88 吸血鬼の城 殲滅篇
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狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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壁の向こうだ、やつの足音が聞こえる。いよいよ隣室に迫る。 明日は、もう……
(0) 2012/04/27(Fri) 22時頃
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− 学生寮 −
あいつ、実家に帰省するって言ってたっけ? レポート提出、済ませたのかな。
ああいや、人のことより自分の課題を済ませないと…
[白手袋をはめた手で、古文書をゆっくりと捲る。
そこに残された記録は──、]
(1) 2012/04/27(Fri) 22時頃
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その城の主は吸血鬼であるとの告発により、退魔の技能に長けた吸血鬼討伐隊が派遣された。
それが、真の禍を目覚めさせることになるとも知らず──
「吸血鬼の城 殲滅篇」 開幕
己が罪を振り返るには 遅すぎる。
(#0) 2012/04/27(Fri) 22時頃
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―――その城には、密やかな噂があった。
(2) 2012/04/27(Fri) 22時半頃
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かつて、人々を恐怖に陥れた吸血鬼が棲んでいたと。 旧く、恐ろしい魔物が巣くっていたのだと。
ある時、勇気ある者たちによってその吸血鬼は倒され、 城に平和が戻ってきたのだと、人は言う。
だが、今なおその話は声を潜めて語られ、 多くのものが口を閉ざす。 その名を語ることで、魔が蘇るのではないかと恐れて。
(3) 2012/04/27(Fri) 22時半頃
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人々の恐れは、半分は正しく、半分は間違っていた。
名など呼ばずとも、それは蘇るだろう。 ――― 血の一滴、鋼打ち合う火花のひとひらもあれば。
(4) 2012/04/27(Fri) 23時頃
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旧き魔物は、今なお城の地下深く、 誰の手も届かぬ場所で、まどろんでいる。
(5) 2012/04/27(Fri) 23時頃
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―― 二階・図書室 ――
[はらり、はらり。 白く細い指先がこの城の記憶を辿る。 長い長い記憶の一欠けらが書物として此処に在る]
“勇気ある者たちによってその吸血鬼は倒され”
[密やかに綴られる一編は淡く儚く]
“城に平和が戻ってきたのだ”と――…
[そして、何処か婀娜な響き]
(6) 2012/04/27(Fri) 23時頃
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[確かにあの頃に比べれば平和であろう。 なれど現城主もまた血を欲する性を持つ。 吸血鬼と呼ばれ時折人を勾引かす城主は 花弁思わせるくちびるに艶やかな笑みを引く]
討伐隊が派遣された、なんて噂を聞いたけれど
[ぱたん、と。 手元の書物を閉じれば、それはふわりと浮かび 本棚の一角にそれはひとりでに仕舞われた]
(7) 2012/04/27(Fri) 23時頃
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クラリッサは、物思うように一呼吸おき。
2012/04/27(Fri) 23時頃
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“ My Lord ”
[そ、と眸閉じて紡ぐ名は、――**]
(8) 2012/04/27(Fri) 23時頃
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── 城への道 ──
[駆けられるかぎりは駆けた。]
(9) 2012/04/28(Sat) 00時頃
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── 回想・王城 ──
[領内の橋の補修工事を行う許しを得るべく、国王の下へ使いに出されたヒューを待ち受けていたのは、予想もしていなかった拘禁だった。 取調室の中でヒューは、クラリッサが謀反を企んでいると証言するよう求められた。]
主君に虚偽の罪を着せることなど、できるものか!
[勧誘は買収に、ほどなく暴力をともなう強要に変わったが、ヒューは頑としてクラリッサの叛意を認めなかった。]
(10) 2012/04/28(Sat) 00時頃
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[クラリッサの領土を欲したのか、袖にされた仕返しででもあったのか、真の事情はヒューにはわからない。
それでも、クラリッサに狙いを定めた王は、やがて別の告発を手に入れた。
いわく──《あの城の主は吸血鬼である》と。
それは密やかに咲いた噂の類だったのかもしれない。 だが、告発の真偽はこの際、問題にされなかった。]
(11) 2012/04/28(Sat) 00時頃
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[「城には魔物討伐隊が派遣される。おまえはもう用済みだ。もう少し楽しみたかったが」と、吊り縄を持って来た衛兵を逆に倒して牢を抜け出し、王の厩舎の馬を奪ったヒューは一路、湖の城を目指した。
大恩ある、そして秘かに思慕する可憐な城主――クラリッサを、魔物狩人たちの手から護るべく。]
(12) 2012/04/28(Sat) 00時頃
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[駆けられるかぎりは駆けた。**]
(13) 2012/04/28(Sat) 00時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 00時頃
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[騎士が向かう城の門は常より開かれている。
石橋を渡った先にある貴賓室のある大広間は 赤を基調とした装飾が施されていた。
大きなテーブルには豪華と言える馳走が並び それはまるでパーティーでも始まる前のような装い。
来る者は拒まぬ城主にとって招かれざる客もしかり]
(14) 2012/04/28(Sat) 00時頃
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―― 三階・螺旋階段のある画廊 ――
[図書室にいた城主の姿がふと揺らぎ、消える。 次に現れたるは三階にある画廊。 城主の寝室に程近いその場所から見下ろすは石橋]
そろそろ
[仄かに開かれた口からは白い一対が覗く]
血が恋しい
[甘く強請るような姿態には危機感は薄くある]
(15) 2012/04/28(Sat) 00時頃
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― 岸への石橋 ―
ここが……。吸血鬼の根城か
[険しい顔つきで男はその建物を眺める。 腰にさした剣の柄をぐっと握り、その感触を確かめながら。 城主に見下ろされているとも知らずに]
(16) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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―石橋―
[青灰色の空の元。 眼前に聳え立つ雄大な城を見上げる。]
ここが、アヴァロン伯の城か……。
[開かれたままの城門。 来客を拒まぬ事が、より一層不安をかき立てる。 それはつまり、守りを固めずとも良いという自信の現れのようにも感じられ。
重くのしかかる不安を振り払うかのように、ゆっくりと頭を振った。]
(17) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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―回想:城下町の宿屋―
[出立の前日。 宿屋の主人から渡されたのは、一通の手紙だった。 余程に渡し主を捜すのに苦労したのだろう。 宛名に書かれた名は、幾分掠れ気味だった。]
よくまぁ、届いたものだな。
[苦笑いを浮かべながら、封を切る。 そこに書かれた文言に目を通せば、微かに目を細めるのだった。]
(18) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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―城門前・石橋付近―
[城を囲う湖は曇天の色其の侭に、 にぶくひかる鏡の如く静まり返っていた。
聳える塔を映し、揺れる薄墨。 ――やがて湖面には無数の泡沫が浮かび。
泡はぶくぶくと音を立てて、 ひとの形をした影となった]
(19) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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…………今更戻れと言われても、な……。
[自身を気にかける、父からの手紙。 正妻の子では有るが病弱な長男、未だ成人しておらぬ三男。 その間に挟まれた妾腹の自分。 健康体であり、また剣の腕も幼い頃より磨きをかけてきた。 なればこそ、周囲の視線に耐えきれず、家を飛び出してきたのだ。]
(20) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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僕が居ない方がいいだろうに。 まったく、父さんも心配性なんだから…。
[自分を心配する父の言葉に、僅かに胸を痛めつつ。 そっと、手紙を荷物の底に忍ばせる。
父は、息子が傭兵として身を立てている事など知る由もない。 今、どうしているのか。どこにいるのか。 書面にはそんな言葉が連なっている。]
(21) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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明日から討伐隊に加わるというのに。 まったく、変な里心が付いちゃったじゃないか。
もう……。
[そう笑いながらも、目元はどこか寂しげで。 僅かに目を擦り、顔を上げるのだった。]
―回想終了―
(22) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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…ぷはーっ!! うーっ。……寒っみい!
[ざばり。
水飛沫と共に現れた男は、 合わぬ歯の根を鳴らしながら岸へと泳いだ。 ぶるりと濡れ犬の様に首を振り、 石に腕をかけて勢いよく地面に上がる]
(23) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 00時半頃
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よ、何か変化あったか?
[城を見上げるラルフに、軽くにやりと笑みを向けて]
こっちはダメだ。下から潜れるルートはねえよ。 面倒くせえが正面から堂々と行くか… どっか入れる場所を探すかだな。
(24) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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[肩を竦めて、服をぎゅっと絞る。 大量の水が流れ出すのに軽く眉を顰め、 濡れた髪を乱暴に掻き上げた。
空を仰ぎ―― 眼前に聳え立つ昏き闇の城を、睨み上げる]
どうする? 相手は女といえ、いっぱしの領主サマで―― 運が悪けりゃア闇の眷属だ。
幸い警備は手薄のようだが、 恐らくガチンコは避けられねえぜ。
(25) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 00時半頃
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……陛下は出来りゃあ生け捕りにして、 たっぷり審問を愉しみたいんだろうが…
ま、そっちは俺達の本来の仕事じゃねえしなァ。
[城主を守る忠実なる騎士が危惧しているであろう、其れ。 下世話な者の噂に上るその話が生真面目な同行者たちの耳に届かぬように、こっそりと呟く。
――その唇に、僅かに面白げな笑みを刻んで]
(26) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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―― 城門前・石橋付近 ――
[ゆったりとした足取りで城へと近づいていく。 見上げる程に大きな城は美しく、かつ威厳に見ていた。]
……確かに吸血鬼の居城に相応しい佇まいですね。
[どこか感心した様に呟き、門へと繋がる橋へと向かって足を進める。 そこにはすでに数名の人影があり、恐らく討伐隊の仲間なのだろうと判断して彼らへと近づいた。]
遅れまして申し訳ありません。 首尾の方はいかがでしょうか?
[何故かずぶ濡れの男に驚きながら、そう声を掛けた。]
(27) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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[ドナルドの言葉>>24に、軽く肩を竦める。]
この城壁を見る限り、下手な処から入るのは難しいだろうね。 堂々と開け放たれてる処を見るに、正面から来いって事なんだろうけど。
[服を絞るドナルドに、腰に下げたタオルを投げつつ]
討伐隊に入った時から、それは覚悟の上だよ。 それでも、こんな処に吸血鬼が巣くうというのを放置は出来ないだろうし。
[一瞬だけドナルドの方を向けば、困ったように笑顔を浮かべた。]
(28) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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もし、僕が闇の眷属になってしまったというのなら。 手加減はいらないから。
……その時は、頼んだよ?
[再び眼前に聳える城を見上げながら。 小さく呟いた。]
(29) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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[闇に属する魔性ゆえか人間に恐れは抱かない。 駆ける騎士の想いを知らぬまま 城門へと視線移し、城主は笑みを深くする]
お客さまかしら、ね
[言葉とは裏腹に 獲物が来たと何処かで囁く声がした]
(30) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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―― 回想・自宅 ――
……吸血鬼、ですか。
[手にあるのは一通の書状。
曰く、アヴァロン伯が吸血鬼である事。 彼女を打倒すべく討伐隊が結成された事。
などの内容が物々しく形式ばった文章で書き記されている。]
吸血鬼相手に魔法は相性が悪いのですけどね。 まあ国王直々のご命令ですしお受けいたしますよ。
[書状を持ってきた兵士に向かって笑みを浮かべてそう告げ。 ふと真顔に戻って兵士を真っ直ぐに見つめる。]
ところで一応確認しておきますが。 …アヴァロン伯は本当に吸血鬼なんでしょうね? 私は魔物退治はしますけど、人殺しは御免ですよ。
(31) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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[ドナルドの問い>>25に正面を指差し]
他に隠し通路などないか探したほうがいいだろう。 もしあるようなら、正面と隠し通路と。 二手にわかれて進入すべきではないだろうか?
(32) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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[途端、激高する兵士に内心で苦笑を洩らし。 宥めるように努めて柔らかな笑みを浮かべて。]
まあまあ、そんなに怒らなくてもよいではないですか。 私も不安なんですよ、だって吸血鬼は。
[我々人間と見分けがつきませんから。 そう呟いた声が兵士に届いたかどうかは分からない。]
―― 回想終了 ――
(33) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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隠し通路か……。
[ジェフの言葉>>32に、ふむと頷き。]
確かに、不用心すぎる気はするのだけど。 全員が正面から入って、一網打尽は一番困るかな…。
二手にわかれて、か。 どうする?
