120 薔薇のプシュケー
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[どこかの廊下の窓際。 ぼんやりその日、その場所で夜を明かす。 脇腹はずきずき痛むけれど気にしない。
手にしたナイフで、手首から腕に何度も刃を滑らせる。 浅く深く、何本も赤い線を引いた。 別に気持ち良さは感じない。けれど癖になったそれはやめられない。 腕は血の筋で真っ赤になっていて]
……。
[次パティかトレイルに会ったらもうまともに言葉を交す自信がない。 パティはシーシャの名前を口にした。 シーシャは愛されるじゃないか、と少し痛々しい笑みも漏れて]
(0) 2013/04/22(Mon) 05時半頃
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[昨日、誰かいなくなったのだろうか。わからない。 いっそ自分がいなくなれたら楽なのに。 変わってしまう怖さはずっと頭をぐるぐるめぐる。
また耳のピアスにふれた。強く引いて、また血が滲む。 引きちぎれそうな程、強く引いてみたけれど千切れない。 ナイフを耳に当ててみた。ざく、と音が耳元に響く。 ピアスホールを切り開くように、耳たぶの下からピアスまでナイフを切り上げたからだ。 やっと心地よいと思える痛み。
手の中にある、真っ赤になったファーストピアス。 これを付けてくれたヴェスの手を思い出す。 目から涙が落ちたけど、手の血を洗い流すまでは至らない*]
(1) 2013/04/22(Mon) 06時頃
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サミュエルは、ぼーっとしてる耳に聞こえる足音は誰のものか
2013/04/22(Mon) 10時頃
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ミルフィ。
[それはいつもと変わらない様子。 きてよ、というように手を伸ばして]
どうしたの。何を探してたのさ。 今日も正義の味方は忙しい?
(11) 2013/04/22(Mon) 10時半頃
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どうしてって。癖なんだよね。 なんかやめられなくて。 シーシャもよくやってくれるんだけど。 多分もうしてくれないかなぁ。
[抱きついてくる彼女を離したりはしない。 比較的汚れてない方の手で髪を撫でて、キスも落とし]
俺のこと探してどうするの。 プシュケー探して守ってあげなよ。 じゃないと俺が奪っちゃうよ? もう二人、見つけたし。
(13) 2013/04/22(Mon) 11時頃
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あ〜。まぁ、うん。知らない訳ないよね。 だって痛いと気持ちいいじゃないか。 俺だけかもしれないけど。
いてくれるんなら嬉しいけど。 でも、正義の味方は皆の所にいてあげなきゃダメだよ。 俺だけなんて不公平だし。
俺、パティやシーシャに嫌われちゃってさ。 だから、もういたくない。 ミルフィだって、正義の味方だから俺にかまってくれるんでしょ?
(15) 2013/04/22(Mon) 11時頃
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ミルフィには痛いよ、きっと。だからダメ。
[なんで俺なんだろう。よくわからない。 自分もミルフィが大好きだし、一緒にいたい。 だけど、ここは鳥かごのような場所]
なんでそこまで言ってくれるのさ。 俺もミルフィのこと好きだよ だけど、ミルフィは卒業を引き換えにしてもいいものなのかい?
