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――回想:平家邸――
[和彦への謝罪の言葉は、翠自身が彼のいうような人間にはなれないことを受諾していることに対してだった。]
私が…何も出来ないことなんて…和彦さんに言われなくても解ってる… 自分が無力だって…そんなこと解ってる…
[理屈じゃないのだ。 どうすることも出来なくてもどうしても。 合理的に考えられる最善ばかり選択していかなければならないのなら。 感情を殺すことでしか、生きていけない世界なら。
"身の上"を嘆き哀しんでいる訳ではない。 でもそれは、言葉で伝えられるようなものではないのだろう。]
苦しいの……
柴門さんの為じゃない… 例え、柴門さんに嫌われても…
(3) 2011/01/05(Wed) 05時頃
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"私"が、苦しいから―――――
(4) 2011/01/05(Wed) 05時頃
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[俯き布団を握り締める。
何も出来ないからと何もせずに居て。 失ってしまったら、後悔してもしきれない。
馬鹿なことだと、思われても。]
私は勝手なんです…きっと… 自分が苦しいから、苦しくないように動いているだけ…
(5) 2011/01/05(Wed) 05時頃
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[くらり、と身体が揺れる。
柊吾は何かを口にしただろうか。 それとも、何も言わず眺めていただろうか。
いくらか落ち着いて、いくらか無理をして。 深く息を吸うと、ふらふらになりながらも翠はベッドを降りた。]
…ごめんなさい、ありがとうございました…
態々、お薬まで用意して頂いたこと…感謝、しています… でも、ご覧の通り…私には、それを頂く資格…ありません…
失礼、します……
(6) 2011/01/05(Wed) 05時頃
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[――――生きていることが、苦しい。 苦しくて苦しくて苦しくて。 これが普通で。 そうでなければ生きられないのなら。 いっそ、消えてしまいたいと思う。
ずっと忘れていたけれど。 私はいつも、そんなことばかり考えていた。 これが、本当の私だ―――]
(7) 2011/01/05(Wed) 05時頃
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[壁を伝い、玄関まで歩く。 廊下では、翠を見かけた柊吾の妻が驚いて彼女に駆け寄った。 休んでいなくては駄目だと心配そうに告げる妻に翠は謝罪する。
その弱々しい声が纏う悲しみに気付いたのかどうか。 柊吾の妻は強引には引き止めようとはしなかった。
ただせめて、と防寒の為のコートとマフラーを翠に着せるとその手に温かい緑茶の入った水筒を握らせたのだった*]
(8) 2011/01/05(Wed) 05時頃
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――1月3日 七坂町駅――
けほ…っごほ……はぁはぁ……
[ぐったり、と椅子に横たわりながら柊吾の妻から与えられた鴇色のコートを翠は握り締める。 陽が昇るまでは、一時をここで過ごそうと身を寄せていた。
もう、店に戻ることは出来ない。きっと、許されない。
身体が震えて、沢山の感情が回って。]
…ごめん、なさい… 私は約束ひとつ…守れな………っ
[翡翠の瞳が潤む。
母が命を懸けて、進めようとした身請け話を拒んだ。 柴門が託した店も、仕事も、全て蔑ろにした。]
(18) 2011/01/05(Wed) 09時半頃
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あ、はは… ねぇ…、私が悪い……な、ら…… どうか、この、まま――――…
[はらり。
熱いものが翠の目尻を伝って零れ落ちた*]
(19) 2011/01/05(Wed) 10時頃
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――七坂町駅――
……っ……っ
[翠の身体の熱は、これ以上上がりようがないと思える程に上昇していた。 冬の冷気は、その熱も喰らい尽くすかのように翠を覆う。 激しい呼吸に、口から漏れる吐息は白い。]
………っ
[起きなければと思うのに翠の身体は鉛のように動かない。 駅の雑踏がやたらに頭に響いて、耳を塞ぎたいのに自分の手すら動かすことが侭ならない状態だった。]
( 流石にもう、駄目、かな…… )
[自身の身体を他人事のように思いながら、翠は小さくわらった。]
(27) 2011/01/05(Wed) 22時半頃
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[ヨーランダが駅を訪れたのは、何時だったのか。
確かに意識を保っていた筈が、彼女から掛けられた言葉に翠は反応出来なかった。 無意識に口から漏れていたのは、謝罪の言葉で。
抱き起こそうとするヨーランダに、翠は意識の中では首を振るのだが、実際には彼女にされるが儘になっていた。
しかし、長身とはいえ折れてしまいそうな程に細いヨーランダが簡単に動けない翠を運べる訳はなく、少し歩いた所で直ぐに息があがっていた。]
……も、う、いいですか、ら……
[ヨーランダに掛ける翠の声は空気に溶けてしまうように幽かで、救助を手伝おうとしない周囲に憤りを見せていた彼女に聞こえたかどうか。]
(28) 2011/01/05(Wed) 22時半頃
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…お気持ちだけ、で…十分で、す……
[はっと息を吐きながら、ヨーランダの強い口調に応える。 ふらつきながらも、前に進もうとするヨーランダの肩越しに見える景色はぐらぐら揺れていて、翠には今にも地面が崩壊しそうに感じられた。]
…ど、うか………お願、い……ま…す… 私を……助け、ようと…して、下さっているの、なら……
(30) 2011/01/05(Wed) 23時頃
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……あ、貴方は………けほっ…
[頭上から振ってくる声に、翠は重い頭をなんとか上げる。 ぼんやり霞んで見えはするが、この強烈な個性は忘れてはいなかった。]
(35) 2011/01/05(Wed) 23時半頃
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−警察署−
流石に怪我人をこんな場所においておくのはどうかと思うがね。
[それでも、一応は犯人扱いでないこともあり
詰め所の火鉢の上で餡餅をあぶり、其れを摘む現在。
その向かいに見える座敷牢をちらりと覗くが、
流石に二人とも黙りこくってしまっているらしい]
…参ったね。
[呟いて、肩を竦めた]
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[子梨の挑発にも似た軽口は翠には届いていなかった。 それは、じんじんと熱の膜を帯びた頭の表面を掠めるだけで、翠の心に何の波風も立たせる事は無かった。 唯、以前貰った小梅の小粒銀を返さなければ、と、それだけをぼんやりと考えていた。
――――けれど。 男が擦れ違い様、耳元で囁いた言葉。 その内容に翠は目を見開く。]
な。貴方、は――――――!!
待っ………けほっごほっ……
[去り行く男を引きとめようとするが身体が思うままにならなかった。]
(62) 2011/01/06(Thu) 01時半頃
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……った、て……
[男の囁きの内容を聞き返すヨーランダに翠は咳き込みながら答える。]
軍…人を……襲った……って… 代わ、りに……私を襲え、ば……良かっ、た…って…
[ヨーランダの心を翠が知ることは無く。 咳き込む翠をヨーランダはカフェに預けると何処かへと去ってしまった。]
(63) 2011/01/06(Thu) 01時半頃
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……追い、かけ、なきゃ……
[熱に浮かされながらも、囁かれた事実が身体を動かすのか、翠はせっかくヨーランダに預けられたにも関わらず、すぐさまカフェを出て、男の姿を求めてふらふら歩き出した。]
(67) 2011/01/06(Thu) 01時半頃
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