人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[嘆きと復讐とおめでたい戯言に混じる、昔の話
人参が、甘いものだと
知ったときの。
初めて彼の目の前で、平らげたときの
あの喜びようときたら]


大袈裟だったなぁ


[くす、と
懐かしみの混じる小さな笑みをこぼしたのは
少女のような声。
甘さと透明さを兼ね備え
そして、少女には出せない低音までも紡ぐことのできる声
トレイルの姿は、ここには無い]


メモを貼った。


メモを貼った。


[ニコラの問いに、残酷な真実が返される。
昔馴染みであったベネットに苛立つような心地を覚えるのは一瞬で、その真実を作ったのは他でも無い自分であることに即座に思い至り、ディーンは重苦しい息を吐く。
このままでは苦しみは増していくばかりだろう。
誰かが終わらせなければならない。
しかし、この場にいる誰がそれを成せるというのだろう?

――そこに響く声]

 ――――………… ニコラ。

[それは紛れもなく、ディーンの願ったことだった。
彼を生者の世界から引き離したい。彼に会いたい。彼に触れて貰いたい。願いを叶えてくれるのは、やはりニコラの他にいないのだ。

ふ、と小さく吐息を吐いて、ディーンは笑った。]


[後方に傾ぐ身体を受け止めようと、ディーンはニコラの背後に回る。
しかし彼の身体は伸ばした腕をすり抜けて、床に伏した。
ディーンは彼の頭部のある辺りに腰を下ろし、太腿を枕にするような形でニコラの傷ついた顔を胸元に抱き寄せた。
溢れる血の匂いが、とても甘い。
口移しで受け渡されたものと比べ物にならないほど甘く、食欲をそそる芳香のように感じるのは量のせいだろうか、それとも本能のせいだろうか。
命があれば、迷わず彼の身体に牙を立てていた。
しかし、それは叶わない。]

 ――――……。

[ディーンは、ニコラの傷ついた眼球に唇を寄せる。
血に触れ、傷ついた網膜に触れた。ゼリー状の水晶体を舌で舐めた。しかしそのどれも、形として残らない。
ディーンの唇は汚れず、舌に触れた水晶体の味は霧散していく。
それでもいい。他の誰も触れなければ、それで。]


 ――……ニコラ。僕の、ニコラ。
 愛している。君以外は、何もいらない。

[物語の中でしか紡ぐことの出来なかった言葉が、彼にならばいくらでも囁ける。
ディーンは何度も繰り返して愛しい名前を呼んだ。
血まみれの頭を抱きかかえて、幸せそうに、何度も何度も。**]


メモを貼った。


[トレイルの1日は、歓喜の歌で始まった
声高らかにうたを歌える幸せは
何ものにも変えがたい

Ja, wer auch nur eine Seele
Sein nennt auf dem Erdenrund!

他国の言葉の発音も流暢に
この喜びを、伝えるのだ。


姿は、無くとも]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

 見えないーーーー

[どう見ても 大丈夫じゃ ない]
[ラルフを抱えながら しゃくりあげつつ
 眉を下げる 甘い かぐわしい香り抱えながら
 ……今 手伝わせては いけない
 と 思えば ラルフを運ぶを
 手伝ってもらうのは 自然ドナルドに]



 あの……後で ラルフが好きだった
 子守唄 うたって…………


[ドナルドから‘教えてもらった‘こと
 二つの意味合い込めて 口にするのは
 三階に向かいながら]

 

(5) 2014/11/24(Mon) 09時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

ー 三階個室 ー
[ラルフを運び込みつ 個室に辿り着けば
 彼は二人からは離れ ラルフを寝かせた
 寝台に座り込んで 眠るラルフを見つめてる
 のばした手は 頭を撫でる]


 ………………

[くぅ とお腹がなった 食べたい でも
 ちらと ドナルドとフランシスを見る
 先ほど ラルフを食べた時の
 二人の様子を見る 頭を横に振って
 ただ 人間らしく ラルフの頭を*撫で続けていた*]

(6) 2014/11/24(Mon) 09時半頃

フィリップは、ルーツも轡をつけたままラルフを覗き込んで*いる*

2014/11/24(Mon) 09時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 09時半頃


[フィリップとノックスのやり取りを悲しげに見ていた。

 トレイルが暴れる様子も。
 声は届かず、止める手も触れないから、ただ見ているだけで。

 フィリップが復讐にはしるのも。
 トレイルがそれに巻き込まれるのも。
 ノックスの悲しみも、ただ、みていた]

 ドナルドまで……

[そんなことしなくていいのに、とつぶやく。
 ノックスが見たのとは違う、いまの、成長した姿で。

 悲しげに、廊下で起こる出来事を見ている]


[トレイルが階段から落ちたのには、驚いて瞳を瞬かせる。
 フィリップが射た足から、肩の傷から。
 転げ落ちた故の怪我で、どうやら、助かるつもりはないらしいトレイルが見える。

 ノックスが駆け寄るのを見て、視線をそらした。

 フィリップたちが、手を汚さずにすんでよかったと思う]


[トレイルの最後を見届けることなく。

 フィリップたちと共に居間に戻り。

 ニコラの死を見取っているディーンを見た。
 それに声をかけることなく、死体を抱えて歩くフィリップとドナルドの後ろにつく]

 ……もう、そんなの、おいといていいのにね。

[食べたかったら食べればいいとも思う。
 三階で、フィリップの傍。
 頭を撫でられるのと同じようにフィリップの頭を撫でて、すこしは休むことができればいいと、願った*]


メモを貼った。


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 15時頃


【人】 鳥使い フィリップ

ー 三階個室 ー
[大丈夫そうに見えないが二人
 大丈夫が一人 多数決でフランシスは大丈夫に見えない

 だから 個室までラルフを運んでくれた
 ドナルドと 見届けたであろうフランシスをちらとみた後
 ひらひらと手を振った
 昨日いた部屋に戻って というように


 ここにも血の匂い ラルフの血の匂いとは
 また別の ルーツを頭に乗せながら
 ふと ディーンのことを思い出す]

(14) 2014/11/24(Mon) 15時頃

メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 15時半頃


メモを貼った。


[愛されてる人、バツ。
愛されて当然みたいな人、バツ。
名前を呼ばない人、バツ。
取っていく人、バツ。
置いてった人、バツ、バツ。大バツ。

みんなキライ]


[僕は僕のすべきことを正しく行った。
本当はずっと前から、こうするべきだったんだ。

僕のことを見てくれない兄弟へのあてつけ。
取り繕った狼たちへのあてつけ。
僕を置いてったディーンへの、あてつけ。

目の奥に詰まった感情を抉り出して。
赤い命と共に散ったそれは、きらきらと花弁を振り撒いた。

しゃらん、しゃらら。

砕けて失うごと、体は軽くなっていく。
とても気持ちよくて、あっけなくて。

まるで息をするように自然に
終わる世界にさようなら]


[声が聴こえて]


 ――あ、


[咄嗟に、手を伸ばした。

残り少ない破片をかき集めて。
希薄な赤を押し留めて。

転がり落ちた、残った欠片。
冬の空と夜の海の眼を持った獣が、まずしたことは。

愛しい彼の背中を、蹴っ飛ばすことだった]


[色の違う双眼で、自分の手をまじまじと見つめる。
煙のように揺らぎ、消えかけた手。
しばらく集中していると、ゆらり、大きく揺らいだ後、手の形になった。
5本揃った指、握って、開いて。
そうすると今度は指が体が幼くなり、少しすると元の歳に戻る。

安定しない。
ため息を吐いて、首を傾げる。

多分、修行が足りない]


[ディーンの想像が正しければ、彼は自分と同じような形になるはずだ。
これまで、この場で死んだ皆と顔を合わせた。
ならば、彼だけが例外だということはないだろう。
彼がこの姿を見つければきっと、声を掛けてくれる。
一人にしたことを詰って、そうして許してくれる。

そんな夢想を途切れさせたのは、何かが背中を蹴る感触だった。

身体が前に傾いで、抱き寄せていたニコラの身体がすり抜ける。
驚いて振り向くと、安定しない身体の線が見えた。
それから、色の違う左右の眼球。]

…………ニコラ?