[ドナルドと、新たに来た仲間らしき者>>27の様子を窺った。]
(34) 2012/04/28(Sat) 00時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 01時頃
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[修復を必要とする橋も未だ客を受け入れる余裕はあろうか。 豊かと言えるアヴァロンの領地は受け継いだもの。 なれどいつの日か元の主に返すものと思っている。
だから何があろうと手放そうとはしなかった。 他者からみれば羨むだろう申し出も袖にして 頑なにこの地を守らんとした、が――。
この地では時折領民が消える。 不意に戻る者もあれば いつまで経っても戻らぬ者もいた。 噂が生じるだけの要素は、確かに、あった]
(35) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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―石橋の前―
[石橋に足を踏み入れるぎりぎりの所まで近づき、門の奥が見えないかと目を細めている。]
随分と無防備ですねぇ。 人が隠れている気配もなさそうですし、いつでも入って下さいと言わんばかりの状況です。
城の方々が改心して、我々の迎えを待っているのならありがたいのですが。
(36) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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>>27 よ、今来たトコだぜぇ? [おどけて手を振り、それから、特に収穫なし、というように上に向ける]
>>28 …と、サンキュ。
[ラルフに投げられたタオルを受け取り、髪をガシガシと拭いながら複雑げに隻眼を細めた]
……ま、生き急ぐ事も無ェだろ。 誰がやられるかなんて今から考えても仕方ねえ。
(37) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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― 地下墓地 ―
[城の地下深く、 通う道も失われ、忘れられた地下墓地に、 ただひとつ、石棺がある。
岩を掘り抜いたままの小部屋に相応しい、 無骨で飾り気のない石棺は、しかし 骨ひとつ、塵ひとつ無い、もぬけの殻。
灯りのひとつもなく、空気さえ届かぬ墓所には ただ、闇だけがあった。 濃い、という表現では足りぬほどの、濃密な闇が。]
(38) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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[風など入り込まぬ部屋の中、闇が重く揺れる。
遙か上で呟かれた言葉が(>>8)、その意志が、 土と岩を抜けて小部屋に届き、闇を揺らす。]
( クレア―――、そう、クレアだ。 あれは、いい女だった。 )
[形なき思念が、微睡みのままに名を紡ぐ。 かつての城の主が "娘" を呼んだ、そのままに。]
(39) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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( 今はもっと、いい女になっているか? )
[笑いに似た揺らぎが、小部屋の空気をさざめかせた**]
(40) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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[様子を窺うような視線(>>34)に考えるように口元に手を充て。]
隠し通路ですか。 探すのは構いませんが、それこそ罠だと怖いですね。 [こういった城には逃亡用の隠し通路等があるのが一般的ではある。 だが、アヴァロン伯が吸血鬼であるのなら逃げ出す必要もないのではないか、との思いもあった。]
生き急ぐ事はない、確かにそうですね。 期限を決められた討伐でもありませんし、じっくり作戦を考えるのもよいではありませんか。 それに、お仲間がまたやって来たようですし。
[遠くからやって来る人影(>>36)に視線を向けた。]
(41) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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まだ、これからだ。
[素っ気無い声でエリアス>>27に告げると ラルフ>>34の返事を待つように どこか胡散臭い男(ドナルド)に視線を移した]
(42) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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生き急ぐ事も無い、か……。
[ドナルドの言葉>>37に、苦笑いを浮かべつつ。]
突然仲間が豹変して、剣が鈍ったなんて事があっても困るからさ。 ……誰かに危害を加えるような事があれば、しっかり止めて欲しい。
[自らにも、きつく言い聞かせるかのように呟いた。 そして新たな姿>>36が見えれば、軽く手をあげる。]
本当に。これでは、誘われてるのかとも思える位で…。
[再び、不安げに城を見上げるのだった。]
(43) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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>>32 だ、なあ…。 ただ、こっちも戦力が分散しちまうのは心許ねえ。
分かれるなら、正面突破の組に多少多めに人数を振り分けたほうが……
[ジェフの言葉に首を傾げて考える。>>36ムパムピスの言葉が耳に入り、眉を顰めた]
――逆に、気味悪ィな。 そこまで無防備な程、こっちの動きに勘付いてねえのか…?
(44) 2012/04/28(Sat) 01時頃
|
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あれ。もしかして、皆様ほぼお揃いですか!? のんびりしすぎてしまいました。 [予想していたより人影が多いことに気づき、慌てて小走りに近づいていく。]
申し訳ございません。 皆様、アヴァロン伯の所へ向かわれる方々ですね。 [こちらを見る姿>>41や、手を上げる姿>>43が見えると、ぺこりと会釈した。]
(45) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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では、どうする? このまま全員で正面突破するか? もちろんこちらに罠が仕掛けられている可能性もあるが。
[大きく開かれた正面の入り口は誘っているようで 落ち着かない。 エリアス>>41にそう問うてから、首を振る]
(46) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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[エリアスの言葉>>41に、一瞬不安げに視線を向けるが]
じっくり作戦を練る、か。 全員共倒れもご免だけど、分散させて困るのも確かなんだよなぁ。
[ドナルドの言葉>>44も聞けば、ため息混じりに呟く。 ムパムピス>>45が駆け寄ってくるのを見れば、笑顔を浮かべた。]
我々も来たばかりですよ。 ご挨拶が遅れました。僕はラルフ・フォルスター。 どうぞよろしく。
[初対面の相手がいれば、頭を下げつつ笑顔で名乗る事だろう。]
(47) 2012/04/28(Sat) 01時頃
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これで全員か?
[新たにやってきた男>>45に会釈をしてから、 にこりともせずこの場に集った面々を見回した。 ラルフの名乗りを聞けば、思い出したように]
ジェフリー・ハリソンだ。 ジェフで構わない。
[やはり気難しい顔のまま、簡潔に名乗りをあげた]
(48) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
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―城門前・石橋付近―
お待たせしました。 調合が終わりましたよ。
[少し離れた場所で、小さなコンロを前に鍋やらフラスコやらを掻き混ぜていた男が、小さな小瓶を手に立ち上がった。 もう若くもなく、戦いを生業とする者にも見えず、くたびれたローブを纏ったその姿は聖職者に見えなくもなかったが、恐らく一番近いのは学者、であっただろう。]
魅了などの魔法に対する抵抗力を上昇させます。 効果は30分ほどですので、ギリギリまで飲まないで下さいね。 治療薬はそれぞれ2本ずつ。 連続して服用するのは避けて下さい。あとで酷い副作用が出ますから。
[そう言って、にこやかに人数分×3本の小瓶を各々に差し出す。]
(49) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
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[会釈をするムパムピスに、こちらは笑みを浮かべて迎え。]
大丈夫ですよ、私達も今来た所ですから。 私はエリアス・ハーデンと申します。 短い間でしょうが、よろしくお願いしますね。
取り敢えず正門は開いてますが、どうしましょうかといったところです。
[適当に現状を説明し、城を見上げる。]
さて、気づいていないというのはどうでしょうね。 我々が来たから門を開けて待っているのではないか、というのが私の見解なのですが。 気づいていればの話しですけども、こうやって話している間に手下でもなんでも我々に差し向ければよいのです。 それこそ罠なんかを張るよりもずっと簡単な事ですよね。
[ぽつぽつと思いついた事を並べる。]
(50) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
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|
>>45 あー。…ドナルド、だ。 アンタは…誰だっけ、えーっと、ム、スパピ?
>>48 そこのオッサン入れて、全員だな。 [そう親指でレオナルドを指差し、頷く]
(51) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
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よろしく、ジェフ。
[ジェフの名乗り>>48を受ければ、対照的に人なつっこい笑みを浮かべる。]
おいおい増援が来る事も考えられますが…。 まぁ、まずは揃った者で行動するので良いのでは無いかと。
[そして小瓶>>49を受け取れば、物珍しそうにそれを眺める。]
へぇ、こんな物が。ありがとうございます。 ……やはり、相手が相手だけに厄介ですしね…。
[と、苦々しく呟くのだった。]
(52) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
|
|
―― 三階・螺旋階段のある画廊 ――
[懐かしい名を呼ばれた気がして 城主は顔を上げ振り向いた。
視線の先には誰も居ない。
けれどこの城にその気配はあるように思う]
―――……
[くちびるが何か言いたげに動くが音は聞こえない]
(53) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
|
|
[レオナルドから小瓶を受け取り(>>49) 怪しげに小瓶をじっくりと眺める。]
……ありがとうございます。 副作用はどういったものなのでしょう?
[小瓶からレオナルドへと視線を移し、そう尋ねた。]
(54) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
|
|
ああ。やはり薬の調合には時間がかかるのだな。 ……この薬が抵抗力をあげる薬? ……治療薬とは? 他のものが魅了された時に飲ませる薬なのか?
[眼鏡をかけた男>>49から薬を受け取りながら 薬の区別がついていないのか、内容を確認した]
(55) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
|
|
[眼鏡の奥の瞳は知性をたたえて穏やかだ。 新しく増えたメンバーを含めた自己紹介を始めているのに気付き、苦笑いを浮かべて会釈した。]
ああ、申し送れました。 私はレオナルド・ディエンティと申します。
[男の背には背嚢が背負われ、腰に巻いたベルトポーチにはガラス管や小袋や、用途不明な器具が見えている。]
(56) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
|
|
[ラルフの言葉で>>47自分も挨拶をしていないことに気づく。 ジェフ>>48にも、改めてぺこりと会釈]
あ、いえこちらこそ挨拶もなく申し訳ございません。 私は、修道士のムパムピスと申します。 今回のアヴァロン伯の異端審問の要請を受け、聖アウグストゥス修道会から派遣されました。 皆様よろしくお願い致します。
[居合わせる人々が名乗りを上げるのを受け、挨拶を返しながら、差し出された小瓶>>49を見る。]
(57) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
|
|
[エリアスの名乗り>>50を受ければ笑顔で応える。 そして、開かれたままの城門に視線を移し、唇を開いた。]
来ないという事は、中で待っているのでしょうね。 流石に、気付いていないという事は無いでしょうし……。
[受け取った薬を革袋に入れながら、二人の質問>>54>>55に耳を傾ける。 レオナルドの名乗り>>56に笑顔で応えながら、じっとその説明を待つのだった。]
(58) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
|
|
[ふるり、頭を振れば長い髪がふわりと揺れる。 城門近くに陣取る客人らを眺める女の手が すっとそちらへと伸ばされて]
何をしているのかしら。 嗚呼、迎えの者を待っている、とか……?
[小首を傾げ口にするは見当違いの事]
(59) 2012/04/28(Sat) 01時半頃
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|
魅了…[小瓶を受け取り>>49ゆっくりと揺らしてみる]
アヴァロン伯は女性でしたね… 職業柄若干の魔法耐性はありますが、吸血鬼の精神攻撃と直接対峙したことはないので、とても助かります。 ありがとうございます。
[エリアスから現状を聞き>>50、改めて城を眺める。]
アヴァロン伯が改心して、我々と共に城を出る…というのが一番平和なのですが… 逆に、自信の表れかもしれないですね。 人間の討伐隊など、取るに足らない…と。
[ドナルドの言い間違い>>51には、笑いながら訂正] ムパムピス、です。 元々、古代ギリシャ人から名前を頂いたようなので発音し辛くて申し訳ございません。
(60) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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|
[質問をしてきた仲間たちのために、辛抱強い笑みを浮かべ、説明を始めた。]
治療薬の効果は自然治癒力を強制的に高めるものなので、生命力を著しく消耗するのですよ。 立て続けに飲むと、個人差がありますが、体力のある人でもしばらくは消耗し切って起き上がれなくなりますね。
魔法抵抗を高める薬の方は、魔法をかけられる前に飲む必要があります。 魔法に掛かった後では効果はありません。……抵魔であって解術ではないのですよ。 しかも、この薬は鮮度が命ですから、今日一日の使い切りです。 明日までは取っておけません。
(61) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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|
増援か。
[ラルフの言葉>>52に考え込んで]
そうだな。 人数が少な過ぎると心もとないが、多過ぎても動きにくい。 欲をいえばあと2人ほど増援があると助かるのだがな。
(62) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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こちらの、薄青いほうが治癒、透明な方が抗魔、と覚えていただければ。
[長い間薬品を扱ってきた染みのできた指で、ガラス瓶を示した。]
(63) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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[レオナルドの説明(>>61)に頷き。]
なるほど、確かにそれは危険な副作用です。 飲む時は十分に注意する事にしましょう。
こちらの薬は突入前に飲むのがよさそうですね。
[こちら、と魔法抵抗力を上げるらしい薬を片手で目の前に翳しながら言う。]
…自信の表れですか。 だとしたらやはり正面から挑むのは危険でしょうか?
もし、二手に分かれるのでしたら出来れば前に出て頂ける方とご一緒したいのですけど。 私は魔法を扱う者ですので、直接攻撃には弱いのです。
[前に出られそうなメンバーである、ジェフ、ドナルド、ラルフを見ながらそう言った**]
(64) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 02時頃
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修道士の方ですか。 これは心強い。
[ムパムピスの名乗り>>57には笑顔で応え。 そして続く言葉>>60には、微かに表情を翳らせる。]
吸血鬼とはいえ、女性に剣を向けるというのは何とも…。 気乗りしないものですね……。
本当に、改心してくれるならば良いのですが。
[そう、苦笑い混じりに呟いた。]
(65) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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なるほど、理解した。
[レオナルドの説明>>61>>63に頷くと 3本の薬を、袋に収めて]
改心……? 吸血鬼などが、改心することはあり得ない。 やつらは高慢だからな。 人のほうが劣る存在とでも思っているのだろう。
……妙な気を起こして物の道理を説こうとなどするなよ。
[ムパムピス>>60に釘を刺した]
(66) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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[ジェフとエリアスの意見を交互に聞き、嘆息]
あー。面倒くせえ…。 んじゃ、希望でも取るか? 正面から行きたい奴と、ほかの通路を探す奴。 行きたい方に行けばいいだろ。
[城を見上げ、城塔に弓兵が隠れていそうな歩墻はないか、鏃の輝きはないかに眼を凝らす。 曇天の下其れは見つからず、ふ、と息を漏らし]
…少なくとも外部に伏兵は居ねえように見える。 万一の時の撤退を覚悟すれば、今突入するのは悪くねえな。
(67) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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……なんかでも、妙に、気味悪ィ…。
[――丁度、誰かが含み笑いでも漏らす様な。 ざらりとした妙な違和感に眉を顰め]
……? なんだこれ。
[>>49 渡された小瓶を珍しげに振って、逆さにして見せた]
(68) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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―― 一階 ――
[城の内と外を繋ぐ扉が低い音をたて開かれる。 城主に似た、なれど幼さを残すメイド姿の少女が 大広間からひょっこりと姿を現した。 正門近くにいる一行を見詰めた後、ふかぶかと頭を下げる。
顔をあげて、こてんと首を傾げてから
一行を招くように開かれた扉の奥へと戻りゆき メイドは厨房を抜け使用人部屋へと姿を消した]
(69) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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私も後方支援はいたしますが、吸血鬼相手ではどこまでお役に立てるか分かりませんから、詳しい方の指示に従いますよ。
[よいしょと背嚢を背負いなおし、ジェフを見る。]
(70) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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青いのが、治癒、透明なのがこーま、ね…。 サンキュ、オッサン。
[覚えられっかな、とひとりごちつつ、礼を言って懐に仕舞い込む。 皆がきちんと名乗っているのに気づけば、改めて短く名乗りを上げた]
…ドナルドだ。 ま、よろしく。
(71) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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それでは私は……。
[ドナルド>>67の提案に何かをいいかけ、 直後に重たげな音が城から聞こえてきて、そちらに意識を傾けた]
……あれは?
