人狼議事


301 十一月うさぎのないしょ話

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視点:


メモを貼った。



 いえいえ、此方の話です。
 お店の忘年会?慰安会?するんですっけ。

 それなら、早い方が良いですよね。
 お暇な夜があれば教えてください。
 

 一緒に飲みましょう、戸崎さん。


[地獄耳ではあるけれど、聖徳太子ではないので店員同士の談話はブツ切れ。お誘いの声だけちょっと潜めて、迷子にならないように気を付けますから。なんて。**]


メモを貼った。


【人】 黒い取引先 アリババ

[ソファに深く身を沈めるようにしてカクテルグラスを口につけるとウォッカの強いアルコールと微かなライムの香り。
ここしばらくは例の店にも行かず食事も酒もホテルで全て済ませていた。
オフできたはずだというのに気づけば仕事をしている時間の方が多かった。]

(1) 2019/11/27(Wed) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

───オレだ、順調さ、当たり前だろ
   セキウチも納得してくれた。
   これでこの国での商談も漸く纏まる。
   ああ、そうだ、船を使え。
   やり様はいくらでもある。
   戻り?
   年明けにはそっち戻る。
   ロイエにはそう伝えてくれ。
   やっと完全なオフなんだ。
   そうだ、二度と掛けてくるなよ───

(2) 2019/11/27(Wed) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[通話を切ってスマホをテーブルへと放り捨てる。
背もたれに背をあずけ天井を見上げた。

高い。
無駄に、高い。

しばらくボーっとしているとボーイがドリンクのオーダーを取りにきたが,、それを片手をあげて追い払う。
商談をまとめた今そこに充足感はない。
ただ疲労だけを感じていた。]**

(3) 2019/11/27(Wed) 01時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 01時半頃


……困っちゃった?

[口実とか、何の話だろう。
 聞き返せば、此方の話です、と。
 そう言われてしまったら、聞き返せない。]

そう、みたいです。
みたいっていうのは、なんか変ですけど……

[慰労会の話は、頷いて肯定した。
 多分、おそらくきっと、それほどしないうちに。
 近所住まい同士で、例えばどら焼きを作りに家に当日行くくらいには、みんな行動が早いので。
 酒瓶を持ってやりたいといえば、その日の賄いからはじまってしまったっておかしくない宴だ。]


[一緒に飲みましょう、には、ちょっぴりの警戒。]

……あの、でも、わたし、お酒ダメなんです。
味もよくわからないし、すぐ酔っ払っちゃって。

でも、そう、そういう風に、誘われて、応えられたらいいなって思って――

[自分でも気が付かないうちに、随分と思いつめたような顔になっていた。
 およそ、店員からお客様に対して見せていい顔じゃなかった。

 無理をしてるわけじゃない。本当は飲みたくないとか、そういうことじゃない。
 ただ、今、こうして断りを入れることで。
 目の前のひとを失望させやしないかという思いでいっぱいだった。]


ほんのちょっと、とかでも、いいですか。

[そっと伺うように、勇気を絞る。
 隣の桐野江さんには、もしかしたら宅本さんが困らせたようにも見えたかもしれない。
 そうじゃない、とは言い切れないけど。

 でも。
 店員同士の仲でさえ、二人きりでなくてさえ、男性と夜を過ごすのを躊躇うのに。
 この人にはそう思わないのは、なぜだろう*]


【人】 黒い取引先 アリババ

[タイガ・アリマの朝は早い。
日が昇る前の早朝にベッドを出るとシャワーを浴びてまだ冷たい空気に支配された外へと出る。軽いストレッチのあとおもむろに走り出す。目的地はない。あるのは時間だけ。
きっちり30分で折り返すと同じ時間を掛けてホテルへと戻る。
もう一度シャワーを浴びてから朝食にする。

会社員ではないのでアポがなければ朝から仕事をすることは稀だった。

オフ(という名目の)現在は昼頃までぶらりとあちらこちらへと足を向ける。
大抵はその途中で顧客とのアポがあるので半分は仕事となるのだが。貧乏暇なし。

太陽が沈むころには完全にオフとなる。
そのころには繁華街にその姿があるだろう。

それからは大抵はホテルのラウンジでグラスを傾けているか遊び歩くか、一人で飲み歩くこともあれば女を引っかけることもある。
そして日が変わってすばらくするとベッドに上に辿りつく。
それがここ最近のサイクルだった。]

(9) 2019/11/27(Wed) 20時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[その日、陽が落ちたころ。
ぶらりと特にあてもなく街を歩いていた。商談も纏まりこの街にも用がなくなっていた頃合い。まるで街との別れを惜しむように。]

……あれは?