[異変に関して問うのと、自分の声が聞こえるかを確かめるのと、眼球の色についての驚きとを示して、語尾に疑問符が添えられた。]


【人】 鳥使い フィリップ

 え……

[吹き込む風 ラルフが遊んでくれないとルーツ
 判断して 彼の 服 胸元潜り込む
 そんな時だった ドナルドの声]


 ………ーーー

[防寒着きてるし ルーツいるし
 ラルフの傍にいたいし 他 いろいろ考える
 ただ 思考を交わすうち
 ドナルドが ラルフ同様 これと決めると
 どう言っても変えないのも
 短い時間 判断付き始めてもいて
 それにーーーー]


 

(26) 2014/11/24(Mon) 19時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[すり と猫のように
 ラルフの額に額あわせ
 ……寒かったからか 冷たいと
 思わずに済んで そっと立ち上がる]



 ーーーーーまたね

[しばらく 眠り続けるラルフを
 じっと見下ろした後 くるりと踵を返す
 そうして 怪訝な顔みせた ドナルドの方へ

 扉が閉まるまで ずっと ラルフをみていた
 細く開いた窓から 雪が細く吹き込み
 うっすらと白い様子が綺麗とも思いながら]

(27) 2014/11/24(Mon) 19時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[個室までなんとはなしについては来たが
 ラルフと使った寝台に腰掛けて 一度ドナルドとフランシス
 二人を眺めた後 ルーツに 静かにね と
 言うことを聞かない鳥なのは わかっているけど
 フランシスにうるさいと 思わせないよう
 言い聞かせる努力はした]

[狩るため 荷物は最小限しかない
 道具の手入れも出来ない
 矢筒の中身は 一本減っていて
 けれど それを回収するのは嫌だと思う
 ーーノックスは 今頃悲しんでるか
 トレイルの足を撃ち抜き 逃げるため
 階段から落下した  姿を思い出す
 ーー…… ぽっかりと 空洞を感じる
 ニコラもどうやら自殺し
 復讐は ドナルドの手を汚させないうちに
 無事やり遂げたことになるのだけれど
 ーーー………………短い息を吐いた]

(28) 2014/11/24(Mon) 19時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[歌を その願いはどうやら届かなかったらしい
 居心地が悪い 落ち着かない]


 ーーー下 荷物片付けてくる

[片付ける ならば ドナルドも引き止める
 言を持たないだろうと ふらと 言い置いて
 二人を残して 個室を後にする]

(29) 2014/11/24(Mon) 19時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[一階まで降りるのに使うのは
 トレイルの腐ったような匂いする 血を避けて
 別の階段で 外気と近い温度
 防寒着をきていても寒く
 胸元に潜り込んだルーツが もどれと抗議するように
 一声 鳴いて 彼の首を突きはしたが]

(30) 2014/11/24(Mon) 19時半頃

[噛み砕きたい吐き出したい思いは、足裏に込めた。
口を開いて、声が出なくて。
もどかしかったからもう一度蹴っておいた]

 んにゃ……。

[こぽり、と喉から音が出て。
少ししてから、声が戻る。
それから、彼の目がこちらの色の違う目に向いてるのを見ると、死骸を指差して]

 こぼれたから、埋めたの。

[死骸の握る、卵形の宝石箱を指す。
その指がまた、ゆら、と揺らいで戻った。

脚を背中に乗せたまんま、顔をしかめて]

 ……再会のキスでもする?

[踵を、ぐりと動かした]


 考えたんだけども。
 やっぱりさ。
 死んだら忘れちゃうんだなって。
 思って。

 ディーンと話せなくて触れなくて、独りでディーンのことを考えてもどんどん世界って動いてて。
 で、もしディーンがそばにいたらどれだけディーンが好きかを犯すなり食べるなりで簡単に伝えられるのにって考えてでもいないからなんで置いてったの止めてくれなかったのって思ったらすごく腹立つし殴りたくてでもいないから悲しくて――

 ……って、そんな話じゃ、なくて、ね。

 ……つまり。



 ……好きだよ、ディーン。
 だから置いてかないで、独りにしないでよ……。


[って。
言いたくて。
来たの。


そう、呟いてから、脚を下ろした]


【人】 鳥使い フィリップ

[ふと 藁の山の合間 寝かせられた
 シメオンを 確認しに行く
 一階の冷たい温度は シメオンの死体に
 大きな変化を寄せ付けず 彼は暫く見続けて]

 ……シメオン ディーンもそっちにいるの?
 ラルフ いる?トレイル 怖がってない?
 ーーー俺 それが心配

[と 自分が食い荒らした シメオンに 
 眉を下げて呟いた]
[シメオンには 罪悪感を感じる そのことに
 何処か安堵したのは トレイルにはそれを感じないから]

(31) 2014/11/24(Mon) 19時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーーラルフ 会いたいよ……
 全然 ラルフ 起きないんだもん……

[ぽつ と呟いて しゃがみ込み
 藁の山に寄っかかった
 目を閉じて 耳を澄ます
 聞こえるのは 吹雪く音ばかりだった*]

(32) 2014/11/24(Mon) 19時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 19時半頃



 ――暖かいところで、休んでてほしいのになあ。

[三階にいったあと、ドナルドが誘ったことにほっとしたのに。
 いままた一階で、寒いところでしゃがみこむフィリップの傍にいる。

 シメオンがまだ、自分の身体の傍にいたのなら、瞳をあわせて]

 俺も、死んじゃったからね。

[軽く肩をすくめる。
 トレイルの姿は見えない。

 聞き覚えのない声が、聞こえた気はするけれど。
 それがトレイルかどうかはわからない]


 ……フィリップ。

[会いたいという彼の頭を撫でてみる。
 会いたいのは同じだけれど――]

 生きてて欲しいよ。俺は。

[だから、まだ会いにこないでいい、と思う**]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

 …………

[話したいこと]
[出際言われたことに 藁山 寄っ掛かりつつ
 思い出す あの時も 頷き見せず
 階下に向かったのだが]



 ーーー早く 雪 止まないかな……

[似たことを フランシスも祈っていた
 そのことを知らないまま
 一つ 向き合っていないもの
 向き合う勇気がなく 寒風が吹き込む
 温泉の入り口をみた]

(36) 2014/11/24(Mon) 21時頃

[歓喜の歌は、止み
少しして
鐘の歌

超絶技巧を巧みに操り、想いをのせて
音は流れてゆく]


【人】 鳥使い フィリップ

[ルーツを 藁山の空間に離す
 ……屋外の気温から逃れるように
 ルーツは羽ばたき藁山の合間 見える柵に止まる

 そうしてから 防寒着で 口元まで隠し
 フードをかぶり 寒風吹き込む
 温泉へと足を進める 近づくだけで 独特な匂い
 血の匂いさえ吹き消した

 吹き込んだ雪と 地熱が鬩ぎ合う
 そんな場所に まだ寝かせてあったけど]

 ーーー…………?

[腕と 服がなかった]

(40) 2014/11/24(Mon) 21時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 21時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[保護者だったホレーショーのそばにしゃがみ込み
 腕があった箇所 獣の食いあととも違う
 解体慣れたそれとも違う 切り口を指で辿る]


 ……ホレーショーは どっちがいい……?
 自然に帰るのと 集落に帰るの…………

[このまま 屋外に運んで 山や森へ
 ホレーショーを返すべきか……それとも]

(41) 2014/11/24(Mon) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[暫く 頭に 肩に雪が積もるほどの間……
 彼は考えた後 ナイフを取り出して
 そっと髪に当てがった  ざくりと 一束
 髪を切り取れば 風に 一部が舞って
 それを 丁寧に胸元にしまうと
 片方だけになった腕 つかんで
 自分より ずっと大きな身体
 一生懸命引きずって 外へと運んだ

 このまま腐ってしまうより山へ帰れたほうが
 ……きっと 保護者だったホレーショーのことだから
 それをよしとしてくれそうで
 ……いつか この山にまた来よう
 そうすれば 山に帰った保護者だった ホレーショーに
 間接的だけど 会えることになるだろうか?]

