人狼議事


175 Arco Mondo -初夏の訪れ-

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視点:


-- 前日、ミイユの住処 --

[漸く体は解放される。なのにそれが、なんだか少し。]

 (寂しくなんか、ない…っ)

[赤い顔をぷるぷると振ってから降りた。
 奥の、服やタオルをおいてある場所へ向かい、なるべく大きい綺麗なものを持ってぺたぺたと戻る。]

 ふ、く…… おっきいのない、から…。

[マトリカリアの匂いのついたタオルを押し付ける。
 脱ぐのか、脱ぎたいよな、でも脱ぐのか、ここで。
 少し睨むような顔になったのは恥ずかしいからだ。
 だって上半身だけでもあんなにどきどきするのに。]

 …きがえ、る。

[覗くなよ、という視線を投げてから。
 しかし大きくもない住処だ、少しだけ離れた位置でちらちらと様子を窺っている。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[感じていた重みと熱がなくなるだけで、
 半身が引き離された様に感じる。
 初めて知った感情はずいぶんと重症だ]

 おー、ありがとう。

[流石に服は無いだろうと思っていたが
 タオルを借りれるだけでも十分だ。
 ミイユの匂いだろうか、爽やかな香りがふわりと漂う]

 (見るなってことか?)

 (見たいけど)

[家主を怒らせるのは得策ではない、
 諦めてミイユに背を向けて服を全て脱ぐと
 タオルで改めて全身の水分を拭い去る。
 結ってあった髪も一度解いて、ざっと拭けば良いだろう]


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/05/17(Sat) 02時半頃


[ありがとうが耳に届けば、ふるりと頭を振る。
 たった一言が、じわりと甘い。]

 っ、!

[別に見ようと思っていた訳じゃない。
 ちがう、断じて違う。
 向けられた背が振り返ったりしないかと、視線を向ければ
 まるで振り向いたのはミイユの方。
 髪を解いた後ろ姿を、黒い瞳が捉えてしまった。
 どきりと心臓も体も跳ねて、慌てて後ろを向く。
 やがておずおずと自分も服を脱いで体を拭きはじめた。]


[ミイユサイズの服は借りられないので
 着てきた服が乾くまではタオル一枚で過ごさねばならない。
 腰に巻き付けておけば良いだろう。
 次いでまだ少し濡れたままの髪を結い直す]

 (もういいかな)

[そっと背後を伺う、ミイユの背中が見えて
 身体を拭いているのが見える。
 やはり自分よりもずっと白くて綺麗な肌だ。
 ――触れたい]


[タオルが水を吸いとっていく。
 ふかふかで気持ちのいい肌触りと、マトリカリアのリンゴのような香り。
 髪を拭いて、体も撫でて。

 ふっと、視線。(
 けれどもし振り返ってさっきのようになっては行けない。
 視線に気づいてないように、体を拭いて。
 動きはどこかぎこちない。]


視線に気づいていないらしいミイユを
 少しだけ見つめてから顔を反らせた。
 このままでは抑えられなくなるのも時間の問題か
 そうしたらまたミイユに蹴られるだろう。
 せめて嫌われない様に気をつけなければ]

 ミユ、濡れたのは干したいんだが。
 もういいか?

[背を向けたまま見てなかった姿を装って声を掛ける。

 それからは慎重に二人の時間を過ごした。
 改めて同行を願うと使者である話を聞いて
 自分がとても先走ったような気がしたり。
 服が乾いて落ち着いて、手順も確認して。
 もう一つやり残してあることを済ませたらもう、船*]


―船にのる前―

[ミイユが使者だと知って乗船の直談判したのち、
 トレイルも使者だと知らされてとても驚く羽目になる]

 トレイルはもう一人で平気だと思うから先に行く。

 俺が居ないから悪戯し放題だけどな、
 夜はきちんと家に戻って寝るんだぞ。

 もう子供じゃないって言いたいなら、
 約束を守れて初めて一人前になる。
 妖精なら当然のこと。


[実際は見ていない間にどうしようと知り様もないが、
 一人残さなければならない不安も強くて
 思わず口調は強いものになる]

 ……トレイルが成長したって俺が安心したいんだ。

[甘えたな息子は、理解してくれるだろうか。
 それとも昨日のように感情を見せるのだろうか。
 どちらにしてもいつも通り髪を撫でて
 小さくごめんな、とつぶやきを落とした**]


メモを貼った。


[ぎこちない動きで、服まで着替え終わる。
 声がかかってから、ゆっくりと振り向いた。
 どうやらいいと云うまで、こちらを向いてはなかったらしい。
 背を向けたままのジェレミーに、疑って申し訳ないと貸すかに眉を下げた。

 ───ほ、す。

[濡れた服は預かって、洗って干しておいた。
 洗うときに顔を赤くしていたのは、また別の話。

 二人での時間、会話は少なかっただろう。
 けれど確実に昨日よりも、声を出す回数は増えている。
 表情も無表情が多いが、少しずつ色を見せ始めていた。]


 ぼ、く 夏の使者 ──なん …だ。

[一緒に行こうと改めて云われたとき、ぽつりぽつりと言葉を落とした。
 話すのにどうしても言葉が詰まって、時間がかかってしまうけれど。
 どうしても言葉で伝えておきたかったから。]

 連れて……いけたら、って…思って、て。
 ……でも、…一緒に  いき、たい
 ──だ から

[真っ直ぐに見つめる。
 黒の瞳は逸らすことなく、彼を見つめて。]

 明日……あ、さ。
 迎え、に ──く、から…

(一緒に、連れていって。)
(夏を届けに。)


[そして夜、彼とは一時離れることになる。
 ミイユは手紙を書き付けて、白い鳩の足にくくりつけた。
 ほかの夏の使者へ、ジェレミーから自薦があったことを伝えるためだ。]

 『夏の使者へ』

 『ジェレミーから自薦がありました。
  任せられる人だと思うから、ぼくは彼を選びたい。
  明日の朝、彼を連れてぼくも船に乗ろうと思う。
  わがままをして、ごめん。

  ───── Miyu=Ma=Argento.』

[飛んでいく白鳩の一羽は、ジェレミーのところにいくのだろう。
 トレイルは初めてあったときのように、困惑と警戒を見せるだろうか。
 一種の嫌悪を、やはり、向けられるだろうか。
 そして暫く離れる寂しさに、あの腕の中へと
 自分より素直に、飛び込んでいくのだろうか。]


 
 (寂しく、なんか。)

[外では森の見張り番が、ホゥホゥと鳴いている。
 動物も寝床に帰る時間は、昨日の昼下がりとも今日とも違う。
 誰もいない、傍にいない。]

 (───さみしい。)

[湖で、抱き締めてくれたことを思い出して。
 布団をぎゅうと、抱き締めて眠った。
 翌朝には会える、だから。]

 (寂しくない、へいき。)

[そう、言い聞かせて*]


-- 翌朝、船の入り口 --

[朝になり、いつものように水浴びを済ませてからジェレミーを迎えに行った。
 赤きつねの背に乗せてもらい、彼のうちへ。
 見送りもあっただろう、その間は静かに邪魔にならぬように口を噤んで。

 いざ、船の入り口までやって来て。
 ちらりと、ジェレミーを見上げた**]


メモを貼った。


朝迎えにくる、その言葉を胸に抱き締めて
 (今度は迷わずに)家に帰った。

 太めの紐を手に作るのはサンキャッチャー、
 朝になれば窓から差し込む光が
 部屋のなかをキラキラさせてくれるもの。

 明日トレイルがビックリするようにと
 カーテンの向こう側に仕掛けておく。
 それから使者あての鳩が来て驚いたり
 ミイユを乗せた赤狐に驚いたり、
 驚くようなことは続いて]

 行ってくる。

[出発の言葉はトレイルへ。
 それ以降の意識はすべてミイユへ。
 姫をエスコートするように恭しく手を差し出し
 ……乗せてくれなければやや強引に掴んで
 二人で船へと乗り込んだ]


―船の中―

[先に乗っている使者の話によると、
 昨日あれだけ大騒ぎしていたサイモンは
 与えられた個室に引きこもっているらしい。
 それから同じく乗船するロビンには会えたかどうか]

 案外広いな。
 船って言うから狭そうなのをイメージしてた。

[個室を与えられるとは聞いていたけれど、
 我が儘を通した分のツケは回る。
 ミイユと二人で部屋を使うようにと言われ
 嬉しいが恥ずかしがりの彼は怒らないだろうか?
 それでも一緒に居ていいと言われたら
 喜色が滲んでしまうものだ]


 
 ……同棲、するみたいな。

[思わずぼそりと呟くが、
 片付け出来ない魔窟に住んでいるのは知られている
 ものが少ない内はきちんとしたミイユがやや優勢、か?**]


メモを貼った。


-- 船の中 --

[手を差し出されて、恥ずかしさに乗せることを迷っていれば掴まれてしまう指。(
 乗り込んだ船の中、きょろきょろと見回しはするけれど
 意識は繋いだ手にほとんど持っていかれてしまっていた。
 怠惰の妖精の姿はない、部屋の中に籠っているようだ。(
 ロビンに会えたなら、唯一顔見知る彼に挨拶くらいはできただろう。
 勿論、声を出すのは極力少なかったが。]

 ───、……。

[聞くと、部屋はジェレミーと同室になるという。
 その時は深く考えることなく、ただ傍にいられることが嬉しくて
 こくりと黒髪を揺らして頷いた。]


[部屋にはいれば、ジェレミーの声がひとつ響く。()]

 (同棲……。)

[船に向かうよりも前。(
 赤きつねの上から聞いた『行ってくる』の言葉を思い出す。
 真っ直ぐに向いた言葉は、あの子供に向けられていて。
 そこには少しでさえ、入る隙間もなく思えた。
 あの時、口を噤んでいたのも目をそらしたのも、そのせいだ。

 羨ましい。
 そんな穢い心を吐き出さないように、口を固く引き結んだ。]


 …………。

[昨日よりも少し離れた位置に、座る。
 どこか緊張しているのもあったけれど。]

 (ぼくは。)
 (ただいまも、行ってきますも。)

[聞けないんだろう。
 そんな風に、思ってしまって。
 せっかく傍にいるのに、俯いてしまう。]

 (───さみしい。)

[きゅうと、腕に巻いたまま返せていない紐を握る**]


メモを貼った。


[使者に選ばれた候補者たちが揃うまでは待機と言われ
 自室でもミイユ部屋でもないところで二人きり。
 ミイユの座る距離が遠くて、
 本当は無理をさせたのかと心配にもなる。

 大丈夫だと何度も言わせてしまったトレイルも心配で
 何度も振り返りそうになったのも事実。
 本当はまだ子供で、甘えたがりで、
 そんなトレイルを甘やかして実は甘える。
 二人だけの生活がとても満ちていたから
 其のままでずっとあるのだと思ったこともあって。

 それでも、二つしかない手はミイユに使いたい
 親になってはじめての我が儘を息子に押し付けた]


[自分もまだ大人になりきれていなかった、
 そんな後悔と罪悪感を胸にしまい込んで
 せめて帰ってきたら目一杯の我が儘を聞こうと誓う]

 (さてと)

[目下悩みと言えばミイユとのこの距離。
 一緒に来てくれた事で嫌われては居ないと思うが、
 こちらの気持ちもなにも伝えていない。
 筒抜けだとしても、口で言うべき、だろう]

 俺は、ミユが一緒に来てくれて本当に嬉しい。
 俺は君のことが好きだから。

[距離は詰めないまま俯くミイユへと声をかける。
 少し震えてしまったかもしれないが、
 はじめてだから仕方ない]

 これだけは言わないとって、思ってな。


 でも、同室が辛いなら言ってくれ。
 俺はどこかに部屋を借りてくるよ。

[このままでは普段の癖でミイユを抱いて寝かねない。
 湖で暴れられたようにされるかもしれないし、
 無理強いもしたくはない。
 くっついて寝たいのは本音だが]

 触られるのも苦手なら、しないようにするし。

[髪に触れて香りを吸い込み、
 頬を撫でて身体を抱き締めたい。
 あまつさえ自作の紐で飾ったら……

 なんていう下心は全て封印だ**]


メモを貼った。


[沈黙の間に襲われるのは、声なき声の言葉の渦。]

 (ぼくといたって)
 (トレイルのこと心配する。)

 (当たり前じゃん。)

 (抱き合って、頭を撫でるくらい)
 (仲がいいんだ。)

[笑い声から生まれ、気がつけば森の奥に独り。
 家族なんていなかったから、わからない。
 ジェレミーとトレイルの関係性を、なんとなく知識では把握していても
 淡すぎる知識は心まで納得させるには不充分だった。]


 
 (や、だ。)
 (今日も、あえたのに。)
 (明日も、あいたいのに。)

[こんな仮の同棲みたいなのじゃなくて、いっそ。
 そう思えば俯いた顔が、うっすらと眉間にシワを寄せた。]

 (無理だ、そんなの。)

[何を自惚れているんだ、と。
 たった一度、誘われただけで。
 あいたいと、あいたかったと云ってくれただけで。
 そんな時に聞こえるのは、何処か少し震えたような声と言葉。()]

 (───す、き?)

[距離は遠いまま、顔を上げて向けてしまう。
 それは、どういう感情なのか。
 ミイユは自覚さえしていないのに。]


 女の子、じゃ… ……な、 …い。

[きっと勘違いしているんだ。
 体を見られていたことも忘れて、呟きが落ちる。
 思い出す、遠い昔の些細な出来事。
 そのせいで声はどんどんと失われていった。]

 (やだ、一緒にいたい。)
 (傍にいてほしい。)
 (触られるのも、嫌じゃない。)

[そう云いたいのに声は出ず、首を振ることさえも出来なくなって。
 指先が冷たくなってくるから。
 痛いくらいに、自分の腕を握った。
 細い紐に触れていないと、バラバラに壊れてしまいそうで。]


メモを貼った。


 ああ、ミユは女の子じゃないね。
 それでも触りたいとか傍に居たいって思ったんだ。

 あとは、ミユが親しくするのは俺だけでいいとか。

[動物にだって嫉妬する、
 ずっとミイユの傍に居て声を聞いていたなんて
 羨ましい、俺もそうしたい。
 いっそ動物に成れたらいいのに]

 もっと色々なミユを隣で見ていたい。
 これからはずっと、手の届くところに居てほしい。

 だから、ミユが好きだ。

[これでもまだ想いは届かないかな、
 ミイユを見つめ返して自信なさげに眉を下げた]


メモを貼った。


【人】 掃除夫 ラルフ

おんなじ気持ちだね。

[抱き着いたままでヤニクの手を握ったり、指を絡めたり。>>6
離れてもまたすぐに触れる手と手は触れていたいと言った言葉そのままを表すようで。>>3]

迷惑なんかじゃないよ。むしろ嬉しいんだ。

[迷惑かは僕の台詞だよとくす、と笑ってみせた。好きだと自覚しても何をしていいかまでは分からなくて、でもこうしてぎゅっとしているだけで幸せで。意識しすぎて顔の近さに赤面するのは大変だったけども、それもまた楽しかった。]

ね。ヤニクさん。……もっと調子に乗っていいよ?

[口ごもり立ち上がったヤニクへ悪戯っぽい口調で唆す。
こんな状況でもお腹は空くもので。鳴ったのはどちらの腹の虫だっただろうか。笑い合い、帰ろうかと手を握る。今まで何度も握ったことはあったのに、不思議と胸の奥が熱い。そのせいか二人の間に沈黙が落ちても苦しくはなかった。
帰宅してヴェスパタインへと礼をしたヤニクを見て、意図は分からなかったが微笑んで自分も同じように頭を下げた。目が合う度に固まったり、はにかんだりする自分らを見たヴェスパタインの悟ったような視線に苦笑したり。夕食の準備を手伝うと申し出た彼には野菜を洗ったりして貰った。]

(26) 2014/05/17(Sat) 19時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

ずるいなあ…。僕が先に言おうと思ったのに。
まあいいや。一緒に寝よう?

[ご飯を食べ、しばらくすれば夜も更ける。裾を引っ張り一緒のベッドに寝ようと誘おうとすれば先に誘われてしまった。笑顔を添えて二つ返事で応じ、温かい布団へ入る。高揚もあったが安らぎの方が大きく、すぐに微睡んでしまう。
>>7 ヤニクがベッドを去ることにも気付かず、しかし掴んだ服を一瞬だけ引っ張る。眠っているから外そうとすればすぐに外れてしまっただろう。]

(27) 2014/05/17(Sat) 19時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/05/17(Sat) 20時頃


 ──っ、!

[触りたい、傍にいたい、親しくするのは、なんて。
 まるで同じような感情を言葉にされて。(
 じわと涙が溢れそうになる。
 泣くなんてしたくない、でも瞳は逸らしたくない。
 きゅっと眉間にシワを寄せた、無表情ではない顔を向ける。
 まっすぐ向けた瞳は、滲んでいた。]


 き もち…わる ……く、ない?

