人狼議事


191 忘却の箱

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視点:


【人】 奏者 セシル


 なるほど。
 ……恋をしていたなら、か。>>0

 全ての恋がスイートチョコレートのように甘いわけではないし、
 それが甘ければ甘い程、後で口にする苦味や酸味は増して感じられるものだけど。

 ――だとしても。
 僕も、これは悲劇でなくて、温かい物語だと思うよ。


[ストロベリーブロンドを隠す赤い頭巾を、ぽふりと撫でて頷く。]

(2) 2014/09/05(Fri) 00時半頃

【人】 奏者 セシル


 そう、君の言う通り。>>1

 彼の名と共に、その想いも失いつつあった彼女が、
 それでも最期に咲かせた花が、これだった。

 明確な想い出は全て失って。
 咲く花の色が変わり果ててしまっても。
 ……それでもまだ、記憶の片隅に、
 ずっと。残っていたんだろうね。彼のことが。
 最期の最期まで、大切にしていたんだよ。きっと。


 ――だからこれは、
 最期まで、変わらぬ想いを持ち続けた人の物語。
 大事な人のことを最期まで忘れずにいられた、幸せな物語。


 …なんて、ね。
 

(3) 2014/09/05(Fri) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[花言葉の意を汲んで、ジリヤが同じように解釈してくれたことが無性に嬉しかった。
けれど、ふわりと微笑む様子は少し寂しげにも見えて。]


 ふふふ。でもこれが幸せな物語だとすると、
 …ちょっと、羨ましいよね。この人が。

 ジリヤは、誰か恋しい人がいたりする?
 覚えていたいこと。最期まで失くしたくない想い。
 大切な、何か。


[何処かふわふわと儚く見える彼女の、拠り所はなんだろうと。
質問して僅か逡巡ののち。苦笑しつつぽつりと零すのは]

 僕は、どちらかというと。
 ……忘れたい、からさ。色々と。*
 

(7) 2014/09/05(Fri) 00時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/05(Fri) 01時頃


【人】 奏者 セシル

[この日記の主のように、ジリヤにも誰か大切な人がいれば良いのにと、
もしくは、今はもう忘れてしまったのだとしても、いたなら良いのにと、
失う辛さを無視して単純にそれを願うのは、ただの偽善だろう。

自分が手にしたくてもできないものを、
彼女が代わりに持っていればいいのにと押し付けてしまう。
…それが彼女の幸せとは限らないのに。


大切にしたいものを問えば、特に、と返事が戻ってきて。>>11
そんな彼女は、本当に何も執着するものがないのか、
――それともとうに忘れてしまっているのか。]

(16) 2014/09/05(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 ただ生きる為に生きる、か…
 たしかに、そうかもしれないね。
 僕らは今の自分の在り方に、過去の経験や未来への希望が反映されがちだから。

 忘れるのは、”生きる”為に必要なこと。一理ある。
 こんな病にかかっていなくても、忘れる時は忘れるし。
 忘れるからこそ、進める道もあるわけだ。

 …或いはこれも、必然の忘却なのかもしれないね。


[左手を覆う紫色を見下ろして。
自身の過去の憂いが具現化したもの。そう信じている。
表出してきたそれを見て、”忘れた”ことに安堵している。

それはずるいことだと思っていた。逃げているだけだと。
でも少し、ほんの少し。
それを肯定しても良いような気になった。]

(18) 2014/09/05(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル


 ……ありがとう、ジリヤ。
 今日、ここで君と話ができて良かった。

[たとえ明日、
この時間を、君のことを、忘れてしまったとしても。]


 礼として僕に返せるものなんてないけれど。
 うーん、そうだな…このスイートピーを贈るよ。
 君は物語が好きなようだから。押し花にでもして、栞に。

[優しい時間。見つけた小さな喜びに。
左手のブーケから一輪、紫を切り離して。
ここでは珍しくもない花だから、受け取られなくても別段気にはしない。]

(20) 2014/09/05(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[そのまま、書庫を出ていくジリヤを見送って。>>15

妖精の消えた部屋は、一段明るさを減じたよう。
いくつか日記を手に取るも、どれも心に響かなかった。]


 ……ホットチョコレート。

[ふいに浮かんだのは、さっきジリヤの呟いた言葉。>>8
食堂にあるだろうか?聞いてみる価値はあるかもしれない。]*

(21) 2014/09/05(Fri) 02時頃

【人】 奏者 セシル

―食堂―

[……残念ながら。
食堂でホットチョコレートを得ることはできなかった。
代わりに薄味のココアを渡され少し眉を下げるも、
せっかく用意してもらったのに断るのも忍びない。

そのまま席に着き、ココアを啜りながら
先ほどのジリヤとの会話をノートに書き留める。]

(22) 2014/09/05(Fri) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[暫くそうしていたが、一段落してふと辺りに気を配れば。

近くのテーブルで会話をする集団の中に、
数日前に見かけた新入りの姿を見留めて。

ヤニクの手品に驚いたり>>17
スティーブンを見つけて大声を出したり。
眺めているだけでも、なかなかに興味深い対象だ。

嗚呼、そういえば。
あの病室に入り込んだ時>>1:100も、
この左手を見て驚いていたっけ――]**

(23) 2014/09/05(Fri) 02時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/05(Fri) 02時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/05(Fri) 02時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/05(Fri) 19時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/05(Fri) 21時半頃


【人】 奏者 セシル

―食堂―

[“ZURIEL” …白いシャツには、堂々とした主張。
されどその大きな体躯に似合わぬ、まごまごとした様子。
それはつい先日、この左手を見た時の反応を思い出させて。

この顔は、声は、記憶に新しい。
それに…そう、彼の行動は実に興味深かった。
だから、覚えている。]

(34) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

―回想・青い鳥を探して―

 やぁ、はじめまして。
 ……マイペースなクマさん?

[くすくす、くすくす。
笑いながら、病室の扉、その影から姿を現して。
突然の訪問者に声をかけられ、彼はさぞ驚くだろうと思いつつ、
その反応は気にせず話し続ける。]


 もう、治療は終わったかな。
 ずっと待ってたんだ。
 ここに”探しに”来る機会を――

[――この病室を訪ねる機会を。君と話す機会を。]

(35) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[毎日、毎日。何かを忘れては、新しく得ることの繰り返し。
忘れてしまうから、既に知った事実さえも、時には新鮮に感じられて。
何度でも発見がある。同じことを何度も尋ね、何度も好奇心が満たされる。

しかしそれはやはり、同じネガを焼き直すのに似た感覚があって。
知らないのに、知っている。知っているのに、知らなかった。

……そのデジャヴは。
せっかくの発見を少し、つまらなくする。]

(36) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[けれど、本当に新しいものには、それがないから。
全くの未知、一切の予備知識がない。
この閉鎖された空間では非常に珍しいもの。

だからいつも、“新入り”には積極的に会いに行った。

新しい何かに触れること。それは心躍ること。
――見つける喜び、その充足感が好きだった。
      …たぶんそれは、昔から変わらない。]

(37) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル


 青い鳥をね。探しているんだ。
 知っているかい?幸せを謳う鳥がいるんだよ。
 君の病室に。……来てないかな、と思ってさ。


[ぐるり、周囲を見渡して。
たくさんの付箋。付箋。付箋。>>0:64
そして瓶詰めの花弁。花弁。花弁―――

             ―――嗚呼、見つけた。]


 ……これ。
 これは全部、君の?
 

(38) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[窓際に並ぶガラス製品、その中身を指し示す。
色別にきっちりと分けられたそれらには、きちんと重さも示されていて。]


 ――すごい。すごいな、これは!
 ねぇ、全部? 全部、最初から?

 …あぁ、これは思い付かなかったなぁ……
 悔しいね。僕のは今からではもう遅い、
 捨てた分は戻って来ないからな…

 失った記憶の内容は、量は、体積に換算されるのか?
 実に興味深いテーマだ…
 花弁の大きさ、重さ、いや他にも要因が……
 

(39) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[眼前の男など居ないかのように延々と呟き続け。
その興奮が醒めてようやく、
息を詰め左手の紫を見つめる男に気付く有様。]


 あぁ、ごめん。ごめんよ。
 驚かせてしまったかな?
 僕はセシル。セシル・ヒポクリティスだ。

 …”思いがけない出会い”に感謝。
 これからもよろしく。

[彼の目の前で、紫の束から一輪摘んで。
手渡したのはセンテッドゼラニウム。
――それが、ズリエルとの出会いだった。]*

(40) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

―食堂―

[ズリエルとの出会いを思い返していれば、声をかける少女の声。>>26
振り向けば、そこにあるのは疑い知らぬ純真な瞳。]

 やぁ、ペラジー。
 何を見ているのかって?それはもちろん――

[自分の視線をペラジーが追うのと同時、]


 ――"ズリエル"さ。

[問いかけ>>27には、全部纏めて"名前"で答えた。]

(41) 2014/09/05(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル


 ふぅん?彼と飴を?
 いいね。きっと、喜んでくれるよ。
 行っておいで。
 ……たぶん。楽しいことになる。

 ──お兄ちゃんが、保証するよ。


[やわやわとその髪を撫でては微笑み。

……ペラジーには、小さな嘘を吐いている。
小さな…いや、小さい、のだろうか?



自分は"歳の離れた兄"などと。
──嗚呼、なかなかに酷い嘘ではないか。]*

(45) 2014/09/05(Fri) 23時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/06(Sat) 03時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/06(Sat) 03時半頃


【人】 奏者 セシル

[くすぐったそうにするペラジーはとても可愛らしくて。>>94
その姿に心和まされ、

――しかし兄と返されれば、笑みながらも瞳を伏せる。
肌の色も、瞳の色も違うのに。それでも彼女は、信じてしまう。]

(110) 2014/09/06(Sat) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[…何が、きっかけだったろう。
ふとした弾みに、ほんの出来心で。

――驚き、喜ぶ彼女の顔を見て、これは悪くない嘘だと思った。

苦しい、不幸な過去を忘れて、
新しい、幸せな未来を生きる。

だから、これは善い嘘だと思った。
彼女の嬉しそうな笑顔が、自身の心も温かなもので満たしていく。


……嗚呼、でも。 その心の本当の姿は。
罪悪感を振り払おうとする、偽善に満ちたものだったけれど。]

(111) 2014/09/06(Sat) 22時頃

【人】 奏者 セシル


 いってらっしゃい、ペラジー。
 あとで、彼とどんな話をしたか聞かせて欲しいな。


[楽しげな”妹”の後ろ姿と>>95、その先にいる人物達にゆるく手を振って。
飲み干したココアのカップを返却し、中庭へ向かった。]*

(112) 2014/09/06(Sat) 22時頃

【人】 奏者 セシル


 マーチェ?
 …居ますか、マーチェ?

[部屋にも食堂にもいなかった彼を探して。
書庫に行っている間に、自室に戻ってしまったのだろうか。
どうやら中庭にも、彼の姿はなかった。

代わりに見つけたのは、クリス。
ほんの思い付きで、誘いをかけた。]


 やぁ、クリス。良い天気だね。
 何処かでマーチェを見なかったかい?
 僕の絵を、描いてもらおうと思うんだけど。

 …君もどう?一緒に、さ。

[たとえ彼女にツンケンされてたとしても、気に留めた風もなく。]*

(113) 2014/09/06(Sat) 22時頃

【人】 奏者 セシル

―中庭―

[案の定、今日もクリスのご機嫌は斜めだった。>>122
それを見てにこにこと笑う様は、また彼女の気持ちを逆撫でしてしまうだろうか。]

 知らない?
 そうかそれはざn…

[――残念だ。
肩を竦めてそう返しかけたところ、朝のことを告げられて。
こちらを一切見ずに、けれど言い直すところなど実に可愛らしい。]

(136) 2014/09/06(Sat) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[いつも明るく朗らか、誰にでも優しいクリスが、
何故か自分にだけはこんな表情を見せるのだ。

それがまた非常に面白くて、
嫌われている、と落胆する気持ちより、
もっと色んな表情を見てみたい、という欲が勝る業の深さ。]


 …ふふふ。
 まったく、しょうがない子だな。
 何でそんなに拗ねてるの?

[他の子にするのと同じよう、ぽんぽんと彼女の頭を不用意に撫でて。

彼女の不機嫌、その理由に思い当たる節がないわけではないけれど。
しかと、それを覚えているわけでもない。
…怒らせたという結果だけは一応、メモに残されてはいるものの。]

(137) 2014/09/06(Sat) 23時頃

【人】 奏者 セシル


 まぁ、朝ここにいたというのなら、もう部屋に戻っているかな。

 ねぇクリス。
 せっかくだから君も行こう、マーチェのところに。

 ……君の珍しい表情を絵にしてもらうのさ。
 そう、その顔だよ。


[こんな誘い文句で一緒に来るはずもないけれど。
でも物は試し。声はかけてみるものだ。]*

 ――空白をね。埋めたいんだ。
 彼のキャンバスの空白を。

 顔だけ、なかったから。
 埋めるならきっと、僕より君の顔の方がいい。

(138) 2014/09/06(Sat) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

―麻雀の部屋へ―

[絵の空白を埋める。そうは言ったものの。
実際、部屋の片隅にあった、あの絵の空白に彼女を描きこむわけにはいくまい。
だからマーチェにお願いするのは新しい顔……クリスの仏頂面、だけれど。]


[さて、クリスは一緒に来てくれただろうか。
どちらにしろ行く先は決まっている。
朝方足を向けた部屋を再び訪れ、ノックを数度。]

 ――マーチェ?

[中にいる、ある種の確信を持って、入室の許可を訊ねる。]*

(141) 2014/09/06(Sat) 23時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/06(Sat) 23時半頃


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