(42) 2014/11/24(Mon) 21時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ



 ーーーさよなら ホレーショー

[頬が 凍った 
 その凍った頬のまま ぽつ と
 つぶやいて 温泉の外風呂へ続く扉
 力を込めて閉じた]

(50) 2014/11/24(Mon) 22時頃

[二度目の衝撃。
ディーンは何処か泣き出しそうな心地で、それを受け止めた。
目の色の違う理由、そこから続く言葉に、肩越しに振り返ったままニコラを見つめる姿勢で、静かに耳を傾けていた。

向けられる想いの全てを飲み込んで、理解しようと試みる。
その為に、長い沈黙の間が出来た。
足裏が離れる感触を追うように今度は身体ごと振り向いて、ディーンは身を低く屈める。
ニコラの足の甲に、そろりと、唇を落とした。]

…………すまなかった。
もう、君を置いていかない。
キスでも、殴るのでも、食べるのでも、その……犯すのでも、
君の好きにして、構わない。

僕も、君の願いを叶えてあげたい。
君が、僕にしてくれたみたいに。


【人】 鳥使い フィリップ

[戸を閉じれば 湯気が篭り 暖かくなっていく
 お湯で顔を洗い 温泉から出る]


 ルーツ

[一階で声を出せば
 掲げた腕に ルーツが舞い降りる
 嘘にはならないよう 片付けはしなければ
 外にでて 吹雪の様子をみた限り
 もう 少し そんな気配がして]

(54) 2014/11/24(Mon) 22時半頃

……………ニコラ。君が、好きだ。
君が、僕の唯一、だから。

[ディーンの言葉は途切れ途切れに、表現を考える間が空いた。
どれだけ伝わったかが分からないもどかしさに、眉間の皺を僅かに深くしながら、どうにか寄せ集めた言葉を吐き出して、ニコラをじっと見つめる。]


メモを貼った。


[自分だったものに語りかける姿。
いくつも口にされた名前の、どれが自分のだか判然としない]

 ……心配?

[いろんな人の声が聞こえた、気がした。
心配してくれたのは――誰だったっけ。
もう、いないのだろう。
だって、誰もいなくて……]

 心配、されてるの

[目があった。親しみやすい、表情。
死んだことを、あっけらかんと告げる声]

 心配してるんだ

[生きてて欲しい、という言葉は、とても綺麗に聞こえた]


[歌が聞こえた。
声が、聞こえた。

顔をあげ、立ち上がる。
自分を前に、ずっとしゃがんでいた足は軋みもしないし、痛みもない。

どこからだろう。
聞こえる声、歌、旋律、なんと言葉にすればいいのか、いや、できないのか。ただ誘われるまま――ずっと目指していた場所。
外へ、
雪の中へ、

玄関の扉に、手をかけた]


[噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい想いを。
粘土の味の飴玉みたいに、口の中で転がして。
足へ口付けるディーンを、じっと見下ろしていた。

足を動かして。
足の指を、彼の唇に触れさせて、口内へぶちこむ。
押し込んで、奥まで犯して、蹂躙して]

 ディーンは、僕とキス、したい?

[ちゅぽん、と引き抜いた]

 ……可愛くおねだりして?


[しゃがんで、頬に触れる。
噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい想いが、口からこぼれそう。
呑み込むのも口から出すのも出来なかった秘密の言葉。
舌に残る味は苦くて苦くて]

 ……願い事。

[噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい]

 叶えて。
 僕のたったひとつの願い事。

[お兄ちゃんだから、子供だから、弟だから、大人だから
吐き出せない呑み込めない願い事]

 ずっと、僕だけ愛して。
 唯一だって、一番だって……言うなら。

 ……おねがい。


[扉は不思議と手ごたえがあった。
開くかはわからない。
開かないかもしれない。そう思って力を込めることが出来ないでいる。

振り返るのは、駄目だ。
さっき声をかけてくれた、生きている――フィリップ、だ。
名を覚えている。
ごめんね、と口にしたことも覚えている。

振り返らなければ、あのまま外に出ていたら
一人で静かに、終えられたのに]


メモを貼った。


メモを貼った。


フィリップは、ルーツは彼が湯気でぬくくなってるので すりすり

2014/11/24(Mon) 23時頃


 ――…………ッ!!

[唇に、丸みを帯びた親指の先が触れた。
小さく息を吐く代わりにそれが口の中に押し込まれる。
指先から更に奥、口内に収めるには容量の大きいそれに呼吸も奪われる心地がして、ディーンの眉が苦しげに寄る。
それでも潤む双眸はそのまま、ニコラから逸らされることはない。

彼から齎される全ては受け入れなければならない。
与えられるものがあるだけで心が歓喜に震えるようだった。
ディーンの口から引き抜かれるニコラの足には、ディーンの興奮を示すかのように唾液の糸が引いた。]

 ――…………キス、したい。
 お願いだから、もっと 僕に、触れてくれ

[自らの哀願の声は、何とも惨めに聞こえた。
可愛く出来ているかなんて、判断出来ようはずもない。
ただ頬に触れる手に、もっととせがむように自らも頬を寄せて、強請る。]


 ……君だけを、愛している。
 今までも、これからも。

 だから、僕を 君だけのものにしてくれ

[胸に刺さる棘の痛みが、彼に触れている間だけ和らぐ。
彼の傍にいる時だけ、全ての罪が許される心地がする。
ディーンは右手を伸ばし、ニコラの柔らかな金色の髪に触れる。

見える場所にいる。触れられる場所にいる。
その事実に胸が詰まるようで、また小さく、息を吐いた。]


【人】 鳥使い フィリップ

[ぎゅっと 麻の袋に 所々皮で補強した
 荷物入れに 諸々を放り込む
 割れたマグカップも そのまま入れて

 そんな時 ”聞こえた”ことに ふはっと苦笑して
 肩で好きに遊んでるルーツをぎゅっとする]


 ーーーいいのかな

[ぽつ とこぼしながら天井を見る]

(70) 2014/11/24(Mon) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[斜めにかけた 荷物入れ ふと 柵に
 タオルをかけっぱなしだったことに 気がついた

 ーーーニコラのタオル

 少しだけ迷って それも手にとって
 インクで汚れた藁には見向きしないけど
 そうして 先と同じ階段を使って 上へ]

(74) 2014/11/25(Tue) 00時頃

フィリップは、とん とかいだんをゆっくりのぼる

2014/11/25(Tue) 00時頃


 うん、……うん。

[望んだ言葉は。
彼の口から、望む通りに与えられて。
小さく頷き、息を吐く。

吐き出せない呑み込めない想いの味が残った舌で、彼の唾液に濡れた唇を獣らしく舐めて。
触れるだけのキスをして、離れた。

甘い唾液の味で、舌の味が消えていく]

 僕も、好き。
 愛してる。

[もう一度、唇を重ねて]

 ……誰にもあげない。

[吐息に紛れて、囁いた]


[むぎゅ、とディーンの体を抱き締める。
しばらくそのまんま固まっていたが、段々小さく肩が震えてきて。
と、同時に煙のようにゆうらり、体が一瞬希薄になる。
形を取り戻したときには、なぜだか体は頭に合わせるみたいに幼くなっていて]

 う、

[ひっく、としゃくりあげた]

 うわああああ……ディーンのばかぁーー……。
 さびしかったぁーー……。ばかぁーー……!

