは眠っている ドナルドは聞かれても構わない (むしろ ドナルドが知っているのは心強い)
だから ラルフのそばに佇みながら 遠慮がちに 二人に声をかけた]
…………あの 雪が……少しでも弱くなったら みんなより先に ここを出ようと思ってます
[まず そっと そこから声に出した*]
(350) 2014/11/20(Thu) 08時半頃
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― 三階/個室 ―
[気絶したまま、ドナルドに運ばれたことも知らず。 個室の寝台の上、横たわっている。
額や頬の赤みは、冷やされれば引くけれど。 焼かれた傷口と、その周辺の火傷は熱を持ち。
眠っているのに、苦痛に眉を寄せている。
にじんだ汗を拭われるのも知らぬまま。 何かを探すように、手が傍らにいる人へと伸び。 フィリップの服のすそを、掴んだ*]
(351) 2014/11/20(Thu) 11時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 11時半頃
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―藁の上― [>>343持ち主を探すというプリシラに 小さく息を吐いた。 見つからない。
父が息子を忘れたように ニコラがひと時、トレイルを忘れたように それはトレイルが忘れ去ったもの
忘れられた指輪がかわいそう ただの無機物に 憐みを向けるくらいなら 僕を
思うも、言葉に出来るものでなく プリシラが離れていくのを、ぼんやりと見送る]
(352) 2014/11/20(Thu) 12時頃
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―― 三階/個室 ――
[髪を撫でたフランシスの手が頬に落ちる。 ぬくもりに宥められるような心地がするのに 擽られ煽られるような心地もした。 伏せる前に見えた眸の揺れと隠すような仕草さえも艶めいて見えた。 尖る喉骨がゴクリと上下する。 緑の双眸に覗きこまれ跳ねる鼓動。]
経験も知恵もフランシスのが上だけど 図体やら力は俺のが上だから
やばい、と思ったら逃げろ。 俺は、フランシスにもラルフにも生きていて欲しいから。 手に負えなくなる前に――…おねがい、だから。
[祈るような気持ちで声を向ける。]
(353) 2014/11/20(Thu) 12時頃
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俺は――… フランシスやラルフを傷つけたくない。
[凶暴な獣はそんな枷さえ喰いちぎりたいと暴れるのに それを押し込め聞こえぬふりをして ひととして、同行者として。 ――大事なものの傍にありたいと願いながら 離れなければならない、とも何処かで考えていた。]
(354) 2014/11/20(Thu) 12時頃
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[遠慮がちにフィリップが言葉>>350向けるを聞けば ドナルドは隻眼をそちらに向けた。 ラルフはまだ眠っているのだろう。 けれど彼の手が裾掴むを見てその変化を感じる。 さみしい、と感じるのはこれまで近くあったからだろう。 落ちた視線をフィリップに戻し]
――…そう、か。 けど、雪が少しでも弱まって山から下りれる可能性がみえたら ここをはやく出よう、と思うやつは他にもいると思うぜ。
[軽く肩を竦めてそう言うは、血のにおいから逃れたいという ドナルドの心があらわれる。**]
(355) 2014/11/20(Thu) 12時頃
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―3F個室― [ドナルドに凭れかかったのは 少しばかり、参ってしまったせいもある。 “また喪うかもしれない”と感じて 鮮やかに恐ろしさがフラッシュバックした。 恐怖が本能と拮抗するせいか 血の匂いへの耐性が比較的強い方では、あるが。
「支えられるようになれば」と、そんな風に謂ってくれた ――旅に出てから、保護者として気にかけてきたドナルドへの甘えは控えめながらややもすれば無防備だ。 だが、危ういと思いながらも――離れ難い。]
…… ドナルド……
[>>353 フランシスは酷く、苦しげに眉を寄せ、 眼帯に指先を触れさせた。薄く開く唇は、迷う。 ――そうなったとして、置いて行くなんてきっとできない]
(356) 2014/11/20(Thu) 12時半頃
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……できるかぎりのことは、する けど
[ラルフや自分を傷つけたら彼は苦しむだろう。そんな姿は、見たくないし、させたくないのに。
――飼いならしていたと思っていた獣が胸の内を引っ掻いた。 痛む。甘くて苦い。獣の大好物。 眩暈がする。傍に居たいなら。喰えば/喰われれば。
――フランシスは振り払うように首を横に振る。
(大切なものと感じるほどに 傍に、いられないなんて――分かってたはずだったのに)
眼帯から唇の傍に指先を触れさせる。]
―――、…それが のぞみ、なら
[――でも、きっと 彼が望むように自身は動けないだろう。そんな予感が、した。]
(357) 2014/11/20(Thu) 12時半頃
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[「遠吠え」の話。 「先祖返り」の話。
ドナルドにも説明しなければならないだろう。 事件が重なって、後回しになってしまっていたのだから。 どんな風になろうとも、自分は最後まで彼らの味方であると静かな決意の再確認。]
……――フィリップ君?
[>>350 少年が、口を開く。 ラルフが彼の服の裾を握っていて、 ああ、自分の知らないところで大人になっていくのだな、と妙な感慨と寂しさを覚える。もしもあんな風に、とドナルドのことも考えてみたところ――痛みが増したので、考えないことにした。
続く言葉は、大切なことのはず。 フィリップのの方を見たまま、唇を引き結んだ**]
(358) 2014/11/20(Thu) 12時半頃
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[>>300伸ばされるトレイルの手。 悪い子の手を取って、くすくす笑いをなんとかやめる。 卵は、膝の上に置いておいた]
びっくりした。
[微笑みながら、そう言って。 けど、本当のところよくがんばったねって言いたい気分。 ラルフと彼の関係は知らないけども。 思い出すのは、ノックスがラルフの髪の雪を払ったときの、優しい顔。
もしそれが合ってたら、ノックスってばひどいねえ]
あれ、プリシラだ。
[扉の向こう。 姿を見せたプリシラに、火傷した指を向けた]
(359) 2014/11/20(Thu) 13時頃
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[>>316トレイルの手は離さないまんま。素直に、赤くなった手を出しておく。 少し皮膚がぺろんとなった手は、ノックスの包帯で丁寧に手当てされて。 >>318隣で楽しそうに笑うトレイルに合わせて、ちょっと笑う]
うん?
[>>327指差すトレイルの動き。 視線で追えば、指差されたプリシラが手を開く。 見覚えのある、指環。 >>339トレイルの方を見れば、ゆっくりとしたジェスチャー。 彼の言いたいことが少しは分かるのは、きっとそれだけ長くいたから。
長くいる、のに]
あげるって。
[ざっくりした通訳。 それから、プリシラの可哀想って声にきょとりと首を傾いだ>>343]
可哀想なのは、指環? 可哀想、なに?
(360) 2014/11/20(Thu) 13時頃
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[>>337手当てが終わると、後ろから抱きしめられて。 手を伸ばして、ぺとぺとノックスの髪を触っておく。
膝に乗ってと頼まれたから、よいしょってのって。 トレイルのさっきの、悪い子の理由をノックスはたずねる。 トレイルは、答えない。 ううん、もしかしたら答えてるのかもだけど、僕にはよく聞こえなかった]
修行が足りないんだよ。
[独り言。
それから、トレイルに指を伸ばして。 彼の口の中、なにかヒントが詰まってないかと唇に触れて、首を傾いだ]
(361) 2014/11/20(Thu) 13時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 13時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 13時頃
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―藁の上― [>>359ニコラがわらうと、トレイルは安心する。 びっくりした、と言われた時には 悪戯を成功させた子供のような顔で答えた。
着替えている分、ニコラよりも暖かい身 トレイルは、指輪の行方を思って、少し視線を落としていた。 その唇に>>361ふれる指を、手当をうけた掌で弱く握る。 離したいわけではないから、そのまま音のない声を紡いだ。
あげたのに、きっと あのままじゃ、すてられてしまうかな
折角見つけてくれたのなら、そのまま貰ってほしい。 何の役にも立たない子供が、少しでもと、起こした行動は全て報われなかった。今までも、今も。 プリシラが悪いわけではない。 声の無いトレイルが悪いのだ]
(362) 2014/11/20(Thu) 13時頃
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[それから。
――――ラルフは、ずるい
ニコラの指をあてたまま、トレイルは言葉を形作る]
(363) 2014/11/20(Thu) 13時頃
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[僕を食べてくれるかもしれなかったフィリップを 一緒に生きるんだって、奪っていった。
子孫も残せない 衝動もわかない 存在意義の無い僕が 役に立てるかもしれなかったのに。
――あの音が聞けなくて シメオンのように無残な姿になるのは、嫌だけど]
(364) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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[いまは、 ノックスを奪おうとしてる。
君達がいてくれるから 役にたたなくても、迷惑でも 生き続けようと、諦めようと 思ったのに
また、彼がノックスの心に入り込んだ。
全部彼が持っていくんだ。 僕の欲しいものは、全部]
(365) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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[ラルフはずるい。 だから、僕の気持ちをかけてあげた。 つたえる音がないからね。 気づいてもらえたかな……?
本当は あのまま、無理矢理食いちぎって たべてしまいたかった。 奪われる前に。
そこまでを、綴り終えて 口を閉ざす。 トレイルは、すべてを諦めた顔で微笑んだ]
(366) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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トレイルは、長い溜息をはいて、にこにこと笑いながら、足で藁を蹴飛ばし遊ぶ。
2014/11/20(Thu) 13時半頃
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…………ーーーラルフ 手 冷えちゃうよ……
[苦しげに横たわる ここからは ラルフの体力だけが 勝負 首筋まで 綺麗な布で 汗を拭うぐらしか出来ない 眉がよる場所 時折 伸ばすように撫でながら
掴まれたその手をそっと撫でる]
(367) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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ー 三階:個室 ー
…………うん そう言う人は 他にも
[それでも狩猟生活慣れしている己より 早く出られる人は 保護者ぐらいだろうけど と 内心はぼんやり思う]
ただ……ラルフは……この怪我 しっかり回復するまで 下山出来ない と思う フランシスと ドナルドは……ついててくれる ーーーと思ってる
[窓辺の声 ドナルドのそれは聞こえておらず きっとこの三人は 離れることはないだろうと 思い込んで 口にする]
ラルフに この話をしたら 嫌がられた
(368) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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― 三階/個室 ―
[フランシスたちが話している間。 まだ、目覚めない。
傷の痛みに、時折、息を詰める。
眠る間、夢に見るのは、あのトレイル>>234の顔。 一瞬見えた、表情>>261]
……ぅ、あ……
[夢の中、トレイルに責められている気がして。 けれど、責められる理由はわからないまま。
恐ろしさに、魘される]
(369) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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[ラルフを見つめて そっと触れながら こんなに離れ難いけど…… けどーーーーーフランシスの視線を感じる フランシスの方を見た]
けど おれは自分の衝動を 抑え切れない…… その上 衝動か自体 すぐに 誰にも 沸き起こってしまう
そんなだから いなくなっても なる前も ラルフが 俺に近づくのは危険で 駄目だって フランシスからもいって欲しい ドナルドからも止めて欲しい
[だから 目が覚める前に この部屋から出なくっちゃ そう思うのに 裾を握る手 剥がすことも出来ない ーーーーどうしても*離れ難かった*]
(370) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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フィリップは、ラルフが魘されているとそっと頭を撫でる
2014/11/20(Thu) 13時半頃
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― 三階/個室 ―
[夢の中、恐怖に魘されて呻く。
苦しげに眉を寄せて、息ができないほどの恐怖を感じて。
けれど、フィリップに頭を撫でられて、 夢の中、恐怖が遠のく
フィリップのすそを掴む手は離さないまま、ほんの少し、安らいだ様子になる]
(371) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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[視線をフランシスから ラルフへと移す
…………くるしげな様子 頭を 髪をすくように撫でると 少し 表情が変わるから
ずっと ずっと 目が覚めるまで ラルフの頭を撫でていたくなる
実際はそうはいかないのは 時折 目眩の形で疼くものが 忘れさせてはくれないけど*]
(372) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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フィリップは、ルーツが轡を外そうともがいていてそろそろ外さなきゃ*と思いつつ*
2014/11/20(Thu) 14時頃
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―― 三階/個室 ――
[フランシスの仕草と甘えるように預けられた温度。 それにより彼の機微を感じ取ってはいるが 支えきれず踏み込みきれずあるのは半端者のままだから。 呼ぶ声>>356にじっと隻眼を向ける。 寄せられる柳眉と何か言いたげにも見えるくちびるに 触れたいという欲がわくけれど、 指を微か跳ねさせるだけで動けずにいた。]
――…今はそこ言葉だけで十分。
[フランシスの応え>>357に安堵するように目を細めた。 そう動けない可能性もこれまで彼をみてきたから考えられる。 堕ちたら殺せ、と思いながらも彼を苦しませると知るから言えない。 くちびるの傍まで滑る彼の指先にちらと視線を向けて 少しだけかがむようにし他には見えぬ角度で フランシスの指先にくちづけて、ちろりと舌先でなぞり、 そうして、何事もなかったかのように、顔を離し ゆると窓辺に顔を向けて白い世界を見据える。]
(373) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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[撫でる手を感じて。 安心したように、呼吸が落ち着く。
目覚めかけた意識は、まだ休息を必要としているようで。
まだしばし、眠ったままだった**]
(374) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 14時頃
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[トレイルの口が、指を当てた下で動く]
ら…
[ゆっくりとした口の動きを、ゆっくりと自分の口でも真似をして。 彼の声を聞き取ろうとしながら、包帯を巻いた指でトレイルの膝に聞き取った言葉を書いていく。 へたっぴな字が書く彼の言葉。時々、合ってる?って首を傾いで。
短い言葉なら少しは聞き取れるんだけども。 長い言葉は、まだ修行が足りない。 それでも、欠片は聞き取れた。
指を少し止めて]
『らるふは、ずるい』?
[声は出さないまんま、トレイルの膝の上で聞き返す]
(375) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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[綴られる言葉。 それが終わった後、僕はじいと彼を見ていた。
そうだね、トレイルはぶきっちょで、なんにもできないもんね。 それでもがんばってたのに、横から全部壊されちゃったんだ。 でも多分、ラルフはそんなつもりなかったのに]
トレイル可哀想。
『トレイルはワガママだ』
[指と、声。二つ、違う言葉を綴った]
(376) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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[狩猟生活に慣れているか否か。 そういったものをドナルドは考慮していない。 雪道の険しさを知りながらもどこかで何とでもなるなんて思うあたり 雪山に慣れていない経験不足が要因。]
――…。
[フィリップの考えに静かに耳を傾け考える。]
俺はラルフの意思を尊重する。 これまでもこれからも。 望むよう後悔ない生き方をしてほしい。 大事だから守りたいってのは勿論あるけど、な。 それでラルフが泣き暮らすことになったら、 俺はその選択をきっと後悔するだろうから。
[大事な大事な同行者であるラルフへと目を向ける。 彼が傷つく姿はみたくない、そう思いながら。]
(377) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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『だからすき』
[続けて、綴る言葉。 ノックスにはうまく見えない場所で、そうっと内緒話]
『きえちゃいそうなトレイルより いまのトレイルがすき』 『だから ぼくもラルフは きらい』
[トレイルが嫌いなら、僕も嫌いだよって。 僕は味方だよって、そんな意味を込めて]
(378) 2014/11/20(Thu) 14時半頃
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衝動が起こったら、掛かってこいよ。 力尽くで止めてやる。
[フィリップをじっと見据えて]
俺は、そう簡単にはやられてやらねーから 覚悟しやがれ。
[にっ、と口の端を吊り上げて不安感じさせぬ笑みを形作る。*]
(379) 2014/11/20(Thu) 14時半頃
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[背にノックスのぬくもりを感じながら ニコラへ向けた言葉 膝がくすぐったかった。 一音、一音 合っているときは頷いて、違うと書き直した。
ラルフは、悪くない 何をしたわけでもない ただ、トレイルが彼を憎いだけだ 嫉妬、羨望、かつて、自分に向けられていたものを トレイルは彼に向ける]
?
[ニコラの指が綴る。 声は、慰めを、文字は、現実を]
(380) 2014/11/20(Thu) 14時半頃
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[諦めて、受け入れるトレイルよりも 醜い感情を振りまいたトレイルを 好きだという。
瞬き、 それでも 嬉しくなって
ぞわっと背筋を何かがかけていった]
(381) 2014/11/20(Thu) 14時半頃
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― 回想:一階 ― [火傷したニコラの手は痛そうなのに、二人は楽しそうに笑っている。子どものような二人。 自分も大人とまではいかないが、二人は自分よりずっと幼い子どものように見える。]
あげるって、これ、トレイルの?