[見覚えのある人影。
記憶力は悪くない。人の顔を名前は忘れないタチだった。]


ああ、あのとき店にいた。

[少女。
覚えている。あの店にいてまともに食事を取ろうともしなかった少女だった。
少女は何をしていただろうか。おかしいとろこがあってもなくても気に掛ける理由などなかったが。]


ハイ、お嬢さん。

[ふと気まぐれに声を掛けていた。
───決してロリコンではない。]*

(12) 2019/11/27(Wed) 21時頃

[兵は拙速を尊ぶ。
 日々、季節の食材を仕入れるこの店全体の気風として、念入りに打ち合わせし完璧を目指すより、とりあえずやってみよう。と賽を振る姿は想像に易い。
 うんうん、と幾度か首肯を重ねて。]

 お酒が駄目でも、白けない飲み方なんてもありますよ。
 僕も初公判の前は呑まないようにしているので、心得ています。
 
 それに直ぐに酔えるのはお財布に優しいじゃないですか。

[無理を強いるのは望むところではない。
 彼女の困った顔は忌避するものではないが、客の間は行儀の良い手合いだと思われたい。アルハラとチャンスを天秤に掛けて、思案を暫し。]



 それでは ―――…、

[意気地なしと自らを罵る準備をしてから口を開く。妥協か折衷案かどちらにするか決めかねるまま。
 冗談です。と、なかったことにだけはしたくなかったが。
 
 しかし、言葉のサーブも完璧なタイミング。

 駅の向こうに夜だけ開いているカフェバーがあるんです。

 この店からだと歩いて15分くらいですかね。
 夜パフェなんて背徳的なこともしているんですよ。

 如何でしょう?
 
[引っ込めかけた誘いが大きく踏み出す。
 候補に挙げたのは、此方の営業時間外に飲みたくなったら顔を出す己の遊び場。――― 己の脚では辿り着くまで三十分ほど掛かるから、それほど近い印象はないけれど。]*


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 21時半頃


お酒がだめでも、白けない飲み方。

[それは、渡りに船だった。
 きっと一番、自分が欲しているもの。
 期待の乗ったオウム返しの声は、先程までの沈んだ面持ちをぱっと塗り替える。
 初公判、という言葉の響きは宅本さんの職業を意識させるけれど、飲める人が飲まないようにしているというのは信頼できることのように思えた。]

お財布に優しい。
それは、そうですね。

[だから、少し笑えた。]


駅の向こうに――
パフェ、も。

[そんな場所があったなんて。
 飲まないから、バーに対する情報はほぼゼロに近い。
 今日はこのあと、アップルフィリングが待っているだけ。
 少しくらいは許されるんじゃないか、なんて。]

迷わないように、しないとですね。

[歩いて15分を心配しつつ。
 今夜このままでもいいのかしらと、浮き立つ心をわずかに覗かせた。]


[アップルパイがひと切れ取り分けられたと知ったのはその後。
 さらに半分に切って乙坂に分けたのは、気落ちしてる先輩のため、だけじゃなかった*]



 気心知れた人たちなら、下戸でも気にしないと言うのは分かるんですが、気持ちの問題ですよね。
 
[彼女の同僚にしても、上司にあたる店長にしても、飲酒の有無で態度が変わるようには見えないけれど、変わるのは自身の気持ちだ。彩を差す面持ちに少し安堵の呼気を隠し。]

 はい、パフェも。

[彼女を誘っているのは確かだが、己もその響きに誘われる。
 宇都木の腕は信頼しているが、流石に恒常メニューにパフェがないのにパフェグラスがあるとは思わない。食器からリクエストするにはハードルが高い。
 背の高いグラスならあるだろうが―――、やはり、パフェグラスの縁っこは波打っていて欲しい。]


[瞳でだけで静かに笑うのは、美味しいものを食べた時とはまた違う喜びの表現。

 腕時計に視線を落とせば、閉店まで然程もない。
 今日も良く食べ、良い時間を過ごした。

 けれども今日は彼女を誘って延長申請。]

 片付けが終わるまで、店の前で待ってますね。
 ナビゲーターは任せてください。

[地図は読める。何故か迷ってしまうだけで。
 一人でなければ、何処へも楽々。]


 ― 夜のカフェバーへ ―

[彼女の仕事上がりを待ってから、いざ秘密の特訓へ。
 口頭で住所と目印、それに「Foxtail」の店名を伝えてえっちらおっちら。]

 深夜の道を誰かと歩いていると少しワクワクしますね。
 一人だと、大体早く帰ろうとしか考えないんですが。

[他愛無い会話も挟んで、ウサギの巣穴からキツネの尻尾にワープ。踏切を待たなかったから、所要時間は10分ほど。

 地下1階の店舗は煉瓦の壁に、橙の照明が灯る隠れ家スポット。開店時間は夜の遅くから明け方まで。
 店内は酒を出すにも拘わらずカウンターが無く、客層は妙齢の夫婦が多かった。子供を寝かせてから、そっと贅沢するような、そんな店だった。

 丸い小卓の椅子を引き、彼女に勧め。]

 ガード下の飲み屋台なんてのも知っていますが、其方は上級者向けなので。

[ちゃんと冗句のひとつも添えながら。]*


【人】 黒い取引先 アリババ

[なぜ英語?]


怪しい者じゃない。
ちょっと小粋なイケメンお兄さんだ。

[何を言ってるのか自分でもわからないし何で声をかけたのかと問われれば何となくとしか。
見た顔があったから何となく。]


寂し気なgirlが見えたものでね。

[素面で何を言ってるのやら。]*

(32) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

ん……そうなの。
店のみんなは気にしないのは、わかるんだけどね。

[実際みんなから出てくるのは、無理するなとか珍しいとか。
 敢えて触れなくてもいいと言ってくれているようで、心地いい。
 でも、気持ちの問題だ。自分自身が、飲めるようになってみたいって。
 或いは、酒の席でも気負わずにいたいって。]

ええ……!?
だめです、寒いじゃないですか。

お隣、行きますし。

[閉店後でも明かりが付いている隣のビル。
 迷うことのない距離感、こちらから訪ねるのは苦に思わないと。]


[結局、迎えに行ったのか待たれたか。
 今は、きつねの尻尾を追いかけていた。]

わくわくする、わかるかも。
わくわくっていうか――どきどきしてる。

[冒険だ。夜の街をこうして歩くのも、お酒を飲もうとするのも。
 一人で帰れるか心配で、必死に道を覚えようとランドマークを探しながら歩いた。

 勤務中上げている髪は、そのままにしていると頭痛の種になるから、今は解いて。
 長い髪はマフラーの内側で撓んでいる。
 小さなバーの看板が見えれば、思いの外早くついたのに安心したような、少し残念なような。]


[丸椅子を勧められる頃には、どきどきは表情にまで出てきていて、緊張がまる見えだったと思う。
 パフェがあるとわかっていても、飲まなきゃいけないわけじゃなくても、素敵なご夫婦が和やかに笑み交わす中不釣り合いだと思っても、気を張ってしまっていた。]

お、手柔らかに、おねがいします。

[上級者向けには誘われない初心者は、テーブルに指をついて頭を下げた*]


【人】 黒い取引先 アリババ

 
あ……。

[踵を返す少女の後ろ姿を見送る。
追いかけてまで何かの用もないわけで。]


ナンパ……失敗……になるのか?

[帽子のつばを少し引いてその陰で、自嘲とも苦笑いともあるいは微笑みともつかない笑いを浮かべた。]*

(41) 2019/11/27(Wed) 23時頃

[待ち合わせにわくわくしていたのは本当だ。
 この辺りは治安も良いから夜道に覚えるのは危険よりも非日常感であったことも。

 けれど、遠慮と譲り合いの間をとって、事務所の窓から店先を見張っていた視界に私服の彼女が見えた、ら。

 事務所をうろうろ二周した。

 エプロンを外して防寒したくらいなのに、妙にそわそわとした気持ちに急かされて。

 そのそわそわを抱えたままの短い行程。普段と比べるまでもなくあっさり到着し、新記録樹立に少し安堵した。
 外で気持ちを落ち着ける為うろうろし始めたら、確実に迷子になる。]


[ついた丸テーブルは、うさぎのカウンターよりも二人の距離を近くする。彼女の緊張感を前身で浴びて、小さくわらい。]

 此方こそよろしくお願いします。
 ―――…とはいえ、白けないコツと言うのは案外単純で、楽しそうに華やかものを飲むくらいなんですけどね。

 戸崎さんに希望が無ければ、アルコールを抜いたサングリアとカルーアミルクを頼んでみましょうか。飲めなかった方は僕が頂きますから。

[己が口にした条件を満たすのは前者。ついで足した後者は地味だが飲み易さではカクテルの中でも群を抜く。カルーアの比率も好き好きなので変更に応じてくれる店も多い。
 初心者向けに二杯提示して、狐のスタンドからメニューを抜いた。]

 パフェはマスカットがありますよ。
 宝石みたいに積まれてるやつ。

 ………、
 



 ………お酒に緊張しますか?
 それとも、このお店か ―――、

 夜遅くに異性と一緒にいることに?

[強張る彼女に向けるべきは、もっと慮る言葉が相応しい。だが、つい、口を滑らせ聞きたいことを聞いてしまった。
 店員と客の肩書を外した途端、詮索めいた態度は恥じ入るものだが、少しはにかんだだけで撤回しなかった。]*


楽しそうに、華やかなものを――が、がんばります。

[縮こまっている今では、楽しそうなど夢のまた夢。
 せめてテーブルについた指を下ろそうと、膝の上に。]

サングリアは、ワインにフルーツを漬けたやつ、ですよね。
カルーアミルクは飲んだこと、あります。コーヒーの。

[どういうものかという知識はあるのは、飲食勤めのなせる業。]

サングリアは、華やかかなあ。

[華やかなものを楽しげに。アルコールも抜き。
 これならよさそうと、ほぅと詰めていた息を吐く。
 ぴちぴちに張っていた緊張の糸が、少しだけ緩む。]


[マスカットのパフェは響きだけでおいしそうで、興味を引く。
 メニューを覗き込もうとして――三択の質問。]

え、あ……ええと。
お酒と、……お店に、少し?

