人狼議事


73 ─深夜、薔薇の木の下で。

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奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 00時半頃


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[意識だけが、はなれる。
それは、薔薇の精との事が終わった後。

医務室に運ばれた身体が見える]

 ――何、してんだ。俺。

[解放された意識は、漂うだけ。
同じ医務室のベッドには他にジェフやノックスの姿も見えたか。

不思議な並びに苦笑を一つ、零した**]


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――夢のどこか――

[ベッドで、ロバートと会話をしていた筈だった。
 ふっと意識が途切れて次に気がついたときには知らない場所。

 辺りを見回しても、ここがどこだかわからない。
 何が起きているのかも解らない。

 一人でいるのは、恐ろしい。

 ゆるく首を傾げて、歩き出した**]


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― 回想 ―

[ズブズブと夢に落ちる感覚は、蓑や繭にくるまるに
きっとよく似ている。]

 ああ、ごめんねー……―――。
 重いよねー……―――。

[意識を何かから防御する間に、
己の身体が小さな下級生に運ばれていく。
夢現で呟いた声は、きっと届かない。
触れる温もり。それだけで満足できる時に還りたい。

だから、カルヴィンに謝っても意識が戻ることはなく。
否、もう戻せることが出来なかった。]


[そして医務室のベッドの1つに横たえられる身体。
きっと日頃とは違い、真っ直ぐに整えられているのだろう。
その代わりに、ノックスの精神は、いつも以上に蓑虫の形。
繭の中に丸まり、外を見ようとしない。

――……男同士の恋愛なんてありえない。
    付き合うならスタイルも性格も良い女の子がいい。
――……いつか愛されて産まれた子を、両親に見せてあげたい。

それがきっと普通の感覚だと。
そこまで意識を戻す為に。
繭から一度放たれた焔を、逆再生するかのように繭に収まる。
自分の焔で、自分自身を傷つけない為に。

でも、そうすると、とてもとても寒いから。
歩きだすジェフとは対照的に
余計、身を固くして繭の中に閉じこもってしまう。
何かに折り合いがつくまでは、きっとそのまま*]


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[ふわりと漂いながら、人のいない廊下を行く。
見える、けれど向こうは自分には気づかない。

自分の体に見えたのは茨の痕。
今もこの姿でもそれは映る。

廊下を行けば、見知った金髪が見えた。
焦がれた姿。今は――]

 ジェフも倒れたんだ……?
 あんな状態であんな事してるからだよ。

 ……俺もだけど。

[かける言葉にはどこか棘が残る]


[エリアスの体を抱いた記憶は、残っている。
途中からあやふやになってしまったそれは、最後まで行ってしまったのかどうかわからず、けれど残るのは後悔、と]

 せっかくだから少し話さない?
 ここなら、ジェフの大事な弟も、同室の彼も、いないしさ。

[いないというより、向こうから関知されないのだが。
こちらの声が届かないのであれば、同じ事だった。

ジェフェリーの方へと一歩一歩近付いていく。
すぐ側まで行けば、少し見上げる形]

 ……俺さ、知ってるんだ、ジェフが秘密倶楽部にいたことも、そこで何をしてたかも。
 ジェフが誰を見ているのかも。
 どうしてだと思う?

[問いかける口調はいつものもの。
棘が入り込んだせいか、視線には艶すら感じられて。

ジェフェリーの髪に、手を伸ばした**]


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[どこかの廊下を歩いている。
 自分はどうしたのか、それもわからない。

 後ろから知った声がかかる、振り返るとベネットの姿。
 独りでないことに、まずほっとした。]

 あんなこと?倒れた?私が?

[しらばっくれようとして、しかし続く言葉に無駄だと知る。
 それなりの距離感を保てる良い友だと思っていた。

 考えがまとまらない。見られていた、知られていた。何故だ。
 ベネットだけでない、カルヴィンも、ノックスも、皆に知ってしまった、もしかしたらロバートも。他にも秘密を知るものは居る。
 自分はどうしたらいい。]

 どうしてだ。私は……
 ベネットは何故。

[伸びてきた手からは逃れないから、指先に金が絡む。
 艶の籠もる瞳を見ているとまた、ろくでもない自分が動き出しそうで、目を閉じてそのまま受け入れる。**]


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 どうしてって、わからない?
 残念だな、ずっと見てたのに。

 この学校で初めて会ってからずっとさ、俺はジェフに憧れてたよ。
 ジェフがそういう事してるんだと知った時も、最初は驚いたけどね。

 でも、同時に寂しかった。


 俺じゃあ、大事な弟の代わりになれないから。

[髪を優しく撫でながら、口にする]

 隠す必要がないとまでは言わないけど、ジェフはそのままでいいんじゃないかな?
 そのプライドを持ったまま卒業して、その後で言ってみたら?
 誰よりも大事なんだって。

 俺はさ、ジェフのことが好きだったんだ。


[すんなりと出た言葉は過去形。薔薇の悪戯で表に出てきたのは、無意識下で抱えていた思い。
自分が倒れていなければ、看病くらいは友人としてするつもりでいたけれど]

 でも、今まで気づかなくて、良かった。
 もっと早く気づいてたら、俺は今でも、ジェフを好きなままだったから。

[髪からするりと指を抜いて、頬に触れる。触れたかったものが、今はこんな近くにあるのにそれほど欲さない]

 ――さてと。俺は素直になったから、ジェフだって素直になればいいんだ。
 誰が好きなのかはっきりしないと、誰も手に入らなくなるよ?

