人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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視点:


【人】 逃亡者 メルヤ

[彼は普段から、患者仲間をよく見ている。
>>1:297揺れる瞳をやや不思議がった。表情を、失っていくケイトにはやや珍しい。]

仲は普通に良いよ?
……わざと構われてるかは僕は知らないけど、ね。

>>1:298彼は意外と素直なので、トレイルの前で平気で告げた。
 仲は良い。嫌いではない。では何だろうかと問われれば、言葉では名状し難い。]

(1) 2015/06/07(Sun) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ケイトと共に連れ立っていた>>1:303の過剰な反応に、彼は目を剥く。]

そっか。調子がいいならいいんだ。
僕、キルロイの様子を見に行こうと思って、ミイラ仲間と遭遇したからね。


うん。僕もキルロイと仲良いって思ってるから、そういって貰えると嬉しい。
まあ、でも、ケイトと一番仲良いのかなあと思ってたけど…

[やはり彼には、悪気も他意も察することもなかった。
仲が良い。最近ではやや部屋に篭もりがちのキルロイがそう言っているのを、少し年上の身で喜んでいるぐらいだ。
手を繋いでいるのを見て、両手に鱗が生えた身としてやや思うものがあったのを押し殺す。

隣のトレイルが態度の違いを見ていたような気がしたのは気のせいだろう。*]

(2) 2015/06/07(Sun) 02時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 02時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[トレイルは”レイにいちゃん”で、彼はメルヤ呼びに、かすかに口元が歪む。
背はキルロイの方が高くなった。だがキルロイよりも年上であり、男性陣の中では二番目に若い――オスカーの外見は置いて――彼は、弟のような存在に少し憧れもあった。

(ま、僕がにいちゃんってガラじゃないことは僕もわかってるんだ。)

諦めにも似た溜め息は、隣のトレイルにも聞こえないように小さく吐く。>>11へはやや対抗心もあったかもしれない。]

ミイラ…って流行ってるの?
 ミイラ仲間以上には仲良くないよ。

まったくね。

[仲が良いと言った後で、手の平返しもいいとこだった。]

(15) 2015/06/07(Sun) 03時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ふと、ケイトの方を見つめる。]

(おや?)

[彼は傾向としては鈍いが、患者仲間を注意深くは見ていた。病状の経過を、見守る形が大きいが。
>>6の穏やかさに内包された声に、別の色が混ざっている。普段のケイトとやや違った。


ケイトは自らを表情を無くしていく、鉄面皮だというが。
声と>>7視線は雄弁だ。



それに至っても彼は二人で楽しくしていたらしい、と胸の内で和やかに見つめるぐらいにはその方面に疎い。]

(16) 2015/06/07(Sun) 03時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

>>8の普段の違う種類の笑み。開きかけた言葉の先を、彼は知らない。
頷きを見れば意図は理解して貰っただろう。

キルロイとケイトの前で話すことでもない。

かすかに聞こえた口笛に、怪訝そうにキルロイからトレイルに視線を戻す。
>>9また色々と思惟を巡らせていそうだ。また絡んだ瞳。

キルロイとケイトを二人にさせた方がいいようだ、というのはわかった。


どこに行くか。タルトはこの時間なら図書館だろうか。



          ――……彼が思案した時だった。]

(17) 2015/06/07(Sun) 03時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

……っ、

[幻覚の後遺症で頭痛がする。
      幻が、また視界を覆った。]

(18) 2015/06/07(Sun) 03時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[図書館から持ち出した本を取り落としそうになった。歪む視界の隅で、絵本に手を伸ばそうとするのは、白い陶磁器のような女性の手。

『この本探していたの』


感触が、した。
幻覚でしかないのに、最近では触感すらもある。背筋が凍りそうになる。

顔には出さないようにしたが、青ざめていたかもしれない。


幻覚が徐々に、現実を蝕んでいく。音もなく。影を食らいつくすかのように――。]

(19) 2015/06/07(Sun) 03時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[頭に激痛が走る。
  視界が幻覚に支配される。

――横からピエロの男が大きな玉で器用に歩いてきた。
あの大玉は幻。

だが触感を伴ってきているとすると追突の衝撃の危機を、彼は恐れた。]

トレイル。
[大玉を避けるために、慌ててトレイルの背に追い着いた。]

 僕、部屋帰りたいから、悪いけど図書館に本返しててくれない?