[べそ、と。
久しぶりに、声をあげて泣く。

困るかな。困るだろうな。
いいや、困ってしまえ。

そんな気持ちで、ぎゅっと抱きつく手に力を込めて。
ついでに、逃げないようにきちきち爪を立てておいた]


[歌は、一度止んで


少し間をおいて、あいのうたを、歌う。
正確に、忠実に
ただ、そこに表現される感情は
先の二つの歌ほど、流暢ではない]


[それはまるで、
愛ではなく、哀のうた]


[甘い言葉を交わし合うなど、初めてのことだ。
勿論、優しげに触れるキスも経験をしたことはない。
命があった時の欲は全て、本能に直結していた。
それが少しずつ変容していくのは、魂が因果を逃れたということだろうか。

触れた唇に食まれたいと望むより、むず痒いような気恥ずかしさの方が勝る。
もう一度唇が触れた時には、頭の奥が痺れるような心地がした。]

 ――…………ニコラ。

[いつもにも増して、言葉を探す回路が上手く働かない。
むき出しにされる独占欲と抱き締める腕とを受け入れて、言葉の代わりに両手をニコラの背中に回した。
その時、彼の身体の線がまた揺らぐ。]


【人】 鳥使い フィリップ

[ルーツにまた 静かにしてね と
 聞かないだろう 注意一つ
 中で 声のつながるを 知らされ
 フランシスが 驚いているとも知らず
 

 緊張した面持ち そっと二回 個室の扉をノックする]

(83) 2014/11/25(Tue) 00時半頃

[背中に触れていたはずの手が、触れていない。
驚くより早くしゃくりあげる音と振動が、触れていた箇所から伝わった。]

 ――…………ば、

[ばか、とは初めて言われた言葉だ。
泣き出すさまと爪を立てる動作のギャップに、ディーンはゆっくりと藍鉄色の双眸を瞬かせる。
今度は片手でニコラの背中を抱き、もう片方の手で頭を撫でた。
子供をあやしたことなどないから、動作はひどくぎこちない。]

 ――……ニコラ。僕は、ここにいる。

[泣かないで、というのは違う気がした。すまない、と謝るのも。
結局いつもの通りに名を呼んで、ただ事実を告げて。
胸元に顔を埋めさせるように、ニコラの頭を抱き寄せる。
甘えて良い、と言葉にする代わりの動作だ。]


[あいのうた
最後の一小節を歌い上げて

全てを嘲り笑うように
くすくすと、声を漏らす。

少女のような少年の声を知る者
ひとりは、目の前の相手以外見えておらず
ひとりは、消失に耐えられたかわからない

故に
姿のない声の主を、知る者はいない]


【人】 鳥使い フィリップ

[ずるい と言われたことは知らない
 ドナルドの返る声に そっと扉を開いて
 静かに顔を覗かせる 
 覗いた先 赤い髪のドナルドと……]


 …………フランシス 風邪 ひいた?

[ゆるく首 戸口で傾げて
 ルーツも同じように 彼の腕につかまったまま
 ゆるく首を傾げた]

(87) 2014/11/25(Tue) 00時半頃

[そして、嘲笑が途切れ
再び流れ出す歌
ファウストの一幕


私の安らぎは去った
心も重い
二度と安らぎを見いだせない
もう二度と――――


先刻の歌とはうってかわった
嘆きのうた。

心を彷徨わせる者へ
哀愁を抱える者へ
淋しさと喪失感を胸に秘めた者へ

歌は響く**]


メモを貼った。


 ……満たされ過ぎて消えちゃいそう……。

[ぐすぐすと鼻を鳴らしながら、呟きすりより。
ちゅ、ちゅと小さな音を立てて、彼の頬へ耳へ首へキスの雨を降らす。
撫でられるのが気持ちよくて、目を細めてもっととねだり。
ぎこちない動きに、ヘタクソ、とちょっと笑った]

 ずっと、いてね。そばにいてね。

[命令、と。
彼の口元で囁いて、また幼い口付けを贈る。
触れるだけの、甘い、ぎこちないキス。

抱き寄せられて、素直に甘えて。
生きてたらアザと引っ掻き傷でひどいことになってそうな背中を、そっと撫でた]

 ……離れたら、ひどいことするから。

[それとも、ディーンはひどいことされるのが好きかな?]


【人】 鳥使い フィリップ

 でもーーー顔 赤い

[フランシスの警戒の視線に
 くけっ と ルーツが小さく鳴いて羽を揺らす
 ルーツにとって 面白い対象のフランシスに向かいそうな姿勢
 ……彼は それに気づいて ルーツの背中 手で押さえつ
 大丈夫かなとフランシスとドナルド二人をみて
 ドナルドは何か愉快そうだった]


 えっとーーーーその
 ……歌 聞いてもいいって…………

[何か 自分の要望を 強請るのは不得手で
 もう片手は 斜めにかかる荷入れの紐を掴みつつ
 戸口に入ったところで しどろもどろ]

(91) 2014/11/25(Tue) 01時頃

フィリップは、ドナルドの言葉にこくりと頷き部屋の中には入った

2014/11/25(Tue) 01時頃


 ――……それは、困る……。

[言葉の示す通りの不安の現れに、ディーンはニコラの背中に回していた片手の力を強くする。
息を詰めるように言葉を途切れさせたのは、降ってくる唇がくすぐったかったからだ。

命令、と添えられるだけで、ここにいる大義名分が出来る。
縛りつけられることが何よりも心地良い、と口にすることは躊躇われた。
甘いキスも心地良い、けれど、それだけでは物足りなく感じるのも事実だ。かといって身体を繋げることも、望まれなければ難しい。]

 ――……ひどい、こと でも、君がくれるなら

[欲しい、と強請れば与えられるのだろうか。
ディーンはニコラの首筋に唇を寄せて、少し強めに噛みついた。
――飼い犬は、飼い主に反抗すれば叱られるものだ。
ニコラの反応を伺う双眸には、自然と期待するような色が乗った。**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[小言対象に含まれかけているのも
 彼自身は気がつかないまま
 手招きされるままに ふたりに近づいた

 こくんと フランシスの言葉に頷く
 自分の知っている情報と
 相手がわかる情報の切り分けは
 できていないので
 唐突な彼の言葉に フランシスが
 ついて行けている 
 そのことには気づいていないまま]


 ーーー楽しみ

[ラルフはどんな歌を好んでいたのだろう
 もう ラルフからは聞けない それを
 知る機会ができて 緊張した面持ちの
 フランシスに はにかんで]

(94) 2014/11/25(Tue) 01時半頃

 だぁって、未練なくなっちゃったもん。

[強くなる片手の力に、またぼやけていた体が元に戻る。
不安そうな声に、楽しくなっちゃってくすくす笑い。

未練なんてもうないし、この胸の中で消えられたら綺麗な最後だと思う。
セックスは今まで触れてこなかったから未知すぎて分からないし、キスはもうしたし。
強いていうならもう一度食べたいけども、それを叶えたら本当に消えそうだ。

涙のあとを残す顔で、彼の胸から顔を上げて]

 だからさ、もっと一緒にいたいって。
 ちゃんと思わせて。

[いま、残ってる欠片は、それしかない。
だから、と。

脅しにしては奇妙なセリフを、笑いに混じらせて口にした]


[脅しの笑みはくすぐったさに歪む。
次いで、首に走る歯形の痛み。

く、と喉の奥で嗤った]

 痛いよ。

[彼の前髪をつかんで首から離し、優しく注意する。
それから、髪は離さないまんま喉仏に唇を寄せて。
唾液の甘さが残る舌で形を確かめて、ごり、と噛みついた。
歯が、ぬぷりと皮膚に食い込む]

 ……そんなにひどいことが好き?

[期待の宿る目に、呆れたふりをして笑って。
あんまりにも可愛いから、剥き出しにされた額にキスを贈った**]


【人】 鳥使い フィリップ

[ぱちっと 目を瞬かせる
 歌声に釣られたルーツの 嘴が開きかけて
 それを はしっと 手で掴み抑えながら


 やさしい 明るく穏やかなーーーああ ラルフを思い出す
 ラルフが好きだった歌 ラルフが聴いていた歌
 悲しいだけではないのに 視界が滲んで
 もう片手は 嗚咽 零れないように 自分の口を押さえて
 最後まで 静かにフランシスの歌を聴いた]

(97) 2014/11/25(Tue) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[もし 彼が楽曲の歌詞を知っていたならば
 一番の歌詞を願いつつ 二番の歌詞に
 寂しげに微笑んだのだけれど]

[外の雪が吸い取るように
 静かになった室内 どこか 明るくなったような
 ひどく清浄なものにふれたような
 ……トレイルを死に至らしめたばかりの 自身が
 聴くのはひどく申し訳ない 気持ちもあれど]


 ……ありがとう ございます
 ラルフがーーー好きだった 気持ち わかる

 凄く 綺麗な歌でした

[音程に詳しくもない それどころか音楽に疎いけれど
 歌い手の心の反映された 透き通る音楽に
 そう言って 泣きながらも*笑った*]

(100) 2014/11/25(Tue) 02時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/25(Tue) 02時半頃


[歌は終わらない。


こんこんと湧き出る泉のように

愛を、哀を、夢を、絶望を
勝利を、希望を、喜びを、悲しみを


正しい旋律に、溢れんばかりの情を乗せて

うたはおわらない。
永遠に]


【人】 鳥使い フィリップ

[ラルフと一緒に聞きたかった]
[この綺麗な音色を聞いた時
 ラルフはどんな表情をするのだろうか?
 ラルフは どんなところが好きなのだろうか?

 俺はーーーー]

[フランシスからの ありがとう に
 きょとんと 首を傾げるころには
 口を覆っていた手で 目元をこする

 ドナルドが ”遠吠え”で考えていたことを
 口にし 身を竦めた
 いろいろ問題がある獣なのは自覚している
 でも このタイミングで首を横に振られるのは
 ーーーーーーとても辛い 気がして

 恐る恐る フランシスを見る]

(115) 2014/11/25(Tue) 08時半頃

【人】 鳥使い フィリップ




 ーーーラルフも……喜んでくれる……?

[一緒に 五人で 旅ができたら
 そんなこと思いを 交わしあっていた


 叶わない 叶ったーーー嗚呼]
[フランシスの 静かな声と
 ドナルドの促しに ごしごしと 目元を擦りながら
 何度も何度も頷いた

 今はまだ ラルフのことを話すと泣いてしまうけど
 いつか ドナルドとフランシスと 一緒に
 泣かないでラルフの話が出来るだろうか?
 ラルフが聞いた話 見た風景 教わったものを
 聞いて 見て 教わりながら]

(116) 2014/11/25(Tue) 08時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 湯がある方の 階段綺麗

[しゃくりあげながら 部屋を出るドナルドに
 そう言って見送る 外は雪
 けれど 雲の厚さ 風の強さは
 少しずつ 収まる方向に見えて]


 ーーーーあと少し……きっと すぐ止む

[と 喉 声詰まらせながら 笑う]

[ルーツのくちばしから 手を離し
 聞いたばかりの音を 小さく口ずさむ
 (最初からずれた音だったが)
 ルーツが首を傾げて あ” あーと
 真似に満たない声を出す

 やっぱり 全然ダメだと ルーツの羽に顔を埋めた*]

(117) 2014/11/25(Tue) 09時頃

[涙の跡が見えるのを舌先で拭いたくなるのを堪えて、ディーンはニコラを見ていた。
未練。残る未練。それを思うと、胸に刺さる棘が痛くなる心地がする。

それを上書きするのは、喉に食い込むニコラの歯の感触だ。
食いつかれる感触に息を詰めて、ディーンは眉を寄せる。
思い出すのは、彼が腹の肉を噛んだときの熱と、ぎざぎざの傷に触れたニコラの手の感触。]

 ――…………。

[あさましく、腹の中をぶちまけたい。
臓物だけでなく、その更に奥にあるものも、全て。
しかしそれでもし彼が満足してしまったら?
残るかけら一つなく、この手の中から消え失せてしまったら?

薄く開いた唇は物言わぬまま閉じ、ディーンは言葉の代わりに、息を吐く。視線だけは、ニコラから逸らさぬまま。]


メモを貼った。


 

 うん、心配だね……

[ゆっくりと頷く]

 シメオンは……ディーンには会わないの?

[姿は見える。
 話もできるけれど、伝わってない気がしてゆるりと首をかしげ。
 立ち上がり、どこかへと向かう姿を見送った]


[どこからか歌が聞こえるけれど、それよりは。

 聞きなれたフランシスの子守唄が聞きたくて。

 フランシスたちの傍に戻ったときには、フィリップも弔いを済ませていたようだ。

 フランシスがフィリップへと歌うのを聞きながら、
 安らいだ表情で、瞳を閉じる**]


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/25(Tue) 13時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

>>122 ドナルドはずるい と
 思考交わす中でも 思い伝えた
 ……そう笑って言われたら もう
 否と言うのは難しくて 
 ラルフの少し控えめな 様子は
 きっと ちょっと強引なドナルドと
 相性もよく 噛み合っていたのだろうなと]

[ルーツと一人と一匹 課題がどうの
 話すフランシスと ドナルドを見る
 ……難しくないといいのだけれどと
 課される側の彼は 少し眉を下げた]

(130) 2014/11/25(Tue) 13時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[まだ低くなり切らない 掠れた声が
 低音に支えられて ふらとふらつきながらも
 よく楽曲を知る人が知れば
 かろうじて そうと聞こえる範囲まで
 一度 声を止めて また 歌う
 ーーー歌いやすい 不思議だと思う]

[フランシスとドナルドの考え知らずか
 ルーツは あ” あーと 歌とは言えない
 鳴き声またこぼして]

(131) 2014/11/25(Tue) 13時半頃

【人】 鳥使い フィリップ



 ……そういう やり方知らない……

[一度戸惑った手はどうだったか 保護者だったホレーショーより
 小さな手が撫でるのは まだ戸惑う
 それも 頭に 背に二つ
 より ルーツの背に顔を埋めながら

 ラルフもこの二つの手に甘えたのだろうか?
 かなり早い段階で 森で山で
 泣くことさえ 堪えていた彼は
 どうすればいいか ルーツの羽に
 顔上半分をあげて フランシスをじっとみた後
 フランシスの言葉につられ ドナルドをみ
 また ルーツの羽に顔を埋めた

 羽が湿ってきて ルーツが暴れ出したけれど]

(132) 2014/11/25(Tue) 13時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[フランシスが手伝いに行こうとするのを
 一人で と言うドナルドを一度みて]


 …………今の季節なら 兎くらいなら
 吹雪の直後は お腹すかして出てくるから……
 取れると思う……味付けとか
 欲しいなら あると食べやすい……かな

[山を降りる際の食料に
 いつも そうしていることを口にする
 自分はなれた味なのでいいが
 フランシスとドナルドは とったばかりの
 兎肉ってどうなのだろうと
 暴れるルーツから顔をあげつつ

 ラルフに報告に行こうかな どうしようかなと
 迷いながら彼はまだそこにいた*]

(136) 2014/11/25(Tue) 14時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/25(Tue) 14時頃


[歌は、かわらない。
まるで天上の調べ
透き通るように
それでいて柔らかに
深みと奥行きのある声音は
トレイルだけが奏でる事の出来るもの

地を這う有象無象のたてる騒音も
ここには無い

次元の違う世界に、トレイルは存在する。
故に、姿を見る事が出来るのは
同じ世界を知るものだけ。

声は響く。
全てに平等にまたたく
天上の星の輝きのように]