[昔から大人しい妖精だった。
 初めて街に行ったとき、声を掛けられたことがある。
 優しくて、王子様のように振る舞う相手だった。
 女の子と間違えて声をかけてきたその相手は、ミイユの声を聞いて
 男とわかった瞬間、気持ちが悪いと云って離れていった。

 ほんの些細なことだ。
 けれどミイユから声や表情を奪うには充分だった。
 女の子のような顔が気持ち悪かったのか。
 顔に似合わない声が気持ち悪かったのか。
 なにもわからないままに拒絶された、小さな出来事。

 男と知っても、ジェレミーは好きだといってくれる。
 どうしよう、どうしよう、胸が痛くて苦しくて張り裂けてしまいそうで。]


 
 
 
 す、き。
 
 
 


[滲む瞳のまま、ジェレミーを見つめる。

 触れたい。
 なのに怖くて、二文字を口にするのが精一杯だ。
 距離を縮められずに。

 けれど唇を動かした言葉は、自然と。
 泣きそうで、柔らかな笑顔を見せていた。
 もっと笑えと、彼が云ってくれたから**]


メモを貼った。


【人】 掃除夫 ラルフ

[お日様の様な暖かさに包まれたように、深い眠りへと落ちる。
それこそすぐ隣で叫び声が上がっても瞼をぴくりと動かした程度の反応しかない程に。>>25
ただ、起きているかを確認される間に眠りが少しずつ浅くなっていく。呟きに賛同しようかとした矢先、近付いた気配に固まった。]

……うわあ。

[気配が充分遠くに消えてから声を漏らした。額への感触はハッキリと残っていて今のが夢なんかじゃないことを知らせてくれる。分かりたくもないのに、顔が真っ赤なことは鏡を見なくても分かった。]

心臓、止まるかと思った…。

[胸の上を握り締め、必死に鼓動を押さえようとしたがそれも叶わず。ベッドに残った温もりを手で撫でると落ち着くどころか更に酷くなる。無理矢理深呼吸をして何とか起き上がろうとし]

……また、

[揺らぐ視界。ずきずきと痛む頭を押さえれば、チヴェッタの中に見知った顔が増えたことを知る。ロビンはお菓子を見つけたらしく美味しそうに頬張っていて笑いが零れる。
傍の部屋には一人ではなく二人の姿。ジェレミーと見知らぬ黒髪の妖精だった。何だか幸せそうで、空気がきらきらとしてた。いつも女の妖精といる時のジェレミーとは違う表情だった。]

(29) 2014/05/17(Sat) 20時頃

ミイユの表情が涙を堪えるものに変わる。
 泣かせたい訳ではなかったけれど、
 こんな表情まで隠さずに見せてくれるミイユが愛しい]

 気持ち悪くない。
 ミユが可愛く見えて仕方ないんだ。

[強いコンプレックスを抱えているのは解る、
 自分も見た目通り軽いとよく言われてきたから。
 最近では半ば軽く振る舞ってすらいた]


[感情が高まる、というのを初めて体感した。
 落とされた立った二文字の言葉が
 今すぐ空に飛び上がりたくなるほどに歓喜をもたらす]

 ミユもすき?
 良かった、ドキドキして少し怖かった。

涙が浮かぶ瞳を見つめ返す。
 真っ黒の中にきらきらした色が反射してとても綺麗だ。
 浮かぶ笑顔は、今まで見たどんな表情よりも心を鷲掴みにした]

 もうちょっと近づいてもいいか。
 できれば触れられるくらい近く。

[いきなり抱きしめたらまた驚かせてしまうだろうし、
 此処は一歩づつ歩み寄ってみるつもりで。

 男であることなんて問題ないという証明も
 すぐに見たら筒抜けになるだろう。
 それぐらい今は嬉しさを隠し切れない表情をしていた**]


メモを貼った。


【人】 掃除夫 ラルフ

[ベッドの縁に座って足をばたつかせながら考え事をしていた。チヴェッタに乗ってしまえば帰ってくるのはしばらく後になる。その間離れてしまうのは寂しいが、ヤニクか自分のどちらかが推薦されて選ばれる可能性は否定しきれない。
でも、選ばれて半ば強引に連れて行かれるくらいなら、自分から立候補して一緒に行ってしまえば良いんじゃないか、と。
そうすれば離ればなれにもならずにいられそうだ。だが、]

……夏の使者さんが誰か分からないのがなあ。

[知っていることは妖精の世界の夏の大臣から直々に選ばれたことくらい。誰かに聞いたところで答えてくれたりするのだろうか。折角思いついた妙案だったが、即座に頓挫してしまう。
そんなことよりご飯を作ろうとベッドから降りた時にちょうど考えていたばかりのヤニクがやってきた。>>31]

あっ…おは、よう……。

[額の感触が蘇り、顔を赤くして視線を彷徨わせた。]

(32) 2014/05/17(Sat) 21時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[お互いに顔を赤くするなんて変なの、と思いながらもそれが何だか嬉しくて微笑んだ。>>33]

ん、ご飯?作ってくれたんだ…ありがとうヤニクさん。

[思った以上に考え込んでいたらしい。ご飯が出来ていると気付けば美味しそうな匂いが漂って来た。]

食べよっか。どんなもの作ってくれたのかちょっと楽しみ。

[するりと隣を通り過ぎると早く、と急かすように手を伸ばしてテーブルに着こうと。
>>32 テーブルの上には出来上がった朝ご飯が乗っていた。感動のあまり手を小さく叩いてはしゃぐ姿はいつもより幼く見えただろうか。]

(35) 2014/05/17(Sat) 22時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[朝からこんなに元気でヤニクは呆れてないだろうか。
だがその表情を見れば大丈夫そうだと口許を緩める。>>36 ]