[まだ年端もいかぬ少女の姿を認めて]
……あれが。アヴァロン伯の歓迎というわけか?
[ぎりと歯を噛み締めて、再び剣の柄に手をやると]
それならば、堂々と正面から乗り込んでやるさ。
(72) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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[レオナルドの説明>>61に頷きながら。]
わかりました。 使うタイミングが重要そうですね。 ありがとうございます。
[小瓶をしまい終えれば、再度レオナルドに頭を下げるのだった。 そして、ドナルドの言葉>>67を聞けば、ゆっくりと頷いて。]
そうだな。 ま、行くとしますか。
[少女が姿を現す>>69のを見れば、僅かに目を瞬かせる。]
……どうやら、お誘いも来たようですね。
[と、苦笑い混じりに呟いた。]
(73) 2012/04/28(Sat) 02時頃
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>>69 ――?
[ぎぃ、と。 低い軋みに耳を欹て、振り返る。
大広間に現れたか細い影。 見開いた隻眼に映るは、 メイドの衣装を纏った、稚い少女の姿]
……アンタは―― おい! …っ、…
[眼を奪われたのは瞬時。 追うように一歩足を踏み出しかけ、 後ろにいる仲間の存在を思い出したように慌てて足を止める]
(74) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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―― 三階・螺旋階段のある画廊 ――
[クスクス、と愉しげな笑み声が漏れる。 悪戯のもたらす結果。 鞘に手をかける一人を見遣り]
まぁ、こわい
[騎士が傍にあればまた違った反応をみせるのだろうが 未だ戻らぬから言葉とは裏腹怖がる素振りは微塵も無く 揶揄るような響きさえ滲ませて]
(75) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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[レオナルドの薬>>63の色を慎重に確認する] 青が治癒で透明が抗魔…青が治癒…服用期限あり… 一日使い切りなのは勿体ないですねぇ。 治癒の薬が必要になるような長期戦も歓迎は致しませんが。
…吸血鬼であると完全に確定したら、女性でも何でもなく生命の理から外れた化けものには違いないのですが… [>>65ラルフの言葉に苦笑しながら肩を竦める] 神の救いを求める殊勝な心があるのなら、と、そう願いたくなる気持ちも残るのですよね。
>>66 ……はい。 少しだけ、妙な気を起こしかけましたが止めておきます。 道理が通るなら…忌まわしい存在に成り得ることもありませんね。 [少しは対話することも検討しようかと思い始めた所で釘を刺され、決まり悪そうに頭をかいた。]
(76) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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ちっ…
[舌打ちし、ボウガンを巻いた油紙を持ち上げた。 肩に担ぎ、振り返る]
…来い、ってことみてえだな。 ――悩む必要、なくなったぜ?
(77) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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[ジェフの歯噛みする音が耳に入ったのか、腹立たしげに剣の柄に手をやった彼を見遣って、錬金術師は肩を竦めた。**]
……それではお招きに預かりますか。
(78) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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……どうした? アンタって……。まるで知っているようだな。
[妙な声をあげたドナルド>>74に鋭い視線を向けて]
……悩む必要がなくなったのには同感だ。
(79) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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基本は後方支援要員ではありますが、聖属性の攻撃が効く相手なら、これで追い返すことならできます!
[十字架の衣装の入った飾杖を持ち、掲げる。メイスにしては軽そうだが、魔法杖にしては重みのある造りで、打撲武器には成り得そうな形状。振り下ろす真似をした所で、扉が開き>>69視線を向ける]
…案内の…方でしょうか…? [魔物の本拠地の案内人にしては、不釣り合いな姿に、怪訝そうな表情を向ける。]
(80) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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―― 三階・螺旋階段のある画廊 ――
[遅れて来る者があろうと城門は開かれたままであろう。 なれど一度中へと入れば容易に城からは出られない]
引き返すなら、今――… けれど来るというなら
歓迎しなくては、ね
[城主の操る人形でありながら人間のようにあるメイドを 使用人部屋へと潜ませたまま それぞれの反応を興味深く見詰めていた城主は くるり踵を返し窓に背を向けた]
(81) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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[ムパムピス>>76に頷いてみせると]
ああ、是非そうしてくれ。 私としても、愚かにも説教しようとしたあげく 吸血鬼の餌食になり、変わり果てた姿で向かってくる君と 対峙したくはないからな。
(82) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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今のお嬢さんは、ドナルド様のお知り合いの方ですか? [不自然な反応>>74、後を追おうとする動きに、首を傾げる。]
…それとも、お知り合いであったはずの方…ですか? [屍人、幻術を警戒し、わざと過去形にした言葉を付け加えた。]
(83) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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>>79 ……知ってる…?
[僅かに隻眼を瞬きし、ふいと視線をそらす。 ムパムピスの言葉にも、苦笑して首を振った]
いや、……ちょっと似てる女を昔見かけただけだ。 だが、あんなガキじゃねえよ。明らかに年が違う。
(84) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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それより… [話題を逸らす様に、顎で扉を指す]
――折角のご招待だ。 気が変わらねえ内に、噂の女吸血鬼サマのご尊顔くらい拝見させて貰おうじゃねえか。
[悪戯けたような言い様の陰には、 今迄には見られぬ焦り。
言葉を紡ぎ終わらぬうちに背を向け、 押し開かれた扉へと足を進めた**]
(85) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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……ならば、行きますか。
[二人の言葉>>77>>79を聞けば、一つ頷く。 ドナルドの言葉>>84には微かに視線を移したが、それ以上聞く事はしなかった**]
(86) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 02時半頃
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吸血鬼は、手にかけた相手を僕と成し、呪われた新たな贄を増やすのが手口、でしたね。
目をそむけてはいけませんが、想像するとかなりおぞましい状況…です。 [ジェフの言葉>>82で、自分が試みようとした方法が失敗した時の惨劇を具体的に想像したらしく、ふるりと頭を振った。]
(87) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
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……? まあ、いい。 その女とやらに似てるからと足元を掬われるなよ。
[それ以上ドナルドを問い詰めることはせず。 今しがた開いたばかりの扉に、慎重に足を進めた]
(88) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
|
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吸血鬼、屍人が蘇る時は全盛期の姿を取る場合もあると聞いたことがありますが…… 確かに、全盛期にしては幼かった様には見えました。 [首を振るドナルド>>84に、釈然としない気持ちは残りながらも納得はして話題はそこで止める。]
そうですね。 向かいましょう。 我々が討伐すべき吸血鬼の元へ。
[杖を握り直し、前を歩く人々に続いて扉へ向かって*歩き始めた*]
(89) 2012/04/28(Sat) 02時半頃
|
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― 大広間 ―
[一歩城内に足を踏み入れた先は大広間になっていた。 深い赤を基調とした装飾は、趣味の悪いものではなく 城主のセンスを感じるものだった。 長いテーブルにはご馳走が並び、まるで親しい友人でも招いているかのよう]
……なんのつもりだ。これは。
[忌々しげな声を発しながら、部屋を注意深く観察する。 四隅には石の柱。右手中央には暖炉。左手手前には上に続く階段。 左手奥はカーテンで仕切られていて、 覗いてみるとその先は厨房のようだった。 最奥の扉にも近寄って、開けようとしたが開かない。 どうやら鍵がかかっているようだ]
2階にあがるか、カーテンの奥に進むか、だが。 敵は恐らく上のほうにいるのだろうな。
[そう口にすると、長い階段を*見上げた*]
(90) 2012/04/28(Sat) 03時半頃
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[今は未だ、昔を知る者が居たとしても 城主である女は気付かない。 討伐隊一行が動く気配を背に感じながら 女は淡く色づくくちびるへと二本の指を宛がい]
先ずは誰が遊んでくれるのかしら
[待ち遠しげに目を細める。
騎士が傍にない事に心細さを覚えながら “血”を与え給うた主の存在を想いながら 城に足を踏み入れた獲物へと意識を傾けてゆく**]
(91) 2012/04/28(Sat) 03時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 03時半頃
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── 城への道 ──
[捕われている間に受けた虐待の傷はヒューを戦場帰りのように見せていた。
生来の赤毛はところどころ黒ずんで束になり、縄目の痕にも血が滲む。 節の高い指は血の気の失せるほどきつく裸馬のたてがみを掴んでいた。
痛むのは傷よりも心。 間に合わなかったらと──不安が胸を刺す。
瞼の裏にチラつくのは、初めてあった時から変わりもせず美しいクラリッサの貌だった。]
(92) 2012/04/28(Sat) 09時半頃
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[5年前、"王に反逆した" ある地方領主が討伐され、そこの騎士団長だったヒューの父は城主と運命をともにした。 まだ正規の騎士でなかったヒューは姉と妹を託され、落ち延びた。
流浪生活の中、ある夜、妹が忽然と消えた。
懸命に捜索する姉弟の姿はその地の領主・クラリッサの目に留まったのだろう、事情を聞いたクラリッサから姉弟は庇護を受けた。 結局、妹が見つかることはなかったが、姉弟はそのままその地に住み続けた。
湖の城で働くこと数年──クラリッサの侍女となっていた姉が失踪した。 旅の男と駆け落ちしたのだという噂に、ヒューはただ歯噛みするしかなかった。
そんなことがあった後もクラリッサの態度は変わらず、残されたヒューを城に置いてくれた。 そして1年前、ヒューの20歳の誕生日に、彼女は自身の手でヒューを騎士として叙勲してくれたのだ。
以来ヒューは、恩と償いと愛のすべてをもってクラリッサに仕える騎士として在る。]
(93) 2012/04/28(Sat) 09時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 09時半頃
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―大広間―
[扉を越えると、すぐに天井の高い大広間の空間が広がっていた。内装の華麗さとは裏腹に、空気は冷えて暖かみを感じさせない。 先行する仲間に続いて恐る恐る足を踏み出し、しきりに視線を移動させる。]
…これはまた… 随分と豪勢ですねぇ。まるで今から貴族の宴でも開かれるようです。
…それとも、私達がそのお邪魔してしまったのでしょうか。 [辺りの気配を探っても、豪華な料理で歓待されるであろう客の気配は全く感じられない。誰も手を付ける者のない料理だけが、宴の時間を切り取ったように整然と並べられている。
困惑した様子で杖を伸ばし、先端でテーブルクロスの端をつついた。**]
(94) 2012/04/28(Sat) 10時頃
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―城内 大広間―
[天井の高い広間に一歩入り、辺りを見回す。 しん、と静まり返った空間。 >>90 あちこちを検分するジェフを尻目に、 テーブルに並べられたご馳走をしげしげと眺めた。 いい匂いをさせている其れは作り物でもないようで、 黄色いソースを中指で掬い取り、口に含む] 塩気が足りねえな。
(95) 2012/04/28(Sat) 12時頃
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[上品に整えられた味には、怪しげな刺激はない。 ソースのかかったクラッカーを取り上げ、むしゃりと喰らいつく。 汚れた指を舐め、厨房を顎で指した]
……さっきのメイドが消えたのはそっち側に見えたぜ。 使用人室か何かあるのかもな。
[かつて出会った女に、よく似た面影を残す少女。 後ろ髪を引かれながらも肩を竦め]
――ま、だがわざわざメイドに案内を頼むこたねーだろ? 領主サマが居るのが上階なら、其方に向かうべきなんじゃねえかな。**
(96) 2012/04/28(Sat) 12時頃
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―大広間―
これはこれは……。
[足を踏み入れた途端、感心したような呆れたような声を漏らす。 豪華な紅色の装飾も、テーブルに並んだ馳走も。 まるでこれでは晩餐会に招かれたかのようにも見える。]
平和的に解決……とは、いかないんでしょうけど。 なんだか、毒気を抜かれてしまいそうですね。
[と、苦笑い混じりに呟いた。 ドナルドが味見をする>>95のを目にすれば、思わず目を丸くした。]
ちょっ、何が入ってるかわからないのだから、危な……。 ………………って、まぁ今更ですが……。 気をつけてくださいよ、もう。
[と、呆れたような口調で告げるのだった。]
(97) 2012/04/28(Sat) 12時頃
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さて、と……。
[階段を見上げるジェフの隣に立ち、こちらも目線を上げながら]
先ほどの少女の事も有り、我々が来ている事は把握されてるでしょうしね。 まずは城主殿にご挨拶……ではないかな。 下手に逃げられたり、策を練られても面倒ですし。
他が気になるならば別行動という手も有りはしますが……。 戦力を分散させる事にもなりかねない。
[そう言いながらも、冷静かつ自身よりも経験豊富そうなジェフの判断を仰ごうと、そちらに視線を投げかけた。**]
(98) 2012/04/28(Sat) 12時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 12時半頃
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[ドナルドの隻眼を僅かの間注視したが、ムパムピスやジェフとのやり取りに口を挟むことはなく、僅か微笑むような穏やかな表情に変化はなかった。>>84]
……ふむ。
[無意識にか興味をそそられたような呟きをひとつ洩らすと、一団の最後尾について、ゆっくりと歩き始めた。]
(99) 2012/04/28(Sat) 12時半頃
|
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―― 石橋 ――
[どうするか相談していたところに城内から少女が現れて、こちらに対して頭を下げる(>>69) 訝しげに眉を寄せるも、苛立っているようなジェフとドナルドの反応(>>72>>74)が気になってそちらへと視線を移し。]
正々堂々と正面から乗り込むのは吝かではありませんが。 相手もそれを望んでいるようですし。
お二人とも冷静になってくださいね。 暴走した挙句に私達を巻き込んで自滅など御免ですよ。
[どこか冷たくそう言い切ると、皆に続いて城内へと入って行った。]
(100) 2012/04/28(Sat) 12時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 12時半頃
|
―大広間― [扉の先は、広々とした空間が広がっていた。 まず目に入るのは、広間を彩る赤の装飾と中央を占める長大なテーブル、次いでそこにずらりと並んだ豪勢な料理の数々であった。 先に脚を踏み入れた者の不審の、あるいは驚嘆の声が聞こえてくる。
錬金術師は、皆の後についてゆっくりとテーブルを回り、辺りを見回す。 広間の様子を丹念に観察しつつ、腰に吊るしたポーチの一つからおもむろに携帯用の筆記具と再生羊皮紙の束を取り出し、さらさらと書き付ける。 ふと、ドナルドが料理に手を付けた>>95>>96が目に入り、呆れと驚嘆の混じった苦笑を浮かべた。]
いやはや。 勇気がありますね、あなたは。
(101) 2012/04/28(Sat) 12時半頃
|
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―― 城内・大広間 ――
[足を踏み入れるとそこは大広間になっていて、落ち着いた雰囲気の家具に並べられた料理の数々。 シャンデリアにも仄かに明かりが灯り、まるで今にも晩餐会でも始まりそうな雰囲気だった。]
…毒が入っているとは思いませんが、勇気のある方ですね。
[料理に手をつけるドナルド(>>95)に呆れた視線を隠しもせずに向け。]
まるで人の気配を感じられません。 殺気も感じませんね。
わざわざ招き入れたのに出迎えたのはこの料理、敵ではありませんでしたし。 すぐに危害を加える気はなさそうです。 手分けして探しても大丈夫なように思いますが、どうでしょう?