[花弁がきらきら砕けて。
そのまんま全部砕けちゃってもいいってくらいの自暴自棄。

きっと来世はもっといい子に生まれ変わって幸せな月の国で愛されて暮らすんだって。

だから君らもさっさと殺して殺されてしまえって
嗤って、あてつけまじりに抉った目玉。

それでもそのあてつけよりも
ただ会いたいって思いが上回ったから。
幸せだって思いたい君に愛されたいって
粘土味の欠片をかき集めて
こぼれるものをせき止めて。

固めた欠片で君に会いに来た。ただそれだけ]


 怖い顔。

[ざり、と。
ざらつく舌でディーンの額を舐めて、眉間に寄った皺をなぞる。
見つめてくる両目は、卵に閉じ込めたものよりもずっとずっと綺麗。
奥でくすぶる強請る色、それに目を細めて。

あんまりにも幸せだから、このまんま残った欠片も全部全部あっちに返そうかと思うし
きっとそうできたら、とびっきり幸せなまんま消えられるのに]

 ……捨てイヌみたい。

[可愛い、可哀そうな目をしてみる彼へ、ちょっと困って笑った]


[歯に残る、噛みついた感触。
口にするとそのまんま夢の世界に飛び込んでいきそうな、快感に近いおいしさ。
クリームを食べているような柔らかな肉の記憶を思い、唇を舐める。

それでも、彼が置いて行かれる子供みたいな顔をするから。
彼を残していけないと、そう思ってしまう。

彼の口をなぞって、笑いながら舌を人差し指と親指で摘まんだ]

 自分は置いてったくせに。ずるいなあ。

[彼の返事を邪魔しながら、彼を批判して。
指を離すと、よしよしと頭を撫でてあげた]


メモを貼った。


[誰もいらない
何もいらない

種を繋ぐ手段も
曇りつつあるシノワズリも


この声さえあれば。


それでいて、悲しみの響きにのせる
本物のように、郷愁混じった色は]


[誰彼問わず涙を誘う


万一
その歌を
聞くものが居ればの話]


 ……捨てイヌ、じゃない。僕は、

[捨てイヌなら、拾うのは誰でも良い。
幸せにしてくれるなら、誰にでも尾を振ってついていくことが出来る。
それとは違う、とディーンは緩く首を横に振った。
それから、そのまま続けそうになった言葉に羞恥を覚えて、先を飲み込んだ。

どうせ消えてしまうならばもう一度、肉を食い破られたい。
ちりちりと身を炙るような願いのまま、離れていくニコラの唇を見つめる。しかし、もう食べられてしまって、彼を一人にするわけにはいかない。
置いていかない、と、約束したのだ。]


 …………ごめん、なさい。

[舌を抓む指が離れてぽろりと口にしたのは、普段の堅苦しい口調よりも幾らか砕けたそれだった。
胸の棘を深く抉るような、寂しげな歌声が聞こえる。

舌の上に、まだニコラの皮膚の感触が残っている。
ディーンはごくりと唾を飲み込んで、頭を撫でる手を掴む。
離れたばかりの人差し指の先を咥え、指の腹を舌で舐めて、ほんの僅かに噛みつく。
目頭が熱い。
残るひとかけらさえ消えてしまって、それでも彼と共にいられるのだろうか。ずっと前に聞いたことのある歌声が、不安を煽り立てる。]


 ――…………。

[ニコラの人差し指を離して、ディーンはニコラの両肩を掴む。
ぐっと後ろに押し倒すようにして、自分より大きな身体の上に馬乗りになった。
貧弱な身体は、跳ねのけようと思えば容易に出来るだろう。

ディーンはニコラの顔をじっと見下ろす。
それから、自分がされたように、しかし傷つけないように加減をして、ニコラの喉に噛みつく。
柔く噛んで、離して、再びニコラの顔を見下ろした時。
ディーンの頬に、目から溢れた透明な雫が伝い落ちた。
戸惑いがちに、大きく息を吐く。

苦しい。]


メモを貼った。


[バーナバスが、ノックスの名前を出す。
 それに対するフランシスたちの反応にゆるりと瞬き]

 ……フランシスたちに危険がなければいいけど。

[ニコラやトレイルを失ったノックスがどう動くのかなんてわからず。

 喪失の痛みを抱えているであろうノックスを思う。
 けれど、嘆いている彼はみたくはないから、居間に向かうことはせず。

 彼もまた、どこかで幸せになれればいいのに、と思う]


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/25(Tue) 21時半頃


メモを貼った。


[醜いものは捨て去った
汚いものは、置いてきた

美しいものだけに囲まれて
光の中で、美麗な音を奏でる]


[音はいつしか、Requiemに変わっていた**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[ルーツが狩るだ 守るだ聞こえれば
 ちょっと ルーツの足の爪を見る 嘴をみる

 ……流石に無理じゃないかと 真剣に ルーツの足を捕まえ
 指でもんでみた 嘴でつつかれた]


 ……ドナルドも フランシスも 素敵な歌

[上手いのだろう けれど良し悪しは
 彼には図りかねるのでそうとだけこぼす
 ドナルドが照れ臭そうにするのは目を細めて

 自分の声に関しては むしろ拙すぎるを
 聞かれたのだと 今更自覚し
 フランシスの笑み ちらとみた後 
 またにルーツの羽に顔を埋め
 蚊の鳴くような声が「ありがとう」と告げた]

(176) 2014/11/25(Tue) 22時頃

メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ


 ホレーショーだったら 伝手 あったかな……

[さよならをした ホレーショーをおもいだし
 寂しげに笑みながら目を伏せて
 ……見世物商売の最中 動物使いに
 出くわしていてもおかしくないだろうと 思う
 けれど それを彼は学ぼうとしなくって
 …………今更の後悔 一つ
 羽に重さ続きで暴れるルーツを両腕で抱えつ思う]


 ーー…………うん

[フランシスの笑顔に見守られ
 ドナルドの言葉 >>156に まだ涙は残るまま
 こくりと頷いた 生きているのだから
 まだ 人であることにしたのだから]

(179) 2014/11/25(Tue) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[フランシスからジャムの音が聞こえれば
 そわと 夏から秋の果物の季節を過ぎれば
 なかなか食べられぬ甘いものに 軽く浮き足立って

 ただ 場所が 場所なので近づきたくないので
 貯蔵庫に行くのは任せる所存
 香辛料にもこくりと頷いた]

(180) 2014/11/25(Tue) 22時頃

[舌を出してこちらを見上げる彼は、どう見ても捨てイヌなのに捨てイヌじゃないらしい。
零れた唾液を指と舌の隙間に絡ませながら、ふうん?と首を傾ぐ。

赤い舌を、離して。

銀の糸の切れたとき、聴こえたのは子供みたいな謝罪の言葉だった。]

 ……怒ってるわけじゃないよ。

[嘘です。
でも本当です。

けど、言いたいのは。
僕が置いていったらそんな顔するくせに、自分は置いてったのは、ずるいなあ。
って、それだけ]


【人】 鳥使い フィリップ

[ーーーーけれど穏やかな時間はそこまで
 ノックとともに現れた姿
 ……その言葉 >>134に警戒心露わになる

 ナイフをいつでも出せるよう 下がるてと 姿勢と
 復讐を遂げたのに どろりとした感情が渦巻く
 じっと 涙が残る孔雀石が
 帽子姿に怒りを向け続けた

 が  >>162の言葉には ふっと背筋が凍った
 始めてノックスをみた時の
 十分育ったトレイルを幼子同然に扱う
 あの異常なまでの過保護にはじまり
 様々を思い出せば ぐと 口元を引き締める]

(181) 2014/11/25(Tue) 22時頃

[手が取られて。
瞬きを、ひとつ、ふたつする間に感じたのは、口内の空気と舌の柔らかさ。
後、固いエナメル質に挟まれる感触]

 わ、わ……っ

[キョトンとしていれば後ろに押し倒されて上に乗られて。
押し退けるまでもなく、煙のように抜け出すこともできたのだけども。
彼の見下ろす目が、あんまり苦しそうだったからやめておいた]

 ん……

[首に当たる、犬歯。
歯形も残さない捕食は、一度、食らいついただけ。
ゆる、と離れる体の代わりに、ぽたりと雨垂れが落ちてきた]

 なんで泣くの?