[そういって、にこりと微笑んだ**]


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奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 20時半頃


【人】 奏者 セシル

──音楽室──
[一人奏でるバイオリンの曲は童謡めいたものが多く。

バイオリンを通して自分と会話すると言うよりは、在りし日に思いを馳せるため。
それは自分が決定的に歪むよりも前。未だ純真でいられた幼少の頃。

他者からのいじめ。簡単に折れた心。
自分の殻に閉じこもりがちで、無表情に近い息子の情操教育にと与えられたのはバイオリン。

初めてその音に触れた時、嬉しかった。
奏でた一音は音と呼ぶにはあまりにも粗末なもの。されど、自分が奏でた大切な音。
誰とも心を通わせることができなかった自分が、初めて心を通わせることができるものに出会えた気がした。
一音、また一音、綺麗に奏でられる音が増えていく。音符の連なりを追えば、曲へと姿を変えていく。
色褪せていた自分の世界が急速に色付き始める。自分の居る場所がきらきら光って見えた。
もっとも、それは自らの手が生み出せる範囲の小さな世界でしかなかったことには気付かなかった]

(69) 2011/12/27(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[誰かを抱きしめるために必要な両手を広げるだけの世界があればいいと何かの小説で見た気がした。
でも、自分は違う。自分が必要としている世界を形成するのは、もっと小さくて。
だって、自分を抱きしめるのには、両手を広げる必要なんてないのだから。

鼻腔を擽る薔薇の香り。薔薇の香りが齎すのは一体何なのだろうか。
人の奥底にある欲求が浮かび上がるとノックスは言っていた。
それなら、自分は疾うに自らの世界に閉じこもっていてもおかしくはないのに。
薔薇の香りが齎す効能は自分に効いていないとも思えない。

今までは意識的に吸い込まないようにしていた薔薇の香り。
この香りに身を委ねれば、幸せになれるのだろうか。幸せ……?自分は幸せになりたいのだろうか。

多くは望んでいない。幸せでなくても構わない。だから、だから…誰もいない世界で一人────]

あぁ……違うのか。

[ぽつり呟くと、手を止める。不自然に途切れる演奏。
一度瞳を閉じて、自嘲気味に笑みを浮かべる。
幸せでなくとも構わないなんて、思っている時点で、既に破綻している。
分かっている。分かっていても、一人が居心地が良いから、自分は抜け出せない]

(71) 2011/12/27(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル


………香りが、変わったように思えたけど。
それに、………減ったのかな。

[小さく息を吸えば、緩く首を傾げる。
香りの変化はすぐに消えた。きっと、気のせいだろうと結論付けられるほど些細な変化。だから、気にも留めない。

それよりも気になるのは、気配の数。気配には誰よりも敏感な自分。でも、本当のことを言えば、その気配の詳細までは分からない。
だって、自分にとっての線引きは、自分とそれ以外かしかないのだから。それが他人かあるいは得体が知れない者かなんて、大差ない。

色濃く感じる薔薇の香りに紛れている他者の気配が減ったように感じるのは何故だろうか。
それは本来とても好ましいことのはずなのに、素直に喜べない。
気のせいであればいい。だけど、きっと気のせいではない。

痛ましそうに瞳を伏せて、胸元に手をあてる。布越しに触れる十字架の感触。
何かを祈ろうとして、困ったように眉を寄せる。
他者のためになんて祈ったことが無いから、適切な祈りの言葉が浮かばなかった]

(72) 2011/12/27(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

……相変わらず、外もこの香りなのかな。

[噎せ返るような薔薇の香りにも少しは慣れた。
この香りが消えないのは仕方が無い。
ただ、少しだけ頭を冷やしたくて、窓に手をかける]

寒っ………

[窓を開けば、冷たい外気が頬を掠める。
小さく呟いて、すぐに窓を閉めようかと思ったものの手が止まる]

あれ……?

[中庭に視線を落とせば、先ず目に入るのは真っ赤な薔薇。
そして、それと同じくらい鮮やかな鳥の姿。
視線をさらに滑らせれば、廊下で会った少年の姿も見えるか。
どうしたのだろうと不思議そうにその姿を見つめた]

(78) 2011/12/27(Tue) 22時頃

[繭の中で丸まっていた魂は、
音と香りに反応し小さく身じろいだ。

部屋で起こされた時、そうするように
蓑虫がちょこっと顔を覗かせる様に
見聴きするのは……。]

 もう、やだなぁ……―――。

[もにゅもにゅと零す言葉は、何に対してか。]

 薔薇ちゃん、あんまりオスカー虐めないでね?

[それでも、雪うさぎを共に作れなかった
後ろめたさも手伝って願う音は
薔薇の音には成りきらない。

それでも、傷が疼くように彼らの声だけは聴こえて。]


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【人】 奏者 セシル

[先ほど会った時のように、避ける様子を見せるなら、すぐに窓を閉めようと思っていた。
少年の口から紡がれた言葉に瞬く。
自分の音を聞かれるのは嫌なのは、それは自分との会話であったから。盗み聞きされているようで不快だった。
今弾いていた曲は会話ではなく、あくまでも昔を思い出すためのものであったために、不快感はなく。
手をかざして、目元あたりを隠す様子を見て、考え込むように口元に指をあてる]

………何か、聞きたい曲はありますか?

