人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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視点:


メモを貼った。


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 00時頃


―― 地下聖堂 ――

[ゆるりと瞼を開け、身を起こす。
見覚えのない天井が見えた。

濃密で甘い芳香が漂っている。
まるで夢の中にいるような心地でぼんやりと座り込み。
視線を彷徨わせて人がいる事に気づいた。]

 ―――…。

[アヴァロン伯とラルフの姿。
アヴァロン伯は灰になって散った事を思い出す。
ならきっとそういう事なのだろうと理解した。]

 そう…私は死んだのね。

[そっと首筋を撫でる。
痛みも苦しみもない。
自分に手を掛けた彼は優しかったから、きっとそのおかげだと思った。]


メモを貼った。


【人】 小悪党 ドナルド

>>3
……。

[きり、と唇を噛む]

ふざけんな…。
俺は、……

[忘れていた渇きを刺激するような言葉。
 ……エリアスの右肩に触れ、
 まだ固まらぬ血の色にくらりと眩暈を覚える。

 あまい、花の香り。
 まるで糖蜜水に薔薇の色を映した様な。

 小さく、浅い呼吸が洩れる。
 唇を近づけかけて――
 ゆっくりと頭を振り、顔を背けた]

(7) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

―― 地下聖堂 ――

[二つであったはずの気配が三つに増える。
新たな声に女はピクと肩を揺らし其方を見遣る]


――…ようこそ
死者の世界へ


[歓迎の言葉を紡げど
エリアスの死を喜ぶような響きはなく]


あなたは――…
魔女にはならずに済んだのね


【人】 小悪党 ドナルド

[客室の寝台を整えてエリアスを横たえる。

 恐らくは、その身体は影により、
 地下墓地に運ばれるのだろう。]

――…。

[十字を切ろうとして躊躇うが、
 試したそれは、自分に何の害も齎さなかった]

(8) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


……。…神なんて、いない、か。

[苦笑して炉に戻り、
 消えかけた炎に、最後の包みを放り込んだ。

 ――銀の杭が燃え残ることも
 或いはあるかもしれないが
 其れを然程、気にはしていない]

……。

[ボウガンをどうするか迷い、
 マントルピースに掛けたまま、部屋を出る。

 何処に行くというあてもなく歩き出す*]

(9) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

 魔女…。

[そう答える声に力はない。
私は人として死ねる、そう言った時のドナルドの反応を思い出す。
彼は心は人間のままにあった、そう感じた。
なら、目の前にいる彼女――アヴァロン伯もそうなのかもしれない。]

 ……魔女狩りのように貴女を狩り。
 私はもうすでに魔女だったのかもしれません。

[保身の為に異端審問に突き出そうとした事実は消えない。
醜悪なのは吸血鬼であるアヴァロン伯よりもきっと。]

 私は神の元には行けませんね……。

[悲しげにそう呟いた。
このまま朽ち果て、忘れ去れてしまうのだろう。
それも宿命なのだと受け入れるしかなかった。]


【人】 小悪党 ドナルド

―二階・宴会場―

つ、……っ…。

[風の刃が切り裂いた腕の傷に触れ、
 痛みに眉を顰める。

 ヒトならぬ身とは言えなりたての雛鳥。
 血を取り込まぬ限り、
 恐らくまともに回復はしないのだろう。]

傷薬とか、…きかねえよな。

[苦笑して首をかしげ]

せめて包帯とか。
…あるとしたら、使用人室あたりか?

(14) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

罪無き罪を断じられるのは誰しも恐ろしい
魔女の汚名を返上するために力を尽くしたあなたを
私は立派だと思うわ

人であればこそ
生きるために足掻くのでしょう


[女は守られるばかりで生きる為の努力を怠った。
討伐隊に狩られた事を恨めしく思う気持ちはない]


魔女ではなく、人なればこそ、と
私はそう思う


[神のもと、とエリアスの呟きには淡く微笑むのみ]


 …貴女はとても綺麗な世界で生きてきたんですね。

[純粋に羨ましい、そう思う。
汚い世界を見たから綺麗事ばかりを述べる事など自分には出来ない。
彼女が悪いわけでも、自分が悪いわけでもなく。
ただ、生きてきた世界が。
見えていたモノが違っていただけ。

彼女のように綺麗な世界で生きていたい。
もう死んでしまった自分には叶わない願い。]

 …まだ、死にたくなかった。

[小さく呟く。
人として死ねる幸せ、それは紛れもなく本音ではあったけど。
本当は生きていたかったのだと、はっきりと悟った**]


人であった頃は――…、そうかもしれない


[平凡な家庭に生まれ平穏な日々をすごしてきた。
元々持っていた魔力も使う必要もなく
魔女と言われることもなかった。
死にたくなかった、と呟くエリアスを
濡らしたままの深紅の双眸が見詰める]


死にたくなかった、なら

人としてではなく……
私のように闇に属する者としての生を受けてみる?


[女が示すは一つの選択肢。
人としてあるか吸血鬼として生きるかは
エリアス自身が選ぶべき事]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 02時頃


【人】 小悪党 ドナルド

─二階客室─

[一階に降りるか、いっそ三階を探索するか。
 しばらく考えた末に面倒になり、客室に戻ってクローゼットを開ける]

……ああ、まだあった。

[浴室に落ちたときに漁ったまま、
 清潔な白布が何枚か残されていた。

 取り上げ、端を咥えてゆっくりと裂く。
 簡易な包帯を作り上げると、
 怪我をした箇所にいい加減に巻き付ける。]

(42) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…多少は動きやすいか。

[白布はみるみるうちに紅く染まるが、腕を動かす度に走る痛みは、多少軽減されていた。]

……うまくいかねえもんだな。

[複雑げに苦笑して、寝台の方向に目をやった。
 ──なにも気づかぬうちに殺してやれればそれでよかった。
 だが。

 状況をよく知らないエリアスにも、……もう、自分は人間には見えなかったのだろう、と]

(43) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……乾きを癒せ、…か。

[殺せとだけ言われたわけではない。
 それは覚えている。

 だが、吸血しろとはっきり言われた訳でもないのだ。
 ひととしてひとを狩ればいい。
 …それなら納得できる範疇だと、何かを飲み込もうとするかのように軽く笑う]

(44) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

(──雇い主が、変わっただけだ)
(気にくわない主なんて、今までもたくさん…)

[思考にのぼせてひどく胸が苦しくなり、唇を噛んだ。

 ──違う。
 あの男のために動くことが自分は、……嬉しいのだ、と。

 短い間とはいえともに手を携えた仲間を殺しても、その命に従いたかった。

 だがその欺瞞が直視できず、
 ぎりぎりとただ心臓だけが痛みを訴える。]

(45) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……。

[無意識にポケットの上から、そこにあるものを探る。
 ほんのりとした熱が伝わり、少しだけ気分が軽くなった気がした]

……?

[宴会場に出て、目を見開く。
 ──何か下が騒がしい気がした*]

(46) 2012/05/02(Wed) 09時頃

 ……え…貴女のように?

[アヴァロン伯の言葉()に視線が揺れる。

人として死ねたのは幸せな事――本当に?
目の前にいるアヴァロン伯は闇に堕ちても人と変わらぬ心を持っているように見える。

 ――私も同じように。

甘い考えが胸の内で渦巻いて離れない。
一度死にたくなかったのだと自覚した身では抗う事は難しい。]

 本当に…まだ生きていてもいいの?

[縋るような瞳でアヴァロン伯を見つめる。
生きて。
魔女と謗られる事もなくひっそりと生きていければ。
それはなんて素敵な事だろうと思った。]


――ええ、私と同じように
幸い、あなたの身体はまだ形を保っている
あなたが望み、主が――…


[何か思い出したように口篭り
ゆるゆると小さく首を振る]


主でなくとも、吸血鬼が応えれば
第二の生を、生きられる
あなたが生きたいと望むなら


[良いのかと問うエリアスに肯定の頷きを向けた]


人であった頃と全く同じではないでしょう
血を欲してしまうこともあるでしょう
血を与えた“親”に従うことも必要になるでしょう


[示した選択肢により
変わるだろう事をぽつぽつと語り]


それでももう一度
生きたいと言うなら

――…それはきっと叶う


[傍にいるなら女の声は聞こえているだろう。
エリアスにそういい終えると
今度はラルフへと顔を向ける。

彼は如何思うのだろう、と。
そんな思いをもち、その反応を窺った]


[諭すようなアヴァロン伯の言葉()に逡巡するように俯く。

人であった頃と全く同じではない。
血を欲し、血を与えた親に従う。
それが辛い事なのかは分からない。

人でありたい。
死にたくない、生きていたい。

相反する願いが胸中を渦巻いて苦しい。]

 …私は。

[保身の為に異端審問に突き出そうとした。
すでにこの心は魔女と同じであると、そう思う。
もう汚れているこの身ならば。]

 それでも生きていたいと、そう願ってしまいます。

[罪深い願いに自嘲するようにそっと笑みを洩らした。]


[俯くエリアスに歩み寄り、視線を同じくして]


其れがあなたの願いなら
叶える為に私も力を尽くしましょう


[女はエリアスたち討伐隊に追い詰められ退治された魔性。
それも世の理と何処かで思っていたから咎める気もない。
ただ残してきた者の行く末が心配でそれが未練となっている。
それが消えてしまえば、留まる理由さえ消えるかもしれぬが]


苦しそうな、貌
過去があなたを苛むなら
その過去も取り除いてしまいましょうか


[幼子をあやすかの如く撫でようと
エリアスの頭へと手を伸ばした]


[アヴァロン伯の手が頭に触れ、優しく撫でられているのが分かる。
涙腺が緩みそうになるのを堪える、素直に泣けない程には年をとっていたから。]

 …過去を消す事など出来るのですか?

[過去は生きてきた証でもある。
それを消してしまうのもまた罪深いような気がして。
それでも全てを忘れて新たな生を歩む事が出来るのなら。
それはとても有難い事だと思った。]


[エリアスの言葉の一つ一つが
歩んできた一端を垣間見せるように思う。
姿変わらぬままそれなりの年月を経た女は
艶やかなエリアスの髪を撫で目を細めた]


私は魔女だから
それくらいの魔法は使えてよ?


[主の血を受けた肉体が失われ
血の束縛さえ薄れてしまった女は
此処でない場所では口にしなかった事を
悪戯っぽい口調で告げた]


[悪戯っぽい口調に吊られるように小さく笑い。]

 魔女…そうだったんですか。
 それならそれくらい簡単に出来ますね。
 …ではお願いいたします。

[そう言うとそっと目を閉じる。
神への不敬を詫びるようにロザリオを手に取って口付け。
静かに祈りを捧げると、ロザリオを外して床へと置いた。
それは神への決別の意思の表れであった**]


【人】 小悪党 ドナルド

─二階 宴会場の窓際─


(──良い子で帰ってきたら)
(褒美)
(きっと気に入る)
(手負いの、餌)



[壁に凭れ、窓から外を眺めながら、
 あの男の『声』を反芻する]


(命令)
(──衝動を、殺すな)

(71) 2012/05/02(Wed) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

……。痛ぅ、…

[無意識に傷口の上を握り締めていた。
 ぬるりとした感触と痛みに、顔を顰める。

 骨が見える程に抉られた其れは、
 ひとならば意識を失う位の激痛を齎していただろうか]

(72) 2012/05/02(Wed) 17時半頃

――…漸くわらった


[今度は嬉しそうににっこりと。
エリアスの小さな笑みに顔を綻ばせる。
髪撫でていた女の手は下ろされて
祈りを捧げる様子を静かに見守った。
ロザリオが床へと置かれると
女はエリアスの額に自らの額を重ねる]


我が名の下、あなたを苛む過去を
地より深き場所に封じる


[術師である女かエリアス当人が望まぬ限り消えぬ呪を
女は朗々と宣し其れを為した**]


【人】 小悪党 ドナルド


[ぼんやりと紅に見蕩れた。
 己の内を蝕む渇き。
 目覚めて此方、自らを苛む其れ。
 
 嫌だ、と悲鳴をあげつづける声がある。
 褒めてくれるんだろ?と笑う自分がいる。
 
 いいこと尽くしじゃねえか。
 あの薔薇色の水に手をのばせば、
 何もかも楽になれる。知っている。
 
 ──それでも、]

(73) 2012/05/02(Wed) 18時頃

【人】 小悪党 ドナルド


……?

[大階段から上るふたつの気配に気づく。
 ゆっくりと身を起こし、其方に目を向けた**]

(74) 2012/05/02(Wed) 18時頃

[ヘクターに匿われ生きながらえたあの時
彼が与えてくれた領主の肩書きとその地位。
そのお蔭で暮らしに困る事は無かった。
最初の数年は彼の真似事をしながら勉強して
託されたものを守る事だけを考え力を尽くした。

彼がどうなったかは噂で知るのみ。
最期など見ていないから
待っていればひょっこり帰ってきてくれるかもしれない。

そんな淡い期待を抱きながら過ごした]


[いくら待てど大事な主は戻ってこない。
彼の残した言葉を試そうにも
血を捧ぐべき彼の姿がみつからない。
寂しさと恋しさばかりが募る。
眠れぬ夜が続く。

待つことに疲れてしまったあの日。
妹を捜すきょうだいの姿を見掛けた。
二人を城へと引き入れて妹の捜索に人を遣る。
いくら捜しても彼女はみつからない。
みつけられぬ事に落ち込む女を
辛いはずのきょうだいが慰めてくれた。

そうして日毎に二人との距離は縮まる。
二人の存在が共に在る喜びを思い出させてくれた]


[中庭に咲く薔薇を手入れしていた或る日。
一群れの薔薇の棘が無くなっていることに気付く。

ヒューが心配そうに女の手をみていたのは知っていたのに
心配せずとも大丈夫だと彼に伝えそびれてしまっていた。
言えばヒューの行動は変わっていただろうか。
女の代わりに彼の手指が薔薇の棘で傷つかずに済んだろうか。
彼が自分を案じて為した事と思えば何も言えず
傷付いた指先に軟膏を塗り手当てするくらいしか出来ない。

謝るヒューに女は微笑み
手当てしたばかりの騎士の手を優しく両手で包み込んだ]


[ヒューは優しい。
その優しさ故に傍に置く事に不安を感じていた。
傍にいればいつかまた女の為にその身を犠牲にしそうで
自らが傷付くのを厭わず薔薇の棘を折った彼を見詰める。

何処かでそれを感じていたのに
女はヒューを手放せなかった。
騎士として忠節を尽くして呉れる彼の優しさに甘え
女は彼を傍に置き続けた。

今もなお騎士として在り続けるヒュー。
彼の思惑を知らぬまま女は城の奥底にあり続ける**]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 19時頃


ドナルドは、ヘクターに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 19時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 20時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 21時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

―二階 宴会場―

……。おい…、…

[まず目に入ったのは、見慣れた巨躯。
 逞しく盛り上がった筋肉は血に濡れて、
 左手はひどく焼け爛れている。

 思うよりも遥かに酷い外傷に
 無意識に気遣うような声が漏れ
 
 はっとした様に口を噤んで
 彼を睨み上げる]
  

(97) 2012/05/02(Wed) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ッ、…。今更…。
見てたんだろうが…。

[――獰猛な双眸が己の腕に当てられ、
 いたたまれず目を逸らして、彼の背後を見た]

(98) 2012/05/02(Wed) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

……センセイ、か。
意外な対戦者だな。

[ヘクターに続き、現れたのはレオナルド。

 衣服は汚れ破れ、惨憺たる有様ではあったが、
 その眼差しは寧ろ己の知る彼よりも凄みを持ち
 暗い深淵を湛えている様に見えた]
 

(99) 2012/05/02(Wed) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[レオナルドと相反して、
 隻眼は吸い寄せられる様にヘクターの背に向かう。

 ……おそらく男にとっては、
 どちらが勝とうが
 どうでもいい遊戯でしかないのだろう、と苦笑する。

 どちらの玩具が壊れても、
 残った玩具で愉しめば良い。]


……なんか、交換条件でも出されたか?
此処から出してやる、とでも?

[ 分銅代わりのカフスを外し、
 しゅるりと闇色のワイヤーを引きながら尋ねた]

(100) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[――無論、知らぬ。
 レオナルドの寿命が尽きかけていることなど。

 名の覚えの悪い己が『センセイ』と呼んだ通り
 叡智を湛えた瞳は今もって、
 隻眼の男にとってヒトそのものに見えた。

 知恵も学もない男にとっては、
 彼の知への貪欲さは想像もできぬもの ]


――……、…。
レイピア、……ラルフのか?

[何度か組んだ青年が
 常に携行していた銀の細剣。

 それに気をとられ、
 試験管の事にはまるで気づかない。]

(107) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……。…
羨ましい、…だって?

[眉を顰め、切っ先からの距離を目視で測る。
 信じがたい事を聞いたように低くうめいた]

こんな、……死体と変わらねえ身体がか…?

っ…――ッ
[左目の死角に目掛け、レオナルドの薬剤が投げつけられる。
 がしゃりと試験管が割れ、中の液体が肩にかかった]

(110) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

うっ、あ…ッ

――チッ

[しゅうしゅうと、白煙。
 舌打ちし、距離を詰めるように床を蹴る。

 焼け爛れるような痛みに構わず、 
 ワイヤーを鞭の様に撓らせる。
 細く強靭な鋼糸が、細剣を目掛け唸りをあげた]

(115) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

ドナルドは、レオナルドに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 22時半頃


ドナルドは、ムパムピスに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 22時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

[細剣を絡めとり、ぎりぎりと引きずり寄せようと力をこめた。
 距離が詰まり、腕の届く箇所にレオナルドの体躯が迫る。]

――ッ、………ったかよ、!

[投げつけられる酸の瓶。
 だが、今度の攻撃はある程度予測していた。
 
 捕らえた剣を軸にする様にして
 身を捩り、右腕を乱暴に薙ぐ。
 
 ぱりん。
 
 音を立て、空中で瓶が破裂する]
 

(133) 2012/05/02(Wed) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド


つっ…、…ッぐ

[全ては避けきれず、その内部は飛散して皮膚を焼く。
 直撃にはいたらなかったが
 酸は傷口をまともにかぶり、
 即席の包帯が切れてばらりと解けた]

(134) 2012/05/02(Wed) 23時頃

[女は魔法に長けていた。
元々そのような力を有する家系だった。
占いをし、薬草を扱い、魔法を扱い怪我や病を癒す。
ヒューが白い魔法と称したように白魔女とも呼ばれる系譜。
魔女狩りにあわずに済んでいたのは
必要とされた時にしかその力を使わなかったから。
もう一つの理由は害無き白魔女よりも
この地の民は吸血鬼と噂される領主の方をおそれたから]


【人】 小悪党 ドナルド

……ッ、ンな事までして、こんな身体になりたいのかよっ…。

[ワイヤーに触れた部分の細剣の刃が、
 音を立てて漆黒に染まっていく。

 ……ラルフの刃だ。

 彼がこれを貸したのか。
 傭兵にあるまじき程潔癖に優しいあの男は、
 この光景を見たら悲しむだろうかと脳裏に浮かぶ。

 酸に痛む腕を揮い、ぶんと横に薙いで剣を打ち捨てる]

(139) 2012/05/02(Wed) 23時頃

[常に身につけていた紅玉も
占いに使う道具のひとつで。
師ともいえる祖母から譲り受けたもの。

今は手元に無き品。
ずっと大事にしてきたものなのに
手の届く場所になく
何処にあるかも知れない。
触れられぬことを少しだけ心細く思う]


【人】 小悪党 ドナルド

[腕はじんじんと熱く、
 エリアスの刃の傷と相俟って魔物の身体を苛んでいた。

 僅かに荒い息をつき、軽く腕を動かす。
 多少、鈍い。だがまだやれる。]


………。

[思案して、血のこびりつく包帯を剥がした。
ぎゅっと掌に巻き、握り締める。]

(141) 2012/05/02(Wed) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ワイヤーを引き、生き物の様に手元に戻す。

 漆黒の闇の血に染まる其れは、
 既に隻眼の男にとって、自らの腕の様に自在に動いた。]

……。
………センセイ、アンタ……。

[瞠目し、まじまじと彼を見る。
 ……恐らくは薬剤か何かで活性化しているのであろう、彼の身体能力。
 けれど其れにも隠せず、その顔は窶れ、どこか深い死の影を宿していた]

(145) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ちッ、…――

[跳躍に舌打ちし、左手でワイヤーを勢い良く揮う。
波打つそれは死角を防御するように流れ、彼を遮ろうとする]

――ッ、……

[触れれば恐らく身体を切り裂くであろう鋼糸を避け、
レオナルドの痩身が右側に向けて飛び掛った]

(147) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[懐に飛び込んだ彼の手にあるものを認め、
 ぎり、と唇を噛み締める。

 現物を見たことはない。
 けれどその存在は何処かの戦場で聞いたことがある、其れ]


――っ

[包帯に覆われた右手を、レオナルドが掴む火炎弾に伸ばす]

(149) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[レオナルドの手首を握り、捻り上げる
 無理やりその身体を拘束し、火炎弾を捨てさせようと身を捩った]

……捨てろ、センセイ!

(153) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

センセ…ッ、

[離す気はないのだろうとぎりりと歯を食いしばり、
 ワイヤーが彼の手首を断ち落とそうと巻きつく。 

 だがそれが果たされる前に
 彼の笑みとともに力なく石床に落ちた]

……ッ、…ぁ、…

(159) 2012/05/03(Thu) 00時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/03(Thu) 00時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/03(Thu) 00時頃


【人】 小悪党 ドナルド

く、…っ、
[火炎弾を掴み、思い切り背後に投げる。

 弾は作業室の扉にぶつかり、派手な音を立てて燃え上がった。]

……センセイ、……

[――俺の、血をと。
 息が落ちるその瞬間、
 そう聞こえた声に目を見開き。

 迷う様に縋る様に中空を仰ぐ]

…ッ、……

[かの男は、――見ているのだろうか。]

(166) 2012/05/03(Thu) 00時頃

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