204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[赤い髪がはらりと揺れ、顔をあげたプリシラの顔が泣きそうに歪んでいるのを見て>>93、胸がざわつく。]
何があった?
[いつもの気軽さを削ぎ落とした声音で問う。 尋常でない空気に、それは何故かひどく調和した。]
(104) 2014/11/17(Mon) 22時頃
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[年上の“保護者”たる年代の見せた常ならぬ有様と>>86、その不安定さを肥大させていく声に>>96、積木が崩れるように束の間の安堵は崩れていく。 他人の目にはそれがどう映ったのか。知る術もない。
男が気に掛けるのは、見ているのは己の庇護すべき相手だけ。]
プリシラ、来い。
[ぶっきらぼうに言い捨てながら、歩むのは男の方からで。 泣き出しそうな顔を隠すように自分の胸元に押し当てた。
大事にしたい。
庇護欲が、独占欲へと色を変えていってしまう。 そんな気配に危うさを感じながら、それでも手放すことは考えられない。]
(107) 2014/11/17(Mon) 22時頃
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[酷く苛立つ。 己のテリトリーに踏み込まれた獣のように。 それを鎮めるように深く息を吸い込んで、吐き出した。]
悪い、ほったらかしにしといたのは俺だったな。
[服の裾に触れるプリシラの指が何かを怖がっているようで>>121、落ち着かせるようにいつもの声音を心がける。
ゆるやかに、何かを煮込んだ匂いが鼻をくすぐっていくのだけれど、今はそれよりも優先することがあった。
プリシラの頭を撫で、背をあやすように叩く。 慣れたその手つきは、プリシラがまだずっと幼かったことから繰り返されたもの。]
大丈夫だ。
[言い聞かせながら、ちらりとニコラとディーンへ向ける視線はそっと翳りを帯びていた。]
(133) 2014/11/17(Mon) 23時頃
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[二人とも、男にとっては大切な者ではない。 だから、どれほどその距離が近くとも、ひどく冷静にそのやり取りを眺めていられる。]
プリシラ、気分が悪いなら部屋に戻るか。
[けれど、あの二人の間に生み出された、澱んだ熱はダメだ。 あの毒が、プリシラに染みついてしまう前に。
早く離れなければ。]
(135) 2014/11/17(Mon) 23時頃
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[腕の中で、プリシラが頷くことに>>144ほっとする。 ああ、まだ獣のよからぬ本能に目覚めてはいないのだと。
その瞬間だけはニコラとディーンのことも、ニコラの保護者であり男の幼馴染でもあるノックスのことも綺麗に消し飛んでいた。
憎まれ口なのに、声は固いまま。>>143 男本人の吐息がプリシラを余計に傷つけたことまでは気がつかず、腕の中の養い子を抱く手に少し力がこもった。]
勘弁しろよ。 お前さんがガキじゃなくなったら、俺が余計におっさんになるだろうが。
[冗談めかして、そっとプリシラの背を部屋へと押す。]
(153) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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[ニコラの保護者が>>141その手を取るのを見て、これでどうにか落ち着いてくれるのでは、と期待する。]
(154) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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[けれど、その期待さえ裏切る様に。
ディーンの手は未覚醒の仔狼を離そうとしない。>>139 まだ獣の性質に目覚めていない「はず」の仔狼は――保護者の呼びかけを拒否した>>152
小さく、悲嘆の吐息を零す。]
(158) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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[くだらないしきたりだと、女の手を取って逃げ出した。 後から思えば、その時点でもうとっくに、獣の本性は目覚めていたのだ。
誰かに刻む傷など思うはずもない幼い傲慢と罪を、ディーンとニコラに重ね――唾棄した。]
(160) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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――お前の本能との心中に、他人を巻き込むな。
[ディーンへ、殊更に強く吐き捨てた。 彼の中でどんな感情の変遷があったのかは知らない。
けれど、自身も保護者たる存在であったディーンが、本能に屈するかのように選んだのは、他人が保護する存在だ。
――それは自らが庇護する者が奪われていく可能性さえも紡ぎ出して。]
(168) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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[早く、 離れなければ。
この場から。]
(171) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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[違う。
プリシラを、]
(172) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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[プリシラを、この場から離さなければ。
動揺の走った顔を>>164何もかもの光景から隠すように己の体で遮ろうとした。]
(174) 2014/11/18(Tue) 00時半頃
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プリシラ、見るな。
[見てはいけない、触れてはいけない。 あの毒に。]
お前だけは――。
[それはいずれ訪れる時がくることだ。 けれど、今であって欲しくはない。]
(189) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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[何も知らぬ子どもに、そっと憐みの視線を向けた。>>187]
『ディーンが可哀想』
(そう言ったお前の無知は、現実の牙よりももっと鋭利に誰も彼もに傷を残していくよ)
[けれど、それは言っても伝わることはない。
誰かに傷つけられる相手を思いやる子ども。 誰かに傷と負わせることを思いやらない子ども。
理解した時は、全て手遅れになった時。]
(192) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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[その場から、プリシラを半ば強引に引き剥がすようにして部屋へと向かうけれど。 部屋の扉の中に入れば、ずるずると腰を落とした。
ひどく疲れた顔をして、暫し言葉もなく――。**]
(194) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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[身に纏わりつく澱みを振り払うように、大きく息を吐く。