[窺うようにその場にいる全員を見てそう行った。]
(102) 2012/04/28(Sat) 12時半頃
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[歩き回った時の歩幅から大体の部屋の広さを割り出し、絵とともに注を書き添えた。 ペン先が紙面を引っ掻くカリカリという音が、騒々しく上がる。]
向こうの誘導に敢えて乗るか、それとも別の道を探るか……ですか? 迷って時間を費やせば、それだけ相手にこちらに対処する余裕を与えることになりますから、どちらを選ぶにせよ、迷うくらいならば進んだ方が良いのでは?
[ペンを動かす手を止めず答えた。]
(103) 2012/04/28(Sat) 13時頃
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[もしゃもしゃと飲み込んでしまってから、 呆れた顔をしている一行に気づく。>>97>>99>>102 にやりと笑って片手を挙げ]
お褒めに預かり光栄。 味は薄めだがなかなか美味いぜ。
まー毒を盛って殺そうってんなら、 せめて歓待するフリくらいはすんだろ、って。
(104) 2012/04/28(Sat) 13時頃
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[か弱き女領主が兵で身を守る必要も無く、 侵入者の油断を誘う必要も無い。 恐らく、毒を盛る必要もないのだとしたら]
……あちらさんにとって、俺たちは怖くねえ存在だ…、ってこったな。
[ぼそりと一人ごちる。 見せ付けるような晩餐会の支度には、 ムパムピスの言う『平和的な解決』の片鱗は見えぬ。
……前評判通りかと嘆息しかけたところで >>98>>102ラルフとエリアスの意見を耳にし、]
俺は上階に行く。 これだけ広い城だ、部屋数の多いだろう場所から ちゃっちゃと確認して回りたい。
(105) 2012/04/28(Sat) 13時頃
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ま、センセイの言うとおりだな。>>103 決断は早いほうがいい。 ――アンタらはどうするんだ?
[同じ意見の者がいれば共に進むかと、一行をぐるりと*見渡した*]
(106) 2012/04/28(Sat) 13時頃
|
|
[ドナルドの言葉(>>104)に頷く。]
貴方の仰るとおりです、そんな真似をするくらいなら料理ではなく、魔物でもなんでも配置すればいいだけですし。
しかし手のこんだ料理ですね、しかもこれだけの量です。 我々がここに到着する前から討伐隊が派遣されるのを知っていたという事でしょうか。
[だとしたら相手はすでに準備は万全だろう。 その準備が料理だとしたら随分と余裕を感じる。 こちらを全く恐れていないのだろうか。]
迷うくらいなら進んだ方良いとレオナルドさんも言ってますし、素直に2階に上がりましょうか。 宝探しをするのなら、1階探索もよいのでしょうけどね。
[2階へ上がる階段を見る。 少なくともこの広場近辺から殺気等は感じない。 なら、1階よりは上階にいる可能性が高そうだ。]
――ついて行きますよ。
(107) 2012/04/28(Sat) 13時半頃
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|
奥は厨房、ですか。
[カーテンをめくった先、ジェフリーの調べた厨房の存在も確かめ、絵図に書き加えた。]
城主はつい先日まで一応は領主としての対面を保っていたのでしょう? でしたら、召使や部外者のしじゅう出入りする階にそんなに重要な施設は置かないでしょう。 一般的な城の構造から類推して、待ち構えるにせよ罠を張るにせよ、この上と見て間違いない。 でしたらまず上に進んで、そこに何があるかで決めましょう。
[メモから目を上げ、ドナルドの視線>>106に加えて、自らも促すように一同を見回す。 一旦書き終えたメモをクリップでベルトに留めつけ、先へ進む用意が出来たことを知らせた。]
(108) 2012/04/28(Sat) 13時半頃
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|
[ドナルドが食事を口にする>>95のを見れば 呆れたように大げさなため息をつき。
ラルフの視線>>98に気がつくと]
いや……。 仕掛けもなく城内に通されたところを見ると、 敵は強大な力を持っているのだろう。 現在のところ、敢えてバラバラに動く必要性は感じないな。
(109) 2012/04/28(Sat) 13時半頃
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|
[かりかりと小さく響く音>>103に興味をもつと レオナルドに向かって尋ねる]
……それは何を?資料か?
[答えはあったのかどうか]
いずれにせよ。レオナルドの言う通り ここにいても何もはじまらないことは確かだ。 特にこの奥を調べたいというものがいなければ、 みなで2階にあがってみよう。
(110) 2012/04/28(Sat) 14時頃
|
|
[ジェフリーの言葉>>110に頷き、二階へと続く階段へ一歩歩を進めた。]
万一の時の為に、城の絵図面を書いているのですよ。甚だ簡単ではありますが。
[そこで一度足を止めて振り向き、戦士の先導を促すようにジェフリーやドナルドを見詰めた。 僅かに笑み含んだような穏やかな表情に変化はない。]
(111) 2012/04/28(Sat) 14時頃
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|
地図か。なるほど。
[レオナルドの言葉>>111に、感心したように呟く。 そして、ジェフの言葉>>110に頷き、ゆっくりと階段に踏み出すのだった。]
ま、正面から入ったのだから今更警戒してもという気はします。 城主殿を探すとしましょうか。
[と、笑顔を浮かべて皆を振り返った。]
(112) 2012/04/28(Sat) 14時頃
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|
意見はほぼ一致といったところでしょうか。 私やレオナルドさん……ムパムピスさんは後ろから付いて行く方がいいでしょうね。
[ムパムピスへとちらりと不穏な視線を向けつつ言う。 修道士は苦手だ、過去に魔女の嫌疑をかけられ酷い目に合わされたから。]
戦闘が得意な方、前お願いしますね。
[なるべく皆の後ろに位置取り、慎重に階段を上り始めた。]
(113) 2012/04/28(Sat) 14時頃
|
|
なるほど。確かに図面があったほうが便利だろう。
[レオナルド>>111の返答に頷くと]
よし、大体意見はまとまったな。 では私が先頭にたとう。
[みなを先導するように、階段を昇りはじめた]
(114) 2012/04/28(Sat) 14時半頃
|
|
― 2階・宴会場 ―
[階段を上がったその先には、大広間よりは幾分小さいものの、 やはり大きな空間が広がっている。 部屋の内部は、大広間と似たような見事な装飾品の数々。
テーブルの上には無数の燭台が並び、 その上にたてられた細い蝋燭の火が仄かに揺らめいている]
どうやらここも広間のようだな。
[見回してみると、昇ってきた階段から前方に一つ。右手に一つ。 ぐるりと反対を向いた先。その右手に一つ。 計四つの扉がある]
ここにも人影はない……か。
[討伐隊の足音以外には物音ひとつもしない、静かな部屋 あるいは扉の向こうに潜んでいるのかも知れぬが、 殺気を感じることもない]
(115) 2012/04/28(Sat) 15時頃
|
|
―2階・宴会場― [ジェフリーを先導に階段を上る。 一階の大広間よりは狭いものの、それなりの広さを備えた部屋は、城主が来客をもてなす場か、部下を引見する場であろうか。 相変わらず人気もないのに、蝋燭の灯りだけは煌々と薄暗い室内に点っているのが不気味だ。 異変の兆候は見えぬかと周囲に目を配り、そろそろと進む。]
手前から順に開けていきますか?
[階段の向かいの扉を視線で示し、場を仕切る形となっているジェフリーに提案した。]
(116) 2012/04/28(Sat) 15時頃
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―― 2F・宴会場 ――
[階段を上がるとそこは広間になっていた。 広間は静まり返っており、燭台の明かりの揺れる音すら聞こえそうな程]
…ここにはいないのでしょうか。
[吸血鬼なら気配を消す事など造作もない事なのかもしれない。 少し思案するようにじっと手近な扉を見遣り。]
魔法で威嚇してみましょう。
炎よ。 我の名において命ずる――行け。
[それは小さな焦げを作る程度の軽いモノで、扉を破壊する目的の物ではない。]
さて、反応があればいいんですけどね。
[様子を窺うように扉を見ている**]
(117) 2012/04/28(Sat) 15時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 15時半頃
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外から窓の数を数えた限りでは、最低でも4層ある筈ですが、この広間には上に上がる階段がありません。 いずれかの扉の先にあるんでしょう。
[顎に手をやり、少し考える素振りを見せたが、魔術師が小さな炎を扉にぶつけたのを見、目を丸くした。]
(118) 2012/04/28(Sat) 15時半頃
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―― 三階 ――
[城主の寝室から続く扉の隙間からは水音が漏れる。 寝台の上には女が纏っていた深紅のドレスと、 それよりも幾分艶やかなデザインのものが並んでいた。
水音に混じり湯気の漂う其処はバスルーム。 たっぷりの湯に満たされたバスタブに 城主は半ば身を浸している。
あたたかであろうその湯に触れる肌は陶器のように 白く滑らかな曲線を描いていた]
(119) 2012/04/28(Sat) 15時半頃
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[城主自らが動く事はないのに 水音が絶え間なくあるのは従者がその肢体を流すから。 客人を迎える為の身支度が整えられてゆく。
水気は柔らかな布地によって拭き取られ 長く豊かな髪は櫛で丁寧に梳かされる。
やがて纏う血のように濃い色の赤は 露出された首筋と胸元の白に映える色彩]
―――……
[城主はそっと目を伏せて客人の気配と手繰る]
(120) 2012/04/28(Sat) 15時半頃
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[頬に落ちる長い影がピクと微かに震えた。 ゆっくりと持ち上がる瞼の奥には ドレスよりも深い紅玉の双眸]
此度の客人は群れるのがお好き、と。
[口許に宛がう手から零れるのは クスクス、と何処か楽しげな音色]
ならば纏めてご挨拶と参りましょうか。
[城主がふっと何もない空を掴めば 二階で術者が放った炎が扉に薄い焼け跡を残すのみで掻き消える**]
(121) 2012/04/28(Sat) 15時半頃
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ああ……。 いや、エリアスが何か仕掛けてみるようだ。 少し待とう。
[レオナルドの提案>>116にはそう答えて、エリアスを注視すると。 短い詠唱の後に、ごく小さな火の玉が扉に向かって 素早く飛んでゆくのが見えた]
ふむ……。 何度見ても大したものだな。魔術というものは。
[感心したような声を漏らすと、扉の反応を窺った]
(122) 2012/04/28(Sat) 15時半頃
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[エリアスが放った火は扉に僅かな焦げ跡を作るに留まり、 あたりは再び静寂につつまれた]
反応は……ないようだな。 よし、ではレオナルドの提案通り、手前から開けてみよう。
[焼け焦げた扉の前にたつと、すぐに剣を抜けるように手を添えて]
いくぞ!
