人狼議事


256 【突発RP村】胡蝶の夢

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[
  われわれの心の喜びはやみ、
  踊りは悲しみに変り、
  われわれの冠はこうべから落ちた。
  わざわいなるかな、
  われわれは罪を犯したからである。

       『哀歌』 5章 15〜16節
                    ]


[
 犯人捜しが始まるのを耳に、
 生きたい、と思った。
 初めての恐怖の中、
 死にたくない、と思った。
 初恋の君の亡骸を前に、
 もう戻れないのだと、人としての感情を切り捨てようとした。
 その為に友と呼んだ女を騙した。
 

 ……この三年間の孤独は辛いものだった。
 初めて同じ存在と出会い、
 多分己は、生きてみたかったのだ。
 あの男と、もしかしたら、彼女とも。
                             ]


[それもやはり、相応でない夢だったのでしょうね。]


[一人と一匹が命を奪われ、吹雪は未だ檻となり。
それでも尚、陽は昇り、一日は再び始まる。
血錆の臭いを纏って。]


    ……

[それは、食堂にいた。]


[それは、生前の姿のまま。
傷や、跡は見当たらず。
けれどそれは、酷く虚ろな目をしている。]


  ーー……

[そしてそれは、紡ぐ。
生者には聴こえぬ音を。]


[肉体を喪ったそれが紡ぐのは不規則で、不安定な歌だった。
少年のように、青年のように、獣の唸り声のように。歌声は纏まりを持たない。
時折、すすり泣くような音すら混じる。]


    ーー……


[ああ、これは讃美歌。
        葬儀の、為の。*]


メモを貼った。


[ふわりと身体が軽く感じられる。
わたしはそこに在るはずで、けれど何かが無いようで。]

 ああ、眠ってしまっていたのかしら──…。

[運んでくれたのはきっと、やさしい誰か。
眠るわたしを見つめる“わたし”の意識は
不思議なくらいに覚醒していた。

 今日も自分で起きられたんだわ。
  ねえ、母さん褒めてくれる?

鮮明に映る現実に怖がりも悲しみもしなかった
これが、わたし。──… 目を覚ますことは
いつまで待ったって、もう、ない。

ただ心が空っぽになる、ひどく虚しい心地。 

     ───…ああ、早く、
        早く家に、帰りたい。  ]**


[歌い烏は思い出す、最期の時を。
愚かなこと、彼の狩りを見たいと言ったのに。眠りこけてしまっていた。
たったひとりの犯人として此処に在ることは、家族だった女を騙すのは。
自覚は薄けれど確かに精神を疲れさせるものだった。]


[
最後にカラスに火を放ったのは、最期に俺が見たものは。

           愛らしい、華のようなお姫様。**]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[肩の辺りに感触を感じる。
おぼろげに覚醒した意識へ、凍えるような床の冷たさが襲いかかる。]

なぜ、僕はこんなところに?

[目線が床の位置でも、食堂ではないことは一目でわかる。
顔を床に擦り付けるように首を捻れば、心配そうにこちらを見るアイリスの顔があっただろう。
看板娘のきつけで徐々にはっきりし始めた意識であったが、思考を巡らすことはかなわなかった。
よろめきながら立ち上がろうとすれば、視界は自ずとベッドの上の少女を捉えるだろう。]

ハナちゃん?

[立ち上がろうと力を入れた足から、まるで操り人形の糸が切れたように力が抜け落ち、膝をつく。]

アイリス、教えて欲しい。

僕はこの部屋で一体何をしていた?

(60) 2016/11/16(Wed) 13時頃

メモを貼った。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[アイリスに支えられて辛うじて床に手をつけば]

そんな、僕は。

[ やっていない。そんなことするはずもない。
僕が守ると誓ったのに。

怒り狂って目の前の彼女にに掴みかかる、ことはできずに。

ぼんやりとアイリスを見つめた瞳には、吹き消されたランタンのように光はなく。]

僕が人狼なのか。

[口にしてしまえば、それは体中に反響した。]

(82) 2016/11/16(Wed) 19時頃

[
今も己の遺骸の傍らで。
まるでもう何もかもに興味を亡くしたみたいに、生者の姿にも反応をせず
歪む歌声を息継ぎ一つ無く響かせるばかり。

その虚ろな目が不意にひとりを捉え
ふ、と表情が緩んだ。
生前はその男に向けたことは無かった、穏やかな。

赤く伝わる感情に、
うれしいな、って。確かにそう感じて。]


[未熟で、迷惑をかけて、出会ってすぐに死んでしまっても。
同族として、仲間だと思ってくれているのだろうか。
もしそうならば、獣としての己は孤独ではなく生きられたのだろう。
その怒りは、亡者への細やかな救いだった。]


[ぼんやりと横たわるわたしを見ていた。
落ち着いた心で、冷静な瞳に
眠るそれはとても安らかな表情に見える。
不似合いに散らばるからだの欠片を拾い集める姿があった。
撫ぜる手に、見ているだけのわたしが何かを感じることもなく。]

 わたしの子ども?