[ざっくりとした通訳>>360に、首を傾げる。 トレイルは心当たりがなさそうだったが、どういうことなのか分からない。]
へ? 持ち主が探してたら可哀相じゃん。 指輪も可哀相だしさ。
あと作った人も、こんなふうに忘れられる為に作ったわけじゃないと思うし。
[最後は、小さく呟いただけだった為、二人に聞こえていたかは分からない。 ただそれは物を作る細工師の弟子としての思いだ。
持ち主が分からない指輪を持って、その場を離れた。**]
(382) 2014/11/20(Thu) 14時半頃
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[この嬉しい気持ちのまま 食べられたら、
なんて 浮かんだ衝動は、衝動という自覚のないまま。 先刻の表情>>340でノックスには何と伝わったろう。 怒っているなんて、優しいものではないのだけどと、ちらり顧みる]
(383) 2014/11/20(Thu) 14時半頃
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―3F個室>>373― …… 努力は、 するよ。
[安心したような笑みに、つきりと胸が痛む。 困らせているだろう――と、フランシスは思う。 もう一歩、あと一歩の向こう側。踏み込み切れない。 癖触れるのを赦してもらえるから、こうして体温を感じて―――]
……っ、 ―― な、 …
[指先に感じる唇の感触だけでも息がとまるのに 濡れた舌が触れ、一瞬思考が停止した。 ぞくりと痺れ、頬が熱い。
ドナルドは何事もなかったような顔をして白く煙る外を見ている。 フランシスは指先に視線を落とし、大切なもののように握り込み苦しげに、切なげに眉を寄せる。
“――ずるい”
唇が、音をたてず小さく動いた。]
(384) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[返事が出来たのは、落ち着いた後。 >>368 フィリップに、]
……ついてるよ。 大切な……同行者だから。
[家族のような、兄弟のような――そんな、定義しきれない思いを其処に込める。]
……それは、嫌がると思うよ ラルフは君のことが――大切なんだ。
昨日は……止めても聞かずに 君のところに走って行ったんだよ。 ……困った子だろう?
[少し、困ったように笑んで見せる。 其処にあるのが友愛か、それを超えたものかは、 フランシスには測りかねて――でも、苦しそうに呻くラルフが>>372>>371 表情を変えたから、駆け寄りそうになった足を止めて、それが答えなのだろうか、と、思う]
(385) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……傍に、居られればいいのにな
[>>370フィリップに対する>>377 ドナルドの述懐を聞きながら、ぽつ、と祈りを呟いた。 この血を飼いならさない限りそれは叶わないこと。]
雪が、弱まったとして……君は、本当に 雪山を、越えられるのかい? 遭難なんてしたら、目も当てられない……探しにも行けない
[心配症は、此処でも顔を出す――雪山の恐ろしさを知っているなら、真っ当な意見である。]
……ラルフの説得は、試みてみる。 危険なのは、本当の事だから。
[ドナルドの謂うことも分かる。意見は尊重したい。
けれど、大切に思いあいながら喰いあうなんてことになったら、本当に、目も当てられない。遠いのに、鮮やかに思い出せる過去を、瞼の裏に思い浮かべる]
(386) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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『いいこじゃないトレイルのなかに つまってるものはなに?』
[瞬きしたトレイルの唇を、なぞる。 その中、聞こえない声に詰まったキラキラしたもの。 臓物に詰まったそれを吐き出させようとするみたいに、形を指先で確かめて]
『ぜんぶだしたら いまよりずっとたのしいとおもうよ』
[その楽しさは一瞬のことだとは。 トレイルは、僕やノックスを見て分かっているだろうけども。
僕はトレイルにも悪い子になってほしくて、そう文字を書いた。 食べられたい、なんて思ってることは、知らないけども]
(387) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……でも、危ないのは、ラルフも同じだから。
[止める、と謂うドナルドに、 少し心配そうな表情を向け>>379 それから、一拍、間をおいた。]
(388) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[キタナイ、モノだよ ニコラ。
幼いトレイルは、自らの口から出た汚い悲鳴を 記憶の底に封じ込めてきた。 ニコラの指先が、触れるから トレイルは薄く微笑みながら、首を振る。
汚いものは、嫌いだ ズレた音、出鱈目なコード 正確で美しい音を紡いでいたいのに 昨日も今日も、その声は出ない
文字を感じながら、トレイルは透明な音を紡ぐ]
(389) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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ドナルドには、まだ伝えてないことが、あってね。 寝てた時、話したことで…… …… 先祖返り って 話したこと、あったっけ……?
[ドナルドが眠っている時ラルフと話したこと。 足りない部分を埋めるようにフランシスは続けた。透明な声は歌を紡ぐようであるが、今、重く憂いを帯びている。]
……フィリップ君、それから……ラルフも“そう”なんだ。
[耳に、手を添える。耳を澄ます仕草。]
そういう人たちはね、――「遠吠え」って、おれは教わったんだけど 内緒話みたいなことができるんだ。
……ラルフは、昔からそれが聞こえていたみたい。 保護者なのに……気付かなかった。
[フランシスは、苦笑する。ラルフが「俺が教えなかったから」と謂ったとはいえ、気にしてしまうのがこの保護者の気質であった。]
(390) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[手伝ってくれる? 僕はとても、不器用だから
ラルフを食べたいとは思えない。 ただ、奪われる前に食べる そういう方法をニコラから学んだから。 大事なものを食べたら、後悔する ノックスが言っていた なら、大事でないものなら ――――きっと、楽しいままでいられる]
(391) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[今度は失敗しないように
――――喰らってしまおう**]
(392) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……本能が強いしるし、で、困ったものだけど。
いいことも、ある。 おかしなことがあったら、 すぐ知らせられる、とか。
……あのときのも、そうだったん、だよね?
[階段から突然駆けだしたフィリップ、 あの時は気づかなかったがきっと「声」を聞いたのだ。**]
(393) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[ドナルドの、フランシスの話し声がする。
ゆらゆらと意識が戻りかけて。
目覚めるのは――三人の話が、終わりかけるころ**]
(394) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 15時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[息詰まるような音色がフランシスのくちびるから漏れ聞こえる。 透明な声音を好ましく思えばこそ ピアノをこの指で奏でるように フランシスに触れてうたわせるはきっと心地よいだろう。 ひとかけものか分からぬ部分でそんな事を考える。
音たてぬ言葉>>384は白眺めるドナルドに届かない。 けれどそれは当人も自覚する本質のひとつ。
舌先には触れた肌の味が仄かに残る。 唾液を交え転がしてコクと咽喉が上下して。 もっと味わいたいと欲が擡げる。
欲紛らわせる術も理解している。 口で、とフランシスが言ったように 肉欲で昇華させるならば相手は誰でも問題ない。 むしろ、絆されすぎぬ相手の方がそれには都合よくも思える。]
(395) 2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[フランシスがフィリップに言葉向けるに耳を傾ける。 彼には彼の考えがある。 無茶はしてほしくはないけれど無闇に口は挟まずに。]
――……ン?
[ラルフも同じ、とフランシスが言えば>>388 きょとと不思議そうに瞬いた。 傷を負ったラルフを危険と認識できてはいない。 身内ゆえの欲目もあったかもしれないが 彼を傷つけた者を危険視する意識のほうが強く いまいちピンとこないように首を捻る。]
(396) 2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[続けられる話>>390を聞いていたドナルドの表情が次第に翳り]
フィリップとラルフが、先祖返り? 遠吠え、……ああ、だから、 悲鳴聞こえる前に、動けた、か。
[その情報に納得できる場面が過ぎり、なるほど、と頷く。]
気付かなかったのは俺も、だし。 何もなければ気付かれたくもなかっただろ。
[ぽつ、と零してラルフを見遣る。]
(397) 2014/11/20(Thu) 15時半頃
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[少しの空白のあと。 また、彼の声が聞こえる。
聞こえた声に、僕はいつもトレイルがするみたいにニッコリして。 いいよって、言葉のないまんま答える。
僕はトレイルが僕よりもいい子だったら、できる子だったら。 きっとトレイルのこと嫌いになっちゃうから。 だから、トレイルの言葉はとってもうれしかった。
膝の上の卵が、ころりと動いて。 落ちないように慌てて抱えて、ぎゅっと握った]
(398) 2014/11/20(Thu) 16時頃
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[――“先祖返り” きっかけあれば同じものになる可能性をもちながらそれには気付かず、 この腹の奥底にある澱みを血族が抱えるものと同じと思っている。 昔の事があるから箍が外れやすい、それだけを認識して。
再び、窓の外へと目を向ける。 他の色を白が飲み込み染めつくす。
己の中の醜い澱みも雪ならば染めてくれるだろうか。 そんな詰まらぬことを考えて、自嘲の笑みを口許に湛えた。**]
(399) 2014/11/20(Thu) 16時半頃
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―3F個室― [>>395 もう片方の手で隠した指先に、 フランシスはひそやかに口づけ、 ちろりと舐める、それだけで 息が苦しく、――ずるい、ともう一度胸中で呟く。 欲はもっと触れられたいと誘い 獣は甘美な餌だと囁くようだ。 或いはあのまま、指先に歯を立ててくれても―――]
(ダメだ、いけない。でも、耐えきれなくて いつか、――手を伸ばしてしまったら)
[白に映える赤い髪、大人びた横顔。こちらを向いて欲しいと過るは、我儘だろうか。もう一度額を寄せてついた溜息は、震えて上ずる声が混ざっていた。]
(400) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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[ひと通り説明をし、フランシスは補足を付け加える。]
―――……そういう、こと。 ……うん、だから、 ラルフが隠してたのは、 仕方がないこと、って伝えてある。
……ドナルドにも、 知らせておかないといけないと、思って。 何が在るか、わからないのだから
……吹雪も、まだ、弱まる気配がないし。
[さっきのことだって、想定外だ。 ともすれば自分が食われることもあるかもしれない。そんな不安にさせる可能性は、口にしないが――守るためならそれも方法の一つだと、思っている>>397]
(401) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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[>>394 話はやがて、収束に向かい 吹雪が窓を叩く音が大きくなったころ]
……おはよう、ラルフ?
[目覚めにかけるのは、 やわらかな挨拶ひとつ**]
(402) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 17時半頃
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[階段の壁に背を持たせ掛け、今をじっと眺めている。
幼馴染とその一行が賑やかなのが、こんな時でなければ微笑ましく映るだろうに。 昨夜の一件以来、ノックスの連れが不気味な物体にしか見えない。
人の心と獣の性質。 その二つを持ち合わせているが故の後悔も、苦しみも、幼い笑顔には見られない。 少なくとも、忘れるには短すぎる時間であるはずだ。]
(403) 2014/11/20(Thu) 18時頃
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[だから続いたラルフの悲鳴と、それをもたらしたノックスの連れの行動に、驚くよりも先に納得してしまった。]
どういう躾してんだ、あの馬鹿…っ。
[舌打ちするも、己が駆け寄るよりも先に悲鳴を聞きつけた保護者が駆け寄ってくる。 犬がまろうぶような勢いで走って、周囲など見えていない。>>289]
(404) 2014/11/20(Thu) 18時頃
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バーナバスは、ベネットの謝る声に肩を竦めた。
2014/11/20(Thu) 18時頃
ベネットは、ドナルドの口元の笑みに、心が*騒ぐ*
2014/11/20(Thu) 18時半頃
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―アッシュローズ/1階中央湯殿寄り―
[プリシラの差し出す指輪に片眉をあげた。風呂で拾ったものといえば1つしかない。ノックスが棄てたものだ。>>343 『可哀想』という言葉に、家具職人としてのノックスが口元を緩ませる。
彼のささやかな声は聴こえなかったが。作られた指輪自体に罪はない。けれど想いが残る。そう、いつまでも。]
……プリシラ。
[立ち去ろうとする背に、名を呼びかけた。]
(405) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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……プリシラ。プリ、シラ。
[音を確かめるように繰り返す。 目の前の少年に似合わない、女の名を。]
ねぇ、プリシラ。例えばだよ。
君に『プリシラ』という姉が居るとしよう。美人で聡明で、とびきり歌の上手な両親自慢の姉。 けれど事故で死んでしまった。
両親は嘆き悲しみ、良く似た君を『プリシラ』と呼ぶようになる。愛しい娘に指輪を贈る。
それでも君は、姉として微笑んで、指輪を嵌め続けるかい?
君を君として見ていない両親の為に? それとも、死んでしまった姉の為に?
[姉の、妻の――…代わり、なのに?*]
(406) 2014/11/20(Thu) 19時頃
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−2階居間−
…ったくよぉ、焦げてるじゃねぇか。
[ポトフの入った鍋を暖炉でかき回しながら、時折薪をくべる。周囲の騒ぎは剣呑な話になってきているようだが、寝袋を横に置いたまま、定位置に座っている姿は自然にある]
……結局、殺しちまってから気づくしかねぇだろうが。 一人か、二人か…… 結局は……
[暖炉の火がゆらゆらと熱をもって盛っている]
(407) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[内緒話の後。 卵を転がしながら、少しの無言。
卵をがじと齧る。 中に入った綺麗な宝石。 それを手に入れたことについて、後悔はない。
そりゃ、少しはがっかりした。 すごく悲しい、寂しい。 僕を僕だけを肯定してくれる大事な僕のディーン。僕だけが味方の可哀そうなディーン。 彼に二度と会えないんだって。理解したら、とても虚しかった。 いま手の中にある宝石だって、いつかは濁って、壊れてしまう。
それはとっても悲しくって、泣きたいのに。
僕は彼の時計を止められたことが。 彼が永遠に僕を裏切らないことが、嬉しくって仕方ない。
愛しいディーン。 彼は僕のことだけを考えて、あちらへ行ったんだ。 きっと]
(408) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[だけど、僕は悪い子になっちゃったから。 トレイルも悪い子になってくれないと、ダメだ。 だからラルフをトレイルが嫌いなら、僕もそれを手伝ってあげたい。 ああ、だけどきっと、ベネットもドナルドも、ノックスも。 ラルフがいないと悲しんでしまうのかな。 ベネットやドナルドが悲しむのは、この小屋を出たらわからなくなるからいいけども。 ノックスが悲しい顔をずっとしているのは、嫌だ。
だから、体を捻って。 ノックスの頬に触れて、ねえ、と声をかける]
ノックスは、ラルフが好きなの?
[小首を傾ぐ。それから]
僕らと、どっちが好き?
