人狼議事


175 Arco Mondo -初夏の訪れ-

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 ……ん?みいゆ?

 わかった。

あれこれと考えている間に告げられる名前、
 散々呼んでいたものは呼び名、だったのだろう]

 他には?

[促すように問いかけるが、
 そうでもしないとまたキスしたくて仕方ないから。
 一日中こんなで、いいのだろうか]


 で、も。
 ミユ…──で。

[いい、と。
 他にはと促されたら、何を云うか考えているうちに。
 くるるる、とお腹が鳴いた。]

 おっ、…お腹───!

[すいた。
 先程までのはずかしさとはまた別種の羞恥。
 額を擦り付けるように、肩に頭を押し付けて小さく首を振った。]


 いいの?

呼ぶにはどちらでも構わないが、
 ミイユが呼ばれたい方にすることにした。
 それから聞こえる腹の虫]

 ……食事のこと忘れてたな。
 ここに運んでもらえるんだっけ。

 それとも、食べに出てみる?

[まだ船内の住人もそう多くはないだろう、
 今のうちならばミイユも散策に出かけられそうだ。
 ぽんぽんと頭を撫でて、選択肢を二つ]


 すっ… すき、に。

[好きに呼んでほしい。
 呼ばれる度に、とくんと鼓動が打つから。]

 ───。

[腹の音は確りと聞かれてしまっていたようだ。(
 恥ずかしさに無言は続いたが、頭を撫でられて更に息を詰める。]

 (これは。)
 (子供にするのと、同じ?)

[そう思うと、ぎゅっと胸が痛くなって。
 胸元をとんと叩いて、ほんのすこしだけジェレミーを睨んだ。]

 ふたり、で ……食べられる、なら。

[家に呼んだとき、結局自分は食べなかったから。
 今度はちゃんといっしょに食べたい。]


 ミイユ。

[どちらでもいいのなら、きちんと呼びたい。
 あらためて確かめるように名前を繰り返すと
 何故か睨まれた]

 なら、部屋にしよう。
 ミイユ好き嫌い、食べられないものとか。

[どんな料理が出てくるのかわからないが、
 特に嫌いなものもない自分は併せられる。
 確認してから注文をして、
 二人だけの食事の時間になる**]


 ───ん…

[呼ばれて、自然とふわり笑みが浮かぶ。
 睨んでいたのも一瞬だったが、笑みを浮かべるのもまだ一瞬だ。]

 へ、き。

[好き嫌いはない、苦手なのは甘すぎるものくらいだ。  どんな食事がくるのだろう。
 すこしわくわくしながら、運ばれてくるのを待つことになる。

 が、まずは彼から体を離すところからだ。
 恥ずかしいのからは解放されるが。
 そのぶん、それ以上、寂しく感じてしまってしょうがない**]


メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

ヴェラ…
[外のヴェラの声>>2に驚いて戸を開ける。]

[ボロボロに泣くヴェラの姿が見えた。明らかに何かあったのだろう。]

…ヴェラ。
なにがあったかは知らないが、俺になにかできることがあるなら言ってくれよ。薬の妖精として毒の妖精として、夏の使者として。…一人の友人として、俺にできることがあるなら。
[そう伝えながらヴェラを部屋に案内する。]

(6) 2014/05/19(Mon) 09時半頃

淡く浮かぶ微笑みを見て笑えた事に安心した。
 消えるのも早かったが、また笑顔を引き出せるように
 こちらが努力をすれば良いこと]

 (動物と話せるのに肉を食べれるんだろうか)

[浮かんだ疑問、しかし獣をそのまま食べることは
 妖精である自分たちには不可能だ。
 あまり気にしなくてもいいだろう。 たぶん]
 
 ミイユ、こっち持ってて。そのまま。

[運ばれてきた食事は、
 普段作らないようなようなものばかり。
 どれも美味しそうで忘れていた空腹を思い出す。

 その中でカットされたフルーツをミイユに持たせ、
 ちらりと視線を流したあと、ぱくんとかぶりついた*]


メモを貼った。


-- 食事風景 --

[並ぶ食事は見たことのない、森の中でのものよりも豪勢なものだった。
 中には動物の肉を細かくしものもあったかもしれない。
 それはさすがに口に出来ず、初めて食べられないものと出会うことになった。]

 ───?

[マイスの実を裏ごししたスープ。
 瑞々しい野菜のサラダ。
 注がれるヴィーノからはふわりとお酒の薫り。

 カットされた果実を持たされて顔を傾けていれば、それにかぶりつかれた。
 恥ずかしさがうっすらと訪れる。]

 ───……っ

[これがこういう食べ物を食べる時の作法なんだろうか。
 じっとジェレミーを見つめて、箸が止まった。]


【人】 薬屋 サイラス

…そうか。
[ヴェラの語り出した独り言>>7に静かに相づちを打つ。]

[サイラスは片思いなどしたことはそんなにないが。きっとトレイルが他の妖精に好意を寄せたりしたら想像を絶するほど苦しいだろうと思うから。]

ヴェラ。
[だから提案しよう。]

…チャンスぐらいなら作ってあげられるかもしれない、俺になら。
片方だけチヴェッタに乗せて引き離してしまうか、もしくはお前とその最愛の人が一緒に船に乗るか。
俺になら、そういう決定を下すことができる。
どうだ、そうしたいと思うか?

ただ、よく考えることだな。
俺が薬の妖精だの毒の妖精だの呼び名が安定しないのは、それが薬になるのか毒になるのかは捉え方次第だからだ。
俺のこの囁きがお前にとって薬になるのか、毒になるのかよく考えるがいい。

悪い妖精かどうか…か。
思うだけなら、きっとそうじゃないさ。
[そう言い残してサイラスはヴェラの部屋を去った。]

(8) 2014/05/19(Mon) 14時頃

メモを貼った。


[いかに普段手抜き料理(または買ったもの)で過ごしたか
 そして自分の料理の出来なさを知る機会になった。
 役目の後に元の暮らしに戻って、自分で再現も出来そうに無いし。

 春から夏にかけては果実も多く実る時期、
 何を食べても美味しいのが良い。
 特にミイユの手から食べるとなればそれはもう格別だ。
 同じように手にして、ミイユの口元へ]

 うまいぞ?

[まさか作法だと思われているなんて知らず、にこりと笑う]


[材料さえあれば何となく似たものは作れそうだ──肉以外は。
 なんて全く別のことを考えながら。

 気付けば同じように口元へ差し出される果実のひときれ。
 それとジェレミーとを交互に見つめる表情は
 いつもの通り無愛想な。]

 ……、ん

[けれどちゃんと見ていれば、照れているのであろう色を携えて。
 先程彼がしたようにぱくりとしてみたが。]

 (やるのも、やられるのも)
 (恥ずかしいな、これ。)

[口にいれれば無言でもぐもぐ。]


 ミイユは料理上手だ、よな?

[今後は世話になろうと、勝手に決めた。
 やはり肉料理は無理らしいが、食べなくても問題もない]

 (魚はどうなんだろう、会話も出来たりして)

[気になることは多々あれど、今はこの料理を楽しむ時間。
 ヴィーノのアルコールもほのかに回りはじめ
 少しふわふわとし始めてきた]

 一緒に食うとより美味いな。

[もぐもぐする姿を眺めつつ手は進み、すっかりもう満腹だ]


【人】 薬屋 サイラス

ー夜・自室ー

トレイル、ちゃんと歯は磨いたか?
[ぽんぽんとトレイルの頭を撫でながらそう尋ねる。]

…なんとか、もうすぐで夏の使者としての仕事が終わりそうだな。
お前がいてくれたおかげだよ。
[そう言いながらトレイルをベッドへと導く。
そしてトレイルと一緒にベッドの縁に座り、]

ぎゅっと抱きしめるって、こうでいいのか?
[と横からトレイルの身体を抱擁する。]

これで、横になれば大丈夫なのか?

(9) 2014/05/19(Mon) 14時半頃

 ……た、ぶん?

[上手かどうか比較する相手もものもないので、自分ではわからないが。
 自給自足的な生活を長らくしてきたため、料理はそれなりに上手い方だ。]

 (おさかなさん…。)

[話すことはできないが、食べることはあまりしない。
 豪勢な食事の中に姿があればおずおずと手を伸ばした。
 あまり飲めはしないから、グラスを傾けるのもゆっくりで。]

 ──はじ、めて。

 (動物じゃなくて、誰かとごはんするのも。)
 (こんなに長く、いるのも。)

[恥ずかしさに思わず、最後にぐいっとヴィーノを煽ってしまって。
 ふわふわ、くらくらとしながら。
 小さくごちそうさまと告げた。]


 一人じゃないのが?

[だとしたらその相手が自分で良かったと思う。
 それともアルコールを飲むのが、なら
 ミイユはどういうふうに酔うタイプだろう?]

 なんか、いいな。

[役目が終わって夏になったら、一緒に暮らしたいと思う。
 それを切り出すのはまだ早いだろうから
 密やかにあれこれと計画しておこう]


 ──ぅ、ん。
 ずっと ……ひとりだった から。

[長い時間人といると、疲れるものだと思っていた。
 なのに、今はそんなことなく。
 離れることの方が嫌だと思う。
 夏を運ぶ小さな旅が終われば、こうして傍にいることもなくなってしまうんだろうか。
 それはとても、悲しいから。]

 ……い、ぃ ──ね?

[表情が柔らかくなるのは、アルコールのせいだろう。
 ふわふわした酩酊感のなか。
 肩にぽふりと頭を乗せた。
 さっきまでなら恥ずかしすぎて出来なかったことも、少しだけ出来るようになる。]


[ミイユの甘いのに低めの声が言葉を紡ぐ度に、
 身体の内側をざわざわと撫でられているようで
 くすぐったいような、心地良いような感覚に襲われる]

 もっと、ミイユの話を聞きたいな。
 好きな食べ物、美味しいと思ったおかし。

[慣れたのか、アルコールのおかげかさっきよりも近い。
 肩に預けられる頭を、そっと撫でると
 そのまま手は頬までするりと撫で、
 美味しそうな唇をつついてから離れた]


 ぼく、の?

[ゆっくりと、少しずつ、溢れる言葉は増えている。
 酔っているせいではないけれど。
 今はきっと酔っているから。
 そういうことに、しておこう。]

 くるみ、ひまわりのたね、マトリカリア。
 あと…、 ユヤの砂糖漬け。
 でも甘いものは、苦手。

[ぽつぽつと好きなものを口にすれば、ジェレミーの手が滑り落ちてくる。
 頭から頬に、頬から唇に。
 離される前に、ほんのすこしだけ指に唇を押し付けて。]


 いちばん、は。

[見上げて、ふわりと笑顔が溢れる。
 目の前の人がいちばんすきだなんて。
 酔っていたって、口にはできない。]


 ユヤの砂糖漬け、あれは美味しかった。
 なら、得意なのは?

[少し酔っている自覚もあるが、ミイユもだろうか。
 触ってもさっきよりも逃げないから
 調子に乗って溢れた笑顔に引き寄せられる。

 瞼、鼻のてっぺん、それから唇に順番にキス]

 ……、――俺?

[なんて、思いあがりすぎだ]


 とくい、なの は… んっ

[話そうとして、瞼に。
 鼻の先に、それから唇に落ちる口付け。
 恥ずかしくて、ふわり顔が赤く染まる。
 赤いままじぃっと見上げ、すぐに視線をはずし。]

 ───ば、か。

[てしてしと胸元を何度か叩いて。
 微かに、微かに、頷いた。]


[得意なのは、俺に愛されることになるといい。
 そう願いながら軽く叩かれて、
 頷いてくれるミイユを抱きしめた]

 とっくに馬鹿だって、知ってるだろ。

[これからさらに加速してしまうだろうが、
 それも全て受け止めて欲しい。
 なんて言葉を落として、甘い空気に酔いしれる**]


メモを貼った。


[柔らかく抱き締められる。
 甘いものは苦手だけれど、この甘ったるい空気は嫌いじゃない。]

 ぼく…も。

[もう、ばかになってしまったのだろうか。
 耳に落ちる甘い言葉に、くすぐられるような心地。
 くすくすと笑って、きちんとごちそうさまを済ませたら。
 船の外はすぐに夜をつれてくる。
 それまでは傍から離れずに、拙い言葉で会話を重ねた。]


メモを貼った。


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2014/05/19(Mon) 21時頃


[ふたりきりの時間は直ぐにすぎてもう夜。
 ミイユの言葉を聞いたり、また話をしたり
 アルコールの勢いもあって柔らかく触れたり
 キスをあちこちに落としたりと離れないのをいいことに
 目一杯甘えて、甘やかかして過ごした]

 水浴びは、やっぱり朝?

[もう寝るだけなら、とベッドをちらりと見る。
 物が少なくて落ち着かないが仕方ない。

 おいでと、名前を呼んで腕を広げた]


メモを貼った。


[話したり、触れられたり。
 あちこちに落とされるキスは、くすぐったくて恥ずかしい。
 夜を迎える頃には酔いもさめてしまっていたけど。
 甘く甘い雰囲気には酔ったままだ。]

 ──う、ん…

[やっぱり、なんて云うから。(
 覗かれてしまった水浴びを思い出してしまう。
 あの時どこまで見られてしまっていたんだろう。
 家で着替えているときも、だ。]

 っ ……、ん

[おいでなんて優しく云われてしまったら。
 広げられる腕のすぐ傍まで、けれどあと一歩の距離。
 近寄って、じぃと見上げる。]


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2014/05/19(Mon) 23時頃


 うん?大丈夫、ぎゅって抱きしめて眠るだけ。
 眠るまで少し話はするけれど。

[ミイユから来てくれないかと、その一歩の距離は開いたまま。
 見上げられて安心させようと笑顔を浮かべる。
 思い出すのは湖で抱きしめた時のこと、
 白い肌にすらりとした手足、水に煌めく髪と――]

 ミイユから来ないなら、押し倒すかもな。

[なんて、と冗談めかしつつも半分は本気]


 ほん…と?

[抱き締めて眠るだけでも、ミイユにはよっぽどなのだが。
 最初に見えた笑顔は安心できるもので。
 でも、眠るまで話をするだなんて、眠れるのか分からない。]

 押し…──

 (べ、つに。)
 (いい…けど……。)

[そんなことまで考えてから、ぷるぷると頭を振った。
 おそるおそる、一歩歩み出して。
 それでも恥ずかしさからか、顔は胸元に押し付けた。]


[逃げるなら捕まえて添い寝をと思った下心、
 気づかれたのだろうか、
 ミイユから来てくれたからぎゅっと抱きしめた。
 薄いシャツ越しに感じる温度、におい、鼓動
 全てが愛おしくて簡単には眠れそうにないのが事実]

 良かった、来てくれた。

[抱きしめる姿勢から一転、横抱きに抱えるとそのままベッドへ]

 一応おやすみ、ミイユ。

[額に挨拶のキスを落として横に寝転んだ。
 当然まだ眠るつもりなんて無い]


[たったの一歩なのに、心臓がまたばくばくとうるさい。
 抱き締められる腕に力が入れば、体が自然と強張って。
 体温がすぐ傍にある。
 なにかのいい匂いさえ感じるみたいで。]

 (おいでって、云ったじゃん。)

[まるで王子様がお姫様を抱き上げるよう。
 おろされるのは、慣れないベッドの上に。]

 ───、っ

[顔が近付けば、何を期待したのか息が詰まって。
 額に触れる柔らかな唇に、ぶわっと赤くなって顔を逸らした。
 眠れるわけなんてない。]


 なーに、期待した?

[しかしこの状況でキスだけで終われる自信はあまり無い。
 昨日の今日でそこまで強引に進めてしまうのも、
 ミイユにとっても良くないだろうと自重していて]

 今日は添い寝するだけって、言ったろ。
 ミイユが俺と一緒に眠るのに慣れたら、
 『次』の段階に進もうと思う。

[それはキスだけでなくて、もっと深く交われるもの]


 し、てない っ!!

 (ばか!)
 (ばっ、ばか!ばかぁっ!)

[意地悪くさえ聞こえる囁きに、思わず声をあげた。
 大きくはないが、ミイユにしては大きな声。
 そしてむいーっと口を引き結んだ。
 キスしてもらえるだなんて、期待なんてしていない、はず。]

 (『次』ってなんだ!)

[真っ赤なままジェレミーを睨む。
 今こんなにどきどきしているのに、慣れるなんてことあるんだろうか。
 ものすごい時間がかかりそうだ。
 睨んだままくるくると考えて、ぺちと胸元を叩いた。]


 ……ふはっ。
 じゃあするよ。

[むいっと結ばれた唇にちゅ、と押し付ける。
 睨んでいるときは、ミイユが恥ずかしい時だから]

 『次』って、一緒にお風呂入ったりね。

[どう説明したらいいのだろうか、少し迷って
 物凄くマイルドな表現をしておいた]


 んっ ……ぅ──

[引き結んだ唇に唇が重なって。
 離れてから、低く唸った。
 『次』の説明までされて、まるでもう何もかも分かられているようだ。]

 (風呂は一人で入るもんだろっ!)

[恥ずかしい時だとばれているとも知らず、睨んで。
 ぎゅうっと強く抱きつく。]

 ──せ、まい ……からっ

[言い訳をしながら、あまりに悔しくて。
 かぷりとシャツごと肩口を弱く噛んだ。]


 狭くても、ミイユと一緒がいいし。
 (明るい所でちゃんと全部を見たい)

[なんて、徐々に下心が隠せなくなってきていた]

 ……ッ!

[痛くはないけれど、ミイユに噛み付かれた。
 シャツ越しだからきっと薄く痕になるかならないか、
 いっそ消えない物でも残してくれてもいいのに]

 お風呂で駄目なら、違うことになるかな。

[しれっと付け加える]


 ──、っ

 (ぼく、も だけどっ)

[あぐあぐと甘噛みしながら恥ずかしさに耐える。
 眠る前に爆発でもしてしまうんじゃないだろうか。
 噛むのはどうやら癖のようなもので。
 それがどんな影響を彼に与えているかなんて、知る由もない。]

 …………?

[付け加えられた『違うこと』とはなんだろう。
 分からないから、そこは素直に小さく首をかしげて見せた。]


[肩に噛み付いたままあぐあぐしてくる、
 まるで痛くないから、言葉のかわりに何か訴えたいのだろう。
 可愛い癖なのかもしれない]

 ここ(ベッド上)でも裸になるよ?
 そうして触り合ったり、繋がったりする。
 身体だけでなく心の繋がりも深めてくれる。

[動物の交尾は見たことがあるかもしれないが、
 妖精のそれは繁殖行為ではないもの。
 ミイユとなら、気持ちいいだけでなくその先に進める。
 そんな気がして、ああでもまだ我慢だ]


 は、はだ

[思わず恥ずかしさを訴えていた口が離れた。
 ベッドの上で裸になるらしい。
 理由が全く分からないが、繋がりが深くなるらしい。
 心が繋がるのは、動物と会話するミイユには何となくわかるものの。
 殆ど人との交流がなかったために、物理的に何がどう繋がるのかは分からない。]

 (羽、重ねる? とか?)
 (でも…ジェレミーとも…)
 (深く繋がれるの、かなぁ。)

[そう思うとまた恥ずかしくなってきて、再び肩を噛むことになる。]


 まだ恥ずかしいだろうからしないよ。

[行為そのものまで知らないとは流石に思わなくて、
 しかしこれ以上説明すると露骨な言葉になる。
 それでは寝れなくなるかもしれないので、
 今日はここまで]

 でも何れはする、覚えておいて。
 さ、寝よう?

[背中をとんとん軽く叩きながら目を閉じる。
 まだミイユが肩にあぐあぐしていたとしても
 気が済むまでそのままにさせるつもり]


 う ……、ん。

[恥ずかしいことに間違いはない。
 してくれないらしい、『繋がること』は
 いずれされると予告されてしまった。
 怖いような、嬉しいようなで、まだ少しあぐあぐと続けていたが。]

 ──、ん。
 お っ、 おやす ……な、さ

[初めて、誰かに云う夜の挨拶。
 しばらく恥ずかしさで眠れず、どきどきとあぐあぐは続いていたけれど。
 背中を優しく撫でる手のリズムに、あやされたように瞼がとろんと落ちてくる。]

 (あったかい。)

[あぐ…、と口が動くのも止まって。
 かわりに聞こえる寝息は、安心したような表情から微かに**]


メモを貼った。


 おやすみ、ミイユ。
 明日目覚めたらもう少しだけ、近づいているといい。

[やはり今は少しずつミイユに、
 妖精同士のあれこれを覚えて貰うのが大事だろう。

 とんとんと一定のリズムを刻んでいると、
 身体から力が抜けてゆくのを感じ取る。
 甘咬みしていた動き求まり、
 それから静かな寝息が聞こえてくる。
 ミイユが寝入ったのを確認してからもう一度だけ
 起こさない用に慎重にキスをしてから眠りに落ちた**]


メモを貼った。


-- 翌日 --

[船には乗り込む足音が増えた。
 二人分だろうか、些細な物音でまだ起きてしまえるほど警戒した状態で。
 パチリと目を開けたのは、ジェレミーよりも先。
 彼が寝たふりなどしていなければ、だが。]

 ……───。

[寝顔が目の前にある。
 一瞬、なんでだと寝惚けていたが。
 身動ぎひとつ出来ずに、閉じた瞼をじっと見つめている。]

 (ジェレミー。)

[眠るよりも前、口付けされていたと知らずに。(
 起きたらもっと近くなっているといい。
 そんな願いのような魔法の言葉に掛かったように、細い体を寄せた。
 首元に唇が当たったのは、『当たった』んであって。
 断じて、口付けようとして恥ずかしくてできなかった結果ではない**]


メモを貼った。


―翌朝―

[ミイユを抱き寄せたままぐっすり眠っていた。
 夜更かしした分朝は遅い。
 新しく乗船した妖精が増えたことにも気づかないまま、
 もうしばらくは惰眠を貪るつもり**]


メモを貼った。


[ジェレミーはどうやらぐっすりと眠っているらしい。
 少しだけ身動いでみたけれど、抱き締められた腕は解けそうにない。]

 (しあわせそう。)
 (……だと、いいな。)

[安心したも寝顔に見えるのは、さすがに自惚れがひどいだろうか。
 自分のものとは色も質も違う髪。
 しゅっとした顎や、昨日何度も口付けされた唇。
 なぞるように見つめて、吸い寄せられるように顔を近づける。]

 (────っ、ぼくの、ばか!)

[あと6mm、触れることなく離れて。
 おきるかもしれないから、肌にはなるべく届かないように。
 目の前のシャツを、鎖骨あたりをあぐあぐと噛んだ**]


[小動物を捕まえる夢を見た。
 何かがかじる仕草、ほんのりとシャツが湿る。
 腕の中のそれを捕まえて、滅茶苦茶に撫でる
 そんなところで眼を覚ました]

 ……ミイユ。

[シャツが濡れているのは夢ではなくて現実、
 それでも可愛らしい悪戯?だ。
 くくくと笑いながら犯人の身体をがっちり捕まえて
 体勢をひっくり返すとミイユを下に見下ろす。
 さて、これからどんなお仕置きをしよう]


 これがミイユの起こし方?

[多分逃げられなくて手持ちぶさただっただけ、
 そんな理由は察しつつもにやにやと問いかけ
 唇をふにふにと指でつついたり
 うなじをペロリと舐めてみたり
 逃げられなければ耳朶を甘く噛んだりとお返し]

 シャワー浴びたら朝食にしよう。

[ミイユの反応に満足すると身体を起こし、
 しれっと朝の顔に切り替えた。
 さすがに一緒にはまだ早いよな**]


メモを貼った。


 わっ

[かじかじあぐあぐ。
 続けていた唇の動きは、名前を呼ぶ声とひっくり返る視界に止まることになる。
 起きたのを理解するのに数秒。
 見下げられた、見上げる。
 瞳の色を見つめるのが先だった。

 おはようと告げようとして、喉を鳴らしていることに気付く。
 呟かれる言葉は、王子さまの癖に意地悪だ。]

 ち ──がうっ。

[ただ、起こすのは悪いかなって。
 恥ずかしいから噛みついていただけなのに。]


[唇をつつかれれば、きゅうと引き結び。
 うなじを舐められれば、喉奥に息を押し込んで。
 逃げようにも逃げられず。
 だからといって逃げようとも思わなかったのは
 こうやってされることの全てが、嫌じゃなかったからだ。

 まるでそれさえ見透かすように、耳朶が噛まれて。
 ちいさく、魚が跳ねるようにミイユの体も跳ねた。]

 しゃ、わ…!
 ……先にっ、どう、ぞ!

[身を離してくれたから、慌てて告げて。
 噛まれた耳朶まで真っ赤にして、布団に潜り込んで隠れた。]


メモを貼った。


[逃げないでくれるミイユが愛おしい。
 しかしこれ以上は自分が抑えられなくなる。
 布団に隠れてしまったので、少し残念だがこれまで
 ぽんぽんと山を叩いてベッドを降りた。

 タオルだけ手にして、部屋の備え付けのバスルームへ]


[頭から水をかぶると意識もスッキリする。
 長い髪、手足、羽は水を弾くから問題ない。
 水を落とすと髪をゆるく編んでたらし、
 腰にタオルを巻いただけの格好で部屋へ戻る]

 先ありがとう、ミイユも。

[大人の男と一緒の部屋だということを意識させたくて
 わざと服を持たずに向かったりした。
 細やかな努力だ]


[布団のかたまりにぽふぽふと振動を感じて、恥ずかしくて余計に丸まった。
 足音がシャワーの方へ、やがて水が床に落ちるような音が聞こえれば。
 被った布団の中でごろごろと身悶えた。]

 (はず、かしいっ)

[暫くは音を聴きながらごろごろとしていたが。
 ようやく落ち着いたか、落ち着きかけたか、そんな頃に。]

 ───っ、 わ

[水も滴るなんとやら。
 いや、水が滴ってなくてもなんとやらだが。
 服も着ず、タオル一枚で出てきたから
 出てきかけた布団のなかに、再び潜ることに。]


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