[子どもの作り方などわたしは知らない。
ばらばらな身体を集めるんだろうか。
何をしようとしているんだろう。
ひとり、首を傾げた。*]


[けれどすぐにその変化も
男達の話し合うような、争うような会話を前に消え失せる。

ケヴィンが去った後、苦しむような表情を、仲間が見せた。

己がそんな顔をした時、家族だった人間はどうしてくれたか。

思い起こせば考えずとも自然身体が動いていて
その金色に向けて伸ばした手は、……触れることなくすり抜ける。


その目には映ることなく、仲間は去っていった。*]


[アイリスのお姉さんが去ったあとで、
今度はヴェスパのお兄さんがわたしの元を訪れた。
けれど目にした現実を、彼は受け止めきれずにいたのか
狂ってしまったかのような笑い声をあげる。
そうして崩れ落ちた身体を、咄嗟に支えようとするけれど
軽いわたしの身体では、腕では それが叶うことはなく。
無力なわたしはその先を ただ見守るだけだった。

“人狼”と口にした言葉には少し驚き、
けれどそれ以上の感情はない。
誰がわたしをこうしたのかを、眠ったわたしは見ていない。
囁くアイリスの声を気付かれず確りと耳にすれば
ぱちり、目を丸くしたか。

こわい“人狼”が
やさしいヴェスパお兄さんなら、少し悲しいかもしれない。*]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[思い返すは、幼き頃の記憶。
彼の思い出の中には優しい母がいた。
いたずらをして怒られた時も、我が子の反省を読み取れば、頭を撫でてくれた。

そんな母がある日蒸発した。
もう15年も前になるだろうか。
何の前触れもなく、何も痕跡もなく、ただただ消えた。
その日を境に、父は自分へ厳しい態度を取るようになっていたように思う。

母に一体何が起こっていたのか。
もしや、僕が原因だったのではないか。
頭の片隅でホコリを被っていた感覚が、今は彼の思考を支配していた。]

(100) 2016/11/16(Wed) 22時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2016/11/16(Wed) 22時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[なぞかけを解く時にように集中はしていなくとも、普段であればアイリスの言葉にこう質問しただろう。
あなたも、とはどういう意味ですか、と。

ただ、今は複数犯だとか、協力者だとか、そんなものはもはやどうでもよかった。]

美味しい?ハナが?

[人を喰らって幸福を感じるなど、そんなものはもはや人とは呼べないだろう。
ましてや相手は自分が守りたいと願った、幼き少女なのだから。]

何が大丈夫なものか!僕は化け物かもしれないんだぞ!
わからない、わからないんだ、もう何も。
アイリス、僕はどうすればいいんだ?

[湧き上がるは怒り。己への怒り。
こんな時でさえ、何も自分では決めることができないのか。]

(102) 2016/11/16(Wed) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[頭の中が混沌としている。
人狼、ハナ、アイリス、自分、林檎。
アイリスの言葉は、僕をどんどん暗闇に沈めていく。]

人と人狼は一緒じゃない。人と人も一緒じゃない。
一緒ではないんだ、僕と一緒にいてはいけないんだ!

[まるで敬虔な信徒のような言葉を紡ぐアイリスに、喚くように話続ける。]

(108) 2016/11/16(Wed) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ハナちゃんとの子ども?
一緒に子どもを作る?

[突拍子のない質問に、一時的に混沌は混乱に変わる。
子どもはコウノトリが運んでくる、なんてお話が絵空ごとであることぐらいこの男でも知っている。
あの商人は、彼の知らない世界をたくさん知っていた。そしてそれを酒の肴にしながら彼をからかうのだ。
子どものできかたも、そんな肴の一つだったと思う。]

アイリス、君は一体何を言っているんです?
そんなこと、今はもう無理に決まっているじゃないか。

[死んだ人間に子どもは作れない。
アイリスがその前提をきっかり半転させているなど、誰が想像できようか。]

(111) 2016/11/16(Wed) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

もういい、やめてくれ!