[タルトに渡そうとした絵本と、持ち出してしまった絵画の本を、背を向けている>>10に押し付けた。乱暴な上にやや無遠慮になったのは、>>8>>9への意趣返しもある。

彼は至って気づいてないが、トレイルに対してやや雑だった]

じゃ、…頼んだよ。
 今度、バナナでもあげるから。
[無理やり頼みつけて、彼は自室の方へと向かった。*]

(20) 2015/06/07(Sun) 03時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

>>14に振り返った時には大玉ピエロの回避にも成功していた。
触覚が、どれだけの影響があるかも確かめたい。

表情筋を総動員して、彼は和やかに笑む。]

僕はちょっと部屋で休んでくるよ。
 じゃあ、また後でね。

[願うように、”また”を口にする。
彼も余裕が無かったために、キルロイが痛みで顔を顰めているのは気づかないまま、部屋へと向かった。**]

(21) 2015/06/07(Sun) 03時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 03時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

>>28自室のドアを開こうとした時だった。彼は応じるように、シーシャに顔を向ける。
 一人でゆっくりと歩いている内に、頭痛も少し治まった。
 彼は平常通りを心掛けた。]

あれ。シーシャ。図書館振りだね
部屋では、今から休もうとしてたんだよ

 ミイラの邪魔にあって、ね。

[正直に言えば、彼は部屋で休むような行為は好きではない。
 何時まで、誰と一緒に居られるかわからない。彼は大体、誰かの元に足を運ぶことが多い。患者仲間の病状がどういったものかはよく見ていた。]

今から休むとこ、だけど。
 せっかくだから、シーシャお茶でも飲んでいく?

[休むつもりが、こんな風に誘いかける。
 それも彼が時間が有限であることを知っているからだろう*]

(34) 2015/06/07(Sun) 15時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 16時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

>>36入院歴はシーシャの方が長い。化石になりかけている、とは文字通りだろうと彼は思った。
結晶化していく体。薄れて欠けていくもの。

災難だった、と言われれば、まあね、と淡々と返す]

キルロイにも会ってね。
 元気そうな様子で良かったよ。

[自室を開けながら、先ほど会った二人のことを話す。

 扉を開けば構造はほぼ一緒。


 彼の部屋はベッドに、テーブルと椅子。患者用の冷蔵庫と全室に誂えたものばかりが目立つ。

簡素で住民を連想させづらい部屋の中で特色があったのは小さな二段のラック。


中には様々な手品道具が入っていた。]

(38) 2015/06/07(Sun) 17時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

シーシャ何飲む?
 ちょっと早いけど、せっかくだから酒でも飲もうか?
 


[シーシャを椅子に促して、彼自身は小さな冷蔵庫を開く。
本など読まないと言っていた。

シーシャが本を持っているのを見て、不思議そうに目を丸くする。]

……ところでその本、どうしたんだい?

[世間話のような気楽さで、問い掛けた。]

(39) 2015/06/07(Sun) 17時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[疼痛は治まりつつあった。幻覚症状もほとんどない。彼の視界の隅で、シーシャに寄り添うような白いワンピースの女性が居たが、ぼやけている。

耳の奥から聞こえる。
『やあ♪ やあ♪ ショータイムだよ♪ ショータイムだよ♪』という声もどこかか細く遠い。
姿がなく、声だけであることに今は感謝した。火の輪くぐりでもしてそうな、高らかな声だったからだ。

触覚は最近あらわれたものなため、薄れていく幻視では無いと思いたいが、あったら大惨事だ。


自分の笑いの沸点が高いのは、愉快な幻覚と付き合っているせいだろうと、彼はふと思った。]

(40) 2015/06/07(Sun) 17時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

”――違えるなよ、それ。”

[鮮明に甦ったのは、雑用を押し付けたトレイルの声。

幻覚が見えはじめたのは何時からだったろうか。入所した頃には無かった、後々にあらわれた症状。

(違えるはずがないだろ。)

心の中で、返答する。現実を現状を、直視する。
記憶を掘り起こし、鮮明に辿る。

少しずつ入れ替わっていく入所者達。
誰ひとりとして、忘れていない。忘れない。**]

(41) 2015/06/07(Sun) 17時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 17時半頃


逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 18時頃


メルヤは、キルロイ達は仲良くしているか、ふと思いだした**

2015/06/07(Sun) 18時頃


メルヤは、シーシャに紅茶を渡した。

2015/06/07(Sun) 20時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

ああ、そうだったね。
僕がちょっと呑みたい気分だったから、ついね?

[他の人には内緒。彼が嘯く。
>>52茶を要求されれば、冷蔵庫から紅茶の缶を取り出す。彼自身は、果実酒をジンジャエールで割ったお酒をコップに注ぐ。

一気に浴びるように飲み干すが、彼は余り酒には強くない。]


キルロイは今日は元気そうだったよ

[ケイトとキルロイが二人で居たのは吹聴しない方がいいらしい。意味深な視線>>9を思い起こす。]

(63) 2015/06/07(Sun) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ややもの珍しそうに>>58シーシャが逡巡する。
シーシャの部屋に上がり込んだのは、何時だったろうか。壁の疵が鮮明に思い出される。
爪に傷を負うシーシャは、何を想って壁に疵を付けるのか、無論尋ねたことはない。]


粗大ゴミ?
…ふぅん、絵本か何かかい?

