208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[揺れる眸。昏い赤が一瞬彩度を上げたような錯覚。 彼の漏らす不安の響きが、何度も捨て犬の目にあったことを告げている。 確とした記憶もなく不安だけ巣くった状態で。 不安を悪夢へと変えればそれは己にも謂えるのだが、 他者へ縋るという心理は馴染み薄いものだった]
永遠が欲しいのなら、 この場所は其れに適している。
[その不安の根を全て理解することはできなくとも。 傾ぐ動きを目で追うと、震えを帯びた切ない声が鳴る] ただ傍に――ああ、それでいい。 が。俺は優しく扱いはしないぞ。
[繰り返しの問いは、この者にとって大事なことなのだろうと、頷き答える。 ――しかしこれでは。 まるで己の方が支配されているようだ。 口許に浮かぶ笑みは苦笑交じりの複雑なもの]
(4) 2014/12/27(Sat) 10時半頃
|
|
[洗濯したばかりのガウンには赤黒い幾つかの染み。 気にせず帯を締めなおす。 今は何時か、既に晩餐の時間は訪れたのだろうか。 窓の外の景色は黄昏を示している] 少し眠る。
[薬を飲まずば主が探しに来るだろうと、 自室に戻ると声かけ、ベッドを離れドアへと向かう。 ノブに手のかかる]
俺が呼んだ時、それと。 お前が俺にいて欲しい時は、傍に。
[約束を覚えていろとは謂わず、部屋の外へ*]
(5) 2014/12/27(Sat) 11時頃
|
|
―自室―
[鉄錆の匂いに包まれながら、微睡みはじめる**]
(6) 2014/12/27(Sat) 11時頃
|
|
―食堂―
[訪れたのは聞き漏らした鈴の音の鳴って、大分経ってから]
おや、これはこれは我が主。 ここで独りとは珍しいことだな。
……あまり、手の付けられてないようだ。
[食卓を一瞥して放つ。 浅い眠りから覚めたばかり、 まだ疲労の残る身体をひとつ引いた椅子へとどかりと下ろし。 錠剤に目を遣るが謂われるまで手を付けることなく、 生ハムを素手で口に投げ、赤ワインを手に取った*]
(26) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
|
では。 飲ませてくれないか。
[>>29 吸血鬼の窘めに、卓に肘付き強請るよう顔を見上げる]
(30) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
|
―回想:食堂―
[>>34 吸血鬼の素気ない返答に鼻白む]
長いつきあいだというのにつれないことだ。
[ワインで喉潤し、フォークひとつで鴨の肝臓を切り刺す。 共にクランで過ごすようになり、どれだけの時間が経ったのだろう。 記憶はないが、こうしてふたりでいるのは随分久しぶりに感じる]
皆と、一緒に写っている……写真だったか、 見た。 あれは何だ?
[己が丸めて何処へと捨てた撮画。 身勝手で粗放な性質のせいで、目の前の男に悲しそうな顔をさせたことが幾度もあった気がする。 それも曖昧な記憶を補完しようとする、脳の働き所以がもしれないのだが]
(51) 2014/12/27(Sat) 18時頃
|
|
[薬はワインで流し込む。 長い間に身体に馴染んだ習慣は、 主との話の種にはなろうとも抗う気は初めから無く]
そうだ。 久しぶりにピアノを触りたい。 悪いが、調律をしていてもらえまいか。
[忙しければ執事にでも、と品の良い初老の男を思い浮かべ。 ピアノのある部屋を確認し、食事を終えれば部屋を出る*]
(52) 2014/12/27(Sat) 18時頃
|
|
[自室に戻れば今度こそ、先の微睡みより深い眠りへ落ちる。 響く朝の鈴の音への反応は、身じろぎひとつ**]
(53) 2014/12/27(Sat) 18時頃
|
|
―談話室―
[談話室の奥の小部屋にピアノの置かれた部屋がある。 昨夜頼んだ調律は済んでいようか、 忘れぬうちにと足を運ぶ]
食事は済んだのか?