大したものじゃなくても、嬉しいよ。
だってヤニクさんが僕のために作ってくれたんでしょう?
っと、ヴェスパタインさんのためにも、か。

[調子に乗りすぎだ、と掌で頬を叩いた。手を合わせていただきますの挨拶をし、ホウレンソウを口にする。ちょうどいい炒め具合なのと、作ってくれたことが嬉しくてシンプルなのに自分で作った物より美味しい気がした。]

ん?なあに。サイラスさんの所?良いよ。
……離れたくないなんて、ヤニクさん子供みたい。
デートみたいで嬉しいから良いけどね。

[前置きなんてしなくてもいくらだって聞くのに、と思ったが言い過ぎたらまた照れてしまいそうだと飲み込んだ。代わりに言った言葉のせいで同じことになってしまうかもしれないが。]

(37) 2014/05/18(Sun) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[フォークの動く手が止まらなくて、ヤニクの視線を感じて手を止め首を傾げた。>>38]

あ、ごめんね心配かけて。でも平気だから。

[添えられた手が嬉しくて、自分の掌をその上から重ねて頬へと押し付ける。手を繋ぐのもいいがこうやって触れるのもまた楽しいと新たな発見に目を瞬かせる。]

それに僕も何だかんだでヤニクさんいないと心配だから。
一緒にいたくない理由もないしついて行くよ。

[どこにでも、と言おうとして小さく呟いた内容につい噴き出してしまった。自分よりうんと年上なのに、子供っぽくて、でも優しくて。そういう所が好きだなあとじんわり思いながらヤニクを見つめていた。]

サイラスさんが夏の使者?
だとしたら、僕も用があるかな…聞きたいことあるし。

[何でサイラスが使者だと思ったのか。ヤニクは何を聞いて何をするつもりなのか。ぐるぐるとそんなことを考えてハムエッグを口にする。美味しいと言いながら出した結論としては、思考停止。どうやらヤニクの癖が移ったらしい。動けば何か起こるだろうと楽観的に考える。]

(39) 2014/05/18(Sun) 00時半頃

[浮かんだままの涙は言葉に一、二粒落ちる。(
 気持ち悪くないと、云ってくれた。
 こんな自分を、気持ち悪くないと。]

 っ ──!

[床をぱたぱたと濡らして、瞳はそれでもそらさない。
 ただ一人、たった一人を見つめ。]

 ……す、き。
 昨日、あった ばっかり──なのに

[触れられるくらい近く、と云われて。(
 首を横に振れるわけがない、自分から近づくこともできない。
 じっと見つめて、きらきらと光る黒い瞳を向けて。
 ほんの少しだけ、手を伸ばした。

 触れたい。
 傍に、いたい。]


溢れる涙を拭おうと手を伸ばす。
 そっと頬に触れて、指先で雫をすくい取った]

 こうやって触ったり、他にも……
 色々とね。

[するよ、と小さく付け加えて伸びてくる手を取る。
 そのまま腕の中へ迎えようと軽く引き寄せた]


[延びてきた指先が頬に触れる。
 涙の粒を掬い上げて、肌を撫ぜていく。(
 触れあえばびくりとするけれど、逃げはしない。]

 っ、ぁ

[他にも、するよと告げられて。
 逃げ出したいくらい恥ずかしい、暴れだしてしまいそうなのに。
 伸ばした手は掴まれて、引き寄せられた。
 そのまま、きゅぅっと抱き付く。
 恥ずかしくて顔はあげられない。]


 ――やっと捕まえた。
 今日は暴れないでくれよ。

[顔は見えないけれど仕方ない、
 抱きしめられるだけでも随分な進歩だと思う。
 ミイユを腕の中に閉じ込めて囁くと、
 ついでにちらりと見える耳に唇を落とした]

 ちょっと位慣れて欲しいし。

[だいぶ荒療治ではあるが、
 ただの紳士ではないことも知っておいてもらいたい]


 ───、っ

[暴れだしたいけど、暴れないでくれと云われてしまった。(
 先に釘を刺されては、何も出来ないし。
 そんなことよりも心臓がばくばくとうるさくて。

 囁く声に更にぎゅうと身を寄せて。
 おかしくなってしまうような感覚を堪えようとする。
 なのに、耳に落ちる感触は…。]

 ……、っ…!

[触れられた耳先は真っ赤に染まり、腕の中で体はプルプルと震えて。
 優しいだけの王子様じゃないジェレミーの服を。
 小さく噛み締めて、声を出さないようにした。]


[小動物の雛を手の中に閉じこめたら、こんなだろうか]

 本当に嫌なら、ちゃんと教えて欲しい。
 でも恥ずかしいだけなら、やめないから。

[とは言いつつもだいぶ手加減はしているのだ、これでも。
 腕の中で震えるミイユの背中を撫でたり、
 さらさらの髪を指で梳いたり、
 今日は濡れていないから触りたいだけ触る]

 (もっとすごい事したいなんて言ったら)

 (ミユ倒れるんじゃないか?)

[やはり段階を踏んで慣れてもらうしか、
 方法は無さそうだった]


【人】 掃除夫 ラルフ

[頬と手が擦り合わせられ、上機嫌で羽を揺らした。>>40
このままだと食べづらいだろうから手を離そうとして額へのをキスを思い出す。にこりと笑ってから掌に唇を押し当て、ヤニクの手を解放した。やられっぱなしは性に合わない。]

嘘ついてどうするの?
あはは、ごめん。何だかヤニクさんが可愛いなって思ってさ。

[あからさまにいじけられ、怖くないと言った言葉を信じて手を伸ばす。恥ずかしそうに顔を覆っている隙を狙いフード越しに頭をぽんぽんと叩いてやった。]

夜遊び?いけないんだ。
声かあ。僕もこの前から変な光景が見えるんだ。
その夏の使者さんが妖精を乗せるチヴェッタの中が。

[仲の良さそうな妖精達が乗っていたりしたんだよとパンを千切って口にする。きちんと飲み込んでから何か言おうとした時。
誰かが扉を叩いて叫ぶ声が聞こえた>>41]

ヴェラさん、どうしたんだろう。

[慌てて扉を開けてヴェラを中へと招く。空腹を訴える彼にはその場で簡単に朝御飯を作ってやった。サイラスが家にいないと聞き、どうしたものかと頭を抱える。ジェレミーがいなくなったからトレイルが心配だと言って食べ終えたらそこに行こうとヤニクと相談を始めた。**]

(42) 2014/05/18(Sun) 02時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/05/18(Sun) 03時頃


 や……っ!!