[弾き終わったと言うことは容易い。あるいは何があったと問うことも容易い。
だけど、どちらも口にすることはできず、開かれた唇から紡ぎ出た言葉に自分でも驚く。
驚いたところで取り消せないし、それくらいしか自分にはできそうもない]

それと、もし……良かったら。
使って下さい。

[吐く息が真っ白に染まるほどに、外は寒い。何故外にいるのか。
きっと寮内にいたくない何かがあったのではないかと想像するのは難くない。
しばらく迷った後、バイオリンを弾くために外していた黒の皮手袋を手に取る。
手から離す時、自身の迷いを写すように少し震えるも、黒の皮手袋は音もなく、中庭にひらりと落ちた]

(83) 2011/12/27(Tue) 22時半頃

[入り込んだ棘はもう落ちてしまった。
けれど、棘があった、という事実が薔薇の精の声を耳に届ける。
棘に侵されたもう一人の声も]

 ま、素直にって言ってもここからじゃ声は届かないか。

[そういう口調はどこか楽しそうに]

 見てるだけなのは、切ないよな。
 手が届かなくて、こちらを見ない相手を見続けるだけ、なんて。
 って言っても、ジェフは今までもそうだっけ。
 弟には、中々手を出せないし。

[自分でも意地が悪い言葉だと思う。それでも、止められないのは湧く事のなかった嫉妬心の欠片かもしれない]


【人】 奏者 セシル

え………っと。

[痛くない曲と聞いて、感じた戸惑い。
自分の音はどこまでも自分に優しい。だから、痛い曲というのがそもそも分からず。
そして、1つ思い当たる可能性。今まで考えてみたこともなかったこと。
自分の音は自分に優しいけれど、他人にとっては……────?]

すみません。自分の音があなたにとって痛くないか、正直自信がありません。
ただ、その、できる限り…、頑張ります。

だから……その、もし、痛かったら、……言って下さい。

[歯切れ悪く、そう告げる。少しでも痛みを齎す可能性があるなら、断った方が良い。
自分の音が受け入れられなければ、結局傷付くのは自分。
分かっていて、それでも弾かないことを選択することはどうしてかできない]

(96) 2011/12/27(Tue) 23時頃

【人】 奏者 セシル


……お礼を言われるほどのことではありませんから。
その手袋、……捨てるつもりだったんです。
だから、要らなくなったら、捨てて下さい。

[自分と種類は違えど、他人を避けている印象がある少年に向けて、そう付け加える。
自分も他人が一度はめた皮手袋をもう一度はめられるかは自信がない。
だから、慣れない嘘を吐いた。それが互いにとって一番だと思えたから。
指を通す様子を見れば、安心したように息を吐く]

寒いですから、飽きたらいつでも立ち去って下さい。

[そう声をかけて、自分に集中するためにバイオリンを構える。
やがて奏でるのは、星に願いを込める曲。自分の願いは叶わないと知っている。
だから、少年にもしも何かの願いがあるなら。願いがなくとも、今後もしも何か願いができたら。
その願いが叶うようにとの、想いを込めて、音楽室から奏でた]

(97) 2011/12/27(Tue) 23時半頃

[オスカーを虐めないでと、願ったけれど。
その彼が、ベネットに触れるのを見れば、
アイスブルーは眼を逸らした。

     ――……自分は何も見ていない。

思いこんで思いこんで。
思いこんだと信じて、けれどその場には居られない。]

 やっぱり……。

[逃げ出すように、歩んだ先。
見えるのは2つの影。
聴こえる声は、ベネットのもの。
ジェフの秘密を知っていて、尚、彼は……―――。

唇が歪んだ。顔を覆う。
醜いと思うものよりも、己が酷い顔をしていると判るから。]


[顔を覆ったまま、彼らに見つからぬうちに……と。
聴こえるヴァイオリンの音に誘われるように、
その場を離れた。]


【人】 奏者 セシル

[誰かのために奏でるのは初めてのこと。
手が震えそうになったのは、外気による寒さのせいではない。
それでも、一度曲を奏でれば、毎日連れ添っているバイオリンの音が狂うことはなく。

ふと、バイオリンを弾きながら、視線を向けるのは中庭で咲き誇る薔薇。
薔薇にも願いはあるのだろうか。ノックスいわくお節介な薔薇>>2:468
そして、気になったのは枯れかけであるということ。
とても、そう見えないが、散る間際に花は美しく咲くとも聞く。

薔薇は好きにはなれない。それは今でも変わらない。
されど、もしも薔薇にも願いがあると言うのであれば。

その願いも、また叶えばいい。
未だ本質からは遠く、薔薇の目的すら知らず、そう願った]

(103) 2011/12/27(Tue) 23時半頃

[言葉を切って、ふと感じた気配に振り向く]

 ……ノックス?