[>>79 部屋にいる男に声掛ける。 肩にかけた丸い機器は、確か音を伝えるもの]
音を鳴らすのを聞いてくれないか。 [乗り気でないようなら、ひとり奥へと進む]
(92) 2014/12/27(Sat) 21時頃
|
|
そうか、俺も目覚めた所だ。 隣の部屋にピアノがある。 [>>94 黒髪の男が音に特性を持つことは知らず、 奥に続く扉を指さし歩き出す]
お前とは、あまり顔を合わすことはないな。
[人の集まる所が苦手なのだろうか。 己も定刻に食堂に集まるのを欠かすことが多いのだが、 それは棚に上げる]
(96) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
|
ああ、磨かれてはいるようだ。
[部屋に入り、黒色の楽器を目して。 優雅な曲線を描くピアノは己の夢の中にあったものとは型の異なる。 もう少し素朴であったようにも、大仰だったようにも思えるが、音の鳴らせれば同じことと鍵盤の上に指を置く]
…………。 ……もう少し、動くものと思ったが。
[この前、触ったのはいつだったのだろう。 せいぜい一、二ケ月と思っていたが、数年前のことなのだろうか]
どうだ? 調律はされているようだが……お前は何か弾けるか?
[己とは施設に来た時期が大分異なる様子の現世風の若者に問う*]
(100) 2014/12/27(Sat) 22時頃
|
|
そうか。 この楽器の手解きを受けたわけではないので、 なかなか判別できなくてな。
[>>106>>109 しかし、全く触れないという若者の調べは、 綺麗な音階を奏でる。 成程、これが才能かと]
ほう。上手いものだ。
[感心した声を出し、 問いにピアノ傍を離れたその者の顔を見る]
さて? お前もそうだろうが、此処では吸血の覚えがない。 ――が。
[喉元に目を細め眺め]
(111) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
俺は血の味を好む。 詳しく知りたくばシュロに聞くことだな。
[衝動は薬で抑えられている。 無論そのことはこの者も知っているのだろうが*]
(112) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
[>>57>>58 不意に昨夜のシュロとの会話を思い出す。 写真の事を問われた時の不自然な沈黙。
主は気付いているのだろうか、 嘘を吐くのが然程うまくはないことを。 気付いても追及せず、ただ『そうか』とのみ返した。 主の誤魔化しに笑みを見せ、 黙って薬を飲んだ理由は何であったか]
(114) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
―談話室奥の部屋―
[徐々に指の絡まりが解れていくのがわかれば、 タイトルの、思い出すことない曲を弾く。
黒髪の若者との悪ふざけで、 蓋されていた疑念は狭い部屋満たす音律の如く、 拡がり根を伸ばしていく。 喉元の噛み痕は既に傷とさえ呼べぬ、戯れの跡のよう]
(171) 2014/12/28(Sun) 14時頃
|
|
さて。
[そろそろ昼を告げる鈴音が鳴る頃だろうか。 防音の施されたこの部屋でも聞こえるのか。 思い出したのは先程交わした、あまり定刻に顔出ししないとの話]
……そうだな。 尋ねてみたいこともある。
[呟き、指の鍛え止めることにする。 一体誰に聞かせようとこんなことをしているのか。 脳裏に、暗赤色を思い浮かべど呼ぶ名は知らず。 静かに楽器の蓋を閉める*]
(172) 2014/12/28(Sun) 14時頃
|
|
―食堂―
[向かう途中に鈴の鳴る]
シュロ、俺はいつから此処にいる?
[席に着くより早く問う。 集合の撮画は鮮やかなものだった。 記憶にはないが然程昔のものではないのだろう。 が、最初期の頃からの失われた記憶が、深く考えまいとしていた時間が、 想像以上に膨大なものに思えてきて]
(174) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
|
いつまで此処にいる?
[己の場所が外に無いであろうことは承知の上で問いを重ねる。 吸血鬼の返事はどうあっただろう。 今、その眸にどのような光を孕んでいるか]
(175) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
|
[>>179 問い返しには答えず、主の顔を窺う]
十年と千年ではまるで違うだろ。 ずっと、とは?
[揺れる眸を眺めながら、 曖昧な返答にどう対応するか暫し逡巡。 主の強張った頬に、 もう少しうまく騙せばよいものをと苦々しい思いが沸く
知りたいだけだ。 知った上で考えよう。
[それ以上、口にせず見守る]
(182) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
[>>178 食堂にはどうやら先客がいたらしい。 長い金髪の男を目で追う]
……ああ。
[風呂場で少しばかり話した男だと思い当たる。 会話の内容は朧だったが、醸す雰囲気は印象に残っている。 シュロとの遣り取りは聞こえただろうか]
(183) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
すまぬ。また後で。
[>>181 食堂に赤毛の男が入ってきたのが分かれば、 主との会話を切り上げる] 具合が悪いのか?
[どこか精彩を欠くように思えて訊ねる。 よく見れば瞼も腫れている]
(184) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
[>>187 吸血鬼の声音が滑らかなものとなる。 そのことに安堵を覚える自分に苛立ち、押し黙る 内容は子守唄のよう何度も聞いた憶えがあった。
千年よりは短い、蓋し永遠。 誤魔化しだ。感情は訴えるものの、問いを重ねる言葉は出ず目を逸らした]
(192) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
[>>189 緩い動作。茫とした表情。 つい昨日のことなのに、もう遠い彼方の出来事を語る遠い声。 気のせいだろうか? 真意を質そうと探ろように]
仕事ではない。 時間は取れるか?
[此処での時間は有り余る。 問いは、暇があるかではなく己の為に時間を作れるかということ]
(193) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
それでいい。 別に急ぐ必要はない。
[>>197 食後との問いに頷いて、 己も漸く席に着き、昼食へと手を伸ばす。 面からはそれ以上のことは読み取れなかった。 シュロの深い笑みが障ったが嘆息に留める]
(199) 2014/12/28(Sun) 16時頃
|
|
[初めてシュロに会ったときのことを思い出せはしない。 その話を、彼に尋ねたこともあったのだろうか。 それすらも忘却の彼方。 彼はそれでいいのだろうか? 出会いを忘れ去られたままでも]
美味かった。
[手の甲で口を拭い。 >>200 ゆっくりと食事を摂る赤髪に、談話室にいると伝えて席を立つ]
(205) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
ライジは、丁助と、入れ違いに食堂を出る。
2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
―談話室―
[今は誰もいない部屋に入り、見慣れた絵を見とめる。 誰かを待つということには慣れていない。 ただ一言呼べばよかったのだ。 そうしなかった理由は分からない。赤髪の、纏う空気を思い出す。 何故こうも焦れた気分でいるのか、座ることなく壁に凭れ。
待ち人は程なくして訪れただろうか。 面を向ける]
(209) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
|
[>>210 顔を見れば笑みを浮かべる。 まだ焦燥は胸に燻ったままであったが。 距離を取るのに気付けば、何を警戒しているのかを察し] ……そう何度も同じことはしない。 奥に行こう。
[そう謂うなり、歩き出す。 続くドアの向こうはついさっきまで居た部屋。 今は蓋した黒い曲線持つピアノが中央にあるだけの小さな部屋だ。
相手に椅子を指し示し、己は蓋の端へ体重かけ凭れかかる。 シュロが見ればきっと悲しい顔をしただろう]
夢のものとは違うのだが。 まあ随分昔のことのようだからな。
(211) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
[用が? との問いには答えず]
色々とは?
[食堂で彼が発した言葉への問いを投げる。 普段なら気に掛けない類のものだが、先に聞いた方が良い気がした]
(212) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
…………いや、違うな。 用など無くても呼ぶと決めた。
[少しばかり思案した後、言い放つ]
それと、お前の名だ。 無くて構わんと思ったが、呼ぶときに不便だ。
[今更なことを尋ねる*]
(214) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
ヒューか。了解した。 では次からそう呼ぼう。
[初めてその名を口にした後、 恐らく出会って数年どころでは無い時間が流れているだろうことを思い、苦笑する]
言いたくなくば……。
[楽しい話では、との誤魔化しめいた呟きに口を開きかけたが、続く話に耳を傾ける]
夢? お前もか。
[どんな夢なのか。 悪夢の苦痛は己もよく知っている。 民話の内容を思い出すが、それとはまた別のものも抱えているのかもしれない]
それは勘づいていた。 貸借のことももう覚えてはいないのだろう?
(219) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
[昨日と今日の表情の差異に、 人よりも記憶が曖昧と謂われれば腑に落ちて]
理解しても、それは、やはり寂しいものだな。
[感情は、表情には乗せないように淡々と述べる。 忘れる方も同様に、或はそれ以上に耐え難いことだ。 其れはクランにいる殆どの者が理解できること]
其れで、俺のことももう忘れたか?
[行為のことではない。 傍にいるだけでいいのかと、何度も確認されたこと。 その時に確かに在った感情のこと]
(220) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
此処に来て、楽しい話はそう聞いたことが無いからな。
[苦笑へはそう返し、伏せられていた視線を捉える]
面白くは無いが、聞けてよかった。
[捉えた視線がふ――と外れる。 追えば己の首筋に留まるのが分かり、其処へ手を伸ばす。 むず痒い感覚]
ああ。 気になるか? 先ほど、他の者に吸わせたのだ。
[名は覚えていない。黒髪の若者のことを思い出して、特に隠す立てする様子もなく]
(221) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
血が滲んでいる。
[唇を強く噛むのに、眉寄せる。 そうさせているのはこの遣り取りのせいだろうか。 すぐに忘れてしまう記憶だとして、苦痛は、 この傷だらけの身体に澱のように溜まりはしないのだろうかと、 細めた眸を見つめる。 暗赤色が見えなくなったことを残念に思う]
…………言葉でのことではない。 が、分からぬのならよい。
憶えておらぬことを、責めるわけにもいかないからな。
[深く息を吐く。いつもの諦念が擡げる。 この永い時の中で馴れはてたこと。
――であるのに。締め付けられるよう、心臓が痛む]
(226) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
|
|
[表情だけでなく、不安気な眸に混乱が走る。 吐息。追い詰めているのだろうか。 己はこの者のことを、殆ど何も知らない]
ただの、悪戯だ。
[口にして、何故このような言い訳めいたことをと、 苦い思い]
謝ることは無い、が。 どうした?
[血滲む唇が覆われ見えなくなる]
――お前も、吸いたいのか?
[この者の夢の内容も”友人”のことも知らず、 首を傾ぐ]
(227) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
|
|
[心は読めない。 本当に何も思っていないのか、感情に蓋しているのか。 わかるのは、手を伸ばせば届く位置にいるのに、 只々遠く感じると謂うこと]
謝る必要は無い。 そうか、具合が悪いんだったな。 では、謝るのは俺の方だ。
[荒い呼気雑じりの、途切れ途切れの夢の話を聞いて。 すまなかったと謝罪する。 今は手のひらで見えない滲んだ唇。 この者も、過去に斯様なことがあったのではないかという、推測]
(233) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
|
|
用向きは、此処で曲を聞かせようと思っていたのだ。 昨日お前に話した夢の中の……、 このように立派なものではなかったが、
そうして……。
[そして、もう少し、少しでも深く。 この者を理解し、また理解されようと思ったのだ。 忘却するより消え去ってしまうより早く、 幾度も幾度も繰り返し上書きすれば、 積る想いも残るだろうと、数百年に及ぶ空漠の時間を経て尚、 甘い夢を見ていたのだ]
(234) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
|
|
何でもない。 時間を取らせてすまなかったな。
戻って、身体を休めるといい。
[僅かの逡巡の後、赤い髪に手を乗せる]
やはり撫でたくなる頭をしている。 [浮かぶ笑みは精彩さを欠いたものかもしれない。 だが、弱々しいものとならないように幾らの努力を要して。 それから、静かに退却を命じた*]
(235) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
|
|
[覚えていられるうちに、と謂われれば軽く頷き]
そうか。では俺も。 その誰かが、俺であって良かったと思おう。
[静かに手のひらが下り、 現れた口許が弧を描いていたことに安堵する。 ピアノに意識が向いた様子に、蓋の端から腰を上げ裸足の足のみで立つ。 気づけば、輪郭に沿わす指の動きを追っていた。 どこか物謂いたげな沈黙が下りる]
(242) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
曲? ああ……、そうだな。 せっかく此処に来たのだから。 [途切れ途切れに、言葉を紡ぐのを眺めながら、 サボる口実をと聞けば、声出して笑う]
成程。 色々お前に謂い付ける者もいるのだろう。 体調悪い時ぐらいサボりたくなるのも分かる。
[輪郭を辿っていた指先が、今はシャツの裾に懸っている。 昨日の、シーツにガウンを握り締めていた様子が蘇る。 決して繊細とは謂えぬ指だが、己が、表情豊かなその指を見るのを随分好んでいることを知っている]
(243) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
元より、そのつもりでいたのだ。 迷惑なことはない。 では少し端に寄せよ。
[背も腕もない平らなピアノ椅子の隣に座り、 鍵盤を覆う黒蓋を上げる] 本当は歌曲なのだ……確か。 俺は歌は不得手なのでやらないが。 あと、特に上手くはない。
[言い置いて、鍵盤に指を置く。 弾かれたのは単調で素朴な音階を持つ古風な形式のもの。 どれだけ正しい音を刻んでいるのかもわからない]
(244) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
恐らく故郷のものなのだろう。 憶えてはいないが。
[動く指が目に入れば、思い出すのは嵌められていた手枷。咎人であるならその時のことは思い出せない方が良いのかもしれない。 やがてそれ程長くはない演奏が終わり、 隣の赤髪に視線を戻す]
終わりだ。
[手を解して告げる。 口を開けば未だ胸に積る余計な言葉を零してしまいそうで、静かに笑みを向けるに留めた*]
(245) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
―回想:食堂―
[>>241 永い時を過ごしているのだ、 彼の謂う通り、何がしかの変化はあったのだろう。 笑みの意味は深く考えるつもり無くても、 碌な事でなさそうなことは伝わってくる]
さてどうか。 何が現なのかはもう判らん。 [昔の話を問われたらそう応え]
ではお前も、 そのうち望まなくなるかもしれないな。
[それが喜ぶべきことかは兎も角]
(251) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
[部屋を片付けると聞いて、 そう散らかってもいなかったようだがと、 部屋の様子を思い浮かべ。 己の横に素直に納まるのを見届けてから鍵盤を叩く。 揺れる身体の温度を感じるながら、 途中に一度その顔を覗けば緩く眸閉じており、 如何にも寛いでいるように見え、複雑な気分になる]
(258) 2014/12/29(Mon) 01時頃
|
|
たいした出来ではない。 が、そう謂われるとやはり嬉しいものだ。
[己にとっては身体に染み付いた楽曲を、 嫌いではないと評されることは]
そうだな……だが。 満足した。当分弾くことはあるまい。 それでも、また、機会があれば。
[偽りを述べる気はなかった。 訝しく思ったとしても、直ぐに忘れることなのだろうと。 照れたような笑みに微笑みで返しその背を見送る。
聞いたばかりの名は再び呼ばれる事のなく、 やがて痛みと共に忘れていくのだろう**]
(259) 2014/12/29(Mon) 01時頃
|
|
[談話室を抜け、浴室に向かい湯を浴びる。 血痕が模様を描くガウンは、執事に用意させた新しいものへと代わる]
ニコラスが倒れた? 具合が悪い者が多いのだな。
[聞けば写真を見てとの曖昧な返答。 思い返せば、己が丸め捨てた集合の撮画にあった彼は別人のようではなかったか。 既にピントの合わない像となって、確とは思い出せなかったが。 身体の不調であればシュロが看れば問題ないだろう。 そうでなくば――いや、己の知るあの青年は、 常に疵ひとつない仮面を身に付けていた。 気にすることはない筈だった。そう、これ迄は]
(295) 2014/12/29(Mon) 17時半頃
|
|
[風呂を上がればテラスに向かい、煙管を燻らす。 既に虚ろだと思っていたこの身だが、胸の奥で疼く痛みがそうではないことを報せてくる。 しかし、それもまたいつも通り消え去ってしまうのだろうか。 ――写真、ぎこちない主の横顔。若い吸血鬼の、残らない歯の跡。
己に分かるのはそれだけ。 それだけであるのに]
――もう、終わらせても良いのではないか?
[己の心を投影するように揺れる木々。 記憶にない遠い日を思いて、ぽつりと呟く**]
(296) 2014/12/29(Mon) 17時半頃
|
|
―テラス―
[鈴の音が鳴るのを聞いて、顔を上げる。 また少し微睡んでいたらしい。 懐かしい夢を見ていた気がする。 腰を上げて目を凝らすと、 暮れゆく中庭に銀の髪した小柄な影]
もう日が暮れるぞ。
[一声かけて、先に館の中へと戻る]
(329) 2014/12/29(Mon) 23時半頃
|
|
―食堂― 鈴を聞いたと思ったが……。
[食卓には温かい食事は用意されていない。 置いてあるのは、瓶に入った馴染みの錠剤。 厨房を覗けば、準備途中で投げ出された調理器具と食材]
…………シュロ?
[視線は主の部屋の方角へと]
(330) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
―主の部屋前―
シュロ、居るか? 入るぞ。
[それでも声かけてから、ドアノブに手を掛けるまで一拍置いて。 返事の有無問わず開けようと]
(331) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
[>>334 主の自室を訪れたのは随分久しぶりな気がする。 扉を開けると、吸血鬼は机から顔を上げ]
君も? 誰か此処を出て行くのか? 何故。
[今日の夕食は随分手抜きだなと、皮肉めいた言葉をかけるつもりでいたのに、 不意の尋ねに首を傾げ]
それで。 俺が出て行く――と謂ったら?
[問いを返す]
(336) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
嗚呼。――つまり、からくりがばれたと謂うことか。 [推測とはったりを交えて。 チョウスケとジェレミーは気付いたのだろう。何に?]
俺は……俺達は吸血鬼ではない。 ……お前とは違うのだな?
[確認の言葉。 幾度となく見た悲しげな表情に、何も感じないわけはなく]
外とは、人の棲まう場所であろう? 俺は……吸血の徒ではなくとも、 人と謂うには永くを行き過ぎた。
……あちらで生きることはできない。
(339) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
ただ、これ以上永くを此処で……、 生と死ともつかぬ場所で漂っているのも、もう疲れたのだ。
外で生きることはできまいが、 最期に……行きたい場所がある。 [遥か昔。 故郷を追われ罪を犯し、辿りついた古城。 恐らくあの時、己は人の世界の生き物ではなくなったのだ。 あの城が今も在るかはわからない。 だが、終わりの時を迎えるなら、あの場所で終わらせたかった]
(342) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
……独りにはなるまい。 此処には他の者もいる。
[慰めの言葉をどう捉えたろう。 既に綻びはじめた小さな世界は、崩壊を押し留められるようにも思えず]
(344) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
――それか。
[謂いかけて、言葉を噤む。
『共にあの場所へ行かないか』
>>348 差し伸ばされた手には刹那、息を止めて]
朝には発とうと思う。 他の者にも告げる。
[吸血鬼でないことを。 近付くシュロの眸を見返して答え、背を向ける*]
(347) 2014/12/30(Tue) 01時頃
|
|
―食堂―
[食堂に居る者へ、主以外は吸血鬼ではないと謂う事実を告げる。 錠剤は、彼の血だろうこと。 記憶が朧になる作用のあることは、己の聞いた中にはなくそのことには触れまいが、語ったこと、またそれ以上のことに彼らは薄々気付いているのだろう]
ジェレミーとチョウスケは出て行くとのことだ。
[恐らく命令も効力を為さなくなるのだろう。 それは己を身軽な気分にさせる]
(351) 2014/12/30(Tue) 01時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る