[続けて訊いてみた]
好きってね、ビョードーだとザンコクなんだよ。
(409) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[ラルフを連れて慌ただしく三階へと駆け昇っていくフランシスたち。 階下へと姿を消す幼馴染たち。 その中にいない人間を見咎めて、今降りたばかりの階段を上る。
声が聞こえる部屋はフランシスたちの使う部屋。 招き入れられたノックスたちの部屋。 自分たちの部屋。
残る一つに手を伸ばす。
がらんとした部屋に落ちる静寂と素っ気なさに、この部屋を使う人間のないことを知る。 姿が見えないのは――。*]
(410) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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ニコラスは、自分のことしか考えてない自分に気が付いて、瞬き
2014/11/20(Thu) 20時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時頃
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― 三階/個室 ―
[眠っている間のことは、知らないまま。 ゆるりと目覚めかける意識。
フランシス>>402の声、ドナルドの気配。 そして、握ったままの、服のすそ]
……おは、よ……
[熱を持ち、かすれた声。 張り付いた喉に咳き込みながら、ゆるゆると、部屋の中にいる人を確認した]
(411) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時頃
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[獣であることを嘆くうちはまだいい。 人であることに息苦しさを思えているうちはまだいい。
そのどちらでもなくなった時には。
それは人なのか、獣なのか。]
(412) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[姿の見えない二人分。 消したのは誰だ。
少なくとも一つは確信に近い答えを持っている。]
ノックスに会わなきゃな。
[答えに一番近しい場所にいる幼馴染のいるはずの一階へ足を向ける。 今は無人の部屋に寄ったおかげでプリシラとすれ違ったとは知らない。]
(413) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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―― 三階/個室 ――
[自重的な笑みがふっと消える。 ガラス越しに見える雪から隻眼はフランシスへ移ろう。 震え上擦る音色にぞくりとした。 誘われるような思いを懐く。 再び寄せられた額の意味は――。
考えてはいけない。 けれど知りたい。
相反する思いに絡め取られる。]
(414) 2014/11/20(Thu) 20時頃
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[本能に任せて愛しい相手を喰らったところで、結局何も手に入らない。 何も残らない。
繰り返し伝える悲劇と禁忌は、裏を返せば何かのきっかけで容易くそれが起こり得るということ。
表だって問題にならないのは、罪を恥じ入り隠そうとする人の心ゆえ。 暴かれるよりも先に、己の罪業に自らの手で幕引きを迎える者が多いため。
そうでない者は、同族が手を下すしかないのだ。 人に見つかる前に。]
(415) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[ラルフの目覚めにほっと安堵の色が浮かぶ。]
……おはよ、ラルフ。 っと、安静にしてろよ。
[咳き込む音に焦るように言葉付けたし]
(416) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[愛しさゆえに人を喰らった狼が、住まう里の同族ごと焼かれ死ぬ。 善悪の分からない仔狼が無邪気に裂いた友人の腸と同じく、自らも臓物をぶちまけて木に吊るされて見せしめとされる。
おとぎ話になぞらえた戒めは、けれど決して遠い現実のものではない。]
(417) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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ー 三階 個室 ー [頭上でルーツ 嘴の轡 外そうと 片脚あげて かしかし 時折 引っ掻く音 響く ……自分の爪で 傷つける前に 枷 外さなければ]
………………ーーーー
[ドナルドの声に 彼は瞬く 尊重した結果 ラルフが 食われる可能性 きっと 気のいい とてもいい人 なのだろう >>379 確かに ドナルドは 上背も高く…… けれど 無事ではいられないだろう ラルフの大切な人 傷つけたくない
だから ラルフの頭を撫でながら 返答に窮してーーーいい人だし 嬉しいと思う……でも ……]
(418) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[フランシスの言葉にも 最初 嬉しさと どうしようという 思いがあった
が >>386 はっと 彼は短く息を吐いて 深く こくりと頷きを返した 安堵 すれば 困惑が 抑えられ 改めてフランシスと ドナルドを見る ドナルドと フランシス 二人がいれば ーーーー泣き暮らすことなんて きっとない
だから 優しいラルフの”家族”に笑った ………この人達から ラルフを 離してはいけない 大事な人二人 そして衝動を覚える人 の 三人 自分一人がいることで そこに危険を持ち込んではいけない]
(419) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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…………山と森は……長く生活してるから まだ 冬は浅い 今なら 平気
[ 思い直してから>>386の質問 こくりと 一つ頷いて フランシスの先祖返り……の話を聞く
ーー >>393にも >>397にも頷いた]
……大人になったら いられるのに
[ぽつ と 収束する話の中 >>386 フランシスの言葉が過り 唇を噛んで 小さく呟いた]
(420) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[ぽつ と 収束する話の中 >>386 フランシスの言葉が過り 唇を噛んで 小さく呟いた]
[その視線の先 撫でる手指の下 瞼が震えるのがわかれば 安堵の息を吐く 結果的に 目覚める前に 離れられなかったけど]
ーーーラルフ
[名前を呼ぶだけで暖かい うっすら覗き始める 琥珀色に 彼は淡く微笑んだ]
(421) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[ドナルド>>416に、熱に浮かされた視線を向ける。
くらくらと、眩暈がする]
……ドナル、ド……大丈夫……
[かすれた声で囁き。
呼ばれる名前。 見えた笑み>>421に、小さく、笑みを返す] ……あ、フィリップ……
[ほっとしたような、吐息をこぼし。 痛みと熱を堪えるように、眉を寄せた]
(422) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[狼の本能に怯える人の心根があるうちはまだいい。 傷つける恐怖と、傷つけたとしてもその後悔が、それ以上の災禍を招くことを押さえてくれる。
人としての息苦しさを覚えているうちはいい。 己が獣だと自覚すれば、人と交わろうという気は薄く、互いに害の少ない生き場所を求める。
どちらも持ち合わせないものは――悲劇だ。
人の世にあっては人に害を為し、同族の群れに危険を呼び込む。 罪過に気がつかぬは、己ひとつで。]
(423) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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―ローズブラウン/1階―
[そう、忘れて良いんだ。指輪のこと。大事に下げていたもの。君は代わりじゃないんだから。>>338
ぺとぺと触る手に「こーら、ニコラ?」と甘く叱り、膝の上の重みと温もりに甘える。>>340>>361
トレイルの唇にニコラの指が触れている。昔なら、喉の奥まで突き入れそうで二人を引き剥がしたけれど。 時折笑い合う姿。]
……おにーちゃんはー?
[混ぜて欲しいのに。天使のように微笑まれて誤魔化された。
(424) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[踏みにじってはいけないものを容易く踏みにじり。 手折ってはいけないものを無邪気に手折る。
そんな生き物を、獣とはもう呼べない。 獣とは、もう呼ばない。
それはただの――]
(425) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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ドナルドは、フィリップとラルフが名を呼び合うを聞いて、大丈夫の言葉>>422に困ったように眉を下げる。
2014/11/20(Thu) 20時半頃
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――…なァ。
[誰にともなく呼び掛ける音。]
先祖返りなら、さ。 ひとの血肉が栄養になったりする?
ラルフの怪我、はやく治ったりとか、あるのか?
[遠い昔ばなしのような血族に伝わる話を思い出し それが可能ならば差し出す事も前提にある問いかけを この部屋にいるフィリップ、ラルフ、フランシスの三人に。]
(426) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[居間でのことは――…煩いと癇癪を起こした時とはまた違う行動だった。 驚かせた事に謝る気配はない。寧ろ、得意気な。
泥炭のようなどろりとした感情が見え隠れする。己以外の歌を認めなかった頃の、彼に。
怒りのせいではないと分かった。眉を下げて穏やかに笑む様はノックスの真似だろう。 伝わって欲しいのに、分かって欲しいのに。困ったね、と。>>383
転がる卵を慌てて抱えるニコラを見遣ってから。>>398 ノックスは、選んだ言葉を並べ出す。]
僕はね、トレイル。 君の歌声を――知っている。聞いたことがあるんだ。きっとニコラも欲しがるくらい、綺麗な声だった……。
今も、覚えている。
[退屈だった歌を。
亡くなった母親の歌も素敵だった。そういえば良く似ていると、バートン家を知る者は教えてくれた。 声を変えない為にと施されたものと、指輪とを結びつけて出した結論は1つ。]
(427) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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取り戻したいのも分かってる。でもね、トレイル。
僕は、今のトレイルの歌を聞いてみたいんだよ。僕とニコラの為に歌ってくれるなら、それは幸せな音になる。どんな音でもね。
[新しい望みを。 こんな風に考えるのはダメかい? と首を傾げた。]
昔の君達も、今の君達も――…きっと明日の君達も。僕にとっては変わらない、一番大事で大好きな2人だよ。
[ぎゅうと腕の力が強くなる。 きちんと伝わっている?
まるで人形のように笑う君も。 ラルフに感情をぶつけた君も。
欲しかったと拗ねる君も。 幸福と喪失を知った君も。
……―――愛おしくて堪らない。]
(428) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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――っ、は、……
[ドナルド>>426の問い。
肉を食らう、それを想像して、息を呑む。 喉が、渇く]
ドナルド…… それ、は……わかん、ない……
(429) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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―→1F―
ノックス、いるのか?
[一階へと足を向けたその先。 幼馴染が彼の同行者とともにいるのを見かけたか。]
手当てしてんなら構わねえよ。 先に湯でも浴びてくる。
[二人に纏わりつかれるようにしている幼馴染の表情に苦しいものはなかっただろうか? 数秒、その表情を見て、何も言わず温泉の方へと。
小さく、口が形づくった音をノックス以外が読み取れはしなかったろう。]
(430) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[ラルフの応えに、ひとつ頷く。]
わかんねぇか。 じゃ、可能性はあるわけだ。
――…俺で試してみっか? あんま、量はやれねぇけど。
[寝台にいるラルフへと歩み寄る。]
(431) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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―3F 個室― そう。……君の保護者も、そうなのかな。
[>>420 フィリップの言葉にも、やや不安そうだ。 どうすべきだろう。一足飛びに大人になれたら そんな魔法――このセカイの何処にもなくて。]
……のど、かわいてない?
[ラルフが起きた後、>>411荷物から、皮袋に入った水を取り出す。 後で補充も必要だろうが、下に降りるのは、不安があった。
>>421>>422 名前を呼び合うふたりのすがた。 其処にあるのはふたりの絆だ。 名前を呼ぶだけで、あたたかな―――]
(432) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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― 三階/個室 ―
[くらり、眩暈がする。 血肉を食らうことで、回復するかどうか。
食らったことがない身ではわからず。 試すかと、近づいてくるドナルド>>431に、こくりと喉を鳴らして]
……ためして、いい、の……?
[問いかけ。 フィリップのすそを掴んでいた手が振るえ、するりと離れる。
求めるかのように、ドナルドへと伸びて――]
(433) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[眉を寄せる様子に 無理の表れが見え そっと頭から眉へと 撫でる箇所変えて]
ーーーーーーー??
[ドナルドの言い分に 怪訝な顔を思いっきりしてしまった]
(434) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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[ノックスの表情が変わるのをじっと見て。 それになんでもないことのように背を向ける。
大事な幼馴染。 ただ、互いの経た時の隔たりと、体験の積もったものはその価値観を容易く変える。
大事なものも、愛する者も。]
(435) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室― [>>414 想うは隻眼の、同行者。 名を呼ぶ、答えてくれる、 それだけでいいと、思えるならよかったのに。 密やかに 押し殺せなく、なって。]
……ね、 ラルフはフィリップと、居たいかい?
[――だからだ。 名を呼び合うふたりを思いそんなことを、尋ねたのは。]
(436) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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――…俺は、な。 ラルフが元気になる可能性が少しでもあるなら それを試してみる価値、あると思うンだわ。
[ラルフの尋ね>>433に、 にっと口の端を上げて笑う。 悪戯な子供のころのような顔。
伸びるラルフの手を己の手で支える。 寝台の縁に片膝のせて身を寄せれば その重さに、ギシリとそれが鳴った。]
(437) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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……あー、困ったね。 どんな我儘も、叶えてあげたくなる。
[自分の望みを叶えて欲しいと思っているのに。 人と獣の間に在ると思っていたけれど。とうに道を外れているのかもしれない。]
……ん。
[ちゅと耳元にキスをした。吐息の熱は牙と共に首筋へ。薄い皮膚の下に何があるのか知っている。甘い毒だ。やんわりと噛んで、しまいたい。
抱き締めていた手を毛布の内に忍ばせ、肌の温もりを求め――…]
(438) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[ホレーショーのことを尋ねられれば こくりと頷いたのは先ほど]
ま まって! 血肉が 収まり切らない衝動に さらに膨れ上がったら………………!!
[ラルフがドナルドを殺してしまう そんなことは 衝動の苦しさから 離して 安らかに人であって欲しいと 願う 彼には耐えられない]
(439) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室―
……ぇ?
[しかし。ドナルドの提案に、フランシスは驚き、凝視した。 ラルフも腹がすいているのだろうか、 訝ることもしない。>>433]
……ま、待って、そんな、牙だよ?痛いよ!? 危ない、から、そんな、回復するかも、わからないのに
[肩口を牙で抉られた経験のあるフランシスは、 うろたえて制止の言葉を走らせる]
(440) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[は、と我に変えったのは、足音が聴こえたから。
軽く頭を振り、両手を上に上げて降参のポーズ。 階段を下りてくるのはバーナバスだった。>>430]
―――ちょっと、頭を冷やしてくる。
[制止がきかなくなりそうで。 淡雪を求めそうで。彼の願いを押し潰しているのに。]
(441) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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ノックスは、背を向けたバーナバスに、待ってと声をかける。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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[ラルフの手が離れて 人の血肉を覚えて 衝動が 性質が悪くなったら そう思うと 試したいと言うドナルドの その言葉に頷けない 心意気は 先のことも併せて 本当に素敵だとは思うけれど
ラルフの脇をつかんで 引きとめようとする
つい先ほど フランシスに >>436 と尋ねられて 静かに こくりと頷いて 「………………でも いられない」と 俯いて答えた のが遠い時間に感じる]
(442) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[止めるフィリップの声>>439に怪訝そうな顔。]
力尽くで止めればいいだろ。 ラルフが抑えきれなくなっても 止めるのは俺だけじゃねぇんだし。 フィリップも、フランシスも、此処にいるだろ。
[ひとりの力で何とかならずとも 彼らがいればなんとかなるという信頼をみせ。]
(443) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室― ああもう、ばか…っ!
[必死さに裏返った声、 ドナルドの服を掴むも既にドナルドは腕を差し出している。
フィリップの謂うとおり、 血に酔って暴走したら目も当てられない。 ラルフの身体を押さえなければ、と構えて>>439]
(444) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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ベネットは、ドナルドを慌てた色濃いじと眼で睨んだ。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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フランシスはドナルドを止めて!! [フランシスも懐疑的で 怪我の部分を痛めないよう ラルフの腰あたり 両の腕 回して 間違っても 暴れ出して ドナルドが 死んでしまうことだけはないように]
(445) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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痛いのは覚悟してるって。 でもさ、ラルフも今すっげぇ痛そうだし。
[フランシスの制止の言葉>>440にも 相変わらずの様子。 目の時より痛いだろうかとぼんやり思いながら。]
(446) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[フランシス>>436の問いかけに、ゆるりと頷いたけれど。
いまは、近づいてきたドナルド>>437に視線が釘付けになって]
……ドナルド……
[ドナルドの手を、握り返す。 熱を伝えるかのように、体温が上がっている。
近づく。 こくり、と喉がなり。
必死な、フランシスとフィリップの声。 しがみつくフィリップはそのままに、 差し出された手、袖口から肌をたどって、唇を寄せた]
(447) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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ドナルドは、ベネットとフィリップの必死さがわからぬのは喰われかけた事がないせいかもしれず。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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[最悪の自体は ドナルドも 勘付いてはいるようだ けど]
…………一回 肉の味覚えて もっと衝動が 性質悪くなったら どうするんだよ!! 俺みたいに!!
(448) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[待って、と引き留める声に振り返る。]
んな長風呂しねえよ。 すぐに上がるから…お前はお前で考えまとめとけ、っつーこった。 [ひら、と後ろ手に手を振って。 何よりも男自身の蟠りを今は何かで紛らわせたかった。]
(449) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[傷だらけの体を湯に沈める。
体温が上がれば普段なら目立たない傷痕まで浮き上がってくるので、あまり誰かと湯に浸かるような習慣はない。
プリシラと最初に温泉地へ宿泊して、傷痕に驚かれたことも、浮き上がった傷痕に「痛そう」と泣きそうな顔をされたことを思い出す。
泣きそうな顔の方が痛々しくて、男は自分の古傷どころではなかったのだが。]
(450) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室―
そ、そういう問題じゃないってば!
[こうと決めたらドナルドは頑固だ。 体躯も力もドナルドにはかなわないが何とか止めよと腕を伸ばして、掴んで。]
(451) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[ラルフへと差し出すは左手。 袖口からあらわになる腕に彼のくちびる触れれば 微かに肌が震える。]
――…神経まではいってくれるなよ。 でなきゃ仕事、できなくなるし、さ。
難しいなら他でも構わない。
[利き手は彼の頭へと伸ばして 撫でてあやそうとする動き。]
(452) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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ちょっと思い出があるかと思えば…ったく。
[いつの間にか、何かあれば真っ先に思い出すのは決まってしまっている。 好みの酌婦でも思い出せばいいものを、と思いながら。それが本音でないことも分かっていた。
温かな湯のおかげで少し余裕が出たのか。
適当に温まった体に衣服を着こみ、まだいるであろうノックスたちの方へと顔を出す。]
(453) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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[フィリップの言葉>>448にきょとと瞬く。 ラルフの眸を覗き]
ああ言ってるけど、 ラルフは、如何したい?
フィリップと同じを背負う気は?