こういうの、初めてだから。

[思えば、最後の選択肢には緊張していない。
 していたって、不思議じゃないのに。
 もっと警戒心を持つべきかもしれないと思っても、いまさら宅本さんに対しての緊張の糸は戻ってこない*]


アリババは、ウツギに話の続きを促した。

2019/11/27(Wed) 23時半頃


アリババは、オトサカに話の続きを促した。

2019/11/27(Wed) 23時半頃


アリババは、カコに話の続きを促した。

2019/11/27(Wed) 23時半頃



 お酒を勧める方は、楽しそうな空間が好きなんですよ。
 でも、深入りし過ぎると潰れちゃいますから、程ほどにね。
 
[彼女の了承が得られれば、先にドリンクだけオーダー。
 夜にしか開けていないからか、カフェを頭につけていても形態としてはバーの色味が強い。そうしてファーストドリンクを決めてからメニューをゆっくり吟味。]

 赤ワインをグレープジュースに変えたり、白ワインをグレープフルーツジュースに変えたりするんですよ。僕はモヒートのアルコール抜きと言うのも好きなんですが、夏の方が美味しいんですよねぇ。

 おや、御存じでしたか。
 でも、カルーアミルクは度数が高いので初めのうちはミルク多めで頼むと良いですよ。
 戸崎さんが潰れてしまったら ―――、僕はとても心配しますから。

[最後は僅かに顎を引いて声量を小さくした。
 何でもない、極普通の注意だと言うのに、何故か不埒に思えて。]



 ……おや。
 乙坂さんや宇都木さんとはいらっしゃらないんですか?

[妙に面映ゆい気持ちで顔を下げていたが、続いた言葉にはひょいと視線を交わす。彼女の店はスタッフの仲が良いから、酒に限らず二人きりで。というシチュエーションは想像に難しくない。
 それでも野暮を承知で問い返したのは、幼稚な喜びが故。]

 ……いえ、あのお二人でなくても。
 ですが、初めて、というのは良い響きです。


 ―――…もしかして。
 ナンパを受けてくださったのも、初めてですか?


[悪びれない男がうっすら嬉し気に笑み、首を捻ってみせた。]**


メモを貼った。


そう、楽しいのはいいことだなって思って、わたしも応えたかったの。
でも、やっぱりあんまり飲めないから、気をつけないとね。

[潰れないように程々に。胸に刻んで、至極真面目な調子で頷く。
 ドリンクのオーダーは宅本さんに任せてしまった。]

グレープジュースにフルーツを漬けたの……っていうことになるの?
おいしそう。

モヒート……は、ミントのやつ?
緑がきれいだなって思ってた。

[ノンアルコールサングリアに期待を寄せつつ。
 知っている単語を拾って、記憶とつなぐ。
 夏によく出るのは知っているけれど、味は知らないカクテルの一つだ。]


カルーアは度数が高いの?

[これには少し驚いた。
 だって甘くて飲みやすかった。一杯飲むくらいでぼんやりしてしまって、あんまり覚えていないけど。
 強いお酒だったなんて、知らなかった。]


こ、来ないですよ。
オットーもウッチーも、わたしが飲めないの知ってるもの。
二人になることも、ないし。

[だいたい夜シフトが終われば深夜。
 賄いを食べてお腹を満たして、近くのお互いの自宅に帰る。
 二人になるとしたって、帰り道の少しの間くらい。]

はい、初めてで――
…………え。

ええと…………そうですね?

[こういう店は初めて、を再度肯定しようとして、続いた言葉に思考が止まる。
 何? ナンパ、って、言いました?
 あたまがまっしろ、という表情を隠しも出来ずに、瞬きを繰り返しながら曖昧な返事をした。]


【人】 黒い取引先 アリババ

[少女と遭遇してよりしばらく。
かるく腹ごしらえをしてからいくつかの店をはしごした。
酒、食事、特筆すべきものはないが、アルコールの沁みた肌に夜風が気もちいい。

今日もスマートフォンが着信を報せる。]


そんな時間か……。

(63) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

───ハイ、ロイエ。
   ああ、ホテルにはいない。
   どこだっていいだろ。
   もう商談は終わった。
   一人だ。
   ここにもどこにもそんなのはいない。
   ああ。わかってる。
   わかったって。
   俺もアイシテル────

(64) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

[ちなみに、疑問符で締めくくったのを他の店の誰かが聞いていたなら、呆れ顔で初めてじゃないでしょ、と窘められるかもしれないが、生憎ここには誰もいない。

 根っから染み付いたお人好し、ナンパをナンパと気づかずに、手助けしたりお茶に付き合ったり、は前科がある*]


【人】 黒い取引先 アリババ

[ロイエ・ミッターランド。
北欧を拠点にするミッターランド海運のその社長令嬢。
珍しく泥酔といっていい程に酔いに酔った翌朝。
目を覚ましたとき横に彼女の姿があった。
それがまさかミッターランドの令嬢とは知らず、その日商売のために設けた席で思わず顔を引き攣らせた。

まさか所謂ワンナイトラブ>>112でしたなんてことが言えるわけもない。

いつのまにか彼女は自分の秘書で婚約者になっていた。
愛情があるわけじゃない成り行きでそうなっただけ。
でも、たった一夜で何が彼女をそうさせるのか。
世界中どこにいても一日一度は必ず彼女からの連絡が入る。
アイシテルの言葉と共に。

ask for it.
身から出た錆だ───]

(66) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[何が不満かって?
彼女は奇麗だしとても献身的だ。それだけなら人に自慢もできるが、でも一緒にいると息が詰まる。
彼女が悪いとは言えない。自分自身の問題かもしれない。

だから結局、仕事と称して彼女から逃げるように世界中のあちこちに飛んでいる。
それももうしばらくの間だけ。

年が明ければ晴れて婚約者は妻へとクラスチェンジ。
今はそれまでのモラトリアムといったところ。

故郷の日本を堪能したらあとは人生の墓場だ。]

(70) 2019/11/28(Thu) 01時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 01時頃


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 01時頃


メモを貼った。


【人】 黒い取引先 アリババ

 
[視線。
向けられている。]


……?

[火をつけていない煙草を銜えたまま、こちらも視線を向ける。アジアンテイストな服装の女性。
たしかあの店の“店員“。
あらぬ容疑を掛けられているとも知らず。目は合っただろうか。]*

(79) 2019/11/28(Thu) 07時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 07時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

─ 蒼い目のタイガ ─

[有馬 大我の生は両親の死から始まる。
父の商売が失敗し父と母は生まれたばかりの一人息子を置いてこの世から消えた。
遺された大我を引き取ったのは父方の祖父母。だが元より母との結婚に反対していた祖父母は父の選んだ女と同じ目の色をしている大我に冷たかった。

家では最低限の生活は守られたがそれだけだった。
食事が出されることはなく、その代わり金を与えられた。食事だけでなく一事が万事、大抵のことはそうだった。

学校に上がれば、やはり青い目を理由に虐められた。もちろんやり返しもしたが。
祖父も祖母も、そして他人もこの目を嫌った。
そして自分自身も次第にこの血と青い目を疎むようになっていった。]

(80) 2019/11/28(Thu) 09時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[高校卒業を控えて祖父が他界し、祖母も間も無くして祖父の後を追うようにしてこの世を去った。
財産は親戚がほぼ食いつくしていって残されたものなどほとんどなかった。]


……美味いな。

[葬儀や手続きやらが終わってひと段落したとき、ひと摘み口に入れた仏壇に備えられた砂糖菓子。
胸焼けしそうなほど甘ったるいただの砂糖の塊は、しかしそれまで食べたどんな甘味よりも美味しく感じられた。]

(81) 2019/11/28(Thu) 09時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[金の髪に青い目、そして黄色い肌はアイデンティティの置き所について大いに悩ませてくれた。
日本にいれば外人の血と言われ、外に出れば黄色い肌と嘲笑われた。
今思えばそんなものはただの思い過ごし。そんな差別的でないことの方が圧倒的に多かった筈だが、若かったあの頃はそれに気づくことなく、それには多くの時間が必要だった。]

(83) 2019/11/28(Thu) 09時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
……どうしようか。
食事はもう済ませたし。

[軽く食事は済ませてしまっている。
どちらかというと酒を飲みにパブかバーにでも行こうと思っていたところだったが。]

でも。
“美人さん”が俺を待っているというなら。
行かないわけにはいかないな。

[ニヤッと笑みを浮かべて、そう芙蓉に答えた。]*

(84) 2019/11/28(Thu) 09時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
いいね!
話のわかる美人さんだ。

[火をつけてない煙草をしまい、彼女が店に戻るようなら少し遅れて訪問しようか。]*

(90) 2019/11/28(Thu) 10時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

─ 有馬大我の恋 ─

[>>2:112苦笑いを浮かべるだけだった。
ワンナイトラブ、遊び、客観的に見ればそうなのだが。

ただ一夜の恋が本物ではない誰が決めた。
いい女がいれば話をしたいし、一緒に食事をし、酒を交わし、共に朝を迎えたいと思うことは自然なこと。
欺瞞に満ちた永遠を誓うぐらいなら、はじめから本気の一瞬だけでいい。

それをただの遊びで恋ではないというのなら、有馬大我は恋をしたことがないのかかもしれない。

いや、一度だけ。
思い出すだけで目の奥が痛むような苦い思いに塗りつぶされた記憶がある。それはもう恋とか愛とかそういう次元の話ではなくなってしまったが。]

(92) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[だが、つまるところ大我の求めるものが一夜であることは間違いなかった。ただ激しく求め合う夜。世界にただ二人だけがあるような。

永遠なんて必要ない。
いつしか冷めて腐り落ちるような愛もいらない。

大我にとって恋とは、ただ一瞬煌いて何もかも真っ白に染まるような眩むような光。
刹那に燃え上がる火花のようなものだった。]

(93) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

─ 兎の巣穴 ─
 
……というわけで、俺と恋に落ちないか?

ミス、キリノエ。

[隣に座って真っ直ぐにその瞳を射抜く。
蒼く鋭い視線。目を逸らすことを許さない強い視線。

刹那主義。
今この一瞬に重きを置く生き方。
享楽主義とはまた違うと自分では思っているが、だけど言ってることは結局はこういうこと。

───今晩どう?]*

(94) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

─ 時間を少し巻き戻そう ─

どうも。

[店長とは知らぬ美人店員に先導される形で店へと入る。店員は見える限りでオトサカ、ウツギ。知った顔の客はキリノエとさっきの少女の二人か。]


また“縁”があったな。

[片手を軽く上げてキリノエに挨拶。
それからさっきの少女に。]


hi, how’s it going.

[今度は英語でご挨拶。]

(95) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
スレッジハンマーを。
できればライムは絞ったものを。
それとナッツを。

[まずは一杯。
美人店員のご好意に甘えて奢られよう。]


それから二人にドリンクを。
イケるくちか?

[二人に尋ねたのはもちろんお酒のこと。]*

(96) 2019/11/28(Thu) 13時頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 
振られたか……残念だ。

[ダークブラウンを射抜いていたはずのブルーの瞳はいつの間にかその鋭さの欠片も失われていた。
キリノエを真似て同じ様に唇に指を当てる。]


いい女にはいつだって先約があるもんだ。

[そっと声を潜めて言うと立ち上がって声を張った。]


オトサカ!
スレッジハンマーをもう一つだ!
ライムは添えるだけでいい。

[失恋の傷はアルコールで消毒するもんだ。
なんて冗談を口にしながらケロリとさた顔でオーダーを届けた。]*

(105) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
いいねぇ。

ここに───

[中指で自分の胸の中心をトントンと叩く。
もちろん胸ではない。]


ガツンと来るなら。

[まさにスレッジハンマーでの一撃のように。
自分から攻める方だが女に誘われるのも悪くない。悪くないどころかいい女に誘われて心が踊らない奴は男じゃない。]*

(113) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[そんなことを言いながら、手元のナッツをいくつか取って口に放り込む。
甘いメープルシロップの香。
それに混ざるのは───

眉をひそめるどころか口の端を上げて薄く小さく笑みが浮かんだ。]


オトサカ。
……修行が足りないな。

(114) 2019/11/28(Thu) 21時頃

メモを貼った。



 ご自宅でも作れますよ。
 ホットワインみたいに暖めても美味しいかと。

[料理人の彼女にアレンジの提案というのは釈迦に説法だが、ひとつずつ、確かめるみたいに聞いてくれる声が嬉しくて恥を忘れる。調子に乗らないように自重しても、顔に張り付く笑みが普段の三割増し。]

 牛乳で割っている分、原液ほど高くないですがビールより度数がありますよ。勧めてくる方には―――…、注意してくださいね。

[口当たりの良いカクテルはすべからくレディキラーだ。アルコールに明るくない彼女を慮って言葉を添えるも、丁度そのタイミングでドリンクが運ばれてきた。

 オレンジを狐の尻尾に見立ててグラスの縁に引っ掛けたサングリアと、件の女殺し《カルーアミルク》]



 ………。

[ススス。
 笑みを張り付けたまま、やわいモカ色を引き取る。]


[気を取り直すように咳払いを挟んで。]

 お二人とも紳士的な方ですからね。
 夜遅くに女性を連れ出す行為は避けているのでしょう。
 
 そこに親しさや思いやりはあっても、他意がないのは理解しているのですが…。それでも嬉しいものです。

[グラスの曲線に円弧を描く唇を押し当て、唇を濡らす程度糖分を摂取する。己の突拍子もない発言を受けて、惚けている彼女を肴に。]



 ……ご存知かと思いますが、僕はmurmur coneyが好きなんです。ですから、出来るだけ行儀の良い客と思われたいんですよね。
 戸崎さんにでもですし、他の方々にも。
 お店が客に選ばれたいように、その逆もあるとは思いませんか。

[アルコールを喉に滑らせ、意識を冷やして酔わす。
 瞼を下してしまうのは勿体なくて、驚愕の顔から視線を外さぬまま。一度だけ、ゆっくりと瞬きで瞳を洗い。]

 ―――…鋼の理性と鉄の意志で言わなかったこと、
 実はいっぱいあるんです。

  


[僅かに上体を傾け、卓に肘をついて乗り出した。
 店のカウンターで見せるポーズだけの内緒話では無くて、此度は彼女だけに、静かに囁く声量。]


 戸崎さんは、かわいいですね。

 
[音がしそうな彼女の瞬きを、間近で数えて。]*


メモを貼った。


――へえ。
温めるのは、おいしそうですねぇ。
そうしたら、シナモンとかも入れたいな。

[ホットワイン自体は未経験でも、温かいフルーツの味わいは想像できる。
 笑顔の深まる宅本さんにつられて、だんだん緊張も笑顔に変わってきた。]

牛乳、おいしいからなぁ……気をつけます。
ビールは苦くて飲めないですけど、カルーアは飲んじゃいそう。

[そこでちょうど、ドリンクが運ばれてきた。
 ミルキーな褐色と、色鮮やかな紫。]


……あ、

[スッと、カルーアミルクが宅本さんの手の中に。
 ちょうど気をつけろと言われたばかりで先にそちらを取るアクションに、他意なく紳士だと思った。

 アルコールに挑戦したいという気持ちはあったけれど、まず入り口はノンアルコール。
 フルーツの踊るグレープジュースを、ひとくち。]


[グレープジュースは、想像以上にさっぱりしていた。
 漬けられたいくつかの柑橘に、ベリー。
 甘いぶどうの風味に、酸を足してくれている。]

でもそれは、宅本さんもでしょう?