(17) 2013/04/22(Mon) 11時半頃
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[ミルフィにいってほしくないのは本音 だけどパティの拒絶を見て。 シーシャを見て。
多分、アイすることをしって、その人と卒業できたら幸せになれるんじゃないかと思う。
大好きな彼女だから、引き止めちゃいけないんだと脳裏は呟く
居てほしい、卒業しないでほしいと喉まででかかって、また飲み込んだ]
(19) 2013/04/22(Mon) 12時頃
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…一緒に卒業できたらよかったのにね。 俺もミルフィが大好きだよ。 ヴェスやシーシャも好きだけど、 ミルフィは違う「好き」だと思うよ。
[その顔にまたキスを。 彼女を見ていると。腕に抱いていると。他の人達がどうでもよく思えてくる。
なんだろう。その感覚の変化もまた怖い]
なんていうんだろうね。こういうの。 一緒に居たくて、他の人より特別なこと。
(20) 2013/04/22(Mon) 12時頃
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[あぁ、そうなんだ。 自分が心配していたことが当たってしまった。 プシュケーじゃない人と、そういう感情を持ってしまったら]
…アイっていうのかな、こういうの。 だったら凄く嬉しい。 卒業できなくてもミルフィとここで一緒にいれたら幸せかもしれない。
[アイというのはずっと変わらないものなんだろうか。 そんなのは知らないけれど]
(22) 2013/04/22(Mon) 12時半頃
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いいよ。…ここにいよう。 ミルフィが俺のこと好きでいてくれたら、それでいいよ。
[その顔を手で包んで何度もキスをする 何も変わらない空間、気持ちも変わらないでほしいと思いながら]
あいしてるよ、ミルフィ。
[今は、脳裏からプシュケーのことも、シーシャのことも、 全部消えてしまった。
大事な目の前の子しか見えなくて、それが嬉しくて。
廊下は寒いからどこか部屋にでもいこうと促す。 その後、夜を廊下で過ごしたせいか、安心したせいか。 ミルフィによりかかって寝てしまうのだけど*]
(24) 2013/04/22(Mon) 12時半頃
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[ミルフィと寄り添うように眠って、ふわりと目がさめる。 今まで当たり前だったのに。気づけば本当にそれが幸せと思えて ん、と何度かその髪に唇を寄せる]
大好きだよ。
[一度はプシュケーを持つ人、一緒に卒業する人に会っておかないといけないと思う。 もう本当の意味で会うことはないんだから
まだ記憶がなくなるとは知らない]
(41) 2013/04/22(Mon) 21時頃
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サミュエルは、遠目に見つけるのはシーシャの姿。自分の腕は袖で隠れている
2013/04/22(Mon) 21時半頃
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[部屋の外、聞こえる声と足音は聞き慣れたゆるい音 ミルフィをそっと離すと、申し訳なさそうに髪を撫でて]
…ごめんね、ちょっとだけ。
[側を離れて、部屋を出る。その人を見つけようと]
(43) 2013/04/22(Mon) 21時半頃
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[少し早足でシーシャの後ろ姿を追うけれど、 その姿が食堂に入ればそこで止まる。 食堂を根城にしてる人がそこにいるんだろうと思って。 もう、パティからプシュケーをもらう必要はないから。 後ろにそのパティがいるなんて思いもせずに、ため息一つ。
…多分、もうシーシャには会わないで終わるんだろう。 会えたとしても、次が最後なんだろう。何故か、そう思った。 血まみれのファーストピアスはゆるく握りしめたまま。 けれどナイフはもう持っていない]
(46) 2013/04/22(Mon) 22時頃
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[それでも、それが悲しいと思わないのは多分ミルフィがいてくれるから。 もう部屋には戻らない。彼が卒業するかどうかわかるまで。 寂しいと思うのは仕方ないから、せめてそれまで顔は合わせたくないのもあって。 足はそのまま、さっきの部屋に。彼女が起きてると悪いから]
(48) 2013/04/22(Mon) 22時頃
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あれ。起きてた。ごめん。おはよ。 寒くなかった?
[部屋に戻ればご機嫌に見えるミルフィに少し小首かしげ。 泣いたカラスがもう笑ってる。 単純なのかどうなのか。でも可愛いから別にいい]
顔赤い。風邪?正義の味方は今日はお休み?
