158 雪の夜に
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― 翌朝、朝凪亭 ―
[鐘の音は普段と変わる事がないらしい。 窓の外は薄く雲が掛かっていて、 また雪の降りだす空を想像させた。]
――くぁ
[欠伸をひとつ。 適当に身支度をすると階下に下りた。]
……そーいや、朝飯がない、んだっけ……?
[困った。]
(27) 2013/12/24(Tue) 22時頃
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[窓の外に視線を向けたまま固まっている子供の背中に、 てくてくと靴音が近付く。]
おはよ。
……何か見えるのか?
(33) 2013/12/24(Tue) 22時半頃
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あぁ、そーだな。また積もるのかな。
[つられて空を見遣る。そこに、昨日の不穏さや、 一昨日の賑やかさを見出す事は出来ない。 話題に思案して、もふりとフードを掻いた。]
……嬢ちゃん、今日、ヒマ? ヒマなら2、3助けて欲しい事があるんだが。 主に道案内で。
(35) 2013/12/24(Tue) 23時頃
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あぁ。えーと、あれ。
[ぐいと窓から坂の上を見遣る。 指差した先は時を知らせる鐘楼だ。]
あと寄り道がちょっと。
[葉書が欲しいのだと旅人は言った。]
(39) 2013/12/24(Tue) 23時頃
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ま、朝飯食ってからだな。
[頷いた。 女将の不在により支度は幾分か遅れただろうが、 朝食の後に、ハナを連れて出かける事にする。]
(41) 2013/12/24(Tue) 23時頃
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主人が帰って来ない間に好き勝手もなんだし、 簡単な方が良いんじゃないか。
[セレストにはそう答える。>>42]
…………良い友達って言って良いんかねぇ。 ま、頼まれとくよ。
[快活な笑い声に、何とも言えない顔をして、 それから結局は笑顔を見せた。 小さい子供と同列扱いだとは思いたくないが。]
(43) 2013/12/24(Tue) 23時半頃
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ヤニクは、セレストに朝食の礼を言ってから、出掛けた。
2013/12/24(Tue) 23時半頃
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― 雪の坂道 ―
……マジ寒ぃ。
[ぼやいて上着の前をかき合わせた。 歩いていれば少しは温まるだろうか。]
じゃあまずは野暮用からだな。 向こうの方に雑貨屋があるんだったか?
[昨日ホレーショーがちらっと言っていたのを思い出し、 坂道を歩き出した。]
『ねえ、あれ……』
[こそこそと感じる気配は取り敢えず無視。]
(48) 2013/12/24(Tue) 23時半頃
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― 雑貨屋近く ―
[どこにでもいそうな悪戯小僧達がやって来て、 自分達に――この場合はより弱そうなハナの方だろう、 悪態をついて追い払われるまでの顛末に。>>56]
ふぅ。
[しようのない事だな、と嘆息ひとつ。 息を切らす子供の頭をぽんぽんと撫でた。]
(60) 2013/12/25(Wed) 00時頃
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[この子供は余程、女将を信用しているようだ。 それも、しようのない事かも知れない。]
……何も悪い事してないなら堂々としてな。 そうすれば、ちゃんと良い方になる。
[その内ひょっこり帰って来る――などと気休めは述べないが、 軽く撫でていた掌はやがて、茶色の髪をくしゃりと掻き混ぜる]
ほら、寒いし中に入れてもらおうぜ。
[雑貨屋の看板がOPENになっている事を確かめて、 店内にハナを誘導した。]
(61) 2013/12/25(Wed) 00時頃
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― 雑貨屋 ―
[ドアを開けてハナの体を通している間、 ふと坂道の通を見遣ったが、 姿を見止めて声をかける、と言う事はなかった。>>67]
すいませーん。
[子供の後から旅人も姿を見せる。 慌てて頬杖を戻した模様の店番の娘と柔和な老人に、 ぱたた、と青鉄を瞬かせた。]
どうも? 昨日ぶりと一昨日ぶり。
[そして笑う。]
葉書みたいなのがあれば、それで良いんだけど、 封筒と便箋だったら……両方?
(71) 2013/12/25(Wed) 00時半頃
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[店内の棚に、ハナの興味を引く物があるならば、 見てて良いぞ、という態で肩を叩いてやる。 店主らしき老人もいるし、目が届かぬ事はないだろう。
むーん、と唇尖らせて質素な紙地を物色していると、 店番の娘から声がかかる。>>74]
んー、時々。
[白紙に目を落としたまま淡く笑う。]
町なり村なり人里に着いて、気が向いた時くらい。
(75) 2013/12/25(Wed) 00時半頃
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そっか、いつでも会って話せるんだったら、 そうそう手紙も書くことないか。
[少し意外そうな顔をしてから、考え、得心する。>>79]
俺も、書くようになってから気付いたけど、 これって、字とか言葉が得意なら、 口じゃ言いにくい事も書けるかもなって。
それに形が残るし―― 相手は後から読み返せる。
ん、これにするわ。
[うっすらと緑がかったものを手にした。 代金を、と懐を探る。]
(80) 2013/12/25(Wed) 01時頃
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ふうん?