[勢いよく扉を開けると、湿った空気が流れだす。 見あげれば曇天の空。見下ろせば澄んだ水の色。 吸血鬼の姿はここにはない。 その事実に表情をかえることもなく]
この調子で、残りの扉も開けていこう。 それとわかっているだろうが、 扉を開ける時は前衛のものがやるように。
[そう、仲間に*告げた*]
(123) 2012/04/28(Sat) 16時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 16時頃
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―二階・宴会場―
[ジェフの後に付き従うように階段を上がれば。 相も変わらず、争い事とは縁のない豪奢な城そのもので。]
……吸血鬼だけに、城に入ったら眷属がわらわらと出てくるのかと思っていたけど。 どうやら、そうでもないみたいですね。
[周囲の気配を予断なく探りながら、小さく呟く。 エリアスが魔法を放ったのを見れば>>117 その行方を興味深く見守っていた。
その炎が掻き消えた>>121のを目にすれば、僅かに眉を顰める。]
魔法の炎が自然に消えるなど……うぅむ?
[首を傾げつつも。 ジェフ>>123が扉を開けるとなれば、剣の柄に手をかけ、その背後で身構えるのだった。]
(124) 2012/04/28(Sat) 16時半頃
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[魔術で生み出された炎は、扉に薄い焦げ痕を残して掻き消えた。>>117>>121 これがエリアスの狙った効果なのかは知りようもない。 少しの間待った後、確認するようにエリアスを振り返った。]
(125) 2012/04/28(Sat) 16時半頃
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[扉の向こうに何も無いとわかれば、柄から手を離し、ふぅ…と息を吐いた。 ジェフの言葉>>123に頷きつつ、手近な扉へと向かい。 警戒をしながらも、そっとそれを押し開く。]
…………どうやら、普通の客室のようですね。
[中に人の姿が無い事を確認すれば、再び警戒を解く。 そして、隣のバスルームも中を調べ。 どちらも無人である事を確認すれば、続く扉を見据えて足を止めるのだった。**]
(126) 2012/04/28(Sat) 16時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 16時半頃
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[エリアスの反応を確認している間に、ジェフリーが扉を開けた。 身構える暇もあらばこそ、さっと吹き込む外界の空気と、その先に開けた曇天の空。
扉は石造りのバルコニーに通じていた。 暗い水を湛えた湖と対岸の森が足下に見える。]
はずれですか。
[残りの扉も、と指示を出すジェフリーの声を聞きながら、取り出したメモに2階の絵図を書き足した。*]
(127) 2012/04/28(Sat) 16時半頃
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― 地下墓地―
[形のない意識は、今と過去の狭間をたゆたう。 手で触れられそうなほど鮮やかに蘇るのは 年端もいかぬ、幼い娘の面影。 戯れに見逃した、取るに足らない獲物。]
( あれが、あんなにいい女になって戻ってくるとはな。 二度目に会った時、あいつはなんと言ったんだっけか )
[笑みの揺らぎと共に追憶に遊んでいた意識が 別のものへと向けられる。 わずかに触れてきた気配へと意識が伸ばされ、 闇のざわめきが静まり、小部屋が沈黙に沈む。]
(128) 2012/04/28(Sat) 17時頃
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[やがて、闇色の空気がさざなみ立ち、 笑いの波動を模して、揺れ動く。]
( 感じるぞ。同じだ。同じ匂いがする。 )
[ここで眠りにつく前、最後に出会った人間たちの気配。 闇は楽しげに震え、泡立ち、 触手めいた腕を伸ばして、岩と土の隙間に染みこんだ。]
(129) 2012/04/28(Sat) 17時頃
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[壁の向こうへ伸びた闇の触手は途中で千切れ 小さな一欠片だけがなおも上へと登っていく。 やがて、中庭の土の上に染み出した闇は しばらくその場にわだかまった後、四つ足の獣の姿を取った。]
――――――。
[どこか狼にも似た小柄な黒犬は、 風の匂いを嗅ぐように鼻先を空へ向けたあと、 耳を立て、厨房の窓へ近寄って中を覗き込んだ**]
(130) 2012/04/28(Sat) 17時頃
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[説明を求めるような皆の反応に苦笑を洩らしつつ。]
扉を叩く変わりにぶつけただけですよ。 流石に私もこのお城を火事にしようなどとは思っておりません。
ですが普段はあれほど綺麗に掻き消えはしないのですが……。 誰かに消された感じがしましたね。
[炎なので多少は燃え広がる。 その気配もなく本当に扉にぶつかった瞬間に消された、そう感じた。 それをした術者本人の姿はここにはなく。]
……これは手強い。
[扉を開けて中を確認するジェフリーや(>>123)ラルフ(>>126)の姿が見え、その姿を目で追う。 敵が思っていたよりも強大に思えて不安を覚えるが、泣き言を言っている場合でもなく。 ラルフの後について扉の中へと入って行った。]
(131) 2012/04/28(Sat) 17時半頃
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―少し前の大広間―
[あちこちを慎重に杖の先でつつきながら、何か異変が起こらないかを探っていたが、ドナルドがいきなりテーブルの上の料理に手をつけた>>96ことに気づき、思わず固まる。]
…えぇっ!食べるのですか!? この状況で、それに手をつけますか。信じられない…
[ラルフ>>97やレオナルド>>101、エリアス>>102と似たような驚きを伝える言葉を呟く。]
皆揃って向かうか…手分けして…数手に分かれるか… どちらも利があり、危険もありますが…どうしましょうかね。 [同一行動についてジェフに判断を仰ぐラルフ>>98、分散を提案するエリアス>>102の言葉に、他のメンバーの様子を伺う。]
…皆で進む方向に決まりそう…かな。 [話が進んでいく様子を確認しながら、テーブルの周辺を探るために長めに持っていた杖を持ち直した。]
城の図面ですか。ここは思いのほか広いですし、あるととても便利です。 経験豊かな方は着眼点が違うなぁ… [レオナルドの行動>>111には、心底感心したように笑顔を向けた。]
(132) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 18時頃
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………? [エリアスからの視線に微かな違和感。ムパムピス自身には思い当たる原因もないので、あっさりと気のせいと片付けた。]
そうですね。我々は後方から…宜しければ、最後は私が歩みましょうか。 万が一背後からの物理攻撃に晒された場合、物理的に反撃する手段も持っておりますし。
異端の化け物やその使い魔、呪人……魔女の類がいつ何時襲ってくるかもわかりませんからね。 [勿論、エリアスの過去…魔女裁判に晒されたことがあるなどと知る由もなかった為、にこやかな笑顔で無神経ともとれる言葉をかけた。]
(133) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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>>110 [ジェフに頷いて、 揶揄うように>>113エリアスらに言う]
しんがりは腕の立つ者が務めたほうがいいんだがな。 大丈夫か? アンタたちで。
[討伐隊に選ばれるからには それなりの力を蓄えているのだろうことは 承知の上の揶揄。
然程心配することも無く、 ジェフの後を続き二階へと上る]
(134) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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―二階・宴会場―
……こっちにも、使用人の一人も居ないとはな。 辺境の領主のご生活にしちゃ、ずいぶんと寂しい。
[橙色の光に包まれた二階部分の、 相変わらずの人気のなさ。 調度は美しく、端然と整えられたテーブルクロスには染みのひとつもない。
反した廃墟のごとき違和感に眉を寄せ、 閉ざされた扉一つ一つを眺める]
(135) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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意外に大胆だな、坊ちゃんも。
[>>117エリアスの作り上げた火球に軽く口笛を吹く。 握り潰されたように掻き消えたそれが、 加減したものであるのかどうかまでは思い至らず] 火事って…そりゃ、されたらこっちが困るぜ。 全員とんずらしたあとにしてくれねーと。
[頬を掻きつつ苦笑して]
(136) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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[>>123 何もないバルコニーを前に くるりと振り向くジェフに、 思わず噴出しそうになるのを堪えつつ]
なんか……、 意外とアンタ、面白い奴だな。
へいへい、前衛が、ね。 ――んじゃ、次はここか?
(137) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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[ラルフが開ける扉の中を物珍しそうに覗いた後、 階段の隣に位置するドアを慎重に開く。 …きぃ、と音を立てて開いた内部からは、 独特の埃の様な匂い。
――古い書物の匂いなのだと、 中を覗き込んでそれは容易に知れた]
(138) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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―二階宴会場―
順番に開けていくのは、早いですが罠があると順番に引っかかってしまいます。 せめて、事前に探りを入れて仕掛けがないかを確認してから…
…炎術。 打ち消されるのが、早いですね。 扉自体に何らかの魔力干渉が存在するということでしょうか。 [レオナルドとジェフリーの会話の内容に不安を覚え、周囲を見回す。 エリアスが魔法で威嚇、と称して炎を発生させる様子を興味深そうに眺めた。]
(139) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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―2階・図書室―
図書室、……ね。 割と広いぜ。
[ずらりと立ち並ぶ書架の群れ、書見台と椅子。
扉の向かい側の壁に窓がふたつ。 左奥に、ひとつ。
入ってきた扉の左隣に、木製の扉。 ――それから、その奥にも]
(140) 2012/04/28(Sat) 18時頃
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―二階・宴会場―
尊き方の名によりて― その目を覆う昏き手を祓い給え。 深い闇に潜みし者在れば、栄光の御手によりその姿を顕し給え。
[部屋を探索する仲間の様子を見ながら、差し迫った危険がなさそうなことを確認してから意識を集中させる。 隠し扉、隠し罠の存在を感知する聖句を唱え、新たな異変、魔法の開呪が成されていないかを確認。]
……ここで、私の力で感知できる限りでは、隠し扉の類はなさそう…ですね。 やはり、扉の先の部屋のどこかに道が隠れているのでしょうか。
(141) 2012/04/28(Sat) 18時半頃
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ん、っと…。 まずはこっちかな。
[ラルフが>>126浴室の扉と睨めっこをしているのはいざ知らず、 左側の扉をそっと開ける。 ――薄暗い、書斎のような部屋。
恐らくは書き物をする主の手元を照らすように しつらえられたものなのだろう。 古く重厚な書机の上の壁に、燭台が揺れている]
…ん?
[書棚と部屋の暗さで目立たぬ隅に、扉を発見して]
(142) 2012/04/28(Sat) 18時半頃
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それでも、部屋全体に何か…妙な違和感は感じます。 何か柔らかな力…魔力の類で包まれているような…
見えない何かの視線を感じるような…
少なくとも、この誰もいないような城の中に、確実に何らかの呪力を持つ存在は在りますね。 何もない平穏な古城とは明らかに違う。 目立つ被害が確認される前にアヴァロン伯への告発が成されたのも、わかる気がします。
[不安を隠せない表情で天井を眺め、床に視線を落とす。 城主は上にいる。そう推定されてはいて、自分自身もそう信じてはいるのだが、何故か足元からもぞくりとした冷気が漂う気がして表情を曇らせた。**]
(143) 2012/04/28(Sat) 18時半頃
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[部屋から出て、レオナルドの姿を探し]
――なぁ、センセイ。 そっちに扉あんだが… ラルフが見てる部屋と続いてんじゃねーか?
[物珍しそうに書き物をする彼を眺めながら、 書机のある部屋の内部を簡単に説明した*]
(144) 2012/04/28(Sat) 19時頃
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── 城付近 ──
[疲れ果てた馬を水場に残し、その先は自分の足で進んだ。
いまだ強靭さを失わない琥珀の双眸が城の尖塔をとらえる。 塔は黒煙こそ噴いていなかったが、湖に逆しまに映る石の城は、その門を大きく開いていた。 訪問者を歓迎するごとく、身の潔白を示すごとく、すでに侵されたごとく、あるいは──罠のごとく。
本来ならばそこで訪問者を誰何するのは自分の役目である。 唇を噛み締め、門の脇に寄せかけてある身の丈ほどのヒノキの棒を手に取って先を急いだ。]
(145) 2012/04/28(Sat) 19時頃
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── 1階 大広間 ──
[城に入った者が最初に目にする部屋、それが客を迎えて宴会を行うための大広間である。 今も、そのテーブルには食事の支度が整えられている。 城に住む者たちのためではなく、明らかに来客向けにセッティングされた馳走。
が、それを給仕する者の姿は見当たらない。 危険を察したクラリッサが使用人たちに、逃げるよう促したのだろうと思った。
その一点をとっても彼女が領民を思いやる人間であることは知れように、とヒューは拳を握りしめる。]
(146) 2012/04/28(Sat) 19時頃
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[彼女も一緒に脱出していてくれればよいのだが、と──城に深い愛着をもっているらしいクラリッサの普段の様子から、その望みは薄いと知りつつ──虚しく願いながら、情報の痕跡がないかと視線を走らせる。
意識にひっかかったのは、わずかに盛りつけの欠けた皿。
食事をつまみ喰いした者がいる。 すでに何者かが城内に入り込んでいるのは確かなようだった。
奥か、上か。]
(147) 2012/04/28(Sat) 19時頃
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[侵入者たちが出入り口に見張りを残していないことから、すでに1階の探索を終えて安全を確信し、大階段を上がったとみなすのが妥当と思われた。
即席の武装に、大広間のテーブルから肉料理用のナイフを数本とってベルトの腰背に手挟む。
自分の怪我の手当をすることは考えなかった。 血の匂いに敏感な者は気づくかもしれなかったが、構わない。 侵入者たちの気を引きつけられれば、クラリッサに時間を与えられる──そう信じて行動する。
その視線は大階段の先へと向けられた。]
(148) 2012/04/28(Sat) 19時頃
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>>144 扉、ですか?