(49) 2013/04/22(Mon) 22時頃
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味方って。俺別にここに敵なんていないよ。 あ、パティは俺を敵だと思ってるかも。 そんじゃ、パティから俺のこと守ってよ。
[赤くなってる子を抱き寄せてもいいのかな。 暑いのなら申し訳ないんだけど]
そういえばさ、プシュケーが出てきたのって、 別に今回がはじめてじゃないよね。 でも、俺今まで誰が卒業したかって、全然聞いた覚えがないんだよね。 なんでだろう?寮が違うと関係ないからかな。
(54) 2013/04/22(Mon) 22時半頃
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はいはい。おいで、お姫様
[伸ばされた手を拒む訳がなくて。 抱き寄せて、頬に頬を寄せる。 パティに謝るという言葉には首を振って]
別にいいよ。俺悪いことしてないしさ。 あ、でもお礼はいっておこうかな。 脇腹蹴ってくれないと俺パティからプシュケー奪っちゃう所だった。
…そっか。忘れるんだ。知らなかった。 忘れるなら、別に傷つくこともなかったんだね。 よかった。貰わなくて。
[トレイルやパティがいなくなっても寂しさを感じることがない。 ある意味それは安心感。 ミルフィを忘れるかもしれなかったことが逆に怖い]
(58) 2013/04/22(Mon) 22時半頃
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えー。やだよ面倒くさい。俺ちゃんと脇腹蹴られてるし。 おあいこじゃん。だったらパティだって蹴り入れたの謝れ、じゃん。
[ナイフで削り取ろうとしたことなんていうわけない]
で、サイモン?誰それ。
[と返して暫し考える。記憶のカケラにすらひっかかってこない。 綺麗さっぱり知らない名前。 記憶にないのだから、忘れたといわれても全然実感がない]
(63) 2013/04/22(Mon) 23時頃
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[ミルフィの体温を感じながら思う。 プシュケーに愛されて、ここから離れるのであれば、 この場で愛されてずっと一緒に居るほうがいいのではないかと。
なぜ卒業という形で、記憶も消えなければいけないのか。 わからない。だけど、今考える必要もない ミルフィとはここにいる約束をしたんだから
けれど顔はやや思案するように]
(76) 2013/04/22(Mon) 23時半頃
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ん?ううん。少し。 …あのさ、プシュケーに愛してもらわなくても、 俺、ミルフィとこうしてるのが幸せ。 愛っていうのを知るなら、卒業しなくてもできるって分かったし。 でも、それならなんでプシュケーに愛されて、卒業するんだろうって。 ちょっと思った。
でもその理由がわかったとしても、 俺はミルフィとここにいるって決めたから。 もうどうでもいいことだけど。
[ただ、それがミルフィにとって不利益ではないのだろうか。 彼女を愛してるのは確かで。不幸を望むわけがない。 頬の手に、自分の手を重ねながら]
(81) 2013/04/22(Mon) 23時半頃
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プシュケーを奪えるってことは…奪った人はそうしてでも卒業したい理由があったってことだよね。
[少しため息のような吐息をこぼす。 想像がつかないから。今の生活に影響するのかどうか。 永遠に続くものなんてないはずなのに、ありえないものがあるこの馬で]
そんな心配そうな顔しないでよ。なるようになるんじゃないかな。 多分、他の皆も同じ事を思うだろうし誰か気になれば確かめにいくと思うけど。 多分、ヴェスあたり。ホリーも何か調べてたみたい。
(89) 2013/04/23(Tue) 00時頃
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ミルフィがしたいように。俺は何がどうであっても君の隣にいるよ。
[優しい手が彼女の髪を梳く。 卒業について思うことがないわけじゃない。 ルーカスとはろくに言葉も交わしたこともない。 だから、ろくでもない、彼らしい悪趣味な理由なのかもしれない けれど、何があってもミルフィの手だけは離すまいと決めている*]
(94) 2013/04/23(Tue) 00時頃
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別にこんな傷誰も見てないし気にしてないよ。 でもミルフィが嫌ならやってくれる?