[会話のうちに、同僚を紳士と評する言葉があればそこに目の前のひとを含めた。
 だって今も。いくつも気遣いを見せてくれている。
 けど、でも。
 ナンパ、って聞こえた言葉が、頭の中をぐるぐる回る。]


え、……あ、はい。
それは……なんとなくは。

[murmur coneyが好き。
 それは、なんて嬉しい言葉。]

そんなふうに言われなくても、すてきなお客様、だと思いますけど――

[客観的にはこうして閉店後にお酒をいただいているのは、褒められたことではないのかもしれないけど。
 自分から乗っかったようなものだと思うから、宅本さんは悪くないと思う。]

お客さんがお店に選ばれたい……?

[その逆、はぴんとこなくて。
 そのままひっくり返したけど、お店は誰を拒むようなこともない、はず。]


[鋼の理性。いつか聞いた言葉。鉄の意志。
 やってくる単語を一つ一つ頭の中に落とし込んでいるうちに、距離が不意に縮まった。
 テーブルの上。乗り出して、半分の距離。]

かわっ――……

[あんまりにも驚いて、言葉を失った。
 瞬きはまた繰り返し。睫毛が何度も上下する。]

わ、わたし、が?


……わたし、に、選ばれたい、ってことですか。

[話を総合してみる。
 これはナンパらしい、ということ。
 お客は店に選ばれたいらしいこと。
 カルーアミルクは度数が高いこと。
 勧める人は注意した方がいいこと。
 紳士は深夜女を連れ出さないこと。

 そういうことなんだろうかって、さっきとはまた違う緊張が急に襲ってきた*]



 貴女に構いたがるのは、僕が紳士だからではないですよ。
 貴女に限っては、きっとその逆です。

[楽しいお酒を。と誘ったはずなのに、彼女を困らせ、楽しんでいるのは男の方。あまいデザートカクテル程度では酔わないけれど、夜の街に繰り出してからずっと陽気な心地が胸で躍っている。]



 そうですねぇ……。

[行儀の良い客、と聞いてもカウンター内の住人である彼女の反応は鈍い。カウンターを挟んだ内側と外側、繋がる橋になる言葉を選ぶ暫しの間。]

 ―――…例えば、残さず全て食べきるとか。アルコールでなくてもドリンクはオーダーするだとか。誰も聞いていなくても、美味しい時は、美味しいと口に出すとか。味の感想を伝えるだとか。

 マナーも含むのですが……、
 また来てほしい、と思われるゲストになりたいです。
 
[己がどれだけ厄介な客でもうさぎの巣穴は拒まないだろうが、これもまた気持ちの問題だ。

 飲食に対し、金銭を支払う。
 そんな消費契約のみでは到底語りつくせない思いが彼女の店にはある。]



 だから、我慢していたんですよ?
 
 首筋がお綺麗ですね、とか。
 旋毛がまんまるですね、とか。

 貴女に不埒な軽口を叩かないように。

[見つける度に飲み込んできた、彼女のかわいいところ。
 それでもこれらはまだまだ初級編。

 鳴き声もかわいい。
 ―――― なんて言いだしたら振り切る可能性がある。]


[近付いた彼女からは爽やかなフルーツの香りがする。
 瞬きに合わせて瑞々しい芳香が弾けるよう。]

 直ぐに答えなくても大丈夫ですよ。
 ビックリさせている自覚はありますからね。

 でも、意識して、考えてください。
 そして、出来れば検討してくださいな。
 貴女に好かれるよう、目一杯努力しますから。

[ひそひそ話を丸い耳に向かって吹きかける。
 カウンターの中でもその気はあったが、オフの彼女は小動物のような反応をする。耳のカーブに触れたい誘惑に、少し瞳が揺れた。] 




 貴女の彼氏になりたいってことです。
 

[彼女だけに聞かせる内緒の吐露。
 視線を合わせてニコリと笑った。]*


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時半頃


[うん、うん、と。
 並べられる「行儀のいい客」の条件を聞いては、一つずつ同意を示すように頷く。
 全部食べる人、ドリンクを頼む人、美味しいって言ってくれる人。
 そう、宅本さんは、そんなすてきなお客様。]

宅本さんは、いつだって、また来てほしいお客様でしたよ。
オットーみたいにサンドイッチ作ろうかな、って時々思ってました。

[そう思うよりずっと早く、毎日のように見かけるお客様になっていたけど。
 そんなにこの店を好いてくれて、店の味を好いてくれて、サンドイッチを作る乙坂が羨ましかったくらいに。]


[首筋や旋毛を褒められたのは、はじめてだ。
 ついグラスを支えていた手が、首筋に伸びる。]

ふら、ちな、軽口……

[これでも不埒の意味くらいはわかる。
 その軽口を叩く相手をどう見ているかも、わかる。
 きっとそれこそ、「行儀のよくない」お客様にそんなことを言われていたら、背筋が震えるほどに怯えていた、かもしれない。

 でも、今は?]