[ジェフェリーがいるのだから彼がいてもおかしくはない。
そして彼が今この場面を見れば、どう思うのかは明白で]

 ごめん、ジェフ。
 行って来る。

[その傍を離れて、遠くに見えた背中を追った]


【人】 奏者 セシル


ありがとうございます。それなら、良かった。

[少年の言葉に瞳を細める。
中庭と音楽室。この距離感はどうあっても縮むことはないから、自分の受け答えは幾分柔らかなものとなる。
一方でふと感じた疑問。もしも、もしも自分の音が誰かを傷付けていたなら……?
緩く首を振る。その疑問の答えはすぐに出た。でも、今は関係ない。

少年との距離が遠いゆえに、少年が何を考えているかまでは分かるわけも無く]

………本当は、もっと。

[一曲を奏で終えた後、少年の瞳に光るものが見えた気がした。
もっとも、鮮やかな姿の影となり、はっきりとは見えない。
きっと見られたくないものだと思ったから、沈黙を破って、口を開く]

(106) 2011/12/28(Wed) 00時頃

【人】 奏者 セシル

もっと、違う曲が良かったかもしれませんね。
この曲……幼い頃に、何度も何度も繰り返し弾いたんです。

[相手の反応は見ないようにして、ぽつりぽつりと零す]

どうしても、叶えたい願いがあって。でも、叶わないとも分かっていて。
その度に思いました。
もう1回弾けば、明日弾けば、明後日弾けば、………ずっと弾き続ければ。
いつか叶うかもしれないって。

叶わないと分かっている願いでも、叶うかもしれないって思うことができるだけで、希望が持てたんです。

[矛盾した言葉を紡いでいるのは分かっている。今はもう叶うかもしれないなんて思うこともできないけど。
それは口にしない。純粋に相手のために何かしたいと思って奏でた曲に不吉な話は不要だから、代わりに嘘を吐く]

僕の願いは………叶ったんです。
だから、きっと……あなたにも良いことがあると思います。
僕はそれを願っています。

(107) 2011/12/28(Wed) 00時頃

[そして、辿り着くのは音の降る場所。
フィリップの近くで、星に願う音を聴く。]

 うん、やっぱり、いい音……――。

[顔を覆っていた手を落とし、呟く。
少し今まで2回聴いたそれと違う気がしたけれど。
それでも根幹は、きっと同じ。

大気圏に触れて燃えて消え堕ちる流れ星のように、
一度燃え盛った焔は穏やかに落ちついた。
このまま、どす黒い何かも消えてしまえばいい。]


[そして音が止んだ。
酷く穏やかな気持ちになったけれど、
セシルの唇から落ちる言の葉に、唯心配そうな顔をした。]

 願いを叶えたって顔じゃないけどなぁ。

[けれど、その声は、もう彼には届かない。
きっと、何をしてあげることもできない。
出来たとしても、それが彼の為になるかは

――……薔薇の声でのあれこれを思い出して
苦く微笑むしかない。

それでも、願うことは許されるだろうか。
部屋を貸してくれると言ってくれた彼の為に。]

 セシルにも、良いことがありますように。


[音の鳴り響く廊下。そこに、その背中を見つけた。
言えば、聞いてくれるだろうか、と思う。

彼を傷つけたのは自分で、恐らく誤解もされていて。
音がやむ]

 ――ノックス。

[声をかける。彼は、自分の言葉を聞いてくれるだろうかと]


【人】 奏者 セシル

[内向的な自分の性格に反して、明るい曲の持ち合わせはある。
バイオリンを通せば、何だって表現できる。
だからこそ、好んで持ち歩いて、会話をしているのだ。
そういう曲の方が良かったのではないかと、思い悩んでいたから、首を振る気配にホッとする]

ごめんなさい。僕は、あまり……言葉には長けていないから。

[唐突とも言える自分の話の後、相手が頷いてくれる様子に安堵したのは束の間。
迷う様子を見て、そう告げるも、続く言葉には瞬く]

もう少し、暖かい場所でなら。
あるいは……今の場所と互いが逆の場所でなら。

……いつでも、構いません。
もっと、他にも何か、あなたにとって痛くない曲を練習しておきます。

[今度は少年には室内で聞いて欲しいと思ったから、少しの条件をつけて、迷うことなく頷いた]

(112) 2011/12/28(Wed) 00時半頃

[純粋に誰かの幸せを祈る背に、かかる声。
ぴくっと肩が一度震え、止まる。
振り返った顔は、いつもの微笑。]

 ――……ベネット先輩。

[感情を凍らせたようなアイスブルーが
同室の先輩の姿を映す。]

 なんで、此処にいるんです?

[そう言えば、そもそも何故という部分が抜け落ちていた。
これも薔薇ちゃんのお節介かな……とは、思ったけれど。
それプラス、先程彼が誰の前にいたか、知っているから。
何故、自分の前に立つの……と。]


【人】 奏者 セシル


事情はよく分かっていませんけど。
僕の音が、あなたにとって、優しくて、暖かいものに……なれたらいいなと。そうは思います。

あ……

[元々聴覚は優れている。
バイオリンを奏でている時は集中していたから、一度足を止め、そして通り過ぎた足音>>101にこそ気付かなかったけれども。
演奏を終えた後だから、音楽室へ向けて、近付く足音>>108には気付いて、小さく声を上げる]

もしかしたら、ここに誰か来るかもしれません。
窓、閉めた方がいいですか?