[スケッチをしていた手を止め、階段の隣の扉から戻ってきたドナルドを見つめる。 ふむ、と頷いて、図書室に向かった。]
(149) 2012/04/28(Sat) 19時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 19時頃
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―図書室― [入ってみると、そこは個人所有にしてはまずまずの規模の図書室だった。 明り取りの高窓から零れる光は頼りなく細く、室内は薄暗い。 錬金術師は、室内の広さを確認しつつ、明かりを頼りにざっと書物の背に目を走らせた。 興味をそそられたか、いくつかの書名に目が吸い寄せられたが、足は止めず奥に見えた扉に向かう。
その奥にある部屋は更に暗く、蝋燭の光の輪に照らされて物の形がぼんやりと見えるのみだ。 主の書斎らしく、大きな書き物机が設えてある。]
これですか。
[かろうじて部屋の隅にドナルドの言う扉を発見して目を細めた。]
(150) 2012/04/28(Sat) 19時半頃
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ああ。位置関係からして、繋がってんじゃねえかなと…な。
[説明を終え、図書室に向かうレオナルドを見送って、 己も改めて探索を開始しようと踵を返した――とき。
――階下にかすかな物音が聞こえたような気がして、 ぴくりと頬を震わせた]
……。 なんか、聞こえなかったか?
(151) 2012/04/28(Sat) 19時半頃
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―― バスルーム ――
[ラルフの視線の先(>>126)を見れば、そこには扉があった。]
バスルームを挟んで扉が二つ、変な構造ですね。 あちらの客間から続いているのは分かりますが、入浴中に反対側から入られたら困るでしょうに。
[となればこの扉に続く先は普通の部屋ではないのかもしれない。 一瞬躊躇うが、魔法をぶつけても先程みたいにかき消されるだけだろう。 ドアノブを慎重に回して扉を開ける。
その先には上に続く階段があった。 誘い込むように螺旋状に登る階段を見上げ。]
……他の方達にも知らせましょう。 上には何があるか分かりませんしね。
[近くにいるであろうラルフへとそう告げた。]
(152) 2012/04/28(Sat) 20時頃
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ドナルドは、弓射機を抱え直し、懐を探った**
2012/04/28(Sat) 20時頃
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―書斎―
ふーむ?
[大体このくらいの広さ、と書斎を絵図面に書き込もうとしたが、あまりに暗くて目を凝らしても紙面が定かに見えない。 ならば燭台の側でと、書き物机の上に羊皮紙を広げようとして]
[キン、と澄んだ金属音。石床の上に何かが落ちて転がった音がした。 どうやら筆記具と一緒に机の上にあった小さなナイフに気付かず、絵図面を拡げた時にうっかりと床に落としてしまったようだ。]
……私としたことが。
[屈みこんで拾い上げると、ペンとひとかたまりにして脇に置いた。]
(153) 2012/04/28(Sat) 20時頃
|
|
[ざっとメモを取ると、改めて奥の扉に向かう。 瞳は真面目な光を湛えながら、相変わらず口元は笑んだように見える。]
罠があるとは思えませんが一応……
[ポーチから皮手袋を取り出して右手に嵌めたところで、雰囲気の変化を感じ取り、図書室へ通じる扉の方に顔を向けた。**]
(154) 2012/04/28(Sat) 20時頃
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|
[二階から洩れた鋭い金属音が張りつめた意識を打つ。 複数の人の気配があるようだ。
足音をしのばせて階段を*上り始める*。]
(155) 2012/04/28(Sat) 20時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 20時頃
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[エリアスの言葉>>152にゆっくりと頷き。 大広間へとひょっこり顔を出し、声を上げた。]
こちらに三階へと上がる階段があります。 他はどうですか?
[室内を調べている者にも聞こえるよう、僅かに張り上げた声。 おそらく、階段に誰か居るならば、そこまで届いたであろう。
他の者の姿を探してか、階段のある部屋から大広間へと出るのだった。]
(156) 2012/04/28(Sat) 20時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 20時頃
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――あ、…センセイなのか?>>153
[レオナルドの声が開け放たれた図書室から聞こえ、 物音はそちらでしたのかと、一瞬息を吐く。
だがもやりとした違和感は覚えたまま、 大階段脇に立ち、辺りを睥睨した。]
(157) 2012/04/28(Sat) 20時半頃
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|
…もうひとつ扉があるな。 そういや、図書室の窓からなんかの城塔が見えたっけ…? そっちに続いてんのか。
[扉の向かいにある小さな窓から、 円柱型の建物が見えた事を思い出す。
調べてみるべきかと首を傾げたところで、 ラルフの声に気づき、身を起こした*>>156]
(158) 2012/04/28(Sat) 20時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 20時半頃
|
誰かに消されたような……か。 どうやらここの城主さまは、遠隔で炎を消すことくらい 朝飯前ってことだな。
[エリアス>>131の言葉に考えこむようにしてたが、 ドナルドの声>>137が聞こえると、そちらに視線を向け]
面白いとは?
[全く見に覚えがないのか、思わず訊き返した]
(159) 2012/04/28(Sat) 20時半頃
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|
[ラルフに続いて広間へと戻り、大声にひっそりと眉を顰める。 余計な敵を呼び寄せるように思えたからだ。
――どうせ視えているのでしょうし、関係ありませんね。
城主であるアヴァロン伯はどこか遠くからこちらを観察している節がある。 それは炎を消された事でほぼ確信していた。 なら、どんなに物音を立てようと関係ないだろう。
図書室やバルコニーへ続く扉の先は見ていない。 そちらを探索しているメンバーは何か見つけただろうか。 大人しく宴会場である広間で待つ事にした。]
(160) 2012/04/28(Sat) 21時頃
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―書斎― >>157 ええ。すみません。 ちょっと床に落とし物を。
[図書室から聞こえてきたドナルドの問いかけるような声に、大声で返事をする。 厚い扉ゆえか分かり難いが、向こう側(地図16)で物音がするようでもあり。]
この先が繋がっているとするならば、ラルフ君たち、ですかねえ?
[ゆっくりとドアノブを回した。]
(161) 2012/04/28(Sat) 21時頃
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|
[他の扉はラルフやドナルドが点検しているのに任せてはいるが、 警戒は解くことなく、視線を動かしている]
隠し扉? ……君は他にどんなことが出来る? その飾杖のほうは大体想像がつくが、 術のほうは、術士によって習得している能力が違うからな。 戦力の確認として聞いておきたい。
[ムパムピス>>141にそう尋ねてみた]
(162) 2012/04/28(Sat) 21時頃
|
|
―3階に続く螺旋階段― [小さく軋む音立てて開いた先は、上に繋がる螺旋階段の間。 ちょうど真向かいにはやはり小さな扉がある。]
ということは、あちらがラルフ君のいる方の。
[そちらからは誰かのくぐもった話し声が漏れ聞こえた。 螺旋階段の先、上を睨むが、視界にあるのは丸い石壁と階段ばかりで見通せない。 見知った事実を整理すべく、扉を閉めて一旦宴会場に戻った。]
(163) 2012/04/28(Sat) 21時頃
|
レオナルドは、羊皮紙に階段の位置を書きつけながら宴会場へ。*
2012/04/28(Sat) 21時頃
|
[普段ならば城の規模に見合うだけの使用人が居た。 この城を維持するに必要だと思われるだけの人手と 防備の為の軍事力を保有するのは 此度のような嫌疑を掛けられぬ為の保険。
けれど嫌疑が掛けられた今となっては そのような事では払拭できぬ段階と知る。
不穏な噂が聞こえ始めたのは 騎士であるヒューが王城に向かって暫しの事。 城主はその翌日には城で働く人々に暇を出した]
(164) 2012/04/28(Sat) 21時半頃
|
|
―回想―
>>159 ぶ… [ジェフの真顔に思わず噴出してしまい]
いや、自覚なけりゃいいんだ。 いいんだけどよ。
天然とか、言われねえ?
[生真面目な彼に揶揄うように笑みを向け、 改めて図書室の扉に向き直った*]
―回想・了―
(165) 2012/04/28(Sat) 21時半頃
|
|
[術師の放った炎への干渉。 気付く気配にはほぅと感心する吐息零した]
流石…… 気を引き締めた方が良さそうね
[迎え撃つ気はあれど 城主は武器らしい武器は手にしない。 一年前、ヒューを騎士として以来 剣持ち其れを振るうは彼の役割と思っていた。 それ以前は細身の剣を手にしたりもしていたが 使いこなすだけの力量はなくただのお飾りでしかない。 構えただけで危なっかしいと言われる始末]
(166) 2012/04/28(Sat) 21時半頃
|
|
ん……? 何か、臭わないか?
[誰ともなしにそう尋ねた。 鉄さびの匂い>>148が微かに鼻腔に流れこんできて、 匂いを確認するように、鼻で空気を吸う]
(167) 2012/04/28(Sat) 21時半頃
|
|
[>>167の言葉を受けて匂いを確かめるように眼を閉じて匂いを嗅ぐ。 生憎ジェフリーの感じた匂いを嗅ぎとる事は出来なかった。]
…いえ、何も。 階下の料理の匂いではなく?
[疑問をそのまま口に出した。]
(168) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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階段、か。 一歩前進かな。
[>>156 客室から姿を現したラルフに やれやれと肩をすくめる。
軽く顎をしゃくり、その場にいる者に 背後の扉を示した]
この部屋だけ、まだ探索してない。 窓から覗いた限りでは どうやら中から東の城塔に続いてそうだ。 俺のほうはそんぐらいかな。
(169) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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料理ではなく……。 血のような匂いがしないか?
[エリアス>>168にはそう返して]
……このような場所だから、 そういう風に感じてしまうのかもしれないが。 私の気のせいだろうか?
(170) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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>>167 ――? 特には何も感じねえが。
……だが、…
[血の匂いは感じ取れなかったが、 先ほど階下から聞こえたように思えた 物音の事を思い出す。
レオナルドの立てた音かと、 聞き流していたが]
………。
(171) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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[ドナルドの言葉>>169に頷きつつ。]
えぇ、どうやらこの階にも人の気配は無いようですし……。 っと、そちらは塔に続いていると。なるほど。
ふぅむ、塔よりはやはり城の上の階に居ると考える方が自然ですよねぇ。 そちらよりも先に、上に向かう方が良いような気もしますが……。
[そう言いながら、階段に背を向けて、残る扉へと視線を向けた。]
(172) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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[ジェフリーのように場馴れした人間が血の匂いを感じ取った。 その事に警戒心を強める。]
血……。 貴方が感じるのなら気のせいで片付けたくはありません。
私達が見て回った場所には血痕など見当たりませんでしたし、先程発見した階段からも特にそのような匂いはありませんでした。 ラルフさんも何も言ってませんしね。
[ラルフも見た感じ戦闘慣れしているように思う。 彼が血の匂いを感じたのなら何かしらの反応があるはず。]
何か、嫌な予感がします。
(173) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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―宴会場―
何か分かりましたか?
[絵図面を手に戻り、一同を見回す。 差し出した城の見取り図は、まだ空白の部分がある。]
私の調べた限りではこのようになっていますが。 他の場所を調べた方、補足をお願いします。
[他の部屋を調べた者の話を聞き取り、新たに書き加えようと、右手に嵌めた手袋を脱ぐ。 右手の小指の付け根に、まだ血の滲む真新しい傷口が開いていたが、本人は気付いていないのか、全く頓着せずにペンを握る。]
(174) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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血の匂い、ね……。
[ジェフの言葉に低く唸り、腕を組みつつ。]
吸血鬼の根城に相応しい匂いではあるんだろうけど。 少なくとも部屋の中では何も感じは……。
[と、エリアスの言葉>>173に答えかけて。 微かに漂う血臭に、眉を顰めた。]
これは――…?
(175) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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―2階・宴会場―
何か、今音が… [部屋の方から金属音のような音が響き、顔を上げる。レオナルドとドナルドの大声でのやり取りが聞こえ、ほっとしたように構えた杖を降ろす]
術…ですか? 今のは、隠し扉と呪術による罠が隠されていないかを探す聖句で、呪いを感知する聖属性の術に由来したものです。確かに、修道会や受け持つ地域に寄っても専門に差がありましたね。えぇと…
[ジェフリーに問われ>>162、自分の出来ることを改めてわかりやすいように提示していく。]
後は、武器や小石のような無機物に対する短時間の聖別付与と、基礎的な解毒術・解呪術。 魔力由来の使い魔や屍人相手の浄化術も使うことが可能です。 回復もできますが傷を塞ぐ応急処置程度なのでレオナルド様の薬のように短時間での根本的な全治癒をさせる所まではできません。 [解毒・回復に関しては自分の能力より、レオナルドの薬のほうが頼りになると判断し、正確な情報を提供する為にあえて一言付け加えた。]
(176) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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この杖に限っては、永続的な聖別付与がされていますので途中で術切れによる攻撃力減退は発生しません。 基本的には聖属性に特化している為に、屍人系列に対する戦闘ではお手伝いできるかと思いますが、対人や獣人系、使い手に慣らされた術に寄らないタイプの生体使い魔相手になると、支援に特化させて頂く方がお役に立てるかと思います。
それから……地味な能力ですが、暗いところで灯りをつけたり強い光で目くらましをすることも可能です。 このような灯の切れない城では、あまり意味のない能力ではありますが、一応お伝えしておきます。
(177) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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[レオナルドの声(>>174)にそちらへと視線を向け。]
私達の調べた場所は客室とバスルームがあって、その先に上へと続く階段がありました。 あと、ジェフリーさんが血の匂いがすると言ってます。 貴方は何か感じます?