盲目的なまでに食われることを望み、他者を省みない熱情と。 己の欲が牙を突き立てようとしているものが、本当は何なのか分からない子ども。
――まるで、昔の男のようで嫌になる。
必要以上に苛立ったのは、昔の罪を突きつけられた気がしたからだ。 分かってる。]
(352) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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プリシラ…。
[眉を下げた表情はやはり泣き出しそうなまま。>>210 真っ赤に泣きはらした瞳で男を見つめた昔が重なって、そっと呼ぶ。]
ノヴァ。
[口にすれば、見えない牙がそっと疼いて。 その度に大事なのだと、己に言い聞かせながら突きつけられる。
どうしようもなく大切で、大切だから食べたくて、食べたくないほどに大事で、大事だから欲しくて。]
(353) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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[牙の衝動を治めるために買った商売女には、こんな感情を持ったことはない。 たった一人の、大切な養い子。
とっくに手遅れだったのか、と己自身を嘲笑いながら、それを見ないふりが出来るだけの狡さに安堵する。]
(355) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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プリシラ、悪い。 俺も混乱してたみたいだ。
[そっと抱き寄せて、赤髪を撫でる。]
強引に連れてきて悪い。でも、無理なんだ。 …昨日言ったよな。ノックスとその連れが同族だって。違うんだ。
[それを告げる瞬間、指先に力が籠る。]
全員、同じだ。自覚や自制の差はあるがな。
(359) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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――どいつもこいつも、狼で、獣で、俺たちと同じ「モノ」だ。
(360) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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[そっと表情を歪めて紡ぐ。 言の葉は、何よりも男自身へと突き刺さる。]
大人でも、自分で自分を抑制できない奴は崩れちまう。 本能への抵抗の仕方を知らないガキもな。 崩れたその先に何があるのか、とか。崩れたもんに巻き込まれる側の迷惑もお構いなしに、だ。
後で、気がついた時にはもうどうしようもない。 本能の暴走を許した自分も、それで傷つけたものも、取り返しようがないのにな。
[プリシラへと与えた銀に再度願う。]
(365) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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せめて、お前だけは。 獣の業に巻き込まれてくれるな。
(366) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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[明確に言葉にしたことはなかった。 伝えようとも思わなかった。]
俺は、一度獣の欲に負けたから。 プリシラ、お前はそうならないでくれ。
[苦しみに陥るプリシラを思えば胸が痛む。 それ以上に、己が牙を突き立てる瞬間を想像することへの昂ぶりを何度踏みにじってきたか。
どのような形であっても、男は愛しくて仕方がないのだ。 プリシラが。ノヴァが。
ぐるぐると希求と欲望が渦巻いて、男の中の獣が悲鳴をあげる。 それがせめてもの、人としての理性の壁だと分かってもいた。]
(369) 2014/11/18(Tue) 22時半頃
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[逃げてほしい、と思うたび牙が疼いて。 その度に大事だと思って。
ぐるぐると周り始めた思考から逃げるように、プリシラを抱きしめる腕に力を込めた。
大丈夫だと告げる声に>>380胸を撫でおろしながら。]
出来れば、もう他の連中と顔を合わせるのは避けたいが――。 飯や風呂ともなれば、そうも言ってられないか。 極力、俺が一緒にいる。そうでない場合は…
[解決策を探して、目に留まったのは旅道具。躊躇は一瞬のことだった。
小ぶりのナイフをプリシラに手渡す。]
最悪自分の身だけでも、守れ。
[獣として目覚めることのないように祈った男は。 その矛盾に気がつかない。あるいは気がついても目を瞑ったことだろう。]
(424) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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[慈しむたびに獣が目覚めて、血の渇きを突きつけてくる。 逃げるようにしても、それは目を逸らすことを許してはくれない。
牙を突き立てたい欲を、庇護欲に変えて抱きしめる。]
こんな苦しい思いは、お前は知らなくていい。
[間違った食欲を紛らわせる別の手段も知っているけれど。 それをプリシラ相手に言うつもりにはなれずに。ただ、苦く笑った。]
(449) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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一緒にいる、が…万が一のためだ。
[顔を摺り寄せたプリシラを>>450安心させるように言い聞かせる。
戒めと同じく、血の気配に溺れた同族の恐ろしさは語り継がれている。
大丈夫だと思っていた矢先に強張る表情のプリシラと、箍の外れた狼二匹を見つけた衝撃は、いまだ醒めきってはいない。]
言ったろ?お前さんくらいは俺が守るって。
[一緒にいる。 守る。 そのためならば、血に酔った同族を手にかけることも厭わない。]
(462) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[守る――何から。 自分以外の獣から。
だって、―――]
(466) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[自分以外の誰かの牙が、この子に突き立てられるなど、
許せるはずもない。]
(468) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[何かが歪んだままの思いは牙の疼きとともに肥大して、形づくられていく。]
他の奴に、――特に仔狼の方には気を抜くな。 本能を制御できない獣は、厄介だ。
[言い聞かせて、頷くさまを見るのは。 見えない歯形を残すのにも似ている。 動き一つで己の物だと主張して、他者へ踏み込むな、と縄張りを示す。]
(474) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[湯浴みは男がついていればいい。 食事は部屋に運べばいい。 後は、後は、――。
どうやってこの雪山を抜け出すまでの間をやり過ごすか。 目まぐるしく考える。
プリシラから寄せられる距離と、男が近づく距離が狭まっている。その一番の危うさには目を逸らして。**]
(480) 2014/11/19(Wed) 02時頃
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