[何故中庭にいるのか、結局分からなかったけれど。
中庭にいるのが人目を避けているように思えたから、そう問いかけた]

(113) 2011/12/28(Wed) 00時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/12/28(Wed) 00時半頃


 なんでって、……なんでだろ。
 薔薇に魅入られたから、かな。

[ノックスの前、ではなく、同じ空間にいる理由を告げる。
薔薇の精と何をしたのか、言えない]

 ちゃんと、謝ろうと思って。
 俺の態度が曖昧で、俺の言葉がノックスを傷つけたのなら、謝りたい。
 でも、俺はジェフの代わりだなんて、思ったことはないよ。
 
 俺は、確かにジェフの事が好きだったけど。
 もうそれはいいんだ。どんなに考えても、過去形にしかならない。

[首を振って、ノックスを見る。
あれから、事あるごとに思い出すのはジェフではなく、彼のことで。
どう言えば伝わるのだろうともがく]


[撫でられる。
 その手はとても優しくて、閉じたままの瞼が震えた。]

 すまない。

[最初の謝罪は、驚かせたことと悲しませた事に。]


 ……ありがとう。

[次の感謝は、背を押してくれる言葉と、気づけなかった好意へ。]

 私みたいな、どうしようもない男でも。
 ベネットのように好いていてくれる人が居ると知れた。

[頬にその手が触れると、ゆるりと瞼を開いて見下ろす。
 美しい笑みに、感情に気づけなかった。
 本当に自分は酷い男だ。] 


 素直に。
 しかし、私が素直になったところで。
 好きなのは。

[背をしゅんと縮めて、情けない顔になった。
 とっさに、最愛の弟の名が出なかった。おかしい。
 記憶が途切れる前に見た金色は。]

 ん。ああ。本当に有難う。
 出来ればこれからも良い友人としていて欲しいと、欲張りな私は思ってしまうが。

[去る背中を見送る。その向こうの淡い金色に、ああと反対側に歩き出す。

 私が好きなのは、誰だ。]


 薔薇に?そっか……―――

[相手の言葉に、淡い色合いの睫毛が伏せられ
頬に濃い影をつくる。]

 俺が、謝られるようなことってあったっけ?

[唇が、戦慄きながら弧を描く。
もう、それ以上、聴かせないでと拒否するように。
けれど、それは叶わずに。
先程まで優しかった世界に満ちる音は、
残酷にノックスの鼓膜を叩く。]

 ――……過去でも、実の弟を性の対象にするような人
 貴方は好きだったんだろう?

[だから、あっさりと繭は燃えた。]


 そんな、趣味の悪い貴方に、俺が好かれるなんてことない。
 ――……わかってるよ。

[だって自分は常識人だと、壊れた笑みで告げる。
こんな言葉、吐く自分が、誰よりも醜いと]

 わかってるよ。

[2度告げる言葉は、自分を貶めるだけのもの*] 


―少し前―

 ……ジェフそんなに酷い?
 そりゃ身代わりで抱いてたらそう思うんだろうけど。
 抱かれる方も承知の上だろ?

 ジェフは、理想が高いからそう思うんだよ。

 ん、言ったろ、俺も倒れてなければ、友人として看病するくらいには思ってたって。
 それに、それくらいは欲張りでも、なんでもない。

[去り際、笑ってその願いに頷いた**]


メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

[少年の顔に浮かんだ笑みにこちらも静かに笑み返す]

えっと……?あっ!
すみません。名乗るのが遅くなりました。
僕の名前はセシル・ルブラン。高等部1年です。

[お礼の言葉の後詰まったのが、相手の口数の少なさ故ではないことに気付く。
緩く首を傾げて、思い至った1つのこと。
普段人を避けているゆえに、名乗る習慣がそもそもない。
非礼を詫びるように頭を下げて、自らの名前と学年を告げる]

こちらこそ、聞いてくれてありがとうございます。
よければ、名前、聞いても構いませんか?

[相手の名前を問うも、答えたくないようなら無理強いはしない]

(119) 2011/12/28(Wed) 01時頃

 は、趣味が悪いって、言ってくれるなぁ。
 仕方ないだろ、好きなんて気付かなかったんだから。

 気付いてても、変わらなかっただろうけど。

 ノックス、できれば逃げないで欲しいんだけど。

[そう言って、ノックスのほうへと近づいていく。
壊れた笑みは、自分のせいだとわかる]

 今の俺は薔薇の影響下にない。
 香りもしないし、意識だってまともだ。

 でも、ノックスにキスしたいっていったら、だめかな。

[触れたい。誰よりも、彼に。失いたくない温かさを、知ってる]


【人】 奏者 セシル

ええと、……失礼します。

[誰かが来ると告げた時の相手の表情は気になったけれど。
それを問うたり、心配するだけの時間は無いように思えた。
窓を閉めて、万が一音楽室に誰か入ってきた時に備えて、カーテンも閉めておく]

………無理に連れ帰った方が良さそうにも思えたけど。
大丈夫、かな。風邪引かないといいけど。

[自分には無理に連れ帰ったりはできないから。
申し訳なさそうに瞳を伏せる。
せめて、中庭にまだ少年がいるなら気休めになればいいと、またバイオリンを構える。
扉の向こうで足音が止まったこと>>117には気付いていたが、声をかけることはできず。
少し迷った後、今度は柔らかな旋律の子守唄を奏で始めた**]

(120) 2011/12/28(Wed) 01時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/12/28(Wed) 01時頃


  ――――独りだ。

 色々と考えるのには良いのかもしれないが。
 


 わかってないよ。
 
 俺が、誰を好きになるかは俺が決める事だし。
 鈍感だから中々気付かないし。
 でも、素直になるとさ、俺がしたいことは一つなんだ。

 ノックスに、触れたい。
 ……部屋に、戻ってきて。

[そう口にして、ノックスの顔を覗き込んだ**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

[音楽室の扉の向こうに誰かがいるのは分かっていた。
だけど、子守唄を奏でている最中は音楽室に入ってくることはないことに、少し不思議に思う。
やがて、最後の一音を奏で終えれば、開かれる扉。
バイオリンをおろして、視線を向ければ、そこにいるのは元生徒会長。名前も顔も一応は知っている]

いえ、練習中というわけではありませんから。
うるさかったなら、申し訳ありません。

[謝罪の言葉には緩く首を振って、音が漏れていたと聞けば、すまなそうに瞳を伏せる。
責めているわけではないと言われても、考え無しであったことは事実だった]

こんな時間ですから、……眠く、なりませんか……?