[伸ばされた手に手を触れさせる。 もう固まった掌の血。赤い線になった腕の傷と耳の裂傷。 ヴェスがくれたピアスはまだ手の中。 治ったらもう一度つけるつもりだった。 2日後に朽ちてしまうなんて思いもせずに。 初めて知ったものが幸せ過ぎて、 それがすぐに取り上げられてしまうなんて考えも及ばない]
(157) 2013/04/23(Tue) 05時半頃
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っ、…いた、い…。
[消毒薬が染みて痛い。もうそれに気持ちよさを感じない。 巻かれる白い包帯と隠れていく傷が、今までの自分を変えていくようで。 治療の終わった腕を見てぽつり]
傷って痛いものだったんだね。 …久しぶりに思い出した気がする。もう、やらない。
(158) 2013/04/23(Tue) 05時半頃
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[手当してくれたミルフィにへにょんとした笑みを向けて礼を一つ]
多分、ルーカスよりヴェスの方が色々ちゃんと教えてくれそう。 ルーカスのやつ変に色々装飾語つけて喋るから 話が話に聞こえないんだよね。
どうする?一緒にルーカスのとこ行く? それともお互い別々に聞きにいく?
[わからないことに彼女が少しでも不安を感じるようなら、 勿論離れずに一緒にいるつもりで*]
(159) 2013/04/23(Tue) 05時半頃
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コレ、ピアスホールが云々、っていう問題なのかな…
[完全に耳たぶからホールまで裂けたキズはピアスに詳しい云々の範囲を超えてる気がする]
そう?ルーカス苦手?俺はきらいだけど。
いいよ。一緒にヴェスんとこいこう。 ピアスもお願いしてるし。
(173) 2013/04/23(Tue) 09時半頃
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まぁ寮長だし。なんか超越してるんだよ、色々と。 わかんなくても今までコマってなかったなら別にいいんじゃね?
[当たり前のように手を繋ぎながら廊下を歩く]
ピアスだめ?折角ヴェス作ってくれるっていってたし。 もう耳切ったりしないよ。大丈夫大丈夫。
いこ。さっさと聞いてすっきりしたい。
(176) 2013/04/23(Tue) 10時頃
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寮長のわざでしょ、あれ。 お揃い?ヴェス作ってくれるかな。 でも俺ミルフィの耳に穴あけたくないなぁ。 血出るよ?
[そんなこんなでヴェスの部屋。 ノックの強さに元気だなぁと思うけれど、 ヴェスの表情には少し苦笑をもらした。 耳を見られたのはすぐわかったから]
お邪魔するね。ごめん。 トレイルいないよね?
[確信めいたように確認してから彼の部屋に ミルフィがヴェスに問うことを聞いている]
(181) 2013/04/23(Tue) 10時半頃
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[「わざと」と「技」言い間違えてたのは気づいてない。 でもって調べてるっていってたの、ホリーなんだけどな、と ツッコミいれそうになってやめといた
ヴェスに向かって少し眠そうに、だけど真面目ぶった顔で]
えっとね…トレイル、プシュケーもってただろ? それでトレイルから何か聞いてないかと思って。 …少し気になることもないわけじゃないし、 卒業ってそもどういうものかもわかんないし。
ほんとはトレイルに直聞きできたらいいんだけど少し会い難くて。
(184) 2013/04/23(Tue) 10時半頃
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……「朽ちる」?
なに、それ。
[よくない意味であることは反射的に分かる。 枯れること。枯れ落ちること 冬の草花、茶色くなった花]
…死ぬってこと?
