情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[死が直ぐ側にあった。どうやって生きるか。
狡猾さと疑心が必要だった。
嘘と言うナイフを人と人は突きつけ合っていた。
そんな頃。
花が 咲き始めた。]
[花を咲かせる人間を蒐集する好事家。
そこに、少女は売られた。
疑いなく。売られたという自覚もなく。
狭い部屋。
静寂。
長い時間。
疑心がない事に気付いた主が、
花を愛でるように
何度も少女を騙した。
それは、時にはひどく ひどく少女を傷つけるもので]
[……警官隊。怒号。喧噪。
医者を、という声。
保護されたとき 少女は泣いていた。**]
メモを貼った。
【人】 始末屋 ズリエル––朝、廊下–– (50) 2014/09/10(Wed) 11時半頃 |
【人】 始末屋 ズリエル[赤で包まれた頭…だが、左袖は空では無く (51) 2014/09/10(Wed) 11時半頃 |
─回想・楽英─
[途切れる調べ。
続きを奏でるのは乾いた、舌の音。
硬くなった瘡蓋を見下ろしては重苦しいため息を吐いた、ある昼のこと。]
……また咲いてるし。
[家を追い出された子供が帰り道を辿るために残した小石。
…ではないが、点々と着いて来るような花びらの軌跡に重苦しいため息を吐いていた、ありふれた日常。
繰り返しだと自覚できる日々。
それがどんなに幸福であったかなど、その頃の彼に分かるはずも無く。
穴抜けになった記憶の底と、コードを睨めっこしながら、まだ瘡蓋で分厚い指を弦の上に乗せていたのだっけ。]
[記憶を失ってしまっても、経験までは無かったことにならないのでは?
友人との手紙でのやり取り。
それは、塞ぎ込んでいた彼が再び楽器を始めるきっかけ。
ひとつひとつ楽譜を睨みながら、奏でていく。
時折弾き方を忘れても、弾き方を教える本はある。
彼は文字が読めた。そして楽譜もまだ読むことは出来た。
だから思い出すことは容易で。
そしてこのやり取りはまるで、ギターを始めたての頃のようで。
特に苦痛には感じていなかった。
時折、手首や肩に根を下ろす花が邪魔である。そのことを除けば。]
…邪魔っけ。
[ブチリ。 呟きと同時に。
散るは花びら。失った記憶は何か。
また掻き集めればいい。
楽観的に考えては、ただただギターを掻き鳴らしていた。
楽しそうに 嬉しそうに笑いながら。]
あんたも弾いてみる?
[問いかけた先の顔は、誰だっただろう。
何と答えてくれただろう。
今それを知るのは微かに揺れる花々のみ。]*
メモを貼った。
【人】 始末屋 ズリエル––回想・深夜/壁の付箋の知っている事–– (74) 2014/09/10(Wed) 20時頃 |
【人】 始末屋 ズリエル[記憶という礎を失い、崩れ去った自我。 (75) 2014/09/10(Wed) 20時半頃 |
【人】 始末屋 ズリエル––廊下–– (81) 2014/09/10(Wed) 21時頃 |
【人】 始末屋 ズリエル––屋上–– (82) 2014/09/10(Wed) 21時半頃 |
【人】 始末屋 ズリエル[高く、鋭く、軽やかな音が響き渡り。 (83) 2014/09/10(Wed) 21時半頃 |
―消える前・夕刻―
[茜射す頃、廊下から。
ぼんやりとその光景を、しかし目に焼き付けるようにして。]
…君に。幸せになって欲しかったんだ。
ねぇ。
僕が嘘を吐いていたと言ったら、君はどんな顔をするだろう。
怒るかな。泣くのかな。…それとも、笑って許してくれる?