 (だったら、殴ってる!)
 (ばか…!!)

[思わず声を出してしまって、それが拒絶にとられただろうか。
 背中を撫でる手が、髪を梳く指が、離れてしまうだろうか。
 今のは拒絶ではないんだと、背中に手を回して体を寄せる。

 もっとなんて考えもつかないから。
 そんなときが来たら、卒倒してしまいかねないが。
 いまはまだ、抱き合う体温を離したくも離されたくもなくて。
 潤む黒い宝石を、ジェレミーの方へ向けて見つめた**]


メモを貼った。


[や?
 拒絶のような声が上がるが、
 ミイユが逃げる様子はなくむしろ距離は縮まる。
 抱きつかれているということは、反射的に出た声だろう]

 いいんだ。

[ぎゅうと抱きしめると見つめる黒い宝石、
 潤んできらきらしているから、覗きこむと顔はとても近づいて。
 ごく自然に軽く、唇を重ね合わせていた**]


メモを貼った。


[目と目が、瞳が重なる。
 縮めた距離、二人の間にあるのは高鳴る胸の音ひとつ、ふたつ。]

 (す、き。)
 (ジェレミー、すきだよ。)

 [なにがいいのか、わからないけれど。
 微かに小さく、こくと頷く。
 彼の瞳の色をきちんと見るよりも前に、瞼はきゅうっと閉じてしまっていた。
 顔が近づいてくるから、息まで止まって。

 唇が触れあう。

 初めてのことに、体はぴくんと跳ねる。
 唇が離れれば自然と瞼が動き、ジェレミーをまた黒い瞳の中に映す。]

 ────っ、!

[途端に真っ赤になって、思いきり顔を逸らした。
 弱い力でぺちぺちと胸元を何度も叩く。]


メモを貼った。


柔らかく押し付けた唇が離れてすぐ、
 ミイユが真っ赤になって小さく暴れだした。
 痛くないから只の意思表示、にしても可愛すぎる]

 嫌じゃないんだろ。

[手を捕まえて指先にも唇を押し付けるだけのキス。
 構い倒したら逃げられてしまうだろうか、
 それでも追いかけてまた捕まえるのだけど]


メモを貼った。


 ──、─…!

[嫌じゃない、でも恥ずかしくて爆発してしまいそうだ。
 伝えるために胸をぺちぺちと叩いたのに
 その手まで連れ去られて、意地悪な王子様の口付けを受ける。

 指先に触れられただけなのに、肩が竦まった。
 恥ずかしすぎて、泡になって消えてしまいそうだ。]

 ば、……かっ

[真っ赤なまま、呟けたのはそのくらい。
 嫌じゃないんだろ、なんて、ものすごく意地悪な質問だ**]


ばかだって、自覚は十分すぎるほどある。
 でもそんな風にされる反応すら愛しくてたまらない、
 意地悪くもしたいけれど、沢山愛したいから]

 好きは免罪符にはならないけど言わせて。

 ミユが好きだから、馬鹿になってしまう。

[これくらいで照れていたらその先は……
 ゆっくりと事を進めないと本当に大馬鹿になる。
 ミイユを抱きしめ直すと、
 肩に額を乗せて今の幸せを堪能しているところ**]


メモを貼った。


[ばかと告げても、叩いても。
 拒絶の反応ばかり示すミイユを抱き締めてくるから。(
 嬉しいのに、嬉しすぎて素直になれないことがばれているんじゃないだろうか。]


 ──、ぅ……ん。


[抱き締められるだけでも、充分恥ずかしすぎて暴れてしまいそうなのに。
 何度も好きだときいて、心臓ははちきれそうだ。
 だからきっとおかしくなってしまったんだ。

 肩にのる額、こちらを向いた耳に口付けをしようと近付けて。
 結局できないまま、耳元で『うん』ともう一度囁いた**]


メモを貼った。


【人】 掃除夫 ラルフ

[細やかな仕返しは見事に成功したようで、固まったヤニクへしたり顔を向ける。>>43 唇に残った掌の感触がくすぐったくて、笑みは少しぎこちなかった。]

駄目だった?そっか…ヤニクさん男の人だし。

[首を傾げて頷く姿は嘘を吐いているようには見えないだろう。事実しか言ってないのだから当然だ。自分を見つめながら先程口付けた場所に舌を這わせる姿に鼓動が跳ねる。ヤニクから発するものが色香だということは純真な頭では分からない。何だか見てはいけないものを見ているような気分になるが、目を逸らせずにぼうっとした目で動向を見守る。]

ばか、じゃ、ないもん…!!

