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[得意なのは、俺に愛されることになるといい。
そう願いながら軽く叩かれて、
頷いてくれるミイユを抱きしめた]
とっくに馬鹿だって、知ってるだろ。
[これからさらに加速してしまうだろうが、
それも全て受け止めて欲しい。
なんて言葉を落として、甘い空気に酔いしれる**]
メモを貼った。
[柔らかく抱き締められる。
甘いものは苦手だけれど、この甘ったるい空気は嫌いじゃない。]
ぼく…も。
[もう、ばかになってしまったのだろうか。
耳に落ちる甘い言葉に、くすぐられるような心地。
くすくすと笑って、きちんとごちそうさまを済ませたら。
船の外はすぐに夜をつれてくる。
それまでは傍から離れずに、拙い言葉で会話を重ねた。]
メモを貼った。
[ふたりきりの時間は直ぐにすぎてもう夜。
ミイユの言葉を聞いたり、また話をしたり
アルコールの勢いもあって柔らかく触れたり
キスをあちこちに落としたりと離れないのをいいことに
目一杯甘えて、甘やかかして過ごした]
水浴びは、やっぱり朝?
[もう寝るだけなら、とベッドをちらりと見る。
物が少なくて落ち着かないが仕方ない。
おいでと、名前を呼んで腕を広げた]
メモを貼った。
[話したり、触れられたり。
あちこちに落とされるキスは、くすぐったくて恥ずかしい。
夜を迎える頃には酔いもさめてしまっていたけど。
甘く甘い雰囲気には酔ったままだ。]
──う、ん…
[やっぱり、なんて云うから。(
覗かれてしまった水浴びを思い出してしまう。
あの時どこまで見られてしまっていたんだろう。
家で着替えているときも、だ。]
っ ……、ん
[おいでなんて優しく云われてしまったら。
広げられる腕のすぐ傍まで、けれどあと一歩の距離。
近寄って、じぃと見上げる。]
うん?大丈夫、ぎゅって抱きしめて眠るだけ。
眠るまで少し話はするけれど。
[ミイユから来てくれないかと、その一歩の距離は開いたまま。
見上げられて安心させようと笑顔を浮かべる。
思い出すのは湖で抱きしめた時のこと、
白い肌にすらりとした手足、水に煌めく髪と――]
ミイユから来ないなら、押し倒すかもな。
[なんて、と冗談めかしつつも半分は本気]
ほん…と?
[抱き締めて眠るだけでも、ミイユにはよっぽどなのだが。
最初に見えた笑顔は安心できるもので。
でも、眠るまで話をするだなんて、眠れるのか分からない。]
押し…──
(べ、つに。)
(いい…けど……。)
[そんなことまで考えてから、ぷるぷると頭を振った。
おそるおそる、一歩歩み出して。
それでも恥ずかしさからか、顔は胸元に押し付けた。]
[逃げるなら捕まえて添い寝をと思った下心、
気づかれたのだろうか、
ミイユから来てくれたからぎゅっと抱きしめた。
薄いシャツ越しに感じる温度、におい、鼓動
全てが愛おしくて簡単には眠れそうにないのが事実]
良かった、来てくれた。
[抱きしめる姿勢から一転、横抱きに抱えるとそのままベッドへ]
一応おやすみ、ミイユ。
[額に挨拶のキスを落として横に寝転んだ。
当然まだ眠るつもりなんて無い]
[たったの一歩なのに、心臓がまたばくばくとうるさい。
抱き締められる腕に力が入れば、体が自然と強張って。
体温がすぐ傍にある。
なにかのいい匂いさえ感じるみたいで。]
(おいでって、云ったじゃん。)
[まるで王子様がお姫様を抱き上げるよう。
おろされるのは、慣れないベッドの上に。]
───、っ
[顔が近付けば、何を期待したのか息が詰まって。
額に触れる柔らかな唇に、ぶわっと赤くなって顔を逸らした。
眠れるわけなんてない。]
なーに、期待した?
[しかしこの状況でキスだけで終われる自信はあまり無い。
昨日の今日でそこまで強引に進めてしまうのも、
ミイユにとっても良くないだろうと自重していて]
今日は添い寝するだけって、言ったろ。
ミイユが俺と一緒に眠るのに慣れたら、
『次』の段階に進もうと思う。
[それはキスだけでなくて、もっと深く交われるもの]
し、てない っ!!
(ばか!)
(ばっ、ばか!ばかぁっ!)
[意地悪くさえ聞こえる囁きに、思わず声をあげた。
大きくはないが、ミイユにしては大きな声。
そしてむいーっと口を引き結んだ。
キスしてもらえるだなんて、期待なんてしていない、はず。]
(『次』ってなんだ!)
[真っ赤なままジェレミーを睨む。
今こんなにどきどきしているのに、慣れるなんてことあるんだろうか。
ものすごい時間がかかりそうだ。
睨んだままくるくると考えて、ぺちと胸元を叩いた。]
……ふはっ。
じゃあするよ。
[むいっと結ばれた唇にちゅ、と押し付ける。
睨んでいるときは、ミイユが恥ずかしい時だから]
『次』って、一緒にお風呂入ったりね。
[どう説明したらいいのだろうか、少し迷って
物凄くマイルドな表現をしておいた]
んっ ……ぅ──
[引き結んだ唇に唇が重なって。
離れてから、低く唸った。
『次』の説明までされて、まるでもう何もかも分かられているようだ。]
(風呂は一人で入るもんだろっ!)
[恥ずかしい時だとばれているとも知らず、睨んで。
ぎゅうっと強く抱きつく。]
──せ、まい ……からっ
[言い訳をしながら、あまりに悔しくて。
かぷりとシャツごと肩口を弱く噛んだ。]
狭くても、ミイユと一緒がいいし。
(明るい所でちゃんと全部を見たい)
[なんて、徐々に下心が隠せなくなってきていた]
……ッ!
[痛くはないけれど、ミイユに噛み付かれた。
シャツ越しだからきっと薄く痕になるかならないか、
いっそ消えない物でも残してくれてもいいのに]
お風呂で駄目なら、違うことになるかな。
[しれっと付け加える]
──、っ
(ぼく、も だけどっ)
[あぐあぐと甘噛みしながら恥ずかしさに耐える。
眠る前に爆発でもしてしまうんじゃないだろうか。
噛むのはどうやら癖のようなもので。
それがどんな影響を彼に与えているかなんて、知る由もない。]
…………?
[付け加えられた『違うこと』とはなんだろう。
分からないから、そこは素直に小さく首をかしげて見せた。]
[肩に噛み付いたままあぐあぐしてくる、
まるで痛くないから、言葉のかわりに何か訴えたいのだろう。
可愛い癖なのかもしれない]
ここ(ベッド上)でも裸になるよ?
そうして触り合ったり、繋がったりする。
身体だけでなく心の繋がりも深めてくれる。
[動物の交尾は見たことがあるかもしれないが、
妖精のそれは繁殖行為ではないもの。
ミイユとなら、気持ちいいだけでなくその先に進める。
そんな気がして、ああでもまだ我慢だ]
は、はだ
[思わず恥ずかしさを訴えていた口が離れた。
ベッドの上で裸になるらしい。
理由が全く分からないが、繋がりが深くなるらしい。
心が繋がるのは、動物と会話するミイユには何となくわかるものの。
殆ど人との交流がなかったために、物理的に何がどう繋がるのかは分からない。]
(羽、重ねる? とか?)
(でも…ジェレミーとも…)
(深く繋がれるの、かなぁ。)
[そう思うとまた恥ずかしくなってきて、再び肩を噛むことになる。]
まだ恥ずかしいだろうからしないよ。
[行為そのものまで知らないとは流石に思わなくて、
しかしこれ以上説明すると露骨な言葉になる。
それでは寝れなくなるかもしれないので、
今日はここまで]
でも何れはする、覚えておいて。
さ、寝よう?
[背中をとんとん軽く叩きながら目を閉じる。
まだミイユが肩にあぐあぐしていたとしても
気が済むまでそのままにさせるつもり]
う ……、ん。
[恥ずかしいことに間違いはない。
してくれないらしい、『繋がること』は
いずれされると予告されてしまった。
怖いような、嬉しいようなで、まだ少しあぐあぐと続けていたが。]
──、ん。
お っ、 おやす ……な、さ
[初めて、誰かに云う夜の挨拶。
しばらく恥ずかしさで眠れず、どきどきとあぐあぐは続いていたけれど。
背中を優しく撫でる手のリズムに、あやされたように瞼がとろんと落ちてくる。]
(あったかい。)
[あぐ…、と口が動くのも止まって。
かわりに聞こえる寝息は、安心したような表情から微かに**]
メモを貼った。
おやすみ、ミイユ。
明日目覚めたらもう少しだけ、近づいているといい。
[やはり今は少しずつミイユに、
妖精同士のあれこれを覚えて貰うのが大事だろう。
とんとんと一定のリズムを刻んでいると、
身体から力が抜けてゆくのを感じ取る。
甘咬みしていた動き求まり、
それから静かな寝息が聞こえてくる。
ミイユが寝入ったのを確認してからもう一度だけ
起こさない用に慎重にキスをしてから眠りに落ちた**]
メモを貼った。
-- 翌日 --
[船には乗り込む足音が増えた。
二人分だろうか、些細な物音でまだ起きてしまえるほど警戒した状態で。
パチリと目を開けたのは、ジェレミーよりも先。
彼が寝たふりなどしていなければ、だが。]
……───。
[寝顔が目の前にある。
一瞬、なんでだと寝惚けていたが。
身動ぎひとつ出来ずに、閉じた瞼をじっと見つめている。]
(ジェレミー。)
[眠るよりも前、口付けされていたと知らずに。(
起きたらもっと近くなっているといい。
そんな願いのような魔法の言葉に掛かったように、細い体を寄せた。
首元に唇が当たったのは、『当たった』んであって。
断じて、口付けようとして恥ずかしくてできなかった結果ではない**]
メモを貼った。
―翌朝―
[ミイユを抱き寄せたままぐっすり眠っていた。
夜更かしした分朝は遅い。
新しく乗船した妖精が増えたことにも気づかないまま、
もうしばらくは惰眠を貪るつもり**]
メモを貼った。
[ジェレミーはどうやらぐっすりと眠っているらしい。
少しだけ身動いでみたけれど、抱き締められた腕は解けそうにない。]
(しあわせそう。)
(……だと、いいな。)
[安心したも寝顔に見えるのは、さすがに自惚れがひどいだろうか。
自分のものとは色も質も違う髪。
しゅっとした顎や、昨日何度も口付けされた唇。
なぞるように見つめて、吸い寄せられるように顔を近づける。]
(────っ、ぼくの、ばか!)
[あと6mm、触れることなく離れて。
おきるかもしれないから、肌にはなるべく届かないように。
目の前のシャツを、鎖骨あたりをあぐあぐと噛んだ**]
[小動物を捕まえる夢を見た。
何かがかじる仕草、ほんのりとシャツが湿る。
腕の中のそれを捕まえて、滅茶苦茶に撫でる
そんなところで眼を覚ました]
……ミイユ。
[シャツが濡れているのは夢ではなくて現実、
それでも可愛らしい悪戯?だ。
くくくと笑いながら犯人の身体をがっちり捕まえて
体勢をひっくり返すとミイユを下に見下ろす。
さて、これからどんなお仕置きをしよう]
これがミイユの起こし方?
[多分逃げられなくて手持ちぶさただっただけ、
そんな理由は察しつつもにやにやと問いかけ
唇をふにふにと指でつついたり
うなじをペロリと舐めてみたり
逃げられなければ耳朶を甘く噛んだりとお返し]
シャワー浴びたら朝食にしよう。
[ミイユの反応に満足すると身体を起こし、
しれっと朝の顔に切り替えた。
さすがに一緒にはまだ早いよな**]
メモを貼った。
わっ
[かじかじあぐあぐ。
続けていた唇の動きは、名前を呼ぶ声とひっくり返る視界に止まることになる。
起きたのを理解するのに数秒。
見下げられた、見上げる。
瞳の色を見つめるのが先だった。
おはようと告げようとして、喉を鳴らしていることに気付く。
呟かれる言葉は、王子さまの癖に意地悪だ。]
ち ──がうっ。
[ただ、起こすのは悪いかなって。
恥ずかしいから噛みついていただけなのに。]
[唇をつつかれれば、きゅうと引き結び。
うなじを舐められれば、喉奥に息を押し込んで。
逃げようにも逃げられず。
だからといって逃げようとも思わなかったのは
こうやってされることの全てが、嫌じゃなかったからだ。
まるでそれさえ見透かすように、耳朶が噛まれて。
ちいさく、魚が跳ねるようにミイユの体も跳ねた。]
しゃ、わ…!
……先にっ、どう、ぞ!
[身を離してくれたから、慌てて告げて。
噛まれた耳朶まで真っ赤にして、布団に潜り込んで隠れた。]
メモを貼った。
[逃げないでくれるミイユが愛おしい。
しかしこれ以上は自分が抑えられなくなる。
布団に隠れてしまったので、少し残念だがこれまで
ぽんぽんと山を叩いてベッドを降りた。
タオルだけ手にして、部屋の備え付けのバスルームへ]
[頭から水をかぶると意識もスッキリする。
長い髪、手足、羽は水を弾くから問題ない。
水を落とすと髪をゆるく編んでたらし、
腰にタオルを巻いただけの格好で部屋へ戻る]
先ありがとう、ミイユも。
[大人の男と一緒の部屋だということを意識させたくて
わざと服を持たずに向かったりした。
細やかな努力だ]
[布団のかたまりにぽふぽふと振動を感じて、恥ずかしくて余計に丸まった。
足音がシャワーの方へ、やがて水が床に落ちるような音が聞こえれば。
被った布団の中でごろごろと身悶えた。]
(はず、かしいっ)
[暫くは音を聴きながらごろごろとしていたが。
ようやく落ち着いたか、落ち着きかけたか、そんな頃に。]
───っ、 わ
[水も滴るなんとやら。
いや、水が滴ってなくてもなんとやらだが。
服も着ず、タオル一枚で出てきたから
出てきかけた布団のなかに、再び潜ることに。]
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