[極限まで追い込まれると、人はすがれるものならなんでもすがる。
すがれるものがなかったら、後は壊れていくだけだ。
男はアイリスを置き去りに、自室へと走った。
手に取るべきものがある。
鍛冶師であった父から褒めてもらえた最初で最後の作品。

熱した鉄を打つための槌。
家を飛び出した時も、放浪の時も、手放さなかった。
今は無用の長物とかした宝物。

狂乱の炎がともった瞳は、人が大勢集まっているだろう食堂への道だけを見つめて。]

(120) 2016/11/16(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[槌を引きずるように食堂へ現れた男は、人々の目にはどのように映っただろうか。
狂気に奔った人間か、はたまた人とは違う化け物か。]

皆さんに決めていただきだい。

[男は静かに、しかしはっきりと話し始める。
いつものように、委ねる問いを。]

僕は人狼かもしれないのです。
だが、わからない。もう何もわからないのです。
だから、決めて欲しい。

僕のはらわたを引きずりだし、ハナちゃんだったものがあるかを確認するか、

ここにいる、僕が決して疑えない人以外を、僕がこの槌で殺しつくすか。

さぁ、決めてください。

[男の表情は悲しくも安らかであったか。]

(121) 2016/11/16(Wed) 23時半頃

[いや、正確には去ろうとした。
それが叶わなかったのは、仲間とかち合った女と狂乱に呑まれた男がやって来たから。]


   …………。

[歌は、遂に途切れる。
その目は確かに、彼等へと向けられて。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[自警団の男はかくも冷静だ。
これから罪を犯そうとする人でも、彼の言葉に我を取り戻すことはあるだろう。
だが、理性の留め具が外れたこの男に、もはや理論は関係ない。]

ハナちゃんを殺した人狼を許せるでしょうか?

[男は首を横に振る。]

ジェフさん、あなたは誰が人狼か知っているのですか?
知っているのであれば、僕はそいつを殺すでしょう。
知らないのであれば、疑わしきを削るしかないのです。
もちろん、それが僕自身だとしても。

(130) 2016/11/16(Wed) 23時半頃

[今や面影の無い程に心を乱されている顔馴染みの職人の声
誰を殺しても生きたかった己、
少女を殺めた可能性を自らに見つけ、そう口にする男。
果たしてそれは、男が狂ってしまったから、その一言で済む差なのだろうか。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[外套から一冊の手記を取り出すと、テーブルの上へそっと置く。
ローズマリーとケヴィンの姿を捉えれば、少し安堵の顔を浮かべた。]

ローズマリーさん、ケヴィンさん、僕はあなたたちを信頼している。

[初めて神に祈りたい。この二人の無事を。]

(136) 2016/11/17(Thu) 00時頃

…………。

[そして、俺は君の言葉に首を横に振る。
君がどうして此処へ来たのか、分かっているんだ。
だっておれは、君の家族だからね。

へなりと腰を降ろす姿を俺は見ていた。
もし、触れられたとしても。手を伸ばすことはしなかっただろう。]


[お姉さんとお兄さんの会話、
部屋を後にしたお兄さんはどこか様子がおかしかった。
大丈夫かしら、と、わたしもそこを出る。

ひたり、ひたり 階下へ降りる足取りは
確かなはずなのに、そこに音はない。
食堂へ向かう背中を追ってゆけば
人の姿と やがて口を開いた
ヴェスパタインの言葉を聞いただろう。]

 ──……

[自らを殺す、決意。
それが普通のものでないことは
子どものわたしにでもわかる。
許せない、とそこに居ないわたしを思い憤る言葉が嬉しい。

けれど優しいお兄さんが、どうしてわたしを?
ほんとう?と、思いはするものの
居ないわたしは、黙って見守る他にないのだ。*]


[君は未だに知らないね、君の相棒のおれはもう三年も前に死んでいたようなものなんだ。
君は未だに、俺に騙されたままだね。君の家族を二人も奪った俺に。


家族と呼んだ君を裏切り、『信じている』と囁いて。
そうまでして浅ましく繋ぎたかった命は、あっさりと絶たれた。

…これでは君は、意味もなく騙されたようなものだ。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ケヴィンの口から、人狼という言葉を聞けば、きっと胸を撫で下ろしただろう。]

―――あなたも人狼なの?

[アイリスの言葉が蘇ってくる。
キャサリンの言葉がたしかであるならば。]

アイリス、あなたも、というのは一体・・・・・・

[ポツリと呟くような言葉は、誰かの耳へ届いたか。]

(139) 2016/11/17(Thu) 00時頃

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