54 CERが降り続く戦場
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解法せよ《ReleaseCode》!!
[ダイスの示す数字《コード》は224。 カチリ、とどこからともなく音が響き――
一瞬にして、悪魔の気配が炎に包まれた。]
(366) 2011/06/03(Fri) 23時半頃
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……まだ、200番台の《法》しか開けないか。
[暫くの後。 消炭の中からダイスを拾って懐にしまい直し正門近くに戻れば 突如出現した、見慣れない要塞に絶句する。]
―― なんだ、これは。
[驚きに、思わず声が上ずる。 状況を知る人間はいないかと周囲を見渡して―― >>343 ドナルドと、目が合った。]
(370) 2011/06/03(Fri) 23時半頃
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――――…なんで、お前が此処に?
[>>382 同じ台詞を見事に重ね、ますます不機嫌そうに眉間に皺が寄る。]
俺は、任務で《Rebirth》に来ている。 お前のようにふらふらと《Front》に紛れ込む人間がいる原因を探る為にな。
[そう短く言うと、彼の理由を無言で促した。]
(391) 2011/06/04(Sat) 00時頃
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ディーンは、テッドが首をかしげているのを見て、彼を睨んだ。
2011/06/04(Sat) 00時頃
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非番だからと言って《Front》をうろうろする理由はなかろう。しかも軍服のままで。 だいたいお前は昔から――いや、小言は帰ってからでもよかろう。
[>>409 呆れたように目を眇め、しかしそれ以上の追求は無駄と考え溜息を吐いた。]
――収穫は、あった。 神の資質…「永劫にして絶対たる唯一の権威《ザ・マジェスティ》」を受け継ぐらしい者に会い、情報交換をする約束を取り付けた。
[一瞬、陽の姿に視線を向け]
しかし、超上位種《エルダーロード》が関与している。 この惑星を破壊する、と言っていたが。
(429) 2011/06/04(Sat) 00時頃
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残念ながら、大統領閣下。
[>>427 インカムから聞こえる大統領の声に、悔しげな表情を浮かべる。]
裏世界《Rebirth》には セカイの反転《Rebirth》を望む者も、いるのです。
(442) 2011/06/04(Sat) 00時半頃
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ディーンは、アルフレッドに近づいたのはそのような輩だろうと呟いた。
2011/06/04(Sat) 00時半頃
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お前が逃げるから余計に煩く言うんだろうが。 そっちこそいい加減学習したらどうだ。
[不毛な言い争いになりかけ、話を本題に戻す。]
俺も信じ難いが……先ほどの共鳴や、天《ソラ》の"伝承"を聞くに、可能性は高いと言える。 もっとも、その力は未知数だが。
……超上位種《エルダーロード》がお伽話、か。 だったら良かったんだがな。
そんな噂をしていると本人がやってきそうだ。 いつまでもここで立ち話をしているワケにもいかないだろう。 あの要塞……いつの間にできたのかわからんが……に人が集まっているようだ。そちらへ移動しよう。
[素っ頓狂な声をあげるドナルドを一瞥し、さっさと要塞へ入っていく。]
(453) 2011/06/04(Sat) 00時半頃
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ディーンは、ドナルドの舌打ちを聞いてますます眉間の皺が深まった。
2011/06/04(Sat) 00時半頃
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― 要塞内部 ― [要塞の内部は、見知らぬ顔も多かったが。 その中にポーチュラカの姿を見留めて息を飲んだ。]
……貴女は。 何故ここに。
[彼女がドナルドの拾い"者"だということには気づく由もなかったが。]
(471) 2011/06/04(Sat) 01時頃
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[>>483 蒼い瞳に、自分の姿が映った。]
《貴女》が あなたを必要とした。
それはつまり やはり、セカイの秩序は……崩れ始めている。 《貴女》の望みは、崩壊する秩序を《過去》のように戻す事、か?
[少女の瞳を覗き込み、真摯な眼差しで問う。]
それから――
[次の質問――それは尤も聞きたいこと、であった。 24時間後に来ると言った、超上位種《エルダーロード》に対抗する為に。
しかしその質問をする前に、声が、した。>>474]
(562) 2011/06/04(Sat) 05時頃
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!!! もう、来てしまったか!
[声の方を向き、それから名を呼ばれた陽へと視線を向けた。]
あれは……魔女、か? 《Rebirth》からの来訪者が、多いな。
[同じように陽の方へ視線を向けた魔女に気づいて眉を寄せた。 相手が、一介の法術師――《法》をつかさどるもの――である自分を知っているかは定かではないが。]
(563) 2011/06/04(Sat) 05時半頃
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セカイの律法《ルール》、か。
[>>566 少年の言葉に目を眇め、懐に手を入れる。 手袋をした指先に触れるのは、律法を操る事のできる、水晶の立方体《ダイス》。
鉄パイプを手に要塞を出る槍真の背を見送って、視線は再び陽へ。 もし戦闘が始まる事があれば、陽に合わせて動くつもりだった**]
(577) 2011/06/04(Sat) 06時頃
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エルダーロードは、その名の通り『超上位種』――そもそも、『この次元の神』を超えた存在。
[ロビーとポーチュラカのやりとりを耳にし、ぽつりと呟いた。]
この次元の神を超えた“神に為る”か、或いはお伽噺の魔王でもいれば、対抗もできようが。
[今のところ、その可能性が認識できたのは陽だけだが…ここに集った面々の顔を見て難しい顔をした**]
(594) 2011/06/04(Sat) 07時半頃
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― 要塞の外 ― [>>625 先に要塞を飛び出した陽の後を追って外に飛び出した。 黒衣に、ぽつり、ぽつりと紅の雨粒が滲みる。
眉を寄せ、天を仰いだ。]
《救って》、か。
(695) 2011/06/04(Sat) 15時半頃
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― 要塞を出る直前 ― [>>597 ――《救って》。 その声は、確かに聴こえた。]
……《救って》……? 何から、何を――
[口にしかけた時に、 >>613 ドナルドが先に同じような問いを発した為 それに対する彼女の答えを待ち、聞いた。>>622 >>624]
(696) 2011/06/04(Sat) 15時半頃
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― 要塞の前 ― [フィリッパと対峙する陽の背後に佇んで、二人の会話を聞いていたが。 >>682 彼女の言葉に溜息をついた。]
……交渉は、決裂か?
[放たれた熱波に目を細めると、マントを翻す。 高度な術式を織り込んだ漆黒のマントによって熱波は遮られた。]
強行手段に出るつもりか!?
[続くフィリッパの行動(アクション)に、懐のダイスを投げる。]
(714) 2011/06/04(Sat) 16時頃
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解法せよ《ReleaseCode》!!
[立方体《ダイス》が律法を"開く"。 >>699 降り注ぐ無数の細剣は、自分と周囲にいる者に刺さる前に、その構造を破壊されて霧散した。
視界の端に、槍真と、タイツ姿の男がフィリッパに殴りかかろうとする姿が映った。
必要であれば、防護の《法》を開いて彼らを援護する。]
(715) 2011/06/04(Sat) 16時頃
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足止めか。一度に攻撃すれば、あるいは?
[>>822 陽の言葉に頷いてダイスを投げた。]
解法せよ《ReleaseCode》!!
[三つの立方体《ダイス》が開き、無数の水晶の礫となって戦乙女を襲う。 大した攻撃力ではないが、量が多い。 目眩ましを狙ったつもりだった。
誰かがフィリッパの近くにいれば、とばっちりを食らうこともあるかもしれないが。]
(845) 2011/06/04(Sat) 19時半頃
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―― フィリッパ。
[戦乙女と陽たちの戦いがまだ続くようであれば 頃合いを見計らって、声を上げる。 彼女に届くように。]
貴殿は『この惑星を破壊しても、遍く降りたる混沌にして淀みの驟雨の根絶はできない』と言った。>>227 逆に言えば、この惑星を破壊しても問題を先送りするだけ。
しかも、この惑星の破壊によって、今も不安定なセカイの境界が乱れ 表裏のセカイだけでなく、天界や魔界をも巻き込んで 更に混沌が拡大する可能性がある…とは考えられないか?
(852) 2011/06/04(Sat) 19時半頃
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そうなれば、この宇宙を管轄する貴殿の責任を《評議会》に問われることになるのでは?