[言いながらレオナルドへと近づき、手書きの見取り図を見ようとして。 ふと血の滲む手に気づいた。]
…どこかで引っ掛けたのですか? 血が出ています。
これが臭いの元ですか…でもこんな小さな傷でそこまで…?
[疑問に首を傾げる。]
(178) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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あれ。レオナルド様、その手、どうしたのですか? お怪我をされていますよ。 [レオナルドの手に赤い血がにじむ傷口>>174があることを発見。心配そうに見る。]
あまり深くはありませんが…塞いでおきましょうか?
(179) 2012/04/28(Sat) 22時頃
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なるほど。
[ムパムピスの説明>>176に頷きながら]
治癒に関しては、緊急対応として……。 特にその武器の聖別や、君のもつ武器の能力は 大いに役立ちそうだ。
対人や獣などは、私でも対抗できようが、 屍人相手ではいささか分が悪いのは事実だ。
(180) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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>>172 ……だな。 俺もそっちが正しいルートじゃねえかと思うぜ。 見るからに怪しげな場所に設えられた階段だ。
[ラルフに頷き、気がかりそうに右眼を細めて]
……先に進めるなら、進んだほうがいい。 妙な邪魔が入らないとも限らない。
何もなけりゃ、一度この広間に戻ってこっちを探索してもいいしな。
(181) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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[――左手が耳朶に触れる。
幼き頃、迷い込んだ城の中庭には深紅の薔薇が咲き誇っていた。 あれほど見事な薔薇はそれまで見たことがなく 其処が領主の城である事も忘れ見惚れてしまった。 薔薇に気をとられたクレアは声掛けられるまで ヘクターが傍に居た事に気付かなかった。
その存在に驚きクレアは肩を震わせる。 勝手に立ち入ってしまったことを叱られると思ったか クレアは男に“ごめんなさい”と謝罪の言葉を口にした。
“お友達とかくれんぼしていたら迷ってしまって” “帰り道を探してたら薔薇の花がみえたの” “とてもきれいね” “おにいさんが育ててるの?”
事情を説明するうち薔薇の事、相手の事へと興味は移ろう。 その日は何もないまま城の外へと送り出された]
(182) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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[城にはこわい吸血鬼が居るなんて噂があったが クレアにとって其処はこわい場所ではなくなった。 噂を耳にすれば
“城主さまは優しい方よ”
などと言い城主を庇う言葉を口にする。
そのような言動があったからか 家族も友達もクレアが城に近づかぬよう気を配る。 幼かった娘が年頃となるまでそれは続き 再会を果たすその日まで城を訪れる事は無かった]
(183) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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[ムパムピスの大きな声>>179に レオナルドのほうを向いて]
……怪我?血が出てるのか? ではその匂いか……?
私はこのような匂いには敏感だとは思うが……。
[どこか妙な気分で、頭を振った]
(184) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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>>179 [一瞬怪訝そうな顔で修道士を見つめた。 が、その視線が自分の手に向けられているのを見て、漸く傷に気付いたようだ。]
ああ…… 大したことはありませんよ。お手を煩わせるほどのものでもありません。
[まるで痛みを感じていないかのような、何気ない口調。 注目を浴びたのが気まずそうに、背嚢からごそごそと白布を取り出して、手の甲に巻いた。]
(185) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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重ね掛けも可能ですが、継続時間に難がある為、かけさせていただくのは戦闘開始後になると思いますが、それ以外で必要な時はお声をおかけ下さい。
[>>180 長期戦になった時を考えて能力の無駄遣いは避けるつもりではあったが、偵察や味方による先制攻撃を想定して、術の先掛けが必要な際は出し惜しみをしないことを伝えた。]
(186) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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── 大階段 ──
[2階で男のものとおぼしき話し声がする。 3人以上はいると思われたが、10人以上ではないと憶測する。
ジェフに血の匂いに気づかれていることは知らず、階段を登り切れば、小ホールの西半分が視界に入った。 そこにある姿を認めれば、大階段の前に立ち塞がって、ヒノキの棒を前にたてて名乗る。]
おれは、アヴァロン伯クラリッサ姫に奉仕する騎士、ヒュー・ガルデン。 汝らは主の許可を得てそこにいるのか。 来意を伺おう。
[騎士と称するに相応しい格好ではなかったが、こちらに背を向けているラルフに奇襲をかけずに名乗ったのは、主に不名誉を与えまいとする騎士の自負。 傷の痛みを堪えて背を伸ばし、物々しい武装を整えた連中を睨みつける。]
(187) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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[やがてため息をひとつつくと]
考え込んでいても仕方がない。 上への階段も見つかったのだろう?
ならばさっさとそちらへ向かうべきだな。
[同意を求めるように、一同を見回した]
(188) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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レオナルド様は、この中で最も治癒に対する知識と能力が高い方に見えますので、心配はないかと思うのですが…血の匂いに誘われて活性化する魔物もいます。 軽い怪我でも、なるべく放置は避けたほうがいいと思いますよ。
[怪我について予想外に頓着していない様子に若干心配になるが、布を巻く行為>>185…治療を行う行為を見て、それ以上言葉を重ねることは避けた。]
(189) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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[と、提案をした直後に響く男>>187の声 人間の男だろうか。あちこちに負傷した跡が見える]
(増援か……?) [敵ならば奇襲するはずだから、味方だと思いこんでいたが――]
今、なんと? アヴァロン伯の騎士?
[鋭い声で男に向かって誰何した]
(190) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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おや……。
[人の気配に慌てて振り返り、そちらを向けば。 突如現れた姿>>187に、表情を引き締める。
だが、名乗りを受けながらも相手が手負いの身とあれば、 剣の柄に手をかけながらも、じっとその様子を窺うのだった。]
これはこれは、城主殿の配下がお見えですか。 しかし、どうやら怪我をなさっているご様子。
……あまり、無理はなさらぬ方が良いのでは…?
[鼻を付く血臭に納得しながらも、背後を庇うように身構えた。]
(191) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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来意など、そちらがご存知の筈。
……闇に住まう者が一城の主として光の世界に君臨するなど、認める訳には行きませんからね。 アヴァロン伯が真に闇の者であるか。 それを確かめに参りました。 また、もしそうであるならば……。
[スッと目を細め、低く押し殺した声で囁いた。]
我らの手で、災いの根を断たねばなりません。
(192) 2012/04/28(Sat) 22時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 22時半頃
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[片手で器用に白布を巻く手つきは、危なげなく手馴れたものだ。] ええ。すみません。 相手は吸血鬼なのですから、もっと用心すべきでしたね。
[修道士の諫言>>189に、すまなさそうに目を伏せた。]
(193) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[ジェフリーの提案(>>188)に同意しようとしたところに突如響いた男性の声(>>187)にそちらへと眼を向ける。 怪我を負っているようで血の匂いが漂ってくる。]
なるほど、貴方が原因でしたか。
[無理をしない方がなどと言うラルフに呆れるが、続く言葉には同意するように頷く。]
彼の言う通りです。 我々は国王から派遣された討伐隊です。 アヴァロン伯が本当に吸血鬼であったのなら討伐は当然の事、それは貴方もお分かりでしょう? しかし人間であるのなら殺しはしませんよ。
[アヴァロン伯の騎士と名乗る彼が人間なのか魔物なのか。 真贋を図るべくじっと見据える。 少しでもおかしな動きがあれば即対応する心づもりだ。]
(194) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[左手は耳朶から首筋をなぞる。 髪に隠れた其処に在るのは小さな二つの痣。 この城の元の主に与えられた血の証。 それを確かめるよう軽く押さえた後 深紅の裾を翻し城主は部屋を出る。
螺旋に連なる階段を澱みなくおりてゆくと 小柄さを隠すために履くヒールがカツリと高い音を立てた]
(195) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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――ほら来た。
[>>187妙な邪魔が、とまでは口にせずに、 杭を装填した洋弓銃を構える。
騎士らしき名乗りをあげた彼は 明らかにボロボロで痛々しかったが、 瞳ばかりは燃えるような至誠に 輝いているように見えた。]
命を懸けて主君を守る手負いの騎士、か。 ……いっちゃん戦いたくねえタイプだな。
(196) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[だが成り行きによればそうも行かないだろう。 ラルフとの遣り取りを見守りながら、声をかけた]
俺たちは王命に拠ってこの城に来た。 無実ならば城主は無事解放されるだけのこと。
[嘘くせぇ、と思いつつ、言葉を紡ぐ]
それとも、騎士のアンタが領主が異端の者であると 認めるということか?
(197) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[幼い少女の面影と共に思い出されるは、 凝った血と見まごうほどに艶めく赤い薔薇。
目を輝かせて薔薇のことを語る少女の髪に 手折った薔薇を一輪、挿してやった。 それが存外似合ったのが、おそらく 少女を手折らずに放してやった理由。]
(198) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[小ホールにいた男たちが振り返る。 いずれも歴戦の退魔師と知れた。 国王の直属兵ならば、お揃いの制服を着ているだろう。
その場に姿を認めた5人へと感情を押さえた声を返す。] おまえたちをむざむざここまで入り込ませた原因はおれの不在にある。 おれは、アヴァロン伯クラリッサ姫に奉仕する騎士、ヒュー・ガルデン。 領民の代表として姫をお護りする者。
姫が闇の者であるか確かめに来たというなら応えよう。
姫は確かに魔術を習得しておられる。 だが、それは生活の労苦を軽減する白い魔法だ。
[見えない下僕に晩餐を整えさせたり、湯浴みの支度をさせたりしていることはヒューも知っている。]
それで領民を脅かすと言えるのか。
(199) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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…女伯爵に仕える騎士様…の、割には満身創痍のお姿ですね。 この辺りで大規模な戦闘行為が発生したとは報告に上がっていませんでしたが。 [言葉に反して痛々しい姿>>187のヒューを見て眉を顰める。]
魔物に、襲われたのですか? 我々が告発を受けたのはアヴァロン伯個人についてですが、それ以外で何か…禍々しい化け物。 吸血鬼のような存在がこの城に巣食っているのでしょうか。
(200) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[「無実ならば城主は無事解放されるだけのこと」と、欺瞞を自覚した声で告げる眼帯の男へと視線を投げた。]
どうやって、姫が異端であるかどうか確かめるというのか。
(201) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[握ったり開いたりして、指の動きに支障がないことを確かめつつ、ジェフリーの提案を聞いていた時だった。
突如上がる騎士の名乗りと、満身創痍の男の姿。 男は棒切れを手に仁王立ちして、傷だらけの姿にそぐわぬ眼差しでこちらを睨んでいた。
錬金術師は眉をひそめ、スッと戦士たちの後ろに下がった。 他に誰か現れぬか、周囲に気を配りつつ、ベルトポーチへと手を伸ばす。]
(202) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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…少なくとも、吸血鬼や人外の受け答えには見え辛い回答ですね。 プライドの高い魔物が、自分の能力を生活苦を軽減する白魔法、と表現するとは考えにくい。 油断は禁物ではありますが… [>>199ヒューの告げる言葉と内容に、視線を外さないままぽつりと呟いた。]
(203) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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― 中庭 ―
[厨房を覗いていた黒犬は、 部屋に動く者がいないと見てとると、庭を振り返る。 漆黒の中に小さな赤を点した瞳に、 咲きこぼれんばかりの薔薇が映った。
あの時と変わらず咲き誇る、深紅の薔薇。 むせかえるほどに濃い香気に混ざって 渇きを呼び覚ます甘美な臭気を嗅ぎ取り 黒犬は鼻面を扉へと向ける。
おもむろに薔薇を一輪噛み取った黒犬は 続く瞬間に、おぼろに輪郭を崩して溶け消え、 何事もなかったかのように、扉の内側で実体を結んだ。]
― 中庭 → 厨房 ―
(204) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[ヒューの言葉(>>199)にふと眉を寄せる。 過去の苦々しい経験が脳裏を過ぎったからだ。]
…魔術を扱うというだけで魔女と誹られ処刑される事もあります。 貴方の言う事が本当なら、身の潔白を証明するお手伝いをする事も吝かではありませんが。
[自分がされた事を思い出す。 どうやって身の潔白を証明すればいいのか。 それがかなり難しく絶望的である事はよく理解している。]
…私は人殺しはしたくありません。
[出来れば目の前にいる騎士もその姫も魔物であればいい。 そう願いを込めて呟いた。]
(205) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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白の魔法、ってもな……。
[>>199 ため息をついてその言葉を聴き、首を振る]
……実際、この城に仕えるメイドや侍従… 城下の若い娘が居なくなるという報告は、 教会も定期的に受けているんでね。
[その内どの程度が本当の『犠牲者』なのか、 単なる人攫いや失踪でしかないのかはともかくとして] ………ん? ガルデン、って…。
[行方不明者の中にその名がある事を思い出し、眉を寄せる]
(206) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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白い魔法、ね……。
[騎士の言葉>>199に、軽く肩を竦め。 魔法ならば専門家の方が詳しいだろうかと、そっとエリアスに視線を送る。]
それを確認するとて、城に居たままではままならないでしょう。 やはり、一緒に来ていただかねば。 嫌疑をかけられた以上、それを晴らす事も必要でしょうに。
[続く言葉>>201には僅かに表情を翳らせつつ。]
……やってみなければ、何事も始まりません。 真にアヴァロン伯が白い魔術の遣い手ならば。 濡れ衣だというのなら、それを晴らす事をお考えになるべきでしょう。
[違うのですか…?と言わんばかりの視線を、眉を寄せるエリアス>>205へと投げかけた。]
(207) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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―― 二階 ――
[螺旋階段から二階へと足を踏み入れる。 無実ならば解放される。 異端。 聞こえ来るその言葉に矢張りと女は思う]
まるで魔女狩りのようね ようこそ、勇者さま
[悪戯な音の混じる声。 宴会場へと姿現した城主はスカートを軽く摘み ゆるやかに流れるように腰を折ってみせる]
(208) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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[錬金術師は、口を挟むことなく一行とヒュー・ガルデンなる騎士とのやり取りにじっと耳を傾けていた。 それは何かを確かめるようでもあり、 何かを待つようでもあり……]
(209) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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どうやって、城主が異端であるという証明をするのか。 確かに君がいう通り、城主本人がその本性を表すことがなくば、 証明できないだろう。
だが、我々にとっても、君の言うことが真実だと どうやって証明出来る? 君がアヴァロン伯の従者であるのなら、アヴァロン伯に魅了されて 護るために嘘をついているとも考えられる。
そうした人間は多いものだ。
[ヒューの言葉>>199にそう返す。 いつでも抜けるように剣の柄に右手を添えて]
(210) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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>>201 吸血鬼が苦手なモンは、枚挙に暇が無ェだろ。 ――そのひとつひとつを試されるだけだ。
[百合、十字架、聖水…、聖別された銀の武器。 無論吸血鬼といえど効かぬものもあるだろう。
……その過程で彼女が(人間であろうと) 傷つけられる事までは、否定せずに淡々と答える]
……命を奪われはしないさ。 上のヒトの話では、 陛下は城主の美しさを惜しんでいるってハナシだしな。
[無実ならば愛人とされるだけ。 恐らくそれをも耐え難いと、この騎士は思うのだろうが]
(211) 2012/04/28(Sat) 23時頃
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この傷は、王の牢で受けたもの。 真に恐ろしいのは人間の欲だ。
王は、姫に濡れ衣を着せて、領地を没収しようとしているだけのこと。 おまえたちもまた利用されているのだ。
[聖印を掲げる修道士へと応える。 その純朴そうな態度から、彼自身は宮廷での陰謀にかかわり合いはなさそうだと察して。]
この城に、おまえたちの狩るべき者はいない。
(212) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[そう断言したものの、眼帯の男が告げる「失踪事件」は実際に起きていることであり、自身の姉妹もそのリストに含まれているとなれば、クラリッサと無関係とは信じていても、わずかに視線は揺らぐ。]
身の潔白を証明する手伝いをするとすると言われても──
姫の身を危険に晒すことはできな…い。
[銀の男の申し出に応える声は、その場に現われたクラリッサの姿に掠れた。]
──姫…。
(213) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[――突如現れた気配>>208に、はっと息を呑んだ。 目細めた視線のその先にあるのは、血潮にまごう深紅をまとった艶麗な女性。
何もせぬのに圧迫感を感じる気配、間違いなくこの城の主であろうと思われた。]
(214) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[騎士であるヒューの傷ついた姿が濃い赤の双眸に映りこむ]
おかえりなさい、ヒュー
[反射的に迎えの言葉を口にすると同時 驚いたように目を瞠り それから痛ましげに柳眉を寄せて微か眸を伏せた]
――…ねぇ 貴方を傷つけたのは、だぁれ ?
[答えを聞く前にゆると首を振り]
それよりも手当てが先ね
(215) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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これはこれは……。
[雅な声に視線を向ければ、現れた姿>>208にハッと息を飲む。 なるほど、これはドナルドの言う事>>211も納得だと感心しながら。 まずは、家の作法に則り優雅に一礼した。]
噂に違わぬ美貌。なるほど、これは魔性の美しさとも賞されましょう。 初めまして、アヴァロン伯。 どうぞ、お手柔らかに。
[柔和に微笑みながらも。 その余裕に満ちた態度に、警戒の色を強めて予断なく身構えるのだった。]
(216) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[新たに宴会場に響く軽やかで艶やかな女の声>>208 横目でちらりとそちらを見やると、 先程城門前で見た―― だが、メイド姿の少女ではなく、 華やかな真紅のドレスを着こなした妙齢の女性の姿]
アヴァロン伯のお出ましか。
[警戒を解くこともなく、呟いた]
(217) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[ラルフの視線(>>207)に気づいて、そっと首を横に振る。]
それを言ったら私は黒い魔法の遣い手という事になりますね。 治癒や解毒といった魔法を白いと表現する事はありますが…。 結局魔法そのものではなく、使い方次第ではないでしょうか。
[ドナルドの言う通り、吸血鬼かどうか調べるために色々試されるだろう。 恐らく拷問と呼べる行為も含まれているはず。]
この場で潔白を証明出来ればそれが一番ですが…。
[突如聞こえた声(>>208)に一旦言葉を止めてそちらを見る。 深紅のドレスを纏った美しい女性。 彼女がアヴァロン伯なのだろう。]
魔女狩り…。 そうですね、本当にそんな感じです。
[アヴァロン伯から視線を逸らし、そう呟いた。]
(218) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[身の潔白を。 ヒューの紡ぎと呼び掛けに眼差しを向ける]
騎士である貴方が私を信じて呉れるなら 私はそれで充分――… 貴方の言葉は民の言葉でもあるのでしょう?
[ふわり、花の綻ぶような鮮やかな笑みが浮かぶ。 騎士を信頼しているのか 彼に案じられる存在に不安の色は薄い]
(219) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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…帰還が遅れまして申し訳ありません。
[労りの言葉をかけてくれるクラリッサへ敬愛の念を深くしつつ、その場に片膝をついて挨拶をする。 「魔女狩り」との言葉に、クラリッサは既に事情を把握していると察して、腰背のナイフを1本、静かに抜き取った。
事が動いた時にまず対処すべきは、飛び道具であるボウガンを持った眼帯の男、そして剣の柄から手を離さず警戒したままの金髪の青年と考えた。 エリアスが術師であることはまだ知らず、手伝いの申し出から官吏と見誤っていた。
なにより最優先すべきはクラリッサの身の安全だ。]
(220) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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王の牢で…その話が本当なら…そして、いまその姿で現れているということは… [告げられる言葉>>212に、改めて目の前の騎士を名乗る男の姿を見る。]
……異端なら、王都で捕らえられた段階で斟酌なく処分される。 危険な化け物をそのまま放置するようなことはないから。
少なくとも、この方は人間…という可能性が高いですね。 吸血鬼化していれば、ここまで赤い傷跡を晒すこともないでしょうし… [両手に魔物を退治する杖を抱えていたが、躊躇うようにその先が揺れる。]
――!? [二階へと現れた新たな姿>>208。大輪の薔薇のように華やかで、それでいて清楚な気品を失わない美しい女性。 声も無く、その動向を注視した。]
(221) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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使い方次第、か……。 なるほど、随分曖昧なものなのですね。
[エリアスの言葉>>218に苦笑いを浮かべつつ。 魔女狩りという言葉を聞けば、僅かに表情を曇らせた。]
ふむ……。 貴女は、自身にかけられた嫌疑が濡れ衣であると、 そう仰りたいのでしょうか?
[じっと紅色に彩られた美貌を見つめた。 これだけの猛者達に囲まれて、この余裕を保っていられる彼女に対し、半ば恐れと敬意に満ちた感情を抱きながら。]
(222) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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>>208
…――ッ!
[鈴を降る様な美しい声音。 咄嗟に刀子を引き出し振り返ったが、 優雅に礼をとるその姿に、息を呑む]
………っ、……アンタは…
[左目を見開き、一瞬、棒立ちとなった。 呆然として、唇だけで呟く]
(……レ、ア…?)
(223) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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― 厨房 →
[幾度か鼻を鳴らした黒犬は、大広間へと足を踏み入れる。 テーブルに並べられた料理の数々には、まるで興味を示さず 真っ直ぐに横切って、階段へと向かった。
忍びやかに、しなやかに、音も立てずに階段を上り 宴会場へと続く段の途上で佇む。 影に紛れる体色の中で、銜えた薔薇だけが鮮やかに紅い。]
→ 2F・宴会場へ続く階段 ―
(224) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[レンズに隠れた双眸にあるのは、心理を見極めんとする厳しい学究の眼であろうか。 戦士たちの背から、城主の一挙手一投足を余さず追い観察する、しかしその口元からは何故かやわらかい笑みが消えない。]
(225) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[学者風の男の視線感じれば 礼をする代わり一度瞼を伏せる仕草。
柔和に笑む男の挨拶>>216には はたりと大きな眸を瞬かせた]
お褒め頂き光栄です、勇者さま けれど、魔性の、というのは過分――… 良からぬ噂が貴方がたを遣したのかしら
[僅か困ったような口振りで返す]
(226) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[ふと、傍らに立つドナルドの声>>223が耳に入り。 怪訝な表情を向ける。]
……ドナルド? 一体、どうし――…。
[そこで石橋で少女を目撃した際の彼の言葉を思い出せば。 まじまじと、眼前に立つ優雅な真紅のドレス姿を眺めるのだった。]
ふぅむ……。
[僅かに眉を寄せながら、じっと二人の様子を窺った。]
(227) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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[子供の頃、こんな湖の畔に住んでいた事があった。 住むと言ってもボロボロの汚い子供を集めた救貧院だ。
次から次へ施設を逃げ出し、 連れ戻されては転々として、 今はそれがどの街であるかすら覚えては居ない。 ……どの村も、街も、薄墨の雲に覆われていた。 抜けるような青空の下に息をしたことなど一度もない。そんな幼年時代だ。 ……その街を覚えている理由はただひとつだけ。
彼女に、逢ったことだ]
(228) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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――…っ。
[ぶるり、と首を振る。]
バカくせえ…っ。
[他人の空似に決まってる、と呟くと、、 イラついたように舌打ちした]
(229) 2012/04/28(Sat) 23時半頃
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>>227 …っなんだよっ。 じろじろみんなっ。
[噛み付くように八つ当たりし、 なんとか冷静さを取り戻そうとそっぽを向いた]
(230) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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[視線が逸らされ紡がれる言葉>>218 否定されぬ事に溜息にもにた吐息が漏れる。
片膝をつく騎士の所作>>220に ゆる、と手を差し伸べ立つよう促す]
貴方が戻ってきてくれて、心強い
(231) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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>>223 ……………ドナルド様、アヴァロン伯とお知り合い、ですか? [女性を見て、動揺した反応を見せるドナルドに強い既視感。 つい先ほど、城に入る直前の反応…屍人使いの攻撃を警戒し、とても気になる反応に思えた時の様子と大変酷似している。]
>>229 バカくさいことでも、我々にとっては重要な情報足りえることかもしれません。 ドナルド様は、彼女と面識がおありですか? [クラリッサとドナルド…あまり同じ世界を共にすごしたとは思えない二人の姿を対比するように見比べた。]
(232) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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黙れ。
[クラリッサ>>226に冷たい声で言い放つ。 誰もが認めるであろう彼女の美貌ですら 褒める気が起こらない]
私は、ここで話をする気はない。 私は、ハンターではあっても審問官ではない。 もし無実であるというのなら、 ここではなく、きちんとしたところで申し開きをすべきだな。
どうしても従わないのなら…… 力づくで連れてゆくだけだ。
[剣を抜き放つと、少し離れたところにたつ城主の方へ 剣先を向けた]
(233) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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──ありがたき幸せ。
[クラリッサの仕草に従って立ち上がる。
御身が許す限りお側に──と唇のうちだけで囁き、討伐隊に気づかれぬようクラリッサに近づこうとしたとき、背後で石の床に触れる爪の音がした。 影にぼやける獣の体躯と、一点の紅。
討伐隊の誰かが操る使い魔かと合点して警戒を強める。]
(234) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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嫌疑をかけられ 魔女であると言う者は居ないでしょう ?
[認めても認めなくとも結果は同じ。 例え嫌疑が濡れ衣でなくとも 人の前で其れを肯定することは出来ない。 尋ねる男>>222に尋ねを返し笑みを引く]
―――… ?
[息を呑む気配に振り向けば 其処に居るのは隻眼の男>>223 音なく紡がれる名に、思わず彼の左目をじと見詰めた]
(235) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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[ドナルドの様子(>>223>>229)が気にかかるも、何も言わず。 それよりずっと気にかかる存在であるアヴァロン伯を真っ直ぐに見られずにいた。
魔女狩り。 過去に自らの身に降りかかった災厄。 目の前にいる女性が自分と同じく無実だったとしたら。
恐ろしさに身が震えるようで。 胸元のロザリオを握り締める。 アヴァロン伯の溜息が耳に入り、握り締めた手にじわりと汗が滲む。]
…自分で自分を魔女と認める者はいない。 それはそう、だって殺されてしまう。 なのに貴女はどうして、そんなに余裕でいられるのですか?
[危機感の感じられない彼女に疑問が擡げ、訝しげにそう問いかけた。]
(236) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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