[フランシスの声>>451が聞こえる。 捕まれる身体、ちらと視線が一度そちらに向けられ]
だってさ、 ラルフはフィリップと離れたくないンだろ? でもラルフの怪我がなおんねぇと山下りられない。 なら、さ、怪我はやくなおす方法探すしかねぇじゃん。
(454) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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ー藁の上ー [トレイルは、静かに座っている。 動く気配は、まだ、ない。
ノックスの声は届いていた。 知らなかった 幼いトレイルを知っていたなんて。
残酷だ 今の、うたなんて 透明な音では、ふれあってなお 聞き取りにくいもの]
(455) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[しっかりと筋肉のついた、いつも頼りにしている腕>>452。
それに唇を触れて、ちろりと肌を舐める]
……ん……
[ドナルドに頭を撫でられながら、 フィリップの叫び>>448とフランシスの声>>454を聞く]
……同じが、いい。 おなじに、なりたい。
[味を覚えて、衝動が抑えきれなくなるのか。 それはわからないけれど。 フィリップと同じなら、悪くないと、かすかに笑みが浮かぶ]
(456) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[ため息しか出ない。
ニコラの問いかけに ノックスはなんて答えるんだろう その応答次第では、
決行は今宵。
でも、今は。 トレイルは、静かに藁の上で微笑んでいる**]
(457) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 21時半頃
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な………にいってるの ドナルド そんなの 背負わなくていい…… ラルフが苦しむの やだ……っ
[くらくらする 何を言っているのか ラルフにしがみつけば 血の匂いが濃い 実際に それに酔い 目眩が酷くなっているのもあるのだろう]
ーーーーーーーーー………
[ラルフに話すドナルドの内容に さらに めまいがした]
(458) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[ラルフの舌の感触にドナルドの喉が震える。 音として漏れ掛けるを飲みこみ柳眉を寄せ堪える。]
ラルフがそれを選んだなら 俺はそれを尊重するよ。
お前さんの好きにしろ。
[くしゃりとその髪を撫でて 右手はラルフの項に添えて]
(459) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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―アーバンローズ/愛し子達の内緒話の後に―
[膝に乗せたニコラの声。頬に当たる手が温かい。卵に触れた後だとしても、眉を顰めないのはノックスに心境の変化があったから。>>409]
ん? ラルフ?
[どうしてと問う前に、どっちかだなんて。]
困ったな……。勿論2人の事なのに。 そんなにラルフを好きなように見えた?
[平等ではない好意が在る。]
……2人のことも、今のままじゃダメ、かな。
[残酷な事を、ずっと続けている。昔も、今も。*]
(460) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[ラルフの答えにさらに眩暈がする]
だめ だめだよ………… こっちにきちゃ だめ…………
[クラクラする ずるりと ラルフに しがみつくので 精一杯で 額にラルフの温度 頭上にいられなくなった ルーツが ぽてんと ラルフがねていた寝台に飛び降りる]
(461) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[>>247ノックスの静かな声。彼が口にするのは、トレイルの歌のこと。 僕は目をまあるくして、じっとその話を聞いていた。 だって、トレイルはいつも歌を聞くとイヤな顔をするから。歌が嫌いなんだと思ってたの。
歌を、なくしたトレイル。 だから、歌を聞くとイヤな顔をしてたの?
じっと、じっと]
本当?
[>>248それから、笑いはしなかったけどもぱっと顔を明るくして。 強くなった抱き締めるのに応えるみたいに、ぎゅっとノックスへしがみついた]
うれしい。
[けど、ノックスの一番の中の一番はだあれ? なんて、訊かないよ。お兄ちゃんだもん。
それから、じゃあトレイルがラルフに酷いことしても、ノックスは味方なんだねって。そう、思った]
(462) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[フィリップの眩暈には気付けないけど やだ、と紡ぐ声は聞こえる。]
フィリップがラルフが苦しむのやだって思うように、 ラルフだってお前さんの苦しみをやだって思うンだろうよ。 ラルフも優しい子だからなァ。
[少しばかりお兄ちゃん風ふかせて。]
その苦しみ、 分かりたい、って、思うかなー、って。
[なァ、とラルフに尋ねるような音色向ける。]
(463) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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―3F 個室― ドナルド……っ
[首を横に振って、身体をつかむ手に力を込める。>>454]
そんなの、そんな言い方ずるい……っ
[ラルフなら、望むだろうと予想できるのに。 案の定、ラルフは>>456同じがいい、と ――小さく、笑みさえ浮かべたのだ。]
(464) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[しがみつかれる、腕>>458は、冷たくも感じられる。 怪我の熱に浮かされた体は、服越しでもきっと熱い]
……うん、ありが、とう……
[ドナルド>>459に支えられて、笑みを浮かべたまま。
筋張った腕に、歯を立てる]
ん……うん……
[問いかけ>>463に、うなずきをひとつ。 ぶち、と皮膚を破って、あふれ出る血を舐めた]
(465) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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ラルフは、ドナルドの血を、こくり、と飲む。
2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[>>460ほら、やっぱり。 一番の中の一番は、ノックスは決められない]
んー……。
[そりゃ、僕はいいけど。 いや、よくないけど、いいよ。 だって、僕はノックス以外の世界があるって知ってるもん。 けど、トレイルは可哀想。
だからただしがみつく力を強くしておいた]
(466) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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んに、
[>>438優しいキス。 いつもの可愛がってくれる仕草にもぞもぞして。 首筋、当たる歯と熱がくすぐったい。 ふ、と漏れる息と、無邪気な声。 それは、奔放な性を思わせる声と紙一重なんて、いまの僕は知らない。
ただ、いつもみたいに遊んでくれるんだと、足をゆらゆらさせていたら >>441ノックスが階段を降りてきた人を見たとき、その遊びは中断した]
? うん。
[小首を傾いで、頷いて。 膝から素直に降りて、まだ着替えてないことにそこで気がついた]
(467) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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――…今更、だろ?
[ずるい、というフランシスに口の端をあげる。]
ずるい俺は嫌い?
[ちら、と視線のみ彼へと向けて]
(468) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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ベネットは、ふわ、と 漂ってきた血のにおいの甘さに、めまいを覚える。
2014/11/20(Thu) 21時半頃
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―ラベンダーアイス/1階―
[トレイルの溜息に気が沈む。>>455>>457 微笑みには遠いから。
壁に寄り掛かり、溜息。 どうにも空回りしているような気がしてならない。]
……バーニィ。
[力なく笑う。 風呂場に向かう前の、バーナバスの言葉を思い出せば尚更。>>453]
(469) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[あたたかくぬめる舌から硬い歯の感触が肌に触れる。 突き立てられたそれが皮膚を裂く感覚にぐっと拳を握りしめた。]
――…ン、っ。
[溢れ出る血は色濃く滋養に満ちたもの。 傷口を舐めるその感触にぞくりと背筋に奔るは――。 悩ましげに眉を寄せてその様子を見詰めながら痛みに耐える。]
(470) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[火のように熱い 翼の名残の骨あたり そこに額を当てる 腰に回る腕 引き止めたいのに 目眩で 腕に力が入らない]
……いいのに そんなのいい……
[背中で首を何度も横に振った 声は次第に嗚咽交じりになる フランシスの言葉 >>464 聞こえて ずるい 本当にそうだ それだ]
………………っ
[新たな血の香り 身体が震えて ラルフの上着を 強くつかんだ]
(471) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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[兄のような、家族のようなドナルドの血は、甘い。 美味しいけれど、飲みすぎることができないようにも、感じる味で]
――っ、ん……
[こくりと喉を通っていく温かい血に、琥珀が潤む。 かみ締めた筋肉を、食い破るほどの力はなくて。
流れ出る血を、舐めるように飲んでいる。
血肉で、怪我がなおるのかは、わからないけれど。 渇いていた喉が、 感じていた餓えが、満たされるのを感じていた]
(472) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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―3F 個室― [>>468 ドナルドは、笑った。
フランシスは緑の眼を見開いて、 それから 視線を彷徨わせ 首を横に振る。嫌いなわけが ない]
(473) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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[ドナルドの腕に食らいつきながら、
背に触れる、フィリップ>>471の熱に吐息をこぼす。 泣かせてしまったことに、ちくりと痛みを感じるけれど。
それでも、喉を潤す雫から、口を離すことができず]
は、ぁ……
[噛み付いた傷口から、流れ出る血を舐め続け]
(474) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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[あの時ほどの痛みではない。 腕の傷が熱もつのを感じながら息を詰める。 加減されるように急速に奪われるでなく ゆるやかに与えるような心地だった。]
――…ラルフの痛みが、 少しでも減ればいい。 はやく、治れ。 元気に、なってくれ、よ。
[ラルフの項に宛がう手で 彼の髪を再び撫でてあやすように言い遣り]
(475) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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|
[力なく笑う顔は>>469、どうしようと小首を傾げた昔のまま。 ]
んだよ。 なんかあったのか。
[何か、はあっただろう。 もうとうに取り返しのつかないこと。
けれど、男は幼馴染のためではなく、男本人のために尋ねるのだ。]
(476) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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[ドナルド>>475に撫でられて、吐息をこぼす。
怪我が急激に治るわけではないけれど。
熱で消耗した体力は戻ってきている気がして。 きっと、全部食べたら、治るのかもしれないけれど]
……ん、……っ
[噛み付いた傷から、流れ出る血だけを飲むように。 肉を食いちぎることなく、自然と、血が止まるまでは。 にじみ出る血を舐めている]
(477) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
|
[フランシスが首振る気配にそっと笑う。 優しい彼のことだから嫌いとは言わない。 そんなずるい思いも見透かせばいいと思いながら]
――…フランシス、 心配ばかりかけてごめんな。
[我儘の為に彼に心配かけていることを謝り]
ラルフ、そろそろ足りる、か? あんま舐められると変な気分になってくる。 それ以上すっと、襲うぞ?
[眉を寄せたまま、にんまりと悪戯に笑い、ラルフを止める言葉。 傷口から溢れる血の量は徐々に減ってきていた。]
(478) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
|
ーーー…………っ
[ラルフの上着を濡らしながら 視界と味覚以外の感覚が 血の匂いを 啜る音を こぼれる声を 熱い温度を 彼に伝えて ずるり とラルフの背で 身体が沈む]
………………っん
[ドナルドの気のいい声が聞こえる どこか 遠く 霞がかって]
(479) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
|
[――あぁ、ずるい。と唇を噛んだ。 甘いにおいがする。今まで感じた中で一際甘い。 体が熱くなる。本能は如実に感情を反映する。――勘弁して欲しい。]
……分かってるなら、少しは自重してくれよ……
[ぎゅうと服を掴み、溜息に混ぜて熱を吐く。]
ドナルドっ!
[軽口に、背中を叩いた>>478 叱咤と謂うよりかっとなった嫉妬交じりだ。]
(480) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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|
――ん、……ぁ……
[ドナルド>>478の声に、潤んだ琥珀が瞬く。
喉の渇きは、癒えて すこし、おちつき。
けれど、別の熱が、じわり] ――う、ん…… ……ここ、で、やめとく、ね……
[は、と吐息をこぼして。 こくりと頷く。
襲われたら熱を発散できるかと、ぼんやりとした思考の隅で思う]
(481) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
|
ーーーー………………ラル フ
[聞こえたドナルドの 言葉に ぎゅ となけなしの力で ラルフに回していた腕に力を込める 名前を呼ぶ声は 嗚咽と何かで掠れる]
(482) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
|
んー、僕が片手になったらどうしようって話。
[何があったか、短く答えた。>>476]
どちらかなんて、……ね。 ビョードーはザンコクだって言われたよ。
[一番が二つある。返ってきたのはニコラの唸る声だった。]
(483) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
|
[背中が濡れる。 フィリップ>>479の体温を感じて、ぞくりと背筋が震え。
こもった熱を吐き出すように、吐息をこぼす]
……、……ありが、とう。
[引き止める腕が、声があったから。 ドナルドに、必要以上の傷をつけずに、すんだ]
(484) 2014/11/20(Thu) 22時頃
|
|
――…これでも自重してるンだけど?
[クツリと喉を鳴らしフランシスの声に笑う。 自重せねば既に襲うを実行していたかもしれぬ保護者に。 服を掴み、背を叩くは彼にしては珍しい行い。 少しだけ愉しげに笑う。]
(485) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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|
[トレイルに、背中をくっつけて。 洋服をもそもそ着替えながら、聞こえてくる大人たちの声に耳を傾ける。 声を小さくされたら、もちろん聞こえないんだけどね]
なんの話かな。
[なんだかノックスの声は元気なく聞こえたから、ひそ、とトレイルに言って。 ボタンをがんばって止めたけど、やっぱり一段間違えた。 外して、やり直し。
その間も、卵は膝に乗せたまんま。 大事なそれを、誰にも触らせたくなくて、手離せない。 ノックスは。 あの小さな卵を作ったとき、なんて思ったんだろう。 ふと、そんなことが気になった]
(486) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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ラルフは、フィリップのかすれた声に、ぞくりと、震えが走る。
2014/11/20(Thu) 22時頃
ベネットは、ラルフの潤んだ琥珀に、様々な意味で心配に、なった>>481
2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
[潤む琥珀に隻眼が細まる。 零される吐息の音色にやはり笑みを湛えて]
よし、いい子だな。 後はなるだけゆっくり休んで――…
[腕から離れたくちびるに残る己の赤を 傷塞がりつつある左手の、親指の腹で軽く拭い 髪撫でた手は柔く項を掠めて、身を離す。 ギシリ、と、また寝台がなり、下す片膝。]
(487) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
[育児相談になっていたことに苦笑を浮かべた。 遊び足りない手を触れ合わせる。>>476]
……バーニィ。向こうで話そうか?
[愛し子には声が届かない場所に。けれど、姿が見える場所に。]
(488) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
―1F・温泉―
……ふう。
[吹雪が止む気配はまるでない。湧いているという温泉に足が向いたのは、そぞろな気分のせいだろうか。同種の人間達ばかりが集まっているらしいというのはわかったが、さりとて吹雪が収まるまではどうしようもない。自分一人だけなら別にどうしようもあるが、やはり気になるのは昨夜の事だ。]
俺も昔はああいう時期があったもんよなぁ……
[溜息は、湯気の中に溶けて消える。*]
(489) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
[まだ ドナルドの 血の香り 濃い 腕の中 震えが 伝わる]
………………ううん……
[ゆる と涙は小康状態になり 時折しゃくりあげながらも ラルフが暴走する気配がないことに 安堵の息を吐いて]
よかった………………
[声も くるしげではない けど 安らいだとも 違う空気 涙零れた顔 あげて 視覚でもラルフをうかがう]
(490) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
[立ち去る前、名を呼ばれて立ち止まる>>405。 返事もせず振り返れば、確認するように何度か繰り返される。 それだけのことなのに、また胸の奥がざわついてきた。]
……それ聞いて、どうすんの?
[例え話に、短く答える。
何故そんな話をしてくるのか分からない。 死んだ姉の名。 きっとバーナバスが説明したのだろう。 聞かれた場合、いつも彼に説明をしてもらっているから。 それに対してどう思われるのかも、どう言われるのかも慣れている。 いつものことだから。]
(491) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
[姉は生まれて直ぐ死んでしまった。 だから美人になったのかも分からない。 自分なんかより、きっと人に好かれたかもしれない姉。
自分より両親に愛されていた。]
……別に。良い。 ねーちゃんの代わりでも、俺のことを必要としてくれるんだったら。
俺のために、つける。
[何故、ノックスがそんな話をしてきたのか。 トレイルの生い立ちも知らない為に、「何」を例えたのか、分からない。
ただ、それがずっと「プリシラ」として生きてきた自分の答えだ。]
(492) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
―3F個室―
……本当に?
[さっき見せた、困ったようなじと眼である。 背を叩いた手で、そのまま背中にゆると爪を立てる。]
……何で、笑うのさ……
[拗ねたように小さく謂った。 (年甲斐もない――情けない)
こっちは、血のにおいでそれどころではなくなりつつ、あるのに。]
(493) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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― 少し前の居間でのこと ―
[名を呼んだ後、ディーンはしばらく気配のした方を見ていた。
一瞬目が合いそうになったのを逃げるように逸らして、屈みこむ背中をじっと見つめて、もう一度、彼が振り返った時は確かに、目が合った。]
――……シメオン。
[ディーンはもう一度呟く。
確かに彼はこちらを見ていた。
ニコラにさえ見えないこの姿を、確かに見ていた。
それは、彼が自分と同じ状態であるということを表している。
つまり、彼の命もまた、潰えたのだ。]
|
皆に認めて欲しいわけじゃないしさ。 ……俺が「俺」だって、知ってて欲しい一人に分かって貰えるだけで十分。
[階段を上りながら、誰に言うでもなく呟いた。*]
(494) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
っぁ……ん、……
[ドナルド>>487が触れる。 唇や、うなじに、触れられるたびに、小さく吐息がこぼれて]
ん……うん……
[いいこ、といわれるのに頷いて、離れるドナルドを見やり]
(495) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
[フィリップの視線>>490を感じて。 潤んだ琥珀が瞬く。 軽く伏せられた睫が影を作り]
……うん、もう、だいじょうぶ……
[はぁ、と熱を逃がすように、吐息をこぼすけれど。
抑えがたい渇きは、癒えているから。 小さく、笑んだ]
(496) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
[ディーンは、ニコラの金の髪に視線を落とす。
彼の幸せを願っていた。それを一緒に探すことは出来なくとも、幸せになって欲しいと願っていた。
彼と共に旅をするきっかけになったのは、彼が右脚を食われたことだ。彼の右脚を食べたのは、ディーンのいた旅芸人の一座の一人だった。
足が上手く動かなくなった彼の面倒を、誰かが責任を持って見る必要がある。そうして白羽の矢が立ったのは、彼の遠い親戚でもあるディーンだった。
日常的に触れ合っていたほど近しいわけでもなく完全に無縁とも言えない遠い親戚という関係性は、周囲の大人たちにとっては都合の良い理由になった。
共通点といえるのは、せいぜい金の髪の色ぐらいのものだ。
しかしそれでも、シメオンと初めて会った時、ディーンは彼が自分の太陽だと思ったのだ。
彼が、我慢の上に成り立っている暗い道を照らす光だと。
しかし、ディーンの太陽は他にあった。
今ならば分かる。自分はただ、縋るものが欲しかっただけだ。
だからこそ、子供である彼を太陽だと思った。思おうとした。]
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
[血が止まりそうなドナルドの傷跡。 つい、指先を伸ばして触れそうに、なって。]
眼の、 毒 だよ、……まったく。
[小さく呟く。]
……ラルフ、 ……大丈夫?
[熱を帯びた息と、視線を見やる。 (して しまったほうが、いいだろうか) させたくない、と謂われてしまった手前、遠慮がある]
(497) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
[いうなれば彼は、我儘の犠牲者だった。
最低限の接触以外を避け、まるで神聖なもののように扱って、結果的に彼に寂しさを植え付けた。
そうして最後には彼の為だと詭弁を使って彼を捨て、自分だけが楽になろうとした。
それは、許されざる罪のように、ディーンには思えた。]
…………。
[唯一、醜い自分を受け入れてくれたニコラの髪に触れる。
一房抓んで、唇を落とした。それは祈りの代わりだった。
全てをニコラに差し出した。
しかし、今残っているこの、ひとかけらは。
彼に差し出そうとも差し出せない、今の自分は。
最後の機会、なのではないか?]
|
[ラルフの声>>495が甘く聞こえる。 二人きりならばそのまま戯れる事も有り得るほどに 誘われる心地がした、けれど。 望まぬ事をする心算はなく、ふ、と笑うにとどめた。
フランシスの尋ね>>493聞けばそちらを振り向く。 じとりとした眼差しに困ったように眉を下げた。 背中に奔る甘い痛みに喉を鳴らして]
本当だって。
[拗ねたような声音は少しだけ幼く感じられた。 ゆるとフランシスへと向き直り]
いや、珍しいなーと思って。 俺の為に必死になってくれンのが ちょっとうれしかった。
(498) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
ニコラ。少し、行ってくる。
……必ず、君の元に帰るから
――少しだけ……許して欲しい。
[ディーンにとっての唯一は、ニコラを置いて他には無い。
今、彼に声が届かないことは分かっている。
分かっていても、そう言い置いて居間から階下へと向かうニコラの側を一時離れて、シメオンの去った方向へ向かう。]
――……シメオン!
[そうして、一際大きな声で、名前を呼んだ。]
|
[平等は残酷>>483、その言葉に何でもないように笑う。]
ふうん…、平等に見えてるだけ、かもしれねえけどな。
[良くある子供の我儘だと肩を竦めて。
ノックスの要求に合わせて、そっと仔狼たちから距離をとった。>>488]
(499) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
[抱きしめられたフィリップの腕の中。 ドナルドの支えがなくなってくたりと寄りかかる。
心配そうなフランシス>>497の視線に、ゆるりと瞬き]
……あ……
[その案じる視線に、今感じている熱の意味をなんとなく理解して]
……
[ふるり、と体が震えた]
(500) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
[ドナルドとフランシスの 仲のいい会話が耳に聞こえる
けれど >>495 に 身体が大きく震えた]
………………
[伏し目がちの 潤む琥珀色の 浮かんだ淡い笑みに しばらく ぽかんと見惚れていて
すり と身を摺り寄せながら 片腕 寝台について上体を起こす さらにすり と鼻をすり合わせて]
(501) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
ーーー………………??
[ラルフとフランシス 二人にかわされた会話を知らないから フランシスの大丈夫から のラルフの様子に ゆるく首を傾げるも 腕の中の重みに 怪我に響かぬよう まわした腕で抱きしめつつ すり と身体を 鼻を摺り寄せて
……フランシスとドナルドがいるのはわかっている ルーツが 嘴を脚でかいてるのも けれど 近すぎるほどラルフにくっついたまま]
(502) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
|
[バーナバスと話をしていると、プリシラの事を思い出す。>>492
ノックスには辿り着かなかった1つの答え。 きっと、幼いトレイルも同じ気持ちだったのかも知れない――…と、思った。
だから浮かべた笑みは優しく。]
なら、君が代わりにつけて欲しいな。 トレイルの代わりに。
[彼があげたのだから。指輪の持ち主を明かしたようなものだけれど。]
(503) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
|
[階段を上る。
薄暗い扉が並ぶ廊下。
空っぽの部屋の前で立ち止まった。
扉に手をかけて――触れられはしなかったけれど――そのまま、立ち止まった。
どうしようかな、と首を傾げて、
何故此処に入ろうとしたのだっけ、とまた考えた]
………え?
["名前"が聞こえた。
よく知っているような、けれど何故だか馴染みの薄い名前。
二人旅、元々言葉少なな彼との道行きで
名を呼ばれることはそう多くはなかったから――]
|
[フィリップ>>501の顔が、近い。 触れる、鼻先に、琥珀が瞬き]
……ん、……
[フィリップの背に腕を回して。
怪我の発熱とは違う熱に、耳朶が染まる。 ちいさく、頷くようなしぐさ]
(504) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
|
―3F個室― ……、――
[>>498 複雑な表情を浮かべて、 ドナルドとラルフを交互に見た。 困ったように下がる眉には、よわい。]
……そう
[引っ掻く指、指の腹で撫でるようにしてから、はたりと落とす。]
っ、め、珍しい、かな…… ――…… っ
[瞬き、はたと必死な自分の姿を省み、 目元を紅くして、逸らした]
(505) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
[ノブを回さずにそのまま扉を押すと――"開いた"
中に入り、後ろ手に閉める。
いつかとは違い、そのまま部屋の中へ進み、寝台に腰掛けた]
なんだったかな…
[聞こえた名前。呼ばれた、名前。
覚えているのに、忘れてしまった。
――もう呼ぶ人なんて、いないと思ったのに。
覚えている想い、靄のかかる記憶。
足を組んで、右足を擦って
息を吐いても、もう白くはなかった]
|
…… ぁ、 あー……
[フィリップと、ラルフの様子。 漂うは、そう、熱を絡めるときの気配だ>>504>>500 保護者は迷って、しかし、ふたり唇を合わせていた様子とか、名前を呼んで答えている様子とか、そういったものを――思えば]
……――フィリップ くん ……して、あげられる?
その、熱の、解放、っていうか、すり替え、っていうか、……その。
[そろ、と顔を近づけて囁く。 意味は分かるであろうか。]
(506) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
ベネットは、謂ってから、恥じ入るように 眼を逸らし。
2014/11/20(Thu) 23時頃
|
えっ
[バーナバスの笑う声に顔をあげた。>>499 平等に見えている、だけ?]
……そう、なんだろうか。 え、つまり、僕は平等じゃ、ない?
[そうなのだろうか。ふと、己の行動を振り返る。]
(507) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
[シメオンの去った階段を昇り、ディーンはそこで足を止める少年の姿を見つけた。
これまで彼の名を呼ぶのに、声を張ったことなどなかった。
その必要性がなかったからだ。
ディーンは、ふと考える。
自分が子供の頃、飲み込んだ我儘がいくつあっただろうか。
言ってはいけないと思っていた事がどれだけあっただろうか。
――それらを溜め込んだせいで、より一層苦しむことになったのではないか。]
……シメオン。
[彼が消えたドアの向こうを暫し見つめてから、ディーンはその姿を追い、部屋の中に入る。
寝台に腰掛ける姿を見てもう一度、今度はいつもの音量で名前を呼んだ。]
|
[泣いたばかりの顔が ラルフの頷きに 嬉しそうに破顔して 背中から腰に手を回したまま 上体を起こした だから 今は ラルフを背中から 抱きかかえるように 視界の端 赤く染まる そこに指先 無意識伸びながら 後ろから覗き込むようにして ラルフの吐息を飲み込むように口付ける]
(508) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
|
[目に毒、とフランシスに言われた左腕の噛み傷を見る。 血は薄く滲むのみなあたりでラルフが加減したのだと分かる。 背へと向けられた甘い痛みをなぞるように動く保護者の指。 ピク、と微か眉が寄るは欲を擽る動きゆえ。]
――…珍しい。 過保護で心配性で、大事にしてもらってンのは知ってるけど あんな風にあわあわするとは思わなかったし。
[反らされた眸。目許にのる紅は艶やかで。 昔、少女に向けられたものと似ているように感じるは気のせいか。]
(509) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
|
[二人の大人が距離を取ったことには、僕は気が付かなかった。 手の中の大事なものを、熱心に見ていたから。
トレイルに背中をくっつけたまんま、ズボンを穿きかけで手の中の卵を開ける]
……曇ってる……。
[乾燥したせいか。 少し小さくなり、白く濁ったそれを見て、しょんぼりとする。 綺麗に回りの肉を取ったのだけども、やっぱり変色してしまった。 指で触れると壊れそうで、ぷうっとため息。
代わりに、舌でそっと舐めておいた]
ん。
[大人の姿が遠くなったと気が付いたのは、そのあと]
(510) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
|
[フランシスに名を呼ばれた 触れるだけの口づけを交わし 熱孕む孔雀石が ラルフの保護者を見つめ返す]
………………ーー
[やっと 今の状況がわかる 顔が熱い けど こくりと フランシスにうなづいて
フランシスは目をそらしたから 彼も目をそらして]
………………ルーツ お願い します
[と 寝台の上 不思議そうに見てる ルーツのことを口にした]
(511) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
|
[考えるように視線を巡らせた先、 フィリップがラルフに口付けるが見えた。 じ、と隻眼を二人へと向ける。]
――…その先、するなら見てていい?
[好奇心のままに尋ねた。]
(512) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
ノックスは、ニコラスをちらりと見てはバーナバスと話し、トレイルをちらりと見てはまたバーナバスと話す。
2014/11/20(Thu) 23時頃
|
………………ーーー
[きょと とドナルドの言葉に ラルフを見て 首を傾げながら そっと頭を撫でる ラルフ次第 と言う答え]
(513) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
……それ、俺の名前?
[入ってきた彼の姿は、確かな存在に見えるのに
明らかに話しかけてくるその様子は生者のものではない。
わからないのに、胸が痛んだ。
思わず、顔が歪み、涙が出そうになって俯くほどの、痛み。
わからないのに、覚えてないのに
感情だけ残るなんて、そんなの理不尽だ]
何か、用?
[これで、違うと
それは君の名前じゃないと言われたら。
想像したら少し笑えた。
彼も誰かに食べられたのかな――
顔をあげ、真っ黒に見える瞳を見つめながら、思いを巡らす]
|
―3F個室―
……、取り乱して、悪かった。 気をつけるよ、……次なんて、 あってほしくないけど
[眼を閉じて、鹿爪らしい顔を作る。 上手くいったかどうかは、わからないが。>>509 彼が過去の少女を思い出しているとは、知らない。]
(514) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
|
……んっ
[嬉しそうなフィリップの笑みに、気恥ずかしくて琥珀を伏せる。 袖を掴んで。 耳朶に触れるくすぐったさに首をすくめ。
振り返るように、口付けを受け入れる]
(515) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
|
[孔雀石>>511をぼんやりと見返し。
フランシスがフィリップに耳打ちする言葉が聞こえて。 羞恥に、熱だけではなく、頬が赤くなった]
――え?
[ドナルド>>512の問いかけにきょとり、と瞬き。 フィリップを見て、頭を撫でられてゆるり首をかしぐ。
どうしようか、と悩む。 見られるのは、はずかしい気がするし。 フランシスは、どう思うかと、琥珀が迷うように揺らめく]
(516) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
|
―3F個室―
……ぅ。
[>>511 ルーツを頼まれ、恐る恐るで手を伸ばす。 抱え上げると体温が高いのだな、と思った。]
暴れないでくれよ……
[更に恐る恐るルーツの頭を撫でて、 ドナルドに、一度出よう、と 謂いかけて]
……へ?
[>>512 眼を、丸く、した。]
(517) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
|
[上手く笑えない 微笑んで、ゆっくり息を吐いて。
ラルフに向けていた感情ほどでは無い けれど トレイルは、保護者から視線をそらしてニコラの様子を見る。
ニコラがいる ノックスは、遠い。 ニコラの視線は、トレイルじゃない。 ノックスの視線は、二人に向けて。
ーートレイルの声は今日も出ない。 きっと、明日も**]
(518) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
…………ああ。
[問われた内容を把握する為の間が空いた。
どうやら彼は自分の名前を覚えていないらしい、と理解して、ディーンは僅かに目を伏せ、彼の問いを肯定する。
それから、彼の前に歩み寄って見上げる顔をま近くに見下ろす位置に立つ。]
君は、シメオンという名前で……
僕の、たった一人の 家族、だった。
[言い慣れない言葉に、眉を寄せる。]
|
[フィリップは嫌がらぬ様子。 ラルフの返事待つようにそちらへと目を向けた。 ラルフはと言えば悩む様子。 フランシスも目を丸くするあたりで想定外だったのだろうけど。]
――…熱の解放、だろ? まあ、愛の営みだっつーなら廊下で見張っといてやるけど。
(519) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
|
―3F個室―
……、え?ええっ?
(いや外に行って何処に行くところがあるかと謂うと 血のにおいがするし廊下で佇むのは論外だし、 そういえば掃除しないといけないと思ってたけど 階下にはトレイルたちがいるし会ったらどんな顔をしたらいいか分からないし温泉汲みにいけないじゃないか。 居間?居間か、いや、え?っていうかドナルドはなんでそんなこと謂ってる?どういうこと?教育方針を間違えたのでは)
[――混乱していた。]
(520) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
家族に会うのに……理由は、いらない。
[どんな物語でも、芝居でもそうだ。
現実がそうであるかどうかは定かではないが――そうであって欲しいと、思う。]
|
[擽ったげな仕草に目を細める 引かれる袖 指先が離れていかない程度 腕を動かして 熱い耳から首筋まで撫で辿り]
ーーー………………
[反対側の首筋 ぺろりと舐める 火傷の部分は避けて 汗ばむ肌 舌に味を感じるけれど いまは喰らいつくす衝動より 勝るものがあるおかげで 血迷わない]
(521) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
|
……い、いやまあ そうだけど
[熱の解放だ、そういうことだ。]
な、なに。やりかた、知りたかったの…?
(522) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
|
[戸惑い迷ってる様子 彼はラルフの結論が出るまで そっと首筋を舐めて もう片手は 怪我した腕が 動いて痛まぬよう 軽く抑えるように触れて]
…………どう 違うの?
[ラルフの首筋から 顔をあげて ゆるくドナルドに尋ねる]
(523) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
ベネットは、フィリップがしはじめたのをみて、ルーツを抱きしめたままベッドの陰に隠れた。
2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
[フランシスの言葉>>514にはことと首を傾げた。]
悪い、とは言ってない。 別に気をつける必要もないし。
――そういう一面もフランシスの側面、だろ? 見れて嬉しいと思うけどな。
あー、これ以上は貧血になりそうだから そんなほいほいやらねーって。
[堅苦しくもっともらしいその表情に思わず苦笑漏らす。]
(524) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
|
[暴れないで にむっとしかけたルーツは 撫でられれば 割りにおとなしく かしかし と時折 轡を脚で引っ掻いている]
(525) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
―オレンジ/過去/愛し子が1人―
[ニコラの具合が良くない事に気付いたのは、行商から帰ってきてからだった。出掛ける時は、うーうー唸りながらも見送ってくれたのに。床に倒れていた彼を抱き上げると、ぐったりとしている。灰色の瞳はノックスを見ない。赤い顔でう゛ーう゛ー唸っていた。流行り病の言葉がこびりついて離れない。]
ニコラっ!