理由はもう、わからないけれど。
君の為じゃなかったんだ。……僕の、僕自身の為。
きっと、この偽善の、その理由をずっと忘れたかった。
そう、忘れたかった。でも、忘れちゃいけなかった。
きっと。
僕が僕でいられるよう、最期まで残してくれてたんだ、花が。
――君が。幸せだったことを祈るよ。
名も忘れてしまった君の。
開花を見届けることで、僕も終わるんだ。
“忘れる”ことは、生きる為に必要なことかもしれない。
だとすれば。
この蒼い花は――僕の"次の生"に必要な、そういう何かなのかな。
[確かに、"何か"を忘れたことで、
かつてよりずっと、ずっと、心安らかにはなった。
――けれど。思わず零れるのは苦笑。]
君に幸せを押し付けたり、
忘れたことに歓喜したり、
…本当に僕は、最期まで自分に甘い。
[誰もいなくなった中庭に、夜の帳が下りる。
しんと静まり返った木々は、
一足早く旅立った”妹”のために祈るかのよう。
ふらり。ふらり。
紫のキャンバスを抱えて歩み出て。
花の咲き乱れる茂み、その傍に腰を下ろした。
そのまま柔らかな草を背に、月を仰ぎ見。]
……ほら。夕食の時間だよ。
[左手の紫を、淡い光に掲げようとして――
――もうその腕が動かない事実を、穏やかに受け止めた。]
[最期に一つ。
名を聞かなかったことを、少し後悔した。
――彼女は、尋ねてくれたのに。
……マーチェ、かな。
[誰のことだろう。マーチェ。
ただ、絵と聞いて浮かんだ単語を述べただけ。]
僕の名前? セシル・……――
セシル、でいいよ。可愛い妖精さん。
[やはり忘れやすいのだろうか。
…ここでの苗字は、皮肉で名乗っていただけだったから。]
[ただ、彼女の名は思い出せなかったけれど。
揺れるスイートピーが、優しく口遊まれるバラードが、
それだけが最期までずっと、脳裏にちらついて。]
―白い鳥籠の中心で―
[幸せを呼ぶ青い鳥。
…何処に?何処に、いるのだろう。
空飛ぶ青を求め、世界を旅した兄妹が
最後に辿り着いたのは――]
本当の幸せは、君のすぐ傍に。
この鳥籠の中にも、いるはずなんだ。青い鳥が。
探せばきっと、見つかるよ。
どんな悪人でも、求めずにはいられない。
――希望。幸せ。青い鳥。
それは簡単には見つからないけれど。
でもそれを手にした時、
君の瞳に映る世界は、今よりずっと輝いて見えるだろう。
贅沢は言わない。 今ある幸せを大切に。
たとえ明日、忘れてしまうのだとしても。
今日という日を。この日の出会いを、その瞬間を……
[まだ自由の利く右腕が、手帳に最期の言葉を綴る。
自分によく似た、けれど顔の無い彼が、
その手記を誰かに託すことを約束してくれた。]
たとえこの場所が、
何時か他の草木に覆われて、隠されてしまったとしても。
君ならきっと、見つけてくれるだろう。
だからその日のためにずっと、待っているよ。
忘れないで。何度でも探して。何度でも会いに来て。
名も知らぬ君が、幸せの青い鳥を見つけられますように。
この鳥籠の中にも、幸せはあるんだよ――……
[涼やかな風が一つ吹いて。
濃藍の翼が、小さく羽ばたいたっきり。]*
【人】 始末屋 ズリエル ………へ? (94) 2014/09/10(Wed) 22時半頃 |
―朝方―
[物哀しい一夜が明けて、
また今日も、新たな希望が降り注ぐ。
新しく中庭に増えた花々に、
朝の目覚めと共に、挨拶を。]
[ふわり、ふわり。
花から花へ、想い出の甘い蜜を求めて、蝶は舞う。
――今朝生れたばかりの、新たなプシュケ。
花を求めて、庭から、窓へ、…君の元へ。]*
【人】 始末屋 ズリエル …よかった。 (105) 2014/09/10(Wed) 23時頃 |
【人】 始末屋 ズリエル[紫のブーケ。目の前の女性が問う。 (107) 2014/09/10(Wed) 23時半頃 |
【人】 始末屋 ズリエル[男が、近づいて来る。入り口の扉を超えて。 (110) 2014/09/10(Wed) 23時半頃 |
【人】 始末屋 ズリエル …ズリエル、って言うのは…僕の、名前、ですか? (111) 2014/09/10(Wed) 23時半頃 |
【人】 始末屋 ズリエル
(115) 2014/09/11(Thu) 00時頃 |
【人】 始末屋 ズリエル[断面は、花、花、花、花。 (116) 2014/09/11(Thu) 00時頃 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi