43 朱隠し
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―昨夜・供物台― [明之進の返答に>>0:263自分の話が出てくれば去った家でその話が語り継がれていることを知り、余り仲の良くなかった弟を思い出して苦い顔になる。
視線に合わせて見えない左足を窺うも、人間でないものをそれなりに見ているからか特に何も思うことは無く。 むしろ気になるのは何処かに面影を探してしまうその顔……]
しかし、神隠しに会うのと縁を切られるのでは随分意味が違うのではないかと思う。 望んで家を出て行ったかもしれないだろう?
[そんな風に返事をしつつ、言葉をいくつか交わした後去る背中を見送ってから神社の屋根へ消えていった]
(48) 2011/02/12(Sat) 23時半頃
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―屋根の上― [祭りで賑わう辺りを見下ろしている、恐らくここならアヤカシ以外には見つかるまい。
ぼんやりと午前中の日差しを浴びてしばらく過ごし、ふと供物台の前に先日の男が居る>>45のを見かける]
(54) 2011/02/13(Sun) 00時半頃
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[大きくネコのように伸びをしてから神社の裏手にふわりと居りる。 目的が無い訳では無いが積極的になる理由も――まだ、ないと思っているので寝ぼけた頭のままゆるゆると何処かへ寝なおそうと歩き出した]
……ふぁー。あのまま寝ていればよかったかな。
[ぐるりと回った供物台の前にはまだあの男は居るだろうか? そんなことを頭の片隅で考えながら大きなあくびをひとつした**]
(61) 2011/02/13(Sun) 01時頃
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―供物台前―
何が他力本願なんだい?
[男の呟きは概ね聞こえてきていた、意志は大凡理解しただろうがあえて問いかけながら。
しかし、アヤカシになったら人間より長い時を過ごさねばならない事を男は知っているのだろうか。 それとも贄として其処で終わると考えているのだろうか。
どちらにしても、安易に願いを叶えてしまうには…………まだ早い]
(75) 2011/02/13(Sun) 11時半頃
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いえいえ、俺一人ではとても運べなかったから人に手伝ってもらってね。 泊まっている宿もわからなかったから適当にしてしまったけれど大丈夫だったかな。 [自分より背の高い相手だという事で例え触れられたとしても人間ならば一人では無理だっただろう。
そも自ら運んだと言わねば嘘にはならない、良い人だと勘違いされたままな方が真実を知った時の反応に期待ができるかもしれない。 このアヤカシは、幼い子供より我が儘で身勝手ないきものなのだ。
緩く笑みを浮かべそう答えると藤の香りがふんわりと漂った**]
(76) 2011/02/13(Sun) 11時半頃
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―供物台前― いいや、仮宿の関係者らしい。俺も良く知らん。
[ゆっくりとした足取りで>>77朧に歩み寄ると供物台に積まれた団子を見つける]
これは、見矢さんが?
俺は藤之助、この村出身だが今は知り合いに来ていることを知られたくないので苗字は内緒だ。 実はこの辺りではそこそこ有名な家なのでね。
[万一加賀屋の名前を知っている時の為にそう誤魔化す、これも嘘は混じっていない言い回しになる]
(102) 2011/02/13(Sun) 22時頃
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[朧の話>>78>>79には興味を惹かれなかった様だ、フゥとため息をひとつ]
きっとアヤカシは、嫌がる人間を無理矢理連れ帰るのを好むから皆は攫われまいとするんじゃないかな?
[嫌がる、といえば先の祭りで連れ帰った青年は「弟が一人になってしまうからやめてほしい」ととても嫌がってくれた。 ああいうのはとても攫い甲斐があると思うこのアヤカシは他のアヤカシの印象が悪くなる事など気にしないのだ]
(104) 2011/02/13(Sun) 23時頃
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祭り、ね。人ごみは少々苦手なので俺は篝火にしばらく当たってから帰ろうかと。
[んーと首を傾げ、あまり共にする時間は長くない方が良いと考えて緩く断る]
アヤカシがひとつだとは限らないし、そのアヤカシにもよるかもしれないけれどね。 俺が知る限りでは望まないまま攫われた者の方が多い気がして。
[それも自分が転じる前の話、最近はどうだか正直知らかったし其処に興味はあまり無かった。 少なくとも自分が攫うのは、嫌がる相手の方が多いというだけ]
(106) 2011/02/13(Sun) 23時半頃
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[すれ違う見知らぬ青年に睨まれた>>110ような気がした。 話を聞いていたのだろうか、内容は誰に聞かれても構わないもの程度に抑えてはいる。 何か意見があれば聞いてみようかと思ったがそのまま通り過ぎてしまう。
嗚呼、少し残念……]
(114) 2011/02/14(Mon) 00時頃
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[またあの青年とすれ違うだろうか?その時は自身がアヤカシだと知らすのも悪くないかもしれないとほくそ笑む。 直ぐに表情を元のやわらかいものに戻すと朧と篝火の方へ]
アヤカシとていきもの、だろう? 山の神とはいえ意思のあるものなら個性もあると思う。
[ひと括りにアヤカシといっても様々、髪に隠れた短い角をそっと撫でて歩き出した]
(118) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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…………、そうだね。 長生きする方が色々なものを知ることが出来て良いんじゃないだろうか。
[ぼやりと揺れる篝火の前、暖かな光が体を温めてくれる。
――自分は何故あの時、ウトに頼んでアヤカシにしてもらったのかを思い出しながら]
好奇心が無くなった時が死ぬ時だ。
(122) 2011/02/14(Mon) 00時半頃
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!
[想定以上の言葉に流石に驚いて朧の方を振り返る]
先にも言ったが、今はこの村に住んではいないのでこの祭りが終われば遠い里に戻らねばならないのだ。
[至極残念そうに呟く。このアヤカシは演技力も相当なものだ。 無論会う方法は無くは無いし、叶える事もできる。
其れを伝えるはずも無く、いずれ知る事実のため雰囲気を盛り上げて置くことも忘れない]
祭りの間ならば、こうして会うことはできる。 しかし…………すまない。俺も見矢さんが…………
[自分をアヤカシだと知った時の態度が気になって仕方ない。 そう心の中で言葉を締め括る**]
(130) 2011/02/14(Mon) 01時半頃
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