ここで争うより、惑星を消滅させない方法を考えるのがよいのではないか? 俺は、ここに集った人間ならば、遍く降りたる混沌にして淀みの驟雨を退けることも可能ではないかと思うのだが。
[高次元に存在する者との戦闘に決着はつかないだろうと判断し、 フィリッパに呼びかけた**]
(853) 2011/06/04(Sat) 19時半頃
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[>>863 場を収めるための提案は、エルダーロードの背後に忍び寄った同胞にあっさり却下された。]
――は。相変わらず単細胞め。 仮に超上位種《エルダーロード》を倒す程の強大な力を発せれば セカイのバランスなどあっという間に崩れてしまうだろう。
[吐き捨てるように呟く**]
(930) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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― 校庭 ― [中空に扉が開き、陽気な声が響く。 それを目を眇めて見た後、陽に声をかけた。]
アキラ。俺は一度《Rebirth》に戻る。 今の事を上に報告せねばならんのでな。
[陽に三つの立方体《ダイス》を取り出して]
すぐに戻る心算だが、もし何かがあるようならこれに呼びかけてくれ。 もいくは、こちらに戻る時にこれで位置を捕捉する。 ―― 君に、持っていて欲しい。
[三つのダイスを陽に握らせると、《Front》から《Rebirth》へ移動する。
→《Rebirth》へ**]
(992) 2011/06/04(Sat) 23時半頃
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― 《Rebirth》 中央都市・ノイ ― [Rebirthの大半を治めている、新ルカルマ王国。 その首都であり、Rebirth最大の都市がこのノイである。
しかし、世界の歪みによって起きた異変はこの都市をいち早く飲み込み、暴動と災害、それに伴う治安の悪化によって、住人は著しく激減していた。]
―― 超上位種《エルダーロード》の介入。 『遍く降りたる混沌にして淀みの驟雨』が、異変の原因であるとの見解。 世界を支える女神である《栄光》の衰退は我々が想像する以上に早いようです。
千年前失われた"真理の鍵"の手がかりは、残念ながら、まだ。
ああ、それから――一般の軍人の《Front》への行き来について 制限の強化を、考えなくてはなりません。
(1256) 2011/06/05(Sun) 22時頃
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[ひと通りの報告を終えると]
国王。 むやみに、《Front》へのコンタクトをしないで頂きたい。 それを快く思わない連中がいることも、近年の混乱によって国王の求心力が弱まっていることもご存知でしょう。 下手をすると、反乱の口実になりかねない。
……このような時だからこそ、表裏の協力が必要である事は理解しています。その為に、私が内密にあちらの調査をしているのですから。 では、失礼。
[玉座に座る影を一瞥し、黒いマントを翻して王宮を去る。]
(1257) 2011/06/05(Sun) 22時頃
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― 《Rebirth》 ― [王宮を出ると、外は雨が降っていた。 否、この数年、この街(ノイ)にこの雨が降り止むことは無かった。 どんな徳を積んだ導師が祈っても どんな奇跡を起こす魔女が術を使っても 一度崩れた《秩序》は、決して同じようには戻らない。]
《 雨 》か。
[黒衣を、マントを、金の髪を雨に晒しながら ふと、ポーチュラカの事を思い出す。]
―― 彼女に聞きそびれてしまったな。 彼女なら――《栄光》なら知っているはずだ。
このセカイの真名を。
(1297) 2011/06/05(Sun) 23時頃
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[ぐらり――
表《Front》の崩壊の序曲は、一体である裏《Rebirth》にも届いた。]
―― 始まった、か。 想定よりも、遥かに早い。
[呟き、天を仰ぐ。 昏く暗雲たちこめる《Rebirth》の空に、亀裂が走っていた。]
(1506) 2011/06/06(Mon) 02時半頃
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― 《Rebirth》上空 ―
[ ぱきり――
空に走った大きな亀裂は、瞬く間に全てを覆い尽くし
――ぱきり
澄んだ音と共に
ぱきり――
砕け、無数の"欠片《嘆きの雨》"となり
ぱぁ―――ん……!!
裏世界《Rebirth》に降り注いだ。]
(1523) 2011/06/06(Mon) 04時頃
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[《Front》と《Rebirth》は表裏一体のセカイ。 本来ならば、表(あちら)が消滅すれば、裏(こちら)も消え去る律法《サダメ》。
しかし、 >>1465 運命の民の祈りが >>1499 少女の涙が
その運命《サダメ》を、変える!]
(1524) 2011/06/06(Mon) 04時頃
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― neu《閉ざされし光の都》 ―
[《Rebirth》側の"閉ざされし聖地"の場所は ムパムピスに『裏の鍵』を奪われた1000年前に潰えたとされ 今では大罪人の名と共に、《Rebirth》側の教団の禁書の中に伝えられるのみ。
ただ、真名だけは消える事なく残っていた。 それが、中央都市・ノイ
表と裏、天と地を繋ぐ場所。 かつて、獣《ベースティア》を封じたともされる場所。
"閉ざされた"聖地はその意味を失い。 その地の上に人は刹那の繁栄を築いていた。]
(1526) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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[だが今。 運命《フォルトゥーナ》の本体と『表の鍵』を転送され、 聖地はその役割を取り戻した。
街は瞬く間に樹木に覆われ、無数の枝葉芽を吹かせ、淡い光を抱く。
……そこに住んでいた人間達をも巻き込んで 聖地は再び何人たりとも寄せ付けぬよう、閉ざされた。>>1522]
(1527) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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[表の鍵を取り込み、閉ざされた聖地を復活させたことにより、《Rebirth》は奇跡的に崩壊を免れたかのように見えたが
セカイの『秩序』の揺らぎは、歪みは止まらない。
《Front》の消滅は、やはりただの序章《プロローグ》に過ぎなかった。]
(1528) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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[聖地が再び閉ざされる寸前 白い《光》が雨と降る空に向かって跳んだが それに気づいた者は、そう多くは無いだろう。]
(1529) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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