何だったら僕が捨てて置こうか?

[>>58手にひらひらとさせる本を、彼の鳶色の双眸が見る。
以前。シーシャが絵本を書いていたことを、彼は知っている。

誰が、なにに興味を持っているのか。
なにを、残そうとしているのか。

踏み入らない範囲で、見えるものはすべて記憶に仕舞ってある。
彼自身のことを、彼は放置しがちだった。

好んでいたものを、簡単に手放した振りをする。未練を残している振りすらも、微塵も見せずに――。]

(64) 2015/06/07(Sun) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―追想の庭―

[僕が懐いていた、いつも奇矯なピエロのような格好をした男は一人で大サーカス団のような真似をするようなひとだった。
その滑稽さに、子どもは笑い、大人も笑っていた。

僕も、笑っていた。火の輪潜り。大玉乗り。ライオンの着ぐるみと血糊で驚かす。おどけた仕種と、楽しそうな声。

周囲が湿っぽくなれば、懐中電灯を山ほど取り出して物理的に明るくしていた。
変わった男自身は、自分のことも、僕のことも――他の誰のことも24時間で忘れるのに”自分がピエロである”という根底だけは覆らなかった。


いなくなった後。何人かはその騒がしさの灯火が消えて寂しそうにしていたのを、覚えている。きちんと、憶えている。

中には騒がしいのがいなくなった、と口さがなく言う人も居たけれど、それも本心からではなかったように僕は思う。]

(65) 2015/06/07(Sun) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―追想の庭―

[ピエロの男の所持品は片付けられ、僕の手元には何も残らなかった。
今部屋にあるのは、忌避しがちの病院関係者に頼んで手品グッズを集めた。

図書館のマジックの本を見た程度の真似。
いなくなったピエロの男ほど洗練さもなければ、突拍子や奇抜さもない。

持ち前の器用さを活かした手品は、僕らしく一言。

『種も仕掛けも、ございます。』などとおどけて見せた。
白いワンピースを着た少女や、幼い男の子や、他にも喜ばれていた。]

(66) 2015/06/07(Sun) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―追想の庭―
[人前で徐々に手品をしなくなったのは、4年前。手品を覚えて3年ほど月日が経った頃だった。

幻覚症状が現れるようになり、心象風景を露わにするのか。在りし日のピエロの男を映し出す。

――はじめは、声だけだった。
僕は空耳だと片付けた。

――次に、姿がうっすらと見えるようになった。
僕は白昼夢のようなものに、違和感を覚えはじめた。

声と姿が鮮明になりはじめたのは、1年半前。近くで大サーカス団じみた手品を見て、手元が狂いそうになったことがあった。

それ以来。手品を人前に見せなくなった。
僕の病気の症状を、知られないようにするために披露しなくなった。


手品を見せるのは、好きだったけれど仕方のないことだった。]

――彼自身はそうやって、自分のことをおざなりにし、”家族”である患者仲間を尊重することや、日々をいかに平坦に平凡に過ごすかに苦心しているのが実情だ。

(67) 2015/06/07(Sun) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

ところで、シーシャ。

[余り酒に強くない彼は、コップに二杯目をつきだした。
色々思いだしたせいもあるだろう。

ほんのりと、酔いがまわったしるしに、いつもよりものどかな声を出していた。]

痛み止めとか、余ってないよね?
僕はもう切らしてて、医者のとこ行かなきゃないんだよね。

[そう、零したのも酔っていたせいだろう。*]

(68) 2015/06/07(Sun) 20時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

せんせいは呼ばなくていいよ
 その時は、その辺寝転がして置いて


[>>78軽口には軽口を返す。
 ははっ、と笑い声を零す辺り彼は少し酔いはじめていた。
 彼は普段よりも幾分饒舌になっている自覚があった。]


うん。みんな、ちゃんと元気そうだった。
 キルロイも、ケイトも、元気だよ。

[彼が一番様子がおかしいと感じたのは、他ならぬシーシャだった。
言葉が途切れる。鳶色の双眸は、理知さを残して褪せた灰色の髪を見つめる]

(83) 2015/06/07(Sun) 22時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[――小さな突起のような角。

触れて欲しくない部分に、触れない。
不干渉を貫くのは、知られたくないことを秘する相手を安心させるためであったのを、以前、シーシャには話したか。

トレイルに小さく笑われたことも忘れない。持ち前の記憶力を活かして、何度も現実を思い起こす。
どこか厭世的なシーシャが患者仲間の安否に喜べば、自然顔が綻んだ。]

ふぅん。

[彼は酔い始めていたため、ノートのことは話題から置いた。中身を知らなかったので、絵本かと勘違いをしきったまま。

 いつの間にか。書くのをやめてしまったシーシャの絵本。

残されるものがないのが、悲しいことだというのを彼は知っていた。嫌という程に。]

(84) 2015/06/07(Sun) 22時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

むしろ強い方が助かるよ。
ありがとう。

……シーシャはこの薬、飲み過ぎてないよね?