[小首を傾げて、一拍の間。 にっこ、と殊更目を細めて見せる。]
ま、俺も字はヘッタクソだけどな。 こっちの居場所はころころ変えてるし、 ちゃんと届いてるかどうかも解らないんだ、実は。
……長旅の間にさあ、 あんたみたいな良い子の手紙が懐にあったら、 そりゃあ嬉しいんじゃねえかな?
お礼の言葉とか、ねえ?
(90) 2013/12/25(Wed) 01時半頃
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ヤニクは、ホレーショーのくしゃみを促したかどうかは知らないが、
2013/12/25(Wed) 01時半頃
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[口の中に飴玉を転がしながら店内をうろつくハナと、 それを見守る老人を尻目に、カウンターに少し身を乗り出す。 小声にするためだ。]
……なあ、自警団が昨日のやった奴を捜してるって、 もうあんたも聞いたと思うけどさ。
[人間か、人狼か、他の獣か。]
ずっと住んでる人間の目から見て、 普段と様子が違ってた奴とか、いなかったか?
宿の女将さんが連れて行かれちまったんだけどな、 なんつーか、いまいちピンと来ないっつーか。
余所から来てると、どうにかしようにも、どうもね。
[助言を求める風をして、青鉄は娘の顔を覗く。]
(91) 2013/12/25(Wed) 01時半頃
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[ぱたりと瞬きをした。 曖昧な反応は、切り返しに困っていると取れる。>>92 謙遜をする方なのかも知れない。]
良い子じゃない?
そりゃまた、なんで。
(97) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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……まぁ、そっちからはそうだよなぁ。
[ひそりと息をつく。>>96]
同じなんじゃねえのかな。
船乗り達からすれば、自分達の仲間はそんな事しねえって、 そりゃ思うだろう。
しかも、人狼の仕業かも知れないなんて言われたら、 藁を掴む――じゃねぇな、何だ。 あるのかどうかも解らない話になる。
絶対とかそうに違いないとか、やっぱないのかな――
[僅かなりと気分を取り戻したらしい子供を流し見る。]
ヤな話だ。
(101) 2013/12/25(Wed) 02時頃
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[そして、相手からも身を乗り出されれば、縮まる距離。>>99 小声で明かされた心中に、旅人はゆると瞼を揺らし、 栗色の髪に埋もれた小さな耳に口を寄せ、囁きを吹き込む。]
引き留めちゃえば?
女はちょっと位我儘な方がイイ。
船の上なんて何があるか解んねえんだ。
[身を退けば、くすりと弧を描く青鉄。]
(103) 2013/12/25(Wed) 02時半頃
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[旅人は体勢を戻すと、封筒と便箋を手に背を振り向く。]
んじゃ、これはありがとな。
おーい嬢ちゃん、待たせて悪かった。 俺の野暮用は終わったけど……どうする? まだここで見てくか?
[雑貨屋のこまごまとした売り物を眺めて気晴らしになるなら、 ハナの事はこのまま置いて行っても良かろうか。 この老人と娘なら、子供を悪し様にもしないだろう**]
(104) 2013/12/25(Wed) 02時半頃
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― 雑貨屋 ―
[ホレーショーが姿を見せれば、カウンター越しの会話から 顔を上げて、にっことした笑顔でそれを迎える。>>115]
[手袋を抱き締めるハナを見遣れば、屈んで視線を合わせ、 良いもんもらったな、と言った。]
あぁ、俺はそうだな、この後上まで行くけど、 嬢ちゃんがまだここで遊びたいなら無理には連れてかねぇよ。
[表情を窺う子供に、気にする事はないと応じる。>>119 ハナを連れ出した理由の多くは、宿に籠って滅入らすよりは 気晴らしになるだろうというものだった。]
もちろん、手伝ってくれんなら道案内してもらうけどな。
(120) 2013/12/25(Wed) 22時頃
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― 時計塔へ ―
よし、じゃあ行くか。
[店内に(主にソフィアに)意味ありげな微笑を残して、 大小の手で雑貨屋の扉を押し開ける。 子供が隙間から外に滑り出るのを待って、自分も店を出た。
白い息を吐きながら石畳を上れば、時計塔が近付いて来る。]
おー……
[高台に建つ鐘楼を下から見上げて声を零した。]
(122) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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[港に近い場所の潮の香と違う、ちらつく雪は水の匂い。 雲の下の海は鈍色をしていた。 空と海の間の家並み。]
――……
[しばらく無心でいた。呼気が白く散る。]
(126) 2013/12/25(Wed) 22時半頃
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お。
[いつしか見上げられている事に気付いて屈んだ。 隣の子供は笑顔を見せている。]
どした? 寒くねえか。
[冬風に丸い頬が赤い。]
(129) 2013/12/25(Wed) 23時頃
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あっは、そうだな、当たり前か。
[緩く後を追って、手摺から高台の景色を望む。]
雪が止んでもか。いる間に晴れりゃ見られるけどな。
[町の景色が自慢だという営業文句には、しかし、 ふと不思議な感覚を得て、首を傾げる。]
……あぁ、嬢ちゃんは町の景色は好きか?