[言葉だけでの罵倒にようやく意識が追いついて来て羽をあべこべに動かし、テーブルに沈み込んだ。顔は木が冷たく感じるくらい熱く、頭から湯気が出そうだった。可愛いと言ってごめんなさい。でもそういう対抗心向けてくる所が可愛いんだよなとは言うに言えない。ちゃんと格好良い所もあるが、欲目というやつだろうか。]

ふふふ、冗談だよ。冗談。

[口ごもるヤニクを掌を見せて宥める。ヴェラに食事を作るついでに、テーブルに戻った時にヤニクの皿へ追加の肉を入れておいた。]

(53) 2014/05/18(Sun) 20時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ランタンが気に入り、名前を付けたというヴェラが何だか微笑ましくて緩く瞬きをした。>>44]

うん。聞きたいことがあって。
もしサイラスさんが夏の使者ならなあって話をしてたんだ。
……えっ、ヴェラさんそれ本当?そっか。ありがとう。

[そうして中断していた話を再開するとヴェラからサイラスが夏の使者だという話を聞き、ヤニクと顔を見合わせた。嘘を言っているようには思えないし、その必要性も感じない。今一番知りたかったことを教えて貰ったからと笑顔でお礼を言った。

食事を終えたヤニクが食器を洗い、話がしたいから部屋を貸して欲しいと言う願い出に間を置かず頷いた。>>45>>46

置いて行かないでと言われ、大丈夫だから安心してねと声を掛けて見送った。後片付けをし、しばらくして部屋から飛び出て来たヴェラに面食らった。>>50
咄嗟に呼びかけたがそれも聞こえていないらしい。何だか泣いているように見えたのは自分の目の錯覚だったのだろうか。
経緯は分からないがヤニクが泣かせたりしたのだろうか。複雑な表情で出てきたヤニクを出迎えた自分もどういう顔をしていいか分からなかった。]

(54) 2014/05/18(Sun) 20時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/05/18(Sun) 20時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

[何となくでヤニクの頭をぽすぽすと撫でてやる。どうしてかは分からないがそうした方が良いと思ったから。]

ヴェスパタインさん。僕たちちょっと出掛けてくるね。
夏の使者さんに聞きたいこととか色々とあるから。

[自分の食器を洗い終えるとヴェスパタインにそう告げて、彼の昼御飯を用意してから家を後にした。]

(62) 2014/05/18(Sun) 21時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

― 自宅→外 ―

[外に出れば日光の眩しさに目を細める。見えなくても手を伸ばせばすぐに握れただろうか。]

どっち先に行こうかな。

[サイラスの家と、トレイルとジェレミーの家。首を傾げればサイラスの方が良いとヤニクが口にした。ジェレミーがいなくなったから今はサイラスに頼っているのだろうか。
駄目だったらもう片方に行けば良いだろうと楽観的に考えてサイラスの家へと足を進めた。]

(63) 2014/05/18(Sun) 21時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/05/18(Sun) 21時頃


ミイユのドキドキが伝わって、
 つられるように自分までドキドキしてきて。
 耳元に落とされる小さな声にぶわりと体温が上がる。
 このまま押し倒してめちゃくちゃにしてしまいたい、
 でも少しばかり特殊な性癖まで晒したら
 流石に本気で泣かしてしまいそうだから、まだ我慢]

 もう一度、するよ?

[今はまだ子供のような触れ合いでミイユを慣らす、
 夜までこうやってくっついていたら
 そして抱きしめて眠ることが出来たなら
 明日はちょっとだけ先へ進めるだろう。

 宣言の囁きを落としてから、ちゅっと唇を奪った*]


メモを貼った。


【人】 掃除夫 ラルフ

― サイラス宅 ―

[何かを振り切ろうとするヤニクの背を押そうと、言葉の代わりに手を強く握り返す。>>72
家へと近付く内に楽しげなトレイルとサイラスの声が聞こえてくる。どうやら無駄足は踏まずに済んだらしい。]

サイラスさん、トレイルくん。
話があって来たんだけど今大丈夫?

[邪魔したような気になってしまい、遠慮がちに扉をノックして声を掛ける。応対してくれたのはどちらだったか。]

(76) 2014/05/18(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[開口一番のサイラスの言葉に、まるで心の内でも見透かされたような気分に陥る。>>78
困ったように眉を下げたがヤニクがいる以上情けない姿は見せたくないとすぐに顔を引き締める。>>79]

乗りたい、けど……ヤニクさんと一緒がいいんだ。
こういうのって認められてない?
我が儘かもしれないけど置いてきぼりにしたくない。

[サイラスを前にはっきりと言い切る。いきなりそんなことを言った自分にヤニクはどんな反応をしたか。一緒に行きたいと先に話すべきだったかと後悔し苦笑した。でも逆の立場ならヤニクについて行きたいと思っていたし、同じ気持ちなら良いなとヤニクをちらりと見た。]

(80) 2014/05/18(Sun) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[挨拶をしてきたトレイルには笑顔で手を振り応じる。>>81 邪魔をしてごめんね、と視線だけでお詫びをしておいた。
ごくりと唾を飲み込み、見極めるような口振りのサイラスが何かを言うのを待った。>>82]

良かったあ。駄目だって言われたらどうしようかと思ったよ。

[答えを聞けば安堵したように顔を緩める。聞き慣れない名はジェレミーと一緒にいた妖精の名前なのだろう。隣にいたトレイルからも同意を得られ、ありがとうと囁く。>>83]

あー…んっと、乗るのが明日の朝だと多分準備が間に合わないから出来れば明後日の方が助かるかな。

[答える間にサイラスが手を握れば>>84少し寂しそうなトレイルの表情が変わった。>>87
怪我をしたトレイルを手当てしていた時と似た、でもあの時より慈愛に満ちた表情に鈍いなりに二人の関係を察する。]

……あ。ヤニクさん。一緒に乗って欲しいけどいいかな。
言う順番が逆になっちゃってごめんね。

[思い出したようにヤニクの手を両手で掴み、真っ直ぐ目を見据える。ここで断られたらどうしようか。その時は頭を下げるなり必死に頼み込んでやろうと考えていた。]

(90) 2014/05/19(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[悪いことをした訳でもないのに、何故かサイラスの反応にほんの少しだけ申し訳なさが込み上げる。>>91]

オスカーさん?僕もそれが良いと思うよ。
眠りの力は色んなことに応用が効きそうだし。

[オスカーは普段こそ眠そうにしているが、眠れないで困っている妖精を見つければすぐ助けている姿を見かける。夏を運ぶ仕事にも上手く役立ってくれそうだと自分からも推薦した。]

(94) 2014/05/19(Mon) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[びくりと体を震わせたヤニクの手を更に握り締める。>>92
不安の滲む声には首を振り、はっきりとした声音で。]

ヤニクさん″で″いいんじゃない。
ヤニクさん″が″いいんだ。
放っておけないし、放っておきたくないし。ヤニクさんといると我が儘な自分がどんどん出て来ちゃって困るよ。

[どう責任を取ってくれるの?と咎めるように言い、その様子にヤニクが慌てたならいつものように笑い声を上げただろう。]

(95) 2014/05/19(Mon) 00時半頃

[重なりあう鼓動は歌を重ねたような響き。
 自分のものと、もうひとつ聞こえるのはジェレミーのもの。()]

 どきどき… ──し、てる。

 (ぼくだけじゃない…?)

[好きだからばかになるなら。
 もしかして、自分もそうなるんだろうか。
 我慢していることも知らないまま、また落ちてくる囁きに身を固くした。

 子供のような触れ合いも、今までに経験がない。
 また唇が重なって、微かに吐息だけが漏れた。]

 ──も、 や……ぁ

[このままでは心臓がもたない。
 顔は真っ赤で、瞳は滲ませたまま。
 離れる唇に懇願するように、囁いた。]


メモを貼った。


軽く触れるだけでも真っ赤になるミイユ。
 可愛いけれど本当に限界が近そうで、
 懇願の声に少しだけ眉を下げ]

 わかった、今日はキスだけにしよう。
 毎日したら流石に慣れる……筈だし。

[つまり毎日キスする宣言をさらりとしつつ、
 とくとくと早い鼓動をさせるミイユを抱き寄せた。
 ベッドは一つなので添い寝はすることになるが
 そのことはまだ黙っておこう]


【人】 掃除夫 ラルフ

[サイラスとトレイルの二人を見て自分の後ろに隠れたヤニクを可愛いなと思ったのは自分の中の秘密にしておこう。>>97
服を握り締める感触に頬を緩ませ、顔が見えないのは嫌だからと話す時は首を回して表情を逐一窺っていた。
トレイルの素直な言葉には>>96]

そういうこと。先に言わなかったから驚いているのかもね。

[道中に言えば良かったかなと今更ながらに後悔はある。
目の前で決まった船行きの妖精。>>98
明後日は自分たちが乗るのかと思うと神妙な面持ちで、読めはしないが手紙の上に広がる小さな文字を眺めた。]

(101) 2014/05/19(Mon) 01時半頃

[ミイユの声に、目の前の近すぎる表情は眉を下げた。(
 悲しませてしまったのかと思うと心苦しくもあったが。
 これ以上は本当に倒れてしまうかも知れなくて。]

 ──あ、り  がと

[ごめん、はなんだか違うだろうし。
 わがままを聞いてくれてありがとう、と呟いたけれど。 言葉にしてから、なんだかそれも違う気がした。
 あまり喋らないからか、言葉は難しい。]

 (それは、毎日する…ってことか?)
 (キスだけにって、これ以上なにか…するのか?)

[だめだこれ以上考えてはいけない。
 抱き締められてしまって、思考回路もショートしてしまったので
 そのまま暫く体を預けていた。
 ベッドがひとつで添い寝に寝るなんて、勿論まだ知るはずもなく。]


[ミイユはどうやら思考の容量を超えると大人しくなるようだ。
 腕の中で静かになった姿を見てなるほどと思いつつ、
 この船旅の最中ずっとこの部屋で過ごすからには
 ほぼ生活の全てを共にするという事実に
 まだ気づいていないのではという不安も感じた。

 狭くないとはいえ一人部屋。
 食事はルームサービスのようなものがあるらしいが、
 他人との生活をしたことが無さそうなミイユは
 いろいろな姿を見せることに抵抗もあるのではないだろうか]

 (一緒にお風呂、なんて言ったら叩かれそうだし)

[それは将来の夢に、残しておこう]


【人】 掃除夫 ラルフ

[くしゃりと一瞬だけ歪んだ表情。>>99
すぐ恥ずかしがったり、泣きそうになったり。そういう直情的な反応は見ていて楽しく、哀しむ姿はさせたくないと思う。]

だったらもっと我が儘言っていいんだからね。
なんと言うか……我が儘言いたくなるくらい、僕のこと見てくれてるんだなって嬉しくなるからさ。

[手をつつけば握っていた服を離してくれただろうか。向き合うとヤニクの頬を掌で包み、額同士をこつんと押し当てる。息の掛かる距離は恥ずかしいがその分伝えたい言葉があるから今は我慢してもらおう。]

そうだなあ。いっぱい考えてやってみたらどうかな?
ヒントは出さない代わりに時間は無制限ね。

[そうすればお互いにずっと一緒にいる名目が出来るし、なんて恥ずかしいことをさらりと言ってのけた。]

質問に質問で返すのも悪いんだけど、僕が男でもし昔に悪いことをしてたらヤニクさんは嫌ったりしたの?
過去も大事だけど、過去を見てばかりだと折角外が晴れてても気付かないままだよ。今や未来はもっと大事なんだから。

[女の人を泣かせてばっかりだったらちょっぴり軽蔑するけど、と舌を出してからかう。人の家でくっつきすぎた、と気付くのはもう少し先。**]

(102) 2014/05/19(Mon) 02時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/05/19(Mon) 02時頃


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