[時間のこと、そして選曲に込められた意味。
こんな時間と鸚鵡返しのように言いながらも、正確に時間など疾うに把握しておらず。
疲れていると思っていたのに、体は全く眠りを欲さない。
それは自分だけに起こっていることなのか、あるいは他人にも起こっていることなのか、探るように問いかけた]

(157) 2011/12/28(Wed) 08時半頃

【人】 奏者 セシル


香りは………そもそも、薔薇自体が好きにはなれませんから。
気にならないわけではありませんが…。

[最後に問われた言葉に考え込むように一度口を噤み。
未だバイオリンと弓を握っている自分の手元に視線を送る]

そうですね。きっと………僕は。

[顔を上げて、言葉を選ぶようにやけにゆっくりと口を開く。
レオナルドを見つめる瞳は僅かに揺れて、そしてまた視線を逸らすように伏せられる]

この香りで、自分が決定的に変わったと……思うことはありません。
いつも通りでいたいから。だから、バイオリンを弾いているのかもしれません。

[正気か正気でないか。自分にしか興味を持てない自分が正気だと言えるわけもなく。
だけど、それは薔薇の香りが漂ったことに起因するわけではない。
嘘にはならない程度に曖昧にぼかした言葉を紡ぎ、小さく息を吐いた**]

(158) 2011/12/28(Wed) 08時半頃

 趣味が悪いことは、否定しないんだ?

[近づく人を、今はもう感情を隠せないアイスブルーが
鏡のように映し、紡がれる言の葉にひくっと頬が引き攣った。]

 判ってないよ……先輩は何も判ってない。

 だって、そうでしょう?
 本当に好きだったら、大切だったら、簡単に触れるなんて。
 男同士で、兄弟で?此処から出たら異端なんだよ。
 相手の幸せを願うなら、辛くても触れない。
 嫌われたって、おかしいって言ってあげるのが本当だよっ

 そうじゃない関係なんて、好きっていう言葉を免罪符に
 慾に溺れているだけじゃないか。

[だから、嫌悪したのだ。ジェフとその周囲を。
けれど、そう思って尚、止められない感情というのを
今まさに体験していて―――苦しい。]


 だから、そう思ったから、俺は……

[逃げ回っていたのに……と。]

 なのに先輩は、俺を酷い人にしようとする……。

[覗きこまれる顔を、両手が覆った。まるで泣くように。
けれど、涙は、まるで裡から溢れる焔で
蒸発させられたのか、まったく零れなくて。
ゆるく落とす両手の下、現れる眸は、ぞっとするほどの
情念に焦がれている。]

 本当に、趣味が悪いよ……―――

[それでも、ベネットがノックスに触れるなら。
この裡に荒れ狂う焔で、彼を焦がしてしまうのだろう*]


メモを貼った。


 そうだな、異端だと思うよ。
 だから、俺は気づかなかった。
 好きなことに気づかないまま蓋をして、そして結局失ったんだ。

 もう、失いたくないから素直になるって決めた。
 ノックスがいなくなって、傷つけたと思って、それからずっと、ノックスのことばかり考えて。
 いつもみたいに抱きしめられるだけでもいいから、傍にいたい。
 っていうのは、好きって事だと思うんだけど。

[両手で覆われた顔を見ようと、手を添える]


 慾だけなら、ほかの誰かでもいいはずだよ。
 ノックスじゃなきゃ、俺の思いは満たされない。

[エリアスに触れても得られなかったもの]

 酷いって、どうして?
 俺はそう思わないし、他の誰がそう言ってもノックスを好きな気持ちは変わらないよ。

[両手の落ちた顔、現れたアイスブルーを見つめて、近づく。
体は別にあるのに、心音が煩く聞こえて。鎮めようとその頬に唇で触れた]


メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

[レオナルドからの返答を聞き、考え込むように俯く]

………夢の世界なら。ずっと、一人でいれるのでしょうね。
目覚めないのであれば……、それはとても────なことなのに。

[もらした感想はか細い声で、俯いた表情は暗く、一度瞳を閉じる]

え……?

[ノックスとジェフェリーのことを聞けば、驚いたように顔を上げる。
ノックスとはつい先ほどまでここで会っていた。ジェフェリーとは楽譜をばらまいた時に出会ったきりか。
小さく肩を落として、ぽつりと呟く]

そうですか。
何となくは、……気付いていました。気配が……少なくなった気がしたから。

[困ったように眉を寄せて、小さく息を吐く]

(172) 2011/12/28(Wed) 14時半頃

【人】 奏者 セシル

[生徒会長は元であれども、その時には一人しかいないから、こちらからは知っていても、自分は有象無象の一人。
名を問われてはいなくとも、礼儀を考えて、自らの名前と学年を一応告げる]

僕は……そうですね。
きっと、他人に迷惑をかけることだけは……ないと思いたいです。
変化があっても、それは自分の中だけのことで。

[ゆっくりとした話口調で紡ぐ言葉は、慎重に言葉を選んでいることが相手には分かるか。
曲に対しての感想には、一瞬瞳を歪めて、首を振る]

………今の音は、僕の、僕だけの音では、ありませんから。
だから、……すみません。感想は受け入れ難く、あります。

[素直に受け入れれば、それで良いのに、何故かそれが自分の音と思われるのは耐えられず。
そう返した後、また顔を伏せた]

(173) 2011/12/28(Wed) 14時半頃

[零した言の葉は、ジェフへの嫉妬と、
ベネットを想うからこそ彼の未来を憂いてのもの。

なのに、どこかベネットの答えは少しずれていて。
なのに、だからかノックスの琴線に触れるのだ
                 ――……いつも。]

 ぎゅって、するだけじゃ、もう済まないよ。

[頬に接吻け受けたまま喋る。
脇に垂らした腕が、今一度あがり、ベネットの肩に触れる。
そして、身体と身体を少し離した。]


 ねぇ、他の誰かと何かしたから、此処にいるの?
 だから、俺がいいと思ったの?

[近い距離、薄く冷たい筈の青が、裡に焔を燈して翠を見る。]

 もし、そうだったら、そうでなくても
 俺は、確かめる為にきっと……―――

[その身を暴いて翠を焼いてしまうよ……と。
誰かを上書きするように、もう何処にも逃さないように。


逃げるなら、今だよと、思いながら、
逃がさぬというように、唇に唇を近付ける。
逃げぬなら、噛みつくような、接吻けを。]


【人】 奏者 セシル


……一曲??ええと。

[ピアノに近寄る相手を見つめて、瞬く。
困ったように視線を泳がせるも、ピアノまで来てしまえば、断ることもできず]

誰かと、……一緒に音を奏でるのは、ひどく不得手です。
それでも構わなければ、どちらでも弾けますので。

あぁ……でも、できれば、痛くない曲の方がいいかもしれません。

[相手が何故そんな気になったのか分からない。
向けられた笑みを探ろうと思う気にはなれず、戸惑いながらも、一度おろしたバイオリンを構えなおし、相手に選曲を促す。

中庭にいたフィリップを気にして、最後にそう付け加える。
寮内に入ってくれていたらいいのにと中庭に一度視線を向けて、小さく深呼吸をする。

最初の一音は緊張のため、酷く不安定な音を響かせるだろう。
相手の伴奏に怖々とあわせながらも、相手が伴奏を止めなければ、途中からは常と同じ音を響かせた**]

(174) 2011/12/28(Wed) 14時半頃

 俺からキスしたいって言ったのに、そんなこと、…嬉しいだけだよ。

[体が離れて、体温が遠ざかる。
かけられた声に思わずうつむいて]

 ……最後までしたのかは覚えてないけど。
 薔薇の精に、抗えなかった。ほら、薔薇の蔓の痕。

[首を示す]

 ごめん。

[自身でも、泣きそうな声になっているのがわかった。
逃げるつもりなどあるはずもなく、唇が近づいてくれば、自ら寄せて、目を伏せる]


[ベネットの懺悔に眉根を寄せて。
その言葉に覚えた感情を発露させるように、
唇が合わされば何もかも奪い尽くすごとく貪る。

あわいをこじ開けるように、舌を差し込んで。
口腔の中のどこも触れない個所がないように。
酸素すら奪う傍ら、唇の端から零れた唾液が、
彼の首筋を伝って薔薇の刻印を濡らす。]

 ――……薔薇ちゃんか

[その唾液を追うように、首筋へ落ちる舌。
思い出すのは、自分の隣にベネットの身を横たえた姿。
お節介な部分と、誰でもいいといった風な精霊の
どちらの部分が勝ったのかは、今は判らないけれど……。

薔薇の刻印に、まるで吸血鬼のように歯を立てる。
そのまま、抵抗なければキツク吸いあげて、血が滲むほど。]


[意識だけのはずなのに、合わせた唇から感じる熱さは、体が有るときと大差なく、むしろより強く感じて。
入り込んでくる舌に自らも絡めて、端から唾液が零れる]

 んん、…ノ、ク…ス。

[首筋を舐められると肌が泡立つ。痛みに小さく悲鳴を上げた]

 ずるい、俺も触りたいのに。

[金糸に口付けて抱き寄せる。耳朶に唇で触れて、小さく噛んだ。
薔薇にあてられた時とは違って、直ぐに事に及ぶよりも、彼をより感じられるように、ゆっくりと]


 んっ……―――

[首筋に埋めたが故に無防備な耳朶に、歯をあてられて。
痛みを耐えるようなくぐもった声を上げ、
つぅっと銀を引きながら紅を刻んだ箇所から、
唇を離す。]

 先輩、痛いよ。

[自分がしたことは棚上げにして、眉を八の字に。
指先で濡れた自分の耳朶を撫でて、甘い息を吐いた。]


 痛かった、お返し。

[いたずらっ子のような笑みを見せて、見上げてきたノックスに触れるだけの口づけを]

 ……もっと、していいよ?
 痛くても我慢するっていうか、嬉しいし。
 俺ももっと、触りたいし。

[鼻の頭に触れて、にっこり笑った]


 痛いのが嬉しいの?