[このままでは死んでしまう。そんなことは耐えられない! 財布だけを掴み、ノックスはニコラを背負い医者の元に走った。街までは遠い。人を避けた事が裏目に出てしまった。
ようやくノックスにも慣れてくれたのに。此れからだというのに。]
神様、お願いだから…… 僕からニコラを、拐ってしまわないで!
[姉の家から拐ったように。 誰かの手が後ろから伸びている気がして。必死に走った。
靴が脱げても、足の裏を小石で切っても。必死に必死に走った。]
(526) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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フィリップは、ルーツがむぎゅっと潰されかけてじたばたした
2014/11/20(Thu) 23時半頃
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やり方には興味あるな。 ひとにしてもらう事ないし。
[フランシスの問い>>522にゆるく頷く。 違いをフィリップ>>523に尋ねられれば瞬いて]
深い想いがあるかどうか? 遊びか、本気か。 好きな相手にされっと、喰いたくなんねぇ?
[想いを深め触れるうち、喰いたいという衝動が芽生えた。 違うのだろうか、と首を傾げる。]
(527) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[医者からの診断結果は、風邪。 もう少し栄養のあるものを食べさせなさいという忠告と共に渡される薬とオレンジ。
体に残る体罰の痕にも言及されたが、だから親の元から逃げてきたのだと告げると薬代をまけてくれた。 古いものだけどと靴もくれた。ありがたい。
流行り病ではなくて良かったと、へたりこんだノックスの目端に涙が一粒。]
(528) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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………家族
[声にしてみても実感がわかない。
またひとつ、"記憶"が消えた気がしたけれど
忘れたものがなんなのかなんて、わかるはずもない。
すぐ近くにある瞳を見上げて、
その表情が――読めなくて。
手を伸ばしてみた。
理由はない。
だって、理由なんていらないんでしょう?]
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[帰り道。灰色の夜空。起きた気配に振り返り、背中の愛し子に呼び掛ける。]
お兄ちゃんがしっかりしてないから、君に辛い思いをさせてしまった。
……ごめん、ね。ニコラ。
[胸中で繰り返す。 今度は一緒に連れていこう。人が多くても街に泊まろう。反省ばかりが頭に浮かび、ノックスは足元ばかりを見ていた。]
ん?
[きれいと小さな声。振り返り、小さな指先を見上げる。 淡いオレンジ色の一番星が、きらり。]
……ねぇ、ニコラ? 僕の一番は、ニコラだよ。
あのお星さまみたいに、真っ先に現れてきらきら光ってくれるんだ。
[夜空に浮かぶ、一番星。*]
(529) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[家族といっても、所詮は他人だ。
ならば他人でも家族になれる。
そう、思っていたこともあった。
思い出して、なくしたもの。
もうきっと、彼の表情は読み取れない]
名前
[いらない、もの]
名前、なんていうの
[それでも呼ぶのは、好きだった]
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[ラルフを害す者がこの山小屋に居る。 そんな状況で遠く離れる事は考えられない。 仮令血の匂いがするとしても部屋の傍、 廊下にいることしかドナルドは考えていない。]
フランシス、ルーツが潰れる。
[じたばたする鳥を見遣りぽつと零した。]
(530) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[ドナルドの問いかけに、そのはず、と迷う。
フィリップ>>521が触れるから、ぞくぞくと背筋が震えて]
ふ、ぁ……、っぁ!
[ぬるり、と触れる感覚に色めいた声が零れ落ちる。
触れられた肌があつく感じられて、琥珀が蕩けたように潤み。
興味がある、というドナルド>>527の声が聞こえる]
……よく、わかんない、けど。 フィリップに、ふれられると、 うれしい、のは違うの……?
[恋をしらず、衝動とはまた違う思いに、首をかしげ。 熱を帯びた吐息をこぼす]
(531) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[手が伸びてくる。
これまで、彼に手を貸す以外――つまり、自分の手以外を彼に触らせたことはない。
反射的に逃げそうになって踏みとどまった。
触れられることを厭う理由は、もう無いのだ。
シメオンの指先は頬に触れた。
体温は感じない。
ディーンの眉間に寄った皺が、僅かに緩む。]
……ディーン・クロフォード、だ。
君の名前は、シメオン・クロフォード。
僕の、弟だ。
[姓なんて必要がないと思っていた。
しかしそれは、家族であるということを示す為の記号だ。]
|
―3F 個室― ……、っ、そ、そういう、こと謂う。
[鹿爪らしい言い回し>>524の続き。]
当たり前だ。ホイホイやったら、怒るから。 ……おれだって、血に酔うことは、あるんだぞ……
[――歯を立てたい、と思うなんて。本当に、眼の、毒。 ふたりには背中を向けた状態で、心配なままドナルドの近く]
……あ、危ないと思ったら、 ……止めるつもりだったから ……見ないから、ごめん、ここに、いる
[ああ、もう、どうにでもなれ、と 心臓の音がどくどく鳴る。 同行者に口でする覚悟はあっても、 誰かにされているのを見る覚悟は出来ていなかった。]
(532) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[甘い囀りがラルフのくちびるから零れる。 彼の言葉>>531に隻眼を眇め]
――…それはラルフにしかわかんねぇ事、だろ。 嬉しいの、程度にもよるンじゃねェかな。
(533) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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ベネットは、ドナルドの方を、ちらと窺う。どんな顔をしているのか、普通の顔か。ヘンに豪胆だ。
2014/11/21(Fri) 00時頃
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[ゆるっと ドナルドの言葉にまた首を傾げて 熱を孕んだ孔雀石は 困ったように眉を寄せる]
えっとーーーー もっと ラルフに触りたい もっと ラルフを抱きしめたい もっと ラルフのこと知りたい もっと ラルフに触られたい
って いうのは……どっち?
[されると?ならばするのは 大丈夫? と食いたぞっとしたけれど それ以上に熱が強くて ]
ーーラルフ
(534) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[首筋を撫でていた手指が そっと頬を撫でる 紅く火傷気味なところは避けて そのまま唇に触れて 指を口に含ませたのは 声が甘くて もっと聞きたくて
首筋 甘噛みをしながら少しずつ下がる 傷のある腕を抑える手は 指先だけ動かし ラルフの上着 そのボタンを外す]
(535) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[奇せず 似た言葉が ラルフの口から溢れれば嬉しくて その言葉をこぼした ラルフの口内を 指先はそっとなでてみる 熱く湿るそこは 指先にも気持
(536) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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……だから、もしものときは、
[>>527 する、とドナルドに謂いかけて、 (そういえばおれがしたら――どう とか 謂ってなかったか)]
……ぁ、ご、ごめ……
[>>530 ドナルドに指摘され腕の力を抜く。 ルーツに胸元に頭付きされた。ぐいぐいくる。 胸元引っ掻いたのはお前だろうにとルーツに思いながら >>531 甘く色めいた声に所在無さげに視線を彷徨わせた。]
(537) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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|
[フランシスの言葉>>532にはたと瞬く。 どういうことか、と思うのは 思うまま深く考えず言葉とするからで]
ン、酔わせたなら済まなかった。 ――…平気か?
[血を流したから酔ったのかと思い案じる声向け]
……?
[背を向け見ないという彼を不思議そうにちらと見遣る。]
(538) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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フィリップは、ベネットことフランシスがなぜ見ないといい謝るのかわかっていない
2014/11/21(Fri) 00時頃
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[フィリップの言葉>>534にきょとと瞬き]
――…それ、恋じゃねぇの?
[もっと、と強めて言われるそれには 思わずそんな言葉を返していた。]
(539) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[頬に届いた指がびく、と震える。
そこでようやく、触れられるとは思っていなかったことに気づく。
少し前、痛みに冷たくなっていた胸の中がふわりと温まって
そのまま頬を引っ張ろうとしてみる。
ちょっとした悪戯心、避けられるだろうと、やはり思いながら]
ディーン
……ディーン、 おにい、ちゃん?
[幼い呼び方。
どっちがおにいちゃんなの――幼い声が過って、消えた]
|
[>>518トレイルの視線は、気が付かない。 いつもならすぐに気が付いて、なあにって言うのに。
きっとあのとき、僕の心は3分の1、ディーンに持っていかれた。 それまで、ノックスとトレイルへビョードーに注いでいたものが、少し減った。 ……ううん、本当のところ、ビョードーなんかじゃないんだろうけども。 ともかく、トレイルへ向ける分は、減ってしまったから。
だって、ディーンは僕の願いをひとつ叶えてくれた。
僕の生涯で三つの願い事]
(540) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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ん、……よく、わかん、な……っぁ
[ドナルド>>533がいう、嬉しいの程度について、考えようとするけれど。 フィリップの手が触れるたびに生まれる悦びに、うまく考えられなくて。
唇、触れた指先を、ちろりと舐める]
……ふぁ……あ……っ!
[甘く噛まれるたびに、小さく震えが走る。 身じろぎを抑えられて、空気に触れた肌があわ立つよう]
(541) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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― 三階:個室 ― [寝台の上、布団を被ったまま手を動かす。 口から漏れる息は荒く、目を閉じて手の動きに集中した。 バーナバスが戻ってくる前に。]
ふ……ン。
[枕に顔を押し付け、漸く掌に熱を吐き出す。 吐き出した時、脳裏に浮かんだ顔はバーナバスの顔。
何故なのかなんて分からない。]
(542) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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ラルフは、フィリップの指を咥えたまま、かすれた声が零れる。
2014/11/21(Fri) 00時頃
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ーーー恋なの…………けど ラルフといると 落ち着く 暖かい 気持ちがいい
衝動のくるしさや痛みや怖さと 全然違う
[誰彼となく発動する衝動だけれど 一族の想う心と連動しているなら 衝動と連動が怪しい 名前のない気持ち これは本当にそうなのか?
違っても なんらこまることはないのだけれど]
(543) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[ひとつ。お月様に住みたい。 ふたつ。輪切りにされたい。 みっつ。誰かの唯一で一番になりたい。
>>529昔は。 言葉がまだうまく出なくって、単語で話してたころは、確かに僕はノックスの唯一で一番だった。 熱があって、けどその頃は熱ってものがよく分からなくて倒れちゃったときもあって。 迷惑だったろうに、その時も。ノックスは僕を一番に考えてくれて。すごく嬉しくて。
だけどある日突然、一番は一番じゃなくなった。 ふわふわしてて、ぶきっちょで、静かな 可愛くって仕方ない、弟。
――わかりましたがまんします。ワガママなんていいません。
そう決めた日から、僕の唯一もノックスじゃない]
(544) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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―オレンジ/過去/愛し子が2人―
[ゴミ棄て場からの拾いもの。>>2:435 汚れは簡単に落ちても、抉られた肉の手当ては大変だった。用意していた痛み止めも解熱剤も、効きそうにない。熱に浮かされた姿を見ると、どうしてもあの夜の焦燥感がよみがえる。
ニコラが大人しいと思って、席を外したすぐ後のこと。大きな音に駆け戻ると、髪を掴んでいた。
こんな時でも、トレイルは悲鳴すら上げなかった。いや、実際にはあげていたのだろう。透明な声で。]
(545) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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……ディーン。
[ディーン。君はいまどこにいるんだろう。 僕のおなかにあるのは君の肉で君じゃない。 僕の手にあるのは君の目で君じゃない。 君はどこにあって、どこに行ったんだろう、か。
僕の唯一]
ん?
[ふと、トレイルの視線にやっと気がついて。 きょとんと瞬きして、どうしたのって首をかしげた。
宝石箱は、ぱちんと閉じてね]
(546) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[もしもの時、と言うフランシス>>537に 少しだけよわったように眉を下げる。 目許に掛かる自らの前髪が気になり 利き手で軽く掻きあげるけれど 油付けぬそれはさらと流れて元通り目許に。]
――…俺、フランシスにされたら、 喰っちゃうかもしれねぇンだよな。 途中で止める、自信ねぇし。
[ぽつりと小さく声漏らすは ラルフの嬌声>>541が響きはじめる頃。]
(547) 2014/11/21(Fri) 00時頃
|
[まさか、引っ張られるとは予想もしていなかった。
しかし我儘の一つも言わなかったシメオンのことを思えば――そんな彼に甘えていたことを思えば、頬の肉が多少伸びるぐらいは仕方が無い。
それに何より、シメオンの手を引き剥がすことは出来ない。]
……呼び捨てで、いい。
[おにいちゃん、はむず痒い。
照れも何もかもをいつも通りの気難しい表情の奥に隠して、ディーンは必要最低限だけを告げる。
シメオンの記憶に欠落があるらしいこと、それ以外は何ら変わらないように思える時間。
――しかし、旅はもう終わった。
いつまでも続く時間は無く、ディーンには帰るべき場所が出来た。]
|
……酔ったよ、…… ……いまは、まだ、……大丈夫、だと 思うけど
[半眼でドナルドの方を流し見る。 ちらと見やった隻眼と眼が合う。
見ないのは恥ずかしいからと、想像が走りそうだからであり。 触れて欲しいなどと 思ってしまう相手の血の匂いをかいだ後で精神衛生上、危ない。 >>539「恋」の単語にはぎくりと息を飲んだ。]
(548) 2014/11/21(Fri) 00時頃
|
シメオン……僕たちは旅をしていた。
でも、それももう、終わった。
……僕は、君を裏切った。
でも、君のことは今でも、大事だと思っている。
――幸せであって欲しいと、願っている。
[果たして、今の彼にこの言葉は届くだろうか。
ディーンには分からない。
しかし、告げるべきことであると思ったのだ。
名前を呼ばれた。
ディーンは静かに背後を振り返り、口元にささやかな笑みを浮かべる。
再びシメオンに向き合った時、ディーンの片目が失せ、ぽっかりと穴が空いていた。]
|
[オレンジの皮を剥きながら、ニコラに言い聞かせる。 怪我をしたら心配するのは当たり前。病気のときもそう。別にニコラが嫌いになったわけじゃない。]
――だから、今はトレイルを叩いたりしたらいけない。痛くても泣けないんだから。
め! だよ?
[分かったと返事があれば一房口の中に運ぶ。ベッドに寝たままのトレイルにも、一房。少し酸っぱいオレンジを分けあった。
いつからだろう。ニコラの苛めがぴたりと止んだのは。客の1人に相談すると、上の子に良くある話だそうだ。――母親をとられたと思って。]
(549) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
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…………ン。 喰いたくなんねぇなら違うのかな。
[フィリップとラルフの言葉からは どちら、とははっきりせず首を傾げる。 結局答えが出ず寝台の二人の様子を眺め]
(550) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
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…………っ
[後ろからかいま見えた 赤い舌が 目に焼きつく その色が指先に触れるだけで 痺れるような]
…………ラルフーーー
[指先だけで こんなに気持ちがいいなら 触れるだけで心地よい唇 いま触れたら? 甘噛みしていた時の声も とても蠱惑的だけれど
……お互いに舌を絡めあったらどうなるのか 指を口内からだし 後ろから口付ける 今までの触れるだけや医療行為じゃなく 彼の舌はラルフの中に入り ラルフの舌を絡めようと ]
(551) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
|
[母親ではないけれど、ノックスは浮かれた。ニコラの「唯一」で無くなったことにも気付かず。
トレイルも睨まなくなってきたし、「ノックス」と呼んでくれるようになったから。
あぁ、幸せだ! それ以外の言葉が見つからない。明日はもっと幸せになる。明後日はもっともっと!]
たっだいまー! トレイルー、ニコラー! んー、好きっ!
[締まりのない顔のまま、腕の中に2人を閉じ込めた。相変わらず甘い香りがして、堪らない。 喰いたいと思う程愛しいのだと自覚出来たから。また良い作品が出来る。金が出来れば新しい服も美味しいものも食べさせてあげられる。
喜ぶ顔に、また愛おしさが増す。 幸福の螺旋階段。
いつか壊れるものだとしても。]
(552) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
[たとえもう一度、山小屋での数日間をやり直すことになったとしても、同じ道を選ぶだろう。
ディーンが選ぶのは、連れ添った弟を守って共にいる道では無く、ずっと待ち続けた太陽に身を捧げる道だ。
ディーンの片目は、ここにはない。
いや、片目だけではなく、命も、心も、全部。
残るひとかけらは、残滓だ。
――死に至る間際に一瞬だけ見た、眩しい日の光の名残。]
…………シメオン。
君は僕の、大事な弟だった。
[全ては過去形になる。
ディーンからシメオンに手を伸ばすことは、できない。**]
|
[薄紺の夜空が広がる窓の外。 淡いオレンジ色の一番星。]
……ねぇ。 僕の一番は、2人だよ。
[きらきらと。一番星は。 誰の手も届かない遠くで光っていた。**]
(553) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
[掴んだ頬を、笑みの形になるように引っ張って
その似合わなさに声をあげて笑った]
ディーン か
うん、呼び捨てじゃなきゃ変だね
[手を離し、膝の上に戻すと落ちつかない様子で握ったり開いたり。そうしながら続く言葉を、聞いていた]
|
[身体を起こし、吐き出したそれを風呂に入る前に着ていた服で拭った。 洗いに行かなければと思うが、それは後にしようと寝台の下に押し込む。]
……何してるんだろ、俺。
[トレイルの代わりにと言われた指輪>>503と、それからバーナバスから与えられたお守りを磨かなければと思うのに、今はその気分にもならない。
生えていなかった牙が疼くような気がした。 それが、衝動の芽生えとはまだ気付いていない。 シルバーのお守りは、黒く酸化したまま。**]
(554) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 00時半頃
変なの
[彼の言葉は、悲しいくらい、おかしかった。
死んだ者に、先はない。
少しずつ毀れていく欠片は過去のもので
毀すものすらなくなったら、いつか消えるのだ]
……変なの、そんなの
生きている人に、願ってあげて
[叶いやしない、とは。言わないでおいた。
口にするのは、やはり少し、悲しかったから]
|
[フランシスと視線がまじわる。 酔ったという彼の顔色を窺い]
大丈夫、だと思う、か。
[危うくも感じられる返事とも思え]
――…熱の解放、しとく?
[深く考えずそんな問いかけを彼へと向ける。]
(555) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
|
―ノースローズ/1階―
……大丈夫。分かった。
なら、バーニィ。この話はフランシスやホレーショーにも伝えた方が良いんじゃないかな?
[‘保護者’の内緒話。 ノックスの知らない話が聴けたのは僥倖。
また後でと手を振り見送る。]
(556) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
[振り返った彼の顔には、暗い空洞があって
それはきっと、最初からあったもの。
遺してきたことを、少しだけ忘れていたのだろうと
自分に照らし合わせてそう、考えた]
家族、って言葉憧れてたけどさ
[それは、無条件に愛される証だと
そう、夢見ていたから]
いいんだ、そんなの
そんなのもう ……忘れてしまって、いいんだよ
[そうして、笑う。
笑い方を、まだ覚えていて良かった。
早く、この"悲しい"も忘れてしまえたらいいのに]
|
[フィリップの言葉>>543が嬉しい。 口の中、触れる指の動きに、声が零れて。
ドナルドやフランシスの声、聞こえているけれど。 反応する余裕がどんどん削ぎ落とされる]
んぅ……は、あ……っ
[名前を呼ばれて、琥珀が潤む。 引き抜かれる指を追いかけるように、赤い舌がちろりとのぞき。
フィリップの腕の中、後ろを向くように 身をよじって深い口付けを受ける。 絡み合う舌に吸い付き、本能のままに、絡めあって。 濡れた音にすら、煽られて、ぞくぞくと背筋が震えた]
(557) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
ありがとう、 ……ディーン
[それでも、呼んでいるうちは忘れない。
忘れないように、もう一度呼んだ。
名前だけ覚えていて、
そして早く――消えてしまおう**]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
―個室 3F―
……っ、
[不満そうにルーツが腕の中でくるくる首を傾げる。 微かな水音、掠れた嬌声、 戸惑いながらも煽られる。自分だけなのだろうか。息を、吐く。]
……ドナルド……?
[>>547 ぽつ、と呟かれた言葉は、 記憶違いではないことを示していた。 甘い声を、背に、ドナルドの横顔を見た。 ルーツを抱く腕の力が再び少し、強くなる。]
……、それは、……その、――……想って、くれてる、とか、そういう……
(558) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 00時半頃
ノックスは、ラルフの声が聴こえていなくて良かったのだろう。
2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
―個室 3F―
……っ、ぇ、!?
[>>555 深く考えないで発されたらしき提案。 声を上げそうになって状況を考え飲み込む。 一気に顔に血が上ったのが分かる。]
……待って、今、したら 食べてしまうかもしれない、って……
[触れられたら下肢の熱が分かってしまう、はずで]
(559) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 01時頃
ノックスは、ベネットが、子供達にどんなことを教えたのか、知らされていなかった。
2014/11/21(Fri) 01時頃
|
[雪の山小屋の 降り積もる音が近い上階 肌が触れ合う箇所が熱く 服を脱ぎ捨てて もっと触れ合いたい そうしたら溶けてしまいそうだけど
なら違う そうと言われた気持ち 名前はないままに 降り積もり続ける]
ふっーーー……んく っ [粘膜同士が触れ合う快楽が 背筋を一気に駆け上がる 夢中でラルフの舌を追えば 口の端しから互いのが 混ざり落ちるのも気にならない
腕の中震える それさえ心地よく ラルフの上衣をぬがし終えれば 片手汗ばむ肌理を確かめるよう触れて]
(560) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
[寝台から聞こえる音と見えるものに煽られぬ事もないけれど 大人と言えず衝動を飼いならす事を覚える過程で 想いを重ねて交わるようにもみえるのに 喰いたいという衝動が見えぬ事を不思議に思う。 思案すればこそ煽られ方は近くある保護者よりも緩やか。]
――…ン?
[名を呼ぶフランシスの声>>558に思考が途切れる。]
……喰いたくなる程度には好きだよ。
[さらと何気ない風に笑いながら言葉返すが 何やら苦しげにも見えるルーツが少し気になる。]
(561) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
[ノックスの言葉に、頷いた。>>556]
そうだな、あちらも俺たちの知らないことを知っているかもしれん。
[また後で、と手を振る幼馴染に手を振りかえし、はた、と足を止める。]
ノックス、
[小さく、彼にだけ囁く。]
(562) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
フィリップは、ルーツはとっても不服そう
2014/11/21(Fri) 01時頃
|
[フランシスの驚きの声>>559にきょとと瞬く。 具体的な方法は無論考えていなかったから あかく染まりゆく彼の肌に首を傾げ]
――…あァ。 食べたくなるから口では出来ねぇな。 ……手で、手伝う?
[ルーツのように轡が必要かもしれない、とぼんやり思う。]
(563) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
トレイルは、ニコラスが閉じた宝石箱を指差した。
2014/11/21(Fri) 01時頃
|
[熱の解放。 考えていたものとは違う光景が寝台の上で繰り広げられている。]
――…あれって前戯っていうやつ? フランシスも熱の解放手伝うとき、 ああいうこともすんの?
[寝台の二人を指さして保護者に問う。]
(564) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
[溶かされそうなほどに、身体が熱くて。 怪我の痛みすら、いまは意識に上らず。
夢中で舌を絡める]
――っぁ、ふ、……あっ……
[零れ落ちる雫が首筋を伝うのに震えが走る。 肌に触れる、狩をする手の感覚が気持ちよくて。 火傷の赤と、焼かれた傷跡。 日に焼けていない白い肌がさらされて。
触れられるたびに、肌が朱に染まり]
(565) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
ノックスは、「…――になんて、させない。」と声を漏らした。>>562
2014/11/21(Fri) 01時頃
|
―3F個室― [湯浴みついでに食料貯蔵庫から酒瓶を見つけだし、遠慮なく部屋へと持ち帰る。]
どうした?
[落ち着かない様子のプリシラに衝動の兆しが見え始めていることも知らず>>554、風邪でもひいたかと額に手を当てる。
体温が高いのは湯上りのせいか、あるいは欲望を吐き出したせいかもしれないが。]
少し熱いか。
[するり、と手は額から首へ。 やはり常よりも熱い気がして、プリシラの顔を覗き込んだ。]
(566) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
―3F 個室>>561―
…… ――っ
[自分が気にしすぎなのだろうか。]
……な…っ
[さらっと謂われたことに、一瞬空白が生まれた。 何気ない風なのは――同行者に向けるものなのか、それとも、と]
(567) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
[目線は上手く合わせられたのか。
夜明け前に口づけたことさえ悟らせないほど、表向きは平静なまま。 ゆっくりと何かを踏み越えようとしていた。**]
(568) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
[バーナバスを見送った後、二人に手を差し伸べる。]
さ、ご飯を食べに行こうか。 まだラルフの治療をしているかも知れないし。
付きっきりの看病をしているなら好都合じゃないか。 ゆっくりご飯が食べられる。
[それに――…]
(569) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
[焼いた傷跡の 目に入ると 大元は己が噛み さらには治療のためとは言え 焼いたこと思い出し 上着脱がした手はそっと頭を一度なでて]
[次第にラルフの肌が上気する そうなるとは知らない けれどそれが美しくて
ゆっくりと下に降りた手は 最初は下衣越しに 次にその中に手を差し入れて]
(570) 2014/11/21(Fri) 01時頃
|
|
―3F 個室―
[視線を彷徨わせる。 ルーツは不満そうに羽をぱたぱたさせた。]
……おれだって、……噛んで、しまうよ ……ドナルドの血のにおいは、甘いもの
[大人だから――とくに、フランシスは我慢強さから、耐えられると思うが]
……ぜ 前戯であってる、けど…… ま、 っ…真顔で聞いてこないでくれるかな……!!
[>>564 眼に見えて顔を赤くした。 解放のときは、処理だということを念頭に置くためあまり触れないつもりだったが]
緊張、とか、してたら、あれだから……いやがられなければ、……多少は……
(571) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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[すぐに下衣から手を抜いた彼は 一度ラルフの座る向きを変える 怪我をした肩をかばいながら 向かい合わせになれば 手早く上着を脱いだ後 ラルフの下衣も彼自身のもくつろげる 既にしっかりと勃ち上がるそれを外気に晒して]
(572) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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[ラルフを、殺してしまおう ニコラと一緒に>>398
そう決意していたのは、少しまえ。
今は 気付いてしまった。 問いかけの>>409答え>>460 大好きな二人 今は
変わらないものなんて、あるんだろうか。 >>438何時もの戯れをニコラと共にぼんやり感じつつ 彼は二人に衝動を懐かないのだなと思い違う。
>>457ため息しかでなかった]
(573) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[フランシスが零した一音>>567に瞬く。 ルーツの羽音の間に聞こえる声>>571にはにっと口の端釣り上げる。]
其処まで想われてるとは思わなかった。 ――自分以外の血は、甘い、とかじゃなくて?
[血に酔いやすいのは子供だからかうちに眠る獣のせいか。 分からぬままフランシスは違うのだろうかと首を傾ぐ。]
ふうん、そっか。 えー、だって、知りたいし。 いつかフランシスみたいに保護者するかもしれないし そういう時に知らないと困るだろ?
[鮮やかに染まる頬を見ながら、止める言葉に不思議そう。]
……そっか、するんだ。 ふぅん。
[珍しく不満げに、くちびるは結ばれヘの字を描いた。]
(574) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[ニコラの宝石箱。 指さして、開けてみてとねだる。
箱には触れない。 アレの中身は、ただのくすんでいびつな玉だ]
(575) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[頭を撫でられる感覚に、 蕩けた琥珀がふわりと笑みを浮かべる。
口付けられるまま、下肢を触れられて。 強い快感にびくり、と身体が震える]
(576) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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ああっ
[一度撫でられて、甘い声が零れ落ちる。 すぐに離れた手が物足りなくて、潤んだ琥珀がフィリップを見つめ。
向かい合わせへと、フィリップの動きに合わせて向きを変えれば。 まっすぐに孔雀石が見えて、嬉しそうに口元がほころぶ]
……フィリップ…… ね、もう……
[互いの昂ぶりが見えるのに、フィリップへと手を伸ばし。 はやく、と囁いた]
(577) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[ニコラの>>486ひそひそ話。 トレイルは、着替えを手伝わず、ただし見守りながら 大人たちから漏れ聞こえる囁き音を全て拾いあつめていった。 ただ、上手く言葉として認識できない。 故に問いかけには首を振るしか出来なかった。
よすぎる聴力の弊害 音をかき集める際に、どうしても他と混じる。 おまけに、小屋に来てから増えた音にならない音まで拾って。 毛布で芋虫になった程度では防げない。 一日聞かされ続けた音は、夢の中で言葉にかわり 延々とトレイルを苦しめている]
(578) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[上手く笑えない>>518。 昔の記憶は断片的にしか残っておらず 気付けばニコラの悪戯は減っていたし ノックスの過保護は度を越えていた。
酸味の強いオレンジの味を思い出す。 一番、昔の記憶だ。
ノックス、ニコラ >>552名を覚えて、透明な声で呼びかければ 三度に一度くらいは、聞こえるようになった。
あの時から トレイルの中で大事なものは、彼らだった。 たとえ疑似家族だったとしても。 でも]
(579) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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―3F個室― [真っ直ぐ見られず、視線は斜めや、逸らし気味になった。 いま、このときなら、少しくらい、ずるくなってもいい、だろうか]
――……他の血も、甘いけど ドナルドのは、特に、甘いん、だよ
[なんだこれは、質問攻めか――と、答えながら思う。羞恥に胸が引っかかれる想いだ。]
……そ、それは……正論だ。
……す、少しだけ、だよ あんな風、までは……
……なに、……どうしたのさ
[珍しく、不満げな表情に そろ、と指先をドナルドの頬に伸ばす]
(580) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[食べたいか、と問われれば応えはNOだ。 食べたいわけじゃない。 食べられたい。 残されたいわけじゃない。 消えてしまいたい。
>>569差しのべられた手に顔を上げた。 ニコラの宝石箱は、気になりつつ 頷いて、聞こえた音を並べ直しながら ゆっくりと立ち上がった]
(581) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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トレイルは、ノックスに包帯代わりの布をあてて貰った手を差し出す。
2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[顔を合わせた時に見る笑顔よりも この笑顔を間近で見られたこと 直ぐに快楽に跳ねる様も]
[向かい合わせになれば 寛げたところから上 全てを晒したラルフを 視界に収められる
上気した汗ばむ肌 赤 生々しい傷跡 潤む琥珀を向けられ その姿に息を飲む]
…………ラルフ 綺麗
[はっ と熱い息を吐く 見惚れていた間がもどかしいのか ラルフの手が伸びてきた そのてのなんと誘惑的なことか]
(582) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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ふぁっーーー!
[待ちきれないラルフの手がふれて 思わず 腰を震わせ 高く鳴いた
腰が震える けれど 彼も彼で 負けじとラルフの熱に手を伸ばし 下から上へと撫で上げてから 一度円描くように先端を指先で撫でた]
も もう……は はやいよラルフ……っ
[喘いで 顔を紅くして拗ねるように]
(583) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[フランシスの視線>>580がそれるを感じ、 ふむ、と頷き寝台の二人の動きをじと見遣る。 ラルフがそれなりに動けるようになるを見て 少しは回復しただろうか、とそんな事を考えて]
――…特に甘いンだ? へぇ、それは嬉しいかも。
[にんまりと笑み湛えて機嫌がなおる風。 正論、と言われればしたり顔で]
これから必要になるかもしれない知識だし 覚えておいて損はないだろ。 ……少しだけ? んー、やっぱひとによって違うンだ。
[少しばかり安堵したように頬撫でる手に目を細める。]
された奴が羨ましくなった、だけ。
(584) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[ずっと一緒に居たからこそ、彼等の願いをすぐに叶えてあげられない。
月に住むのはおじいさんになってから。 消えるのも――…。
2人の手をそっと掴み、布の下を思う。 折角の皮膚が熱で壊れてしまった。勿体ない――勿体ない。>>581]
あぁ、そうだ。ニコラ?
[好きだから、認めてあげなければいけない。 憎いのに、皮肉なものだ。]
もっと、教えて欲しいな。 君になりたいと言った――…ディーンの、こと。
そうして、早く大人になろう?
(585) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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フィリップは、ドナルドやフランシスの視線や声のことは頭から抜け落ち
2014/11/21(Fri) 02時頃
ドナルドは、寝台の二人の、事が済むを知り、視線を離した。
2014/11/21(Fri) 02時頃
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[フィリップの視線に、さらに肌が赤く染まる。 見られているだけなのに、ぞくりと、背筋が震えて]
……は、ぁ……フィリップ……
[もどかしさに名を呼び]
(586) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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フィリップは、ドナルドに早いを勘違いされたとは知らず
2014/11/21(Fri) 02時頃
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ん、あぁ……っ!
[高い声、それに煽られるように、手の中の熱を確かめるように握り。 けれど、すぐに自身の昂ぶりに触れられて、甘い声が零れ落ちる。 フィリップの手の中、与えられる刺激に震えて]
……ん、だって……
[フィリップに、さわりたい、と囁いた]
(587) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[一際高く啼くこえ。平静を保つのは難しい。所在なさげだ]
……、――だから、謂ったじゃないか。眼の、毒、だって
[緑の眼が揺れる。伝えて、いいのか、 伝わってしまっているのか。]
……わ、わかったよ。……ちゃんと、教えるから ひとに、よると、思う。 処理、って、割り切った方が恥ずかしく、ないよ
――、……それに、 そういうのは、すきな、人との方が―――
[しかし呪われた血ゆえ 其れも難しいもの。 そ、と顔を近づけて、耳元に口付ける。口は、喰らってしまうと言ったから]
……して ほし い?
(588) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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ラルフは、フランシスやドナルドを、意識する余裕もない。
2014/11/21(Fri) 02時頃
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[掴まれてもいたくないのは、 ノックスがトレイルたちを想っているからだろう。
早く大人に―――― ニコラへ向けた音。 少し瞳を伏せる。
そんな日は永遠に来ない。 あの時から、欠陥品になった、トレイルには]
(589) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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ドナルドは、再び聞こえる声にまだ済んでないのだと知った。が、熱の解放というより戯れか、と認識しはじめ。
2014/11/21(Fri) 02時頃
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首輪の付け方がみつかって、衝動を無事に抑えられたら――もぅ、大人だよ。
僕は結構早かったけれど。
……トレイルも、ね。 何も大人になるのは体だけじゃない。
[音を落とすのは、彼だけに聞かせようと。]
そうしたら、僕以外にあんなこと、言わなくなるだろう?
(590) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[はやく][さわりたい] [一度目の囁きも 震わす微かな息 かけら残った理性なんて 飛んでしまいそうだったけど]
ラルフの声…………すごい
[二度目になると 破壊力更に増して 傷を痛めないように かろうじて残るのはそれ 一度ラルフの身体を抱き寄せる ……こうすると見えないのが難点 けれど肌同士が触れ合うだけで 酔いそうで
それでも手は抱き寄せて近づいた 互いのを一緒に包み込む]
(591) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[互いのを握り込んだ手を ゆっくりと動かし始める 先ほど鳴いて握りこまれた時も また声が零れたけれど 今も甘く声落としながらも ラルフの声 聞き漏らさぬようにとも思う]
[握りこめば緩急をつけながら ラルフが一番鳴くところを探しながら 彼自身も快楽に埋没して唄う]
(592) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[トレイルだけに聞こえた最後の言葉>>590 ゆっくり目を開けて、歪んだ笑みを浮かべる。
衝動を抑えられる、大人でも 食べたいと思うなら
――――ノックス
トレイルの唇が、彼に向けて音を紡ぐ]
(593) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[揺れる緑>>588をチラと見遣る。]
毒なら怪我しないようにした方がいっか。
[なら更に気をつけようと思う。 教えられる事にはなるほどと頷いて]
そういうもんか。処理、された事ねぇからわかんねぇえけど
[フィリップとラルフが此方の目を気にせぬのは処理だからか。 没頭していて見えない可能性も考えられる範囲ではあるが]
処理、なら割り切れるけど 好きなひととだと割り切れねぇだろ。
[耳朶に触れる温度に微か肩が跳ねる。 フランシスの尋ねに眉を寄せて悩むような顔で]
してほしい、けど、我慢できなくなりそうだから。 飼い慣らせるまで、ダメ、だろ?
(594) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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ノックスは、トレイルに「なぁに?」
2014/11/21(Fri) 02時半頃
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は、ぁ……ふぃり、っぷ……
[素肌が触れ合う感覚に、ほう、と吐息をこぼす。 すり、と擦り寄り。
気遣ってくれる動きに、口元が笑みを浮かべ]
あ、あ……っ!
[触れ合う熱を、共につつまれて、その熱さに喘ぐ。 フィリップの背に回した右手が、縋るように爪を立てて]
(595) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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ふあ……あ、…んっ……っ!
[フリップに鳴かされるまま、甘く高い声が上がる。 快感に染まった肌が触れ合うのすら気持ちよくて。 腰が揺れて快楽を求める。
こすれあう昂ぶりと、フィリップの手の動きに、限界が近づいて]
――ん、あっ……も、う……
[でる、と、かすれた声。 フィリップの耳元で、零れた]
(596) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[瞳を細めて、尋ねる。 この声が、もし音を為していたら きっと外の雪よりももっと、冷たい。
僕らを食べたいと思う? ――――細工師の彼は? ラルフは?
ノックスの首輪は、外せるだろうか。 ニコラは、ラルフを食べるのを、手伝ってくれる。 では、彼の首輪がもし外れたら
喰われた跡 ニコラの宝石箱の中には、ただの肉片]
(597) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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……そうしてくれ。
自分でするので、処理し切れるなら それがいいと思う、よ。……たぶん。
[自身を落ち着かせるように眼を閉じた。行為に没頭する彼らは、若い。]
そうだよ。……割り切れない よ
[(だから困ってる)――小さな吐息を落とす。]
そう、か。うん、……そう、その通り……
[飼いならして、きっと。 さっきのお返しとばかり、ドナルドの手をとると、傷跡に口付けた。]
(598) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[猫のように擦り寄るラルフの 汗でしっとりとした黒髪に 顔を埋め その匂いを胸の奥まで吸い込む]
ん…………ぅくっ らる……ふっ
[背中に走る痛み それさえ甘い 痛みを甘く感じることに驚く 口元の弧 認めればまた口づけ落とす]
(599) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[時折口付けて 声のお菓子を食べながら 汗ではりつく肌さえ心地よく ラルフの求めるままに 彼自身が求めるままにすりつけ合う]
ん 俺も も無理っ
[限界まで張り詰めた その硬さは手の中両方に 先走るもので水音が混じるほどのそれは 今まで暴発しない方が不思議なほど]
ーーーーラルフっ あぁ……
[だから 囁かれて間も無く 彼は自分の手の中吐き出した 同時にそれは ラルフのも白く塗りこめる行為]
(600) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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|
[ほんとうは、誰かに食べられたい 音が欲しい 幾多のステージで歌い終わった時の 皆が自分だけに向ける音
きっと、今まで惹かれた音は皆それに似ていた。 幾度も名を呼び単調なリズムの同音を吐いた彼の声も トレイルだけに向けられていたと思ったからこそ 欲したもの
ただ、あんな醜い塊になるのは、嫌だ いまはまだ、美意識が邪魔をする]
(601) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
|
|
[食べられず、生きるなら トレイルには、二人が必要で
誰かに取られる前に 食べてしまったらどうだろうと ノックスに対して考えてみても
そのあとを思うとそれも、出来ず。 行き着く先は、衝動よりもたちが悪い
邪魔者の排除、だ]
(602) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
|
|
[良い笑みだと思った。>>593 細めたシノワズリ。階段へと近付く暗所でもはっきりと見えて。
質問に、瞬く。 さっきのは伝わらなかったようだ。 残念に思うところもあるし、遊べる嬉しさもある。]
食べたい気持ちは、正直あるよ。
今の……一番は、トレイルだけど。
(603) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
|
ドナルドは、フィリップとラルフを若い、と思うあたり自身も歳かもしれない、と複雑に思う。
2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[いちばん。 何度聞いたか、忘れてしまった。
ニコラと二人でひとつの扱いが長くて 一番、と言われてもピンとこない]
(604) 2014/11/21(Fri) 03時頃
|
|
[触れる唇を追いかけるように、口付けを返し。
フィリップが与える快楽に酔う。 このまま、蕩けて消えてしまいそうなほどに。 気持ちよさに、ただ喉を震わせて]
(605) 2014/11/21(Fri) 03時頃
|
|
ひ、あ、あぁ――――っ!
[求めて、求められて。 限界まで昂ぶったものに与えられる刺激に、耐え切れないようにのどをそらし。 甲高い声が零れ落ちて、フィリップの手の中に、白濁を吐き出す。
びくびくと震える体は、ささいな刺激で快楽を拾い。 くたりとフィリップにもたれかかりながら、荒い息を繰り返している]
(606) 2014/11/21(Fri) 03時頃
|
|
[フランシス>>598に頷く。]
まあ、処理、出来るンじゃねぇかな。 これまでもそうしてきたし。
[たぶん、と締めくくられる言葉に微か首を傾げるが そのたぶんが何を思い紡がれたかは知れず]
割り切れる相手とならアリなんだろうけど ……や、身体重ねて絆されることもある、か。
[考える風に眉を寄せる。 吐息の音色が耳朶を擽りくすぐったげに首を竦めて]
ちゃーんとフランシスに教わった事覚えてるだろ? 飼い慣らせるの、いつになるかわかんねぇけど。
[薄く薄く血の滲む傷口にくちびる触れるを感じ 少しばかり照れたように目許が淡く染まる。]
(607) 2014/11/21(Fri) 03時頃
|
|
[食べるなら、醜いたまごは残さないで 綺麗に食べて欲しいなと思いつつ。 階段を目の前にして、つと服の裾を引く。 望みを音なく囁いた。 ニコラにも、きっと見える。
気持ちが、あるなら 僕のかわりに ラルフを、食べて。
ニコラも手伝ってくれる。 きっと、ノックスは大人だから 彼だって何故か懐いていたし 抵抗はし難い筈だから
食べてしまえば、いなくなる。 そうすれば、取られない]
(608) 2014/11/21(Fri) 03時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 03時頃
|
[ 何度も啄ばみ 上と下とで快楽を味わう やり方を知らないなりに 本能で快楽を求め ふと 時折 その頭を無性に撫でたくなる]
(609) 2014/11/21(Fri) 03時頃
|
|
[くんっとそらされる喉に 尖る喉仏に 甘く食らいついても 歯を立て皮膚を破ることはなく]
…………っ !!
[手の中熱い 互いのものでまみれて 腕の中でもラルフが震えている 彼も吐き出した余韻に震えながら もたれかかるラルフの その身体を支えて]
……っは……気持ちよかった……
[脱いだシャツで手を拭えば 労わるようにラルフの頭を撫でて 体に差し障りがないように一緒に横になる]
(610) 2014/11/21(Fri) 03時頃
|
フィリップは、トレイルの思惑知ることもなく
2014/11/21(Fri) 03時頃
フィリップは、ドナルドに若いと思われたのも気づく由もなく
2014/11/21(Fri) 03時頃
|
[怪我の折、血を舐めては恍惚に浸った事もある。 抜けたばかりの乳歯。付着した血肉を啜り、1日かけて胃に収めた事もある。
けれど、はっきりと愛し子の肉片を得たのは初めてだったから。
一番、欲しくなる。 口に出したら。平等ではないなとふと思えた。]
(611) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
[血とは別の体液の匂いが漂う。 換気、という言葉が頭を過るが外は吹雪か。 窓開けるも宜しくないかと思い思案気に。]
――……。
[熱の処理ならシーツを取り換えたり世話を妬けるが 仲睦まじく寝台の二人にそれをするも憚られた。]
(612) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
[触れ合うことがただ気持ちよくて。 与えられるまま、すがり付いて翻弄されて。
フィリップの背、立てたつめは傷をつけないけれど。 その強さは、爪あとを軽く残す]
(613) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
あ、あ……っ、んっ……
[喉を噛まれて喘ぐ。 痛みが甘く疼いて、声が上擦り。
互いの吐き出した欲に塗れたまま、 支えてくれる腕に甘えるように寄りかかる]
ん……、きもち、い……
[囁くように返し。 蕩けた琥珀が半ば伏せられている。 頭を撫でられる気持ちよさに、口元が笑みを浮かべて]
――、ふぃり、っぷ……
[なにか、言おうとしたけれど。 ドナルドの血で少しは回復したとはいえ。 傷おった後の、快楽を受け止めるには少し足りず。 横になったとたん、うとうとと琥珀が閉じられる]
(614) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
[――そのまま、眠りに落ちた**]
(615) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
[トレイルは気付かずに、階段の先を指差す。 食事をして 静かになったら、
そうしたら]
(616) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
………え?
[服の裾を引く力よりも、囁きの方が強かった。 何を言ったのかと瞬き。
――僕の代わりに。取られない。
その言葉の意味するものに、体が熱くなった。 まるで、既にニコラも知っているかのような話に彼を見。
最後にトレイルに訊ねる。]
――…本当に、良いの?
(617) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
トレイルは、ノックスの問いかけに、瞳を細めて頷いた。昏い悦びを帯びた微笑みを浮かべて。
2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
[残された痕跡 眼前のそれと違う 直ぐに消えてしまう雪のような その後に気づいた時 彼はいっそ 残るほどの後なら よかったのにと思うのは未来の話]
[横になったのはくらくらと 目眩うほどの快楽に突っ伏したため けれど それは衝動のと違う 苦しさはなく]
(618) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
ラルフーーー
[とろんと した琥珀は今は疲労で ……今の体で無理をさせすぎた と 吐精しておちついた頭で そのことに反省すれど けれど 溶け合い互いに気持ちよかったのは事実で]
おやすみなさい ラルフ
[ごめんなさいのかわりに 選んだ ゆっくりと身体を休めてくれるよう ……ふとした時に 乱れるラルフを 思い出して 彼はまだ寝付くには 落ち着きが足りなかったけれど]
(619) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
[食べられたい。 自分だけに向けられる音を浴びながら。 でも、醜い姿は晒したくない。 あんな汚いモノになるくらいなら 食べられなくても構わない。 望み、絶望する繰り返しの日々だとしても 二人がいればまだ、生きていられる。
トレイルには 本当の意味での衝動はまだ 訪れていないのかもしれなかった。
ノックスが、ニコラが ラルフを食べたとしても、そこには意味を感じない。 その先に待つのが、三人での平穏な日常であるなら]
(620) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
[親しくなったから、欲しくて食べるのでなく 親しいものの願いを叶えるために食べるのなら
僅かに混じった情など 些末な事]
(621) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
[指差した階段の、先にある彼を想う。>>616 階段を上がるようトレイルを促し。1段の差でも視線のの高さを揃え。
シノワズリの昏さに、ふわりと笑んだ。]
……可愛いね、トレイルは。
(622) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
|
[ドナルドが後のこと 後始末 換気など 考えてくれたことを知らない 知識のない彼は 翌朝張り付いたりで 酷い目に遭うかもしれないのも知らない]
ーーーーーー……
[一人用の寝台に二人は狭い けれど眠るラルフを見て 時おりてれたように笑つ ゆっくりしてしまい 同じ寝台に寝転がったまま]
(623) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
フィリップは、ドナルドと目が合うとぱちと瞬くが衒いはみえない
2014/11/21(Fri) 03時半頃
|
[一段、上って 振り返って ノックスの笑みに、瞬きを二度。
これは可愛いのか。 怒らないのか。
相変わらず、哀れで酔狂なこの大事な家族は 二人を甘やかす事に関して際限がない]
(624) 2014/11/21(Fri) 04時頃
|
|
[何と声掛けて良いかわからない。 フランシスをちらと見遣る。
そのまま眠り翌朝その身をもって学ぶもありだろう。 眠ってしまったように見えるラルフを起こさず 処理するのも難儀だと思う。
それより寝る場所は如何するか。 自分たちの寝泊りする部屋だが このままの状態で寝るのも躊躇われる。]
――…なんか、 ルーツと同じである意味自由だな。
[ちらともう一度フィリップに目を向けて息を吐き出す。**]
(625) 2014/11/21(Fri) 04時頃
|
|
ーーー……へん かな?
[狭い寝台 間違って転がり落とさぬよう ラルフをぎゅっと抱きしめて
ドナルドの呟きに 困ったように目を伏せて 首を傾げるも 彼自身もラルフを抱きしめたまま*眠りに落ちる*]
(626) 2014/11/21(Fri) 04時頃
|
フィリップは、フランシスと彼にだかれたルーツがいるなら呼び寄せて
2014/11/21(Fri) 04時頃
|
[掌に口付け落とし、やんわりと布を噛んだ。 そうして背を伸ばして唇に触れた。
今はただ、獣の囁きのままに。**]
(627) 2014/11/21(Fri) 04時頃
|
|
[行こう、ノックス、ニコラ
トレイルは、まるでピクニックにでも誘うように わくわくした様子で誘う。 >>627同じ仕草を、二人へと返して。
望みは 叶わない 希望は 絶望に
繰り返してきたトレイルにとって 初めての成就となったなら――――**]
(628) 2014/11/21(Fri) 04時半頃
|
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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