[すぐに答えなくても、と言ってくれた。
 けれど、答えたほうがいいのだろう、と染み付いたお人好しが頭の中で叫んでる。

 意識して、考える。
 検討する。このひとは、わたしのことが。
 例えば、これが本当に知らない人なら。
 考えられません、と一蹴した。
 例えば、同僚の誰かなら。
 驚いて、それから何度も理由を聞いて。
 けど、断ったら店に居づらくなるかも、と思ったら悩んでしまうだろう。

 じゃあ、今は?
 宅本さんは?]


[はじめて会った時、道に迷っていた。
 あの時、宇津木でも重いと言った荷物をさらっと持ってくれた。
 紳士でないなんて言うけど、きっとそんなことないんだと思う。
 話し言葉がおもしろくて、興味が湧いた。
 親近感があった。

 作ったものを、おいしいと言ってくれた。
 好きなプリンに、名前をくれた。
 内緒話をしてくれた。
 作ったものを、もう一度と言ってくれた。
 名前を、考えてくれると言っていた。

 どこからわたしを想われてのことなのか、わからない。
 でも。]

あの……ええと。何か、変かもしれないですけど。

いやじゃ、ないです。

[思い出が、たくさんある。]


あ……なんて言うんでしたっけこういうの。

おともだちからお願いします?
……でも、もうおともだちみたいなものかな……

[最後は独り言じみて、ぽつぽつと。
 この関係をなんと言おうか。知り合いも、常連も超えた、これから育む、この関係を*]



 戸崎さんもサンドイッチを?
 それならフライドポテトも付けてほしいです。
 
[店外だからリクエストにはならない、だからこれは浮かれた我儘だ。
 己の誘いに乗ってくれたこと、夜半に二人で会ってくれたこと、己の想いを邪険にしないこと。どの時点で拒絶されても可笑しくないのに、彼女はずっと己を舞い上がらせてくれるから。
 今の我が身は、我が心は、きっと30cmほど浮いている。]



 取って食べたりしませんよ。
 ああ、いえ。意識して頂けるのは嬉しいので、手は、そのまま。

[首筋を押さえる指先に笑みを噛んでも、図々しい男は彼女に安寧を齎さない。不躾なまでに彼女を見つめ、グラスを傾ける。
 不意に卓に降りた沈黙も、不安を駆り立てるものではなく、寧ろ、途絶えた音に安堵した。なにせ彼女は見るからに懸命に頭を回してくれている。

 ……考えてください、って言った端から、こんなに真剣に考えてくださる。
 
 こういうところ。
 ますます好きになっちゃうんですよねぇ。

[ゆっくりと椅子に座り直しながら紡ぐ独り言。
 首肯をうんうんと繰り返し、懊悩する彼女には聞こえないくらいの声量で。]


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/29(Fri) 00時半頃



 いいえ、変じゃないです。
 僕は嬉しいです。

[彼女が再び言葉を発するまでの間にグラスは空いて、いつしか男は頬杖を突いていた。無論、瞬きの回数を減らして見入っていたのは彼女の表情。]

 関係性に名前を付けなくても、大丈夫ですよ。
 料理に名前が欲しいなぁと思うのは、もう一度頼みたいからですが ―――…、

[彼女に選ばれたくはあるが、それは妥協や打算であって欲しくない。うさぎの穴へと通ってすっかり舌は肥えてしまった。]

 名前が無くても、僕は貴女が好きです。
 でも、好かれる覚悟はしておいてくださいね。

[最後は少しだけ挑発的に。
 店で口説くような真似はしないけれど、想うだけは自由自在。

 ―――― “美味しい”と“好き”で育てる想いというのも、中々贅沢だ。]*


【人】 黒い取引先 アリババ

 
ワタシのハンマー?

[なんだかその言い回しがおかしくて笑ってしまう。
ライムの香りそれからウォッカ、空気を含んで幾分柔らかく感じたとしても喉をしっかりと焼いていく。
やはり酒はこうでなくては。]


重いな。
たしかにガツンとくる。

[一瞬にして体中に血液がアルコールに冒されたような錯覚だった。]

(142) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
それで?
アンタに酔ったら……何が起きるんだ?

[挑発的な青い瞳でその”店員”を見つめた。]*

(144) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

フライドポテト。
つくります。
この間、ウッチーにもオットーにも評判だったんですよ。

[答えやすい話題になって、ぱっと顔が上がる。
 トスカーナポテトをまた作ろう。自分で食べるためだけでなく、食べてもらうために。
 それもまたすぐ、"考える"ために俯き気味になるのだけれど。]


[そして、考えて、思い出して、紡いだ答えは変ではないらしかった。
 ほっと、息を吐く。
 少し笑えた。]

んん……えと、じゃあ、名前のない関係、で。
変わることはあっても、同じには戻れないですもんね。

[料理の名前は、繰り返すためのもの。
 変わりゆくその瞬間だけのものには名前がなくてもいいと、ずっとそう言ってきた自分が名前にこだわるなんて、おかしい話。]

好かれる覚悟、って、どういうことしたらいいんでしょう……?
ううん……

[けど、関係性に名前はなくなったのに、新しい悩みが増えるのは、予想外。]


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