[触れるだけの接吻けを受けた後、じっと翠を見詰める。
先輩って、Мなのかなぁ……と、心の中で思うも
伝えたら触れられた鼻を摘まれそうなので言葉にはしない。]

 とりあえず、部屋に行きましょーよ。

[きっと今の姿は、誰にも見られることはないと思うのだけれど。
照れ隠しもあるのか、そう提案する。
自分の頬を掻いて、その手を差し出した。

受け入れられたなら、部屋に向かって歩きだすけれど、
その途中で、ジェフの姿を見つけることがあったなら、
縄張りを荒らされた猫のように
ふしゃーっと毛を逆立てるかもしれない*]


メモを貼った。


 痛いのが嬉しい訳じゃなくて、触れられるのが嬉しいんだって。

[少しむくれて。
けれど差し出された手に頷いて右手を乗せる。
温かく感じるのは、おそらく気のせいではなくて、心の温かさだろうと思いながら**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/12/28(Wed) 23時半頃


【人】 奏者 セシル

――回想・音楽室――

…………

[目覚めたくないと願うかと問われた言葉>>179に返すのは沈黙。
レオナルドの瞳を見つめて、惑うように揺れる赤茶の瞳。
睫毛が震え、唇が戦慄くも、決して言葉が紡ぎだすことができない。
無言であることが、肯定であると聡そうな相手には伝わってしまうか]

僕の、音を……?僕の、音は……

[誰にも聞かせたくないと、言いそうになるのを辛うじて飲み込む。
痛みをこらえるように唇を引き結び、目線を伏せる]

…………分かりました。

[暫しの迷いの後、薄く唇を開いて、小さく頷いた]

(250) 2011/12/29(Thu) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[問いかけ>>180に返す言葉は無く、緩く首を振るのみ]

――――……ッ!

[最初の一音から紡ぎだされる旋律は非常に不安定なもの。
泣きそうに瞳を歪め、自分の音がどこまでも自分以外とは相容れないことを思い知る。

無理だ。やっぱり、無理なんだ。自分の音は……――――
諦め、折れそうになる心。それでも、伴奏が止まらない。
困惑したように視線を向ければ、笑みを向けられる。

安心感など覚えるほどの余裕はあるわけもなく。
その笑みに込められた感情が、侮蔑などの負の感情には見えなかったから、手を止めることはなく、自らの音にまた集中する]

(251) 2011/12/29(Thu) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[たゆたうバイオリンの音は迷いの表れ。
それでも止まぬピアノの音。
重なりあうことはない音に自らの演奏の身勝手さを知る。

そんな自分に気を遣ってくれているのか、添えられるだけの音に気付けば、瞬く。
初めて自分の音に触れてもらえた気がしたのは薔薇の香りが見せる錯覚か。
音に触れられて、支えられて……そう感じてしまえば、自分の心が震えるのが分かる。
これは錯覚だと、何度も何度も自分に言い聞かせる。自分の音が誰かに受け入れられることなんて、ありえない。

そう思う心とは裏腹に、初めて、手を伸ばしたいと思ってしまった。その音に触れてみたいと……。
でも、それは無理だとすぐに諦める。曲は既に終盤に差し掛かっている。
それに、触れようとするには相手の音が圧倒的に足りない。
一度だけ鍵盤に触れる指に視線を送る。滑らかに動く5本の指と、………2本の指。
その不自然さが、ほんの少し気になったけれど、すぐに視線を外した]

(256) 2011/12/29(Thu) 00時頃

メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

[紡がれる感想。そして、告げられる言葉>>195にすぐには言葉を返せず]

………いいえ、こちらこそ、……ありがとうございました。
誰かと、演奏できて…、光栄でした。

[先ず紡ぐのはお礼の言葉。そして、またしばらく考え込んだ後]

先輩はこの状況をどうにかしたいと……望んでいますか?

[何かを暴くことはとても怖い。怖くて仕方ない。
できれば、やっぱり関わりたくないと思っているけれど。
このままで良いのか、迷う心もどこかにもちろんあって……未だ決心できずにいる]

………もう1つだけ。
先輩は、誰かのために、本気で何かをする時には……どんな心構えを持って、いますか?

[弱弱しい声に反して、視線だけは真っ直ぐにレオナルドを見つめた。自分のためには今回動けない。動くなら、他人のために。されど、自分としか向き合ってこなかった自分にはとても難しく。
返る言葉はあったか。何かあっても、それ以上は何も言わずに、去り行く背を見送った]

(260) 2011/12/29(Thu) 00時頃

[寮内のように見えるが少し違う気もする廊下を歩く。

 二人で歩いている姿を見て、野良猫が毛を逆立てても軽いため息をついてみせるだけ。
 これからは、私にじゃれついてくることも減るのではないだろうか。そう願っているよ。]


メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

――現在・音楽室――
[ようやく一人きりになれれば、バイオリンと弓を一先ず置く。
自分の体を掻き抱くようにしてずるずると壁に凭れ掛かるように座り込む]

……………どう、したら。

[噎せ返る薔薇の香り。触れてこない限りは、暴きたくは無い。
だから、薔薇の香りの大本を辿ることは今はしたくなくて。]

協力、か。

[レオナルドの申し出を思い出して、そして自らの手を見つめる。
協力してくれるなら、触れても構わないのだろうか。
そう考えるも、そもそもこの手は触れることはできるだろうか。そして、暴いてしまうものは何だろうか。
考え込んでも、結論などは見えず。
触れるべきか、触れないべきか。何度も迷った末に選ぶのは…――]

(268) 2011/12/29(Thu) 00時半頃

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