[手を伸ばして、濡れた頬を親指で擦って。小首を傾ぎ、問いかける]


【人】 鳥使い フィリップ

 それは……俺も同じだよ…………


 むしろ あんな奴のせいで 二人の手が 汚れるのもーーーいや

[帽子姿が立ち去る
 息を吐いて 警戒姿勢を解くと
 泣いてばかりの場合じゃない と
 拳で自分の目元を拭う

 険しい表情は ドナルドの声 >>177に さらに深まり
 ……いまは荷物にほおりこんだ弓 準備しておくべきか迷う

 トレイルに手をかけた そのことに悔いる気持ちはなく
 きっとそれは ノックスに刃を向けても同様だろうと

 トレイルの血の臭いで 憎悪対象の血は
 悪臭だと知っているのもあり
 ノックスに向けるのは 獣の衝動ではなく
 人間としての憎悪]

(186) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

 ……僕たちは、死んで、もうすぐこの姿も無くなって、
 ――……そうしたら、君を見失う気がして  怖くなった。

[庇護すべき者の手を一方的に離して、庇護されるべき子供を愛して、罪を犯させたにも関わらず、失うことを恐れてしまう。
手の中に何一つ残らずともおかしくはないはずなのに、それを思うだけで消えてしまいたくなる。
言葉にし難い、形のない不安を煽る歌声はテンポと曲調を変えて、今もなお続いている。]

 僕は、全部取り上げられても、 おかしくない
 そのぐらいのことを したんだ。
 ――……なのに、僕は今、幸せだ。

[望むものを与えられていることが、怖い。
許されていることが怖い。
瞬きの度にこぼれそうになるものを押し留めて、目の端を手の甲で擦る。] 


【人】 鳥使い フィリップ

 でも…………

[フランシスに諌められる]
[悪臭だったのだけれど と
 説明しようにも 理解が得られるか?

 ただ 透明な歌声が 曇りかねないのでは
 そんなことは避けたい >>183
 ラルフの好きな歌は 憶えるにはもっと
 歌えるようになるのはさらにたくさん
 聞かなければいけないのだから]

[論する言葉の拙い彼は ルーツを肩に乗せつ
 ドナルドと目が合うと苦笑を返した]



 ーーー早く 雪がやむといいのに……

[きっと それが一番の解決策だ]

(194) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

[ノックスの、ことは。
一目見たときからキライでした。
嘘。とても好きでした。
トレイルのことは。
一目見たときからバカにしてました。これは本当です。
でも好きでした。

いっそキライになれたら、苦しいこともなかったのに。

だから、こんなに好きだと。
苦しくなるのは、なんとなく分かります。
幸せって、辛さが増えること。

失うのはなによりも怖い]


 ねえディーン。聴いて。信じてね。

[ほろほろ涙を流す彼の髪を、ゆるく握って、指に絡ませて。
ほろほろ崩れて煙に還りそうな指を、もう少し、と留める]

 この姿がなくなっても、僕はディーンのそばにいるよ。
 ほどけて、なくなってもさ、また産まれてきて……。
 それで、またディーンと会って。
 今度は食べたり食べられたりしなくても、ちゃんと愛しあえて。
 僕もちょっとはいい子になってさ。


 だからずっと、幸せでいられるよ。
 大丈夫。

[怖い夢を見て泣いていたときに、ノックスがしてくれたみたいに。
優しく微笑んで、優しく囁く。
これしか、慰める方法は知らないの。

握っていた髪を引いて、涙に舌を這わせて。
宥める耳には、天上の音楽は微かにしか聴こえない。

てんしさまが歌ってるのかなあ、って。
ぼんやり思うくらいの、透き通った音色なのに]


【人】 鳥使い フィリップ

[殺伐とした話題の中で
 フランシスが 腰に手を当てて
 ドナルドも笑みをこぼしてる
 空気が和む ふっと 彼の肩から力が抜ける

 ーーこう言う空気が ラルフを育んだのだと

 謝られてしまって 慌てて首を振る
 面と向かって 心配と言われ ルーツを肩にのせたのは
 失敗だったと 彼は思う
 どんな表情をしていいかわからないし
 それを ルーツで隠せないから]


 えっと……大丈夫
 弓も ナイフも 使えるから

[ドナルドの過保護にこくと 頷きながら]
 視線は 窓の外へと向けた

(204) 2014/11/25(Tue) 23時半頃

[言い聞かせるようなニコラの声が、胸の奥に沈んでいく。
どちらが大人で、どちらが子供なのか分からない有様だ。
それでも彼の前で、良識ある大人の仮面を被るなど、もう出来ないだろう。

美しい声のレクイエムは、全てを終わりへと運んでいく。
恋であれ、物語であれ、命であれ、始まるものは全て終わりを内包している。
そして、全ての終わりは新しい始まりを生み出す。

ディーンは、しゃくりあげるように一度、肩を震わせた。]


 ――……君の言うことは、全て信じる。
 君は僕の唯一の太陽で、 僕の、神様だから。

 ……でも、一つだけ、お願いがある。
 この時間が終わって、君も、僕も消えて……
 それでも、いつかまた、君をちゃんと見つけられるように、
 目印を……僕に、くれないか。

 どれだけ時間が経っても、君が僕のもので、僕が君のものだと
 ……分かるような、証が欲しい。

[ディーンはさっきニコラがしたように、指に自分のそれよりも淡い色をした金の髪を絡める。
ニコラの唇に自分の唇を近づけて触れるだけのキスをしてから、その柔らかい箇所にゆっくりと歯を立てた。犬歯が、ぷつりとニコラの唇の皮を貫く。滲む血を、舌先で舐め取った。]


【人】 鳥使い フィリップ

[フランシスの声に 視線を一度転じて
 また 窓の外を見る]



 下山までの食料調達で

[人殺しのためにふるうよりも
 役に立つ時に ふるえるに越したことはない]


 食料とりにいかなくてだいじょうぶ?

[明るい声に 先ほど宙ぶらりんとなった
 話題一つこぼす
 警戒して 雪がやむまで 閉じこもるにも
 食料がないのは 無理があって]

(213) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ………………ジャム

[甘いものを忘れないで欲しかった]
[忘れていたらしきに けれど それもせんなしか
 来訪者の話に移ればーー息を吐く]



 …………ノックスの 味方するなら
 容赦はしない……

[味方をして こちらを害すなら
 あの人のことは全く知らない
 だからなんとも判断出来ず]

(222) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

[――もう「ばいばい」は終わったから。
そう、答えた。"自分"の前で。

消える瞬間、鮮やかに蘇る記憶。

簡単に開いた扉の前、白い空気に、熱を持たぬ息をほう、と吐く。
もう赤くならない指先は、
今だけは静かに降る雪が、透けて見えた]


[それが最後の意識。
踏み出した足は、雪を踏まずに
開いてなどいなかった扉は、固く閉ざされたまま。

春を待たずに溶けた命。
何も残らず、何も遺さず
かつて流した涙のように、ただ、自分だけのために。

短い死を、終えたのだった**]


メモを貼った。


[歌は。
聴こえる天上の音楽は、遠い。

愛しい人のためだけにかき集めた破片。
ディーン以外のものを感じることが、少し難しい。
その代わり、ディーンの感触はクリアだ。

髪に触れられ、心地よさに目を細める。
目印、なんてなくたってちゃんと見付けてあげるのに、とは思ったけども。
不安そうな彼がとても可愛かったから、願いを叶えてあげたくなる]

 んに……

[何度目か数えるのも億劫なほどの、何度目かのキス。
ちり、と唇に熱が走って、鼓動のない血が流れた。
唾液で薄くなった血を乗せた舌を、追いかけて舌をあむりと食んで。

口を離すと、彼の左手を今度はこちらが引き寄せる]


[口を開いたら、獣らしい牙が光った。
彼の左手、その薬指を根元まで咥えて。
がり、がり、と。何度も噛み付く。
食いちぎるまではいかないが、それに近い顎の力。
何度も何度も、少しずつ角度を変えて噛み付いて。

やがて、唾液と血で濡れた指を口から出せば。
薬指の根元は、骨が露出するほど肉が削がれていた。
その骨も、歯で削られてところどころひび割れている。
生きていれば、一生の傷になるほどに、深く]

 ……目印になってくれるかな?