(186) 2013/04/23(Tue) 10時半頃
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…そも、俺達の数とプシュケーの数が全然あってないんだから、 最初からそういうものなんだろうね。 朽ちるって、痛いのかな。それとも苦しいのかな。
…トレイルは、卒業できそうだった? 幸せそうならよかったんだけど。
(189) 2013/04/23(Tue) 11時頃
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そも、愛するだけだったらここから出て行く必要ないからね。 だってずっと変わらない中で一緒にいれるんだから。 そういうことなら、納得。
[震えてシャツを握ってくるミルフィの手をやんわり握って、 大丈夫だよ、と伝える声音は優しい]
俺だってミルフィ二審でほしくないよ。 つーか、ここに居る人皆死んでほしいなんて思わないし。
パティからプシュケー奪ったって、あと一人だけだね、卒業できるの。
(192) 2013/04/23(Tue) 11時頃
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[ミルフィをなだめるように肩を抱き寄せる。 同時にヴェスの視線に苦笑して小さく頷いた]
…うん。プシュケーもっていたら、一緒に卒業できたんだけどね。
シーシャ、卒業できるんだ。よかった。 多分、もう顔はあわせらんないけど。 もし二人に会ったら、元気でって伝えておいてよ。
俺、もうミルフィの隣から離れないから。終わりがわかったら、尚更。
(195) 2013/04/23(Tue) 11時頃
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サミュエルは、ミルフィへの返事の代わりに握った手に力を込めた
2013/04/23(Tue) 11時頃
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あとは…パティがどうするかだね。 俺は別に彼女がどうしてもあんまり興味ないんだけど。
ヴェスは?卒業したい? パティから奪うっていうなら手伝うよ? 教えてくれたお礼に。
彼女の肩にプシュケー見つけた。 パティもシーシャを気にしてたみたいだから、 多分まだ誰かを決めたわけじゃなさそうだし。
[ヴェスには至極普通の目を向ける。 目のやり場に困らせていたら申し訳ないのだけど。 ミルフィを支える手は離せなくて]
(197) 2013/04/23(Tue) 11時頃
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そう、…ごめんね、ヴェスにピアス作ってもらっていたのに。 それつける前に終わっちまった。 どういうのか見たかったなぁ。 プシュケーももう少し空気読んでほしいよね。
[あまりに急に突きつけられた終わりに未だに実感がわかない。 けれど、傍に彼女がいればいい。 寧ろ終わりを大事な人と迎えられるならそれはとても贅沢じゃないのか]
…ありがと、色々教えてくれて。 ミルフィ、他に聞きたいこと、ある?
(201) 2013/04/23(Tue) 11時半頃
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そうだね。皆したいことができればいいね。
最初から死ぬって分かってたら皆もっと必死にプシュケー見つけるなりしてたのかね。 今更だけど。
そろそろ失礼する?ヴェスもしたいことあるだろうし。
ねぇヴェス、もしよかったら、後でデザインだけでも見せてよ。 ヴェスのデッサン、好きだったんだ。
(204) 2013/04/23(Tue) 12時頃
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ヴェスなら結構強かにいきそうな気がするけどねぇ…。 卒業した後の世界がどんなのか、俺には全然分からないけど。
でも俺は知らなければ知らないでいいと思ったよ。 ただの面倒くさがりだけどね。
[もう他になければ行こう、とミルフィを促して。
少し、二人だけの時間を過ごしたかったから*]
(206) 2013/04/23(Tue) 12時頃
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腕枕?いいよ。おいで。
[>>208寝転びなれた彼女のベッド、 強請られるままに手を伸ばして引き寄せた。 胸に耳を寄せられて、暖かさに吐息がこぼれる ゆるっとした顔でその顔を見ていたけれど]
幸せなら、よかった。不幸なままより何倍もいいよね。 うん。俺もミルフィが好きだよ。 本当に、なんで今まで気づかなかったんだろうね。
最後に俺の隣を選んでくれて、ありがとう。 俺も、愛してるよ。
[降ってくるキスは目を閉じて応えて、 抱き寄せては離さないようにその体に腕を回す。 その小柄さと頼りなさに、少し力が篭る]
(243) 2013/04/23(Tue) 22時半頃
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[今まであんなに気楽に体を重ねてきたのに。 今そんなことするのが何故か気恥ずかしい思いもする。 だれど、好きな相手が欲しくなるのは当たり前で]
終わるまで、ミルフィがしたいこと付き合うよ。 今、俺がしたいことさせて。
[彼女の頬に触れる手は壊れ物に触れるよう。 やんわりした口調だけど、どうしても今、ミルフィが欲しくて仕方ない。 大事な名前と、大事な気持ちを何度も口にして、 手はゆるり、ミルフィの素肌に触れる。
多分、今までで一番やさしく彼女を抱いた筈で*]
(247) 2013/04/23(Tue) 23時半頃
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