[あるいは雪が解けて春になったら、また違う景色だろう。 自分がそれを見届ける事は、恐らくないだろうが。]
女将さん、いつ帰って来ると思う? それか――いつか帰って来ると思う?
[宿の女主人がいなくなり、訪れた朝は静寂だった。 これに意味を与えるのなら。]
(131) 2013/12/25(Wed) 23時頃
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そっか。親父さんとお袋さん、この町の人じゃないのか? てっきりずっとここなのかと……
[意外な返答を聞いたと、目を瞬く。>>137 背後を振り返れば時計塔と、その横手にある教会、 そして併設されている墓地の入り口が見える。 この町で一生を全うする人間なのだと思っていた。]
["別荘"を作るのだと、子供らしい楽しげな秘密も、 切り出した話題に強張ってしまう。]
ん。解らねえけど。
女将さんが――違うってんなら、帰って来ると思うけどさ。
(140) 2013/12/25(Wed) 23時半頃
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そっか。
すぐ帰って来るって、言ってたからか。 ……女将さんが人狼じゃないって、信じてる?
[子供には尚更、知り合いが人喰い狼かも知れないだなんて 信じられる事ではないのかも知れない。>>142]
[やがてハナを呼ぶ声に振り返ると、母親らしき女性の姿。>>143 にっこと会釈を返して、母親の手に子供をそっと押しやる。]
売り物に出来なくなったのを譲るって、確か言ってたよ。 嬢ちゃんは何も悪さしてないから安心して。
[困ったような視線に言い添えた。]
道案内、ありがとな?
(146) 2013/12/26(Thu) 00時頃
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じゃあさ……
[一体誰が、人狼なんだろうな。
小さな子供にだけ届けた囁きに、反応があるかは知れない。 続いた誘いには、きょとんとした青鉄。>>150]
えっ?
俺、生まれてこの方、カミサマに祈った事とかないんだけど。
……ぺーんって追い出されるんじゃね?
[こてりと首を傾げる。]
(153) 2013/12/26(Thu) 00時半頃
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[神に祈った事がない者が珍しかったのだろうか。 ――あるいは?
目を瞠る子供をちらり見て、その母の答えに微笑んだ。>>155]
じゃあ、ちょっとだけ。
[教会の中は、神様の為に趣向を凝らして飾られている、 というのを聞いたことがある。
時計塔の中に潜り込んで見学できないかも気になったが、 後で単身教会に入るのは相当やりにくいだろうな、と思い、 同伴させてくれる人がいる内に、そちらの見物を選ぶ。]
(158) 2013/12/26(Thu) 00時半頃
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― 礼拝堂 ―
[思っていた以上に人出が多くて、旅人は僅かばかり戸惑った。 聖者の像が燭台の炎に照らし出され、 頭を垂れて祈る人々のささやかな声が染み込むようだった。]
――――
[ステンドグラスの色や模様、見上げる高い天井の梁、 聖画やささやかな彫刻もあっただろうか。 青鉄は人の信仰の営みを見る。 長椅子に座り手を組んではいるが、そこに祈りはない。]
[ハナが顔を上げたら、それに気付いて笑顔を返すだろう、が。]
……っ、
[椅子から転げ落ちる小さな体に目を瞠る。 その間に、子供の背中は重い扉を押し開けて駆け去るのだ。]
(168) 2013/12/26(Thu) 01時頃
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(あいつ――――?)
[突然の様相に、母親はどうしていただろうか。 あるいは他の参拝者は。]
探して来ます。
[旅人は常にない真顔で誰ともなく告げれば、 椅子の背もたれを身軽に越えて、外へ急ぐ。]
(170) 2013/12/26(Thu) 01時頃
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[もし、この一瞬の旅人の想像が正しいのなら。
人知れず、かすかに唇が弧を描く。]
(171) 2013/12/26(Thu) 01時頃
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