[ちゅ、と指先にキスして]

 死が二人を別とうとも……なんてね。

[それとも首輪の方がよかった?なんて、イタズラっぽく上目遣いで笑った]


【人】 鳥使い フィリップ

 ーーー危ないこと あったらよんで

[フランシスががっつり ジャムを連呼する様子に
 これならジャム安泰と 安堵の息を吐く
 
 危険の可能性を考えれば 3人で動くべきだが
 貯蔵庫のそばは どうしても気が進まず
 二人がでたら ラルフのところ行こうかな と
 ノックスの姿をみていないのもあり
 警戒感何処か薄く


 フランシスの語る 来訪者の話には
 軽く眉を潜めた
 ーーーー安心は出来ない人 と
 認識を決め打ちつつ]
[仲睦まじいドナルドとフランシスには目を細めて]

(227) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーー……冬は 甘いの貴重

[夏ならば果物で食べられるから
 ここまで執着しなかったが
 いまは冬 それも吹雪の中]


 …………脚 射抜く?

[後ろ斜めに背負った荷入れ そこに入れてある
 弓を出すべきかと 背に手を回しながら


 発想が物騒だった]

(232) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

[僅かな血の味に、舌を食まれてニコラの唾液の味が混ざり込む。
それが感じられなくなる前に、口の中に収めて、嚥下した。

ニコラの手が、左手を浚っていく。
ニコラはいつでも、望むものを与えてくれる。
彼の開いた唇の奥に光る牙を見、それが待ち構える空洞に薬指が飲み込まれていく様子に、ディーンはぞくぞくと背中を震わせた。]

 ……っあ、 ぅ、

[肉の少ない、硬い部分に歯を立てられるのは、腹の肉を破かれるのとも眼球の抉られるのとも、痛みの質が異なっている。
骨を揺らし、神経が削られるような感覚にディーンは熱のこもった吐息を漏らした。
痛みと熱は、一度きりの食まれる喜びを思い出させる。
消えて、生まれ変わって、また彼と出会うとして、この性分は変わらないままなのだろうか。
ふと、そんなことを思った。]


 ――…………は、ぁ

[ぬるついた感触と共に解放された指からは、薄い肉がすっかり削がれていた。
唾液で薄まり、淡いピンク色にも見える血液が滴り落ちていく。
自分の右手が汚れるのも構わず、ディーンは遺された証を掌で包み込む。
それから、ふ、と小さく笑うかのような息を吐いて。]

 ……ニコラ、君は案外、ロマンチストなんだな。

[ゆっくりと口角を持ち上げて、淡く、微笑んだ。**] 


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

 えっとーーー今 あの周囲にある匂い
 ちょっと俺 無理ーーー

[こく とドナルドの呼べに頷き
 フランシスの問いには 申し訳なさそうに
 それでも やはりあの吐き気がする臭いは嫌で]

[野性味溢れる生活は
 蜂蜜は命がけの産物 砂糖や菓子も縁がなく]


 …………どれも 作れない ーーーシロップ漬け

[あげられる甘そうで美味しそうなは
 ちょっと現実味遠いほどの 貴重に同意する
 フランシスに頷き返し
 シロップ漬けに至っては それもあるのか
 と貯蔵庫を漁らなかったことを後悔し始める
 でも それでも 貯蔵庫のあたりは行きたくなかった]

(241) 2014/11/26(Wed) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[さらに物騒と言うか 獣になりそうな
 ドナルドの言葉と まだ その方がいいという
 旨の発言と
 フランシスのストップ 全く違う意見に
 背中に回した手は 弓を掴みながら
 引っ張りさせないまま]

 えっとーーー殺さない よ?

(242) 2014/11/26(Wed) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ………………
 …………ーーーー


 甘いものは食べたい

[フランシスの問いに 背中に手を回したまま
 しばらく考えて ルーツを一度みて
 ぽつと そうこぼす]

(244) 2014/11/26(Wed) 01時頃

フィリップは、二人の仲睦まじい様子をみながら部屋を出る

2014/11/26(Wed) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 ーーー…………?

[そのまま すぐ近くの ラルフがねている部屋に
 行くつもりだった

 が 何かが動き回る音ーーー走っている?気配に
 ゆるく首を傾げる 一体なんだろうと

 弓まで出すほどではないだろうと思い
 ふらりと 足音の方へ]

(248) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 「……ジャムも蜂蜜もーーー楽しみ」
 と ドナルドに告げつつ

 フランシスの誤解に 説明も難しく
 頷いたけれど……続いた言葉
 街ーーーにうっ と怯む
 甘いものは気になる けれど街
 葛藤は表情にもありありと]




 味方されたら厄介だと思って

[彼自身 トレイルを殺しただけに
 思考は自然物騒な方に流れつつ
 フラフラっと歩きだす]

(252) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[近づけば話し声聞こえる 
 ーーー先ほどの来訪者……バーナバス の声
 表情が硬くなり 肩のルーツを防寒着の胸元に入れる
 何時もの狩のスタイルーーーー

 先ほど フランシスには止められた
 ドナルドには噛み付くよりましと
 言われた 弓をそっと荷から引き摺り出して
 矢も一本引っ張り出し 静かに死角を探し移動する]

(254) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

フィリップは、ベネットことフランシスに来たい込めて頷き手を振った表情とは全く別の

2014/11/26(Wed) 01時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/26(Wed) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[じっと死角で息を殺す
 その時聞こえたのは >>258の声
 たしか ラルフと一緒にいて 先に上へ行った
 赤毛の…………

 保護者と被保護者の関係らしき
 だけれど 赤毛曰く ノックスの方が
 大事なーーーー弓を引き絞って]


 ーーーー貴方も ノックス同様
 悪い保護者なの…………?

[そういいながら 姿を現した
 ……赤毛のが 悪い保護者に 憤ってる?
 そう 彼は誤解して]

(259) 2014/11/26(Wed) 02時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/26(Wed) 02時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[フランシスとドナルドが 仕立て屋のこと
 ……フランシスの内心では硬い服装についてまで
 思いが伸びている時
 当の彼は 他者に対して 矢を向けていた

 人を食らう獣は 人の命に対し 鈍感で
 扱いがーー軽い……いや ここ数日で軽くなったのか?

 彼自身がホレーショーに恋慕系の感情は抱かないから
 恋慕の理解ができていない彼にはフランシスとドナルドも
 仲がいい よう保護者と被保護者にしか見えず
 ディーンも知っている姿は マグカップに温かいものを
 入れてくれた姿は いい保護者にしか思えず


 ーーー被保護対象を煽り 性的に接触した”悪い保護者”
 それはノックスに集約され また
 目の前のバーナバス近すぎる距離に そう錯覚した]

(268) 2014/11/26(Wed) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[だから その”悪い保護者”を 被保護者が庇ったことに
 彼は驚いたーーー例えばトレイルは
 ノックスを庇ったことはあっただろうか?
 ノックスから逃げ出し 自分からも逃げ出し……

 指先が滑る 狙いをしっかりとっていなかった矢は
 当初の予定では バーナバスの脚を
 狙っていたのだがーーーーーーー**]

(269) 2014/11/26(Wed) 03時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/26(Wed) 03時頃


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:フィリップ 解除する

生存者
(4人 36促)

フィリップ
47回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
客席
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.101 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび