25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
[熱はあるのかどうかわからない。
しなだれかかる身が
刳り貫き損ねた心の臓を胸の上から押さえる]
この身も、この身が覚えた芸も総て
主さまのもの。
如何様にも、好きに愛でて良いんですよ。
それが花の幸せ。
ボクも……多分。
ただ
……私は浄土へ行けぬ身
数珠落ちても
主さまは、ひとで 私は、獣
[冷たい雰囲気纏う幾らか幼い相貌に浮かぶ愁い。
手を引かれれば、少し驚きながらも後へ続く]
[多分、という言葉にも。
この身は震えている]
――何故、浄土にいけぬというのです。
病にかかったから?
人を食らったから?
人は、生れしとき既に業を背負っている。
それを返してゆくのが生者としての使命。
ですが。
浄土に行けぬのは私も同じ身。
業を返しきれず。お前に私を食らわせようとした。
[先を行く身で言葉をこぼす]
|
― 高嶺の部屋 ― [華月の出した答えに、本郷はどう答えたか。]
―――…私があまり好かん。
[苦笑いには、そう言って返す。 厭わぬ言葉、それは主を選んだ時も変わらず。 胸中宿る思いはあるけれども、 拒まれぬのは今は丁度――…都合がいい。]
……構わない。 …お前は楽しめんかもしれんが…、――…許せ。
[告げる黒檀には微かな艶が宿るだろうか。 羽織ってきた着物を乱すことなく寝台へとそっと押し倒し 華月に―――…己の花に、触れる。]
(329) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
|
私の病は、受け継がれるもの
この世のありさまを、壊す
そのために……酷いことを山ほど。
業を返すどころか、増やし続けて
……主さまもおなじ?
[半歩後を手引かれながら
ふわり、雲の上を歩くような心地
柔かで
それで居て物足りないと思うのは
死しても欲が出るものなのか]
一緒に逝けるなら、どれほど良いか
今このように、手を繋いで
何処までも
|
[触れる手は背中の瑕の悦を思わせるような動きはなく、 月を宿す花の名の花弁をも傷つけてしまわぬようと、 優しく――、ただ優しく 時間を掛けて慈しんで]
(334) 2010/08/08(Sun) 02時頃
|
お前が犯してきたことは、お前の意思がそうさせたのか。
それとも、病であるからか。
――どちらでも、良いか。
[ふわりと。
応接の間を出て廊下を歩く。今は誰にも見られることはなく。
否。
あちらにいる二人の花には見えたかも知れず]
一緒に逝かないのですか。
辿り着く場所がどこでも。
私はこの手を離すつもりはありませんよ。
[艶の混じる硬質な声。
眉尻は微か下がっている]
…―わがころもでは
つゆにぬれつつ……
[小さく呟く。
りん、と現世が啼く度に
響いて常世もりん、と泣く。囁く歌。]
…… ――――
……私はイビセラの花
言ってしまえば病そのもの
今は
人を喰らう力こそ無くとも
[同じ場所、同じ道を通る。
されど現世のひとには見えず]
逝けるでしょうか。
人でなくとも
其の手が私を離さぬなら
[桜の傍らに、ざわめく気配。
冬の色は彼の内]
――
[櫻は
要らぬかどうか答えは無く。
ただ、現世で告げた言葉
彼に届いていなかったのかと、愁い混じる]
[駒鳥と、センターの人間がやってくれば
彼の傍にあった気配はなりを潜め息を殺した]
[届く鈴の音。
そちらを一度見て]
思うのならば、今は届かぬほうを思うと良い。
寂しいからですか。
貴方がなくのは。
その鈴の音は、貴方の涙のようです。
[見る視線は生きていた頃と同じ。色はなく。
けれども僧であったものとしての慈悲を浮かべる]
|
[涼やかな鈴の音が鳴る、 鳥の声を思わせるかのような。]
…私の手の中で…咲け…
―――…華月…、
[―――…鵠…、 鳴る鳥の声、もう一つの名は口に出さず呼んで。
苔色から零れる雫に口付けて。 美しい、と囁くは自然と零れた言葉。 りぃん、布擦れの音と共にまた鈴がなく。
花が疲れて寝てしまうその時まで。 華月の花へと性急に強いることは最後までなく――]
(348) 2010/08/08(Sun) 02時頃
|
逝ける。
逝けぬなら、私も往かぬまで。
[足を止めて、空を見上げた。
欠けた満月]
ロビン、お前は私の花です。
こちらに来た以上、それはずっと。
お前が厭というまで。
[月の下、花の身に触れて、心の臓が時を止めたのと同じように、かき抱く]
|
[華月が寝たのを確認したのなら、 珍しいその毛色の髪を撫ぜて―――… 名残惜しむように、撫ぜて。
着物の乱れを直すと寝台から降りる。 ……目的を、果たす為に。]
[先程まで花を慈しんでいた手が持つのは、 白鳥の名の花を討った、その太刀。]
(351) 2010/08/08(Sun) 02時頃
|
――…ボクの為に、染めた髪
[小さく呟く声、僅か。
これは聞こえぬ方が良い
きっと、彼にとっては]
[鈴の音に、主が声かけるを花は傍で控えている。
主が話すに口を挟むのは――
そう雛鳥に告げたのは、未だ昨夜の事。
足を止めた彼を見ている]
ボクも……法泉さまの花
ずっと
切り捨てられる事は、無い?
[不意に視界が覆われて、腕に擁かれたのだと知る。
頬を胸に摺り寄せて、鍵爪の無い手が背に回る]
厭などと、誰が謂うでしょう
私は主さまの花
人食でも良いと、選んでくださったのは主さま
お傍に置いてください。
共になら、奈落に堕ちても構わない
何故切り捨てると?
お前が私の花だという以上は――。
私の花はお前だけだ。
[摺り寄せられる頬。
頬に触れて、その眸は此方を向くのだと、向けさせて]
堕ちるまえにも。
もう一度歌を聴かせておくれ。
お前のその顔で。
私の為に、啼いてほしい。
[笑みを見せて、唇に触れる。
触れる感触は、生きていた頃と同じもの]
|
[光る白刃はよく研がれたもの。 その切っ先は胸元、鵠の瑕と同じ場所に宛てられる。
その切っ先が、迷うように揺れたのは一寸。
死を望みながらも、欲した二つの花。 この二つなら、何時かは高嶺を殺すのではないか。 そんな期待を込めて。 この二つとなら…高嶺であることも楽しいかもしれぬ。 そんな希望を…抱いて。 成った――…大事な、大事な…大事な、]
―――…蝶の姿に戻っても… ……花であった姿を偶には…思い出せ……。
(366) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
|
[僧の慈悲。
届くのは、こえ。]
……、ないてなどいない。
[――――りん、と
小さな鈴の音。
眉はきつく寄せられて
けれど涙は流さない。
重なるように華月と、朧の会瀬を意識に重ねる。]
|
[…朝には、白鳥の血を。そして今、胡蝶の血を。
柄を握る手に力が篭められ――… 憂う黒檀に映るのは、高嶺に美しく咲く 紅の華。]
(367) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
|
|
[高嶺の部屋に華が咲いた暫し後、 部屋から出でる太刀持つ血濡れの花主の姿に 屋敷の使用人が、劈く悲鳴をあげた。]
[高嶺の花主は紅の色を床へと落とし、 向かうのは己がもう一つの花の眠る場所へ。]
(368) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
|
[見ている]
[感じている]
[願っている]
―――――朧さま、
……―――華月……
[己をきつく、抱いて。
震える肩、
―――りん、と鈴は鳴るばかり**]
[幾人も、花を囲うなら
気に入りが変われば切り捨てられる
習ったこの世の有様は、恐ろしいもの。
なれど]
うたを
……詠いましょう、主さまのために
[頬に触れる手に僅か震えて
冷たい冬色は嬉しそうに細まる]
奏でる曲はお任せします
穏やかな春でも 熱さ溢れる夏でも
実り多き秋も 身引き裂く寒い冬でも
[そっと瞳を閉じる。遠くで鳴る鈴の音も
流れる血の鮮やかさも、今は意識の外に追いやって]
懐刀 朧は、血塗れた花主が己の花を屠ったことは、直ぐに屋敷中に知れ渡るだろう。
2010/08/08(Sun) 03時頃
お前の歌は、心地よい。
啼く声と、同じだからかも知れぬ。
[手折った朝のこと。
今は遠く感じられて。
けれども、腕の中にあるのは確かな]
ここでは、少々無粋か。
月の見える場所でと思うたが。
[窓が開けられるのなら部屋にでも、
あちらの騒ぎは僧の耳には僅かに届くだけ。
未練は今ここに。
現世になどないのだから]
――思いの為らぬ秋の歌を。
[そう耳元で告げて、触れる指は優しく。
あの朝とは違う、慈しむ様な口付け。
ないていないと言う鈴の音。
目は向けず、ただ思うだけ。
やはり頑固だと]
|
[赤を零し辿り着いたもう一つの花の眠る場所。 その胸元に飾られるのは、 蝶の血を吸い紅に染まった紙の蓮。]
―――…誰か、鵠を高嶺の部屋へ。
[その声に、応える者はいただろうか。]
――……それがかなわぬなら、華月を此処へ。
[何故そのような、と誰かが訊いたのならば 高嶺は紅滴らせ 花にも劣らぬ美しい笑みで言った。]
(379) 2010/08/08(Sun) 03時頃
|
|
[…私の双花は…並んだ姿が一番美しい…と。**]
(380) 2010/08/08(Sun) 03時頃
|
懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 03時頃
ロビンは、駒鳥の名ですから。
[温もりに擁かれ、背伸びをして唇啄ばむ戯れひとつ。
喧騒はそこかしこ
腹に残した種は思うところあれど、花は主の為に咲く]
月の下で……嗚呼
狭間にあっても風流な
[くすくすと、毀れる笑み。
薄灰の、洋装でなく着物を纏うて
耳元囁く言葉に震える]
――思いは、為らぬのですか
[柔かな肌を慈しむ指に、唇に
短く、切ない吐息を漏らした]
秋には様々な色がある。
お前の声に合うものを探すと、そうなった。
冬でも良いが、冬では寂しすぎる。
物悲しいくらいが、ちょうど良い。
[月の見える廊下。
庭を前にふわりと腰を降ろす]
風流だというなら、ここでも良いか。
[膝の上に花を抱き寄せる。首元の合せを緩く、その白い首筋へと触れて]
[欠けた月のした
人は二人を見ること能ず]
それでは、あきさめのうたを
主さまが望むままに
[膝の上に乗れば、見上げずとも唇が触れる距離
薄灰の、着物の上でなく直に触れた指
感触は確かにあって、思わず息を呑む。
身じろぎ、両の手が縋るように着物の両袖を引いた]
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る