[多用は厳禁。口の割に多くの量を貰った。
今は医師だけでなく病院関係者と顔を合わせたくない。]

もちろん、内緒にするよ、ありがとう。


[容量分だけ薬を取り出し、彼は酒とともに薬を飲み干した。
 よい子は真似をしてはいけない。絶対にいけない薬の飲み方だ。*]

(85) 2015/06/07(Sun) 22時半頃

メルヤは、シーシャ酔って、紅茶に酒を垂らした。

2015/06/07(Sun) 22時半頃


逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 22時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[はっきり言えば彼は酔っていた。
なお、何故酒が彼の部屋にあったかと言えば、得意の愛想笑いと手伝いで食堂の中年からくすねて貰ったものである。

何度も言うようだが、良い大人は決して真似をしてはいけない。
決してだ]

え? なに?
やっぱり、シーシャも飲むかい?

[薬の効果も手伝って、酩酊度合いに、彼は拍車を掛けていた。
彼酔っていたが、顔は素面でやや普段より饒舌な程度。


見た目にわかりづらい分、なお悪い。]

(112) 2015/06/07(Sun) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

医者は嫌だよ。絶対嫌だ。
そろそろ定期健診だから、なんか顔面貼り付けて置かないとね。

[本音だだ漏れだが、彼は薬の作用もあって酒呑まれている。
>>106頬を抓まれれば、普段の彼ならば淡々と、相手の気分を害さないように払っただろう。
酔っている彼は、好き放題させつつ、紅茶にまた酒を入れはじめた。割合が半々ぐらいにはなってしまっただろう。]

シーシャ。僕のは、気遣いじゃないよ。
ただのお節介
ただの心配

僕が勝手にやってることだよ

[医者のところに行くように、と促す声は聞こえない振りをした。
確信めいたものがあった。現実かはわからない。

>>108の珍しい大声に、彼は再び声を出して笑う。]

(113) 2015/06/07(Sun) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


大袈裟だなあ、これぐらい大丈夫だよ
僕の内臓も以外と鱗かもしれないしね。知らないけど。

[冷蔵庫から今度はミネラルウォーターを取り出した。
 余りの仰天振りに、水を飲めば万事解決だと思ったらしい。恐ろしきは酔っ払いの思考だ。]

ああ。それで、シーシャ。
本。その本。

どうせ捨てるなら、僕にくれない?

[タダで、とは言わないから。微笑みを浮かべて告げる。
普段の彼ならばこんなことは口にしなかっただろう。



 また彼はノートが絵本だと、勝手に思い込んでいた。*]

(114) 2015/06/07(Sun) 23時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 00時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

>>129シーシャの目が凍える吹雪のようになってきたのは、気のせいだろう。酔っ払いの彼は気づかない。]

今までちゃんと受けてたのに、急に受けなかったらおきゃしいやんか。

[呂律がまわらなくなりだした。

元々酒に弱い上に強力な鎮痛剤を酒で飲み干すという愚行が祟った。
病院施設にいることで、薬に対する認識が甘くなっていたか。



幻覚による頭痛がひどかったのか、今となっては定かではない――。]

(139) 2015/06/08(Mon) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

シーシャはいい人だねー。どっかの茶毛とはおおちがいだー。

あははー。ありがとー、絵本? ノート?
だぁいじにすぅるよぉ!

[表情筋まで弛緩したのか。
 彼のいつも澄ましたような顔が、ふにゃりとだらしなく崩れる。]

あ、そうだ。そうだ!
お礼に〜、シーシャに〜、マジックショー見せるよ〜

[ふらついた足取りで、ラックの中から的確に道具を取りだそうとしている。
酔っ払いは止まらない。故に酔っ払いなのだ。]

(140) 2015/06/08(Mon) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[制止の声が入ったとしても、最早彼の耳には届かなかった。
 酩酊状態。その一言ですべてが片付くほどの、泥酔っぷりだった。]

これからご笑覧いただきたいのはファイヤーパフォーマンス!
は、さすがにさすがにこの狭ぁい舞台では無理は承知の上でございます。


[普段の彼ならば絶対に口にしないであろう。
 どこで覚えたか謎の前口上を口にしながら、取り出したシルクの布をテーブルにかざす。

一旦引くとテーブルにあったものが、いずこかへと消えた。]

はい、種も仕掛けもございまぁすぅ〜
[にっこにこの、笑顔。メイクのしてない、鱗も生えてない、笑顔だが、どこかでピエロじみていた。]

(146) 2015/06/08(Mon) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

これから見せますのは、バウンスジャグリングと呼ばれる狭い部屋だから出来る、矮小なる遊戯です。

さあさあ、ご覧あれ!

[バウンスボールと呼ばれる反発力の高いボールを取り出した。
その数64(0..100)x1である。ひとつずつ天井に投げつけたと思えば、リノリウムの白い床に反発し、跳弾し、部屋中に群がるボールの数々。

見事なことに酔っていながら、バウンドさせたボールを受け止め、7つのボールを常にジャグリングしながら、部屋では飛び回るボールを捌ききっていた。

無論のこと、観客であるシーシャにも当てていない。彼には元々、才能があったのだろう。


シーシャにも彼にも、不幸なことに]

(147) 2015/06/08(Mon) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[シーシャが一歩でも動けば当たる。

無数のボールが炸裂している。
当たっても死にはしないが、壁や天井にテーブルに跳ね続けたボールは、凶器かつ狂気のような高速になりながら、跳弾し、反発し、部屋中を飛び交っている

唯一の希望は、ベッドに落ちたボールが跳ねないことだった――。*]

(148) 2015/06/08(Mon) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

>>157 スパーン! 
小気味良い音を響かせ顔面に炸裂した。彼の骨を震動させ、脳髄をも揺さぶる。
元々酩酊状態での、パフォーマンス。動いたせいで更に悪化した酔いがまわる。まわる。

彼の視界で世界が廻る。


まあるいボールが、歪みはじめる。巧みの業で捌いていたボールを捌ききれずに当たること、実に6発目。

酩酊状態が悪化して昏睡となり、彼は倒れた。顔からリノリウムの白い床に突っ伏す。


なお、残りの44個ものボールは、勝手に壁に乱反射している。
完全に意識を失った彼に容赦なく打ち付け、ボールに埋もれはじめ出した。]

(158) 2015/06/08(Mon) 01時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[残されたシーシャが、どうなったかは彼には不明であった――*]

(159) 2015/06/08(Mon) 01時半頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 01時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[過激なパフォーマンス後の、昏睡。
  川の向こうで、ピエロの格好をした男が手を振っているのを、彼がたゆたう意識の中で見掛けた。

”はいほー! はいほー!”
珍しく必死に、こちらに来ないようにとジェスチャーを繰り広げている。幻覚を見ているので、懐かしくもない面影。

壁を跳弾し、当たる。ボールの数々。

体を揺さぶられているような、気がしたが実際には平手打ちを容赦なく、>>166喰らっていただけだった。]

ぅ゛……っ。う゛ぅ゛…。

[地獄から這い上がるような、混沌の化身のような声で呻く。
>>164不意に氷点下のごとき声が、彼の下に落ちた。

掴み上げてる>>167>>164を、朦朧とした瞳が交互に見つめた。]

(169) 2015/06/08(Mon) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

頭に響くから…静かにしてよ…。

[ひとつ名誉のために記すならば、彼はまだ酔っていた。]

(170) 2015/06/08(Mon) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

うぅ……み、みず…。

冷蔵庫…あるんだけど…。

[頭を鈍器で打ち続けられているような痛みが、彼を襲っていた。
>>172の冷気を纏った怒りに察する余裕は、今の彼にはまだない。


惨状。
その単語が耳に入った。胸倉を掴んでいるシーシャを見る。

目を何度も瞬く。
包帯がまかれているこめかみに手を当てたが、視界が歪んでいるため思考が上手くまとまらなかった。]

(173) 2015/06/08(Mon) 02時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

ぶはぁっ!?

[冷蔵庫から取り出されたばかりの冷水が、直に彼の体を襲った。
寒い。彼は凍死を覚悟した。

ぽたぽた、と。止め処なく水滴が零れ落ちる。ペットボトルが倒れて床を水浸しにしていた。周りのボールが水に流される。]

……さ、さむい…。
シーシャ、何するんだ…?

[酔いは冷めたが彼の思考能力は普段の2割以下だ。>>179>>182の二人を濁った鳶色の双眸がぼんやりと眺める。]

(184) 2015/06/08(Mon) 03時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

二人とも、何してるんだい?

[彼女達の方こそ聞きたかったであろう台詞を、平然と吐き捨てるように言う。]

(185) 2015/06/08(Mon) 03時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

酔いは冷めたが彼の思考能力は普段の2割以下だ。>>179>>182の二人を濁った鳶色の双眸がぼんやりと眺める。]

>>186羽根で煽られるのは何故か気持ち良かった。セラピー効果というやつだろうか。

直後に水を被り>>184投げつけられるバスタオル>>187
彼は唖然としながら二人を見る。投げつけられる冷ややかな>>188>>189纏った言葉。

徐々に明白になる、意識と思考。

>>191指で額を弾かれるだけで、今の彼は意識を手放しそうだった。]

き…おく?

(195) 2015/06/08(Mon) 03時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[現実は、いつだって無情だ。
彼はそれでも、直視する。甘く夢見るような、幻想に引き込まれないように。]

ああ……。
 覚えている…覚えているよ、全部。

僕がやりました。…すみません、ごめんなさい。
とにかく酔っぱらったせいです弁解はありませんお酒持ち込んでたこととか色々先生には言わないで下さい。

あと頭痛いので説教は後にしてください

[白状して、真顔で懇願した。]

(196) 2015/06/08(Mon) 03時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 03時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[雫が垂れる黒髪を、彼はタオルで拭う。嘆息した。
何が悪かったのか。問い掛けが頭の中に浮かぶ。歯車がひとつ狂えば、すべてが歪む。

――…酒だ。
 まだ宵とは呼べぬ時間にアルコールを摂取しようなどと思ったのがすべての元凶だ。]

すまないよ、ケイト、キルロイ。
怪我は無かった?
……何が悪かったかと言えば、酒かな。

もう二度と飲まないよ。


[キルロイにありがとう、と感謝を伝える。翼で扇がなくても大丈夫と暗に含めた。
飲酒量ではなく薬の服用の問題だったが。伏せて置いたのは、シーシャが秘密で渡してくれたからだ。
理性が戻れば、彼はもともと律儀である。

理性が戻れば。]

(206) 2015/06/08(Mon) 17時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[>>200の声に視線を移す。
散らばっているバウンスボールを、ラックに向かって投げていた。湿っているボールは後で拭くために散らばったままだ。]

よ、呼ばなくていいよ。

[嫌味がたっぷり含まれている。立場上、言い返せない。
呼ばなくていい。医者嫌いの彼が頑なに拒んでるように思えただろう。
定期健診を受けるよう、通告されていることは黙っていた。普段より早い。

 シーシャの飲み物に酒を混入したことも、思いだした。昔、一緒にいた快活な少女に、似たような悪戯をよくされたものだ。
酔っぱらうと人間何をするかわからない、と彼は深く刻み込んだ。]

シーシャさん、ごめん。
二度と飲まないって約束するから。まだ大きな声出さないで。

[悪酔いなのか。副作用なのか。>>200の怒声が頭に響く。
投げたボールもラックの周りにはね返っているものも多い。]

(207) 2015/06/08(Mon) 17時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

……そうだ、ケイトとキルロイどうしたんだい?

[騒がしいから尋ねたのだろうか。

先ほど会ったばかりだ。
彼自身は、自分に用があるとは思えない。

問い掛けを重ねて>>201がかすかに低く笑う声には気づかなかった。**]

(208) 2015/06/08(Mon) 17時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[>>219がラックへ投げつけたボールが転がる。
重度の目眩を引き起こしていた。視界が歪む。
彼は幻覚で視線を不自然のないようにすることに慣れていることに今は感謝した。

視界が不明瞭でも>>219がまだ怒りを孕んでいることがわかる。]


 飲まないし、巻きこまないよ。
[未成年からここに居るため、大人の真似事でもあった。
 昔。大らかな男が掃除専門のスタッフと仲良くなり、酒を飲んでいたことを思い出す。

結果として大らかな男は隔離され、スタッフは解雇された。
その後の消息は、彼にはわからない。]

[床は余り濡れていないのは、不幸中の幸いだったろう。ペットボトルの口からなので余り零れなかったようだ。
床を拭きつつ>>220に、些細な違和感]

(227) 2015/06/08(Mon) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[必要が無いと渡された、一冊の本を見上げる。>>221
 渡しに来たケイトの、紫水晶の瞳を覗き込もうとしたかもしれない。

視界はまだ、ぶれている。思考も普段より上手に紡げない。

不干渉。小石ひとつで落ちそうな場所で、均衡を保つために。]

何の本?
 いらないなら、お詫びに僕がゴミに出しておこうか?

>>64シーシャに告げたことを、同じように口にする。*]

(228) 2015/06/08(Mon) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[普段余り大声を出さない>>225を耳にする。
 明瞭な視界で覗けば澄んだキルロイの瞳が映っていただろう。

諦念と不干渉。
とうに退廃した彼と違い、自己欺瞞の優しさではない本当の優しさを宿した瞳。]

ああ。じゃあ、キルロイにあげたらいいんじゃないかな?

[彼は気づかなかった。
 本がシーシャの絵本だということに。

気づいたとしても、キルロイのようなことは口に出来なかっただろう。]

(229) 2015/06/08(Mon) 22時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 23時頃


逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 23時頃


【人】 逃亡者 メルヤ

[彼の視界はまだ不明瞭であったため、彼はケイトが持ってきた本の中身は知らない。
>>239で渡されたものが絵本だと思い込んでいる節がある。

仄暗い情念が込められたようなその表情は、彼の朦朧にたゆたう視界では捉えきれない。
>>240の奈落の底から絞り出すような、低い呟きが彼の思考を刺激した。]


……。

[シーシャの違和感に、気づいていた。小骨のような些細な違和感が、何時からだったかは重要ではない。
今日だけで確信を得るほどには、彼はシーシャと接していた。
彼が患者仲間を見てきた。
不干渉を信条とする彼は、目を閉じ、深く記憶に刻み込む。

その心の闇に触れることは出来ないが。万一触れていたら思ったことだろう。]

(244) 2015/06/08(Mon) 23時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[―僕が”僕”である限りは”シーシャ”のことは忘れない。

誰のことも落とさない。
誰のことも忘れない。

忘れられることを受け入れ、彼自身は忘却をおのれに許さないことを貫き通す。*]

(245) 2015/06/08(Mon) 23時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/06/08(Mon) 23時半頃


メルヤは、シーシャの背中を見送った。

2015/06/08(Mon) 23時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

>>246の声を聞けば、僅かに苦笑する。]

僕もさすがにこんな騒ぎがごめん、かな。
先生にバレたらヤバイしね…。

キルロイ、気遣ってくれて有り難う。

>>246部屋へと戻ろうとするキルロイに手を振る。
次に声が落ちてきた>>251の方に顔を向ける。]

…お酒は今日から厳禁にするから。
誰にも飲ませないよ。

[視界よりも先に、彼の思考が輪郭を取り戻しつつある。
シーシャが”俺”と”私”の一人称の違い。性格の違い。

勘付いたとしても口にせず。勘付かれたかを問われなければ触れない。]

(256) 2015/06/09(Tue) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


――…ケイトは

[どうする? 問い掛けは最後まで声にはならなかった。
>>253軋むような音とともに、頽れる。
反射的に抱き留めようと体を動かし、覚束無かった。せめて床に頭が当たらないようにする程度だったろう。]

ケイト、無理してたね?

[咎めるような口振り。語調は柔らかい。
ケイトが、病棟に訪れた時には姿勢を正して歩いていた彼女の歩き方に不可解さを覚えたのはごく最近だった。

意味することを問い質すことは、彼にはない。
ただ、休ませて欲しいというケイトの前で、息を詰めた。]

(257) 2015/06/09(Tue) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

気づいてることにバレてるのは、僕も修業が足りないな。

[軽口を彼は叩く。悪酔いのせいで上手く体が動かなかったが>>260の頭は支えられたようだ。
かすかに安堵の息を吐く。

…まるで今ここから消えるみたいな言い方だね。


[自嘲を帯びた響きには、彼は気づかない振りをした。
約束。その言葉がかすかに震えている気がした。

強がろうとするケイトを、彼はただ黙って受け止めた。
未練も。
後悔も。
約束もあるのだろう――。]

君の声は、いつも表情豊かだね。

[ぽつり、呟いたのは境界線のギリギリだった。]

(264) 2015/06/09(Tue) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ケイトが吐露するものを>>261取り零さないようにひとつ、ひとつ刻みつける。
彼にどうして打ち明けたのかは瑣末の問題だ。

誰とも深入りをしないからこそ、こうやって誰にも言えない事を幾度か聞いてきた。
去っていった者達の、言葉のすべてを覚えている。記録ではなく、色のある記憶として。]

……。
(僕はきっと、ケイトの幻も視るようになるんだろうな)

[そう心に刻みつけていた時。
 不意に落とされたものを>>261彼は受け入れる。少しの沈黙。]

(265) 2015/06/09(Tue) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

多分、ね。
先生を避けてたら、健診に来るように言われたよ。

気づかれてるみたいなんだ。

ここの”関係者”は先生だけじゃないしね…。

[次に医者のところに行けばどうなるか、わかっていた。
頑なに医者を呼ばないように、行かないようにしていたのは、終わりの時を引き延ばしていた。

ケイトの瞳は探るように、彼を見つめた。
諦念。錆び付いたわけではなく諦めることで彼自身の理性と心をは守った。


それが少しでも”家族”の支えになれば、と。諦めることを選んだのは彼自身。*]

(266) 2015/06/09(Tue) 00時半頃

メルヤは、ケイトの目を真っ直ぐ見返した。*

2015/06/09(Tue) 00時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

そんな大それたものじゃないよ、ケイト
僕はそんな達観してないからね。

[首を振る。まだ悪酔いが残っていたが、今は押し込めた。
思考が正常ならば良い。
ケイトは、聡いと彼は想う。彼がどうして踏み込まないか。気づいている者は多いだろう。トレイルなどは顕著で、無遠慮に踏み込んで来る。

去っていった者達の、不安。後悔。未練。悲哀。
すべてを受け入れるために、特別な者をつくらないように、気をつけている。]

声に表情があるなら、表情があるのと一緒だ。
君の瞳だって、十分雄弁だしね

[>>277見通すような紫水晶の双眸。
     理知的な輝きを、放っていた。]

(284) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[彼は静かに首肯する。
 苦笑を浮かべるのは、彼自身不味いことがわかっていたからだ。]

…ここだけの話
定期健診の、感覚が短くなってたんだよ。

だから、避ける前から気づかれてたんだ。

[紫水晶の瞳の奥に、灯火のようなものが揺らめいたような気がした。
沈黙の内に見つめる>>278は鮮やかだった。

その秀美さを、深く深く心に刻み込む。]

(285) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

(君の諦めは、絶望だった。
  僕の諦めは、希望なんだよ。ケイト)

(286) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[声には出さず、彼はおのれ自身を見つめる。
>>279の明確な意志が、彼には眩しい程だった。

そう口にした、人達を想い起こす。]

僕の悪足掻きは、もう終わりが迫ってる。
少しでも長く居ようとしたからね。

僕の順番が来た。
  ――――それだけだよ。

[本当の望みは口にしない。
破滅的で退廃的。未来を紡ぐものではないことを承知している。

それだけは誰にも暴かれないように深く閉ざしている。*]

(289) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

メルヤは、シーシャが中庭で木に登っている姿を思い浮かべて無理だった。*

2015/06/09(Tue) 01時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

そんなにひどい言葉を投げつけた覚えは、ないんだけど。
うん。嘘は、つかない…ね。

優しい嘘なんて、僕はいらないから、つきたくないんだ。


[>>292 ”だからこそ”
言葉の続きは彼には計り知れない。ケイトが何を想っているか、推量でしかなく。


彼女が合わせ鏡のようだという思っていることに勘付いていたなら、きっと彼は否定しただろう。

健診と医者を避けている事実を告げれば、ケイトの双眸がかすかに震えたように見えた。]

そういうことになるね。

[いつもと変わらぬ口振りで、彼は告げる。
  明日は晴れるといいね、そんな事を話す時のように。]

(316) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

それは、最後までここに居たいと思うけど。
僕の場合は…順番が来るまで、だからね。

――……。

[>>294最後の問い掛けには、彼は笑みだけで返す。
ケイトが、望まない彼を痛ましく想っていることが嫌というほど伝わるから、口を閉ざす。

関節が軋む音が鳴る。まだ、正常な状態ではない彼は>>294が立てるようにそっと背を抱えた。]

(317) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


キルロイと、約束したんだね。
君の想いが、願い、望みが、実ることをただ願うよ。

(僕が連れて行かれれば、少しは時間稼ぎになるかもね。
        ――……言ったら怒られそうだから言わないけど)

[普段は才女のような雰囲気さえある、理知的なケイトの心情は、彼に眩しかった。
他の人達の悲嘆も、受け入れてきた。

ケイトの悲哀と苦痛も、彼は受け入れ、深く刻み込む。]

(318) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

>>296やや覚束無い足取りのケイトを、彼は黙って見送る。
部屋まで見送るべきだったのかもしれない。

今は、彼とは居たくないだろうと、ケイトの心を察した。

部屋の中を片付けて、寝台の上に横になった時。
  ふと。部屋を辞する前のケイトの言葉が甦る。]

”――貴方が諦めない姿というのも
見てみたかったわ、メルヤ”


[あなたは諦めないでね、と口にした人を思い出す。]

(319) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

(僕の望みにこそ、未来なんてないんだよ)

[誰にともなく、胸の中で呟きながら。夢の淵へと落ちていった。]

―彼が懐いていた、奇抜な格好の男が花を渡そうとする。

――白いワンピースを着た、明朗な女性が飲み物を渡そうとする。

――目の悪くなっていった、少年が抱っこをして欲しそうにしている。
――…鼻孔をくすぐる花の匂いは、ラベンダーだろうか。その花を好んだ人もいた

(320) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

(緩やかに、消えられたらいいのにな。みんな一緒に。)

[そんなこと、口に出来る筈がない**]

(321) 2015/06/09(Tue) 02時頃

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