112 燐火硝子に人狼の影.
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[立ち上がる相手の気配に自然と腰は伸びる形に。 右手払う仕草を見れば薄いくちびるが淡い弧を描いた]
商売をしているのでね。 それなりに見える格好を心掛けているだけさ。
[触れたホレーショ―の手>>0:104を握り返してから緩める手。 このような機会が無ければ接する事も無かっただろう。 奇妙な縁を感じながら下ろした己の手を軽く握る]
光栄だね。 こんな状況でなければ一杯どうかと誘うんだが。
[クツ、と小さく喉をならしわらう。 鋭い視線>>0:107が向けば軽く肩を竦めてその背を見送った。
――唐突に響く声は自警団の男のもの>>#0。 広間の方にと促す声に軽く頷き団員について広間へと向かった]
(1) 2013/02/04(Mon) 00時半頃
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―広間―
[広間に入ると奥には行かず入り口近くで足を止める。 咳払いの後告げられた言葉>>#1に翡翠が眇められた]
『見極める』――?
[疑念滲む声を漏らしアイリスの方を見遣れば 彼女の言葉が聞こえ、驚いたように瞬いた]
人狼容疑ともなると凡人の思い描く取り調べとは異なるのだね。
[自警団員の示す硝子細工と説明の続きに耳を傾けると 長期間の滞在なる言葉が聞こえ男の柳眉が悩ましげに寄る。 武器に処刑、物々しい言葉の数々。 眉間に刻まれた皺の影が色濃くなるのは言うまでもない]
(2) 2013/02/04(Mon) 00時半頃
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[広間を出て部屋に戻るらしいアイリスの背と 封鎖の任に戻る自警団員たちの姿に溜息が音なく漏れる]
本気か――…
[冗談ではない、と続きそうな響きが小さく零れ 何か考えるように引いた顎先に組んだ手の片方を宛がう]
人狼が本当にこの中に居る、なんて――… 長期滞在の話など聞いていないぞ。
[不在中の損害はよく出来た部下が請求するだろうが 残してきた仕事が気になるのか表情はかたい]
人狼の気配の出所を見極めるまで 誰ともしれぬその人狼と共に過ごせ、と?
[独り言ちるような低い呟きは掻き消えそうなほど小さく]
(10) 2013/02/04(Mon) 00時半頃
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[ひと段落ついたら、というホレーショ―の言葉>>9には その通りだと頷いてみせたものの。 直ぐに訪れるだろうと思っていた機会が 長期滞在を余儀なくされ遠のくのを感じる]
どれだけ時間が掛かるのか聞きそびれたな。
[アイリスが消えた方へと視線を向けると 休みたいと紡いだ踊り手>>8が歩みゆくのが見える。 庇うような不自然さを醸す足取りに気づくと 男は不思議そうに頸を傾げた]
(16) 2013/02/04(Mon) 01時頃
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[思案げな表情のまま女性二人が向かった先を見ていれば 呼ばわる声>>18が聞こえ、ホレーショ―へと顔を向けた]
――…嗚呼。 彼女が『見極める』まで待つしかないか。
[考えても仕方ない。 その考えに同意し、彼の示した隣の席に視線を移す。 左手で黒檀の杖をつき、そちらまで歩み寄ると]
そうだな。キミの言う通りだ。
[ゆると椅子に腰掛けて、彼の反対側に足を組む]
荷物はいつも持ち歩いているのかい? こんなことになるなら着替えを用意してくるんだった。
[不自由はないと自警団員は言っていたから探せばあるのだろうが 宿泊施設に用意された物と所有物とは違うだろう。 そんなささやかな事を気にする風なつぶやきが漏れる]
(23) 2013/02/04(Mon) 01時半頃
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[食事の支度をするらしい男の言>>22に 椅子に座ったまま顔をあげた]
へぇ、料理が出来るのか。
[感心したようにシーシャを見詰める]
そういえば食事が未だだったな。 キミの言うように空腹はよろしくなかろう。 ――お願いして構わないかな。
[頼む言葉を彼に向ける。 手伝いを申し出ないのは 料理に関しては役に立てないという自覚があったから**]
(24) 2013/02/04(Mon) 01時半頃
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[得意、生業、ワッフル、宣伝と括られた言葉>>25にはたと瞬く。 シーシャというのは彼の名であるのだろう]
それは頼もしいね。
[薄い笑みを彼に向けてその姿を見送った]
――…嗚呼。
[ぽつと零した声は遅れて思い出した記憶のせい。 双子の妹であるグロリアが月に一度ルーカスの元を訪れるが その際に町で買ってきたのだと分け与えられた覚えがある。 店の名までは覚えていなかったがぼんやりとそんな事が過ぎった。
物思いに耽っていれば此方に向けられる眼差し>>28]
如何かしたのかい?
[緩やかに頸を傾げケイトに声を掛けた**]
(32) 2013/02/04(Mon) 17時頃
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[肩揺らすケイトの姿>>34に微かに眉尻が下がり]
驚かせてしまったなら申し訳ない。
[謝罪の言葉を添える。 彼女の謝罪を受ければ 気にしていないというふうに左右に振られる頸]
落ち着かぬ状況だが慌てても仕方ないと思うからね。 ――…歳だから、無駄に体力を消耗したくないのさ。 長丁場になる可能性があるなら、尚更ね。
[本気とも冗談ともしれぬ言葉を口にし 笑みの形をその顔にのせる]
(42) 2013/02/04(Mon) 22時頃
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思いもよらぬ事態になったのだからそれも仕方ない。
[ぼんやりしていたという彼女>>44に穏やかな声を返す。 自警団の話を聞き、思う事も多いだろう、と。 改めて笑みを浮かべる彼女にゆると頷く]
嗚呼、こんな状況だ。 気が滅入るのも分かるよ。
[落ち着いてみえるだろうこの男もまた そうなのだと打ち明けるかのような言葉を紡いだ]
(52) 2013/02/04(Mon) 22時半頃
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[ケイトとオスカーの二人に翡翠色を向ける。 幼さの残る少年が怖いと言うのが聞こえた]
アイリス、と言ったか。 彼女や自警団の勘違いだったという可能性も まだ潰えてはいないのだし――…
[不穏な言葉をアイリスや自警団から聞いてはいたが それも実行されるかどうかは今後次第と思うのか 独り言にもにた響きを漏らした。 ケイトの呟き>>55には同意するように一つ頷く]
そうだね。 嗚呼、後で休む為の部屋も見繕っておくか。
(56) 2013/02/04(Mon) 23時頃
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